...

養鶏試験研究費<ダチョウの飼養技術開発試験費>(PDF

by user

on
Category: Documents
22

views

Report

Comments

Transcript

養鶏試験研究費<ダチョウの飼養技術開発試験費>(PDF
平 成 16年 度
事
務
事
業
評
価
表
16年 度 事 項 名 ダチョウの飼養技術開発試験費
実 施 期 間 (始期)
12 年度∼
16 年度(終期) 根 拠 法 令 等 新農業ビジョン
ダチョウの飼育方法等についての技術的裏付けがないため、愛媛県におけるダチョウの飼養技術(育成、肥育、繁殖、孵化)、
食肉処理、食肉加工の開発、普及を図ることにより、新しい畜産業を育成する。
全 体 計 画
政
策
長 期 計 画 に
流通戦略の展開による新たな愛媛ブランドの確立
お け る 位 置 付 け 主 要 施 策 ブランド化の推進
担 当 部 課 ・係 名 農林水産部農業振興局畜産課・畜産係
1
業
内
容
対 象 ( 誰 、 何 を 対 象
ダチョウ飼育農家、新規ダチョウ飼育農家
コ ー ド番 号
コ ー ド番 号
内 線 番 号
42500
2576
事
に )
対 象 カ バ ー 率
【対象の数(概算)
:
】
75%以上をカバーしている
内
容
( 手
段
)
1,ひなの育成(肥育)管理技術(栄養水準、飼養環境、衛生管理)
2,親鳥の飼育管理技術(栄養水準、飼養環境、衛生管理)、孵化技術
3,食肉処理、食肉加工による付加価値技術
上記について検討する。
対象カバー率= 事業 による実 際の 受益 ・対 象の 数/ 対象 の数 ×100
活 動 指 標 名 (手 段 や 活 動 内 容 を 示 す 指 標 )
A:試験に使用したダチョウ育成羽数
B:場内産ダチョウ孵化羽数
C:試験に使用した解体処理羽数
各種調査
手段の特性
意 図 ( ど う い う 状 態 に し た い の か )
成 果 指 標 名 (意 図 の 達 成 度 合 い を 示 す 指 標 )
親鳥の受精率80%、卵の孵化率75%、ひなの育成率75%、食肉歩留まり
D: ひなの育成率
率35%
成 果 と指 標 の 関 係
強
指標の種類
ストック
強
指標の種類
ストック
E:食肉歩留まり率
意図の性格
競争力強化
意図の向上
最優位化を目指す
指
標
区
A
B
C
D
E
・
事
分
活
活
活
成
成
動 指 標
動 指 標
動 指 標
果 指 標
果 指 標
事
業
費
国 庫 支 出 金
内
そ の 他
訳
一 般 財 源
人
件
費
従 事 職 員 数
総 事 業 費
事
業
業
単位
羽
羽
羽
%
%
千円
千円
千円
千円
千円
人役
千円
進
の
成 果 と指 標 の 関 係
費
1 3
計 画
の
推
年 度
実 績
移
1 4
計 画
70
10
0
50
70
8
0
70
30
10
0
75
3,960
0
1,590
2,370
2,966
0.4
6,926
捗
度
計画どおり進んでいる
事
業
の
成
成果目標を十分達成している
果
年 度
実 績
1 5
計 画
年 度
実 績
16年 度 目 標 値 15年 度
計 画 (17年 度 )目標達成率
34
8
0
80
25
29
20
10
15
10
5
6
5
90
95
95
30
30
35
3,960
2,444
2,444
2,830
2,830
2,530
0
0
0
0
0
0
1,590
960
960
960
960
960
2,370
1,484
1,484
1,870
1,870
1,570
2,938
2,898
2,898
2,898
2,966
2,938
0.4
0.4
0.4
0.4
0.4
0.4
6,926
5,382
5,382
5,728
5,728
5,428
親鳥へ給与する飼料の飼養標準やサプリメント給与により受精率86%、卵の孵卵環境やのり付
左
けにより孵化率83%、ひなの飼養環境により育成率95%まで向上。また、(株)山下農産との共同
の
研究により、食肉処理技術が開発された。
説
明
生産現場において、当場で開発したダチョウひなの育成技術及び孵化技術により、ひな羽数の
左
増加、肥育ダチョウが増羽した。また、食肉処理技術の開発により、肥育ダチョウの解体処理施設
の
が整備され、県内産ダチョウ肉の高付加価値販売が行われている。
説
明
健康志向から高タンパク、低エネルギーのヘルシーな食材として注目されている。遊休地や遊
社 会 経 済 情 勢 の 変 化
左
休農地の有効活用、耕作放棄地対策、果樹園の下草刈りなどの利用に、他の産業からも関心が
(事 業 開 始 時 との 比 較 ・今 後 の 予 測 )の 状 況 の 高まっている。
内
変化している(する)
容
