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1番、藤伸一議員。

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1番、藤伸一議員。
○議長(田中日本明) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
1番、藤伸一議員。藤議員。
◆1番(藤伸一) 1番、公明党の藤伸一でございます。今定例会最後、また改選前の今期最後の一般質
問になりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、通告に従いまして今国会の目玉であります地方創生に関しまして、この嘉麻市の取り組みに
ついてお尋ねいたします。
この地方創生というのは、人口減少に歯止めをかけ、また地方の活性化を推し進めることで活力ある社
会を再構築していくことを目指しております。
また、人口減少によるさまざまな社会課題への懸念が具体化する中、平成 26 年 11 月 28 日にまち・ひ
と・しごと創生法が公布されました。そして、平成 26 年 12 月 27 日には国のほうよりまち・ひと・しごと創生
長期ビジョン、総合戦略が示されたところでございますけども、この法に基づきまして、いわゆる地方自治
体に対してもこの国の長期ビジョン及び総合戦略を勘案して都道府県、市町村の人口動向を分析しなが
ら将来展望を示す地方人口ビジョンと、それをもとにする地方公共団体における今後の5カ年の目標、施
策の基本的方向性、また施策を提示する地方版の総合戦略を策定するよう努めることが求められており
ますけども、これ、実はきのうの市長の行政報告の中で事業内容の概要が報告された経緯がございます
けども、きょう、このまち・ひと・しごと創生法の中での平成 26 年度の関連の補正予算について、具体的に
ちょっとお尋ねしたいと思ってます。
国はこの地方創生関連予算の目玉といたしまして、総額約 4,200 億円の地域住民生活等緊急支援のた
めの交付金を位置づけておりますけども、この交付金の中には、まず回復のおくれる地方の消費喚起、
また生活支援を地方公共団体が目的に必ず施策を実施できるとしておりますけども、一つは地域消費喚
起・生活支援型交付金が構成されておりますけども、国が示しますメニューとしては、1点目にプレミアム
付商品券、2点目にふるさと名物商品券または旅行券、3点目に低所得者等向けの商品、またサービス
購入券、4点目に多子の世帯、子供さんが多い多子世帯支援策等々が示されておりますけども、嘉麻市
としてはどのようなこの交付金における事業活用を行われるのか、この点をお尋ねいたします。
○議長(田中日本明) 原田企画調整課長。
◎企画調整課長(原田宣浩) おはようございます。藤議員のご質問にお答えをいたします。
さきの行政報告にもございましたけども、国によりますと、今年度補正予算で地方創生分野の対策を充
実させる予算が計上されたところでございます。本交付金といたしましては、地方消費喚起・生活支援型
と地方創生先行型に区分がされておるところでございます。消費喚起策や地方版総合戦略に位置づけら
れ、行政的な施策等に充てるとされておるところでございます。
先ほどのご質問でございます。地域消費喚起・生活支援型交付金の交付額は 9,469 万 3,000 円でござ
います。これに対しまして、市が実施をいたします地域におけます消費喚起策や直接効果を有します生
活支援策に対するものでございまして、具体的な内容といたしましては、まず地元消費の拡大、地域経済
の活性化に資するプレミアム付商品券発行事業でございます。これは商工会議所等々が発行しているプ
レミアム商品券を発行するものでございます。
続きまして、ふるさと名物商品・旅行券活用事業でございます。これは地域の名物商品や観光資源に対
します消費を購入者への助成により喚起を図るものでございまして、市外の方を対象といたします新たな
誘客を狙うものでございます。
続きまして、住宅改修補助事業でございます。これは市民の皆様が住宅のリフォームを行う際、ある一
定程度の助成を行うものでございます。
地域消費喚起・生活支援型交付金につきましては、以上のメニューとなっておるところでございます。
以上でございます。
○議長(田中日本明) 藤議員。
◆1番(藤伸一) この地域消費喚起・生活支援型交付金の中で、今課長のほうで示されましたこの市が
行います事業予定の最初の部分と思いますけど、プレミアム付商品券、これ発行するということですけど
も、現在毎年商工会議所等が発行してますプレミアム付商品券がございます。今回この交付金を利用し
て発行しますプレミアム付商品券は、毎年行ってる、商工会等が発行してます、どのような今回交付金の
違いがあるのかと。それともう一つは、近隣の自治体のプレミアム付商品券の発行状況がわかれば、特
にプレミア率に関してお尋ねします。
○議長(田中日本明) 原田課長。
◎企画調整課長(原田宣浩) それではお答えをいたします。
今回のプレミアム付商品券発行事業についてでございますが、まずプレミアム率を 30%に設定しての発
行となっております。現在商工会議所等が発行しておりますプレミアム付発行券は、500 円券 22 枚つづり
を1万円で1万部発行をしておるところでございます。しかしながら、今回は 500 円券 26 枚つづりを1万円
で、倍の2万部の発行となります。
