...

(特定非営利活動法人健康フォーラムけやき21) (PDF形式

by user

on
Category: Documents
1

views

Report

Comments

Transcript

(特定非営利活動法人健康フォーラムけやき21) (PDF形式
団体名
健康フォーラムけやき21
事 業 計 画 書
食品使い切り・食べ切りプロジェクト PART2
1 事業名称
∼見て、体験し、食品ロス削減に向けてのアクションを!∼
(1)事業の目的
2 協働事業の内容及び実施方法
世田谷区では、ここ数年、家庭ごみに含まれる食品ロス(本来食べられるのに廃
棄される食品・食材)が目立つようになってきた。可燃ごみの約 3%、量にすると
年間約 6,200 ㌧(推計)が廃棄されており、その削減が求められている。世田谷区
の実態を把握するため、25 年度本協働事業で食品を廃棄する際の意識・行動面の
調査を行った結果、食品ロスの意味や世田谷区の現状、削減するための具体的な方
法等が十分浸透していないことが明らかになった。
そうした課題を解決するため、26 年度は地域のイベント会場にて食品ロスの意
味や現状、食品の期限表示、保存法の工夫等をテーマに幅広い対象に普及啓発を図
り、一定の成果を得た。
しかし、区民の意識を高め、食品ロス削減を図るには、不断の啓発活動が不可欠
であり、引き続き知識の浸透、食品を無駄なく使い切る方法等を広く伝えていく必
要がある。さらに、こうした活動を通して食べ物への感謝の念を育むきっかけとし
たい。27 年度は従来のイベント等での啓発活動に加え、地域の会場を使ったサル
ベージパーティー※を通して、実践的できめ細やかな活動による知識や食品ロスを
削減するための手法等の浸透を目的としている。さらに、食品を販売している小売
業者にも食品ロスを減らす重要な役割があるため、意識向上を図るアプローチ方法
を検討する。今年度は、家庭でのロス率が高い野菜や果物を販売している八百屋さ
んと意見交換する予定である。このように消費者と食品販売者両方に普及啓発を図
ることでより一層の効果が見込める。
また、全国的にみても行政と NPO が協働し、このような活動をしている事例は
ほとんどないため、先駆的な取り組みを実施できる。
※サルベージとは、海底に沈んだ船舶や貨物等の引き上げ作業を意味する単語。サ
ルベージパーティーとは、そのままでは廃棄されてしまう食品を船舶や貨物等に例
え、美味しくリメイクすることで食品として活用する(救出する)ことを目的とした
料理教室。
(2)事業の内容
【新規事業】
1.サルベージパーティーの実施∼「食品ロス削減に向けてより行動に移していく
*実施体制や実施手法 ための実践教室∼ 」
を含めて記入。
(1)買い物・調理・片付けの各段階における削減のポイントを知る。
(2)野菜等を無駄なく、おいしく食べ切る方法を知り、実践する。
機会と場所:地域の料理講習室等を会場とする。年間 6 回程度(予定)
。若い世
代へのアプローチとして大学生の企画による大学生を対象とした講習も含む。26
年度に作成したパネル等を活用する。
2.八百屋さんとの意見交換(東京都青果物商業協同組合:八百屋塾)を図りなが
ら、販売業者における削減に向けての課題抽出としくみづくりの検討を行う。具体
的には食品ロスの現状を通して販売業者として何ができるかを検討する。
【継続事業】
環境フェスタや農業祭等イベント会場(6 回程度)にてクイズを通した普及啓発
の継続。そのうち、4 会場(予定)でフードドライブの同時開催
【アプローチの方法】
(1)サルベージパーティーでは、参加者の自宅で眠っている食品ロスを持ち寄っ
て、みんなで食べてパーティーする形式。冷蔵庫の活用法、干し野菜の作り方等、
食品を捨てない工夫を紹介する。
(2)八百屋さんとの意見交換は、東京都青果物商業組合:八百屋塾)の集まりに
て、情報提供しながら、意見交換を図る。
(3)イベントでの普及啓発は、調理デモ(野菜等を無駄なく使い切る調理法と試
食など)やクイズ(展示用パネル内に回答)を通して食品ロスの現状と削減のポイ
ントを知ってもらう。
清掃・リサイクル部事業課と具体的な普及啓発事業の企画、連絡調整を図りながら
すすめる。
産業政策部・世田谷保健所・生活文化部等関連する部署には、活動の情報提供しな
がら、協働の可能性を探る。
