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CORPORATE PROFILE
CORPORA T E P R O F IL E
01
主 な 技 術 サービス分 野
河川・水工
洪水被害から国民生活を守り、豊かな水利用社会形成のため、
「ソフト」
「ハード」の両面から河川制御に関わる技術サービスを提供しています。
また、河川
の持つダイナミズムの再生による生態系保全や地域と調和する河川景観の形成、流域を視点とした水環境の改善などにも積極的に取り組んでいます。
上下水道
私たちの生活に欠くことのできない上下水道施設の機能を経済的・効率的に維持していくために、施設計画・設計、耐震対策、施設の更新・改築や長寿命化
対策、合流改善対策、浸水対策、総合計画や長期ビジョン、包括的民間委託の導入マネジメント支援などの幅広い領域で技術サービスを提供しています。
コンサルタント国内事業
地盤環境
日本工営は、活力ある地域づくり、競争力のある経済社会、美しく良好な環境や安全・安心な生活空間の構築な
どを目指し、社会基盤の整備や維持管理に関わる総合的な建設コンサルタント事業を行っています。河川や道
路などの社会資本の整備・維持、豊かで安全な暮らしを実現する地域整備など、国民生活の基幹を支えるプロ
ジェクトに携わっています。多様な経験と研究開発に基づく信頼性の高い技術を用いて、事業計画の策定から
設計・維持管理に至るまでのあらゆるステージでお客様の多様なニーズに応え、
プロジェクトの推進を支援する
サービスを提供しています。
建設事業における地盤・地質に関わる調査・解析・設計・施工監理に至る一貫した技術サービスを提供しています。地盤・地圏・地下水・地盤保全技術および
地震防災技術は、国内外や事業分野を問わず不可欠な技術であり、全分野を下支えする要素技術としての役割を担っています。
農村施設
農業生産基盤施設の調査・計画・設計から施設の機能診断調査を踏まえた機能保全計画・更新整備計画の策定まで一貫した技術サービスを提供しています。
また、低炭素社会の実現や環境との調和への配慮などにも積極的に取り組み、わが国の農業の維持・発展に貢献しています。
道路橋梁
従来の新規道路整備に加えて、交通安全対策および橋梁・トンネル等構造物の機能保全、長寿命化、維持管理計画策定の道路管理に関わる技術を総合的に
提供しています。
また、
当社が保有する様々な要素技術分野と連携を図り、安全・安心な交通ネットワークが持続的に確保される道路の実現を目指しています。
空港・港湾
空港・港湾の整備計画・設計、既存ストックの有効活用を基本とした施設の更新や安全・安心の確保という機能の高度化、そして管理の効率化に関わる
幅広い技術サービスを提供しています。わが国の国際競争力の強化、地域の活性化などを担う空港・港湾づくりに貢献しています。
インフラマネジメント
社会資本ストックの老朽化に対し、非破壊調査や数値解析を駆使し、効率的な保全対策設計・維持管理計画の提案を行っています。
また、社会環境の変化を
踏まえ、行政・民間企業・市民が協力・連携する新しい社会資本の維持管理の在り方を発信しています。
防災
国土の保全や住民の安全・安心を守るために、地すべり・急傾斜、
ダム貯水池の斜面安定、道路防災等に関わる技術サービスを提供しています。気候温暖
化に伴う局地的な異常豪雨や大規模地震に対しては、応急対策から地域振興を念頭にした恒久対策に至るまで現地に即した対応をしています。
● 提 供 する主な技術サービス
砂防
︹ 顧 客 ︺官 公 庁・関 係 機 関 な ど
契約(発注)
コンサルティング等
サービスの提供
(納品)
企画
計画
PI
調査
設計
住 民対応支援
運営維持
施工監理
アセット
マネジメント
管理支援
投資
収益
[日本工営の総合力を生かした新規事業]
クリーンエネルギー、インフラ運営関連など
4
契約(発注)
コンサルティング等
サービスの提供
(納品)