それと、近隣市の状況ということでございますが、筑豊8市の状況を見ますと、このプレミアム率はおお
むね 10%から 20%となっておるところでございますので、嘉麻市におきましては 30%のプレミアムがつく
というところでございますので、手厚いプレミアム付商品券の発行になろうかと考えておるところでござい
ます。
以上でございます。
○議長(田中日本明) 藤議員。
◆1番(藤伸一) 現在の発行というのが、今課長の答弁にありましたけど、500 円券が 22 枚、そして今回
発行される 500 円券が 26 枚、1万円購入すれば現在は 10%、1,000 円のプレミア、そして、26 枚ですから
1万円で 30%のプレミアムがつくということですね。こういった嘉麻市の今度事業予定というか取り組まれ
ますこういったプレミア率 30%ということで、近隣自治体と比較しても、今言われたようにほんとに特化し
ていると思うんです。特に消費の喚起とか、さらには地域の活性化、これが今後この発行によって大いに
期待ができるんじゃないかなと私も思っております。
次に、先ほどの事業計画の中の2番目の事業で、ふるさと名物商品・旅行券活用事業の内容ですけど
も、これ、どのような事業なのか、詳しくちょっとお尋ねいたします。
○議長(田中日本明) 原田課長。
◎企画調整課長(原田宣浩) それではお答えをいたします。
これにつきましては、2種類のタイプがございます。
まず、特産品販売促進タイプといたしまして、ふるさと名物商品割引券を発行するものでございます。こ
れにつきましては、500 円券5枚つづりを1万 3,800 枚発行いたしまして、指定した名物品に使用するもの
でございます。
また、もう一つの宿泊タイプというものがございます。これにつきましても、指定をしました宿泊所で1泊
5,000 円の宿泊割引券を発行するものでございます。
以上でございます。
○議長(田中日本明) 藤議員。
◆1番(藤伸一) 特産品の販売促進タイプ、これは理解できます。もう一つの宿泊タイプというのがあると
思うんですけど、これ、指定した宿泊所で宿泊されたときに割引券を発行するということで、嘉麻市の現状
を考えたときに、これも一つの団体からちょっとご相談を受けたこともあるんですけども、宿泊施設という
のが嘉麻市には、嘉穂地区のペンションりんご村とかそういったところもございますけども、これがある程
度需要があるのかなというちょっと疑問もありますけども、地域活性化とかそういう面では発行されること
で消費喚起、また地域活性化になっていくと思いますけども、これで一つこういった宿泊割引券、発行され
る上ではもう一回ちょっと考えていただきたいなというちょっと要望もさせていただいときます。
次に、同じ交付金の中で、先ほど課長説明ありました地方総合戦略の有効な施策とこれに関します優
良の施策等の実施する、いわゆる地方創生先行型交付金が構成されておりますけど、これも国でメニュ
ー、事業のメニューが示されておりますけども、これも私のほうからちょっと国のメニューを自分のほうから
言いますけども、1点目が地方版の総合戦略の策定、2番目がUターン、Iターン、Jターン、いわゆるUIJ
ターンの助成、そして地域しごと支援事業、それからまた創業の支援、また創業した後の販路の開拓、5
点目が観光の振興とか対内の直接投資、こういったメニューがありますけども、嘉麻市の今回計画してあ
ります事業内容、どのように活用されていくのかお尋ねいたします。
○議長(田中日本明) 原田課長。
◎企画調整課長(原田宣浩) それではお答えをいたします。
この地方創生先行型交付金の活用の取り組みでございますが、この地方創生先行型交付金の交付額
7,764 万 8,000 円でございます。これに対します市の、市が実施するものでございますが、まず地方版総合
戦略を平成 27 年度中に策定をしなければなりません。そのために、専門的な調査及び調査結果の集計、
分析業務等々の総合戦略の策定事業でございます。
続きまして、嘉麻市の人口減少の抑制及び地域の活性化を図るために、定住を目的といたしました新
築住宅をした者に対しまして支援を行う転入者等住まい応援交付金事業でございます。これにつきまして
は、市外から転入し賃貸居住者の子育て世帯の新築住宅取得支援といたしまして、1世帯当たり 200 万
円を助成をいたします。また、中学生以下の子供を扶養し、かつ市内の建築業者が施工した場合を条件
にさらに加算をいたしまして、新築住宅取得支援とし、1世帯当たり 300 万円を上限としての助成をするこ
とになっておるところでございます。
続きまして、バイオコークスビジネスモデル事業でございます。これは、さらなる循環型社会の実現に向
けまして、本市の生ゴミのうちふくおか県央環境施設組合で処理、再生化されています廃固形化燃料、R
DF等のバイオコークス化を当面の主眼におきまして、本市に地域連携研究センターを有しております近
畿大学と産官学連携によりますバイオコークスの生産と商品化の可能性を調査、研究し、市の新たな産
業創出及びCO2削減などの環境対策を図ることを目的とした事業でございます。
4点目、最後でございますが、商工会議所が行っております買い物応援バスツアーに対する補助でござ
います。買い物弱者支援事業でございます。これにつきましては、買い物弱者等に対しまして、交通手段
を提供し、地域商店街の活性化を図るものでございます。
地方創生先行型交付金につきましては、以上4点のメニューとなっておるところでございます。
