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ー9世紀末~20世紀初頭 ・ 国際市場における絹織物の低価格
埼 上 大学紀要 教 育学 部 ,5 6( 1 ) 2 91 -3 05 ( 2 0 07) 1 9 世紀末∼2 0 世紀初頭 ・国際市場 における絹織物の低価格化 と流行品 - 『 欧米染織鑑』 に収録 された織物サ ンプルの分析田村 均* キ ー ワー ド :19世 紀 末 ∼20世 紀 初 頭 、 国際市 場 、 絹 織 物 、流 行 品 、 欧 米 染織 鑑 一 日ハー E rヨリ安価 ナ ル製 品 ノ需要増加 ス」 1. は じめ に 4) と述べ、「 生産多量価格低廉 ノ結果、絹織物 ヲ平 1 9世 紀 後 半 か ら20世 紀 前 半 に か け て、 ヨー 民化 ス トハ欧州於 ケル機業 ノ形勢 ニ シテ、即チ ロ ッパお よびアメ リカで進行 した絹織物 の低価 織 ル二時 間 ヲ費サズ価格低廉 ノモ ノヲ多 ク造 出 格化 は、それ まで もっぱ ら特権 ・富裕層 向けの シ、黄塵 上下 ノ区別 ナ ク凡 テ絹織物 ヲ身二纏 ヒ 智イ 多的商品であ った絹製 品が大衆化す る未曾有 得 ル方法 ヲ言 錐先 シ、之 ヲ実地二行 フハ刻下 ノ現 の状況 を惹起 させ た。庶民 向けの 「 新需要」( 服 況ナ リ」 5) と報告 している。 971 )の拡大 にささえ られて、中 .下級 品 吾臥 1 青年期 に リヨン織物学校へ の留学 を経厳 した レベルの絹織物生産が きわだって発展 したので o数 わが国有数の染織技術者 ・近藤徳太郎が 、l あ る。 こうした 「 絹の大衆化」 ( 松原 、2003)の 年ぶ りの フラ ンス再訪 で 目の当た りに したのは、 プ ロセスは、生糸お よび絹製品の世界 的な需給 「 近来ハ I g L i 地僻 村 ノ婦 女子 二重 ルマ デ皆 之 レ )、近代 関係 をはげ しく変動 させ るのみ な らず l ( 絹織物- 引用者) ヲ用 ウルノ風 ヲ為 シタレ に生 きた人々の ライフス タイルそれ 自体 -日常 バ」 6) とい う状況であ った。 いいか えれば、価 性 の構 造 に多大 な影響 をあ た えず に はおか な 格低廉 の商品でないか ぎ り、絹織物 の新 たな需 か った。い うまで もな く、 この近代特有の社会 要層 となっていた地方農村 部 の人 々の購買欲 に 変化の出現 は 日本 で も例外 で はなか った 2)。 は対応で きない とい う時代 の趨勢であ った。欧 当時、 日本 よ りも急速 に進展 していた欧米絹 米社会 において、中層 のみ な らず下層 の人たち 織物の低価格化 については、海外市況調査のた まで もが 日常的 に絹織物 をまとい、 シル クの流 め、農商務省 の委 嘱 または指令 に よ り同地 に派 行事情 に関心 を向けは じめたのである。 遣 された視察調査 員の復命書や実業練習生 の現 すで に欧米市場 で顕著 となっていた絹織物の 地報告がひと しく指摘 した点であった。 た とえ 低価格化 は、新需要 に対応す る 日本産生糸お よ 899 ( 明治 3 2)年 にイ タリア ・フラ ンス両 ば、1 び羽二重 な どの輸 出市場 の趨勢 を見極 め ようと 国の絹業 ( 織物業 と蚕糸業) を視察 した近藤徳 していた政府 ・農商務 省の一大 関心事 であった。 世界 ノ 太郎 ( 当時、栃木県工業学校長)3) は、「 と同時 に、 もはや国際市場 の動 向 とまった くす . H . ( : 噂好ハ常二価格低廉 ノ織物 二傾 ク趨勢 ヲ示 シ、 縁 ではい られな くなった 日本 の在 来織物業界 は、 輸 出品のみ な らず 国内市場 において発生す る新 ● 埼玉大学教育学部 コラボ レー シ ョン教 fT 訴権 たな庶民需要 に対応す るべ く、みずか らも低価 - 291- 格化指向を顕在化 させつつあった7 ) 。 インなどについての具体的情報 をもとにサ ンプ したがって本稿 は、明治期の 日本織物業界が 遭遇 していた国際的な環境変化 -絹 をめ ぐる需 ル群の製品分類 をおこない、お もに絹織物類 の 製品特性 と流行 トレン ドの分析 を試みる。 給変動や競合関係 の特質をあ きらかにす るため、 同時代 の現物史料 にもとづ き、欧米市場で進行 2. 『欧 米染 織鑑 』 と収 録 サ ンプル につ い て していた絹織物の低価格化 をめ ぐるよ り具体的 な状況把握 と流行 トレン ドについての考察を試 (1) 『 欧米染織鑑』の概要 み る。筆者が重視す るのは、絹織物の世界的な 1 9 00 ( 明治33) 年 5-1 2月、編者の 1人 ・山 低価格化 とあいまって進行 した薄地軽量化の動 口務が、欧米染織業の調査研究のためパ リ万国 向である。素材的な観点に立てば、絹織物の低 博 覧会の視察 を兼ねて欧米諸国へ 出張 した際、 価格化 は薄地軽量化 となって進行 していたか ら フランスの リヨンにいた海外実業実習生 ・登坂 である。当時、わが匡摘 数の染織技術者であっ 秀興 と標本蒐集の企画 を立て、 ともに欧米各地 た近藤徳太郎 も欧米社会での薄地織物の流行 に で収集 した織物類 を帰 国後 に標 本 集 と して編 注 目してお り、本稿では、 とくにこの点の実証 纂 ・発行 した ものが 『 欧米染織鑑』であるM。 にせ まってい きたい。 その当時、農商務省の技 師であった山口は同省 依拠す る史料 は、1 901 ( 明治 34) 年 8月に東 商工局工務課長 と東京工業学校教授 を兼務 し、 京で編集 ・発行 された、外 国製織物の標本 カタ 1 895 ( 同2 8)年 に開催 された第 4回内国勧業博 ログ 『 欧米染織鑑』 ( 山口 務 ・登坂秀興共編、 覧会の染織部門の審査員 をつ とめるなど、 日本 に収録 された織物サ ンプル の染織業界 を監督 ・指導す る立場 にあった10)。 群である。『 欧米染織鑑』には、1 900( 同33)午 なお、編者 2人は、いずれ も東京工業学校 の前 実用社、写真 1) 8) 7月∼1 0月に、編者 2人が フランス をは じめス 身である東京職工業学校の卒業生であ り、登坂 イス ・ドイツ ・イタリア ・イギ リス ・アメリカ 秀興 は帰匡卜 後、東京小石川で織物工場 を経営 し、 の 6ヶ国で収集 した織物類 の端切 れ102点が収 後年、桐生織物脚; ) の技師長 となった。 録 されている。以下、編者が解説用 に個 々のサ 同書の序文筆頭 には、「 其貼添す る所 の標本 ンプルに付加 した生産地 ・使用原料糸 ・重量 ・ は悉 く実用に適切 なる品種 に属 し、普通世に行 価格お よび用途 などの商品デー タに くわえ、筆 はる 、所の もの と全然其の撰 を異 にす」 11 ) とい 者がお こなった実体観察か ら得 られた配色デザ う、編者 らが師事 した と思われる先輩格 の染織 技術者 ・平賀義美 ( 農商務省技師)の推薦文が 冠 されている。編者みずか らの序文 には、山口 務 によって 「 従来世間に流布す るところの染織 物標本類 は華美艶麗徒 に俗 目を喜 ば しむるのみ にて、其の実際 に効用 あるもの極 めて僅少 なる の憾 あ り、本書 はい さ 、か この点 に注意 した り」 t2) として、華美端麗 な奮移 品ではな く実用 品の収集 ・収録 につ とめたことが記 されている。 標本集の刊行 目的は、「 欧米各 国主要機業地 に 於ける普通染織物の一班 を紹介 し、以て我邦 当 業者の参考に資せ ん とす るにあ り」 1 3) とい うも のであった。 そ して序文 につづ くのが、1 02頁 にわた って - 292- 配 された実物のサ ンプル群 であ る。 1頁 ごとに ことが判 明す るので、サ ンプル ・デー タの比較 約 9×9セ ンチ大 の織物標本 ( 端切 れ)が 1点 考察 にあたっては、編者 らが提示 した換算 デー 蒐 ずつ貼付 され、「品名」 をは じめ、「産地」 「 タに依拠す ることとす る。 ・ ・ r ・ ・ ・ 集 年 月」 「帽」 量 目」 「 丑 朴値 段 」 「 小売値 なお、 ス イス製お よびイタ リア製のサ ンプル 丁備考」( 用途 、流行 な ど)につ いての個 々 段」 についての価格 デー タはフラ ン表記 になってい の商品デー タが付 記 され てい る ( 写真 2)。実 る。 当該製品 をフランス国内で調達 したのか、 ) 馴 勺織物のサ ンプル集 と しての F 欧米染織鑑 』 あるいは現地 において フラ ンス通貨 で購入 した は、茶色 の皮革で装丁 された重厚 な標本帳であ ものなのか、その詳細 は不 明であ る。 る。 同書 の発行部数は不 明であ るが、販売価格 (2)収録サ ンプルの製品分類 と収集地 0円 とか な り高価 であ った。 