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Microsoft Dynamics CRM Online ステップアップ機能編
Microsoft Dynamics CRM Online ステップアップ機能編 Created by ※ 本書はクラウド型 Dynamics CRM Online に基づいておりますが、設置型の Dynamics CRM 2013 についてもほぼすべての内容が適用できます。 ※ 本書は 2013 年 10 月執筆時点での Dynamics CRM Online 製品リリース版 に基づ いており、機能強化などにより、実際のご利用バージョンでは内容が異なる場合があり ますのでご注意ください。 著作権 このドキュメントに記載されている情報 (URL 等のインターネット Web サイトに関する情報を含む) は、将来 予告なしに変更することがあります。別途記載されていない場合、このソフトウェアおよび関連するドキュメント で使用している会社、組織、製品、ドメイン名、電子メール アドレス、ロゴ、人物、場所、出来事などの名称は架 空のものです。実在する名称とは一切関係ありません。お客様ご自身の責任において、適用されるすべての著作権 関連法規に従ったご使用を願います。マイクロソフトは、このドキュメントに記載されている内容に関し、特許、 特許申請、商標、著作権、またはその他の無体財産権を有する場合があります。別途マイクロソフトのライセンス 契約上に明示の規定のない限り、このドキュメントはこれらの特許、商標、著作権、またはその他の無体財産権に 関する権利をお客様に許諾するものではありません。 © 2013 Microsoft Corporation. All rights reserved. Microsoft、Microsoft Dynamics、Microsoft Dynamics のロゴ、Active Directory、Internet Explorer、 MSDN、Microsoft Office Outlook、Windows Live、および Windows Server は、マイクロソフト グループの 商標です。 その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。 目次 はじめに .................................................................................................................................... 1 機能 1. メニューとコマンドバーの変更 ....................................................................................... 2 Tips ........................................................................................................................................ 14 まとめ ...................................................................................................................................... 15 はじめに はじめに Microsoft Dynamics CRM Online (以下、 Dynamics CRM )はお客様の最初のコンタクト から営業活動、購入後のアフターサービスに至るまでの顧客の全体像を把握できる統合型 CRM ソリューションです。 Dynamics CRM には、営業、サービスおよびマーケティング向け のモジュールがあり、各ビジネスプロセスを強化します。 この機能紹介では、自習書で基本を学んだ方を対象に、 外部ツールやプログラミングなどを用 いて、 Dynamics CRM をさらに高度に利用するための設定手順を紹介します。 Dynamics CRM の導入評価、または機能調査などの手助けになれれば幸いです。 1 機能1. Office365 連携環境準備 機能1. メニューとコマンドバーの変更 概要 Dynamics CRM では、メニューの項目、表示名の変更、及び、コマンドバーへの任意のスクリ プトを呼び出すボタンの配置などを行うことができます。ただし、 Dynamics CRM の Web ブ ラウザからは行うことができないため、無償公開されているツールを利用して設定を変更します。 尚、ここで紹介するツールの動作は Microsoft サポート対象外となりますので、ご注意下さい。 メニューの変更用ツール SiteMap Editor の準備 1. 下記 URL から” Toolbox for Dynamics CRM 2011/2013 ”をダウンロードし、実行しま す。 2. タイトル CodePlex Toolbox for Dynamics CRM 2011/2013 URL http://xrmtoolbox.codeplex.com/ [ SiteMap Editor ]をクリックします。 2 機能1. Office365 連携環境準備 3. [ はい ]をクリックします。 4. [ New connection ]をクリックします。 5. 下表の内容を入力し、[ Get Orgs. ]をクリックします。 