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1.2MB - いわてリハビリテーションセンター

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1.2MB - いわてリハビリテーションセンター
●発行:2007年 8月10日
●編集:いわてリハビリテーションセンター
①
②
③
④
センター長 高橋 明
06年3月の病院機能評価の本審査と合格に
引き続いて、07年春には付加機能であるリハビ
リテーションを受審し、このたび合格通知をいた
だきました。
受審する意義は、時代が求める病院のクオリ
ティをそこに働く全員が確実に把握することです。
“この目的のために今、自分はここにいる”
、つ
まり自らの旗印を確認し、働く目的と個々の役割
を自覚することです。これがあやふやだと組織は
必ずや惰性に流れ、迷走するからです。
「そうい
うことだったのか」
、受審準備が進むにつれ、今、
医療に求められているものの概要を理解していっ
たものと考えています。その意味で職員各位の高
いプロ意識と日頃の奮闘ぶりが評価されたもので
す。まず第一のハードルはクリアし、これから更
に、目指すリハビリテーションの理念を具体的に
確実にするために研鑽を積み、高齢化が超スピー
ドで進む本県におけるリハビリテーションセンタ
ーとしての役割を果たしていきたいと思います。
副センター長 大井 清文
病院機能評価本審査(ver5.0)とリハ付加機
能受審推進委員会の両方の委員長を務めさせて頂
きましたが、はっきり申し上げて大変疲れました。
委員長という責任の大きさと岩手県におけるリハ
の先頭に立つ病院として、必ず一回で合格しなけ
ればならないという重圧のため、胃の痛い毎日が
続きました。最終的に共に一回で合格し、委員長
としての責任を果たし、本当にほっとしておりま
す。しかし、5年後にはまた審査がやってまいり
ます。これからそれに備えて、少しずつ改善して
いかなければなりません。これは一人で出来るも
のではなく、職員全員の協力が必要ですので、今
後ともよろしくお願い申し上げます。
看護部長 濱川 育子
この度の受審は看護部として日々実践している
リハビリテーション看護が記録され、効果的に活
用されているかを見直す機会となりました。特に
患者指導やカンファレンスの記録が不十分であり、
改善に取り組んでいます。カルテ一元化にあたっ
病院機能評価を受審して
“花いっぱい運動”を開始
イベントに行こう!その1
知っ得と便利「快適カーライフをとりもど
すワンポイントアドバイス」
ては、見やすく、使いやすいものとするために
日々使うスタッフが色々考え、工夫して取り組み
ました。受審を契機として、スタッフは以前にも
増して患者を中心として他職種と積極的に情報交
換し、ADLの拡大ができるよう関わりを持つよ
うになり、早期ADLの拡大につながっています。
また、カルテ一元化によりリハビリ進行の状況を
早期に把握でき、看護計画に役立てています。今
回の結果を今後も維持向上させて、患者様はもち
ろん、職員にとっても良い病院づくりに努力して
いきたい等と意識が変化してきています。この変
化を大事に育てていきたいと思います。今後は、
リハビリテーションの専門性を修得した看護師の
養成に努めていきたいです。
機能回復療法部副部長 菊池 詞
前回同様、受審での細部にわたる評価項目を
