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総説 JD群(1 3番, 14番, 15番)染色体欠失の疫学と臨床像
-4 1 9大阪市立大学生活科学部紀要・第3 9 巻(19 91 ) 〔総説 J D群(13 番 , 1 4番 , 1 5番)染色体欠失の疫学と臨床像 川村みや子・孟建国・石井ふみ代・藤田弘子 Epidemiologyand C l i n i c a l Findings o fO e l e t i o no f0 GroupChromosome 1 4, 1 5 ) ( N o . 1 3, MIYAKO KA WAMURA ,KENKOKU Mou. FUMIYOISHII and HIROKO FUZITA W i l l i症候群 を認めた。症例の集積するのは、 Prader- 1.は じ め に 1 1 q 1 2の欠失でありその他は少数ずつ分布して である q 1 9 6 0 年後半に開発された染色体分染法は、次々と微小 いた。 pws以外では、短腕末端から長腕を含む欠失例が 5 番染色体の な染色体異常の発見を可能にした。今回の 1 3例、長腕の中間欠失が 9例、長腕の末端欠失が 4例で ql 1q 1 2の欠失は Preder-Willi 症候群 (以下 pws)に高率 あった。中間部欠失の 2例の親に転座と挿入を認めた 。 3 番染色体のq1 4の欠失は網膜芽細胞 に認め られ、ま た1 6 O 1 J を検討した。 今回は PWSを除く 1 腫に高率に認められる。 このような微小な異常を症状発 E 疫 学 現前に確認できれば、疾患の早期発見、 早期治療が可能 となる。今回我々は、D群染色体(13 , 1 4, 1 5 )の欠失異常 1.年齢,性別 1 3 番染色体では、年齢は生後 2遍から 6 5才に分布し 、 6 人女3 2人であった。 1 4 番染色体では、年齢は 2 2週 男1 の中絶胎児から 6 2 才まで分布し 、男 6例女 2O l J であった。 について欠失部位による疫学的問題と 、臨床症状を文献 的に検討した。対象とした文献は、 lndexMedicus( 19 7 5 -1 9 90 )に収録されているものであり 、欠失部位の同定 可能なものについては、 1 9 7 5 年以前の報告例もふくめた。 1 5 番染色体では、年齢は在胎 1 5 週の胎児から 2 4才に分布 し 、 2才以下が 8例と症例の半数を 占めた。男 1 1例女 5 例であった。 n . 欠失部位について 2.出生時体重,出生時の両親の年齢 1 .1 3 番染色体 1 3 番染色体の短腕欠失の報告は見られず、長腕の欠失 は図 1のようにその全域において見られる 。 q1 4は網膜 1 3 番染色体では、 2 0 0 0 g以下の未熟児は第 E群に 1 2人 存在し、内 2人は、 1 5 0 0 g 以下であった。第 E群に母親 1 8 才父親 1 7 才の低年齢が見られた。 1 4番染色体では、 2 0 0 0 g 以下はなかった。 1O l J は4 0 0 0 gであった。母の年 齢は 1 9才から 3 4才に分布している。 1 5番染色体では、 芽細胞腫の座位であるが今回の検索は網膜芽細胞腫以外 の欠失例で行った。切断点の好発部位は 、 q 2 2、 q2 1、 q1 2 であった。 2 0 0 0 g 以下は胎児例を除き 4例 、 2 5 0 0 g以下は胎児例を 除き 7例であり子宮内発育不全を呈する症例が約半数で 2 .1 4 番染色体 1 4 番染色体の欠失はまれで、その殆どは環状染色体で 5才以上は l 例であった。 あった。母親の年船は 3 3 . 死亡例数と死因 ある。短腕欠失の報告例は、全例環状染色体である 。今 回検索した症例は長腕欠失 8例であり、 q 2 2より遼位に 末端欠失の一例は環状染色体であり、他の一例は逆位を 1 3 番染色体では、死亡例は少なく、第 E群に 1人認め ただけであった。生後 2週の新生児であり、死因は、全 身の悪液質であった。 1 4 番染色体では死亡例は中絶胎 伴うモザイク型であった。 児を含めて 3例であり、 2才時死亡の男児例は、死因の 欠失部位を有し、中間欠失 4例、末端欠失 4例であった。 3 .1 5 番染色体 記載はないが心房中隔欠損と鎖骨下動脈位置異常及び二 1 5 番染色体は図3 のごと くそのすべての領域に欠失部 尖弁大動脈と心血管奇形を有 し頻回に呼吸器の感染を繰 f ) 、 ‘ , - -4 2 0 人間 福祉 学 (同 ) ( ︻ )( 図 同}(同 }( ﹃ }( tlb ︻ )( Z I b 総 同)(的)(ご(﹃} z rb nIb nIb E I b nrb 録的抑的︻ 的) Z "t I b z rb 品d NU国帽Mホげれ4 回 (N)( (2) )(伺) I I~ L (\1 1七 L~子商で句トヲ買lで卜111?l守 i iI 書 毎 : f " t 1 b n1b zn1b 11"ZI b ⑨ 個tL1 1L 同 )(凹 ndHvnru L vev--, ‘ ﹃ 百 。 ・ ・ .