平成 15年度 予算と 平成 16年度 予算の変更状況 左 平成15年度より300,000円減額
の
変更している
内
容
事 業 の 評 価
2
事
業
の
必
要
ダチョウは平成8年に飼育が開始され、需要の高まりとともに生産者が増加しているが、飼育
左
技術等が確立されていないため、生産者からダチョウ飼育に関する技術開発が緊急に求めら
の
れている。
理
由
性
必
有:緊急性があるため
要
実
性
施
主
体
の
妥
当
性
県が実施すべき
・
妥
対
当
象
の
妥
当
性
県内のダチョウ飼養者の安定した生産が見込まれるとともに新規就農者による農業の活性
左
化が見込まれる。
の
理
由
の
妥
当
性
県内のダチョウ飼養者の技術向上、経営安定を図ることについて、生産者から強い関心が
左
寄せられている。
の
理
由
妥当である
性
意
図
妥当である
貢 献 度 (政 策 ・施 策 )
有
大きく貢献している
効
類
ダチョウの飼育は、全国的に拡大しているが、飼養技術の確立に取組んでいる県は未だ無
左
い。また、ダチョウの飼育は、果樹園での下草刈りへの利用や耕作放棄地が拡大している本
の
県の中山間地での新たな産業としても有望であることから、県が飼養技術を確立し、普及を図
理
る必要がある。
由
似
事
ダチョウ飼育技術の開発により、生産者自らが「オストリッチ普及協議会」を組織し、安定した
左
県内産オストリッチ(ダチョウ)肉を供給できるよう、孵化、育成、肥育、解体処理、食肉販売ま
の
で行うようになるなど、大きな成果があった。
理
由
愛媛銘柄豚開発事業費
業
上位政策・施策目的の達成手段は当該事業以外にもある
性
成
果
向
上
余
地
善
策
(有)朝霧ファームとの共同研究により、食肉処理されたオストリッチ肉の加工技術の開発を
左
行うことから、向上の余地は残されている。
の
理
由
ある程度の向上が可能
コ
ス
ト
改
加工、食鳥処理技術等の養鶏試験場では実施が難しい課題の委託については、
左
効率的な技術開発を推進するよう事業を検討し、また、その他の経費は、主に試験
の
に使用するダチョウの飼料費等の飼養管理費であるため、これ以上の削減は事業の
内
円滑な推進に支障をきたす。
容
効
これ以上のコスト改善は不可能
率
受
益
性
者
負
無の場合
3
担
有の場合
無
事業名
負担を求める余地なし
開発した技術は、家畜保健衛生所、農業改良普及センター等を通じ
左の理 て広く普及を図るため、受益者の負担を要しない。
由及び
内容
第 一 次 評 価 (事 業 担 当 部 局 の 評 価 )
改
善
の
方
休止・廃止
平成
17
年度
向
孵化率やひなの育成率等の生産に係る基本的な技術開発は、今回の事業において成
果目標を十分達成した。 ただし、県内の果樹園や耕作放棄地等での飼育方法の検討
左の理 や新しい加工技術の開発、飼養管理の低コスト化等、新しい産業として定着させるため
由及び の技術開発について更に検討を要する。
内容
有利な販売が期待でき、中山間地域の未利用地の複合経営として活用できる。
改 善 に よ り予 想 され る 効 果
平成
18
年度
以降
4
2,3年後の事業見直しの可能性
有
試験研究を継続し、総合的なダチョウの生産技術を確立するとともに、今後は生産の高まりとともに流通
左
戦略等の新しい愛媛の産業としての振興を図るための事業に取組む必要がある。
の
内
容
第 二 次 評 価 (行 政 シ ステム 改 革 課 の 判 断 )
・近年の健康志向の高まりから、ダチョウは高タンパク、低エネルギーのヘルシーな食材として注
善
の
方
向
目されているほか、耕作放棄地での放牧利用、果樹園での下草刈りへの利用など本県中山間地
域対策としても期待されている。
休止・廃止
・県内においても、8年度から飼養が開始されているが、飼養技術が確立されていないため、孵化
左の理 率、育成率が低く、産業として定着していない。
由及び ・本試験研究により、ひなの孵化及び育成の技術開発、飼育技術の開発等に取り組み、孵化率は
内容 目標75%が実績83%に、ひなの育成率は目標75%が実績95%になるなど、生産に係る基本的な
技術開発は、所期の目的を達成したため、廃止することとする。
・今後、生産の高まりが期待されるが、果樹園や耕作放棄地等での飼育方法、流通戦略の検討な
どについては、さらに研究を進める必要がある。
改
<付記>
成果指標名
ひなの育成率
D
選 択 理 由 ダチョウの育成率は、種禽及び、肥育羽数の増加により、種
卵、食卵及び国内産ダチョウ肉の生産に影響するため
算 定 方 法 ダチョウの育成羽数/孵化ひな羽数×100
成果指標名
食肉歩留まり率
E
肥育し
たダチョウ肉の生産量であり、この比率が高いほど農家の
選択理由
増収につながる
算 定 方 法 正肉重量(kg)/生体重(kg)×100
Fly UP