は3 0 2 点 を国・ 生産地別お 表 1に、収録サ ンプル1 ところで、織物 サ ンプルの 「帽」や 「 量 目」、 そ して 「 卸値段」 な どの価格 デー タは原則 と し よび織物種頬別 に示 した。 国 ・生産地別の内訳 て各国ごとの度量衡お よび通貨 で個別 に示 され 3 点 (リヨン3 1・ブル ゴア ン 2)、 は、 フラ ンス3 るが、編者 たちは 日本基準 に換算 した数個 をそ 6 点 ( チ ュー リヒ2 5・ウ-ス ター 1)、 スイス2 れぞれ補足 して くれてい る。 当時における各 国 7 点 ( ク レフェ ル ト1 7 ) 、 イ タ リア1 0 点 ドイ ツ1 通貨の為替 レー トは、 1フラ ン -40 銭 ( フラ ン ブラッ ( コモ 9 ・ミラノ 1)、 イギ リス 3点 ( 0 銭 (ドイツ)、 1ドル -2円 ス)、 1マルク -5 ドフ ォー ド2 1マ ンチ ェス ター 1)、 そ して ア ( アメ リカ)、1シリング -5 0銭 ( イギ リス)と 3 点 ( パ ターソ ン1 3 )であ る。サ ンプル メリカ1 してあっかわれている。 同番 に挿入 されていた の大多数が、当時、世界 的 な絹業 中心 地であっ 1 895年) に よる と、 リヨン領事館職員 の書簡 ( た リヨンをは じめ とす るチ ュー リヒ ・クレフェ 当時の銀立てによる為替相場 は 1円 -2フラ ン ル ト ・コモお よびパ ター ソ ンといった世界有数 2 5 サ ンチームす なわち40 銭 - 1フラ ンであった の絹業都市 か ら集め られた実用 的な織物商品で 表 1 国 ・生 産 地 別 の サ ン プ ル 数 国 .生 産 地 フ ラ ンス ス イス * * 純 クモ ビロー レー ポ ス タフ その他 プ ンジー リン タ ド ( 極 の棚地 ( 極 天怒械 滞淡泊 押紙漸 その他 絹釧) 薄絹 5 8 2 1 7 ) 【 綿織 物 】 サ テ 紋純 ン ( 締 子物) 3( 1 ′ ト ドイツ アメ リカ イ タ リア リヨ ン プルゴアン チューリヒ ウ-スター クレフエルト/ 1 ' 夕-ソン コモ /織 物種 籾 計 【 網 繍 交紙 物 】ビロー サ その他 テンド 【 純 毛 交織 物 】ポ そプ の他 リン 1 5 1 2 3 21 2 8( 1 ) 2 1 2 * * 4 2 2( 1 1 ) 9( 1 ) 8 1 ll 3 2 7 1 5 1 1 1 1 】 i 1 1 1 イギ リス 計 ミラノ プラッドフォードマンチェスター * * 3 1 5 2 1 3 0 L 6 l 7 9 2( 2) 2( 2) 4 9 4 1 ( a麻 交織 物 】 リノ ン 【 糸織 物 】 ビロー ド 1 3 1 1 】 注) *印 は紡宕ほ円糸 を使用 した もの を示 し、内数. ( r 欧米地織 鑑j1 901 1 年 、実用社 、筆者所f I ' S R) - 293- あった。 なお、 フランスのサ ンテテ ィエ ンヌ産 う順序 になる。 お よびスイスのバーゼル産の リボン ・サ ンプル はふ くまれていない。 注 目したいのは、各種 の絹織物サ ンプルの収 集地 と重点収 集 され た製 品種類 で あ る。 ヨー 9 点 これ らを織物種 類 別 にみ る と、絹織 物7 ロ ッパ産の ものでは、 リヨンか らは紋織 をのぞ ( 7 8 %)のほか、交織物2 2 点 ( 2 2 %) と綿織物 く 8種類が集め られたのにたい し、チュー リヒ 1点 (1%)が集め られている。交織物の内訳 とクレフェル トか らはそれぞれ 4種類 であった。 は、絹絹交織物が ビロー ド( 天篭城)とサテ ン( 緯 いっぼ う、拾頭 いち じる しいアメリカの機業都 チ) を中心 に1 7 点、絹毛交織物がポプ リンなど 市パ ター ソンか らも 4種類 であったが、 これ ら 4点、そ して絹麻交織物が リノン ( 寒冷紗) 1 点であった。交織物の うち、収録点数の もっと ヨー ロッパお よびアメリカの 4大絹業都市か ら こはく 共通 して もっ とも多 く収集 されたのは、琉蛸の も多 い絹綿交織物 は ドイツの ク レフェル ト産 薄地軽量品であったタフタ ( t a f f e t a s )であった。 (7点)のほか、 リヨン産 (3点)やチュー リ ヒ産 (3点)が集め られている。 ついで重点選択 的に収集 されたのが、絹モス リ ン ・薄 クレープ ・ポ ンジー といった、おな じく 各種交織物は絹織物の代用低価格 品 としての 薄地軽量品に属す薄地絹物類であったことがあ 機能 をもつため、 ビロー ドやサテ ンといった織 9 世紀 きらか となる。 これ らも、 タフタ同様 、1 物類が当時の流行品であったことが うかがえる。 末か ら2 0世紀初頭 にかけての欧米社会で もっと 純絹製の ビロー ド・サテ ンは、絹な らではの艶 ) 0 も流行 していた人気商品であった15 やかな光沢 としなやかな触感 を持 ち味 とするも なかで も興味ぶかいのは、編者たちが紋紙製 のであった。 また、横臥組織の平滑 な薄地軽量 品の収集 にあたって、 ヨー ロッパのなかで もっ 品の タフタ ( 蒋淡泊) も1 9 世紀後半以降 もっ と も流行 していた品種であ り14)、緯糸に毛糸 ( 枕 とも紋織 ( フアソネ、f a G Onne )の伝統 と技術 的 蓄積があるリヨンにサ ンプルをもとめていない 毛糸) を用 いて横畝組織 をあ らわす絹毛交織の 点である。『 欧米染織鑑』には、リヨン製の紋紙 ポプ リンは、その代用低価格 品であった。 なお、 製品が 1点 もない。収録 されたのは、 よ り安価 1点だけ収録 された綿織物 は、 イギ リスの綿工 な製品を量産 ・供給 して絹の都 ・リヨンを脅か 業都市マ ンチ ェス ター産の綿 ビロー ドであった。 していたチュー リヒとクレフェル トの 2都市か 9 点の絹織物の うち、その そ して、収録点数7 3分の 1は リヨン産 ( 2 8 点)であった。2位以 らの当該製品であった。その選択 に、実用性 を 最優先 して収集 にあたった編者 たちの意図が よ 21 点)、パ ター ソン産 ( ll 下 は、チュー リヒ産 ( み とれ よう。 点)、 クレフェル ト産 (9点)、 コモ産 (7点)、 当時、スイスのチュー リヒは、「タフタ、模様 ブラッ ドフォー ド産 (2点)、そ して ウ-ス ター 織其 の他 所 謂 ドッビー、アーチ クル ( Dobby 産 (1点) となる。収録 された絹織物サ ンプル Ar t i c l e;ジャガー ドよ りも簡便な ドビー装置 を を、「 紋織 」・「 サ テ ン」イ ビロー ド」・ 「タフ タ ( 静三 晩泊 ) 」・「 絹モス リン ( 極辞絹) 」.rクレー 用いて製織す る比軟的単純 な反復模様柄の こ と - 引用者)」 などを得意 とした。これにたい ■ 6) 」・rポ ンジー (絹紬)」・「その他 プ ( 極薄縮緬) し、 ドイツの ク レフェ) I ,トは 「 天 鷲拭 及 び プ の薄地物」お よび 「その他」の 9種類 に製品分 ラッシュ ( 通称 「ブラシ天」 とよばれ、毛足の 引用者) なる も、網 棚 類すると、 もっとも収録点数が多いのが 「タフ 長い ビロー ドの こと- タ」 ( 33点)であった。つ いで、「 その他」 ( 1 3 交織物の産出亦 た著 し」 】7) かった。 点)、「その他の薄地物」 (10点)、「サテ ン」 (6 ちなみに、 ドイツ絹業の中心都市 クレフェル 点)、「 絹モス リン」 (5点)、「ポ ンジー」(5点)、 トでの原糸消費是 は、生糸100にたい し紡績絹糸 「クレープ」 (2点)、「ビロー ド」 (1点) とい 93、そ して綿糸25とい う割合であったIB )。 ドイ -2 9 4- ツでは、生糸 と生糸 よ りも安価 な原非 1 ト 糸であっ 3.薄 地 軽量 晶 の製 品特 性 - た紡績絹糸や綿糸 を交織 した低価格製品が さか タ フ タ と絹 モ ス リン を中′い こ- んに生産されていた。絹織物サ ンプルのなかに も、紡績絹糸を使用 した もの と してクレフェル 本章では、『欧米染織鑑』の収録サ ンプル群の ト産のサテ ンのほか、 リヨン産の 「ポ ンジー」 うち、当時、欧米市場で流行 していた薄地峰畳 ( ponge e、通称 『 里昂羽二重』) 、イギ リスのブ 品の代表的事例 として( ヨタフタ ( 薄琉拍) と② ラ ッ ドフォー ド産の 「その他」 ( "リバテ ィサテ 極薄地絹類 ( 絹モス リン・ 薄 クレープ・ ポ ンジー ン● 'または "ウオツシングシル ク" とよばれた、 など)のサ ンプルをグループ抽 出 し、それ らの 経糸 に紡績絹糸を使用 した洗濯可能な 『 耐洗絹 3点 製品特性 を分析す る。 タフタのサ ンプルは3 カウン トで きるのにたい し、極薄地絹頬のサ ン 布』)がふ くまれている。 