Comments
Description
Transcript
(分割版)3(PDF:1686KB)
犬養 裕美子(レストランジャーナリスト) ◆総合プロデューサー 小山薫堂(放送作家) ◆主催 RED U-35 ( RYORININ’s EMERGING DREAM)実行委員会 《応募》 6 月 1 日~30 日までのエントリー期間で日 本国内・海外合わせて 451 件の応募がありま 3 RED U-35 ( RYORININ’s EMERGING DREAM)実施概要 した。課題には「卵」を使ったオリジナルレ シピで審査する技術的なものと、料理人とし ての想い、夢、情熱を綴った「ドリームシー ト」の記載などパーソナリティを問うものを 用意。用紙一面に書かれた選手の言葉一つ一 つに胸を打たれました。 《明日の才能、未知なる美味を発掘》 応募期間中、海外で活躍する料理人たちか 2013 年、新世代の若き才能を発掘する日 ら、なぜ自分たちは応募できないのか?との 本最大級の料理人コンペティション RED 意見を多数もらい、応募規定を変更して、海 U-35(RYORININ’s EMERGING DREAM) 外の料理店勤務者にも門戸を解放しました。 を実施決定。夢と野望を抱く、新しい世代の、 ◆男女比 新しい価値観の料理人(クリエイター)を見 男性:女性 = 9:1 出し、世の中に押し出していくため、これま ◆応募者の専門ジャンル での料理コンテストとはまったく異なる視 日本料理: 点で、日本の食業界の総力を挙げて開催する フランス料理: 23% 料理コンペティションです。この大会を通じ イタリア料理: 23% て、未来を担う料理人たちが鼓舞され、大き 中国料理: 12% な目標を抱き、これからの日本の料理界全体 その他: 17% の価値向上・底上げにもつながることを願っ ◆海外からの応募者 ています。 5 カ国/計 12 名 ◆RED U-35 審査員 (フランス 7 名、 ドイツ 1 名、 スペイン 1 名、 辻 芳樹(辻調理師専門学校) デンマーク 1 名、シンガポール 2 名) 25% ※全て日本人 落合 務(LA BETTORA) 《一次審査》 村田 吉弘(菊乃井) 吉野 建(ステラマリス ジャポン) 7月 11 日(木)~7月 23 日(火)の期間 田村 隆(つきぢ田村) に一次審査は辻調理専門学校が主に技術面 脇屋 友詞(Wakiya 一笑美茶樓) を、事務局がパーソナリティを中心に審査し、 田崎 真也(ソムリエ) その後審査員が最終的な審査をしました。な 門上 武司(フードコラムニスト) かでも技術、パーソナリティ共に上位のレベ 太田 進(オータパブリケイションズ) ルが拮抗していたため、何度も審議を重ね、 12 一次審査通過者を決定するまでのプロセス は困難を極めました。 451 名から一次審査を通過した料理人を 「ブロンズエッグ」とし、公式 WEB サイトか ら結果発表を行いました。 ◆結果発表: 2013 年 7 月 23 日(火) ◆通過者人数: 50 名 ◆結果発表: 2013 年 10 月 11 日(木) ◆通過者呼称: ブロンズエッグ ◆通過者人数: 6 名 ◆通過者呼称: ゴールドエッグ 《二次審査》 《最終審査及び受賞セレモニー》 一次審査通過者に対し、事務局が各地に飛 び、映像を撮影。自己 PR、大会にかける意 日時:11 月4日(月・祝) 気込み、厨房での様子、など全員同じフォー 場所:武蔵野調理師専門学校(実技審査) マットで撮影。海外在住者は自身で同内容の 実技&面接による審査の後、会場を「東京 映像撮影を行い、事務局に送付してもらいま デザイナーズウィーク内 特設テント(明治 した。 神宮外苑前)」に移し、マスコミ・関係者・ その DVD を審査員に配布し、 8月 28 日(水) 一般ら約 500 名の観衆が注目する中、ファイ ~9月9日(月)の期間、それぞれに「映像 ナリスト 6 名による最終プレゼンテーショ 審査」を行い、会ってみたい料理人、興味の ンが行われ、審査員による議論の結果、グラ ある料理人をチェック。審査員の意見・ポイ ンプリ“RED EGG”に杉本敬三氏(レストラ ントを集め、ここから次に進む料理人「シル ン ラ・フィネス)、準グランプリ“GOLD EGG” バーエッグ」を 22 名に絞りました。 に小岸 明寛(ミシェル・ブラス トーヤ ジ ◆結果発表: ャポン)、安發 2013 年 9 月 9 日(月) 伸太郎(Hotel Le Bristol Paris)に決定しました。 ◆通過者人数: 22 名 ◆通過者呼称: シルバーエッグ 《三次審査》 9月 20 日(金)~10 月 11 日(金)の期 間に二次審査通過者 22 名に対し、審査員が 各地のレストランに出かけ、アイドルタイム や閉店後などに料理人に調理をしてもらう 腕前審査。調理の腕前に限らず、職場環境や 辻審査員長は「技術だけでなく、人格やど 人間性などもチェックしました。 海外在住者については、審査員が可能な範 んな夢を持っているか、そしてその夢にどれ 囲で渡航することとし、パリとシンガポール だけ共感できるかを基準に審査し、それに相 に行き、調査を行いました。 応しい料理人を選ぶことができました」と総 この調査結果を持ち寄って、10 月 9 日に 評を述べました。小山薫堂総合プロデューサ 審査会を行い、様々な白熱する議論を経て、 ーは、次回 2014 年大会開催への熱い想いを ファイナリスト 6 名「ゴールドエッグ」を決 宣言し、大会を締めくくりました。 定しました。 13 RED U-35 特別番組「大会密着ドキュメント」 4 第 11 回オーライ!ニッポン大賞表 彰式 日 時:平成 25 年 11 月 8 日(金) 会 場:日比谷図書文化館 大ホールほか 参加者:210 名 主 催:農林水産省、オーライ!ニッポン会 議 都市と農山漁村を往来する新たなライフ ◆ゴールドエッグ受賞者6名 スタイルの普及と定着を図るため、「人・も の・情報」の行き来を活発化する活動を積極 的に進めている団体、個人を表彰した。併せ て優良事例を共有し、さらに都市農村共生・ 対流を発展させるために「オーライ!