(3)27 年度事業
完了予定日
(1)区の担当課
平成 28
年
2
月 28
日
清掃・リサイクル部事業課
(2)協働する意義・必 区は食品ロス削減をめざし、NPO は食育活動の拡大を図る。両者が協働で実施す
要性
ることによって幅広い世代に普及啓発できる。
普及啓発の機会が広がるため、区の情報が届きにくい若い世代、高齢者世代にもき
め細やかな情報を提供できる。
これまで食品ロス削減への関心がなかった区民に対しても、様々な機会を捉えて理
解を促し、具体的な行動につながるきっかけができる。
東京都青果物商業協同組合や大学との連携を深める等、協働の範囲を広げることに
よって、本事業の新たな展開が見込まれる。
提案団体
︵3︶役割分担
3 協働の必要性及び役割分担
区担当課
合同で実施:
① 普及啓発事業(サルベージパーティー及びイベント)企画・運営方法・教材の
内容を検討。
② 普及啓発事業(環境フェスタ・区民まつり・暮らしフェスタ)の準備、調整、
区との合同実施。
③ サルベージパーティーの合同実施。
④ 場所の確保。広報。
⑤ 庁内関連部署への情報提供と意見交換。
⑥ 評価と次年度に向けての提案
単独で実施:
① 普及啓発事業(品評会・市場祭り・農業祭・子育てメッセ)の準備、実施、主
催者事務局との調整
② 東京都青果物商業協同組合との意見交換企画・準備・実施
③ 教材の作成・活用。
④ スタッフ及び大学生への指導
合同で実施:
① NPO が作成した普及啓発事業(サルベージパーティー及びイベント)企画・
運営方法・教材の内容を検討。
② 普及啓発事業(環境フェスタ・区民まつり・暮らしフェスタ)の準備、調整、
NPO との合同実施。
③ サルベージパーティーの合同実施。
④ 庁内関係部署との連絡調整、場所の確保、広報。
⑤ 評価と次年度計画検討。
⑥ フードドライブの企画・準備・実施
東京都青果物商業協同組合八百屋塾・子育て育児サークル、地域の体操グループ、
(4) 地域の団体との 帝京平成大学及び東京栄養専門学校学生。
連携
4 協働の成果・効果
(1)期待される具体的
な成果や区民・地域へ
の波及効果及び
その測定方法
目標:27 年度の重点目標は4と5である。
1.食品ロスという言葉を知っている人を増やす。
2.世田谷区の現状を理解した人を増やす。
3.賞味期限や消費期限を正しく理解する人を増やす。
4.賞味期限や消費期限を守る人を増やす。
5.食品の保存や調理法、献立の工夫に取り組む人を増やす。
6.購入した食品を捨てる人を減らす。
7.食べ物への感謝の心を大切にし、
「残さず食べる」
・
「感謝の心を持つ」など、
望ましい食習慣を身につける人を増やす。
食品ロスを削減するためのきっかけとなり、最終的には削減につながる。
成果の測定方法:事業実施に伴いアンケートを実施し、その評価を行う。
(2)事業の成果の活用 食品ロス削減の
「環境と食育」
をテーマにした協働のしくみを定着させるとともに、
方法、
「農業と食育」や「健康と食育」
・
「消費生活と食育」といったテーマも含めて「食
将来の展開
育」を総合的に捉えて行うことにより、様々な部署への波及効果を得ることができ
る。
当 NPO は、発足から主に「食と健康」をテーマに区民の身近な場所で食育活動を
展開している。食品ロス削減事業に関しては、世田谷区の実態把握調査やイベント
*提案する事業と関連する団 を活用した普及啓発を行ってきたそのノウハウと実績を活かし、
さらに充実させた
体の特徴・専門性や実績、提 い。
案や事業実施に向けたアピー 今年度は食品ロス削減に向けてより行動に移してもらうための実践教室
「サルベー
ルなど。
ジパーティー」を中心に行い、食品を販売している小売業者へのアプローチも行う
予定である。消費者と食品提供者双方に対応する点において新規性がある。
・産業政策部都市農業課・世田谷保健所健康推進課・生活文化部消費生活課の3課
とは今後の協働の芽を探りたい。
5 その他
団体名
健康フォーラムけやき21
事業計画書の2
事業実施スケジュール
時期
内 容
(適宜、罫線を入れるなどして見やすいように作成してください。
)
平成 27 年 5 月
5 月∼12 月
5 月 16 日(土)
6 月 14 日(日)
6 月中旬
7 月中旬
8 月初旬
8 月∼9 月
9 月下旬
9 月∼10 月
10 月中旬
10 月∼11 月
