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しかけカードの作り方・おもちゃの作り方

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しかけカードの作り方・おもちゃの作り方
1.単元名
教材名
第2学年
国語科学習指導案
おもちゃ作りのせつめい書を書こう
「しかけカードの作り方・おもちゃの作り方」
2.単元の目標
○おもちゃの作り方や遊び方を分かりやすく説明する文を書こうとしている。【関心・意欲・態度】
○おもちゃの説明書を書くときに生かすために、説明の仕方を読み取る。【読むこと】
○おもちゃ作りの手順に沿って、写真と照応させて書く。【書くこと】
○説明書を読み合い、間違いを正したり、感想を伝え合ったりする。【書くこと】
○分かりやすく説明するための言葉を使って説明書を書く。
【伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項】
3.単元の評価規準
国語への
関心・意欲・態度
○おもちゃの作り
方や遊び方を友
達に知らせるた
めに、順序に気
を付けて、進ん
で書こうとして
いる。
書く能力
読む能力
○自分のおもちゃの説明書に
必要な事柄を集め、「おも
ちゃの紹介」「材料」「作り
方」「遊び方」の4つの項
目に沿って書いている。
(1)ア・イ
◎作る順序を考えながら、写
真と照応させて書いてい
る。
(1)ウ
○互いに書いたものを読み合
い、分かりにくいところを
直したり、よいところを見
付けたりしている。
(1)エ、オ
○写真と文を照応させ
ながら、事柄の順序
や手順に気を付けて
説明の仕方を読み取
っている。 (1)イ
○自分の説明書を書く
ときに生かすために
教材文を読んで、説
明するときに大事な
言葉を見付けて、書
き抜いている。
(1)エ
言語についての
知識・理解・技能
○分かりやすく説明す
るための言葉の働き
に気付いている。
(1)イ(ウ)
○順序を表す言葉を使
って書いている。
(1)イ(ウ)
4.主題に迫るために
(1)学習過程の工夫
○生活科、国語科の他領域との関連
本単元は生活科の学習「おもちゃ工場へようこそ」と連携している。グループごとに 1 つのおも
ちゃ工場を担当し、他のグループの友達におもちゃの作り方を紹介する。おもちゃ作りの説明書を
書くという学習は国語科で行う。また、
「しかけカードの作り方」は読みの教材である。本単元では、
自分が説明書を書くために読むというように「読むこと」と「書くこと」を関連させた。
○相手・目的意識をもたせる
今回は、おもちゃの作り方を友達に説明する文を書き、おもちゃを作って遊ぶという目的が明確
であるので、分かりやすい説明書を書こうという意欲をもって学習に取り組むことができると考え
る。
(2)学習活動の工夫
○グループの活用
グループで1つのおもちゃを担当することとした。おもちゃの作り方や説明書の書き方などで困
ったときに相談できるので、互いに協力して学習を進めることができると考える。
○交流活動を取り入れる
子どもたちは、自分の作品を読んでもらったり、友達の作品を読むことを楽しいと思っている。
互いに読み合い、よいところを伝えたり、分からないことをたずねたりすることで考えがはっきり
し、よりよい文章を書くことができると感じている。本単元では、記述の段階では、おもちゃの作
り方を分かりやすく書くための、よりよい情報を得るために交流活動をする。推敲の段階では、お
もちゃの作り方がより分かりやすくなるように記述を正しくするために交流活動をする。