ニッポ ン全国大会 2013」を開催。 (1)主催者挨拶 ◆グランプリ(レッドエッグ) 林 養老 芳正 農林水産大臣(写真1) 孟司 オーライ!ニッポン会議代 表(写真2) 杉本 敬三(レストラン ラ・フィネス) ◆準グランプリ(ゴールドエッグ) 【写真1】 【写真2】 (2)表彰状授与 オーライ!ニッポン大賞グランプリ(内 閣総理大臣賞)(写真3) オーライ!ニッポン大賞 小岸 明寛(ミッシ 安發 伸太郎(Hotel オーライ!ニッポン大賞審査委員会長 ェル・ブラス トー Le Bristol Paris) 賞 オーライ!ニッポン ライフスタイル賞 ヤ ジャポン) 《テレビ放送》 ●12/7(土) 24:00~25:00 BS フジ 14 ・濱口 孝(はまぐち たかし)さん (長崎 県五島市) (3)記念撮影(写真4) 【写真3】 【オーライ!ニッポン大賞 受賞団体】 ●オーライ!ニッポン大賞 グランプリ(内 【写真4】 閣総理大臣賞) (4)受賞者の活動紹介とスピーチ ・おうしゅうグリーン・ツーリズム推進協議 各受賞者よりそれぞれの取組について 会 (岩手県奥州市) 紹介されました。中でも、グランプリを受 ●オーライ!ニッポン大賞 賞した「おうしゅうグリーン・ツーリズム はぼない 推進協議会」からは、震災後いち早く受入 ・ 歯 舞 地区マリンビジョン協議会 (北海 れを再開した地域を訪問した横浜市立浦 道根室市) 島丘中学校生徒(中学 3 年生)による自身 ・農業生産法人 株式会社 hototo (山梨県 の経験を踏まえ、同協議会の方々との絆を 山梨市) 確かめ、今後の人生に生かしていきたい旨、 ごかせ 発表がありました(写真5)。 ・NPO 法人 五ヶ瀬自然学校 (宮崎県五ヶ瀬 町) ●オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞 ・NPO 法人 信越トレイルクラブ (長野県飯 山市) おはら ・小原 ECO プロジェクト (福井県勝山市) とよもり 【写真5】 ・ 豊 森 実行委員会 (愛知県名古屋市) (5)講評 う さぎ 安田 喜憲 オーライ!ニッポ ・鵜 鷺 げんきな会 (島根県出雲市) ン会議副代表(写真6) ・一般社団法人 西土佐環境・文化センター 私たちは、これまで何をつくるかを考え て社会をつくってきた。これからは、未来 四万十楽舎 (高知県四万十市) ●オーライ!ニッポン ライフスタイル賞 を担う子どもたちに我々大人が何を残す ・三浦 勝治(みうら かつじ)さん (宮城 ことができるのかが問われている。オーラ イ!ニッポン大賞を受賞された皆様は、日 県塩竃市) 本の都市農村共生・対流の取組を通じて、 ・辰巳 和生(たつみ かずき)さん (長野 これからの子どもたちに何を残していけ 県小谷村) るのかを考えていただきたい。受賞者の皆 ・嘉村 則男(かむら のりお)さん (山口 様は、都市農村共生・対流の取組の模範と 県山口市) 15 なることが期待されている。 御出迎えし、天皇杯受賞者業績紹介展示、政 府(農林水産省)展示、地域農林水産展(都 道府県ブース) 、農林水産関係団体展、JA展 示を順に御視察されました。 会場では、 各都道府県の技術・経営普及展、 郷土特産農林水産物の展示、即売、試飲・試 食、農林水産関係団体による啓発展示、即売 、ジャンボうさぎなど、58の展示が行われた ほか、クイズ、さつまいも掘り体験、ポニ 【写真6】 ーの体験乗馬等、来場者が参加できるイベン トを多数実施しました。 5 第 52 回 農林水産祭 「実りの フェスティバル 日時:11 月8日(金)~9日(土) 10:00~16:00 6 「第4回ファーマーズ&キッズフェ スタ2013」の実施概要 場所:明治公園(霞岳広場) 昨年は「ファーマーズ&キッズフェスタ 」との併催でしたが、今年は単独での開催 となりました。入場者は2日間で約3万1 日時:11 月9日(土)~10 日(日) (10:00~16:00) 場所:日比谷公園(大噴水広場、にれの木広 場、第二花壇、小音楽堂) 「農業と子供の元気が日本を元気にする」 千人でした。 「実りのフェスティバル」は、農林水産業 と食に対する理解の増進と農林水産物の消 費拡大等に資するため、都道府県、中央・地 方農林水産関係団体の協力を得て、「食と農 林漁業の祭典」の一環として開催しました。 をサブタイトルとし、日本全国のプロ農業者 が都会の子供たちに日本農業の元気と美味 しさ、農業の素晴らしさを発信するイベント として開催しました。 イベントの初日、10 時から芝生ステージ 「実りのフェスティバル」 の開会に先立ち、 において開会式が行われ、開会にあたり林芳 秋篠宮同妃両殿下が御来場され、吉川貴盛農 正農林水産大臣から祝辞をいただき、林大臣 林水産副大臣をはじめとする関係者や各道 を始めとして、河野良雄農林中央金庫代表理 都府県のマスコット、キャンペーンガールが 16 事理事長、藤岡茂憲日本農業法人協会会長な どの方々によりテープカットが行われると 共に、都道府県知事から頂いた「農業応援メ ッセージボード」の前で記念写真の撮影も行 われました。 プロ農業者が元気な姿で販売を行い、他県の 農業者や農業法人など多数の関係企業・団体 等からご参加頂きました。 来場者は 2 日間合計で 58,100 人(9 日 31,200 人、10 日 26,900 人) 。アンケートの 会場は、プロ農業者こだわりの米・野菜・ 回答によると約 80%が都内 23 区からお越し 肉・果物と加工品がズラリとテントに揃い、 で、約半数が 2 回以上ご参加頂いているリピ お買い求めの来場者で大変な賑わいとなり ーターであり、自由記述においても「いつも ました。また、朝採り農産物を満載した軽ト 楽しみ」 「これからも続けて欲しい」 「定期的 ラックで駆けつけた若手農業者による「軽ト に行って欲しい」という意見が多数寄せられ ラ市」なども好評を頂きました。 ました。 他にもワークショップや動物触れ合いな どに子供が喜んだ事、普段食べない野菜を食 べたことなど、子ども達が積極的に楽しめた という回答に加え、「福島の食品について見 直す気になった」「食べる事で応援したい」 という意見もあり、農と食への理解と合わせ 被災地への支援促進にも少しずつ繋がって いるという手応えが感じられました。 