11 月中旬
11 月下旬
11 月∼2 月
1 月中旬
2 月初旬∼中旬
中旬
1 月∼2 月
2月
事業内容について具体的な打ち合わせ。
① 普及啓発事業の年間計画素案。
けやき21の素案を基に事業課と検討。環境フェスタ及び品評会、サルベージパーテ
ィーの準備、区との調整。世田谷保健所・都市農業課・消費生活センター等に活動の情報
提供を始める。
② 八百屋塾との意見交換企画、区との調整。
③ 大学生によるサルベージパーティー企画、準備。
④ 第 1 回普及啓発事業(環境フェスタ)実施。
⑤ 第 2 回普及啓発事業(農業品評会)実施。
⑥ 第 1 回サルベージパーティー、第 3 回普及啓発事業(区民祭り)の準備、区との調整。
⑦ 第 1 回サルベージパーティー実施。
⑧ 第 3 回普及啓発事業(区民祭り)実施。
⑨ 大学生企画による若い世代に向けた第 2 回サルベージパーティー準備、区との調整。
⑩ 大学生企画による若い世代に向けた第 2 回サルベージパーティー実施。
⑪ 第 4 回普及啓発事業(市場まつり・世田谷清掃工場フェア)の準備、
区との調整。
⑫ 第 4 回普及啓発事業(市場まつり・世田谷清掃工場フェア)の実施。
八百屋塾との検討。
⑬ 第 5 回普及啓発事業(農業祭)
、第 6 回普及啓発事業(暮らしフェスタ)の準備、区
との調整。
⑭ 第 5 回普及啓発事業(農業祭)の実施。
⑮ 第 6 回普及啓発事業(暮らしフェスタ)の実施。
⑯ 第 7 回普及啓発事業(子育てメッセ)の準備、区との調整。
大学生企画による若い世代に向けたサルベージパーティー準備。
⑰ 第 7 回普及啓発事業(子育てメッセ)の実施。
⑱ 大学生企画による若い世代に向けた第 3 回サルベージパーティー実施。
⑲ 第 4 回サルベージパーティー(児童館育児サークル)実施。
⑳ 事業評価、整理、まとめ。
次年度への提案、区担当課との調整。
報告書の作成。
報告書の提出。
団 体 の 概 要 書
団
体
名
特定非営利活動法人
所
在
地
〒156−0054 世田谷区桜丘 2−21−8
ビラ楓204
代表者氏名
事業責任者
※住所、電話番号・
FAX、E メールは
公開しません。
村上
秧
氏
名
住
所
健康フォーラムけやき21
電話番号
FAX
子
小林
陽子
03−5799−7132
03−5799−7192
役職
理事長
役職
理事
電話番号
FAX
E メール
設立年月
平成 17 年6月
(活動開始年月)
役員等の構成
及び社員数
(会員数)
理事
10 日
(NPO 法人設立:17年
6月)
16 名
平成12年、厚生労働省の「健康日本 21」を受けて、世田谷区の「健康せたがやプ
主な活動分野
ラン」を策定・実施活動するため「せたがや健康づくりフォーラム」の有志により
設立し、産・学・官と連携をとりながら、食育と運動を柱にした住民主体の NPO 法
人である。
①平成 17 年度∼22 年度クッキングカー「出前型食育講座」世田谷保健所共催
②平成 18 年 8 月「キッズ料理教室&MY 箸作り」お箸の「兵衛」知育教室。
③平成 19 年度
第 66 回日本公衆衛生学会で発表。
④平成 19・20 年度
東京都食育フェアに出展。
⑤平成 20 年 3 月
キッズ料理教室「築地・魚河岸から魚屋さんがやってくる」
⑥平成 20 年 8 月
医学書院発行「保健師ジャーナル」8 月号に掲載される。
⑦平成 20 年 4 月・7 月「高齢者食育講座」開催。∼お弁当箱ダイエット法∼
⑧平成 21 年
主な活動実績
親子クッキング講座及び料理の鉄人シェフの料理教室
⑨平成 18 年∼26 年度
東京都世田谷市場まつり出展
⑩平成 21 年 6 月・10 月
⑪平成 22 年∼26 年度
「高齢者いきいきわくわく食クラブ」開催
世田谷区都市農地課主催品評会食育講座出展
同
⑫平成 22 年∼26 年度
⑬平成 24 年度 9 月
農業祭食育講座食リンピック出展
世田谷区内児童館における食育講座
子育てメッセ出展
災害時における非常食についてのシンポジウム
⑭平成 25 年度・26 年度行政提案型協働事業「食品ロス削減事業関連調査」及び普
及啓発事業実施
⑮平成 26 年度行政提案型協働事業「発災時に向けた NPO 同士の連携活動参画
団体の
ホームページ
http:// www.kenkoukeyaki21.com
Fly UP