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FPU NEWS 第78号

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FPU NEWS 第78号
県
ト
ピ
http://www.fpu.ac.jp/index.html
大
ッ
ク
■発行/公立大学法人 福井県立大学
2012年9月20日発行
福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島4-1-1
ス
TEL.0776-61-6000 FAX.0776-61-6012
ソフトボール部
全日本大会出場 !
9月1日
(土)
から3日
(月)
の3日間に渡り、
「第
ソフトボール部 部長 78
渡辺 貴弘さん(経営学科3年)
No.
平成24年5月の北信越予選で優勝すること
47回全日本大学男子ソフトボール選手権大会」
2012
ができ、悲願の全日本大会に私たちは出場す
が埼玉県坂戸市・鶴ヶ島市で開催されました。
出
ることができました。全日本大会には先輩が築
北信越大会を制し出場した本学ソフトボール
あったからこそ出場できたと思っています。
戦。本学は同点に追いつかれての一回戦敗退と
きにプレーする選手にも、
ベンチで試合に出場
見事な先制点をとり、
もてる力を発揮しました。
サポートしてくれたマネージャーにも、そし
いてくれた土台と仲間との絆、チームワークが
場チームは全国から32チームにのぼりました。
試合に出場してチームの勝利のためにひたむ
部は第一試合、九州地区代表の福岡大学と対
する選手をサポートする仲間にも、常に部員を
なりましたが、初回、一死一・三塁からの重盗で
てわざわざ埼玉まで応援に来てくれた卒業
生と4年生にも感謝の気持ちでいっぱいです。
全日本大会では1回戦負けでしたが、
この先の全
国大会での1勝は後輩に託したいと思います。
福井県立大学広報
LCAP始動!∼海外中国語研修プログラムが始まりました∼
海外中国語研修プログラムLCAP(Learning
Chinese Abroad
Program)
のメンバーが、8月6日に中国上海師範大学に向けて出発しま
した。
LCAPは、2年次生を対象として実施される中国語の短期研修で、本学
の国際化の柱として本年度からはじまりました。
初年度研修メンバーは8名。上海師範大学で約3週間の語学研修を終
え、8月26日に帰国しました。
メンバーの佐藤弘晃さん
(生物資源学科 2
年)は
「日本語が通じない環境での生活は苦労す
ることもありましたが、実際の中国語や暮らしの
違いを体験できました。」
と語り、
これからの学び
に意欲を燃やしていました。
本学関係者の出版の紹介
水産ハンドブック
藻類ハンドブック
大泉 徹 執筆 講談社 定価 8,925円
安定的で持続的な水産資源の利
用の仕方を世界に広める、新たな
人材の導きとなるよう、水産分野
に関わる広範な知見を俯瞰する
書として出版されたものである。
190名を超える著者の一人とし
て、第4章 水産物の化学と利用、
4.9水産加工品各論の中の塩蔵品
神谷 充伸 編著 エヌ・ティー・エス 定価 39,900円
藻類について、基礎(系統分類、生
態、代謝生理、分子生物学、化学)
と応用(水産学、工学、医薬学)の
両方の知見を総合的にまとめた
書で、各分類群の特徴からバイオ
燃料の開発まで、最新の情報が集
積されている。
の項を執筆した。
福井県立大学は創立20周年を迎えました。
本学の明るく元気な姿をデザインした
新しいコミュニケーションマークは、
「F」
(緑)
「P」
(赤)
「U」
(青)をモチーフと
県立大学では、経営企画部研究・交流推進課
内に「地域連携相談窓口」を設置しています。
大学との連携に関する相談などを右記の直通
番号で承ります。
LCAP始動
1
世界初 ストレプトスリシンのメカニズム解明/震災復興プロジェクトに参画
2
小浜ニュース
Ocean’
s X スタート/OPEN CAMPUS 2012開催
創立20周年記念事業・ホームカミングデー
3
4・5
しており
「魅力ある大学」
「個性ある大学」
「開かれた大学」という、本学の 3 つの
基本理念を表現しています。
FPU NEWSに対するご意見・ご要望がありましたら、
下記アドレスまで
[email protected]
8
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
0776-50-6300
県立大学ホームページは
こちらから
教育紹介
経済学部の取り組み/吉林大学との学術交流
6
学生の活躍
7
県大トピックス/出版紹介
8
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
1
県大ニュース
生物資源学部 濱野 吉十 准教授
小浜ニュース
オーシャンズエックス
s X”スタート
Obama English Party“ Ocean’
世界初!抗生物質「ストレプトスリシン」
の生合成メカニズムを解明
福井キャンパスで昨年10月に開設された World Café 。
学生からの
「小浜キャンパスにもぜひ!」
の声に応え、今年4月
生物資源学部の濱野吉十准教授の研究チームが、抗生物質「ストレプトスリシ
ン」がつくりだされるメカニズムの解明に世界で初めて成功しました。
この研究
から Ocean sX が小浜キャンパスでスタートしました。
ル・バイオロジー)
』
に掲載され、国内外から高い評価を得ています。
語でのディスカッションやゲームなどを楽しみます。
次回のテー
活動は月・水・金曜日。常駐するインストラクターを囲み、英
論文は世界的権威のある
『Nature Chemical Biology(ネイチャー ・ケミカ
マの設定やメンバーの募集など、活動は学生主体で行われま
濱野准教授の研究チームが取り組んできた研究とは
1943年に発見されている抗生物質ストレプトスリシンは、病原菌や動・植物に
毒性を持ち、
そのままでは薬としての使用はできません。
そこで、濱野准教授とプ
ロジェクト研究員丸山千登勢氏からなる研究チームは、平成19年から、
ストレプ
トスリシンの化学構造を変えることにより、動・植物への毒性を緩和できないかの
研究を開始しました。
足かけ5年をかけたこの研究により、
濱野准教授の研究チームは、
放線菌が抗生
す。時にはインストラクターが差し入れてくれる海外のお菓子
濱野准教授からのコメント
実験系科学における画期的な発明・発見は、実験結