眺め、いかに自分の当たり前が曖昧で、不適切か
が一目瞭然。幸いにしてわが療法部の科長をはじ
めとするスタッフの迅速、かつ適切な取り組みに
より受審を見事にクリア出来ました。今後のさら
なる医療技術の進歩や、制度改定があろうとも、
医療技術を提供する原則を受審により確認出来た
ことは療法部スタッフの財産であり、ここを基点
に技術の進歩を皆でさらに追及していきたいと思
います。
事務部総務課長 林本 貴
病院機能評価について、病院本体に続きリハ
ビリテーションの付加機能についても認定を受け
ることが出来たのは、一職員としても非常に喜ば
しい限りです。
付加機能の受審においては、主に進行管理等
のマネージメントを担当させて頂きましたが、折
に触れて各職員の職務に対する高い責務とともに
強い情熱が感じられ、進行管理を行ううえからも
様々な面から協力頂いた事により、全くストレス
無く遂行出来た事は大変ありがたい事でした。
今後においても単に認定を受けた事に留まら
ず、職員の熱意を結集し、様々な視点から進展を
図る事により、さらなる発展が出来ればなお一層
今回の認定が意義深いものとなると思います。
やすらぎ委員長 簗田 幸
“花いっぱい運動を始めます”の声とともに、黄
色やオレンジのマリーゴールド、白やピンクのベゴ
ニア、ヒャクニチソウなどが次々と真新しいプラン
ターに植えられていきました。
6月26日からセンターの“花いっぱい運動”が
開始されました。この運動は患者様が楽しみながら
散歩やリハビリができるようにセンターの中庭など
に花を植え、
憩いの場を提供しようとするものです。
当日はお天気にも恵まれ、患者様を始め、そのご
家族の方々や多くのセンター職員などの参加をいた
だき、50個のプランターに200株以上の花の苗
が色とりどりに植えられ、約200mある中庭の散
歩道と玄関前に飾られました。
患者様の中にはスコップを持ち、培養土をプラン
ターに入れる作業を手伝われた元気な方やご家族と
一緒に花を植えられた方、車いすで見物参加された
方々がおられ、職員などとの和やかな交流の中、楽
しく進められました。
培養土は小岩井農場の環境緑化部さんからのご
好意で、全て頂いたものを使いました。
また、白やピンクのベゴニア100株は滝沢のガ
ーデンプランツ工藤さんからのご好意で分けていた
だいたものです。
ご家族の方や職員の方々からも色んな花の苗や
球根をたくさん持ち寄っていただき、プランターに
植えきれなかったサルビアやフランネル草などは、
花壇風にじかに植えたものもあります。
その他、水仙やチューリップの球根は、来年の春
に咲くのを楽しみに、秋に植えたいと考えておりま
す。
これから夏にかけて、水やりが大変ですが、折角
みんなで植えた花が枯れないように、職員皆さんの
ご協力を頂くと共に、いつまでもきれいな花を楽し
むことができるよう、患者様方にもリハビリを兼ね
て、咲き終わった花や枯れた葉を摘んでいただくな
ど、ご協力をいただければと思っております。
“花いっぱい運動”は、これからも患者様方に少
しでも“やすらぎ”を感じていただき、癒しの一端
になれるよう、続けていきたいと考えておりますの
で、今後とも、皆様方のご協力をよろしくお願いい
たします。
今年度より新しいシリーズがスタートします。車いすでもコンサートなどに安心して出かけられるよう県内各
地のホールを取材していきます。多くの方々が気軽に出かけられるように分かりやすく紹介していきたいと思い
ますのでお楽しみに!!
