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パイプハウスを活用し、本格的な切り花栽培に挑戦!
パイプハウスを活用し、本格的な切り花栽培に挑戦! 東近江地域では、様々な種類の花が作られ、管内20か所の農産物直売所へ出荷されています。 また、小菊や輪菊等を中心にJAを通じて市場出荷も行われています。しかし、品揃え、量と もまだまだ不足しており、直売所や市場からは、安定出荷ができる本格的な切り花栽培の生 産者が求められています。 ハウスでできる主力品目の作型は、表1のとおりですが、品目や作型を組み合わせると、 周年出荷が可能となり、安定した収益が確保できます。また、ストック等では、水稲育苗ハ ウスを利用した栽培が可能です。 ぜひ、専用ハウスや水稲育苗跡ハウスを活用して、切り花栽培に取り組んでみましょう。 表1 主な切り花品目の作型 月 品目 トルコギキョウ (秋まき) (春まき) (苗購入) 1 2 ○ 3 ∼ アスター ストック (1本立) キンギョソウ 5 6 7 8 9 1 0 ○ ■■■ ■ ■ ■ ■■■ ■ △ ◇◇ 1 1 1 2 ∼△ ■ ■ ○ ○∼ △△ ■■ ■ ○∼ △ アレンジアスター ストック (スプレー系) 4 ■ ■ ○∼△ ■■■ ■ ■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ○ ∼ ○△ ∼ △ ○ ∼△ ■■■ ○ ∼○ △ ∼△ ■ ■■■ ○ ∼△ ○ ∼△ ■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ○ ∼△ ■■■ ■■■ ○:播種 △:定植 ◇:苗購入 ■:収穫 【トルコギキョウ】 八重と一重の品種があり、初夏から夏の花としてなくてはならない品目です。秋まきは栽 培期間が8∼9ヶ月かかりますが、苗を購入することで出荷までの期間を3∼4ヶ月に短縮でき ます。 【アスター】 ハウス栽培では、露地栽培に比べ、病害虫や風水害を ある程度回避でき、品質が向上します。 【アレンジアスター】 枝咲きの小輪アスターで、切り花やアレンジメントに 適した品目です。春まきは栽培期間が短く、色彩も豊富 で、お盆だけでなく、6∼7月の需要も見込めます。 【ストック】 花茎が4∼5本に枝分かれするスプレー系の人気が高く、種まきの時期をずらすことにより、 1 2月∼3月末まで長期出荷が可能です。一本立ちは、仏花や年末の花として安定した人気があ ります。 【キンギョソウ】 色彩も豊富で、早まきや無摘心、摘心栽培の組合せにより、継続的な出荷ができます。 ❸