果から得られるものであり、
固定観念に支配された
頭だけで考えても良い成果は得られない。
今回の研
究成果は、
プロジェクト研究員の丸山氏が心血を注
いだ膨大な実験量から得られたものであり、
その努
力と情熱に心から敬意を表したい。
に舌鼓をうちながら、異国の話に花を咲かせる時も。
まだまだ
スタートしたばかりの OceansX 。
これからどんな空間に
育っていくのか、
今後の展開が楽しみです。
物質ストレプトスリシンをつくりだすユニークなメカニズムを、
今回世界で初めて解
明することに成功しました。
また、
このメカ二ズムを応用し、遺伝子操作により、病原菌への毒性を保ちなが
ら、動・植物細胞への毒性を緩和した新しい化合物(新しいストレプトスリシン)
を
生成する放線菌をつくりだすことにも成功しました。
本研究成果に関する学外有識者からのコメント
東京大学 生物生産工学研究センター
西山 真 教授
東京大学大学院 薬学系研究科
阿部 郁朗 教授
ストレプトスリシンは古くから知ら
れている強力な抗生物質であるが毒
性が強いため感染症治療薬としては
利用されてこなかった。これまでも、
製薬会社を中心に多くの研究者が毒
性緩和にチャレンジしてきたが、成
功した例はない。
また、基礎的な知見をベースに毒性
が緩和した「“非天然型”天然物」の創
成に成功したことは応用面において
も画期的な成果と言える。
天然には、ペプチド構造を有する抗
生物質や抗がん剤など医薬品のもと
になる化合物が種々存在する。これ
まで、多くの研究者によってその生
産メカニズムが解明されてきたが、
今回解明されたストレプトスリシン
のそのメカニズムは、極めてユニー
クであり、
また、
それを応用して毒性
が緩和された新たなストレプトスリ
シンを創製できたことは、画期的な
成果である。
Obama English Party Ocean s X とは
はま の
よしみつ
(右)生物資源学部 濱野 吉十 准教授
平成15年10月 着任
○これまでの主な受賞歴
平成22年度 日本農芸化学会奨励賞
平成20年度 日本放線菌学会浜田賞
(奨励賞)
まるやま ち と せ
(左)生物資源学部 丸山 千登勢 プロジェクト研究員
平成11年3月 福井県立大学生物資源学研究科
博士前期課程修了
(2期生)
○これまでの受賞歴
平成22年度 日本放線菌学会 ポスター発表賞
● 活動内容/ネイティブスピーカーと英会話を楽しみ、
異文化を理解するための学生主体の取り組み
● 活動日時/毎週月、
水、
金曜日
16時30分∼18時30分
● 活動場所/小浜キャンパス学部棟1F 教育GP推進室または
「つながりサンセット∼共有空間∼」
真夏のOPEN CAMPUS 2012 開催!
8月5日
(日)。今年も福井県立大学オープンキャンパスを開催しまし
た。連日35度を超す猛暑の中、開催当日も大変な暑さでしたが、945名
もの高校生、保護者の参加をいただきました。教職員、在学生による学
科ごとに工夫を凝らした説明や模擬講義が行われ、
また、今年の小浜
生物資源学部 宇多川 隆 教授
キャンパスでは、小浜市堅海にある
「海洋生物資源臨海研究センター」
東日本大震災復興プロジェクトに参画!
の見学ツアーも開催されました。
アンケートから
「これまで進めてきた研究が、復興支援に役立てられることになるのは、研究
者として大変嬉しい。」
そう語る宇多川教授が参画するのは、岩手大学「三陸復
● 受験に対する意識が高まりました。
絶対合格します!
興推進機構」
とキリンホールディングスの復興支援共同プロジェクトです。昨年
● 模擬講義の先輩の発表がわかりやすくて面白かったです。
開催の「イノベーション・ジャパン2011―大学見本市」
で、宇多川教授の発表
● World
復興にぜひ研究を役立てて欲しい」
とお話がありました。
● 経済と経営の違いが今までわからなかったが、
今日で理解することができた。
した速醸魚醤技術が岩手大学関係者の目にとまり、
その場で
「三陸沿岸の漁業
今回、宇多川教授に託された水産物は
「アワビの肝」。
貝類という初めての素材
でしたが手ごたえを感じた宇多川教授は、平成25年3月の完成を目指し、現在、
速醸魚醤技術を活かした「海鮮醤油」の開発に取り組んでいます。今後のプロ
ジェクトの進捗にぜひ注目してください。
2
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
Caféが楽しかった。
● とても美しいキャンパスで感動しました。
資料に書いてなかったことも詳し
く聞けました。
今日来てみて本当によかったです。
● カリキュラムが充実していて良かった。
また、自然に囲まれていて
(左端)
宇多川教授
(中央)
岩手大学藤井学長
(中央右)
キリンビールマーケティング
(株)
石田岩手支社長
良いとこ
ろだなと思いました。
4時間かけて来て良かったなと思いました。
● キャンパスツアーでは、
学校のいろいろな施設や各学部の実習室や実験室も
見学でき、
総合大学のよさを直に感じることができました。
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
3
県大ニュース
生物資源学部 濱野 吉十 准教授
小浜ニュース
オーシャンズエックス
s X”スタート
Obama English Party“ Ocean’
世界初!抗生物質「ストレプトスリシン」
の生合成メカニズムを解明
福井キャンパスで昨年10月に開設された World Café 。
学生からの
「小浜キャンパスにもぜひ!」
の声に応え、今年4月
生物資源学部の濱野吉十准教授の研究チームが、抗生物質「ストレプトスリシ
ン」がつくりだされるメカニズムの解明に世界で初めて成功しました。
この研究
から Ocean sX が小浜キャンパスでスタートしました。
ル・バイオロジー)
』
に掲載され、国内外から高い評価を得ています。
語でのディスカッションやゲームなどを楽しみます。
次回のテー
活動は月・水・金曜日。常駐するインストラクターを囲み、英
論文は世界的権威のある
『Nature Chemical Biology(ネイチャー ・ケミカ
マの設定やメンバーの募集など、活動は学生主体で行われま
濱野准教授の研究チームが取り組んできた研究とは
1943年に発見されている抗生物質ストレプトスリシンは、病原菌や動・植物に
毒性を持ち、
そのままでは薬としての使用はできません。
そこで、濱野准教授とプ
ロジェクト研究員丸山千登勢氏からなる研究チームは、平成19年から、
