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2月定例会
平成25年2月定例会の結果 1 請願書 1 請願書 2 陳情書 2 資料(請願・陳情文書表) 請願番号 件 請願第1号 国民健康保険料の引き下げを求める請願 不採択 請願第2号 高齢者の肺炎球菌ワクチンの公費助成を求める請願 不採択 2 名 結 果 陳情書 陳情番号 陳情第1号 陳情第2号 件 名 「生活保護基準の引き下げはしないこと」の意見書提 出を国に求める陳情書 国民健康保険料の引き下げと高負担層の軽減策の検討 を求める陳情書 結 果 不採択 不採択 陳情項目(1) 不採択 陳情第3号 不妊治療への支援充実を求める陳情書 陳情項目 ( 2 )( 3 ) 採択 平 成 24 年 陳 情 第 15 号 3 「空襲被害者等援護法(仮称)の制定を求める意見書」 に関する陳情 資料(請願・陳情文書表) 継続審査 請願第1号 国民健康保険料の引き下げを求める請願 請 願 者 静岡市清水区 静岡市医療と福祉をよくする会 請 願 者 透 倫豊 外 16,201名 静岡市清水区 国保料を値下げさせる会 紹介議員 松原 山本 明久 内田 平塚 隆典 鈴木 節子 [請 願 趣 旨 ] いま静岡市の国民健康保険料は3割値上げがされた結果、 「 保 険 料 を 払 っ た ら 、く ら し て い け な い 」 世 帯 が 急 増 し て い ま す 。 滞 納 世 帯 は 加 入 世 帯 の 25% 、 28,000世 帯 に 達 し 、 そ の う ち 8 割 の 世 帯 は 所 得 300万 円 未 満 の 世 帯 で す 。 所 得 200万 円 3 人 世 帯 で 年 間 国 保 料 40万 円 と い う 負 担 は「 国 保 は 社 会 保 障 」 ( 国 保 法 第 1 条 )と は 程 遠 い 限 度 を こ え た も の で す 。市 民 のくらしを顧みない値上げです。 静岡市は医療費の支出が毎年4%ずつ増加することを値上げの理由にしていますが、不 要 不 急 の む だ づ か い を や め 、福 祉・医 療 優 先 に 切 り 替 え れ ば 静 岡 市 の 財 源 は 充 分 あ り ま す 。 一般会計からの繰り入れを抜本的に増額して国保料はただちに引き下げるべきです。 憲 法 25条 を 守 り 医 療 を 安 心 し て 受 け ら れ る よ う に 以 下 請 願 す る も の で す 。 [請 願 項 目 ] 1 国民健康保険料を引き下げてください。 2 滞納世帯に対する資格証明書の発行はやめてください。 3 国保料の申請減免制度を充実してください。 4 国庫負担を増額するよう国に要望してください。 請願第2号 高齢者の肺炎球菌ワクチンの公費助成を求める請願 請 願 者 静岡市葵区 静岡健康友の会 紹介議員 山本 明久 中口 鈴木 武彦 節子 外 1,811名 内田 7団体 隆典 [請 願 趣 旨 ] 平 成 23年 、日 本 人 の 死 亡 数 の 割 合 で 肺 炎 に よ る 死 亡 数 が 、悪 性 新 生 物( ガ ン 等 )、心 疾 患 に次いで第3位になっています。肺炎で亡くなった方のほとんどが高齢者で更に増加傾向 にあります。 肺炎球菌ワクチンを接種することにより高い確率で予防効果があり、高齢者の命を救え る こ と は 明 ら か で す 。 し か し 、 自 己 負 担 が 8,000円 ~ 9,000円 と 高 額 の た め 接 種 を 控 え る 状 況になっています。 す で に 、 静 岡 県 35自 治 体 中 21自 治 体 で ワ ク チ ン に 対 す る 助 成 が 実 施 さ れ て お り 、 9 月 に は菊川市でも実施されました。 静岡市も来年度には実施できるようにしてください。同時に肺炎球菌ワクチン接種の重 要 性 の 啓 蒙 を 強 め て く だ さ い 。憲 法 25条 2 項「 公 衆 衛 生 の 向 上 と 増 進 」の 精 神 に も と づ き 、 引き続き健康づくりに努めていただきますようお願いします。 [請 願 項 目 ] 1 65歳 以 上 の 肺 炎 球 菌 ワ ク チ ン の 公 費 助 成 を 実 施 し て く だ さ い 陳情第1号 「生活保護基準の引き下げはしないこと」の意見書提出を国に求める陳情書 陳 情 者 静岡市葵区 静岡生活と健康を守る会 会長 小野耕二 [陳 情 理 由 ] 国 は 、老 齢 加 算 を 廃 止 し 、毎 月 の 生 活 保 護 費 を 約 2 割 減 ら し ま し た 。そ の 結 果 、 「食事を 1日2回にした」 「 知 り 合 い の 葬 式 に も 出 席 で き な い 」な ど 、人 間 ら し い く ら し が で き な く なっています。 