その他、子ども達に農や食に触れてもらう 7 ことを目的とした、農業法人と大学生とが連 TOKYO HARVEST 携したワークショップや大型農業機械の試 乗体験、子供と農業者が触れあう場としての 「キッズマルシェ」企画や動物との触れ合い のコーナー、ステージにおける地方伝統芸能 の演舞など様々な形で農業の魅力と楽しさ 日時:11 月 9 日(土)、10 日(日) をお届けすることができました。 場所:六本木ヒルズアリーナ 2 日間の参加テント数は98テント。東日 主催:TOKYO HARVEST 実行委員会(オ 本大震災の被災を受けた宮城・福島・茨城の イシックス株式会社、カフェ・カンパニ ー株式会社、一般社団法人東の食の会) 来場者数:推定 26,000 人(2日間合計) 17 ・有限会社舟形マッシュルーム 「東京ハーヴェスト」は、食の都市・東京 の真ん中である六本木から、食の恵みや作り ・有限会社アグリクリエイト 手に感謝することを目的として、 「東京から、 ・株式会社マルタ ラブレターを。」というコンセプトの下、立 ・アイアンドアイフルーツグロワーズ ち上げられた収穫祭です。第1回目の開催と ・早野商店 なった今回は、生産者へ感謝の気持ちを届け ・水浅青果株式会社 るためのコンテンツが数多くとり行われま ・株式会社パークコーポレーション した。数々のアスリートやアーティストにご ・SALVATORE CUOMO 協力いただいたほか、多くの来場者があり、 ・ロート製薬株式会社 成功裡に閉幕することができました。 ・キリン株式会社 (1)オープニングセレモニー 日時:11 月 9 日(土)午前 11 時より (3)TOKYO HARVEST 六本木農場 野菜やしいたけの収穫体験ができる「六本 来賓:林芳正農林水産大臣 林大臣、高島宏平・楠本修二郎両実行委員 木農場」が設置されました。また、ヤンマー 長が登壇。林大臣に挨拶を頂いた後、イベン 株式会社によるコンセプトトラクターの展 トの開幕を祝い3名が「大根抜き」を行いま 示も行いました。林大臣には、実際にこのト した。 ラクターの運転席に座っていただきました。 (2)TOKYO HARVEST マルシェ (4)TOKYO HARVEST アート 「“ありがとう”を伝えるアート大漁旗」 のコーナーでは、来場した子どもたちが漁師 さんへ感謝の想いを伝えようと夢中になっ て絵を描く姿が見られ、2日間を通して 200 枚ものデザインが集まりました。これらは宮 城県石巻市雄勝町の漁師の方々に届けられ ます。また、 「“ありがとう”フォトメッセー ジ」として、生産者の方々へのメッセージを お米や野菜、生花など様々な生産物を販売す 書いていただき、そのボードとともに来場者 るマルシェや、会場限定のオリジナルメニュ の皆さまを撮影させていただきました。 ーを提供するキッチンカーが出店されまし た。 《マルシェ・キッチンカー出店者》 ・福井市 18 ・岩崎恭子(バルセロナオリンピック金メ ダリスト・元競泳選手) ・小比類巻貴之(格闘家) ・朝日健太郎(北京オリンピック・ロンド ンオリンピック出場・元バレーボー ル・ビーチバレー選手) (6)TOKYO HARVEST ライブ 音楽を通じて生産者へ感謝の気持ちを伝 えるライブでは、野菜の着ぐるみを着て登場 (5)TOKYO HARVEST みのりんぴっく するアーティストもおり、会場を沸かせまし ステージ上で、農業をモチーフとしたプチ 運動会「みのりんぴっく」が行われました。 た。 「みかん 3kg ぴったり競争」・「田植え競争」・ 「俵運び競争」の 3 つの競技を行い、様々なア スリートの方々にも競技に参加していただ きました。 《ライブ参加ミュージシャン》 ・バロンと世界一周楽団 ・Salyu×小林武史 ・Panorama Steel Orchestra 《みのりんぴっく参加アスリート》(敬称略) ・柴田亜衣(アテネオリンピック金メダリ このほかにトークセッションも行われ、 スト・元競泳選手) ・諏訪利成(アテネオリンピック男子マラ 「世界で活躍するアスリートの食卓」という ソン日本代表/日清食品グループ陸 テーマで、元競泳選手の岩崎恭子さんなどが 上競技部コーチ兼選手) 対話を繰り広げたほか、途中、小泉進次郎内 閣府大臣政務官兼復興大臣政務官も駆けつ け、東日本大震災で甚大な被害を受けながら も三陸沿岸部で新しい漁業・水産業を創ろう と立ち上がった 5 人のフィッシャーマンへ エールを送りました。 ・三宅宏美(ロンドンオリンピック銀メダ リスト・ウエイトリフティング選手) 19 8 直売所甲子園 2013 9「食の絆サミット 2013」 日時:11 月 12 日(月) (12:45~17:30)、 13 日(火) (9:30~13:30) 場所:中野サンプラザ コスモルーム 参加者数:320 名 全国の直売所の経営向上を目的に内部に 抱える問題点や地域における機能を明らか 日時:11 月 15 日(金)~11 月 17 日(日) にすることで、新たな流通産業として位置づ (11:00~18:00(初日は 12:00~) ) けることを目的に開催。 第3回となる今回は、「直売所で農業・農 場所:渋谷ヒカリエ 村はどのように変わったか」をテーマに、大 9FヒカリエホールA/ B、1Fイベントスクエア、JR東京駅 会を通じて直売所の地域における役割と機 「食の絆サミット 2013」は、本年度から 能を明らかにしました。 決勝大会では、1次審査、2次審査を通過 開催された事業で、「食と農林漁業の祭典」 した全国 16 の直売所の皆様が熱のこもった の一環として 11 月の第三週に開催しました。 プレゼンテーションを行い、審査会の結果、 郷土料理・伝統野菜・和食器といった多様 農林水産大臣賞(優勝)1 点、優秀賞5点が な地域性と長い歴史の中で培われた日本食 決定されました。 の魅力が渋谷ヒカリエに集結。