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倫理学概論 通年 2年 選択 4単位
倫理学概論 ޓቇᐕޓቇᦼޓᔅㆬޓ٤න 2年 通年 選択 4単位 ̪ޣޓޓቇᐕޔᔅㆬޔනߪޔቇ⑼ޔቇᐕᐲ╬ߦࠃࠅ⇣ߥࠆ႐ว߇ࠅ߹ߔޕᔅߕጁୃߩᚻᒁ߈ߢ⏕ߒߡߊߛߐޤޕ ᜂᒰᢎຬ㧦 久呉高之 ᢎ⢒⋡ᮡ㧦 古代から現代にわたる西洋の主な倫理思想を取り上げ解説する本授業では、教職科目であることから、基本的な考え 方や概念の把握だけでなく、一般常識に属する知識の習得をも重視しつつ、呈示される根本思想を、人間が生きてい ることの意味への問いとして捉え、自分自身の問題として受けとめることを目標とする。 ᬺ⸘↹ 0Q 㗄⋡ޓޓ ޓ㆐ޓ⋡ޓᮡ 倫理学とは何か 「倫理学」の基本的意味を見定め、西洋倫理学一般の特徴を概観し、それらにつ いて説明できる。 ソクラテス以前の倫理思想 ホメロスやヘシオドスなど、古代ギリシャ哲学以前の倫理思想を跡づけ、その道 筋について説明できる。 アテナイ期の倫理思想 1 ソクラテスの倫理思想を、それ以前やそれ以後との関係という観点から見定め、 そのポイントについて説明できる。 アテナイ期の倫理思想 2 プラトンの倫理説をプラトン哲学全体のなかに位置づけ、その位置づけについて 説明できる。 アテナイ期の倫理思想 3 アリストテレスの倫理学を歴史的状況のなかで見定め、そのポイントについて説 明できる。 ヘレニズム期の倫理思想 1 ストア派の禁欲主義的哲学を概観し、そのポイントについて説明できる。 ヘレニズム期の倫理思想 2 エピクロス派の快楽主義的哲学を概観し、そのポイントについて説明できる。 ヘレニズム期の倫理思想 3 いわゆる「宗教時代」の哲学者達の倫理思想を概観し、そのポイントについて説 明できる。 旧約の思想 1 旧約聖書に示される古代ヘブライ人の考え方(ヘブライズムの根源)をプリント で把握し、そのポイントについて説明できる。 旧約の思想 2 旧約聖書に示される古代ヘブライ人の考え方(ヘブライズムの根源)をビデオで 把握し、そのポイントについて説明できる。 キリスト教思想 イエスの考え方と原始キリスト教、とくにパウロの考え方とを見定め、そのポイ ントについて説明できる。 中世キリスト教倫理 ヨーロッパを支配する世界宗教となったキリスト教の倫理を把握し、そのポイン トについて説明できる。 近代の倫理学 1 ベンサム、ミルの古典的功利主義の概要を見てとり、それについて説明できる。 近代の倫理学 2 ベンサム、ミルの古典的功利主義の問題点を見定め、それについて説明できる。 近代の倫理学 3 カント道徳哲学(形式主義)の概要を見てとり、それについて説明できる。 ╙㧝࿁ ╙㧞࿁ ╙㧟࿁ ╙㧠࿁ ╙㧡࿁ ╙㧢࿁ ╙㧣࿁ ╙㧤࿁ ╙㧥࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ 試験は実施しない。 ⹜ޓ㛎 㗄⋡ޓޓ 0Q ޓ㆐ޓ⋡ޓᮡ 近代の倫理学 4 カント道徳哲学(形式主義)の問題点を見定め、それについて説明できる。 近代の倫理学 5 カント道徳理論(普遍化可能性理論)を検討し、それについて説明できる。 現代の倫理学: 規範倫理学 1 デューイの道具主義的倫理学の概要と問題点とを見定め、それについて説明でき る。 現代の倫理学: 規範倫理学 2 ロスの義務論的な直観主義的倫理学の概要と問題点とを見定め、それについて説 明できる。 現代の倫理学: 規範倫理学 3 行為功利主義と規則功利主義との概要および問題点を見定め、それについて説明 できる。 現代の倫理学: 規範倫理学 4 現代倫理学の最先端であるヘアの選好功利主義の概要を見定め、それについて説 明できる。 現代の倫理学: メタ倫理学 1 ムーアの非快楽主義的な直観主義的倫理学の概要と問題点とを見定め、それにつ いて説明できる。 現代の倫理学: メタ倫理学 2 論理実証主義の倫理学(初期の情動主義)の概要と問題点とを見定め、それにつ いて説明できる。 現代の倫理学: メタ倫理学 3 スティーヴンスンの情動主義の概要と問題点とを見定め、それについて説明でき る。 現代の倫理学: メタ倫理学 4 ヘアの普遍的指令主義の概要と問題点とを見定め、それについて説明できる。 道徳の可能性 1 ヘアとカントの「普遍化可能性理論」を比較検討し、両者の違いについて説明で きる。 道徳の可能性 2 ヘアの理論に関するカントの理論の包括性を見定め、それについて説明できる。 道徳の可能性 3 ヘアの普遍化可能性理論の問題点を詳細に検討し、そのポイントについて説明で きる。 まとめ 1 授業で扱った諸問題(第2回~第15回)を概観し、それについて説明できる。 まとめ 2 授業で扱った諸問題(第16回~第28回)を概観し、それについて説明できる。 ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ ╙࿁ 試験は実施しない。 ⹜ޓ㛎 Ḱቇ⠌㧦 シラバスにもとづき、次の授業の内容に関連することを参考書等で調べておくこと(90分)。授業内容について不明 な点を参考書等で調べ(90分)、それでも不明な場合は質問すること。 ⹏ଔᣇᴺ㧦 毎回配付するプリントへの書き込みやコメントで評価する。 ࠹ࠠࠬ࠻㧦 ほぼ毎回配付するプリントをテキストとする。 ޓޓ⠨㧦 参考文献は、A. マッキンタイアー『西洋倫理思想史 上・下』(2,060円、ISBN 4-87378-126-4)