近年多発している突発的集中豪雨、広域地震、火山噴火などに伴う土石流災害や土砂災害から人々の暮らしを守り、安全・安心な環境を整備するために、
砂防基本計画の策定、砂防施設の設計や土石流センサーの設置、
また土砂危機管理計画や火山防災計画策定などに関わる技術サービスを提供しています。
︹ 顧 客 ︺民 間 企 業・関 係 団 体 な ど
日本工営
[ 民 間 事 業 ]
[ 公 共 事 業 ]
PPP、PFI
情報技術と周辺技術の統合を図りながら情報の価値を高め、地域の安全・安心や活性化に向けた課題の解決、そして新規展開を支援する技術サービスを
提供しています。情報内容や提供手段の検討・作成から運用面まで一貫した情報利活用方策を提案しています。
統合情報技術
環境
「低炭素社会」、
「 循環型社会」、
「自然共生社会」の実現を目指し、様々な環境問題の解決に取り組んでいます。環境アセスメントや環境保全に関わる調査・
評価・計画・設計等、温暖化対策の計画策定支援、
また資源循環や廃棄物適正管理に関わる計画策定など幅広い技術サービスを提供しています。
地域計画
利便性・快適性・安全性を備えた生活空間の創造を目指し、開発事業や施設整備の構想から維持管理に至るまで幅広い技術サービスを提供しています。
また、災害による被害軽減と災害に強いまちづくりに向けて、総合防災の観点から危機管理計画策定や防災教育支援などを行っています。
都市・交通システム
都市・地域の再生、環境負荷軽減、観光・物流の活発化、既存ストックの有効活用を目指した都市・交通体系の構築などの新たな時代の要請に迅速・的確に
応えるため、都市・地域計画、道路・交通計画、情報通信(ICT)等の技術を統合し、企画立案から実現まで一貫した技術サービスを提供しています。
5
02
主な技術サービス分野
Introducin
n g Nippo
o n Koei
Interrnatio
onal Consulting Operations
水資源・河川
1954年、日本工営にとって初となる海外プロジェクト
「ミャンマー国バルーチャン水力発電計画」を皮切りに、各国のお客様が抱える水資源・河川分野の
様々な問題解決に向けたコンサルティングサービスを提供しています。水資源開発、洪水防御、水利権などの制度導入、制度を運用する人材の育成などの
課題に対して、マスタープランや実施プログラムの策定、水資源の利用や水害から人命・財産を守るために必要となるダム、上水道などの施設整備の計画
策定・設計・施工監理などに関わる技術サービスを提供しています。
エネルギー
開発途上国の多くでは、地域による電化率の格差や電力需要の逼迫などのエネルギー問題を抱えており、安価でクリーンなエネルギーの開発と国民への
安定した供給が求められています。当社は、その国々の課題に応じた最適なエネルギー開発計画を立案するとともに、発電所や送変電システムなどのエ
ネルギー供給に必要となる施設・設備等の整備に関わる技術サービスを提供しています。
コンサルタント海外事業
都市・地域開発
日本工営は、
アジアを中心にアフリカ、中近東、中南米など世界60か国以上で、水資源・河川、エネルギー、都市・
地域開発、運輸・交通、農業・農村開発、環境など幅広い分野で途上国の発展を支える多数のプロジェクトを
開発途上国の都市部では、人口の急増による無秩序・無計画な開発、インフラ整備の遅れや老朽化、慢性的な交通混雑とそれに伴う環境汚染など、様々な
都市問題を抱えています。当社では、
このような問題解決を図るために、総合的都市開発マスタープラン策定、事業の実施プログラム策定や実施支援、
そして社会基盤施設の計画策定・設計・施工監理などに関わる技術サービスを提供しています。
手掛けています。
運輸・交通
近年は、地球温暖化問題の解決に向けた環境対策、経済成長の著しい新興諸国等の発展を支える広域交通
モータリゼーションの進行に伴い深刻化している交通渋滞、事故、環境汚染の改善、経済活動を支える広域的な交通インフラ網の整備、経年劣化や災害な
どにより破損した交通施設の修繕、自然災害対策、施設の維持管理の仕組みの構築など、当社は交通・運輸の諸問題解決に関わる技術サービスを提供し