見て・知っ て・食べて・楽しむ 3 日間のイベントの中で、 【審査結果】 国産農林水産物の消費拡大のきっかけ作り ●農林水産大臣賞(優勝) や、次世代の農林水産業の活性化に向けた環 ・みずほの村市場(茨城県 つくば市) 境整備・取組をお伝えしました。 ●優秀賞 日本の食文化、農林水産物の魅力を展示・ ・田布施地域交流館(山口県 体験・実食・販売・ステージイベントを通じ 田布施町) て消費者へ幅広くアピールしました。 ・おおむら夢ファームシュシュ新鮮組(長 渋谷ヒカリエ・東京駅構内で開催したイベ 崎県 大村市) ・あいとう直売館(滋賀県 ・伊豆・村の駅(静岡県 ントには全体で約 3 万人(1 日目:約 7 千人、 東近江市) 2 日目:約 1 万 1 千人、3 日目:約 1 万 2 千 三島市) 人)が来場しました。 ・内子フレッシュパークからり特産物直売 所(愛媛県 サケ×アテ 内子町) グランプリ 2013 や、47 都道 府県の郷土料理・伝統野菜紹介に興味を持た れた方が多く、アンケートにお答えいただい たほとんどの方より、食の絆サミット 2013 を通じて、日本の食や食材、農業に対する関 心を持った、来年も開催があったら来場した いというご意見をいただきました。 (1)料理マスターズシンポジウム及び授与 式・受賞者紹介 20 日時:11 月 15 日(金) ○菅谷 伸一 マッカリーナ(フランス料理) 場所:ヒカリエホールA ○松尾 英明 柏屋(日本料理) 第 1 部:企業によるプレゼンテーション ○和久田 哲也 Tetsuya's (フランス料理) 出演:味の素株式会社、株式会社伊藤園、 全国農業協同組合連合会 第 2 部:パネルディスカッション「和食の魅 力とその継承について」 出演:榊原英資(青山学院大学教授)、小泉 武夫(東京農業大学名誉教授)、村田吉 弘(NPO 法人日本料理アカテミー理 事長)、山口靖(農林水産省 業局食品小売サービス課 食料産 外食産業 (2)食のモデル地域認定式 室長) 和食を取り巻く状況や和食の技術の継承、 日時:11 月 15 日(金) 場所:ヒカリエホールB 諸外国から見た和食の魅力についてディス 本年8月1日に「食のモデル地域」として カッションが行われました。 認定された 65 地域へ、認定証の授与を行い ました。「食のモデル地域」とは、国産農林 水産物および食品の消費拡大を一体的かつ 総合的に推進するため、自主的に取り組みを 進めていく「食のモデル地域構築計画」に認 定された地域で、本年度から始まった取組で す。 開式に当たり、林芳正農林水産大臣、櫻庭 英悦審議官と各協議会代表者による記念撮 「第4回料理マスターズ」授与式が行われ 影を行った後、林芳正農林水産大臣から挨拶 ました。「料理マスターズ」は、生産者や食 があり、その後、櫻庭英悦審議官から各協議 品企業等と共同した取組を行い、日本の「食」 会の代表者へ認定証が授与されました。 の普及や「食文化」の発展に貢献した現役の 料理人を顕彰するもので、今年で 4 年目とな ります。開式に当たり、林芳正農林水産大臣 から挨拶があり、その後、審査委員会での審 査を経た以下の 6 名の方にブロンズ賞が授 与されました。 《第 4 回料理マスターズブロンズ賞受賞者》 ○井上 知城 TOMOSHIRO INOUE (フ ランス料理) ○神田 裕行 かんだ(日本料理) (3)食のモデル地域シンポジウム ○小林 寛司 ヴィラ 日時:11 月 15 日(金) アイーダ(イタリア 料理) 場所:ヒカリエホールA 21 第 1 部:「きょうの料理」公開収録「ニッポ 出演:竹村真一(京都造形芸術大学教授) 、 木村俊昭(東京農業大学教授 ンおいしい手仕事~雑煮」 日本青 開演:11 時 30 分 年会議所地域プロデューサー育成塾 塾長)、南部靖之(株式会社パソナグ 出演:柳原一成(江戸懐石近茶流宗家)、 ループ代表取締役グループ代表)、山 大原千鶴(京都の料理研究家)、後藤 口靖(農林水産省 繁榮(エグゼクティブ・アナウンサー) 売サービス課 食料産業局食品小 東西の食を代表する家に代々伝わる、柳原 外食産業室長)、安達 一良(「食のモデル地域」総合型 家の江戸雑煮、大原家の京雑煮を紹介しまし お Eテレ 12 月 17 日(火)午 きたま食のモデル地域実行協議会)、 た。 (放送予定 夏川周介(食のモデル地域」総合型 前 9:00~ 佐久市有機農業研究協議会)、青木康 00~) 晃( 「食のモデル地域」産品中心型 第 2 部:「きょうの料理」公開収録「和スイ 福 再放送 18 日(水)午前 11: ーツ~ぜんざい」 岡県ラー麦普及推進協議会) 開演:13 時 30 分 それぞれの登壇者による独自の取組や各 協議会の事例の紹介を行った後、「食を通じ 出演:柳原一成(江戸懐石近茶流宗家)、 た地域活性化」をテーマに、ディスカッショ 大原千鶴(京都の料理研究家)、後藤 ンを行いました。 繁榮(エグゼクティブ・アナウンサー) 併せてヒカリエホールホワイエ B では、 1 部に引き続き、柳原家の栗ぜんざい、大 食のモデル地域 65 地域の取組をパネルで紹 原家の栃餅ぜんざいを紹介しました。(放送 介しました。 予定 ~ Eテレ 12 月 18 日(火)午前 9:00 再放送 19 日(水)午前 11:00~) 第 3 部:トークセッション~Washoku(和 食)~ 開演:15 時 30 分 出演:田村隆(つきぢ田村三代目)、ほり えさわこ(料理研究家) 、河合真理(料 理研究家)、デーナ・ベルテ(菊水酒 造)、ビル・リオングレロー(和菓子 職人)、後藤繁榮(エグゼクティブ・ (4)きょうの料理フェア アナウンサー) 日時:11 月 16 日(土) 「きょうの料理」で三世代にわたって講師 場所:ヒカリエホールA を務めてきた 3 名と、和食の魅力に取りつか 22 れ、日本で和食関連の仕事をしている外国人 ○学生団体 FOUR Re FOODs 2 名で和食の未来を語り合いました。 ○ムラムラビーン's 事前観覧申込者を含め第 1 部 103 人、第 2 ○キッチンの科学キッズラボ☆大学生チー 部 95 人、第 3 部 107 人の来場がありました。 