(3)学習資料の工夫
○短冊シート
低学年の児童が、いくつかの項目に分けて文章を書くときには、書く項目がはっきりするように
短冊シートを使用することが有効であると考える。このことは、段落を意識させることにもつなが
る。
○「せつめいすることばのたからばこ」の活用
本単元では、おもちゃの作り方を説明するときに、どんな言葉を使うと分かりやすく説明できる
か考えることが大切である。一つの手順を説明する場合でも、説明する言葉がいろいろあることに
気付き、語彙を増やすことをねらっている。そこで、教材文から見付けて言葉やみんなで出し合っ
た言葉を集めて、「せつめいすることばのたからばこ」としてまとめて掲示し、説明書を書くときに
使えるようにする。
○デジタルカメラの活用
おもちゃの説明書は、文だけでなく、作り方を示す絵や写真を入れると分かりやすくなる。しか
し、絵を描くことを苦手としている児童もいるので、抵抗感をなくすため、今回は写真を活用する。
5.学習指導計画および評価計画
次
時
一
1
二
2
・
3
4
・
5
三
6
生
活
科
7
・
8
9
本
時
2
組
・
10
11
本
時
1
組
12
(12時間扱い)
●ねらい ○主な学習活動
交
○
交流活動
●学習の見通しをもつ。
○「おもちゃの説明書を書いて作
り方を他のグループの友達に教
えよう」という単元の見通しを
もち学習計画を立てる。
●教材文「しかけカードの作り方」
を読み、しかけカードを作る。
○作る過程で大事だと思ったとこ
ろに線を引きながら作る。
・作り方が分かりにくいところ
・分かりやすい表現
・うまく作るこつ など
●説明書を書くときに必要なこと
を読み取る。
○説明書の構成や分かりやすい書
き方について考える。
「カードの紹介」「材料や道具」
「作り方」「使い方」
○「作り方」の説明の中で、大事
な言葉を見付けてワークシート
にまとめる。
・つなぎ言葉
(まず、つぎに、そして、すると)
・場所を表す言葉(右はしなど)
・数を表す言葉(2本など)
・大きさを表す言葉(半分など)
・うまく作るこつ(しっかりなど)
●教材文「おもちゃの作り方」を
読み、
「しかけカードの作り方」
で学習した説明の工夫が使われ
ているところを見付ける。
○4つの項目を確かめる。
○「作り方」の説明の中で、大事
な言葉を見付けてワークシート
に加える。
・場所を表す言葉
・長さを表す言葉
・うまく作るこつ
●グループごとにおもちゃを作っ
て遊ぶ。
●これまで学習したことを生かし
て、おもちゃのせつめい書を書
く。
○「おもちゃの紹介」「材料や道
具」を書く。
○作る順序を考え、手順ごとにメ
モを整理して、下書きシートに
書く。
○「作り方」や「遊び方」がよく
分かるように順序を表す言葉を
使って文を書く。
交 同じグループの友達と、下書き
○
シートのメモの内容を確認す
る。
◆指導事項
◆学習の見通しを
もち、学習計画
を立てること
◆作る過程で大事
だと思ったとこ
ろに線を引くこ
と
◆分かりやすい説
明書の構成や書
き方を考えるこ
と
◆分かりやすく説
明するために大
事な言葉を見つ
けながら読むこ
と
◆学習したことが
生かされている
ところを見付け
ること
◆分かりやすく説
明するために大
事な言葉を見付
けながら読むこ
と
◆説明書を書くと
きに必要なこと
をメモすること
◆興味を引く言葉
を使うこと
◆手順に沿ってメ
モを整理するこ
と
◆順序を表す言葉
を使って分かり
やすく書くこと
◆分かりやすく説
明する言葉を確
かめること
○読み合いをして、より分かりや ◆観点に沿って読
すい説明書にする。
み合うこと
交 他のグループの友達と読み合い