・ r (︻)(︻){ , ‘ 何 n'uvnu ︾句 与 n TEbn'U?E "ruv │ロ工コ 司) 11 b b b b b"'HV bb b 'UT ・ wbu. - 自 日){ 仁二コ 11 因 (同 ) 111 帯 主 -)(ご(︻) 円 戸)(ご( Z Z b Z b Z : f b Z b E ・ Z E b nz b Z Z b I : f b E E " 1 Z b ns b: f S "1 Z b S " I : f b I E b nz " I Z b t " Z E b Z Z b 1 S b Z Z b Z E b Z Z Z b : f " 1 Z b 1 Z b f : f : b 1 1 1亡コ 11 11 (Nf( 田 ベ 0 門︺ 'a'TAyaa N祖国咽MmM 尽 門U 縦一亀山制緩 ﹄入てお剣山 W M叫川魚げれ 勺 世雪 a u w hu &u h u h u h u h u hu 噌 - n b nhvnb nb 20n u ︾ nbuv'r v nh v ︾ pu p u p u 6 勿 ι n : E b Z E b Z Z b t " ZE b Z "I E b Z "1 E b t " IE b ~ " 伊副司 } . . . ( } { 【 ) ( F叫 川 村 他: D群染色体欠失 -4 2 1ー 円U S山 刑 務 組 問 石 川 魚 げ れ 門U 制制 込 入 ν、何︾加 WW媛ぷげれ b J91 !n : E bー ) 絵図 J 9 1 bIl' Z E b 組給水げれ赴剥 J 9 1 b I E b N鳩 山 開 ヱ nEb nzb e Z E b E Zb 帯 主 Z'~Zb E Z b E Z b Z Z b (3) e . 、 図 -4 2 2- 人間福祉学 J 3 1b T Z b 結 i : = (同) J31 b (同) J310 I Z b ' 9 世阿 HHoh-uahω コ コ区﹄曲目 g Z b Z Z b T Z b Z Z b P仏 T Z b I Z b 終 回 ﹄ ∞ u E仏 緩S訓刷出骨 岩国咽ボげれ L 入ν 、勾剣山 W帯 M以ぷ 口 口 , 目 、 b 9 Z 結 r z z b nzb b n : z g lb g rb T I O g rb ~lb nO (4) (的) glb J31d ∞ 区 円 凶 Z{b c') 図 {N) b z T r rO 回 N布陣噛川魚げれ設副議曲開問︻ I Z b 帯 主 川村他 : D群染色体欠失 -4 2 3一 り返していた。生後 1 0日死亡の男児例は両側横隔膜挙上 徴である母指の付着異常と欠損が特徴的であり、特に母 を呈し、食道気管支療を伴う食道閉鎖、動脈管関存、尿 指の欠損は以前より群別の指標になっており、その染色 崩症を合併しており、直接死因は敗血症を伴う肺炎であっ 21と言われている。今回の群別では、母指欠 体の座は q 5 番染色体では死亡例は中絶胎児を含めて 7例であ た 。 1 損は第 E群と第 E群に 2例ずつになりその欠失部位は q り、その死因が呼吸不全であるものが 5例であった。呼 2 2 q 3 2 、q 2 1q 3 3、 q22-qt e r 、q 3 2 q t e rであった。 また 吸不全による死亡例は生後 3時間、生後 1 5時間、生後 7 指に様々な奇形が観察された。内臓奇形は少 第 E群でぬt 目、生後 8カ月、 2才時と新生児期死亡が 3例、乳児期 なく、第 E群にヒルシュスプルン グ 2例、全孔脳症、第 死亡が 2例と早期の死亡が特徴である。 生後 3時間の死 E群に脳梁欠損が l例 見 られた。難聴が第 E群と第 E群 亡である K ristofferssonの 男 児 は 肺 の 形 成 不 全 と 横 隔 に見られ、第 E群には視神経の萎縮も見られた。発達は 5 時間の死亡例は C Ja 膜へルニヤを合併していた。生後 1 重度の遅滞が殆どであるが第 I群の 3例 は 正 常 で あ る 。 rkの女児例で、あるが、肺の形成不全及び腎の形成不全 鐙摩の合併は少なかった。 を伴っていた。生後 7日の Hervaの男児例は肺の形成不 2 .1 4 番染色体 1 4 番染色体は中間欠失 4例、末端欠失 4例のわずか 8 全はなかったが心室中隔欠損、右室形成不全、肺動脈の 形成不全といった心血管の奇形を伴っていた。生後 8カ 例であるが、図 2のように q 2 4より近位に欠失を有する 月死亡の Formigaの女児例は鉱張した大動脈と肺動脈 I群 5例と q24より遠位に欠失を有する E群 3例 の 二 つ を有し、中隔の肥厚をも伴っていた。同じく Formiga l J に無眼球 の群に分けた。顔面部の特徴と して I群の 1O の2 4 才死亡の女性は内臓の奇形を伴っていなかった。肺 症を認め、 3例に眼裂狭小を認めた。反対に E群では l の形成不全は中絶胎児にも認められており、生命予後を 例も限裂狭小は認めない。頚部の特徴は皮j 宵のたるみや 大きく左右する 1 5 番染色体欠失の特徴と言えよう。残る Autioの男児死亡例は 9才時に主主筆重積のため死亡して 表 1 1 3 番染色体の臨床像 いる。 この症例は脳梁欠損と馬蹄腎を有していた。 4 . 遺伝性 症例数(♂ n l 1 3 番染色体では、 2例を除き denovoの欠失である。 顔面 1例は母親が 8番染色体との転座を有しており、 1O l J は 4番染色体では 8 母親も同じ部位の欠失を有していた。 1 例中 7例が denovoの欠失例であり 1O l J は1 4 qのトリソ ミーを有する兄弟の存在から畢丸のモザイクと推定され 1専 軍 1 0(5/5) 大頭 厚い島 エピカントス 股間総開 高ロ釜 網膜欠損 XX, t C 6 ; 5 )C p 2 5 ; q 2 4 )で‘あった。 