以上でございます。
○議長(田中日本明) 藤議員。
◆1番(藤伸一) 2番目の新築住宅の取得の支援策、これ、今嘉麻市で実施してあります今年度と来年
度の2戸の定住促進住宅を建設してきた経緯がありますけども、定住促進事業をさらに進めるために、こ
の若者の定住促進対策としてより費用対効果の面からの観点からも効果があると私も思っております。
今、課長の答弁の中でちょっと重ねてお聞きしたいんですけど、新築住宅取得支援のこの事業の対象者
といいますか、先ほどありましたけど、転入者に対して、市外から転入とかいう項目もありましたけども、
市内在住と市外在住のこのすみ分けというか、そこの点ちょっと1点目お尋ねします。
○議長(田中日本明) 原田課長。
◎企画調整課長(原田宣浩) この1点目の転入者、先ほどの転入者等住まい応援交付金事業でござい
ます。これにつきましても、やはり市外から転入をいたしまして当市で子育てをするために新築住宅をす
るということで、1世帯当たり 200 万円を助成するというものでございます。
○議長(田中日本明) 藤議員。
◆1番(藤伸一) それともう一つ、この事業で、予算内と思いますけど、予定されている対象世帯数という
か、どのくらいを予定されているのかお尋ねします。
○議長(田中日本明) 原田課長。
◎企画調整課長(原田宣浩) 地方先行型の実施計画、あくまでも計画でございますが、本事業に係りま
す事業指標数でございます。この転入者等住まい支援業務といたしましては、定住支援を受けます世帯
数はおおむね 20 世帯という、見込んでおるところでございます。
以上でございます。
○議長(田中日本明) 藤議員。
◆1番(藤伸一) 先ほども言いましたように、毎年2所帯のこういう定住促進の建設ですけども、今回 20
所帯を予定されているということで、大いにこういう定住人口もまた転入人口もふえてくる取り組みじゃな
いかなと思ってるので、しっかりこれやっていただきたいと思ってます。
27 年度の当初予算、これ、市長の英断によりまして事業費の見直しを進めたり、またこの厳正な見積も
りとか歳出削減、これ、行われております。また、財政調整基金の取り崩しを行わないということで、いわ
ゆる緊縮型予算の編成になっていると私は感じております。
そういう意味で、市長、子育て世帯の支援策として、27 年度中の早い段階で子供医療費の対象を新生
児から中学生まで完全無料化していくということを施政方針で述べられました。ことし1月1日からこの子
供医療費もある程度拡充されました。その中で、委員会の中でも要望を申し上げましたように、特に中学
生までの子供医療費の無料化を早急にやってくださいということも申し上げたと思いますけども、こういっ
た緊縮予算の中で、こういった新たな事業拡大を展開していく上では、やっぱり財源の捻出がほんとに大
変になっていくんじゃないかなと思っております。
今回のこの地方創生先行型交付金、これ、今後の5年間の嘉麻市の総合戦略というのを来年、平成 27
年度中に策定して、また国において 28 年度から新型交付金の本格実施がされるということも聞いており
ますけども、この交付金を活用して子供医療費の助成事業、無料化とかそういう検討をしている自治体が
全国にあると聞き及んでおりますけども、こういった新たな交付金を活用しながら市長のマニフェストとい
うか、お考えでありますこういった子供医療費の助成事業に取り組まれるのか、市長のお考えをお尋ねい
たします。
○議長(田中日本明) 赤間市長。
◎市長(赤間幸弘) ふだんより民生文教委員会、また藤議員のほうから今のようなご助言をいただいて
おります。私といたしましても、今言われております子供医療費無料化に対して、他市町がこの交付金を
使えるかどうか検討をされてるということでございますので、今後検討の課題とさせていただきたいと思い
ます。
以上です。
○議長(田中日本明) 藤議員。
◆1番(藤伸一) 最後に、これ施政方針でも申されましたように、いわゆる人口減少の歯止めとなります
今回のひと・まち・しごと地方創生戦略でありますけども、市長のお考えで嘉麻市のこの具体的な取り組
みについて、市長の、最後お考えをお伺いいたします。
○議長(田中日本明) 赤間市長。
◎市長(赤間幸弘) 本市におきましても、人口減少は非常に重要な課題であります。先ほども述べさせ
ていただきましたが、かつ早期に対策を講じていく必要があることから、私が本部長となりながら、副市長、
教育長、各総合調整監と課長等で構成する嘉麻市まち・ひと・しごと創生本部を設置いたしております。
この創生本部会議において、今後本市が直面する人口減少という課題について全庁的に取り組むこと、
取り急ぎここでの協議結果を次年度予算編成に可能な限り反映させていくこと。あわせまして、まち・ひ
と・しごと創生法に定める地方版総合戦略を来年度中に策定することを決定したところでございます。
地方創生の基本理念は、私の基本理念であります嘉麻市に住みたいと思える魅力あるまちづくりと同じ
方向性を持ったものではないかと考えており、具体的な取り組みについては、来年度以降早々に国、県
等の情報等々を収集しながら策定したいと考えております。
以上でございます。
○議長(田中日本明) 藤議員。
◆1番(藤伸一) これで質問を終わります。ありがとうございました。
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