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今年もすでに全国各地で食中毒は起こっています。 皆様もご注意ください

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今年もすでに全国各地で食中毒は起こっています。 皆様もご注意ください
今年もすでに全国各地で食中毒は起こっています。
皆様もご注意ください!
さて、今回はサルモネラの検出状況についてです。
今現在の腸内細菌検査におけるサルモネラ陽性件数が、
平成 26 年度の同時期よりも多く検出されています。
食中毒を起こさないためにも、予防をしっかりしていきましょう!
(平成 27 年7月 更新)
1)つけない!
手には様々な雑菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを、食べ物につけないように
しましょう。
2)増やさない!!
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖します。しかし、その増加も10℃以下ではゆっくりとなり、マ
イナス15℃以下では停止します。そこで、食べ物に付着した菌を増やさないため、低温で保存す
ることが重要となります。
3)やっつける!!!
多くの細菌やウイルスは加熱により死滅します。肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば
安全です。特に、肉料理は中心部までしっかり加熱(75℃で1分以上)するとよいでしょう。
☆サルモネラ菌について知っておくことも大切です☆
(1)サルモネラ菌ってなぁに?
人に対して病原性を持つ菌のことです。サルモネラ菌は、症状が重症化しやすいサルモネラと、
感染型食中毒を起こすサルモネラに大きく別けられます。
また、熱や酸には弱いですが、
、冷凍しても死にません。このことは、食
品からもサルモネラ食中毒が発生することに関連しています。
(2)どんな人が食中毒を起こすの?
年齢的には、子供がサルモネラ感染症になりやすいです。特に 1 歳未満の乳幼児などの小さ
な子供、高齢者、免疫が弱まっている人、HIV 感染者等でサルモネラ感染症は重症になりやす
いです。
(3)サルモネラ食中毒の特徴は?
サルモネラ菌は、自然界に多く存在し、牛などの家畜はもちろん、
も保菌しています。
一般的に1g中に1万個以上のサルモネラ菌に汚染された食品を摂取すると感染し、食中毒
症状である急性毒症状である急性胃腸炎を引き起こします。
(4)サルモネラ食中毒の主な原因食品は?
多くの場合、加熱が不十分だったり、生の食品を摂取することで感染すると言われています。
主に食肉や卵が原因食品となりやすく、その他にも、低温殺菌されている乳製品、生クリームを
使ったケーキなどでも感染します。
(5)なぜ感染するの?
サルモネラ菌に汚染された手指や調理器具、テーブルやドアノブなどの汚染された箇所に触
れることでの接触感染や、感染した人や犬・猫・爬虫類といったペットの糞便を介して感染する
場合もあります。
(6)どんな症状が現れるの?
サルモネラ食中毒になると、おへそ周辺の腹痛と、下痢が数日続き、発熱も引き起こします。
サルモネラ食中毒はカゼに症状がよく似ているので注意しましょう。
(7)健康保菌者ってなぁに?
サルモネラ感染者の中には、
があります。これを
と言います。当センターでも、サルモネラが検出された方の中に、このよ
うな方がみえました。
健康保菌者の方も、食中毒を引き起こしてしまう要因のため、食品従事者は食中毒予防の
観点から、病院で治療することが大切です。
(8)感染した場合どうすれば?
サルモネラに感染した場合、成人の方は最寄りあるいは、
(胃腸科、消化
器内科)を受診してください。小児の場合は小児科を受診するとよいでしょう。
(9)予防対策ってありますか?
サルモネラ菌は熱に弱いので、食品など
を行ってください。また、調理前や生肉を
扱った後は
、
をしてから他の食品を取り扱うようにしましょう。
まな板や包丁などの調理器具においては、充分に洗浄し、熱湯や次亜塩素酸ナトリウム、消
毒用エタノールなどで消毒してください。
*以上を2回
繰り返します。
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