ストレプ
トスリシンの化学構造を変えることにより、動・植物への毒性を緩和できないかの
研究を開始しました。
足かけ5年をかけたこの研究により、
濱野准教授の研究チームは、
放線菌が抗生
す。時にはインストラクターが差し入れてくれる海外のお菓子
濱野准教授からのコメント
実験系科学における画期的な発明・発見は、実験結
果から得られるものであり、
固定観念に支配された
頭だけで考えても良い成果は得られない。
今回の研
究成果は、
プロジェクト研究員の丸山氏が心血を注
いだ膨大な実験量から得られたものであり、
その努
力と情熱に心から敬意を表したい。
に舌鼓をうちながら、異国の話に花を咲かせる時も。
まだまだ
スタートしたばかりの OceansX 。
これからどんな空間に
育っていくのか、
今後の展開が楽しみです。
物質ストレプトスリシンをつくりだすユニークなメカニズムを、
今回世界で初めて解
明することに成功しました。
また、
このメカ二ズムを応用し、遺伝子操作により、病原菌への毒性を保ちなが
ら、動・植物細胞への毒性を緩和した新しい化合物(新しいストレプトスリシン)
を
生成する放線菌をつくりだすことにも成功しました。
本研究成果に関する学外有識者からのコメント
東京大学 生物生産工学研究センター
西山 真 教授
東京大学大学院 薬学系研究科
阿部 郁朗 教授
ストレプトスリシンは古くから知ら
れている強力な抗生物質であるが毒
性が強いため感染症治療薬としては
利用されてこなかった。これまでも、
製薬会社を中心に多くの研究者が毒
性緩和にチャレンジしてきたが、成
功した例はない。
また、基礎的な知見をベースに毒性
が緩和した「“非天然型”天然物」の創
成に成功したことは応用面において
も画期的な成果と言える。
天然には、ペプチド構造を有する抗
生物質や抗がん剤など医薬品のもと
になる化合物が種々存在する。これ
まで、多くの研究者によってその生
産メカニズムが解明されてきたが、
今回解明されたストレプトスリシン
のそのメカニズムは、極めてユニー
クであり、
また、
それを応用して毒性
が緩和された新たなストレプトスリ
シンを創製できたことは、画期的な
成果である。
Obama English Party Ocean s X とは
はま の
よしみつ
(右)生物資源学部 濱野 吉十 准教授
平成15年10月 着任
○これまでの主な受賞歴
平成22年度 日本農芸化学会奨励賞
平成20年度 日本放線菌学会浜田賞
(奨励賞)
まるやま ち と せ
(左)生物資源学部 丸山 千登勢 プロジェクト研究員
平成11年3月 福井県立大学生物資源学研究科
博士前期課程修了
(2期生)
○これまでの受賞歴
平成22年度 日本放線菌学会 ポスター発表賞
● 活動内容/ネイティブスピーカーと英会話を楽しみ、
異文化を理解するための学生主体の取り組み
● 活動日時/毎週月、
水、
金曜日
16時30分∼18時30分
● 活動場所/小浜キャンパス学部棟1F 教育GP推進室または
「つながりサンセット∼共有空間∼」
真夏のOPEN CAMPUS 2012 開催!
8月5日
(日)。今年も福井県立大学オープンキャンパスを開催しまし
た。連日35度を超す猛暑の中、開催当日も大変な暑さでしたが、945名
もの高校生、保護者の参加をいただきました。教職員、在学生による学
科ごとに工夫を凝らした説明や模擬講義が行われ、
また、今年の小浜
生物資源学部 宇多川 隆 教授
キャンパスでは、小浜市堅海にある
「海洋生物資源臨海研究センター」
東日本大震災復興プロジェクトに参画!
の見学ツアーも開催されました。
アンケートから
「これまで進めてきた研究が、復興支援に役立てられることになるのは、研究
者として大変嬉しい。」
そう語る宇多川教授が参画するのは、岩手大学「三陸復
● 受験に対する意識が高まりました。
絶対合格します!
興推進機構」
とキリンホールディングスの復興支援共同プロジェクトです。昨年
● 模擬講義の先輩の発表がわかりやすくて面白かったです。
開催の「イノベーション・ジャパン2011―大学見本市」
で、宇多川教授の発表
● World
復興にぜひ研究を役立てて欲しい」
とお話がありました。
● 経済と経営の違いが今までわからなかったが、
今日で理解することができた。
した速醸魚醤技術が岩手大学関係者の目にとまり、
その場で
「三陸沿岸の漁業
今回、宇多川教授に託された水産物は
「アワビの肝」。
貝類という初めての素材
でしたが手ごたえを感じた宇多川教授は、平成25年3月の完成を目指し、現在、
速醸魚醤技術を活かした「海鮮醤油」の開発に取り組んでいます。今後のプロ
ジェクトの進捗にぜひ注目してください。
2
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
Caféが楽しかった。
● とても美しいキャンパスで感動しました。
資料に書いてなかったことも詳し
く聞けました。
今日来てみて本当によかったです。
● カリキュラムが充実していて良かった。
また、自然に囲まれていて
(左端)
宇多川教授
(中央)
岩手大学藤井学長
(中央右)
キリンビールマーケティング
(株)
石田岩手支社長
良いとこ
ろだなと思いました。
4時間かけて来て良かったなと思いました。
● キャンパスツアーでは、
学校のいろいろな施設や各学部の実習室や実験室も
見学でき、
総合大学のよさを直に感じることができました。
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
3
創立20周年記念事業
創立20周年記念事業
Homecomin g Day 開催
本学では、創立20周年秋の記念事業として、白樫祭に あわせ初めてのホームカミングデーを開催します。
ホームカミングデーとは、本学の卒業生、在学生 やそのご家族、地域の方々が、キャンパスに集まり
交流を深めていただく イベントです。
当日は、特別講演会や各学部等が趣向を凝らしたイベ ントを開催しますので、ぜひおいでください。
九頭竜川プロジェクト
学部等主催の20周年記念事業
白樫祭は、 小浜キャンパス 10月6日
(土)
・7日
(日)
、 福井キャンパス 10月13日
(土)
・14日(日)に開催します。
本学では、
創立20周年にあわせ、
福井のシンボルである九頭竜川を中心軸にそれにまつわる歴史、
民俗、
宗教、
文学、
環境、
地域社会をめぐる研究や活動を支援していく
「九頭竜川プロジェクト」
を立ち上げました。
今回のホームカミングデーでは、
特別講演