ています。近年は、地球温暖化問題を背景としたモーダルシフト対策としての都市鉄道の整備にも力を入れています。
インフラの整備、また紛争や地震や津波などによって被災した地域の復興支援など、国境を越える社会貢献、
人道支援の最前線でも活躍しています。
農業・農村開発
数多くの開発途上国が抱えている貧困の軽減、食料事情の改善、農業振興などの農業・農村関連の諸課題に関わる技術サービスを提供しています。計画
策定やモデル事業の実施に住民の参画を促し、
ワークショップを通じて農産物の生産指導、水管理、出荷、販売などに関する技術移転に力を入れることで、
地域での持続・自立の実現を目指しています。
環境
生物多様性の減少、森林の伐採などの自然環境問題や、廃棄物の不法投棄、下水処理施設の未整備による衛生問題といった都市問題など、多種多様な
環境問題解決に関わる技術サービスを提供しています。近年は、地球温暖化問題への意識の高まりを背景として、CDM(クリーン開発メカニズム)事業や
自然再生エネルギーの導入支援にも力を入れています。
その他
気候変動対策、情報・コミュニケーション技術、自然災害などにより被災した地域の復興支援、民間活力を活用した事業スキームの提案といった分野に
おいて、幅広い技術サービスを提供しています。
●提供する主 な技術サービス
日本工営
︹顧客︺
契約(発注)
国 際 協 力 機 構︵ J I C A ︶
国 際 機 関 、外 国 政 府 な ど
コンサルティング等
サービスの提供
(納品)
計画・調 査
設計
マスタープラン策定
デューデリジェンス
基本設計
詳細設計
施工
維持管理
入札補助
施工監理
プロジェクト・マネジメント
維持管理計画策定
維持管理支援
契約(発注)
コンサルティング等
サービスの提供
(納品)
[ 非 O D A 事 業 ] ︹ 顧 客 ︺外 国 政 府・民 間 企 業 な ど
[ O D A 事 業 ]
PPP、PFI
海外ネットワーク
ビエンチャン
バンコク
英国工営
ネピドー
NIPPON KOEI INDIA
チュニス
ラバト
アンマン
NIPPON KOEI VIETNAM INTERNATIONAL LLC
ハノイ
日本工営
コーエイ総合研究所
バグダッド
カイロ
ダッカ
中東
ニューデリー
ヤンゴン
MYANMAR KOEI
ナイロビ
コロンボ
THAIKOEI
PHILKOEI INTERNATIONAL, INC.
マニラ
ホーチミン
プノンペン
サンサルバドル
中南米工営/NIPPON KOEI LAC
パナマ
メデジン
ジャカルタ
NIPPON KOEI AFRICA
リマ
PT.INDOKOEI/PT.IKI-TOYO
NIPPON KOEI LAC DO BRASIL
投資
収益
事務所(日本工営)
NIPPON KOEI MOZAMBIQUE
[日本工営の総合力を生かした新規事業]
クリーンエネルギー、インフラ運営関連など
連絡事務所(日本工営)
アスンシオン
グループ会社
事務所(グループ会社)
2014年10月1日時点
6
7
03
Introducin
n g Nippo
o n Koei
Manuufactturing and Engineeeringg Operrations
主な製品・技術サービス分野
機器・装置製造
電力エンジニアリング事業
水力発電に用いられるフランシス水車他各種水車の製作、変電制御機器や冷却塔等の各種変電機器の製造、さらに安定した送電業務を遂行する上で
欠かせない変電所集中監視システムやダム管理システムの構築など、
日本工営のもう一つの顔である
「メーカー」業務を担っています。
■水力発電機器 ■変電制御機器 ■変電機器 ■ダム管理システム
日本工営は、国内のみならず開発途上国の国々の電源開発や電力需要を支えるための事業を推進しています。
変電所や開閉所、発電所および架空送電線・地中送電線設備の新設や改修、電力系統の監視制御を効率的に行う
集中監視制御システムや水力発電所におけるダム管理システムの構築、