1O l J は父親に挿入を認 6, XY, i ns ( 5 ;1 5 )( q 31 .3 ; q 21 . 1 めた。その父親の核型は 4 虹彩欠損 3 虹彩欠損 3 四 股 内 蔵 W臨床像 5 小園草あるい回目量下量 4 4 直腸皮膚痩 l 脳深欠損 ヒJV/~^ プルYク病 2 全孔脳症 l 2 難聴 視裕経形成不全 2 難聴 感覚器 端に至るまでの聞に欠失部位を有する第 E群 に分けてみ 発 逮 . m群では、第 I群 に 見 ら れ 反対に小頭であった。第 n ない限裂狭小や眼険下垂が見られた。体幹部では第 E群 2 l 尿道下裂 1I J!I門前斗付着 2 2 1 母指欠損 2 母指欠損 屈指 軍事幽指 l 母指近位付着 2 広 い第 l~ 2 中節骨低形成 J l t 旨 の 重 な り 母指付着異常 l i 中節骨低形成 l 足と指の癒合 2 踏 の膨革Mい欧圏 3 水かき箔 2 鎌状網膜 21あるいは q22から q 3 1あるいは 失部位をもっ第 I群、 q た。顔函部の特徴は第 I群では大頑であり、他の群では 3 4 1 鈎紅 停留豊丸 q 2 2 )で=あった。 q32あるいは q33 聞に欠失部位を持つ第 E群、 q 3 1から末 2 小頭 勝ヘルニア 胤径へ Jレニ7 父親も同様の転座を有し て いた。その母親の核型は 4 6, 1 3 番染色体は、群別は q13あるいは q 1 4から遠位に欠 小頭 広い鼻背 蹴 側、 文l i 限強下垂 眼間離開 乳頭離開 り 、 1例は母親が 6番染色体との間に転座を有し、その 1 .1 3 番染色体 E群 8 (3/5) 矩頚 体幹 5 番染色体では、 1 6 例 中1 4 例 が denovo 欠失例であ る。 1 3 2 3 3 3 2 E群 2 0(8/1 2 ) 死亡 の短頚が特徴的であり、又鎖紅が 2例に見られた。四肢 遅滞 3例) 正常 ( 重度遅滞 震度遅滞 1人 2週 衰 弱 3 番染色体の欠失の特 は様々な奇形が記述されており、 1 (5) 2 1 2 l - 424- 人間福祉学 翼状頚が両群に見 られた。ま た I群 に 停 留場 丸 2例、 アー モ ンド様の目や魚様の口など、顔面部の奇形、小さ E群に停留豊丸 2O t J 、尿道下裂 1例を認めた。四肢の特 な手や足、低身長などがあげられる。 1 982年 Ledbet t e r 徴としては、 I群の Turloauの例に Ho l tOram症 候 群 らは、 PWS の約半数が 1 5 番染色体の長腕 q llq12の 欠 失 症候群は骨格奇形と心奇形を合 を認めた。 HoltOram を伴うことを明らかにした。筋肉の低緊援は I群 の 3伊i 併するもので , Turloauの 症 例 は 心 房 中 隔 欠 損 と 右 前 腕 にみられ、停留望書丸は I群に 4例、 E群に 2例見られた。 23 骨の低形成、左尺骨奇形を有 し て お り 、 欠 失 部 位 は q 小さな手足は B群に 1例 、 q 2 4 . 2であった。 Turloauは HoltOram症 候 群 と 1 4番 徴 は明確でなく、強いていえば、 I群 で は 興が目だち、 24の欠失との関連を示唆している。精神発達は 染色体 q E、 E、 W群では小さな顎、耳の変形が特徴として挙げ 遅滞しており I群では中度から重度の遅滞であり、 E群 られる。虹彩の色紫脱出が E群に 1O t J m群に 2例見られ W群に l例見られた。顔 の 特 では軽度から中度の遅滞である。情緒面の記載例は少な 5 番染色体欠失の特徴かもしれない。精 神 発 達 たのは、 1 いが両群 1例ずつの記載例では、親しげで人なつっこい 遅滞は全ての群でみられた が、情緒面の異常 の記載はな 性格を呈している 。死亡例は欠失部位がq23q32 、 q22q2 かった。 I群 の 1O t J は、難聴を伴な っていた。鐙錘は I 3 2 .l 1qterであり、欠失部位と生命予後との関係は 3、 q 群に 1例、 W群に 1例合併していた。 内臓の奇形の合併 推定できなか った。 では少ないが、全群を通して腎の低形成及び多 はPWS 3 .1 5 番染色体 発性婆胞腎が3 例、肺の低形成が4 例に見られた。 群別に 1 5 番染色体欠失は 4つの群に分類したが、その臨床像 見ると肺の低形成は E群に l例 W群に 3例見られ、一方 に明確な差異は認められ江かった。 PWSは 筋 肉 の 低 緊 腎臓の低形成は I群に l例、 E群 l こl例 、 W群に l例と 張、肥満、精神運動発達遅滞を主な特徴とする先天性の 広範囲に分布していた。心血管奇形は 疾患単位であり、その他の症状として外陰部の低形成、 た。 表2 1 4 番染色体長期欠失の臨床像 I群 症撒(♂/平) 顔面 5(4/ 1) 無眼球症 1 小顎 限裂狭小 3 斜視 体幹 緑内障 球状の廊 2 2 口蓋裂 l ロ唇裂 たるんだ頚部 四肢 停留皐丸 胤径ヘルニア 小陰茎 H o l tOram症候群 多指 湾曲指 内 臓 発進 死 亡 表3 1 5 番染色体欠失の臨床像 u平 E群 3(2/1) 3 前額突出 2 小顎 2 高口蓋 3 斜視 虹彩欠領 l 幅広い輿背 3 短頚 翼状頭 2 停留場丸 1 尿道下裂 1 l 屈指 1I f i n g e rl i k ethumb l第 2 . 