「九頭竜川探求の旅 ひと・歴史の〈つながり〉を求めて」を開催します。
経済学部
10月13日(土)16:00∼18:00
▶▶▶福井キャンパス共通講義棟L110講義室
● 特別講義 16:00∼17:00
特別講演会
九頭竜川 探求の旅
ひと・歴史の〈つながり〉を求めて
出典:中村継夫写真集
『空の散歩道、
永平寺町。
(2007年)
』
川は、あるものと別のものとを〈隔て
●日 時/平成24年
10月13日(土)
る〉と同時に〈つなぐ〉ものです。自然環
10:00∼12:00
境の保全では、森や川に加え、海、里、人
●会 場/福井キャンパス
との〈つながり〉を視野に入れることが
不可欠です。
また、日本の歴史に目をやると、九頭
共通講義棟 L108講義室
●参加費/無料
●申込み/聴講希望の方は、
下記あてにお電
話かFAXあるいはメールにて事
前のお申込をお願いします。
竜川流域は中心たる畿内にとって長ら
く周縁の地でした。
ですが周縁でありな
がら、歴史の節々では、まさにその周縁
を経由することで、
中央に大きな変革を
もたらしてきました。
九頭竜川流域は中
●お申込・問合せ先/
福井県立大学 大学戦略室
電話 0776-61-6000(内線)1055
FAX 0776-60-6011
e-mail [email protected]
央と地方とを
〈つなぎ〉
続けてきました。
さらに、
川ははるか昔から流域に生き
る人々の暮らしをつないできました。
舟
によって川上と川下、
両岸の人びとが空
間的につながり、
また川から広がる盆地
世界は、
日本の農村社会の原風景として
世代を越えた〈つながり〉を与えてきま
した。
九頭竜川とその流域を発端として、
多様なひとやものごとの〈つながり〉を
視野に入れながら、私たちが生きる世
界を捉えなおす試みに、ぜひご参加く
プログラム
開会挨拶 下谷政弘 福井県立大学長
講 演 安田龍司氏 サクラマス・レストレーション代表
「サクラマスが教えてくれたこと」
松浦義則氏 福井大学名誉教授
「歴史のなかの九頭竜川」
坂本育男氏 元 福井県立歴史博物館 副館長
「川とのつきあい―技術と思い―」
ま と め
北條蓮英 看護福祉学部教授
ださい。
主催/福井県立大学 後援/福井市、
大野市、
勝山市、
あわら市、
坂井市、
永平寺町、
NPO法人ドラゴンリバー交流会
4
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
「経済学部講義 延長戦 ∼卒業した君たちに言いたいこと∼」
● 交流会 17:00∼18:00
「ハタチの県大 みんなで祝おう」
「サクラマスが教えてくれたこと」
サクラマス・レストレーション代表
安田 龍司氏
山と海を行き来するサクラマ
ス。
その自然生産のための活動
を続けるなかで見えてきた九頭
竜川の現状と可能性。
気候変動
が予測される中、
九頭竜川に棲む多様な生命、
それらの連続性を守るために私たちに何がで
きるか?
「歴史のなかの九頭竜川」
福井大学名誉教授
松浦 義則氏
「崩川
(くずれがわ)
」
と称された
この川と対決した流域民の姿、
戦国時代の山の民の製品輸送と
関所、
農業用水をもたらす鳴鹿
(大堰)
の地域に
おける重要性、
村々をつなぐ渡船、
川での生業
などについて述べてみたい。
「川とのつきあいー技術と思いー」
元 福井県立歴史博物館 副館長
坂本育男氏
かつて九頭竜川に多く魚が遡上
した。
川で人びとはさまざまな
方法で魚を捕り、
山間に漁の村
さえ生み出した。
独特なエバ漁などさまざまな
漁の技術と川辺の暮らしを見、
さらに異界への
通路としての川を見る。
10月13日(土)15:30∼18:00
▶▶▶ 福井キャンパス交流センター3階多目的ホール
テーマ 生物資源学部の20年の歩みと次の20年を考える
● シンポジウム 15:30∼17:00
● 交流会 17:00∼18:00
※詳細はHPで 「けんだい・けいざい・はたち」http://hatachi.ecn.fpu.ac.jp/
今さら講義?と思うかもしれません。
でも、
今だからこそ、
大学の講義を聴いて
みると、
学生の時とは違った発見があるかもしれません。
変わらない自分を発
見するかもしれません。
あの辛口の先生は元気かなぁ。
海洋生物資源学部 10月6日(土)13:00∼17:00
▶▶▶小浜キャンパス交流センター
講演者紹介
生物資源学部
● 講演会 「科学技術・イノベーションと海洋国家日本」
講師
松見芳男氏(伊藤忠商事株式会社理事/元伊藤忠商事先端技術戦略研究所長)
● 懇談会 14:00∼15:00
● 交流会 15:00∼17:00
一般の方のご参加も
お待ちしています
県立大学生物資源学部設置時にご尽力された先生方をお招きして、
当時の
思いを語っていただき、卒業生、学生、教員と共に、
20年間の歩みを振り返
り、
次の20年に向けて、
何をなすべきかを語り合い、
交流を深めます。
看護福祉学部
10月14日(日)10:00∼13:00
▶▶▶ 福井キャンパス交流センター3階多目的ホール
● 講演会 「地域や世界で輝く卒業生」 10:00∼11:15
北野 進 氏/短期大学 第10期生(東京都立松沢病院) 平 七菜 氏/社会福祉学科 第1期生(グループホーム・ケアホームすまいる メゾン・ド・つばき) 酒井 美和 氏/社会福祉学科 第2期生(関西福祉科学大学) 臼井 茜 氏/看護学科 第2期生(東京都島しょ保健所八丈出張所)
手島 一輝 氏/社会福祉学科 第6期生
● シンポジウム 11:15∼11:45
イノベーションが不可欠といわれている現代、
世界はどのような方向を向いて
いるのかを提言していただき、
大学が必要とするイノベーションを考えます。
学術教養センター 10月13日(土)14:00∼17:00
テーマ 知ろう!語ろう!食べよう!教養!
● パネルディスカッション/グループディスカッション
● 立食パーティー
カリフォルニア大学バークレー校
「大学生活とキャリア形成」
● 懇親会 11:45∼13:00
一般の方のご参加も
お待ちしています
▶▶▶ 福井キャンパス共通講義棟2階 World
Café
在校生、卒業生、教員などの参加者によるパネルディスカッション・グループ
ディスカッションを開催します。
また、
印象に残る授業や先生、
開講してほしい
授業などのアンケート発表も行います。
ジェームズ・リンカーン教授 特別講義
「変わりつつある日米の雇用システム」開講
1980年代以降日米の雇用システムはどのように変わったのか、
それは雇用者と従業員にとって良かったのか?