そして機器の製造などを手掛けています。
電力事業者であるお客様からの様々なニーズに応えるため、最適な解決策を提示するのが我々の仕事です。
電力設備等工事
主として電力供給者の施設である変電所・開閉所・発電所・架空送電線・地中送電線ならびに情報通信設備である反射板等の新設・補強・改修などに関する
計画・調査・設計・施工と管理業務を行っています。
このほか特に老朽化した水力発電所の水車発電機の基礎を含めた改修、水圧鉄管取替、余水路トンネル
等の改修に伴う調査設計、施工や、民間需要家の変電設備工事なども行っています。
■変電関連工事 ■架空送電関連委託・工事 ■土木関連委託・工事 ■地中関連委託・工事
機電コンサルティング
電力・電気設備・情報通信に関するコンサルティング業務を実施しています。国内では河川、
ダム、
トンネル、道路の電気設備計画から設計、施工監理を実施、
海外では水力・火力発電所や送変電・配電設備、再生可能エネルギー設備の調査、マスタープラン立案、設計・施工監理を行っています。
■電気分野 ■機械分野 ■情報通信分野
エネルギーソリューション
地球温暖化防止に係るソリューションを民間企業に提供しています。省エネ法・フロン法等の法令の要求事項に対するエネルギーコンサルタントをはじめ、
エネルギーコスト削減にも寄与するESCO事業や省エネルギー工事、信頼性の高いセクト式ヒータの販売・工事などを行っています。
また、再生可能エネ
ルギーの分野では、特に水力と太陽光の事業・設計・工事を行っています。
■エネルギーコンサルティング ■ESCO事業・省エネルギー工事 ■セクト式ヒーター ■再生可能エネルギー
●提供する主 な製品・技術サービス
日本工営
契約(発注)
機 電コンサルティング
水力発電機器
変電制御装置
変電機器
ダム管理システム
電気分野
機械分野
情報通信分野
電力設備等工事
エネルギーソリューション
変電関連工事
架空送電関連委託・工事
土木関連委託・工事
地中関連委託・工事
エネルギーコンサルティング
ESCO事業・省エネルギー工事
セクト式ヒーター
再生可能エネルギー
投資
収益
契約(発注)
コンサルティング等
サービスの提供
(納品)
︹ 顧 客 ︺官 公 庁・民 間 事 業 者 な ど
︹ 顧 客 ︺電 力 会 社 な ど
製品納品、
工事実施など
(納品)
機 器・装 置 製 造
[コンサルティング等 事 業 ]
[ 電 力 機 器・装 置 、工 事 等 事 業 ]
PPP、PFI
変電所集中監視制御システム
(改良分散システム)
横軸フランシス水車(形式:HF-1RDS)
[日本工営の総合力を生かした新規事業]
クリーンエネルギー、インフラ運営関連など
8
9
04
Introducing Nippo
o n Koei
Research
h and Deevelopment
中央研究所
土木、環境、社会科学分野など、日本工営のコア技術の研究開発を担っている中央研究所。
ここで得られた研究成果は、
国内・海外の各種プロジェクトに役立てられています。
世界に通用する技術開発力を支える「ハブ機能」
絶え間ない技術開発力の向上は、当社の基本コンセプトの一つです。高度化・複雑化し続けるお客様のニーズに的確にお応えできる技術サービスを提供
するには、幅広い見識に裏づけされた技術開発力がなにより大切です。
研究・開発
技 術を軸に、国 内・海 外の「 国づくり」に誠 意をもって貢 献してきた当 社にとって、新しい技 術の研 究 開 発と
コンサルティング・サービスの品質確保は、最も重要な課題です。そうした機能を担う施設として、1992年10月
に茨城県つくば市に開設した中央研究所があります。6.7万平方メートルの敷地には、将来技術の研究や高度
中央研究所は、
コンサルティング・エンジニアとしての技術開発力の向上を実現するため、将来を見据えた基礎研究や実務に直結する応用研究を通して、
また異なる事業部門や日本工営グループ各社との連携の中で、全社的な技術・人材のハブ機能を担っています。