4iJ1:の重なり 症 撒(♂/早) 2 顔面 i 1 l l 1 DQ 35-85 人なつっこい 人なつっこい •• 体幹 四肢 E群 E群 l Vl 平 3(2/1 ) 3(1/2) 4(2/2) 目立つ鼻,3 級機灘姐 2 虹彩欠損 l 小頭症 3 耳介低位 3 虹彩色澗拙 1 虹税調幽 2 高口蓋 3 2 眼裂狭小 l 耳の変形 2 高口蓋 耳介低位 2 高口蓋 2 小額症 2 耳の変形 2 小顎症 2 小鎖症 2 耳の変形 2 小さな鼻 2 広い廊背 2 低緊張 3 停留場丸 2 停留場丸 4 大路唇低形成 l 小さな手足 l 母治近位付着 l 小さな手足 l 軍事幽指 2 内反足 6 備球目 u l l 尺側偏位 心房中隔欠f 員 2 心房中隔欠損 l ポタロ管関存 腎の奇形 ( 馬蹄腎) 2 腎の低形成 2 大血管異常 l 鎖紅 大血管異常 1 l 食道閉鎖 下垂体欠倒 l 副腎低形成 l 食道気管支痩 小脳低形成 精神発途遅滞(中度 賃度〉 精神発達遅滞( 軽度 中度〉 DQ20-66 Ufにのみ見られ ・ 軍 軍幽f 旨 内 発進 m ( 6 ) 脳梁低形成 腎の低形成 腎の奇形 心室中偏畑 肺動脈狭窄 心室低形成 精神発達齢 1 l l 2 亡 2 肺の低形成 l 紡の低形成 3 拠曜いニ7 2 腎の低形成 l 腎の低形成 l 多 量 性的断 I 多 量 性別踊 l I l 精神発達醗 稽輔蹴 ( 難聴 1) 盤司陸 l 死 l 11 2人在目白2 通人口中絶胎児 l人 1 0日目肺敗血痕 2才 時 呼 吸 器 感 染 臓 2人 7日目呼吸不全 9才時痘・軍横 精神強襲滞 盤筆 l 3人 8ヶ月呼吸不全 l 人 3 時間 鈎才呼吸不全 1 5 時間呼額不全 榔融ヘルニ7 川 村他 D群染色体欠失 4 2 5- l i c a t i o no f1 4 qi ns i b s.T e s t i c u l armosaicism V結 語 f o rt ( l4 q ; 1 4 q )a sa common mechanism.A m 1.以上のごとく検討した症例は 1 3 番染色体4 8 人 、 1 4 2 8 5 3 4 :1 9 8 9 J MedG e n e t : 3 4・5 番染色体 8人 、 1 5 番染色体 1 6 人であり男女比は1 3番 染 r o u s t erA,Peyeresblangnes J e t 8 )S er v i l l e,B 色体は 1:2、 1 4 番及び 1 5 番染色体は 2:1であった。 . Anopthalmiab i l a t e r a l e,anomalies d el a al 2 . 切断部位について群別を試みたが、各染色体共に f a c ee tt r a n s l o c a t i o n . JGe n e tH u m : 2 2 : 3 4 1 3 5 1 1 9 7 4 ほぼ均等に分布しており 、特に際だつ切断好発部位はみ 3 番染色体における q とめられなかった。しかしながら 1 9 )LeurgA K CandHooJJ .A c a s eo fp e r i f e c al 21 、q 1 2は切断され易いパドと考えられる。 2 2、 q hypospadias with p a r a c e n t r i ci n v e r s i o no f 3.群別したグループ間の臨床症状の検討を行った。 0 3 5 0 4 chromosome 1 4 . Eurp J P e d i a t r: 1 4 4・5 4.年歯合、両親の年働、出生時体重、死亡原因などに 1 9 8 6 s hi d aT,Nishimoto 1 0 ) FukushimaY,WakuiK,Ni ついて疫学的検討を行った。 5 . 遺伝については、殆どがdenovoの症例であるが、 H.C r a n i o s y n o s t o s i si nanl n f a n tWithI n t e r s t i t i a lD e l e t i o no f1 5 q( 4 6, X Y, d e l( l5 ) ( q I 5 q 2 21 ) ). 1 3 番染色体では 1 例が母親の転座、 l例が母親の欠失、 1 4 番染色体では l 例が皐丸のモザイク 、 1 5 番染色体では l 9 9 0 A mJMedGenet: 3 6 : 2 0 9 2 1 3・1 1 1 ) YipM Y S e l i k o w i t zM,DouN,Kovacio A, 例が母親の転座であった。 P u r v i s S m i t hS,Lam-PoTangDRL.D e l e t i o n 文 献 1 5 q 21 .2 q 2 2 . 1r e s u l t i n g from a p e t e r n a li n s e r s i o ni n t ochromosome5.J Med Genet: 2 4 : 7 0 9 - 1 )B e n n e tC P,B e t t sD R,S e l l e rJM.D e l e t i o n 7 1 2: 1 9 8 7 1 4 q ( q 2 2 q 2 3 )a s s o c i a t e d with anophthaimia, 1 2 ) Fryns J p, d e Muel e n a e r e A, Van den a b s e n tp i t u i t a r y and o t h e ra b n o r m a l i t i e s .J 8 : 2 8 0 2 81 : 19 9 1 Medg e n e t2 BergheH.l n t e r s t i t i a ld e l e t i o no ft h elongarm 目 2 ) YamamotoY,SawaR,OkamotoN. Matsui o fchromosome 1 5 . Ann Genet ( P a r i s ): 2 5 : 5 9 - .D e l e t i o n A,YanagisawaM,andIkemotoS 6 0 :1 9 8 2 1 4 q( q 2 4 . 