い っぼ う、 フランスで も 「当時同匡Ⅰ の機業家 プルは24点であった。 なお、製品によって織 帽 ( 布帽)が まちまち は、全力 を挙げて流行品の製織 に従事 したる結 果、紋織物は平織物 に、純絹物 は交織物 に、高 であるが、大略、 ヨーロ ッパの並幅水準である 価 なるは下等品に、各漸次変遷 し、琉璃織、清 5 0セ ンチ ( 一尺三寸二分) ∼6 0セ ンチ ( 一尺五 子地、 ビロー ド、プラッシュ、ポプ リン、 フー 寸八分)前後の もの と、その倍 にあたる 1メー ラ一、 レース、煽煽傘、裏地等の織物類 も著 し トル1 0セ ンチ ( 二尺九寸)∼同2 0セ ンチ ( 三尺 き発達 を遂げ き」 とい う勢 いを示 していた.9)0 一寸六分)の大幅物 に分類で きる。製品単価 を この趨勢は、世界の絹業 中心地 リヨンの絹織物 比較す る場合 には、便宜上、大幅物 はその価格 生産が督修品や高級品か ら中 ・下級品にシフ ト を半額 に して概略的に考察す ることとす る。 タ し、「 軽 目ノ織物ハ絹綿交織物 卜相並 ビテ産出 フタは並幅 ( 広 幅) であ り、大幅物は絹モス リ 額 ヲ増加 シ、高価精巧 ノ織物 ヲ圧倒 ス」 20)とい ンに多い。 う新 たな状況が出現 していたことを意味す る。 その結果、 リヨンで も低価格化へ の対応のため (1)タフタ( 薄味f E l ) の製品特性と流行 トレンド に、 よ り安価 な生糸 をは じめ生糸 よ りもさらに タフタの収集地は、チ ュー リヒほか ( 1 3点)、 安価 な紡績絹糸を使用す る絹織物や、株毛糸 ・ リヨン (8点)、パ ター ソン (8点)、そ してク 綿糸 などを交織す る各種の交織品種が さかんに レフェル ト (4点)であった。 これ らのサ ンプ 生産 されていたのである。 ル3 3点は、個 々の製品名 にもとづ き11種類 に細 分類 で きる ( 表 2)。全体 的 な特徴 と して、 1 表 2 タ フ タ (蒲 焼 拍 ) の 製 品 分 類 ア タフ タ タフ タ タフ タ グラーセ プ アソネ プロ シェ ジ ョア * タフ タ 1 2 「 12 1 2 「 l タフ タ レジェ ( ペキ ン) タフ タ シー ヌ タフ タ エ コ七一ズ タフ タ コー ド タフ タ アル ミュ-ル タフ タ ア ジ ョア 平 タフ タ 縞 タフ タ 餅 タフ タ 格子 タフ タ 高 配 タフ タ 按 タフ タ 操子 入 タフ タ コ ドレ 頼子 人格子 タフ タ 玉虫 タフ タ 新柄 ( 紋紙 ) タフ タ 縫織 タフ タ ク レフェル ド 6 2 21 41 13 - 2 9 2 チ ュー リヒほか タフ タ ユ ニ ( 表 1にお な じ) 三 ) *印は、 ウ- ス ター ( ス イス)取 を示 すO i L l - 295- メー トルあた りの単位重畳が、 日本式 に換算 し がわか る。 同時代 の 日本で着手 されていた輸 出 0 匁 ( 3 7 . 5グ ラム)前後 も し くは1 0 匁 以下 の て1 向けの タフタ生産 は もっ ともシ ンプルな平 タフ 軽量 品が多 い ことをあ らか じめ指摘 してお きた タが主流であ り、やや高度 な もの と して も勾 配 い。 なお、 タフタない しタフタ地は、絹糸 をあ タフタがせ いぜ いの ところであった。 らか じめ染色 して製織す るいわゆる先染めの無 こうした タフタのサ ンプル群の なかで、比較 地物が多か った。 的多数 を しめ るのが タフタ フアソネ (9月) と タフ タには、色無 地製 品 の 「タフ タ ユ ニ」 タフタ ユニ (6点)であった。前者 は、タフタ ) ( 平 タフタ、アメ リカ製は 「プ レイ ン タフタ」 地 ( 変化平織組織) にジャガー ド装置 に よる模 をは じめ、平織地 に縞 ・緋 ・格子模様 を織 りだ 様柄 ( 締子組織) を部分的に組 み こむ技巧 的な や、平織組織 を変化 させ した もの ( 写真 2-a) 製品であるのにたい し、後者 はまった くシンプ 布 南面 に勾配 をつ けた 「タフ タ コー ド」 ( 高配 ルな単色基調の無地製品である。 そ して、技巧 タフタ)や斜文組織 の 「タフ タ アル ミュ-ル」 的な タフタ フ アソネに類似 した もの として、浮 ( 綾 タフ タ)、組織 に隙間 を入 れた 「タフタ ア t >じ -b) 、玉虫色の ジ ョア」( 頼子入 タフタ ;写真 2 模様 の タフタ プ ロシェをあげるこ とがで きる。 タフタ フアソネや同プロシェの模様柄 は、小 さ 輝 きを もたせ た 「タフタ グ ラーセ」 ( 玉虫 タフ な花柄や蔓 ・茎 をあ しらった可憐 な草花模様 を タ)、そ して 部 分 的 な紋 様 を入 れ た 「タ フ タ 特徴 とす る。 フ アソネ」( 新柄 タフタ、アメ リカ製 は 「ファン 締 子 組 織 の 模 様 柄 を浮 き立 た せ た タ フ タ )や小 さな模様柄 ( 浮模様) をあ シィ タフ タ」 フ アソネお よびプロシェ ( 写真 2-d)は、価格 らわ した 「タフ タ プ ロシェ」 ( 縫織 タフ タ) な にお いて タフ タ ユ ニ よ りも若干 高額 な ものが ど、か な り多彩 なバ リエー シ ョンが あったこと 多い ( 表 3)。 タフ タ ユ ニには、 リヨン製 の黒 表 3 タフタ製品のサンプル ・データ一覧 収i ANo 魁l l " ' l 名 9 タフタ 1 0 タフタ 8 タフタ l タ7タ シーヌ シーヌ プラ一七 ユニ 1 6 1 8 3 3 タフ∼ ■ プロシュ 2 Ⅰ タフタ 77ソネ 3 2 タフタ プロシエ t L ) 2 2 タフタ 77ソ才 . 3 タフタ ユニ 】 5 タフタ ア ジヨワ I タフタ ユニ 2 7 タフタ コード l l タフタ ア ジヨワ ー 2 タフタ レジェ 2 8 ダフタ コ- ド ' 2 5 タフタ コ- ド 】 7 1 3 タフタ ベキン l a d 3 1タフタ 77ソ寸 、 5 プレイン タフタ l l タフタ エコt . -ズ 2 3 2 6 タフタ コー ド 7 タフタ yラーtr 3 0 2 0 2 9 2 プレイン タフタ 柵Y J 鮮タフタ #979 l Lタフタ 捷タフタ S I J Rタフタ 新柄タフタ 蛾級タフタ . qr 柄タフタ 新柄タフタ ' 王タフタ #+^77g 1 ' . タフタ 稲A! タフタ 擬7 . 人タフタ 拍タフタ 指定タフタ 梢だタフタ &7 ^97g 繍タフタ 所柄タ7タ 枚†I '† 、 乙タフタ 柄( -タフタ 所柄タフタ 応配タフタ 枚タフタ 即納夕Jタ 枚タフタ 、 L タフタ a糸捷抗 〟撚糸 I撚糸 *樵 ∼a ∼越 #撫糸 J准糸 +m糸 ∼1 # ∼1 撫 a推糸 ∼l 也糸 J) 港糸 #J 器 #ー 准 ∼也糸 ポ撚糸 I心十 ∼撚糸 ∼ 糸 ★ 蘇 J撫糸 *撚糸 I抵 I+ 4迭 +小木 *抵糸 #1 幣糸 +撚糸 +推糸 ややF tD 配色アサイン 胡雌糸 前撫糸 影l 撫糸 稲器糸 胡姓糸 銅器 利払 網也糸 祁抵糸 郁ホ糸 封】 撫 節凍 荊推 耕迭糸 節遭糸 m撫 細也 耕撫 約1 5 那班 耕地 胡撫 鵜患 前捻 首l 携 耕r l 祁推 抑 耕地 糾撚 朝地 稲准 司 スイス スイス ドイツ フランス スイス スイス スイス スイス フランス スイス フランス フランス スイス フランス スイス スイス スイス ドイ プラ ス アメ め 7ラ ス アメ カ ドイ 7メ め スイス アメリカ スイス 7ラ ス アメ め アメ め アメ め 7メ め . k地 J t I T 7 蝿 自ク】 f l tに tl ベ ′ ヾ . 1*J k / ヾ T I} クl ビン クリ ピン k地 ク1 . k地 . I l t . t地 - 296 - 仙S チューリヒ 52 c nl ナユーりヒ 5 】 c m タレフェル ト 5 0 c m リヨン 6 0 c m ナユーリヒ 5 0 t m チューリヒ 5 2 c m チューリヒ 5 1 c m チューリヒ 5 2 c l m リヨン 56 c m チューリヒ 5 0 c m リヨン 5 3 c m リヨン 5 2 c m チューリヒ 1 9 c m ヮヨン 5 3 c m チューリヒ 4 8 t m +ユ-リヒ 4 5 c m チューリヒ 5 2 c m クレフエル ト 46 C1 一 一 ヮヨン 5 0 c m バターソン リヨン 5 0 c m バターソン クレフエル ト ・ 1 9 ( : m バターソン 1 9インナ ウ-スター. 4 6 c m バターソン チューリヒ 4 7 c r n リヨン 4 8 c r r l バターソン 2 】 インナ バケーソン バターソン パターノン 1 9インナ ( 鯨尺) 1 3寸7分 】● 3す5分 1】3. 12分 1尺5寸 8分 l尺3. ∫ 7分 I 3寸 7分 I' 4. 