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7つの習慣J通信 - 創成館高等学校
7つの習慣J・授業報告レポート 創成館高等学校 第2学年 7つの習慣J通信 No.09 2016/7/20 発行 保護者各位 「7つの習慣 J」9時間目の授業が終了致しました。今回の授業は、 「終わりの形」を明確にし、それに向かって 活動することは、人生を成功させるための重要な要因の一つであることを理解させました。それによって、自分も 「終わりの形」を鮮明にして、物事に取り組もうという意欲が生まれる授業となりました。 それでは、9時間目「終わりを考えてから始める」の授業をご報告致します。 ◆9時間目の内容は…◆ ≪終わりを考えて始めるとは?≫ 生徒にとっては目の前の宿題や試験、部活動などに専念することで、日々充実していると思いがちです。しかし、真の充実感 とは自分が望んでいる将来に向かって、一歩一歩前進しているときではないでしょうか? 燃え尽き症候群という言葉があります。 一生懸命努力していたけれども、ある日気が付くのです。自分はいったい「何をしていたのだろう?」「何でここにいるのだろう」 「本当はこんな予定じゃなかった」など。これは、大人にとっても耳の痛い話ではないでしょうか? そうならないために、今すぐに人生の目的「終わりの形」をイメージすることが重要です。「終わりの形」を明確にし、それに向か って日々努力する習慣を身に付けることは、人生を成功させるために最も効果的な習慣です。 ≪終わりを考えずに始めるとは?≫ 授業では、 「旅行に行くとしたら何を持って行きますか?」という設問をし、各自旅行に行くときの持ち物を書き出しま した。次に、その旅行は「南極1週間の旅」であることを知らせました。そうすると自分が書いたリストでは事足りない ことが分かります。生徒は、この演習を通じて「終わりを考えてから始める」ことの重要性が理解できたようです。 そして、旅行だけでなく、人生や物事に対しても、 「終わりの形」をしっかりイメージしていないと、効果的な成果は出 せないことを理解しました。 ≪人生の設計図≫ 次にメジャーリーグで活躍しているイチロー選手が、小学校6年生のときに書いた作文を紹介しました。イチロー選手 は6年生でプロ野球選手になるという「終わりの形」をイメージし、その実現のために「3年生の時から今までは、365 日中、360 日は、はげしい練習をやっています」と何をどれだけがんばればよいのかが書かれています。他にもプロゴル ファー石川遼選手やサッカー本田圭佑選手の作文も紹介しています。 このような自分の目標「終わりの形」があり、そこに至るまでのプロセスもイメージした物を7つの習慣Jでは、 「人生の設計図」といいます。 ≪ 今週のチャレンジ ≫ さて、今回生徒が取り組むチャレンジは、 将来の夢や実現したいことについて、 『私の人生の設計図』というタイトルで作文を書こう! ©2016 FCE Education Inc. All rights reserved. 7つの習慣J・授業報告レポート ◆授業後の生徒の感想(生徒の感想シートより)◆ 「自分がこうなりたい」じゃなく「なる」という目的を考えてからそれに向けて、具体的にどうや っていけば成功するか自分で考えることが大切だと分かりました。夢は自分の手で掴むもので、人 にも頼れないので自分が行動するしかないなと思った。 今日の目的を定め、「終わり」を考えて何をすればよいか考えるということを習った。自分はまだ 明確な夢はないけれど、これを機に考えてみようと思った。自分は人の役に立ちたいので、そのた めには「家族の喜ぶようなことをする。」というように、“そのためには”と考え、行動していく ことが大事だと思う。もっと模索し、自分にとって最もいい方法を見つけていこうと思った。 私は今まで、Wings 手帳を書く際、初めに予定(すること・内容)を書いてから行動するのではな く、その時その時、その場で何をするのかを決め、それが終わった後にそのやったことに対する、 感想を書いていました。ですが、この方法では目標もするべきことも明確ではなく、本当にした方 がよいことができていないのではないかと今回の7つの習慣 J を受けて思いました。これからは最 初に目標をたて、するべきことを具体的にしてから行動しようと思います。 「終わりを考えてから始める」のは、私にとって本当に大事なことだと思いました。授業の例のよ うに私は目の前のことについていくことばかり考えて、将来のことをあまり考えたことがないけ ど、このままだとあやふやに生きていくことになるので、しっかり見据えてから目標に向かってい こうと思いました。本田選手のように、「言い切り型」の目的を考えようと思います。なりたい自 分になれるように、頑張ろうと思いました。 自分も、テスト勉強の時など、「ここまでやる」とか目標を決めることを忘れていた時があり、中 途半端にやめてしまったりしていました。それでは、効率も悪いということを改めて知ることがで きたので、ものごとの終わりからまず決めて、しっかりとした目標・目的をもち、行動を起こせば と思います。これからは「なりたい」とかいう言葉は使わず、「なる」や「やる」という言葉を使 えるように意識します。 次回の授業は「一番大切なことを優先する」です。 次回の授業は、 「大切なこと」と「そうでないもの」を 区別する力をつけるための授業です。 「終わりの形」に最短距離で近づくことができるように なる習慣を学びます。 次回の授業をどうぞお楽しみに。 ©2016 FCE Education Inc. All rights reserved.