3t oq 3 2. 1 ) syndrome s i g n i f i c a n c eo f 1 3 ) Clark R D. L e t t e rt ot h ee d i t o r. d e l ( 1 5 )( q 2 2 q 2 4 )syndromewithP o t t e rS e q u e n c e . p e c u r i a rf a c i a l appearance i ni t sd i a g n o s i s and d e l e t i o n mapping o f (αIa n t i t r y p s i n ) A mJ MedG e n e t : 1 9 ; 7 0 3 7 0 5 ; 1 9 8 4 9 8 6 HumG e n e t : 7 4 :1 9 0 1 9 2・1 l o r i 1 4 )FormigaLF,PoenaruL,couronneF,F eDE, 3 )N i e l s e nJ,HommaA,RasmussenK,Ri i b e lJL,DeminatuiM M,SavaryJB,Lai E,E So r e n s e n K, Saldana-garcia P . D e l e t i o n i l g e n k r a n t z S,P i e r son M. I n t e r s t i t i al JL,G 1 4 qand p e r i c e n t r i ci n v e r si o n .JMedG e n e t :1 5 : d e le t i o no fchromosome 1 5: t w oc a s e s . Hum 2 3 6 2 3 8 :1 9 7 8 Gene t : 8 0・4 01 4 0 4: 1 9 8 4 )KawamuraG,Suzuki M,Segawa T,Kohn 1 5 ) PasqualiF,Z u f f a r d i0,S e v e r i F,Colombo S.A c a s eo fp a r t i a l monosomy o f1 4 q .J r a n s l ocat i on 1 5/ A,Burgio G R. Tandem t P e d i a t rP r a c t( J p n ) : 4 8 : 3 2 3 4 : 1 9 8 5 1 3. AnnGenet( P a r i s )1 6 : 4 75 0 :1 9 7 3 1 6 )K r i s t o f f e r s s o n U, Heim S, Mandahl N, e Grouchy J,Chavin C o l i n F, 5 )Turl eauC,d DoreF,S e g e rJ,DautzenbergM,A r t h u i s M, S u n d k v i s tL,S z e l e s tJ,Hagerstrand l . Mono - JeansonC.Twop a t i e n t sw i t hi n t e r s t i t i a ld e l somyandt risomyo f1 5q 2 4 q t e ri na f a m i l y withat r a n s l o c a t i o nt ( 6; 1 5 )( p 2 5 ; q 2 4 ) ( l4 q ),one w i t hf e a t u r e so f Holt-Oram synd rome.E x c l u s i o nmappingo fP i( α a n t i t r y p s i n ) 1 7 ) Roback E W, Barakat A J, Dev V G, MbikayM,C h r e t i e nM,and B u t l e r M G. An AnnGenet( P a r i s ): 2 7 : 2 3 7 2 4 0 :1 9 8 4 Stambe r gJ . J Med Genet 6 )Hreidarsson SJ, I n f a n tWithD e l e t i o nofD i s t a lLong Arm o f 2 01 4 7 1 4 9 : 1 9 8 3 Chromosome1 5 ( q 2 6 . 