ム ○Agri-Project in 九州!! ○Energy Via Okayama Lives EVO ○あぐりとかち ※株式会社キシュウ農鞠は出場辞退 (5)食と農林漁業大学生アワード 2013 日時:11 月 17 日(日) 場所:ヒカリエホールA 「食と農林漁業大学生アワード」とは、昨 年創設された農林水産大臣表彰で、食と農林 <トークセッション出演者> 漁業について活動する学生団体のモデルを ○全国農業青年クラブ連絡協議会会長 表彰するコンテストです。今年は、計 47 団 大越正章 体の応募があり、書類審査の結果、計 12 団 ○株式会社マイファーム代表取締役 体が 17 日の決勝大会に選出されました。そ 西辻一真 れぞれ事例発表を行った後、審査の間に、 「農 ○~田畑と森と海でつながる学生団体~い 業大学生と若手農家・起業家が語る!日本の ろり代表 農業のこれから」をテーマとした、若手農業 東京農業大学2年 霜田直人 ○食科事典(しょっかじてん)代表 家と大学生によるトークセッションを行い 慶應義塾大学4年 佐々木崚 ました。 審査の結果、山下正行農林水産省食料産業 局長より、「学生日本酒協会」へ、食と農林 漁業大学生アワード 2013・農林水産大臣賞 が授与されました。 <食と農林漁業大学生アワード 2013 決勝大 会出場団体> ○徳島大学食育サークル CAERU(カエル) の会 ○日本の農業に一生を賭ける!学生委員会、 併せて、廊下では、食と農林漁業大学生ア SOLA ワードポスターセッションも開催しました。 ○八戸工業大学食品研究会 ○学生日本酒協会 ○一般社団法人 ReRoots 23 国から選抜された地域の大学生による“日本 酒と肴”の組み合わせを学生自らによるプレ ゼンテーションや、試飲・試食を通じて、ア ピールし、来場者の投票によってグランプリ を決定します。 来場者は 3 枚 1 組の投票券(1 セット 500 円)を購入し、試飲・試食を行 いお気に入りのサケ×アテに投票します。 二日間を通じて 290 名の参加があり、17 日には人気投票を経た上位校の表彰が行わ (6)スター農家発掘オーディション STAR’ s vol.2 日時:1 月 17 日(日) れました。 <サケ×アテ グランプリ 2013 ○グランプリ 新潟大学 結果> サケ:鶴齢純米酒×アテ:鮭の酒びたし 場所:ヒカリエホールA 「スター農家発掘オーディション」とは、 今年で 2 回目となる、農業を若者から盛り上 ○準グランプリ 鳥取大学 サケ:鷹勇×アテ:猛者エビの塩焼き ○dancyu 賞 げたい!という想いを、ビジネスで実現させ 熊本県立大学 る意志のある挑戦者にチャレンジの場を提 サケ:れいざん本醸造 ×アテ:山うにと 供する農業ビジネスプランオーディション うふ です。 一次審査を勝ち抜いたファイナリスト 8 名によるプレゼンテーションが行われ、若手 農業者部門・本多英一さん(静岡県)が大賞 を受賞しました。 (8)各地の郷土料理や料理マスターズのこ だわりメニュー 日時:11 月 16 日(土) ・17 日(日) 場所:ヒカリエホール A 農山漁村の郷土料理百選の人気ランキン グ上位より選出された全国各地の郷土料理 (7)サケ×アテ グランプリ 2013 や農林水産省顕彰料理人が考案した料理を 日時:11 月 16 日(土) ・17 日(日) 提供し、来場者に地域に根差した味を楽しん 場所:ヒカリエホール B でいただき、約 1300 食を提供しました。17 「サケ×アテグランプリ 2013」は、地域 日には来場者が自分で作って食べる「へらへ 文化に根差した日本酒を、その土地で作られ ら団子調理体験」も開催しました。 た肴と味わい、日本の食の魅力を再発見する <農産漁村の郷土料理百選 本年度初の試みです。学生が主体となり、全 と販売数> 24 提供メニュー 16 日(土) ○大分県 ごまだしうどん ○愛媛県 じゃこ天 ○山形県 いも煮 ○郷土のお味噌汁 17 日(日) ○鹿児島県 鶏飯 ○秋田県 きりたんぽ鍋 ○熊本県 からしれんこん (9)Agri-Station マルシェ ○郷土のお味噌汁 日時:11 月 16 日(土) ・17 日(日) 場所:ヒカリエホール A 廊下 「スター農家発掘オーディション」ファイ ナリストを含む、若手農家による旬の農産物 や食品の販売を行いました。野菜やお茶、フ ルーツ等、各出展者こだわりの品々が並び、 廊下からホール B への誘客となりました。 (10)高校生による旬の農産物販売 <料理マスターズのこだわりメニュー 日時:11 月 16 日(土) ・17 日(日) 提 場所:ヒカリエ 1F イベントスクエア 供メニューと販売数> 16 日(土) ・17 日(日) ○坐来大分 ヒカリエ 1F 正面入り口横のスペースにて、 米仕上牛と国東椎茸すき煮丼 高校生による旬の農産物や食品の販売を行 ○GINZA kansei 宮城県産和牛と新米ひと いました。高校生が自ら作り、販売した農産 めぼれのローストビーフ飯岩手県産山椒 物や食品は好評で、両日とも完売となりまし 添え た。 ○ナチュラルチャイニーズレストラン Essence ふかひれ入り薬膳雑穀粥 25 ○生活の中で楽しむ和食器と食空間 ○47 都道府県の伝統野菜 MAP と実物展示 ○今が旬のお取り寄せできる伝統野菜紹介 (11)体験講座・調理デモ 日時:11 月 16 日(土) ・17 日(日) 場所:ヒカリエホール A 和食マイスターによる和食のマナー体験 講座や、野菜ソムリエによる旬の伝統野菜を 使用した調理デモを行いました。真剣に講義 を受ける来場者やデモ終了後に質問を行う 来場者の姿も見られました。 (12)47 都道府県の郷土料理・伝統野菜紹 介 (13)食の絆サミット 2013 クイズラリー 日時:11 月 15 日(金) ・16 日(土)・17 日 日時:11 月 16 日(土) ・17 日(日) (日) 場所:ヒカリエホール全体 場所:ヒカリエホール A・ホワイエ A 食の絆サミット 2013 会場内をめぐりなが 伝統野菜、郷土料理の魅力を様々な切り口 ら答えを導き出すクイズラリーを開催しま で展示し、紹介しました。 した。クイズラリー参加者には、お酢やうど <紹介コンテンツ> ん、お菓子をプレゼントしました。