1 ■ t i分 Ir 3. I 2介 l14. J J 1]3十7分 t'2. J J 9分 1ートJ I ■2寸 7分 1 1. J J 9分 lr 3. 17分 I'2. 1 ー】分 I 3. 12分 1J3. 1 一 2分 】 J3L J J 2分 l 3、 1 L 5分 l 2. J9分 l 】'2. r4分 1l2. J ■ 7' / } i' 一 卜1 I'2, rHJ / l I I】2. 18分 1■ 2. 1 ■ 7分 無地 ( 収録番号 1)の ように 1メー トルあた り かで もタフ タ プ ロシェは流行 の変遷が はげ し の単価 ( 卸売価格)が 日本円換算で 1円8 4 銭と く、編者 たちが 「日本製 を輸 出す るは困難」 と 比較的高額なものがあるが、サ ンプル群 をみ る みなすほ どであった。流行 を喚起 した要因は、 か ぎ り、流行が な く需要 が大 きか った タフ タ 締子組織 を応用す る模様柄 とその配色デザイン ユ ニ は品' 質 に帽 ( バ リエ ー シ ョン)が あ り、 にあった ことは想像 に難 くない。サ ンプルで観 中 ・下級品か ら上級品 までのサ ンプルが集め ら 察で きる タフタ 7 7ソネや タフ タ プ ロシェの れた感がつ よい。 配色デザ イ ンには、締子組織の華麗な紋様が布 いっぽ う、 タフタ フアソネや プロシェには、 鴇全面 を覆 う紋織 ( 7 7ソネ) とはことな り、 1円5 0 銭 ∼70 銭前後 と70 銭 ∼ 1円前後の 2つの ベージュや クリーム ・薄 ピンクなどの色調 をお 価格帯がみてとj lる。 1円5 0 銭以上のやや高額 さえた色無地の タフタ地 ( 平織変化組織) に配 な価格帯 には ヨー ロッパ製の ものが多いが 、 1 される緯子組織 によるワンポイ ン ト的な花柄や 円前後以下の低価格帯 にはアメ リカ ・パ ターソ 可憐 な草花模様が、抑制の きいた気品 とシンプ ン製 ( 写 真 2-C右)が め だ つ。 リ ヨ ン産 ・ ルな美 しきを漂 わせ る。 中 ・下級品の領域 にお チュー リヒ産 ( 写真 2-C左)・ク レフェル ト産 いて、継続的に庶民需要 を喚起す るためには、 が ヨーロバ市場で競合 していたのにたい し、ア 貴族的な華麗 さよ りもシ ックな気 品 と簡素 な美 メ リカ市場 におい て は、パ ター ソ ン産が ヨー しきを両立 させ る新 しい配色デザ インが、強 く ロッパ製 よ りも低価格 な水準 を実現 し流通 して もとめ られていた もの と思われる。 そ して、 ヨー ロッパ製品な らではの配色デザ いた とみることがで きよう。 各種 の タフ タはお もに婦 人上 衣 や服 地 ・襟 イ ンの考案 とい う点において、見逃せ ないのが 地 ・裏地お よび装飾用 などに用い られたが、な 「タフタ シーヌ」( 緋 タフタ)と「タフタ グラー 耽止 37 g ′ 1m 2 7 g 】m 3 7 g /】m J I 7 g/lr n 3 3 L llr n 4 紬 1lI l 3 L I F !lr r L 2 g f ! /)n L t 6 gり m 3l h , /1m 4hl ′lm 3 5 托 ′lm 2 7 だ /1m 3 7 g lm 3 5 g′1r n 31 g′1r n 2 7 g′一m 51 打/1m 7 5 だ 1m 2 5 K lm 3 7 J I /1m 2 3 k tm 3 3 g′1m 3 5 g/1m 操作放E ) 郷地段 gAl8分. 7匁 2分 9知 8分 1 2 / A5分 8知 8分 1 2 %L2g 9匁 7匁 7分 t Z AL2分 H匁 2分 l O匁 9分 9匁 3分 7%L2分 9匁 8分 9匁 3分 8匁 2分 7/ j L2分 1 3 / n6分 l l 匁 4分 7奴 1分 6触 7分 9AL 9匁 8分 7/ b9分 6匁 2分 7匁 5分 8匁 8分 27ラン′】m 9匁 3分 ) o匁 9分 5/ N 5分 9匁 l O匁 9分 川 本円) 川 本円) 2l ] lS鉄 lf l l 9 4 鉄 日T l aS 故 =Ⅰ は4 銭 3日 zF L ー 6 0級 Zr L J . 1 0鉄 2HL 1 0抜 Zr l l 2 0級 6フラン′1m lF r l 7 4 践 lF l 畑級 lF I J 6 Sn )l l l 6 6 多 足 日1 1 5 8 銀 IM5 6 i A 1日5 6 縫 HT l 5 1鈍 Ir l l 5 2 主 監 1円4 6 圭 隻 =一 一 . 1 8続 1円3 2 i 聖 =J T 2 G 純 tI L ー 2 0 親 lF l Ⅰ 相投 ーr r J I G S _ Q lt T l 1 4 級 Hl 】2級 9 Z 鼻 先5匝 9 8鋲 9 2 手 先 I 大○ 2F 一 一 3 L l 鎖 2E T t 6 4枚 2日60縄 2E r J 3 6 叙 2F l ) 1 0沌 2E I J 3 6 組 ll l 】 9 6 級 2円 4戎 J円9 2 鎮 lJ l 】 9 6 銀 lF l l 9 0抜 =1 1 7 2 鯉 あ り○ lM8 0叙 lF r l 7 6 銭 lF l 1 5 8抜 1E l 】 5 6 扱 lF t J 2 5 鈍 り 々施行の蛮 r ) あ[ )o tF L J 3 B級 lHl J I i 隻 9 0鋲 Hr l 3 0戎 8 0事 実 7 t i 抜 7 6 級 7 0 蚊 7 01 2 6 0 扱 9 6 n 9 8 泣 Ll l l8鈍 9 8 ik 9 8 強 7 8 栽 あr J. 人O り。 ( 戎 1におなじ) - 297 - セ」( 玉虫 タフタ)の 2品種である。 タフタ シー (2)極薄地絹頬 ・絹 モス リンの製品特性 と ヌは 2点 ともにチュー リヒ産であ り、「タフタ 流行 トレン ド グラーセ」の 2点 はクレフェル ト産 とリヨン産 タフ タをの ぞ く薄地峰 量 品 と して、長 さ 1 であった。緋お よび玉虫 タフタは、サ ンプル群 メー トルあ た りの単位 重 量が約 3 8グ ラム ( 1 0 のなかで卸売価格 2円前後の上位の価格帯に属 匁)以下のサ ンプルを 「 簿地物」 として製品分 すが、同時代の 日本製にはみ られない繊細 な色 類 したのが、表 4である。 また、表 5にはそれ 調 と落ち着 いた輝 きをはなつ製品である。染色 らの一覧を示 した。 お よび製織技術の詳細はよ くわか らないが、お 考察の対象 となるのは、「ガーゼ ダマス」( 秩 そ ら くヨー ロ ッパ独 自の新技 術 に よる製品で 紗)を筆頭 に して、「モス リン プロデ」( 刺繍モ あった と思われる。ただ し、玉虫 タフタが 「 流 ス リン)、「 エ トフェ プア オブ レル」 ( 傘地絹)、 行の変遷がな く需要大」であったことをふ まえ 「クレープ」 ( 薄縮緬)、「クレープ ド シーヌ」 8 銭 と低廉 であること ると、 リヨン産の単価が7 ( 極薄縮緬)、「モス リン ド ソワ」( 絹モス リン)、 か ら、玉虫 タフタの生産技術 は標準化 していた そ して捺染物の 「ポ ンジー」 ( 薄絹 ・ 絹紬) な ど、 のか も知れない。 2 4点のサ ンプル群である。 これ らのなかには職 いずれに して も、全体 をつ うじて印象的なの 幅が 1メー トルを超 える大幅物 もあるが、それ が、スイス製 ( チュー リヒ産 とウ-ス ター産) で もガーゼ ダマ ス ( 紋紗)やモス リン プ ロデ が品種 お よび価格 の面で比校 的多彩 な構成 を ( 刺繍モス リン)などの ように、 1メー トルの とっている点である。 とくにチュー リヒ産 (8 5グラム (4匁)以下の極背の軽量 単位重量が 1 種類 1 2 点)が、 リヨン産 (6種類 8点) を品種 品がふ くまれている。 お よび収集点数において上 まわっている。おそ 当時、 日本で もっとも薄地軽量の実用的な絹 らく、 この特徴 は、当時の ヨーロッパ市場 にお 織物 は越後十 日町産 の透綾縮 (1反80匁 -3 00 すきヤ ちぢみ いてスイス ・フランス ・ドイツの 3国が三つ巴 グラム)であった。 1反 (2丈 8尺 - 3丈)の の競合 関係 にあ り、なかで もスイス ・チュー リ 長 さを 9メー トル (3丈 ×3メー トル)で計算 ヒ産が タフタ市場 を牽引 していたことを意味す す ると、その 1メー トルあた りの量 目は約 3 3グ るもの と考 えられる。 4セ ンチの小幅物 をヨー ラムとなる。織帽が約 3 表 5 薄地軽量品 ( 絹モスリン・クレープ・ポンジーほか)のサンプル ・データー覧 q l 蝕No 斜. ∼令 8 9J I ゼ ダマス 81モ リン 1ロデ 那 3 5 3 . 