○
よいところや分かりにくいとこ
ろを伝え合う。
○読み返して、必要に応じて書き
直す。
●丁寧に清書する。
◆間違いがないよ
○清書して、説明書を完成させる。
うに、よく見て
交 清書した文をグループで読み合
○
書くこと
い、間違いがないか確かめ合う。
◇評価規準〔評価方法〕
☆支援
◇学習の見通しをもち、おも
ちゃの説明書を書く学習で
あることが分かる。
〔発言・観察〕
◇しかけカードを作るために
大事なところに線を引きな
がら、読んでいる。
〔観察・サイドライン〕
◇説明書の構成、書き方が分
かる。
〔ワークシート〕
☆4つの項目を確認する。
☆自分が説明書を書くときに
参考になる書き方を見付け
るようにさせる。
☆大事な言葉をまとめたもの
を「せつめいすることばの
たからばこ」と名前をつけ
て掲示する。
◇分かりやすく説明するため
の言葉の働きに気付き、書
き抜いている。
〔ワークシート〕
☆「しかけカードの作り方」
との違いにも気付くように
させる。
◇説明の工夫が分かり、説明
するために大事な言葉を見
付けている。
〔観察・ワークシート〕
☆グループで相談しながら、
作ったり、遊んだりする。
☆どんなところがおもしろい
かアピールするようにさせ
る。
☆作り方の写真は、前もって
教師がデジカメで撮ってお
く。
◇教材文で学習したことを生
かして、順序を表す言葉を
使って、説明書を書いてい
る。
〔ワークシート〕
☆実際におもちゃを作りなが
ら分かりにくいところを見
つける。
◇「作り方」を読み合い、よ
いところや分かりにくいと
ころを伝えている。
〔ワークシート・観察〕
◇下書きを見ながら丁寧に清
書している。〔観察・作品〕
☆早く終わった人同士で交換
して読み合う。
1組
( 推敲 )
指導者
古澤
敬子
6.本時の学習(11/12)
(1)本時のねらい
下書きシートを読み合い、より分かりやすい説明書にする。
(2)本時の展開
時
主な学習活動
2
1.本時の学習のめあてをつかむ。
◆指導事項
☆支援
◇評価
読み合いをして、よりわかりやすいせつめい書にしよう
10
2.分かりやすい説明書にするため
に、どのようにアドバイスをした
らよいか例をもとに考える。
◆読み合いの方法
確認すること
・よいところを見付けて、青い線を
引く。
☆教師の用意した例をも
とに、どうしたら内容
が分かりやすくなるか
考える。
☆「せつめいすることば
のたからばこ」を活用
させる。
つなぎ言葉
場所を表す言葉
数を表す言葉
大きさを表す言葉
うまく作るこつ
・実際におもちゃを作ってみて、分
かりにくいところは、赤い線を引
き、どのように直したらよいか考
える。
25
交 他のグループの友達と二人組
3.○
で下書きシートを読み合い、互い
にアドバイスをする。
①「作り方」を読んで、よいところ
に青い線を引く。
◆よいところを見
付けること
②実際におもちゃを作り、分かりに
くいところに赤い線を引き、分か
りやすい文に直す。
◆分かりにくいと
ころを直すこと
③どうしても分からないところは、
書いた人にどういう意味か質問
し、分かるように直す。
◆分からないこと
は質問すること
④読んで気付いたことを伝える。
◆観点に沿って伝
え合うこと
☆最初に「作り方」を全
部読んで、よいところ
を見付けてから、おも
ちゃを作るようにさせ
る。
☆読み合いをする二人組
は、隣同士にすわり、
質問ができるようにす
る。
○よいところ
・順序を表す言葉を使っているね。
・数が書いてあって分かりやすいね。
・うまく作るこつが分かりやすいね。
○アドバイス
・~する場所を書いたらいいよ。
・これは、どういうこと?