Connection name 任意の名前 Server Information Online の場合、[ Use Office 365 ]にチェック Server Name 日本を含むアジア圏の場合、[ crm5.dynamics.com ]を選択 Login Dynamics CRM のログイン ID を入力 Password Dynamics CRM のログインパスワードを入力 3 機能1. Office365 連携環境準備 6. “ Organization “に Dynamics CRM のフレンドリ名が表示されます。複数のテナントを 保持している環境の場合は対象のテナントを選択し、[ OK ]をクリックします。 7. [ はい ]をクリックします。 4 機能1. Office365 連携環境準備 8. 最初の画面に戻り、[ SiteMap Editor ]をクリックします。 9. [ Load SiteMap ]をクリックします。 5 機能1. Office365 連携環境準備 10. メニュー情報がツリー構造で表示され、準備完了となります。 メニューの追加、削除 1. “ Area (SFA) “⇒” Group (MyWork) “を開き、” Group (MyWork) “を右クリックして[ Add SubArea ]をクリックします。 6 機能1. Office365 連携環境準備 2. 下表の内容(主要な項目のみ抜粋)を入力し、[ Save ]をクリックして[ Update SiteMap ]をクリックします。これで、新たなメニューを増やすことができます。 Id システム内で一意となる英字名 Entity 表示する対象のエンティティを選択。 Web リソースを直接表示する場合は、選択しなくても良い。 Icon アイコン画像の Web リソースを選択。 Url Web リソースを表示する場合に、 Web リソースのパスを選 択。 Title 3. メニューに表示するタイトル。 メニューから削除する場合は、対象のメニューを右クリックして、[ delete ]をクリックします。 また、非活性で残す場合は、[ Disable ]をクリックします。 7 機能1. Office365 連携環境準備 セキュリティロールによる、メニューの表示制御 1. 通常、各エンティティに対する表示などのアクセス件はセキュリティロールで管理しますが、 エンティティの設定を行わない Web リソースなどへのアクセスなどは、サイトマップで設定 することで、アクセス権の管理を行うことができます。前項で追加した SubArea を右クリッ クして、[ Add Privilege ]をクリックします。 8 機能1. Office365 連携環境準備 2. [ Entity ]にセキュリティロールによるアクセス権制御を行う対象のエンティティを入力し、 [ Privileges ]に対象権限を選択します。 コマンドバーの変更用ソリューション SiteMap Editor の準備 1. 下記 URL から” Ribbon Workbench ”をダウンロードし、そのソリューションファイル を Dynamics CRM へインポートします。ここでは、そのインポート手順は割愛しま す。 タイトル Download the Ribbon Workbench for Dynamics CRM 2013 URL http://www.develop1.net/public/Download%20Ribbon%20Workbench% 202013.aspx 2. Dynamics CRM にログインし、[設定]⇒[ソリューション]の順にクリックします。ソ リューションのインポートが正常に行われていると、[ RIBBON WORKBENCH… ] が表示されるため、クリックします。 9 機能1. Office365 連携環境準備 ※Ribbon WorkBench では、作成済みのソリューションに対して編集を行うため、コマ ンドバー編集対象を含めたソリューションを事前に作成しておく必要があります。 3. 新たなウィンドウが起動するため、事前に作成した編集用のソリューションを選択して[ OK ] をクリックします。 4. リボン編集画面が起動し、上から順に「 HOME 画面でのコマンドバー」、「 Sub Grid で のコマンドバー」、「 FORM 画面でのコマンドバー」を編集することができます。 10 機能1. Office365 連携環境準備 5. ボタンの配置を変更する場合、対象のボタンを右クリックして、[ Customize Button ]をクリ ックします。 6. 対象のボタンに”✔”の印がつき、ボタンをドラッグ & ドロップで移動することで配置を変更 することができます。 11 機能1. Office365 連携環境準備 7. また、下部にある[ Solution Elements ]内のフォルダ構成で、表示条件の変更、実行スク リプトの指定など様々な条件を指定することができます。 12 機能1. Office365 連携環境準備 この部分の詳細な設定内容は、下記 URL で公開されている Ribbon.xml の編集方法をご 参照下さい。 8. タイトル Customize the Ribbon(英語) URL http://msdn.microsoft.com/en-us/library/gg309639.aspx 編集作業完了後、[ Publish ]ボタンで、公開します。 13 機能 4. Lync 連携 Tips 詳細情報 本紹介資料では、ステップアップの入り口までを紹介しており、 Dynamics CRM で はここで紹介していない様々な機能を利用することができます。 msdn やコミュニティなどを活用することで、最新の情報を得ることができますので、ご 活用下さい。 14 まとめ まとめ この紹介資料では、基本機能を習得した方を対象に、 Dynamics CRM で実現可能な高度な 使い方を紹介しました。 基本機能は一部割愛している箇所がありますので、その点は自習書でご確認をお願いします。 15