当社には、本人の希望により中央研究所に一定期間在籍できる仕組み(MSP制度)があります。中央研究所で技術開発力や人間力・総合力をアップさせた
人材は再び現業部門に戻り、
「国づくり」に貢献できるコンサルティング・エンジニアのプロフェッショナルになっていきます。
「総合力」で技術イノベーションを創造する組織環境
コンサルティング・エンジニアには、いくつもの専門技術をすり合わせる総合力が求められます。
このため中央研究所では、土木(水・土・構造・耐震)
・環境
(化学・自然)
・社会科学分野の研究グループが一つの部署で運営されています。
様々な分野の専門技術者が、
フラットな組織で知恵を出し合うことで総合力が発揮され、技術イノベーションを創造しやすい環境を作り出しています。
な応用技術の開発に欠かせない大型実験施設と実習フィールドを備えています。多様な数値解析と試験・実験
を駆使して、土木技術の発展と新しい国づくりに寄与する新技術の確立、そして優れた技術者を育む「人づくり」
を追求しています。
「数値解析技術」
と
「実験技術」を融合した施設環境
コンピュータを用いた数値解析技術は、様々なコンサルティング業務に不可欠ですが、数値解析モデルの適用に当たっては、そのモデルの確かさを検証
しなければなりません。
中央研究所には、水理実験・土質試験・水質および土壌分析のための施設が備えられています。数値解析の入力物性値や出力された解析結果を試験・
実験によって物理的に検証することで、成果品の高い品質を保っています。民間コンサルタントとしては、国や大学の研究機関に引けをとらない研究施設
環境がここにはあります。
■中央研究所は12のグループで研究活動を行っています。
計画数理
交通需要予測、環境流体数値解析、最適化手法などの数値解析技術を用いて、環境、防災、交通の問題に最適解を求めます。都市・防災リス
グループ
クマネージメント、交通計画、環境影響評価、環境保全型の利水計画など、さまざまな事業評価、施策支援を行っています。
■中央研究所 施設概要
構造解析
独自に開発した複数離散ひび割れモデルなどを用いて、老朽化した下水道管梁の健全度診断や補強設計、ひびわれ損傷を受けた ダムやトンネ
グループ
ルなどのコンクリート構造物の性能照査を行っています。また、SPR 工法の一般技術者向け設計支援システム SPRANA を開発しました。
敷地面積 : 67,613㎡
水工水理
河川、砂防、ダム、発電、下水道などの水理構造物について、水理模型実験と解析を行っています。 コスト縮減、維持管理、自然環境にも配
研究本館 : 3階建 2,875㎡
グループ
慮した、安全・安心な構造物を提案します。下水道雨水吐室からのきょう雑物流出を抑制する水面制御装置を開発しました。
土質・環境科学棟 : 2,061㎡
応用水理
水循環系、洪水流出、浸水氾濫、津波などの数値解析モデルを開発し、治水・利水全般に係わる検討を行っています。 また、地理情報と時系
水工実験棟 : 2,798㎡
グループ
列情報を統合して扱える汎用ソフト NK-GIAS を開発し、膨大な入出力データの可視化が容易な環境を提供しています。
多目的実験棟 : 1,482㎡
防災水理
津波、高潮、洪水などの数値解析モデルを開発し、リアルタイムの災害予測、災害被害想定、防災リスクマネジメントや 防災計画に係わる水
河川実験場 : 7,000㎡
グループ
理解析と評価を行っています。
流域砂防
土石流、流砂、流木などの数値解析モデルと水理模型実験により、土石流、泥流、天然ダム、砂防施設の効果、流砂モニタリングや砂防計画
グループ
の水理解析と評価を行っています。
地盤耐震
直下型地震を想定した地震波の作成、過剰間隙水圧を考慮した有効応力解析による液状化の検討、弾性トモグラフィー解析、活断層の位置特
グループ
定手法など、大地震に備えて、活断層調査から耐震設計にいたる地震災害軽減技術に取り組んでいます。
岩盤解析
切土斜面の安定性評価と対策工の信頼性向上、大型地すべりや土石流対策の合理的な計画・設計と事業評価、地下発電所などの岩盤空洞の安