スタッフ ○農山漁村の郷土料理百選一挙紹介 にヒントがある展示の場所を聞きながら回 ○47 都道府県の郷土料理お持ち帰りレシピ る来場者も多く、二日間で 263 名が参加し ○偉人達が愛でた郷土料理エピソード紹介 ました。 ○郷土料理コンシェルジュによる郷土料理 紹介 26 内閣総理大臣賞受賞者及び日本農林漁業振 興会会長賞受賞者が決定され、11 月 23 日 に明治神宮会館で行われた式典において、 表彰されました。 これらの賞は、過去1年間(平成24年8月 ~平成25年7月) の農林水産祭参加表彰行事 (291件)において、農林水産大臣賞を受賞 した492点の中から決定されたものです。 (1)天皇杯 (14)食の絆サミット 2013 東京駅 GRANSTA メニューフェア 農産部門(経営(水稲))有限会社 横田農場(代表:横田 日時:11 月 15 日(金) ・16 日(土)・17 日 修一)(茨 城県龍ヶ崎市) (日) 園芸部門(経営(トマト他) 場 所 : 東 京 駅 GRANSTA 、 GRANSTA 有限会社とまとランドいわき(代表 DINING :鯨岡 東京駅のレストラン、惣菜店で旬の伝統野 菜を使用したメニューフェアを開催しまし 千春)(福島県いわき市) 畜産部門(経営(酪農))谷 、谷 た。各テナントがそれぞれ伝統野菜を使用し たオリジナルメニューを開発、販売し、三日 珠美(熊本県山鹿市) 蚕糸・地域特産部門(産物(茶)) 太田 間で約 1000 食を提供しました。 併せて、銀の鈴広場では、メニューフェア 秀則 昌孝(静岡県浜松市) 林産部門(生活(生活改善))栗原 慶子(埼玉県飯能市) で使用している伝統野菜の実物展示と紹介 を行いました。 水産部門(経営(漁業経営改善)) 鳥羽磯部漁業協同組合浦村支所浦村 アサリ研究会(代表:浅尾 大輔) (三重県鳥羽市) むらづくり部門(むらづくり活動) 田代自治会(代表:前原 良一)( 宮崎県えびの市) (2)内閣総理大臣賞 農産部門(経営(大豆))有限会社 おっとちグリーンステーション(代 表:柳渕 10 平成25年度(第52回) 「農林水産祭 式典」 淳一)(宮城県登米市) 園芸部門(経営(ダリア、ホオズキ 他)JAみなみ信州花き部会(代表 :清水 日時:11 月 23 日(土・祝) (11:40~) 場所:明治神宮会館 畜産部門(経営(肉用鶏))横田 廣、横田 本年10月17日に農林水産祭中央審査委員 芳実)(長野県飯田市) 清 サチ子(長崎県南島原市 ) 会(会長:林 良博 氏)において、平成25 年度(第52回)農林水産祭の天皇杯受賞者、 27 蚕糸・地域特産部門(経営(養蚕) )芦澤 定弘(山梨県南巨摩郡富士 川町) ※受 賞 理 由 等 詳 細 に つ い て は 以 下 の 林産部門(産物(木材)) URLでご確認ください。 株式会社沓澤製材所(代表:沓澤 http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/hodo/1310 一英)(秋田県大館市) 17.html 水産部門(産物(水産加工品))ヤ マサ蒲鉾株式会社(代表:名田 和 11 「フード・アクション・ニッポン アワード 2013」表彰式・見本市 由)(兵庫県姫路市) むらづくり部門(むらづくり活動) 農事組合法人ファーム大島(代表: 源 春夫)(富山県射水市) (3)日本農林漁業振興会会長賞 農産部門(経営(水稲、小麦、そば 日時:12 月3日(火) 藤 彰久)(長野県安曇野市) 場所:<表彰式>大手町サンケイプラザ 園芸部門(経営(かんきつ)株式会 <見本市>有楽町駅前広場 社吉田農園(代表:吉田 浩)(愛 「フード・アクション・ニッポン(FAN) 媛県南宇和郡愛南町) アワード」は、食料自給率向上に寄与する事 畜産部門(経営(肉用牛))加藤 也、加藤 勝 業者・団体等の取り組みを一般から広く募集 美子(三重県四日市市) し、優れた取り組みを表彰することにより、 蚕糸・地域特産部門(産物(葉たば 食料自給率向上に向けた活動を広く社会に こ))太江田 浸透させ、私たちや未来の子供たちが安心し 浩次、太江田 文子 (熊本県八代市) 林産部門(産物(乾椎茸))加藤 ておいしく食べていける社会の実現を目指 至 すものです。 美恵子(大分県竹田市) 5 回目を迎えた今年度は、全国から 819 件 水産部門(産物(水産加工品))株 の応募があり、審査の結果、大賞 1 件、部門 式会社味の加久の屋(代表:野田 (商品部門/流通部門/販売促進・消費促進部 誠、加藤 13:30~17:00 他))有限会社斉藤農園(代表:斉 一 夫)(青森県八戸市) 門/研究開発・新技術部門)最優秀賞 4 件、 むらづくり部門(むらづくり活動) 優秀賞 30 件の他、東日本大震災被災地の食 波瀬むらづくり協議会(代表:福井 と農の復興に寄与する取り組みを表彰する 弘)(三重県松阪市) 「食べて応援しよう!賞」5 件、審査委員特 別賞 10 件、また、今年度創設された「食文 化賞」5 件、入賞 122 件、合計 177 件の受賞 者が決定しました。 また、これまでの FAN の活動や食料自給 率向上に貢献した著名人を表彰する「ベスト FAN 賞」は、演出家のテリー伊藤さんが受 賞し、「日本の食べ物は美味しく、世界に誇 れると思う。私もバックアップしますので、 皆さん頑張っていきましょう!」とスピーチ (表彰式) 28 をしました。 表彰式に立ち会った皆川芳嗣農林水産事 務次官は、「食料自給率向上のためには、継 続的な取り組みが不可欠。受賞された皆さん の継続的な取り組みに期待しています。」と 祝辞を述べました。 表彰式には約 250 人が参加し、また、有 楽町駅前広場にて行われた、受賞者の「見本 (多くの来場者で賑わった見本市) 市」には 5,000 人以上の来場者が訪れ、大変 賑わいました。 12「リアル美味しんぼ究極と至高の対決」 【審査結果】 (大賞・最優秀賞のみ抜粋) ■大賞 「日本古来の素材を使って、新たな飲料文化 を発信 国産米100%使用の『キリン にっ ぽん米茶』」 (キリンビバレッジ株式会社) ■商品部門:最優秀賞 「環境を守って作る、甘みのある『日本の原 風景・里山の棚田米』」(株式会社 大地を守 読売新聞社と朝日新聞社が人気漫画「美味 る会) しんぼ」(作・雁屋 ■流通部門:最優秀賞 を再現し究極と至高のメニュー対決を岩手 「店舗スタッフが地元で収穫!