政府は、現在、生活保護基準切り下げを含めた政府予算案を確定する作業を進めていま す。 また、厚生労働省は、社会保障審議会生活保護基準部会を開いて、早急に生活保護基準 の引き下げなどの案をまとめようとしています。生活保護基準の引き下げは、利用してい る 人 た ち の「 健 康 で 文 化 的 な 最 低 限 度 の 生 活 」 ( 憲 法 第 25条 )を お び や か し 、最 低 賃 金 や 年 金、就学援助など各種制度の切り下げにつながります。 国民生活の最低保障基準の土台をなす生活保護制度は国が責任を持って保障すべきです。 以 上 の 理 由 か ら 、 次 の 要 望 が 実 現 す る よ う 、 地 方 自 治 法 第 99条 の 規 定 に よ り 、 国 の 関 係 機関へ意見書を提出いただくよう陳情します。 [陳 情 項 目 ] 1 生活保護基準の引き下げはしないこと。 陳情第2号 国民健康保険料の引き下げと高負担層の軽減策の検討を求める陳情書 陳 情 者 静岡市葵区 静岡商工会 理事長 長倉 平 [陳 情 理 由 ] 静岡市議会の日頃よりの活動に敬意を表すると共に新年度予算の審議において、市民生 活の安定と医療と福祉の充実にむけ、十分な議論が行われることを望むものです。 私 共 静 岡 商 工 会 は 1952年 創 設 を し 、 現 在 零 細 商 工 業 約 1,400事 業 所 が 加 盟 を し 、「 営 業 と 暮らしを守る」活動を展開しております。 会員事業所の8割が静岡市の国民健康保険制度に加入しております。ですから、今年度 平 均 17.5% の 大 幅 値 上 げ の 際 に は 再 検 討 を 国 民 健 康 保 険 運 営 協 議 会 に も 、 議 会 に も 強 く 申 し入れました。 ところが、国保財政は国保料値上げの根拠とする大幅赤字となる予想とは全く逆の値上 げ な ど 必 要 な か っ た 14億 円 余 の 黒 字 額 と な り ま し た 。 国 保 加 入 者 で 最 も 負 担 の 重 い 層 は 30% 以 上 増 額 さ れ た 保 険 料 を 支 払 う こ と に な り ま し た 。 昨今の厳しく長びく大不況の下で減収に加え、社会保障費、医療費の重圧は事業も生活 も窮地に追いやられる状況を生んでおります。 この際、いったん値上げの必要のなかった国保料を値上げ前に戻し、新たな賦課方式を 検討すべきと考えます。 次の通り陳情致します。 [陳 情 項 目 ] 1 保 険 料 率 等 を 2012年 の 大 幅 値 上 げ 前 の 水 準 に 先 ず 戻 す こ と 2 そのうえで、市町村国保の構造的な問題点を改善するため、負担の重い層の 軽減策の検討に直ちに着手すること 陳情第3号 不妊治療への支援充実を求める陳情書 陳 情 者 静岡市葵区 医療法人社団幸のめばえ 静岡レディースクリニック 理事長 内田 玄祥 外 1,228名 [陳 情 趣 旨 ] 不 妊 症 は 、 子 ど も を 授 か る 年 齢 に あ る 夫 婦 の 10組 に 1 人 と い わ れ て お り 、 現 在 、 多 く の 夫婦が、子どもを持ちたくても持てないという悩みを抱えている。 不妊治療のうち、高度生殖医療(卵子を卵巣から採取し、精子と受精させて子宮に戻す 体外受精等)は保険診療の対象とならないため、国は、患者の経済的負担の軽減を目的と して、都道府県及び政令指定都市等が実施主体となり、特定不妊治療費助成事業を実施し ている。 し か し 、特 定 不 妊 治 療 費 助 成 事 業 に は 、年 収 730万 円 未 満 の 夫 婦 を 対 象 と す る と い う 所 得 制限があり、子どもがいない夫婦は共働きであることが多いため、助成を受けられない夫 婦が非常に多い。また、高度生殖医療には、高額な医療費が必要となるため、特定不妊治 療費助成事業のみでは、患者の経済的負担軽減は必ずしも十分とはいえない。 これらのことから、全国の自治体では、独自の助成制度を、特定不妊治療費助成事業に 上乗せする形で実施している。 静 岡 県 内 に お い て も 、 静 岡 市 、 下 田 市 、 森 町 、 西 伊 豆 町 、 松 崎 町 を 除 く 30の 市 町 が 独 自 助 成 を 行 っ て お り 、 こ の う ち 21の 市 町 は 所 得 制 限 を 設 定 し て い な い 。 こ の よ う な 状 況 に あ っ て 、 国 に お い て は 、 平 成 25年 度 予 算 案 に お い て 、 特 定 不 妊 治 療 費 助成事業の助成金の一部削減を予定している。 