1 8 2モスリン プロデ 3 8 8 5 クレープ 3 7 和名 紋紗 刺軸モスリン 締エオリンス 傘地月 ー 傘地削 刺輔モスリン 傘地削 圭 毛糸 七撚糸 *ホ水 机撫糸 利他糸 一一 r t 木 削也轟 ft r t 木 抑糸 削推糸 *J t うわ 綿糸 +J t 5★ J l は kl 七 +I r e ■l Jl r I JI fl 撫 +ト B木 鵬撚糸 良 民 ガーゼ ベキン 5 2 ツイ ∼椎糸 削禎糸 滞速 さ のL J 糾撫糸 kJ #l 払 ヰ■ / k糸 傘地月 l +t h糸 如 瓜# (= . 蘇 8 3 珍柄編ai ∼伝 ー 封1 雌 3 6エ ト7エ プア オプレル 傘地封 5 】マルス1 )-ス ( マルスリ-メ) +1 せ 7 8モス ン ド ソワ 約モスリン ∼撚糸 7 9モス ン ド ソワ 約モスリン I雌 糸 削モスリン #ー 撚糸 8 0 モス ン ド ソワ 9 0 リノ ∼横糸′ 亜縦糸 5 6ボン - シャンハイ ′糸 5 3ボン - リオネ-ど 統制J 糸 吊 6 タレ 、 - エプリム 横取麻布 申撫糸 /糸 5 5 妨妙 段は ピンク. *地 I . 1 糸 l】 地に. ∩無地 ( ;+I l i地に. 地に、 アメリカ イタリア フランス スイス イタリア スイス フランス フランス フランス イタリア スイス フランス スイス フランス 剃撫糸 那淵糸 亡地に. E t スイス アノりカ +紫無地 馳LL ■ 1 1 ン 甘透きの. 白無地 l t ' 秩) * 汰 )の申柿+耕 生糸 妨紙刺糸 搬 糸 -2 9 8- 捕 lm1 0 c m hr L l 4 c m =1 ー 1 9 c m hnl L L L . m lml l c m ]r n lZCT n 5 6 c m / (タ-ソン 2 2 . 5インナ コモ 5 7 c m リヨン 6 3 1 : m チューリヒ 5 2 c m コモ 5 6 uT t チューリヒ 4 7 c m リヨン 1m1 9 c m リヨン 1m1 9 c m リヨン ミラノ 8 t t : m チューリヒ 5 8 c m リヨン 5l C n t ナユーリヒ 5 0 c m リヨン 5 4 1 : m チューリヒ 5 3 c m バターソン 2 L L 5インナ L J 牡産地 スイス ナユーリヒ フランス リヨン イタリア コモ フランス リヨン フラン7 . リヨン フランス リ ヨン イタリア コモ ( hJ t) 2) く9. 3 3J く 日/1 3l く 1J T 1尺5. 】 ー ll <5. J J 3K2. I 7分 1KL l. I ロ ツパ水準の広 幅 ( 5 0-6 0セ ンチ) に換算 しな しなやか な うえに腰がつ よい。細糸遣い ( 生糸 0-6 0グラムと おす と、広幅換算 の透綾編 は約 5 9-11デニール)の絹モス リンは当時 における い う単位重量 になるので、欧米製品がいかに薄 流行 品の筆頭 で あ り、その生 産地 は リヨンで 地で軽量であったかがあ きらか となろう。 あった21 ) 。サ ンプル 3点 ( 写真 2-e、 f右)の なかで も注 目に値す るのが 、 1メー トルの単 位重量が 6グラム (1匁 6分) とい うリヨン産 配色デザ インは、薄紫 ・白 ・黒灰 の無地物であ る。 のモ ス リン ド ソワ ( 絹 モス リン)であ る。 ま しか も、サ ンプル ・デー タか ら、絹モス リン るで蝉の羽の ような極薄地の超軽量品で、見た はいわゆる後染めの 「 反染品」であ り、その卸 目は赦密 な平織の ガーゼの ような体裁であるが、 売価格 は 日本円で 1円程度の水準であったこと 表 4 薄地物 ( 絹 モ ス リン ・ク レー プ ・ポ ン ジー ほ か) の 製 品 分 類 ( 表 1におな じ) I r ( 1 辻 卸低段 2匁 7介 】 S g lm 6 8f :Im 2 5 K lm 2 I J t :1m ) i l g/1m 3 9 月 lm l l g′】n l ] 7 g/ll n ] 7 g 1m 2 7 L rlm t JL rLl l l 6f flm t ' * tr n L I L ) だ′Lm 3 5 g′1J T ) 2 3 打 1m 3 3 だ 1m 3 3 だ /lm 2 0 g ハl n 1 7 打/1m 1や 1 8 匁 1 分 6匁 7分 7匁 7分 3匁 7分 L O 勿L L分 5匁 名分 0匁 9分 J A 5分 火 5分 7匁 2分 2匁 4分 1匁 6分 l匁 t )分 1 3知 9匁 3分 6匁 l分 8匁 8分 8匁 8分 5匁 3分 L l匁 5分 5匁 5分 ( u本ー z J ) 3I I J 2 6 破 3I I J L 6 叙 3F l J 3F L J ZF l J 舶鈍 2F l 1 4 L l 級 =E J L l 4 銀 日z J 3 6 銃 目上 】 3 6 手 曳 lF り2 B級 lll l . 1 鎖 lF ) J l 2 位 =1 1 1 0托 1日 日】 1円 ll l J 9 6 破 8 6銭 8 0 i 曳 7 2 i 史 72 ま 姓 5 6紋 ′ 】I ) E値投 1 1 1フラ ンJlm 1Tラ ン 4フラ ン 1m =l J t ; ー 】 日 L Hl l 6 L l 鈍 L ll r l 6 4 鎖 一 lPー 8 0地 4日L l O洩 4円20枚 3E ー J 4 0接 Zl l l 1 6 奴 1ー z J 9 6 故 2円 8鈍 ‖l 】 6 0級 lf L l 72放 Hl 】 6 8鈍 lF l l 7 0 鈍 =l H0 i R =1 日0妓 lF Ⅰ f . l O破 2円 8. 抜 lF I J 5 0級 lF J 日0銑 1P . J 3 6 純 1日1 6 奴 lPll 6 1 2 7 8 柵 l f _ 例o r旺例o 針 も例○ ( 衣 】におな じ) - 29 9- が判明す る。刺繍模様で付加価値 を高めた上級 ン)羽二重」であ り、卸売価格 において経 ・練 品種 の刺繍モス リンが高価格帯 (2円以上)に 糸 ともに生糸遣いの 日本製羽二重 よ りも上位 に 属す とはいえ、無地物の絹モス リンはけっ して 位置 していたことが確認で きよう。 高価 な流行品ではなかった。 む しろ、大幅で製 織 され反染 め され る絹モス リンは、低価格 帯 4.おわ りに (1円以下) に属す下級 品種 のポ ンジー類 と競 パ リ万国博覧会の視察 を兼ね、農商務省か ら 合するような安価 な製品であったのである。 刺繍モス リン ( 写真 2-f左 、g右)をふ くめ、 欧米織物業の実況調査 を嘱託 された福井県絹織 絹モス リンのサ ンプルとして リヨン産以外の も 物同業組合副組長 ・松井文太郎 は、1 9 00 ( 明治 のが収集 されていないことか らうかがえるよう 33)年の 2- 7月にかけて、 リヨンをは じめク に、当時 における リヨンの主力製品の筆頭が絹 レフェル ト ・チ ュー リヒ ・ミラノ ・パ ター ソン モス リンであった。いいかえれば、絹モス リン などの絹業都市 をめ ぐった22) . なかで も松井 は、 をは じめ とする極薄地の軽量品において比較優 農商務省か ら重点調査 の依頼があった リヨンの 位 にあったのが、 リヨンであった。流行の変遷 巣織業調査 によ り多 くの時間を費や している。 がな く需要が大 きか ったエ トフェ プア オブ レ 福井羽二重業界の代表 として渡欧 した松井文 ル ( 傘地絹)の競合関係 においては、それ まで 太郎 によれば、 リヨン織物業界が 「 高価 ナル純 優位 にあ った リヨン製 品が価格低廉 なイ タリ 絹布 ノ製造高 ノ増加 セサルニ反 シ廉価ナル絹綿 ア ・コモ製品 に庄倒 されていた ことを、『 欧米 交織 ノ製造高 ノ著 シク増加セル ト、染付 ノ上等 染織 鑑』の編者 は示唆 している。 品ノ産額減少セルニ反 シ無地物 ノ産額 ノ漸次増 また、 クレープ製品にあっては、チュー リヒ 加 セ ル」 23) 状況 にあ るのは、「 従 来貴族 的 トシ 産 ( 写真 2-g左)との競合関係が激化 していた テ一般二需要セサ リシ絹物モ今ヤ漸 ク平民的 ト なかで、 リヨンは珊糸遣 いを駆使 し撚糸の精度 ナ リ、一般 ノ社会二需要セラル ゝ二重 リシ世界 を高めた クレープ ド シー ヌ ( 極 薄縮緬) に活 ノ大勢 ヲ証ス ) i , モノ」2 4 )であった。松井 は、前 路 を兄いだ していた様子が うかが える。極薄縮 年の1 899 ( 同32)年の欧米市場で 日本製羽二重 緬のサ ンプルは リヨン製の 1点だけである。そ の売れ行 きが好調であったの も、「 世界 ノ大勢」 の ク レー プ ド シーヌに して も、卸売価格が 1 す なわち 「 絹の平民化 ( 大衆化 ) 」に起 因す ると 円2 8 銭 であることか らあ きらかなように、中 ・ ) 0 報告 した25 そ して、その 1年後の1 900 ( 明治3 4) 年の 5 下赦 品 レベルの製品であった。 