1q t e r )andLosso fI n s ul i n - 7 )MasadaCT,OlreyA H FordyceRandSanger W G.P a r t i a lde l e t i o no f1 4 0 and o a r t i a l duo(7) LikeGrowthFactor1R e c e p t e rGene. A m J MedG e n e t : 3 8 : 7 4 7 9 :1 9 9 1 -426- 人間福祉学 1 8) Herva R and V u o r i e n .C o n g e n i t a Jh e a r t l5 q ) mosalClsm. C l i nG e n e t : d i s e a s ew i t hd e l( 3 0 ) トJ o e l bQuackB,RethoreM O .P a r t i a ld e l e t i o n sandt r i s o m i e so fchromosome1 3 mapp- 1 7 :2 6 2 8 :1 9 8 0 1 9 ) AutioS,Pikhkoh,andTengstromC,C l i n i c a lf e a t u r e si na de novo i n t e r s t i t i a ld e l e t i o n 1 5q1 3t oq 1 5 .C li nG e n e t : 3 4 : 2 9 3 2 9 8 :1 9 8 8 MeisnerL F andSzmandaR T, 2 0 )P a u l iR M, 'Expanded'Prader ・ Wi ll iSyndromei na Boy With an Unusual1 5 q Chromosome D e l e t i o n . A mJDisC h i l d :1 3 7 : 1 0 8 7 1 0 8 9: 1 9 8 3 i n gbandsa s s o c i a t e dw i t hp a r t i c u l a rm a l f o r m a t i o n s . C l i nG e n e t : 9 : 5 9 3 6 0 2 :1 9 7 6 1 )N iebuhr E . New chromosomal syndrome. 3 NewYorkAcademicP r e s s : 2 7 3 2 9 9 :1 9 7 7 e t i n o b l a s t oma 3 2 ) YunisJJ,Ramsay A N. R andsubbandd e l e t i o no fchromosome1 3 . Am JDisC h i l d: 1 3 2 : 1 6 1 -1 6 3 :1 9 7 8 .C l i n i c a l 2 1 ) AutioS,PihkoH,andTengstromC i c h o n D e l v a l l e z N, and 3 3 )C o u t u r i e r J,Mor D u t r i l l a u xB .D e l e t i o no fband1 3 q 2 1i scom- f e a t u r e si na d enovo i n t e r s t i t i a ld e J e t i o n1 5 q 1 3t oq1 5 .C l i nG e n e t : 3 4 : 2 9 3 2 9 8 :1 9 8 8 p a t i b l ew i t h normaJ p h e n o t y p e . Hum G e n e t : 7 0 : 8 7 9 1 :1 9 8 5 a i l l a r dF,M D.b eB a z i g n a n . 2 2 )Turle auC,T t oC i n c o n t i n e n t i ap i g m e n t i Hypomelano s i so fI t a l l a r dH B . 3 4 )LaleK P,PenroseL S,andS Chromosomed e l e t i o ni nac a s eo fr e t i n o b l a s 1oma. AnnHumGenet: 2 7 : 1 7 1 -1 7 4 : 1 9 6 3 achromians) and mo s a i c i s mf o rm i c r o d e l e t i ono f1 5 ql .HumG e n e t : 7 4 : 1 8 5 1 8 7 : 1 9 8 6 2 3 ) WilsonW G,Campochiaro P A, Conway, e t e r s R,P e t i tP and .Van 3 5 )Fryn sJP,Pe B P, C a r t e r B T . D e l e t i on(13)Cq 1 4. 1 mThe13qdeletionsyndrome. Acta Pediatr 61 2 6 4・1 9 8 0 B e J g : 3 3・2 denBergheH. New ChromosomaJ Syndrome q 1 4. 