その1
岩手県民会館(展示室)について
岩手県民会館は盛岡の中心を流れる中津川に面し
ております。昭和48年に竣工された歴史のある会場
です。
岩手県民会館には第一展示室(1階)
、第二展示室
(地下1階)があり、絵画、彫刻、工芸、書などの展
示が催されます。無料駐車場、有料駐車場のどちらを
利用されてもエレベーターを使用せずに1階の第一展
示室へ移動できるようになっています。一般の入場者
は第一展示室入り口で入場受付をし、数段の階段を下
りて第一展示室に入場します。その後、案内に沿って
進んでいくと、地下1階へつながる階段があり、その
階段を下りて第二展示室へ入場します。
車いす利用の方は順路が若干異なります。入場受付
は一般の方と同じです。受付を済ませた後に、一度展
示室を出て左折をし、有料駐車場につながる出入り口
に向かって下り坂を進んでいく途中左側に、第一展示
室に入る入り口がありますのでそこから入場します
(一般には開放されておりません)
。
第一展示室を鑑賞
した後は、一度引き返して、先ほど使用した出入り口
から一旦外にでます。再び有料駐車場に向かってすす
んでいくと(写真1)右側にエレベーターがあります
のでそれを使用して地下一階に下り、第二展示室に入
(写真1)
(写真2)
場します。この第二展示室の出入り口は一般の方は鑑
賞を終えた際に出口として使用されています。
このように、通常の順路とは異なりますので、受付
時に係の方にひとことお伝えしていただくと協力が得
られやすいようです。
駐車場の利用
無料駐車場 県民会館正面玄関前に2台スペース
あり(写真2)
。身障者マークが車に貼ってあれば特
に許可は要りません。正面玄関に入るまでにスロープ
が2ヶ所ありますが、勾配の程度からは介助者が必要
です(写真3、4)
。
有料駐車場 県民会館の中津川側に入り口があり
ます(写真5)。2台スペースあり。20分ごとに
100円(写真6)
。有料駐車場からは県民会館につ
ながる入り口があります。介助者がいなくても車いす
の自走が可能な程度のスロープがあります(写真7)
。
お問合せ先 岩手県民会館(代表)
〒020-0023 岩手県盛岡市内丸 13-1
TEL 019-624-1171
FAX 019-625-3595
(写真3)
(写真4)
(写真5)
(写真6)
(写真7)
担当●作業療法士 菅野 佳子・主任言語聴覚士 髙橋 真実子
病気や怪我によって身体に機能障害が残り、
不安を解消するひとつの方法として、自動車教習
「今までのように自動車運転ができなくなるので
所で「教習」を受けることをお勧めします。ちょ
は?」と不安になられる方が多くおられます。し
うど、長らくペーパードライバーだった人が再び
かし、取得した運転免許証は容易には失効しませ
運転を始めようとする場合の「教習」と同じよう
ん。まずは、県の運転免許センター(盛岡免許セ
に考えられます。
ンター:℡019-606-1251、県南免許センター:℡
身体に障害を持った方が教習を受けるために
0197-44-3511、運転免許試験場(盛岡市玉山
必要な補助装置付き教習車を備えている教習所は、
区)
:℡019-683-1251)へ「適性検査」について
岩手県の場合も各地にあります。参考資料として
問い合わせてください。
岩手県立大学の学生さんの調査資料を挙げました
その検査によって運転が可能かどうか判断さ
れますが、その中には運転の際の限定条件が付く
場合があります。たとえば、脳卒中の後遺症で右
の上肢・下肢に機能障害がある場合は、
「左の上
ので、該当する教習所に対応が可能かどうか直接
お問い合わせください。
http://p-www.iwate-pu.ac.jp/~yonex/drive/
(掲載了承済)
肢・下肢だけで運転できる装置の付いた乗用車」
ご自分のペースで行動できる自動車運転は、
といったように、です。運転を再開するには、こ
行動範囲が拡大され、社会生活への自信にもつな
の条件を満たす乗用車を準備すればよいのです。
がります。ちょっと運転をためらっている方、ま
しかし、いままでとは違った方法で運転する
ずは一歩を踏み出してみましょう。
ことになり、多くの方は「いきなり公道を走行す
るのは不安だ」とおっしゃいます。そこで、その
担当●作業療法科長 鷹觜 悦子
■編集後記■
早いものでもう8月、真夏の到来です。梅雨雲を見上げながら早く夏になれと祈っているこのごろです。
さて、今回から企画シリーズ「トイレ」編から「ホール」編として県内各地の公共ホール(会館)を取材し、引き続き掲載していきた
いと思っております。誰もが住みやすい、住み続けたいまちづくり、ユニバーサルデザインとして、考えてみたいものです。
これからも、皆様の生活に役立つ情報を掲載していきたいと思っておりますので、ご意見、ご要望をお待ちしております。
( 担当●医事課長 米澤 和美 )
<年4回発行>
発行●いわてリハビリテーションセンター 所在地●〒020−0503岩手県岩手郡雫石町七ッ森16番地243
TEL019−692−5800 FAX019−692−5807
Eメール●[email protected] インターネットホームページ●http://www.irc.or.jp/
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