なお、絹モス リンはヨー ロッパ市場 において -1 2月、イ タリア ・フランス絹業調査 のためコ 日本製羽二重 と競合関係 にあった。 フランス市 モ ・ミラ ノお よび リヨ ンに長期 滞在 した近藤 場で も、絹モス リンの下級代用品が 日本製羽二 徳 太郎 は、 「要 ス ルニ価格 低 廉 ノ絹織 物 類 ハ 重の捺染晶 ( 反染物)である 「ポ ンジー ジャボ 日下世界 ヲ風塵 ス ル ノ勢 ア レバ独 り仏 国 に限 ネ-ゼ」 ( 写真 2-h右) などの薄地の平絹類で ラス」 26)、「 愈世 ノ噂好ハ地質静 クシテ莱 ク且光 あった。低価格帯 (1円以下) に属すアジア産 沢二富ム者 ヲ望 ミテ動 カサ レバ」 27) と報告 して の薄絹は、 フランスやスイス、そ してアメリカ いる。その うえで近藤 は、「 近来世 ノ曙好ハ薄 な どで捺染加工 をほ どこされ、「ポ ンジー」や 手織物二傾 キ タル為 メ殊二六七年来ハ其需要頓 「フーラ- (ド)」とよばれた下級 品の絹織物 と 二増加セ リ、既二我 ガ羽二重 ノ如キモ専 ラ軽 自 して流通 した。 これにたい し、経糸 に紡績絹糸、 著 ヲ望ムヲ以テモ知ル可 シ」 28) と、 日本製羽二 練糸に生糸 を使用 した リヨン産のポ ンジーが、 重 と競合 しているのは唯 E l すなわち薄地軽量 の 「ポ ンジー リオネ-ゼ」すなわち 「 里昂 (リヨ 流行織物類 であることを指摘 した。 - 300- だが本稿であ きらか となったように、 日本国 場ではク レフェル ト (ドイツ)・ チュー リヒ ( ス 内で上級品であった薄地の羽二重 は、源 を- だ イス)・リヨン (フランス)の 3者の競合関係が てた欧米市場において最下級の絹織物 としてあ 激化 していた様子が うかが える。 タフタの薄地 っかわれていた。 しか も、生糸遣 いの純絹製品 軽量化 はすでに一定の水準 に到達 しつつあ り、 の 日本製羽二重 は、紡績絹糸遣いの リヨン産ポ 国際市場での新 たな競合 は、標準化 されたタフ ンジーよ りも下位 にランクされる、 よ り下等 な タ地 ( 平織変化組織)の うえにいかにセ ンスの 織物 に甘ん じていた。流行 を牽引す る絹モス リ よい斬新 な模様デザ イン ( 綜子組織) を配す る ンの下級代用品の薄絹捺染生地 ( ポ ンジー) と かに移行 していた といえよう。いっぼ う、アメ して需要拡大 していたのが、 アジア方面か ら安 リカ市場 においては、パ ターソンでの輸入代替 価 に輸入 しうる 日本製羽二重であったのである。 的なタフタ生産やポ ンジー生産が軌道 に乗 りは 1 9世紀末か ら2 0世紀初頭 にかけて、 ヨーロッ じめていた ことが看取 されるが、絹モス リンな パお よびアメ リカ市場で売れ行 きが好調であっ どの ヨーロ ッパで流行 しは じめていた超薄地軽 た絹織物は、豪華 なフアソネ ( 紋織) よ りもユ 量品の生産 はまだ本格的に着手 されていなかっ ニ ( 無地物)や反染物の ようなシンプルな製品 た ようである。 であった。需要が拡大 していたのは著イ 多的な高 2 0世紀初頭の欧米における薄地軽量の低価格 級品や高価 な厚地製品ではな く、 中 ・下級品に 品の実現は、生糸原料の品質 を落 とす方法や、 属す タフタ フアソネ ・タフタ プロシェ ・絹モス リ あ るいは紡 績 絹 糸 や綿 糸 ( 瓦斯 糸)の交織 に ン・薄 クレープをは じめ、「7-ラー」 ( f oul a rds 、 よって生 産費 の上昇 を抑 制 させ るだけで はな 軽量薄地の下級絹布- 引用者) と総称 された か った。そ れ は、 リヨ ン製 の絹 モス リンや ク 中匡卜 産絹細や 日本製羽二重 を捺染加工 したポ ン レープ ド シーヌが示す ように、高品質 の細糸 ジー ( 写真 2-h) な どの、薄地軽 量 の低価格 や精度の高い細撚糸 を応用す る新 たな低価格製 品であった。 とりわけ、その傾 向が強かったフ 品の 開発 で あ った。高 品質 の割 高 な原料 糸 を ランス市場では、新規 に開発 された絹モス リン 使 って薄地軽量の新 たな低価格製品の実現。 こ に主導 されて薄地軽量の低価格 品が にわかに流 のパ ラ ドックスの難題 に挑戦 し成功 したのが、 行 しは じめていたのである。 中 ・下級絹織物の 「 新需要」 にいちはや く対応 い うまで もな く、布 吊全面 にジャガー ド装置 を駆使 した華美 な紋織模様 を配置す る高級 フア したスイス と ドイツに挟撃 されていた、 ほかな らぬ フランスの リヨンであった。 6-2 0デニール)の横 ソネや、太糸遣い ( 生糸 1 それでは、高品質の高価 な細糸 を使 って、い 臥の明瞭な 「フアイユ」 ( f ai l l e、厚地 タフタ)29) かに して薄地軽量の新 たな低価格製品を実現 し などの旧来的な厚手の絹織物類 は、 当時の流行 ていったのか。 この新製品開発 をめ ぐる近代特 ファッションに不 向 きとなっていた。 ク リノリ 有の トリガーについては、別の機会 に考察 を く ン ・ス タイル ( c r i nol i ne)の ように、た くさん わえる予定である。 のフリルや リボ ンを用 いて上衣やス カー トを何 層 もの薄地の装布でデコレー シ ョンしなければ 注 ・参考文献 な らなかった30)。そ して、女性用 の帽子やそれ を飾 りたてる美 しい リボ ンの生地 として も、薄 1)1 9 世紀以降に顕著 となる世界的な生糸および 地軽量の織物が強 くもとめ られたのである。 『 欧米染織鑑』の収録サ ンプルをみ るか ぎり、 おもに婦人服地や襟飾 り ・裏地 などの需要 に適 応 した タフタ製品をめ ぐっては、 ヨー ロ ッパ市 - 301- 絹製品の需給変動や国際市場での競合関係を 論 じた先駆的な研究として、服部春彦 「 十九世 」( F史林』 紀フランス綿工業の発達 と世界市場 第5 4巻 第 3号 、1 971 年 5月、 1-48頁)が あ る.近 年 の研 究 では、1 9世紀後 半か ら2 0世紀 1 9 01 年、筆者所蔵)の序文. 1 0)金港堂編 F 第五 恒=* ) 国勧業博 覧会 審査 官列伝 初頭 における リヨン絹業 お よびサ ンテテ ィエ 前編』 ( 金港堂、1 903年、国立国会図番鯖蔵)、 1 22頁. ンヌの リボ ン織物業の構造変化 を分析 した松 原建彦 Fフランス近代絹工業史論」 ( 晃洋書房、 l l )∼1 3)前掲 9)の序文. 2003年)と人見諭典 「 モー ド産業における小規 1 4)前掲 1)の松原建彦 Fフランス近代絹工業史論 」 模 生産の意義一 1 9世紀後半 ∼2 0世紀初頭 にお け るサ ンテテ ィエ ンヌ紺 リボ ン工業 とモー ド ー 」( F 社会経済史学』第68巻第 5号 、2 0 03年 1 を参照のこと. 1 5)前掲 4)、111-11 3頁. 1 6)三田村 八郎 F 世界の絹業の梗要』 ( 同人、1 9 05 月、93-1 07頁)が重要であ る. また、アメリ 年、国立国会図書館蔵)、6 4頁. カ ・パ ターソンで発展す る織物業 と日本製糸業 1 7)∼1 9)前掲 1 6)、58頁 ・59頁 ・5 4頁. の関係 を分析 した研 究 と して、中林英幸 r 近 2 0)前掲 4)、95頁. 代 資本主義の組織一 製糸業 の発展 における取 21 )前掲 4)、95頁.なお、「 モス リン」 とは一般 に 引の統治 と生産の構造-』 ( 東京大学 出版会、 級密薄地の織物の通称で、イ ン ド産や イギ リス 2002年)をあげてお きたい.本稿 は、これ らの 製木綿の綿モスリンが有名であるが、枕毛糸 を 研究が共通にとりあつかっているものの、その 使用 した毛織 物 の モ ス リ ン ( 和 名 ;「メ リン 実態がかな らず Lもあ きらかで はない 「 新需 ス」丁 唐 縮 緬 」 )や、19世紀末か ら20世紀初頭 要」 ( 服部 、1 9 71 )す なわち庶民向けに需要が に開発 された紺生糸使用の絹製モス リン ( 絹モ 拡大 した中 ・下級絹織物 を、素材的お よび価値 ス リン)があった.ちなみに、明治3 0年代初め 的な観点か ら具体的に分析することによって、 の 日本 で蔵初 に生産 を手がけた京都織物会社 欧米社会のみならず近代 日本に も波及 ・遊行 し では、絹 モス リンは 「シフォン ( シホ ン)」 と た 「 絹の大衆化 ( 民主化)」 ( 松 原、200 3)のプ よばれた 1 96 9年 、35-36頁). ロセスの内実にせ まろ うとする試みである. 2) 田村均 『ファッションの社会経済史-在来織物 ( 『 京都織物株式会社全史』同刊行会、 」r 虚商務省 2 2)松井文太郎 「欧米織物業視察報告 業の技術革新 と流行市場-」 (日本経済評論社、 商工局臨時報告 明治三十 四年 』1 901 年 ( 松村 2 004年). 