グループ
定性評価と対策工の信頼性向上など、シミュレーション技術で斜面防災事業のコスト縮減を目指しています。
社会資本管理系
複合災害系
土壌・
地盤環境系
地下水・
自然環境系
10
地盤・材料
フィルダム・道路・空港高盛土などの土構造物、軟弱地盤、廃棄物、建設残土などを対象に、地盤・材料試験、遠心力載荷模型実験、現場施
グループ
工管理を行っています。地震時の液状化に伴う、下水道マンホールの浮上防止対策として、フロートレス工法を開発しました。
環境科学
環境計量証明事業所として水質・土壌分析を行い、水質監視、土壌・地下水汚染調査、地下水流動調査など、さまざまな環境解析・評価を行っ
グループ
ています。また、海水面上昇と地下水への影響、CO2 地下貯留など、地球温暖化に係わる研究を進めています。
環境水理
NK-hydro2D・3D などの二・三次元数値解析モデルを開発し、河川の流れや河床変動、橋脚や護岸の洗掘、ダム湖の堆砂・排砂、閉鎖性水域
グループ
の水質予測など、水環境、流砂、河川計画・管理に係わる水理解析と評価を行っています。
自然環境
里山保全活動、稀少種の保護・増殖、ビオトープの整備を通して、生き物や生態系など、自然環境の保全に係わる技術を提案、実践しています。
グループ
また、現地調査やモデル計算により環境因子の変化と生物応答の特性を捉え、生物・生態系の定量評価を行います。
11
05
教育研修
日本工営は、従業員すべてが活き活きと自らの個性を伸ばしその能力を発揮し、働くことに喜びを感ずる就業環境を創り
人材開発
上げることを経営の基本にしています。人も企業もともに躍動する人材育成が教育研修の理念です。
研修制度の概略図
日本工営は、社員一人ひとりの技術を向上させるだけではなく、その成果を全社で共有することでより大きな
成果を生み出す取り組みに力を入れています。社内技術者を講師に、自らが目指す技術者像とその実現計画を
使って、中央研究所と現業部門の人材交流も行われています。
T D フォローアップ研 修
期間在籍することにより、応用範囲が広く、事業環境の変化に対応可能な人材の育成を図るものです。
この制度を
専門部門合同研修会 etc
公的資格取得支援
スキルアップセミナー
TD研修
また、人材交流MSP(マルチ・シーズ・プログラム)制度を実施しています。
これは、現在とは別の部門・部署に一定
キック オ フ
プロ グ ラ ム
とし、全社の技術力強化に結実するよう運用しています。
OJT
技術研修
(継続教育)制度。
そして、
その成果を全社で共有・活用するためのキャリアモニタリング。
これらを一連のサイクル
技 術 キャリ ア 育 成 メ ニュー
キャリアビジョン・アクションプランとして明確に描き出すTD研修。その達成に効果的な目標管理型の社内CPD
学会・委員会・
研修会活動 etc
海外視察・国際会議・
シンポジウム参加 etc
人材交流MSP
キャリア形 成 課 程
キャリア向 上 課 程
(Initial Professional Development Process)
(Professional Development Process)
<1つの専門分野の技術力を保有するまでの課程>
<周辺領域分野も含めた技術力の維持向上を図る課程>
副参事昇格研修
主事・技師研修
新入社員導入研修
階層別研修
職 業 キャリ ア 育 成 メ ニュー
役職者研修
注1:人材交流MSP[Multi Seed Program]
一定期間、現在とは別の部署に在籍することにより、応用範囲が広く、事業環境の変化に対応可能な、プロフェッショナルの育成を図る人事制度
注2:TD[Technical Development]研修
自らが目指す技術者像とその実現計画を描き出し、研鑽を動機づける研修
注3:階層別研修
資格昇格時(副参事等)、役職就任時(部長・課長)にヒューマンスキルの向上およびマネジメントの向上にかかる研修を実施
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