分かりやすい英語でお話します。
● 日時:平成24年10月18日
(木)
10:40∼12:10
● 場所:共通講義棟L108講義室
● 対象:学生、
一般
ジェームズ・リンカーン教授プロフィール
専門分野: 国際経済および経営(特に日本の企業経営)/社会学博士
1997年∼2002年 カリフォルニア大学産業関係研究所所長
2005年∼2008年 カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール副学長
一橋大、
同志社大、立命館大等でも客員教授等を務める。
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
5
創立20周年記念事業
創立20周年記念事業
Homecomin g Day 開催
本学では、創立20周年秋の記念事業として、白樫祭に あわせ初めてのホームカミングデーを開催します。
ホームカミングデーとは、本学の卒業生、在学生 やそのご家族、地域の方々が、キャンパスに集まり
交流を深めていただく イベントです。
当日は、特別講演会や各学部等が趣向を凝らしたイベ ントを開催しますので、ぜひおいでください。
九頭竜川プロジェクト
学部等主催の20周年記念事業
白樫祭は、 小浜キャンパス 10月6日
(土)
・7日
(日)
、 福井キャンパス 10月13日
(土)
・14日(日)に開催します。
本学では、
創立20周年にあわせ、
福井のシンボルである九頭竜川を中心軸にそれにまつわる歴史、
民俗、
宗教、
文学、
環境、
地域社会をめぐる研究や活動を支援していく
「九頭竜川プロジェクト」
を立ち上げました。
今回のホームカミングデーでは、
特別講演
「九頭竜川探求の旅 ひと・歴史の〈つながり〉を求めて」を開催します。
経済学部
10月13日(土)16:00∼18:00
▶▶▶福井キャンパス共通講義棟L110講義室
● 特別講義 16:00∼17:00
特別講演会
九頭竜川 探求の旅
ひと・歴史の〈つながり〉を求めて
出典:中村継夫写真集
『空の散歩道、
永平寺町。
(2007年)
』
川は、あるものと別のものとを〈隔て
●日 時/平成24年
10月13日(土)
る〉と同時に〈つなぐ〉ものです。自然環
10:00∼12:00
境の保全では、森や川に加え、海、里、人
●会 場/福井キャンパス
との〈つながり〉を視野に入れることが
不可欠です。
また、日本の歴史に目をやると、九頭
共通講義棟 L108講義室
●参加費/無料
●申込み/聴講希望の方は、
下記あてにお電
話かFAXあるいはメールにて事
前のお申込をお願いします。
竜川流域は中心たる畿内にとって長ら
く周縁の地でした。
ですが周縁でありな
がら、歴史の節々では、まさにその周縁
を経由することで、
中央に大きな変革を
もたらしてきました。
九頭竜川流域は中
●お申込・問合せ先/
福井県立大学 大学戦略室
電話 0776-61-6000(内線)1055
FAX 0776-60-6011
e-mail [email protected]
央と地方とを
〈つなぎ〉
続けてきました。
さらに、
川ははるか昔から流域に生き
る人々の暮らしをつないできました。
舟
によって川上と川下、
両岸の人びとが空
間的につながり、
また川から広がる盆地
世界は、
日本の農村社会の原風景として
世代を越えた〈つながり〉を与えてきま
した。
九頭竜川とその流域を発端として、
多様なひとやものごとの〈つながり〉を
視野に入れながら、私たちが生きる世
界を捉えなおす試みに、ぜひご参加く
プログラム
開会挨拶 下谷政弘 福井県立大学長
講 演 安田龍司氏 サクラマス・レストレーション代表
「サクラマスが教えてくれたこと」
松浦義則氏 福井大学名誉教授
「歴史のなかの九頭竜川」
坂本育男氏 元 福井県立歴史博物館 副館長
「川とのつきあい―技術と思い―」
ま と め
北條蓮英 看護福祉学部教授
ださい。
主催/福井県立大学 後援/福井市、
大野市、
勝山市、
あわら市、
坂井市、
永平寺町、
NPO法人ドラゴンリバー交流会
4
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
「経済学部講義 延長戦 ∼卒業した君たちに言いたいこと∼」
● 交流会 17:00∼18:00
「ハタチの県大 みんなで祝おう」
「サクラマスが教えてくれたこと」
サクラマス・レストレーション代表
安田 龍司氏
山と海を行き来するサクラマ
ス。
その自然生産のための活動
を続けるなかで見えてきた九頭
竜川の現状と可能性。
気候変動
が予測される中、
九頭竜川に棲む多様な生命、
それらの連続性を守るために私たちに何がで
きるか?
「歴史のなかの九頭竜川」
福井大学名誉教授
松浦 義則氏
「崩川
(くずれがわ)
」
と称された
この川と対決した流域民の姿、
戦国時代の山の民の製品輸送と
関所、
農業用水をもたらす鳴鹿
(大堰)
の地域に
おける重要性、
村々をつなぐ渡船、
川での生業
などについて述べてみたい。
「川とのつきあいー技術と思いー」
元 福井県立歴史博物館 副館長
坂本育男氏
かつて九頭竜川に多く魚が遡上
した。
川で人びとはさまざまな
方法で魚を捕り、
山間に漁の村
さえ生み出した。
独特なエバ漁などさまざまな
漁の技術と川辺の暮らしを見、
さらに異界への
通路としての川を見る。
10月13日(土)15:30∼18:00
▶▶▶ 福井キャンパス交流センター3階多目的ホール
テーマ 生物資源学部の20年の歩みと次の20年を考える
● シンポジウム 15:30∼17:00
● 交流会 17:00∼18:00
※詳細はHPで 「けんだい・けいざい・はたち」http://hatachi.ecn.fpu.ac.jp/
今さら講義?と思うかもしれません。
でも、
今だからこそ、
大学の講義を聴いて
みると、
学生の時とは違った発見があるかもしれません。
変わらない自分を発
見するかもしれません。
あの辛口の先生は元気かなぁ。
海洋生物資源学部 10月6日(土)13:00∼17:00
▶▶▶小浜キャンパス交流センター
講演者紹介
生物資源学部
● 講演会 「科学技術・イノベーションと海洋国家日本」
講師
松見芳男氏(伊藤忠商事株式会社理事/元伊藤忠商事先端技術戦略研究所長)
● 懇談会 14:00∼15:00
● 交流会 15:00∼17:00
一般の方のご参加も
お待ちしています
県立大学生物資源学部設置時にご尽力された先生方をお招きして、
当時の
思いを語っていただき、卒業生、学生、教員と共に、
20年間の歩みを振り返
り、
次の20年に向けて、
何をなすべきかを語り合い、
交流を深めます。
看護福祉学部
10月14日(日)10:00∼13:00
▶▶▶ 福井キャンパス交流センター3階多目的ホール
● 講演会 「地域や世界で輝く卒業生」 10:00∼11:15
北野 進 氏/短期大学 第10期生(東京都立松沢病院) 平 七菜 氏/社会福祉学科 第1期生(グループホーム・ケアホームすまいる メゾン・ド・つばき) 酒井 美和 氏/社会福祉学科 第2期生(関西福祉科学大学) 臼井 茜 氏/看護学科 第2期生(東京都島しょ保健所八丈出張所)
手島 一輝 氏/社会福祉学科 第6期生
● シンポジウム 11:15∼11:45
イノベーションが不可欠といわれている現代、
世界はどのような方向を向いて
いるのかを提言していただき、
大学が必要とするイノベーションを考えます。
学術教養センター 10月13日(土)14:00∼17:00
テーマ 知ろう!語ろう!食べよう!教養!