3 )i n Two Gener a ti o n s : Var i a b i・l i t yo f Ocul ar M a n i f e s t a t i o n s and Def i ni t i o n o f t h e Phe n o t y p e . A m J Med G e n e t : 28 : 6 7 5 6 8 3 : 1 9 87 3 6 )RichardC,Juber g and P h i l i p N Mowrey l3 q )A s s o c i a t e dw i t hB l i n d n e s s I n t e r s t i t i a Jd e l( and Mental Retardat ion.A m J Med G e n e t : 1 7 : 6 0 9 6 1 3 :1 9 8 4 ; i l l e r R C, Hoffman E, 2 4 )N i c h o l s W W, M A l b e r tD.I n t e r s t i t i a lD e l e t i o no fChromosome 1 3andA s s o c i a t e dC o n g e n i t a lAnomalies.Hum G e n e t : 5 2 :1 6 9 1 7 3 : 1 9 7 9 3 7 )Rol andB,LowryR B,RobertsonA S and CoxD M.Ani n t e r s t i t i a ld e l e t i o no ft h el o n g 2 5 ) Ge nkova P, Toncheva D, M Tzoneva armo fchromosome1 3 .C l i nG e n e t : 3 5 : 2 7 6 2 8 1 : 1 9 8 9 M,Konstantinov I .D e l e t i o n1 3 q1 2 .1 i na i t c h e t tM and Dennis N R, 4 0 )LamontM A,F c h i l dw i t h Coats d i s e a s e . Acta P e d i a t r i c a Hungarica: 2 7 ( 2 ) :1 4 1 1 4 3・1 9 8 6 l n t e r s t i t i a ld e l e t i o no fd i s t a l1 3 qa s s o c i a t e d w i t h Hirsh sprung' sd i s e a s e . J Med G e n e t : 2 6 : 1 0 0 1 0 4 :1 9 8 9 o n z a l e z F l o r e sS A,Rivas F, 2 6 )RiveraH,G SanchezcoronaJ,MolerM,and Cantu J M; h o r t l a n d 41) Carmicha e l A, Addy D P, S Monosomy 1 3 q 3 2 . 3 ・ q t e r :r e p or ttwo c a s e s .J MedGenet2 2 ( 2 ) :1 4 2 -1 5 5 : 1 9 8 5 Webb W R, Cameron A H;1 3q-syndrome Family s t u d y. Arch Dis C h i l d ; 5 2 ; 9 7 2 9 7 4 : 1 9 7 9 r i s t i a n s e n F, 2 7 )N i e l s e n J, Homma A, Ch Rasmussen K,Saldana-Garcia P;D e l e t i o n arkCE,CaseyP A,CowellN 4 2 )T e l f e rM A,CJ R and StroundH H. Long arm d e l e t i o no f LongArm1 3 . HumGenet : 3 7 : 3 3 9 3 4 5 :1 9 7 7 2 8 )S e r e n a L u n g a r o t t iM,Calabro A,M a r r i o t t i c h r omosome 1 3w i t he x c l u s i o no fe s t e r a s e 4 2 8 4 3 2 : 1 9 8 0 D formJ 3 q 3 2 1 3 qt e r.C l i nGenet1 7: G,M a s t t r o i a c o v o p p . Provenzano S .I n t e r s t i t i a ld e l e t i o n1 3 qsyndrome.HumG e n e t : 5 2 : 2 6 9 2 7 4 : 1 9 7 9 4 3 )TranebjaergL,N i e l s e nK B,TommerupN r o s s 2 9 )YunisE,ZunigaR. Retinoblastomag i n t e r n a l malf ormation and d e l e t i o n 1 3 q 1 4 q t e r (8) l n t e r s t i t i a lD e l e t i o n1 3 q :F u r t h e rD e l i n e a t i o n of t h e Syndrome by C J i n i c a l and HighR e s o l u t i o n Chromosome A n a l y s i so fF i v e P a t i e n t s . AmJMedG e n e t : 2 9 : 7 3 9 7 5 3 :1 9 8 8 川村他・ D群染色体欠失 n t e r s 4 4 )PankauR,Johannson W,Grote W. l -427- 4 8 ) WilsonL,HodesB L,C y t o g e n e t i cAnalysis t i t i a ld e l e t i o no f chromosome 1 3i n v o l v i n g o faCaseo