敏監修 F 崖商務省商工局臨時報告』復刻版、第 3)近藤徳太郎の経歴 と事境 については、日下部高 6巻、ゆ まに蕃房 、2 00 2年). 明 F 京都、リヨン、そ して足利一近代絹織物 と 23)∼2 5) 前掲 22 )、 5頁 ・5頁 ・6頁. 近藤徳太郎-j ( 随想社 、20 01 年) と前津輝政 26 )∼2 8)前掲 4)、2 4頁 ・1 01頁 195 頁. r 近藤徳太郎一織物教育の先覚者-」 ( 中央公 29)前掲 1)の松原建彦 『フランス近代絹工業史論』 は、7アイユ ( f ai l l e) を 「 節織絹布」 と訳 して 論事業出版 、2 005 年) を参考に した. 4)磯郡安次郎 ・近藤徳太郎 「 伊仏絹業視察報告 」 いるが不適 切である. フアイユ は、横畝組織が 明僚 な タフタの厚地物のこと. 『 ) &・ 商務省商工局臨時報告 明治三十凶年 」1 901 年 、1 46頁 ( 松村敏監修 F 農商務省商工局臨時 30)深井晃子監修 『カラー版 世界服飾史』 ( 美術 出 報告』復刻版、第 5巻、ゆまに脊房 、2 002年). 版社 、1 99 8年)、丹野郁編 F 西洋服飾 史 ( 増訂 5) 6)前掲 4)、1 46頁 ・95頁. 版)」 ( 東京堂出版 、20 03年)、丹野郁編著 r 西 7)前掲 2)の拙著 を参照のこと. 洋服飾史 ( 図説編)』 ( 東京堂出版 、2003年). 8)2 006年 7月に、筆者が東京神田の古書店か ら購 入 した. ( 2006年 9月 29日提 出) 9)山口務 ・登坂秀興共編 F 欧米染織鑑j ( 実用社、 - 302- ( 2006年 10月 13日受理) I , 瓢 で . ? . 守 . " 垂ヨ 軒 ′ 子 万 己 ‥ i ヰ T l 芦 芦 寸も ‥ 注ぎ ま 王 A 手 : き 工 ん … ■ き 事 . ■ 卜 . ; 喜 5 ‥ 敷▲ . _;-i. ,I ≡ . : キ 】 l ∼ I i ト i 7 汁 2 顎 - 別表 , 1 1 無地 タフタ ユニ 2 プレイン タフタ 3 タフタ ユニ 1 タフタ ユニ 5 1レイン タフタ 6 タフタ ユニ 7 タフタ ゲラ-七 七 8 タフタ グラ・ 9 タフI シース 1 0 タフタ シース l l タフタ エコモーズ は タフタ レジェ L 3 タフタ ペキン 1 4 タフタ 『 欧米染織鑑 」 に収暮 され た織物 サ ンプルの一覧 T ジョワ lワ 1 5 タフタ 7 ジz 1 6 タフタ 7 ジaワ コドレ [ 7 フ▼ンシイ タフタ 1 8 タフタ Tかミュール け タフタ ペキン 7▼ソネ 2 0 77ンシイ タフI J+ ! 1 777 7 7' 2 2 タフI 7TI Ji - 2 3 77ンシイ タフタ 304- 2 17▼ンシイ タフタ フ ベ ー ジ ュ 無 地 符 ピ ン ク 無 為 ピ ン ク 烏 地 ∫ _ t J L 玉 虫 色 卓 也 玉 虫 色 出 井 技 . 群 相 . 詳 細 多 色 の 玉 虫 披 也 乱 常 は . 赤 茶 の u J 玉 虫 投 蝕 束 . せ . 軌 乱 白 . 産 の タ タ ン . + ェ 7 タ 蚊 拝 # ピ ン ク 地 に 白 の 掃 雷 亀 t B 分 約 に 糊 の 挽 妨 1 リ ー ▲ 為 L 二 持 凝 乳辞 分 巾 l J 軸護 迦 J t 1 1 仙 ペ ー ジ ェ 無 地 【 タ フ タ 地 目 : 白 の 捌耗 ( ス ト ラ イ ベ ー ジ ュ 貴 地 ( タ フ タ J d に 空 色 の 仲 を 配 し た 白 義 子 如 A L ス ト ラ イ 1 校 舶 押 茶 . 嵐 赤 茶 . こ け 応 . ベ ー ジ ュ の 怜 子 ( タ フ タ 此 ) に 自 操 子 耗 虹 捻 他 t ( タ フ タ j L ) に 白 , 甜 姐 の 棒 を 正 し た 2 列 の 自 浄 〕 絹 l A ( ス ト ラ イ 1 帳 肋 n l l l 射 押 a ) と 獅異 を 交 互 に 恥 、 . 屯 ピ ン ク . 帆ベ 一 ・ ; ' 3 L を 放 し た 蛾朴n l 7 4 山 伽【 田 け A . 叫 や 二 紬 托 し た プ …刊 狐 色 以 僻地I l 神 郷 B L ( 〃 I J t ) に . 粥 軌 こ 白 州の 手 前 を 氏 L f = 跡 色 の 耕 税 杜 の 子 持 瓜 旺 R ピ ン ク の 鵬 に 汁 ▲ 小 二 樹弧 t ピ ン ク と 批 側e 研 し / 白 J L L : 脚. 焦 点 扱 u と . 軌 ■ に 瓜 と 兼 の 州 T i J t ( T フ タ ■ ) に . F ピ ン = 肘I M 甜 花qi 帆任 榔こ瓜相 を配し1 =窯脚 血糊 クJ L( タフタJ L)に.自 性 † ヒ 平恥 と且 uPTW のストライプ枚功 4 7 ラ ン 6 0 1 ン ナ ム / 1 m 3 0 セ ン ト / 1 ヤ ード 3 7 ラ ン 8 5 サ ン チ ー ム / J m 3 フ ラ ン 6 5 サ ン 十 一 ム / I r T 1 4 9 セ ン ト / t ヤ ード ) マ ル ク 5 ペ ニ ヒ / 1 m ) フ ラ ン 9 5 サ ン チ ー ム / 1 m 3 マ ル ク 7 0 ペ ニ ヒ / 1 m m 5 7 ラ ン 2 廿 サ ン ナ ム ′ 1 4 フ ラ ン 8 5 サ ン ナ A /1m 2 フ ラ ン : 妙 サ ン チーム/lm 3 フ ラ ン 1 5 サン+-A/)m 2 7 ラ ン8 5 サンチーム/1∩ 6 7ラン/lm L I人限地.軸 ・姐 など.発行のむ なく酋#丸 3 9 セント/lヤーr ・ ' 拶人見娘・S は ・W など.改行の変遷なく等質丸 也 ‡r J鎗下等& 47ラン9 W ンチーム/1m 蛾人馳 ・耗J B など、i t行の菅点なくガf大。 組 f jと.i E行の世速^ Jく菅野大. 47ランS O サンI f-A/)m J i人温地・軸 6 9 セント ′1ヤード J l人脈弟.恭一など.汝行の班 r Jく沓要丸 2マルタ/ln 抽入脆地・その■多t Iな丸工払 下噂品.E ] 本羽二兎の強食p E J l b 27ラン4 5 サンナーL JIl T l 妊人瓜七 ・軸 J J :と.i L行の定吉なく軌 lマルクS D ペニヒ/lm t a人吸息・衣tf Jと.没行の定吉f J ・ く暫筆太. 77ラン5 けサンナーム′Im d人最先 ・BJt その他の雄 など.油 王にま行あるが苫事大. 6フラン5 0サンチーム/1m 嬉人拙 .払t.その他の箕岳f Lと.排投敬 二 i tr T あるが荘事大. 27ランS S サンチーム/Im 9人吸盤・払t.その也のが なと.時々違行の交連あり. 47ラン3 0 サンチーム/1m 泣入取過 Rt.その他の盟拝など.時々淀f T の乾道あり. 37ラン9 5 サンチームノIm 生として9人上か二用い. 呼J i i E斤の班 37ラン3 8サンチーム′lr n 47ラン7 5 サンナーL J‖I T 王として婦人上衣に用い.I SJ > 荻行の蟹逗あり. Sフラン紛サンチームハ m 57ラン1 けサンチーム/lm 主としてD^t東にJ 恥、 .呼J ti t行の変道も) ). 47ラン3 5 サンナ-A/lr n Sフラン5 0 サン+-A/In 1 よとして成人上衣にl 机、 .時々i t庁の班 あり. S Stンレ lヤード 8 8 セント/1ヤ-ド あり. 主とLて村人上衣に用い.時々i t市の驚左あり. I7ラン2 0サンナ-A/1m Sフラン8 5 サンナ-A/lJ l l 王とLて軸 、そのtの栄鰍 こ 鮒 する机 37ラン9 0 4ンチーム/1m sフラン2 5 サンチーム′1m 王としてJ IW 3 5七ンr/1ヤード 1 9 tント/lヤード 王事糾ヽ にか ヽ時々Xr T の#丑あり. W に用い.呼◆■行 の世 王としてJ I あり. l 胡】 い.L P +i L行の較 あl J . 1フランJ S l l Tン+-A/)m 671ン6 0 +ンナーム/1m 王としてJ W 37サン恥サンナーL . /LI T l 57サン沖サンチーム/1m 圭としてA I 人上衣に用い、吋々i m のE正あり. l S セント/11 ㌧ F 6 5 セント/lヤード 王として婦人上衣に用い,呼々ま行の狂逗あり. Sl tンtJlヤード 7 8セント/Iヤード 王としてJ J人上米に用い.L M I斤のt謹あり. ll 1ウン5 廿サン+-L L /lm 王としてJ 8人上 に州い.叫4i E行の凹 あI ) .日本鼓瑞相 275>/Im Zフラン4 0サン+-ムノIr n 土としてJ IW 玉として抽入上i ( に用い.叩々故行のm あり.r l本較榊跳 水の吐合品。 27ラン9 5 サンチーム/Im 衣 の収食品. 2 5 タ タ コード 宵u 惟 化刊射、L l i磁 子1 .