● パネルディスカッション/グループディスカッション
● 立食パーティー
カリフォルニア大学バークレー校
「大学生活とキャリア形成」
● 懇親会 11:45∼13:00
一般の方のご参加も
お待ちしています
▶▶▶ 福井キャンパス共通講義棟2階 World
Café
在校生、卒業生、教員などの参加者によるパネルディスカッション・グループ
ディスカッションを開催します。
また、
印象に残る授業や先生、
開講してほしい
授業などのアンケート発表も行います。
ジェームズ・リンカーン教授 特別講義
「変わりつつある日米の雇用システム」開講
1980年代以降日米の雇用システムはどのように変わったのか、
それは雇用者と従業員にとって良かったのか?
分かりやすい英語でお話します。
● 日時:平成24年10月18日
(木)
10:40∼12:10
● 場所:共通講義棟L108講義室
● 対象:学生、
一般
ジェームズ・リンカーン教授プロフィール
専門分野: 国際経済および経営(特に日本の企業経営)/社会学博士
1997年∼2002年 カリフォルニア大学産業関係研究所所長
2005年∼2008年 カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール副学長
一橋大、
同志社大、立命館大等でも客員教授等を務める。
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
5
教育紹介
学生の活躍
経済学部 特別セミナー
「社会保障と税の一体改革をめぐって」の試み
「なぜ今、
「消費税引き上げ」
なのか?」
「社会保障制度と国
就職活動体験報告会 2012
今年も経済学部の学生有志が報告会を開催しました
8月3日
(金)、今年も経済学部3年有志の実行委員会により
「就
の財政の関係とは?」
こういった疑問について考える経済学
職活動体験報告会」
が開催されました。会場となった共通講義棟
部特別セミナーが、
5月23日
(水)
経済学部共通講義棟L108
L108講義室は、
就職活動を控えた学生など、
約120名の参加者で
講義室で多くの学生を集めて行われました。改革が求められ
ほぼ満席となりました。
る背景や改革案の争点をめぐって、講師と将来の社会を担う
報告会は、
就職活動を終えたばかりの4年次生をスピーカーとし
学生との間で活発な意見交換が繰り広げられました。
て招き、
その活動体験をリアルに語ってもらうもの。
開催するにあた
講師は地元大野市出身の財務省広報室長 瀧波 宏文
り、
スピーカーの人選・交渉や、
資料の作成、
会場の手配、
参加の呼
氏。事前にテーマについて学習し準備していた学生たちは、
びかけ、
当日の準備・司会など全て実行委員会が担いました。
当日の講義内容を踏まえ様々な質問を投げかける一方、瀧
実行委員会のメンバーは、
委員長を務める経済学科3年の大泉
波氏も率直かつ的確な回答
担当教員からの言葉
で応え、
セミナーは大変充実
した中で終了しました。
今回の機会は財務省の方からオファーがあったものですが、テー
マが次代を担う学生たちこそ関心を持つべきものと考え、これにき
ちんと対応してみようということになりました。数人の先生方の演
習や基礎ゼミの学生を中心に、今回の改革案を自分たちの問題とし
てどう引き受け、どう評価するかなど様々な切り口で学習して当日
に臨みました。
予習を踏まえての聴講でしたが、学生の質問や回答への再質問は
全てその場で生まれたもの。とても中身の濃いやり取りができまし
た。特定の課題を共有して複数のゼミが交流する今回の試みは、学
生にとっても深い満足が得られる経験になりました。
財務省 広報室長
(現 財務省 機構業務室長)
瀧波 宏文氏
看護福祉学部
中国吉林大学との学術交流
∼平成16年度から始まった学術交流。
今年度で9年目を迎えました∼
7月27日
(金)
から8月3日
(金)
の1週間に渡り、吉林大
貴志さんを中心に11名。
今年の報告会も多くの学生からの質疑が
あり、
大変充実したものとなりました。
4年次生の体験報告から、就職活動のヒントを得る3年次生は
多くいます。実行委員会のメンバーは自分たちで企画し、運営し、
成功させたことで自信を持ち、
自らの就職活動に繋げていきます。
まだ就職活動を続けている4年次生、
大学院生、
この秋から就職
活動が始まる学部3年次生、大学院1年次生の皆さんが自分の希
望をかなえる就職ができることを期待しています。
実行委員会メンバー
ゲストスピーカー
委員長…大泉 貴志
写真左から順に 真下 瑞希
鷲田 茜(経営学科) 澤田 尚平
(経済学科)
川森 悠
大橋 理代(経済学科) 三上 大輔
(経営学科)
前田 翔太朗
渡邊 僚(経済学科)
板羽 隆文
菅谷 望
赤松 浩孝
松浦 有紀子
福岡 瑠恵
藤原 由衣
太田 あんり
計11名
熊川宿観光ガイドツアー開催
「観光学ゼミ」メンバーがガイドツアーを企画しました
いん
学看護学院(中華人民共和国吉林省)
から、吉林大学の殷
えん れい
ちょう ぎ
毎年、県の観光振興課、観光連盟と連携して観光プランを発表
そん こう
豔玲教授、張巍講師・博士、孫皎講師・博士の3名が学術
する学術教養センター 津村准教授の観光学ゼミ。
5年目を迎え
交流で来学されました。
た今年は導入ゼミと学術ゼミが合同で、熊川宿の観光ガイドツ
7月31日
(火)
の講演会は、
看護福祉学部学生、
大学院生、
アーを企画、
実施しました。
教員など多数が聴講しました。
まず、殷教授は
「母子へのベ
学術ゼミに参加する4年次生がサポートしながらも、
メンバー
ッド看護に関する研究」
というテーマで、
吉林大学で実践さ
の大半は1年次生。
まだまだ大学での学びのスタイルに不慣れな
れている母乳指導、
家族風呂、
ベビーマッサージ、
ベビースイ
ミングなどのベッドサイドケアについて講演されました。
ま
た、
張先生は
「中国における帝王切開率の変化及び影響要
因の分析」
について講演され、
中国における1999∼2009
年の帝王切開率が米国並みあるいはそれ以上に上昇して
彼らが、津村准教授の指導のもと、
プロジェクトを進めていく過程
写真前 左から順に
吉林大学 殷豔玲教授、下谷政弘学長、吉林大学 張巍講師・博士、吉林大学 孫皎講師・博士
写真後 左から順に
藤田明氏(通訳)、大森晶夫学部長、大川洋子教授
きた要因について分析結果を発表されました。
講演は写真や動画を用いたスライドを準備され、
わかり
