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WAに向けた規制緩和提案(レーザー光を用いたリソグラフィ装置)

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WAに向けた規制緩和提案(レーザー光を用いたリソグラフィ装置)
経済産業省
貿易経済協力局
貿易管理部
安全保障貿易管理課
井上課長殿
安全保障貿易審査課
長谷川課長殿
安全保障貿易管理課
芳川安全保障情報調査官殿
WAに向けた規制緩和提案(レーザー光を用いたリソグラフィ装置)
2006 年2月1日
(財) 安全保障貿易情報センター
エレクトロニクス専門委員会
半導体製造装置・材料分科会
平素は格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。
さて、本年度(平成 17 年度)のCISTEC分科会活動において検討いたしました結果、マスク、
半導体製造用レーザー光を用いた装置について、以下のとおり現行規制体系の再検討を提案申し上げ
ます。
1.提案内容
貨物等省令第6条第十七号へ(二) の「マスク、半導体素子又は集積回路の製造をすることができ
るように設計した装置であって、電子ビーム、イオンビーム又はレーザー光を用いた装置のうち、次
のいずれかに該当するもの」に「(一)で規制される以外の方式で」との記述を追加するよう、ご提
案申し上げます。
WA
3.B.1.
f
貨物等省令第6条第十七号へ(二)
2.Equipment specially designed for mask making マスク、半導体素子又は集積回路の製造
or semiconductor device processing using
をすることができるように設計した装置
deflected focussed electron beam, ion beam or であって電子ビーム、イオンビーム又は
"laser" beam having any of the following:
レーザー光を用いた装置のうち、次のい
ずれかに該当するもの。((一)に規定
Note 3.B.1.f.2 . does not control any
equipment controlled by 3.B.1.f.1.
されるリソグラフィ装置を除く。)
1.∼3.
a.
A spot size smaller than 0.2 µm;
b. Being capable of producing a pattern
with a feature size of less than 1 µm;
or
c. An overlay accuracy of better than ±
0.20 µm (3 sigma);
1/2
(中略)
2.趣旨/理由
平成 17 年 12 月公布の政省令改正にて半導体用リソグラフィ装置(貨物等省令第6条第十七号へ(一)
1)の規制が緩和され、露光装置に使用する光源波長の閾値が「350ナノメートル未満」から「2
45ナノメートル未満」に変更された。また同条 同号 へ (二)では電子ビーム、イオンビーム、レ
ーザー光を用いたマスク、半導体製造装置も規制されている。半導体露光装置の光源は g 線ランプ、
i 線ランプからKrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザーヘと変化してきた。これらの光源
波長は既知であり、(一)ではランプ、レーザーにかかわらず光源波長による判定が可能である。従
って、(一)にて判定済みの「エキシマレーザー光を露光光源とするリソグラフィ装置」は(二)で
は判定不要とすべく、限定条件を付与しようとする提案である。
(一)で規定される方式の装置は、エキシマレーザー光を含むステップアンドリピート方式又はステ
ップアンドスキャン方式の光露光装置であり、
(二)では(一)以外の露光装置を規定しているので、
全てのリソグラフィ装置は、必ず、
(一)又は(二)に分類される。
以
2/2
上
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