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6-7ページ 未来につなぐ緑の財産3[1335KB PDFファイル]

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6-7ページ 未来につなぐ緑の財産3[1335KB PDFファイル]
地域材 を活用
国際的な木材取引においては、森林認証を受ける
ことが標準となりつつあります。林業の成長産業化
を推進するためには、森林認証を受けた木材の安定
的な供給体制を構築することが必要であるため、市
では、関係機関と連携して森林認証を取得しました。
森林認証とは、持続可能な森林経営を支援する制
度で、責任ある森林管理のために一定の基準を満た
した林業経営によって、森林の加工流通を管理する
団体に与えられる認証です。今後も森林所有者や木
材生産から加工流通に至る関係者を対象に、関係機
関と連携して普及セミナーを行うなど、認証取得面
積の拡大を図り、認証製品の供給体制を構築して地
域材の需要拡大を図っていきます。
また、今年8月にリオデジャネイロ︵ブラジル︶
で行われたオリンピッ
ク で は、 各 施 設 な ど の
建設に認証木材が使用
さ れ て い ま し た。 20
20年に開催される東
京オリンピックでも認
証木材を使用する内容
が盛り込まれているの
で、 美 作 材 の 品 質 の 良
さをアピールしていき
ます。
持続可能な森林経営が認められ
ました
まちづくり
した
平成 年に、阿波地区の﹁あば温泉﹂に木質バ
イオマスボイラを導入しました。燃料となる木質
チ ッ プ の 供 給 は、﹁ あ ば 木 の 駅 プ ロ ジ ェ ク ト ﹂ に
より間伐材などの林地残材を地元住民で協力して
搬出してチップ化し、ボイラ燃料とする取り組み
を行っています。間伐材など、森林環境の整備の
過程で余った木材を利用して、温泉を温めるとい
うエネルギーの地域循環を目指しています。
木質バイオマスで温泉を温める
木質バイオマスボイラ
市では、地域の木材を使用して施設を整備したり、木質バイオマスを利用して温泉の湯を温めたりす
るなど、木材を活用した新たな取り組みを進めています。
公共施設に美作材を使用
新しい清泉公民館の建物は地域材を多く使用し
た木造平屋建てで、建物の外観は地域のシンボル
であるJ R美作滝尾駅︵登録有形文化財︶をイメ
ージして作られていて、内装も壁や梁 などに木目
が見え、木のぬくもりが感じられる建物になって
います。
利用者からは﹁玄関に入るとヒノキの良い香り
がする﹂
﹁懐かしい香りがする﹂
﹁木目がきれい﹂
﹁心が落ち着く﹂という感想が聞かれます。地域
の生涯学習の拠点としての利用が期待されます。
工した
来店者も興味津々
美作ヒノキの商品名が!
新たな需要を開拓したい
美作材 を世界 に売り込め!
今年8月に新たに竣
清泉公民館
韓国
17
美作材の質の良さをPRし、新たな需要を拡大するため、韓国にアンテナショップを開設しました。
ソウル
森林認証を取得した市内の森林
あば温泉
19
美作材輸出振興協議会では、各関係機
関と連携し、美作材の新たな販路を拡大
ソンナン
するため、韓国城南市にアンテナショッ
プを開設しました。韓国では、住宅など
の建物に木材を利用することが多いので
すが、自国の木材生産量が少なく、輸入
材に頼っているという現状があります。
このアンテナショップを通じて美作材
の品質を知ってもらい、利用してもらう
ことで新たな需要の拡大が期待されてい
ます。
美作材展示品
ールス!
津山市長自らトップセ
20
美作材輸出振興協議会長
木下恒久さん(上田邑)
定期的に利用している
「生命の貯蓄体操」の皆さん
清泉公民館廊下
木質チップ
森を
森を
プン
ンテナショップをオー
8月9日韓国にア
美作材輸出振興協議会は、低迷する県北地域の木
材産業を守るため、製材や建具、家具メーカーなど
社が加盟して平成 年9月に発足しました。現在、
韓国のアンテナショップで高級内装材のほか、ヒノ
キ製のベッドやテーブル、学習机など家具約 点を
展示販売し、美作材の販路開拓に取り組んでいます。
韓国では、ヒノキの香りで精神的ストレスが緩和
し、集中力が高まるとされ、マンションの内装や子
どもの勉強部屋を総ヒノキにする家庭もあるほど、
ヒノキの人気が高まっています。
今後は、現地の職員と連携して、韓国の市場調査
を行い、建築会社や設計士に美作ヒノキの売り込み
を進め、梁や柱といった住宅用構造材の輸出も増や
していきたいです。
27
守
取り組 る
み①
守
取り組 る
み②
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