やすく、
日本とは異なる看護実践や周産期医療の実態を知
ることができ、
活発な意見交換ができました。
学術交流を終えて
吉林大学から来学された3名の先生方には、下谷学長を表敬訪問された後、学内見学と学生食堂で昼食を摂ってもらい、本学
の雰囲気を感じて頂きました。また、講演会の他に特別養護老人ホーム光道園、託老所やすらぎの家いきいき、福井県済生会病
院などを訪問し、熱心に見学されていました。さらに、両大学の共同研究事業である健康長寿研究班との研究会議、母子看護学
分野の教員との研究・教育等の学術交流を実施しました。
で、
理論的なものの考え方、
表現の仕方を学びました。
今回は、熊川宿でのフィールドワークやディスカッションをふま
えて、
グループごとの成果プレゼンテーションを行い、
2つのガイ
ドプランが生まれました。
一つは、若狭町の上中児童クラブの子どもたちが参加する
「熊
川くず 体験ツアー」。
もう一つは県立大の学生が参加する新しい
スタディツアー「見る・語る・学ぶ・熊川宿」
です。
これらのガイドツ
アーは8月27日
(月)
・28日
(火)
に開催されました。
ゼミ生の藤木優里さん
(経営学科1年)
は今回のゼミ活動を振
り返り
「2日間のツアーでは 事前に作成したプランの改善点や、
こ
れから生かせる点など 多くの意見をやり取りすることができ、大
変いい経験になりました。
また、様々な方と関わることが出来、参
加できて本当に良かったです」
と語ってくれました。
今後は研究・教育分野に視点をあてた国際交流の方法を模索し、
事業の成果を期待しています。
6
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
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教育紹介
学生の活躍
経済学部 特別セミナー
「社会保障と税の一体改革をめぐって」の試み
「なぜ今、
「消費税引き上げ」
なのか?」
「社会保障制度と国
就職活動体験報告会 2012
今年も経済学部の学生有志が報告会を開催しました
8月3日
(金)、今年も経済学部3年有志の実行委員会により
「就
の財政の関係とは?」
こういった疑問について考える経済学
職活動体験報告会」
が開催されました。会場となった共通講義棟
部特別セミナーが、
5月23日
(水)
経済学部共通講義棟L108
L108講義室は、
就職活動を控えた学生など、
約120名の参加者で
講義室で多くの学生を集めて行われました。改革が求められ
ほぼ満席となりました。
る背景や改革案の争点をめぐって、講師と将来の社会を担う
報告会は、
就職活動を終えたばかりの4年次生をスピーカーとし
学生との間で活発な意見交換が繰り広げられました。
て招き、
その活動体験をリアルに語ってもらうもの。
開催するにあた
講師は地元大野市出身の財務省広報室長 瀧波 宏文
り、
スピーカーの人選・交渉や、
資料の作成、
会場の手配、
参加の呼
氏。事前にテーマについて学習し準備していた学生たちは、
びかけ、
当日の準備・司会など全て実行委員会が担いました。
当日の講義内容を踏まえ様々な質問を投げかける一方、瀧
実行委員会のメンバーは、
委員長を務める経済学科3年の大泉
波氏も率直かつ的確な回答
担当教員からの言葉
で応え、
セミナーは大変充実
した中で終了しました。
今回の機会は財務省の方からオファーがあったものですが、テー
マが次代を担う学生たちこそ関心を持つべきものと考え、これにき
ちんと対応してみようということになりました。数人の先生方の演
習や基礎ゼミの学生を中心に、今回の改革案を自分たちの問題とし
てどう引き受け、どう評価するかなど様々な切り口で学習して当日
に臨みました。
予習を踏まえての聴講でしたが、学生の質問や回答への再質問は
全てその場で生まれたもの。とても中身の濃いやり取りができまし
た。特定の課題を共有して複数のゼミが交流する今回の試みは、学
生にとっても深い満足が得られる経験になりました。
財務省 広報室長
(現 財務省 機構業務室長)
瀧波 宏文氏
看護福祉学部
中国吉林大学との学術交流
∼平成16年度から始まった学術交流。
今年度で9年目を迎えました∼
7月27日
(金)
から8月3日
(金)
の1週間に渡り、吉林大
貴志さんを中心に11名。
今年の報告会も多くの学生からの質疑が
あり、
大変充実したものとなりました。
4年次生の体験報告から、就職活動のヒントを得る3年次生は
多くいます。実行委員会のメンバーは自分たちで企画し、運営し、
成功させたことで自信を持ち、
自らの就職活動に繋げていきます。
まだ就職活動を続けている4年次生、
大学院生、
この秋から就職
活動が始まる学部3年次生、大学院1年次生の皆さんが自分の希
望をかなえる就職ができることを期待しています。
実行委員会メンバー
ゲストスピーカー
委員長…大泉 貴志
写真左から順に 真下 瑞希
鷲田 茜(経営学科) 澤田 尚平
(経済学科)
川森 悠
大橋 理代(経済学科) 三上 大輔
(経営学科)
前田 翔太朗
渡邊 僚(経済学科)
板羽 隆文
菅谷 望
赤松 浩孝
松浦 有紀子
福岡 瑠恵
藤原 由衣
太田 あんり
計11名
熊川宿観光ガイドツアー開催
「観光学ゼミ」メンバーがガイドツアーを企画しました
いん
学看護学院(中華人民共和国吉林省)
から、吉林大学の殷
えん れい
ちょう ぎ
毎年、県の観光振興課、観光連盟と連携して観光プランを発表
そん こう
豔玲教授、張巍講師・博士、孫皎講師・博士の3名が学術
する学術教養センター 津村准教授の観光学ゼミ。
5年目を迎え
交流で来学されました。
た今年は導入ゼミと学術ゼミが合同で、熊川宿の観光ガイドツ
7月31日
(火)
の講演会は、
看護福祉学部学生、
大学院生、
アーを企画、
実施しました。
教員など多数が聴講しました。
まず、殷教授は
「母子へのベ
学術ゼミに参加する4年次生がサポートしながらも、
メンバー
ッド看護に関する研究」
というテーマで、
吉林大学で実践さ
の大半は1年次生。
まだまだ大学での学びのスタイルに不慣れな
れている母乳指導、
家族風呂、
ベビーマッサージ、
ベビースイ
ミングなどのベッドサイドケアについて講演されました。
ま
た、
張先生は
「中国における帝王切開率の変化及び影響要
因の分析」
について講演され、
中国における1999∼2009
年の帝王切開率が米国並みあるいはそれ以上に上昇して