少子化対策の重要性が増すなか、国の制度改正により、患者負担がさらに増大するが、 静 岡 市 に お い て は 、市 に よ る 独 自 助 成 が な い た め 、患 者 に と っ て の 負 担 増 は 非 常 に 大 き く 、 治療の中止を考慮する患者も多い。 日 本 産 科 婦 人 科 学 会 の 全 数 調 査 で は 、 現 在 、 生 ま れ て く る 赤 ち ゃ ん の 40人 に 1 人 が 高 度 生殖医療による妊娠・出産であり、高度生殖医療でなければ子どもを持つことのできない 夫婦に対する支援の充実は、自治体として更に充実していく必要があると考えられる。 これらの状況を踏まえ、以下の通り要望する。 [陳 情 項 目 ] 1 静 岡 市 は 、 平 成 25年 度 の 特 定 不 妊 治 療 費 助 成 事 業 制 度 改 正 に 際 し 、 国 に 併 せ て 助 成 額 の一部を減額するのではなく、従来通りの金額を患者に対して助成してください。 2 静 岡 市 は 、不 妊 治 療 に 対 し 、浜 松 市 の こ れ ま で の 特 定 不 妊 治 療 費 助 成 事 業 と 同 程 度( 所 得制限の撤廃及び助成額の一部上乗せ)またはそれ以上の独自助成及びその他の支援策 を講じてください。 3 静岡市は、国に対して不妊治療に対する助成拡大を強く求めて下さい。 平 成 24年 ・ 陳 情 第 15号 「空襲被害者等援護法(仮称)の制定を求める意見書」に関する陳情 陳 情 者 東京都墨田区 全国空襲連・運営委員長 星野 弘 [趣 旨 ] 政府に「空襲被害者等援護法(仮称)の制定を求める意見書」を提出してください。 [理 由 ] 先 の 大 戦 か ら 67年 が 経 過 し た 今 日 ま で 空 襲 被 害 者 や 艦 砲 射 撃 、 沖 縄 地 上 戦 な ど の 民 間 人 被 害 者 へ の 救 済 、 補 償 は な く ま っ た く 放 置 さ れ 、 一 方 、 軍 人 ・ 軍 属 に は 戦 後 52兆 円 に 上 る 国費で年金、恩給で救済している不当な差別に反対し、この不条理を正すために全国空襲 被 害 者 連 絡 協 議 会 を 結 成 し 、裁 判( 最 高 裁 )と「 空 襲 被 害 者 等 援 護 法 」 ( 仮 称 )の 立 法 化 を めざして努力しています。 先 の 大 戦 の 空 襲 、艦 砲 射 撃 に よ る 甚 大 な 被 害 は 、200都 市 を 廃 墟 に し 、死 者 推 定 50万 人 を 超 え る な ど 被 害 は 全 国 に 及 び ま し た 。 東 京 で は 推 計 10万 人 を 大 き く 超 え る 死 者 、 市 街 地 の 約 70% が 廃 墟 と な り 被 災 者 3 0 0 万 人 に の ぼ り ま し た 。 焼夷弾の無差別爆撃で烈風烈火のなかを逃げまどい橋上や路上で折り重なるようにして 窒息死したり、熱さに耐えられず川に飛び込み、川面は溺死体で埋め尽くされるなどの惨 状となりました。 多くの被害者は、この空襲で傷害者となり、今も入退院を繰り返している人、両親、兄 弟を亡くし孤児となり路頭に放り出された人々など筆舌に尽くせない悲惨な体験を引きず って今を生きています。被害者は高齢化し「このままでは死ぬに死にきれない」と孫子の 代に戦争の惨禍を繰り返さない平和な日本を手渡そうと頑張っています。 国は、凄惨な空襲の実相を後世に伝える諸資料の積極的な管理や活用もせず、空襲被害 の追跡調査や空襲死者、被害者数などの調査もされず放置され、空襲資料館すらありませ ん。 国際的には、先進国の多くは軍人・軍属と民間人の区別なく等しく救済、補償されてい ます。 今、空襲被害者の救済と補償を求める運動に支持と共感の声が広まっています。マスコ ミ 報 道 で は 、最 近 NHKの「 東 京 大 空 襲 67年 、遺 族 た ち の 叫 び 」の 報 道 や 被 害 者 の 体 験 報 道 な ど が 続 き 、 東 京 高 裁 判 決 後 は 「 辛 苦 67年 、 受 忍 し ろ と は 」( 東 京 )「 国 、 で き る と こ ろ か ら 援 護 を 」( 朝 日 )、「 人 道 主 義 で 立 法 を 急 げ 」( 東 京 ) な ど 主 要 各 紙 で 報 道 さ れ て い ま す 。 国 会 で は 、超 党 派 の「 議 員 連 盟 」が 結 成 さ れ 6月 13「 立 法 案 要 綱 」を 確 定 し 、多 く の 賛 同 が得られるよう国会内外で活動を進めています。 また、長崎県の佐世保市議会では、意見書を議決し国会に提出しました。貴議会におか れましても、ぜひ議会で意見書の採択をしていただきますようお願い申し上げます。