産直、採れた 県、長野県、福岡県の3都市で地方イベント て野菜のハンバーガー」 (株式会社 モスフー (予備審査)を行った後、東京で最終審 ドサービス) 査会を実施しました。 ■販売促進・消費促進部門:最優秀賞 哲、画・花咲アキラ) 新聞両社は各地を巡って、その地域の食材 「独自生産拠点から新鮮野菜を店舗へ届け を取材しながら各地のテーマに合わせたメ るとともに、国産食材を活用した弁当やスイ ニューを考案しました。 ーツを開発、PR」(株式会社 ローソン) ■研究開発・新技術部門:最優秀賞 (1)地方イベント 「茶葉の栽培・管理技術、飲料製造技術、健 ①福岡県イベント 康機能の研究で、緑茶飲料市場を構築」(株 日時:11 月3日(日) 式会社 伊藤園) 場所:イオンモール福岡 テーマ:鶏料理 テーマ理由:九州はチキン南蛮、トリ天、 水炊きと焼き鳥など各地で様々な 調理方法で鶏肉が食べられており、 鶏肉消費量ベスト 10 に7県がラン クインしている。九州人のソウルフ ード鶏肉をテーマに設定。 対決料理:(朝日)鶏の香りからあげ、(読 29 11 月3日(日)福岡県、4日(月)岩 売)水炊きロールキャベツカルボ 手県、9日(土)、長野県において、一般 ナーラ仕立て 来場者を対象とした地方イベントを開催 し、各会場 5,000 人ずつの約1万5千人の 来場がありました。各会場 200 人が試食 を行い、来場者による投票により予備審査 「鶏のからあげ」 「ロールキャベツ」 を実施し、いずれの会場においても朝日新 聞社のメニューが勝利を収めました。 ②岩手県イベント 日時:11 月4日(月) 場所:イオンモール岩手 テーマ:わかめ料理 テーマ理由:岩手県は全国の養殖わかめ生 産量日本一、消費量も国内1位。 豊かな磯の香りと肉厚の歯ごたえ抜群の、 名高い三陸わかめを使った料理を テーマに設定。 対決料理:(朝日)三陸ワカメ香り蒸し、 (岩手会場のステージ) (読売)わかめたっぷりの「15一 会」カレー 「ワカメ香り蒸し」 「15一会カレー」 ③長野県イベント 日時:11 月9日(土) 場所:イオンモール佐久平 (福岡会場の試食の状況) テーマ:長寿料理 テーマ理由:長寿 No1 の県となった長野 (2)最終審査会 県。厚労省の 2010 年国民健康・栄 日時:12 月 18 日(水)12:00~16:30 養調査では、20 歳以上の男女の野 場所:東京ガス汐留ショールーム 菜摂取量は全国トップ。 審査委員:岸朝子 氏(食生活ジャーナリ スト)、市村正規 氏(俳優) 、高垣麗 県産野菜をたっぷり使った料理 に設定。 子 氏(ファッションモデル・女優) 対決料理: (朝日)自然の幸信州きのこ汁、 (読売)ごろごろ長寿野菜の大名椀 食に精通した著名人による最終審査 を実施。 東京ガス汐留ショールームでの最終決戦 は、長野県の長寿料理対決、岩手県のわかめ 料理対決、福岡県の鶏料理対決の順で、①両 新聞社代表者からのプレゼンテーション、② 「信州きのこ汁」 「長寿野菜の大名椀」 30 料理人による調理、③審査委員による試食、 た、12 月 31 日(火)7:00~8:00(地上波日 ④審査委員による採点を実施。 本テレビ(系列 28 局中 21 局。)) 、13:30~ 14:30(BS日本テレビ(全国放送) )でメニ ュー開発、最終審査会等の模様をテレビ特別 番組として放送(予定)する。 (審査委員へのメニュープレゼン) (両新聞社の応援団) なお、本イベントの結果は、12 月 30 日(月) 朝日新聞・読売新聞朝刊に掲載。また、12 月 31 日(火)7:00~8:00(地上波日本テレ ビ(系列 28 局中 21 局。 )) 、13:30~14:30(B S日本テレビ(全国放送))でメニュー開発、 最終審査会等の模様をテレビ特別番組とし (料理人による調理の模様) て放送されました。 13 祭典実施期間を通した情報発信事 業 (1)都内飲食店とのコラボ企画 ①美味しい銀座×食と農林漁業の祭典 ア.こだわりの国産食材を使った美味し い銀座弁当 430 個を販売(10 月 28 日(月)~11 月3日(日)) 。 (試食・審査会場の審査委員) イ.銀座が選ぶ美味しい国産メニュー百 採点は、地方イベントでの1票と各審査委 選では、30 店舗において約 9,000 食 員からの投票3票の合計4票により、各地域 を販売。 (10 月 26 日(土)~11 月 30 のテーマメニューごとに勝敗を決定。 日(土) )。 ②美味しい国産農産物チャリティー頒布 採点の結果、①長野県:引き分け、②岩手 県:読売新聞社の勝利、③福岡県:引き分け 会 となり、最終決戦は、読売新聞社の逆転勝利 日時:11 月 2 日(土)14:00~ となりました。 場所:西銀座数寄屋橋公園広場 なお、本イベントの結果は、12 月 30 日(月) 銀座の飲食店と付き合いのある生産 者や、銀座エリアにある 7 県のアンテナ 朝日新聞・読売新聞朝刊に掲載(予定)。ま 31 日 ショップから野菜・果物・国産米等を用 時:11 月 2 日(土) 14:00~15:30 意して、チャリティーで販売し、2,300 袋が完売しました。 場 所:クックパッド(白金台) ③「北海道直送 なまらうまい!知床・ 講 師:山本益博 氏(料理評論家)、 笹田秀信 氏(「新ばし笹田」主 羅臼祭」 日時:10 月 1 日(火)~11 月 4 日(月) 場所:丸の内シェフズクラブの 5 店舗、 参加者:39 名 iiyo!!(イーヨ!!)内 12 店舗 ■料理評論家山本益博が教えるお米の 魅力「すしめしとにぎり」編 北海道知床羅臼町の羅臼昆布と海の幸 日 を中心とした限定メニューを販売。 ④一ノ蔵 人) 時:11 月 3 日(日) 14:00~15:30 SAKE BAR 日時:10 月 30 日(水)~11 月3日(日) 場 所:クックパッド(白金台) 場所:丸の内ビル1階丸の内カフェ ease 講 師:山本益博 氏(料理評論家)、 高橋青空(銀座「青空(はるた 宮城の地酒「一の蔵」をワンコイン で楽しんだり、宮城県名産の笹かまぼ か) 」主人) こや仙台味噌、長なす漬を使ったオリ 参加者:38 名 ■だしマイスター育成コース ジナルおつまみが提供されました。 日 ⑤~これが「食の国」のチカラ~『和食 時:2013 年 11 月 4 日(月・祝日) 第1回 10:00~11:00 を極める』セミナー 第2回 11:15~12:15 ■日本橋の食材老舗巡り~和食に必須 第3回 13:00~14:00 の食材の老舗巡り、和食の真髄を学び ます~ 場 所:東京家政大学板橋キャンパス 日 時:11 月1日(金) 講 師:中村信也 氏(東京家政大学 場 所:㈱山本海苔店、㈱にんべん日 教授) 、中野良宣 氏(㈲中新商 店) 、柿谷政希子 氏(㈲柿太水 本橋本店、日本橋三越本店 参加者:第 1 回 11:00~12:35 30 名 第 2 回 13:00~14:35 22 名 第 3 回 14:30~16:05 25 名 第 4 回 16:00~17:35 35 名 合 計 産) 参加者:68 名 ■和食の基本「一汁一菜」を学ぶ 112 名 ■美味しく、美しく、素敵な「いただき ます」を学ぶ~マナーは「愛」! 日 日 時:11 月 6 日(水) 場 所:ABC クッキング(丸の内) 講 師:ABC クッキングスタジオ講師 参加者:第 1 回 14:00~16:00 72 名 第 2 回 19:15~21:15 73 名 時:11 月2日(土)、3日(日) 合計 145 名 10:30~12:00 場 所:クックパッド(白金台) 講 師:岩下宣子 氏(現代礼作法研 ■究極の朝ごはんクッキング~これぞ 一汁一菜和食の基本~ 日 時:11 月 7 日(木) 、8 日(金) 参加者:計 72 名(36 名×2) 場 所:根津くらぶ(文京区根津) ■料理評論家山本益博が教えるお米の 講 師:山田えつこ 氏(料理研究家) 、 究所) 中野良宣 氏(㈲中新商店) 、館 魅力「御飯とおむすび」編 32 野武夫 氏(コシヒカリたちの 課課長補佐) 、伊藤彰(日本サ ㈲) 、和久美登里 氏(青森県三 ブウェイ㈱)他 参加者:35 名 沢市) 参加者:11 月 7 日 ①14:00~16:00 21 名 ⑥スタンプラリー ②18:30~20:30 22 名 期間:10 月 26 日(土)~12 月3日(火) 場所:丸の内仲通り、有楽町駅前、明治公 11 月 8 日 ③14:00~16:00 23 名 園、日比谷公園、六本木ヒルズアリ ④18:30~20:30 25 名 ーナ、渋谷ヒカリエ 11 月を中心とした「食と農林漁業の祭 合計 91 名 典」の開催期間に、 「ジャパンフードフェ ■魚のおいしさとことん学ぶマイスタ ーコース スタ 2013」会場(丸の内仲通り、有楽町 日 駅前)、 「実りのフェスティバル」会場(明 時:11 月 10 日(日) 第1回 11:00~12:00 治公)、 「ファーマーズ&キッズフェスタ 第2回 12:00~13:00 2013」会場(日比谷公園)、 「TOKYO 第3回 13:00~14:00 HARVEST」会場(六本木ヒルズアリーナ) 、 場 所:クックパッド(白金台) 「食の絆サミット」会場(渋谷ヒカリエ) 、 講 師:白石ユリ子 氏(ウーマンズ 「美味しい銀座×食と農林漁業の祭典」 フォーラム魚代表) 、冨森昌孝 (銀座飲食店)において、スマートフォン 氏(北海道上磯郡漁協総務部次 のアプリを活用したスタンプラリーを実 長) 施。 参加者:46 名 スタンプラリーの方法は、スタンプの設 ■地球大学×食と農林漁業の祭典『丸の 置会場を廻り、スマートフォンを使って3 内健康宣言』 個のスタンプをもらうと、各会場のスタン 日 プラリーコーナーでくじ引きができ、抽選 時:11 月 11 日(月) で素敵な商品をゲット(1等:2万円 JTB 18:00~19:30 場 所:丸の内ビル 10 階エコッツェリア 旅行券1本、2等:50 本、3等:野菜ジ ュース 90 本)、約 140 名が参加しました。 ファシリテーター:竹村真一 氏 パネリスト:細川モモ 氏、荻原次晴 氏(ス ポーツビズ所属)、遠藤淨(四 14 食と農林漁業に関する情報発信ア プリケーション 川豆花飯料理長)他 参加者:35 名 ■地球大学×食と農林漁業の祭典『農業 全国各地の先進的な取組を行っている事業 分野の新ビジネス』 者、優れた農林水産物・郷土料理等の情報 日 を消費者に一元的に発信できるアプリケー 時:11 月 18 日(月) 18:00~19;30 場 ションを以下のとおり開発しました。 所:丸の内ビル 10 階エコッツェリア (1) 食のモデル地域(64 地域) ファシリテーター:竹村真一 氏 (2) 地場もん国民大賞受賞賞品(20 賞品) パネリスト:藤田和芳(大地を守る会)、 (3) ご当地!絶品うまいもん甲子園受賞 佐藤夏人(農林水産省産業連携 メニュー(12 メニュー) 33 《おわりに》 本年も 11 月から 12 月にかけて「食と 農林漁業の祭典」のイベントが集中的に 開催されました。当初は、12 月3日(火) の「フード・アクション・ニッポンアワー ド 2013」をもって終了する予定でしたが、 12 月 18 日(水)に「リアル版美味しんぼ 究極と至高の対決」東京対決が、東京ガス 汐留ショールームで開催されたため、これ をもって全てのイベントが終了いたしま した。 この間、延べ約 37 万人(昨年は 35 万 人)の方々に入場又はご参加いただくこと ができました。 これもひとえにそれぞれのイベントを 企画していただいた受託業者の皆様、御助 言いただいた学識経験者や食品産業関係 者の皆様、御出展・御出演者の皆様、御協 賛いただいた皆様、関係団体、関係省庁の 皆様の御支援、御協力の賜物であり、心か ら厚く御礼申し上げます。 今後は、本年度の取組内容等を分析・反 省し、来年度の「食と農林漁業の祭典」を より良いものにできるよう努力していく 所存ですので、今後ともご指導とご鞭撻を 賜りますようよろしくお願いいたします。 34