f1 3 q S yndrome(46, XX, d e1 l3 )u s - ・ 2 9 3 :1 9 8 7 t h er e g i o n1 3 q 1 4 . HumG e n e t φ 7 7 : 2 9 2 i n gbandingt e c h n i q u e s .JP e d i a t rOphthalmol a r i o t t i 4 5 )S e r e n a L u n g a r o t t iM,Calabro A,M &S t r a b i s m u s : 1 7 : 6 3 6 7・1 9 8 0 G . I n t e r s t i t i a l D e l e t i o n 1 3 q Syndrome: i l j o e nD L .D e l e t i o n 4 9 )S l e eJJ,SmartR D,V AReport on Two Unrelated P a t i e n t s . Hum G e n e t : 5 2 : 2 6 9 2 7 4 :1 9 7 9 o fchromosome1 3i nMoebiussyndrome.J MedG e n e t : 2 8 : 4 1 3 4 1 4 :1 9 9 1 50) Carnaval A, F v i n s S, R . A l c a n t e r . 4 5 )S t a t h a c o p o u l o s R A, B A, Bronwyn J Bateman.TheRiegerSyndrome and a Chro- I n t e r s t i t i a l d e l e t i o n o f l o n g arm o f mosome1 3D e l e t i o n .J P e d i a t r ophthamol & chromosome1 3 . AnnG e n e t : 2 7 : 4 9 5 2 : 1 9 8 4 S t r a b i s m u s : 2 4 :1 9 8 2 0 3 :1 9 8 7 5 1 )P eerP J,RodrignesP e r e i r aR,VanHemel J0,andHoogeboom A JM.I n t e r s t i t i a l i l a t e r a l 46) Weiss A, Margo C E, B MicrophthalmosWithCystand 1 3 qD e l e t i o n 13 )( q 21 .3 q 31 )a s s o c i a t e d with psychomod e l( Syndrome. ArchO p h t h a l m o l : l 0 5 : 2 9 : 1 9 8 7 t o rr e t a r d a t i o n,eczemaandsuckandswa l ow9 8 7 i n gr e f l e x . J MedGenet: 2 4 : 7 8 6 7 8 8・1 4 7 )R u d e l l i R D. Anencephalic P h e n o t y p ei n t h e1 3 qsyndrome. Arch P a t h o l Lab Med: 1 1 1 :8 9 6 8 9 7: 1 9 8 7 (平成 3年 1 0 月1 1日受理) Summary S e v e n t y t w oc a s e swerec o l l e c t e dfromr e f e r e n c e swhichwerep u b l i s h e di nl n d e xMedicusfrom1 9 7 5t o1 9 9 0becauseh i g hr e s o l u t i o nbandingt e c h n i q u ehaver e v e a l e dt h e bands o fd el e t i o ns i n c e1 97 5 . Thepurposei st obed i s c u s s e daboutepidemiologyandc l i n i c a lf i n d i n g sonp a r t i a ld e l e t i o no fNo 1 3,No14andNo15chromosome. 1 )S exr a t i oo fNo13chromosomei s0 . 5,whi l eeacht h o s eNo1 4andNo15i sabout2 . 0 . 2 )Thebandswhicha r eeasyt obreaka r en o to b v i o u sbut1 3 q 2 2,1 3 q 2 1,1 3 q 1 2a r et e n dt ob ebroken f r e q u e n t l y . 3 )Thec l i n i ca lf i n d i n g si neachgroupa r esummarizedi nTable1 3 . 4 )Mosto fc a s e sa r ed enovom u t a t i o n . Twoc a s e scamefrommother'sdel e t i on and one c a s ei s c a u s e dbyf a t h e r ' st e s t i c u l a rmosaicism. ( 9 )