日 t せ化甲且) .皿 ( 好子)の捌 托維 2 6 タフタ コード 件 脚 佃 、RSJ : 卿 2 7 タ7タ コード J 排 他化甲軌 , ■ わ く 剛 .耗瓜白 く M・ )と.i l Hu押目 . J A岬A)Q ) は 汁椀t l 37ラン4 5 サ/チーム/1m 47ラン9 0サンナ-J Jlm 2 8 タフタ コード 良川41に脚 27A ・ ク1 0 ペニヒ/lr n 3マJ ' タ2 5 ペニヒ/II T 1 上としてJ )人上衣L = 用い、t t々i l斤のt連あり.B本棚 Z I 7▼ンシイ タフタ L hJ Lに.ノ 也 放点 心 子)を此粥的に配した投は析 3 5 セント/1ヤード 4 9 ・ t : ント/)ヤード 付人〟鳩 ・打片々と.i rT 了 の柑 f jく連えでS B 歩あり. 一帖l 雌. 3 0 7▼ンシイ タフタ AJ Iに.不排 の旭 丘丘 ( 仔子)を不脚 的に足し1 =投げ吊 3 8 セント/Lヤード 5 1 七ン[ /)ヤード J I人■足 ・邑暮むと.i L行咽 ユ1 タフタ 7▼ソネ タ 卜IA V対地)群呼の柾捕 uW 1を放列RL.その上に女色の草花牧杜 ( 好子) lマルク8 5 ペニヒ/1∩ 2マルク5 0 ペニヒ/lm 蛤人脈 ・魚上りr Lt.i t行の田 並しく.RJ F丑を中山するL l四書. 3 2 タフタ 守yJ lけ7 I A) .ピンクとさの小さな花 ・X ( 血収枚t D と白の事W の) 37ラン9 5 サンナーム/lm Sフラン貯サンナーム/Im 甘心 とA肘稚・ Z仲.Z蜘 ■屯】 ㍑ FD鵬 lフラン却サン十一ム′1m 6フラン6 0+ンナ-A/Ir T l d佃 ・帥 Qr Lと.止行の王立d Lしく.E l J 和 を61 出するは辞乱. i t行の較 r Jくf事大. 1ロシ1 昏刊棚 維L 糾 しhlC E T 7 .榔 断 .か れ ンジ㈹ 噸 .さらに勺虎白 く 肝 )の二加 格子 に用い.L y々i t庁のが ちり.E l 脚 のe I舟& なくたえで書事あり. 書, 帆 .捗 りなと.i L斤の監封 Lしく.E l 手巻きや出すLt 畑L 3 3 タフタ 1ロシェ 白け▲けり Q)に e対 の小さ維 脚 ・ 3 1 エI71 ナ7 オ1レA 崇速さの且兵&( タフタJ L ) 7フラン抄サンナーム/1r n 1 07ラン5 04 1ン+-A′lm 輔札 甘速さの乱舞t L れ文机札) 7フラン甜サンチームハ n 1 1 7ラン 斬一蝿.i rf f の事更なくC軌 ' ル 3 5 エト7エ プア 寸1L 気の現食品. 冊速さの瓜圭t ( 77タJ L ) 27ラン1 帥サンナーム/1m 17ラン2 0 サンチーム′lm 朋札 i i行のt望なく甘草丸 ■括色度に上りフランス裾品を庄札 3 7 ニト71 プア オ1レル 遠さ色なしの弧無J L( タフタA) 3フラン1 0 サンチーム/Im Sフラン2 0 サンチーム/lT 7 1 絹地 ま行で唖題なく乎車九 白的 出払二上りフランス現品を圧1 私 ・ 3 8 エト7ェ 17 オ1レA 速さ色r JLの地 吐 く タフタJ L J 37ラン6 0サンチーム/1m 57ラン仙サンチーム/Lr n q l 他 社市の隻誕なく平事大.t格陛 E L =上I Iフランスg, 1 7 . を正札 3 9 サージ メルヴェジュ 瓜鼻J L( 釣文机孔l 3フラン2 5 サンチーム/1m J 177>/1r n 王として沖〟lt ・払捗りr Jと。 lエツ ' ユ 1 0 サージ メルT タ l J A拙 く 釣文も胤 27ラン4 5 サンチーム/In 375>/ln E l 王T : ほ卓也 仇暮 糊 l こ .松柏uJ l 畑地してで車九 口棚 4 1 =東の金 拾& 刺 シュラー タ I J l lよ息 t を化釣文、鞘 舶 37ラン2 5 サンチーム/Ir n 17ランS かサンチーム/ln 白i/ = 鰍 に鰍 1 2 シュラー 温泉地 ( 封と 釣女.棚 2フラン5 0 サンチーム/lm 3フラン5 0 サンチームハ m 吸盤地.払Bりをと.敢行の散在f Jくg; 至大。 3 6 エト71 ナ7 オプレA , は弧 捜しで荘幸夫.E 拝沖 ) 鵬 も W りr Jと.i行の最遠f Jく珂 大. A ) サージ こI TZ; よj lC Fr 文帆 lマルク5 0ペニヒ′Z m 2マルク/lJ 7 1 御 重まで.恥 1 4 7ルミュール 地 一( 瞥化タフタ姓) 3マルタ/1r T l J lマルク/1m d人駁亀 ・軸 ・最良りr jと.碓行の戯 f Lく青菜大. 4 5 アルミュ-〟 77ラン! 廿サンチーム′lt n 主として8人■▲・鼓昏りなr. lフラン5 0+ンナームハ n l 2フラン2 5 サン+-I . /1m 捕J B交姓で.主とL て平払 lマルタ/1m L 複軸 の長盛品で芳弘 耕J B 雄 で.圭としてJu や1エt 2マルク1 0 <ニヒ/1r r l 2マルク5 0ペニヒ/lm 主としてJ FJ t・帆 lソリング3ペンu l ヤード lシリング6 5 ペンス 付人瓜連・書義足など.敗色悪串や帆 5 0 ウオヶ シュ シルク 息女J t( モ化タフタ *) えんじ 島地( 酎t f I 文叙法) 肋f かった空色… 白J tt 満足取払日こ .白く 珊 ・ 抑脚文 ) ・ 白( f l ' 蛤の捕前 群野I 王 ■( 羽むに.凪の稚スト ライプ 拭 えんじ也地 伴挽)に.白 の伽講 Sフラン6 0サンチーム/lm lシl lング/1ヤード lシI r/グ2ペンス/lヤード ゆ〟‡ 此 ・放純 ¢tT .染色空牢で軒洗液性.近t 臥 声肺 しく帆 )-ス 51 マルスI 妨色細 く 牲集成妙の平練) 2フラン75 サン+-A/ll m 47ラン' Z 5 サン十一L . ′lm 投入取払・Kl軸r J L と.E I 本棚 穴の性合& 5 2 フィルド ポンジー 良. M 僻N . i EI 5 3 ボンジー リオt-ゼ 自生一 ( 平A) 捕 ポロネーズ 1 7 サテン トラム 4 8 7ルミュール コード 4 9 ウオフシュ シルク ' / ' - ジャボネ-ゼ l l ボンI 肝軒J Lに白い小さな水玉椀技 仲良.鼓幽 S Dく̀ こと/1m 2 8 セント/Lヤード 3 9 七ンt/1ヤ-r ? J J 出 兵 仇!伽 倒 2フラン1 5 サンナ-ム/lm 2フラン7 5 サンナ-ム′lm 掛 Iフラン1 5 サンナーム/Il T l 3フラン2 S サンナ-A/lm 圭としてq胤 他 力の反飴品で平野大. ・払岳I )など. 怒 公と. 舶 軸 中丸工雛 と.幽 此 L J l 胤 近時.芦脈 しく増: ら 拙 く.Fl掘 れ=よの吐 合& 等 支 広 く.E ] 糊 二王の註 全 品 E は からの鳥人且をリヨンで蔓延. 279/1 0 サノ十一エ I r n コ フ ラ ン † S J T / チ ユ 7 ラ ノ 7 5 サ L′■′1 J <lAl で-T L/l ′′8ベ/11十一ト lさしてI HJ そ 三' _ L i dJ J b 17ウ 67ラン l p tとして付f J そ ま. I _ L f ■人■1 l 5 7ラ/ l m 1 また. 上 書J J LL tとして■t J その の1暮1 Jフラン5 0 t r /ナIL Ll E h tとして■T 4 その の暮▲J 8 67ランが /十一L I I n 事として*7 4 、・II, l ナ巾■nt■I T ノ 5 0 + ノ 十 1 2 7 ウ / l h ) 7 ヽ J l 1 4 7 ウ / P / 十 3 7 ル ナ 7 シ く ニ ヒ 2 7 L ク 6 5 ペ ニ ヒ 2 7 ん タ ! ○ ペ ニ ヒ 2 7 J ' タ 】 E L / Z O サ ノ ナ )7ウノめサ′+一J .l p 一ム 1 1 m 一ム 1 h 379 -J LZ d b tとして■J J LJ L /+-ム l E I ) fとして■J J LJ L の t の t J 再 の 生 の t J L 市 t t L n 57J ' タL F Z 1 〉 A畷 ■A l tとして+F J ペ7rカバ- そ′ 1 】 ⊃ 37A r タ5 0ペニヒ 1 m ■J J LJ L L■ BJ川など i LI 細 t J n :7んタS O' tこと L n I l ●先I L おbI こ tM 27J ' タXl ペニヒ l J Z l d人■t tJ L その■のk■昌I Lと 丘史且_ 17ラJ5 0 サノナーL l m qA欠I IL i い二 1M 271 ' ク7 シペニヒ hp ■■匂■ おt I L 二 ■uUL … -ム t m 274 p ク】 m ( .くffえ . / .t ' 1 . . と f托 たで反屯 L I 7Aク迫ペニヒ I E P ]7んク7 シてこと I D 的■空■_おt . 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