彼らが、津村准教授の指導のもと、
プロジェクトを進めていく過程
写真前 左から順に
吉林大学 殷豔玲教授、下谷政弘学長、吉林大学 張巍講師・博士、吉林大学 孫皎講師・博士
写真後 左から順に
藤田明氏(通訳)、大森晶夫学部長、大川洋子教授
きた要因について分析結果を発表されました。
講演は写真や動画を用いたスライドを準備され、
わかり
やすく、
日本とは異なる看護実践や周産期医療の実態を知
ることができ、
活発な意見交換ができました。
学術交流を終えて
吉林大学から来学された3名の先生方には、下谷学長を表敬訪問された後、学内見学と学生食堂で昼食を摂ってもらい、本学
の雰囲気を感じて頂きました。また、講演会の他に特別養護老人ホーム光道園、託老所やすらぎの家いきいき、福井県済生会病
院などを訪問し、熱心に見学されていました。さらに、両大学の共同研究事業である健康長寿研究班との研究会議、母子看護学
分野の教員との研究・教育等の学術交流を実施しました。
で、
理論的なものの考え方、
表現の仕方を学びました。
今回は、熊川宿でのフィールドワークやディスカッションをふま
えて、
グループごとの成果プレゼンテーションを行い、
2つのガイ
ドプランが生まれました。
一つは、若狭町の上中児童クラブの子どもたちが参加する
「熊
川くず 体験ツアー」。
もう一つは県立大の学生が参加する新しい
スタディツアー「見る・語る・学ぶ・熊川宿」
です。
これらのガイドツ
アーは8月27日
(月)
・28日
(火)
に開催されました。
ゼミ生の藤木優里さん
(経営学科1年)
は今回のゼミ活動を振
り返り
「2日間のツアーでは 事前に作成したプランの改善点や、
こ
れから生かせる点など 多くの意見をやり取りすることができ、大
変いい経験になりました。
また、様々な方と関わることが出来、参
加できて本当に良かったです」
と語ってくれました。
今後は研究・教育分野に視点をあてた国際交流の方法を模索し、
事業の成果を期待しています。
6
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
7
県
ト
ピ
http://www.fpu.ac.jp/index.html
大
ッ
ク
■発行/公立大学法人 福井県立大学
2012年9月20日発行
福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島4-1-1
ス
TEL.0776-61-6000 FAX.0776-61-6012
ソフトボール部
全日本大会出場 !
9月1日
(土)
から3日
(月)
の3日間に渡り、
「第
ソフトボール部 部長 78
渡辺 貴弘さん(経営学科3年)
No.
平成24年5月の北信越予選で優勝すること
47回全日本大学男子ソフトボール選手権大会」
2012
ができ、悲願の全日本大会に私たちは出場す
が埼玉県坂戸市・鶴ヶ島市で開催されました。
出
ることができました。全日本大会には先輩が築
北信越大会を制し出場した本学ソフトボール
あったからこそ出場できたと思っています。
戦。本学は同点に追いつかれての一回戦敗退と
きにプレーする選手にも、
ベンチで試合に出場
見事な先制点をとり、
もてる力を発揮しました。
サポートしてくれたマネージャーにも、そし
いてくれた土台と仲間との絆、チームワークが
場チームは全国から32チームにのぼりました。
試合に出場してチームの勝利のためにひたむ
部は第一試合、九州地区代表の福岡大学と対
する選手をサポートする仲間にも、常に部員を
なりましたが、初回、一死一・三塁からの重盗で
てわざわざ埼玉まで応援に来てくれた卒業
生と4年生にも感謝の気持ちでいっぱいです。
全日本大会では1回戦負けでしたが、
この先の全
国大会での1勝は後輩に託したいと思います。
福井県立大学広報
LCAP始動!∼海外中国語研修プログラムが始まりました∼
海外中国語研修プログラムLCAP(Learning
Chinese Abroad
Program)
のメンバーが、8月6日に中国上海師範大学に向けて出発しま
した。
LCAPは、2年次生を対象として実施される中国語の短期研修で、本学
の国際化の柱として本年度からはじまりました。
初年度研修メンバーは8名。上海師範大学で約3週間の語学研修を終
え、8月26日に帰国しました。
メンバーの佐藤弘晃さん
(生物資源学科 2
年)は
「日本語が通じない環境での生活は苦労す
ることもありましたが、実際の中国語や暮らしの
違いを体験できました。」
と語り、
これからの学び
に意欲を燃やしていました。
本学関係者の出版の紹介
水産ハンドブック
藻類ハンドブック
大泉 徹 執筆 講談社 定価 8,925円
安定的で持続的な水産資源の利
用の仕方を世界に広める、新たな
人材の導きとなるよう、水産分野
に関わる広範な知見を俯瞰する
書として出版されたものである。
190名を超える著者の一人とし
て、第4章 水産物の化学と利用、
4.9水産加工品各論の中の塩蔵品
神谷 充伸 編著 エヌ・ティー・エス 定価 39,900円
藻類について、基礎(系統分類、生
態、代謝生理、分子生物学、化学)
と応用(水産学、工学、医薬学)の
両方の知見を総合的にまとめた
書で、各分類群の特徴からバイオ
燃料の開発まで、最新の情報が集
積されている。
の項を執筆した。
福井県立大学は創立20周年を迎えました。
本学の明るく元気な姿をデザインした
新しいコミュニケーションマークは、
「F」
(緑)
「P」
(赤)
「U」
(青)をモチーフと
県立大学では、経営企画部研究・交流推進課
内に「地域連携相談窓口」を設置しています。
大学との連携に関する相談などを右記の直通
番号で承ります。
LCAP始動
1
世界初 ストレプトスリシンのメカニズム解明/震災復興プロジェクトに参画
2
小浜ニュース
Ocean’
s X スタート/OPEN CAMPUS 2012開催
創立20周年記念事業・ホームカミングデー
3
4・5
しており
「魅力ある大学」
「個性ある大学」
「開かれた大学」という、本学の 3 つの
基本理念を表現しています。
FPU NEWSに対するご意見・ご要望がありましたら、
下記アドレスまで
[email protected]
8
Fukui Prefectural University News 2012 No.78
0776-50-6300
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