・こうしたほうが分かりやすいよ。
5
4.読み返して、アドバイスしても
らったことをもとに、必要に応じ
て書き直す。
3
5.読み合いをしてよかったことを
発表する。
◆よりわかりやす
い文に書き直す
こと
◇わかりやすい説明書に
するために互いにアド
バイスし、書き直して
いる。
〔観察・下書きシート〕
☆友達のシートを読んで
見つけたよいところや
アドバイスしてもらっ
たことを発表させる。
2組
( 記述 )
指導者 小島 めぐみ
6.本時の学習(9/12)
(1) 本時のねらい
順序を表す言葉を使って作り方がよく分かるように文を書く。
(2) 本時の展開
時
主な学習活動
2
1.本時の学習のめあてをつかむ。
◆指導事項
☆支援
◇評価
作り方がよくわかるように文を書こう
10
2.1 つのグループを例にあげ、1つ
目の手順を説明する文をみんな
で考える。
◆順序を表す言葉
を使うこと
からばこ」を活用する。
◆メモをもとに作
・順序を表す言葉を確認する。
り方がよくわか
・メモをもとに作り方がよく分か
る文を考えるこ
るような文を書く方法をみんな
☆「せつめいすることばのた
と
で考える。
8
3.交
同じグループの友達と交流
◆分かりやすく説
☆交流がうまくいっていな
し、必要に応じて自分の下書きシ
明する言葉を確
いグループには、「せつめ
ートにメモを増やす。
かめること
いすることばのたからば
・互いに書いたメモを確かめ、ど
こ」の中の項目(場所、大
の言葉を使うとよいか話し合
きさや長さ、数など)が書
う。
いてあるか確かめるよう
・「せつめいすることばのたから
に助言する。
ばこ」の中で使える言葉はない
か話し合う。
20
4.順序を表す言葉を使って作り 方
がよく分かるように文を書く。
◆順序を表す言葉
◇順序を表す言葉を使って
を使って作り方
作り方がよくわかるよう
がよく分かるよ
に文を書いている。
うに文を書くこ
と
5
5.自分で書いた文を読み返す。
・間違いや分かりにくいところが
ないか確かめる。
・より分かりやすい文に書き直す。
◆より分かりやす
い文に書き直す
こと
〔観察・ワークシート〕
(
お も ち ゃ作 り のせつめい書 を 書 こう
○ 知 ら せる あ い手
○ 知 ら せる こと
○ 知 ら せ方
「しか けカ ー ド の作 り 方 」を 読 ん で、しか けカ ー ド を
作る。
)
1
せつめい書 を 書 く とき に大 切 な ことを ま とめる 。
す す め方
2
学 しゅう の
3
「お も ち ゃの作 り 方 」を 読 ん で、せ つめ いのく ふ う を
見 つける 。
6
5
4
ていね いにせい書 す る 。
読 み合 いを して、せつめい書 を よ いも のにす る 。
「作 り 方 」や「あ そび 方 」を 書 く 。
「お も ち ゃのしょう かい」 「ざ いり ょう やど う ぐ 」を 書
く。
せ つめ い書 を 書 く とき に、大 切 な こと を メモしな が ら お も
ち ゃを 作 る 。(生 活 科 )
7
ほかのグ ルー プのお も ち ゃ工 場 に行 って、お も ち ゃを 作 って
あ そぶ。(生 活 科 )
分かりやすいせつめいのしかたを見つけよう
*せつめい書の組み立て
《うまく作るこつ》
《場しょをあらわすことば》
せつめいすることばのたからばこ
《つなぎことば》
《数をあらわすことば》
《大きさや長さをあらわすことば》
《ものを作るときよくつかうことば》
《
ざ
い
り
ょ
う
》
《
ど
う
ぐ
》
《
お
も
ち
ゃ
の
し
ょ
う
か
い
》
お
も
ち
ゃ
の
名
前
お
も
ち
ゃ
の
作
り
方
①
場
し
ょ
②
大
き
さ
や
長
さ
③
数
な
ど
。
作
り
方
を
せ
つ
め
い
す
る
と
き
に
、
だ
い
じ
な
こ
と
を
メ
モ
し
よ
う
。
お
も
ち
ゃ
の
作
り
方
メ
モ
シ
ー
ト
《
作
り
方
②
》
《
作
り
方
①
》
お
も
ち
ゃ
の
作
り
方
(
下
書
き
A3
ま
ず
B5
つ
ぎ
に
清
書
)
《
作
り
方
④
》
《
作
り
方
③
》
お
も
ち
ゃ
の
作
り
方
(
下
書
き
A3
そ
し
て
B5
さ
い
ご
に
清
書
)
《
遊
び
方
》
作ったおもちゃの写真資料
さかみちごろごろ
スピードカー
トコトコどうぶつ
ビューンだこ
ふうせんカー
ぶんぶん回し
山登りにんじゃ
手作りけんだま
Fly UP