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7 - 明治学院大学
2012 年度・教育研究等環境委員会 進捗状況確認シート 【Ⅰ】基準・評価項目・評価の視点 担当 基準 評価項目 7-1 教育研究等環境委員会 7.教育研究等環境 評価項目(内容) 教育研究等環境の整備に関する方針 評価の視点 学生の学習および教員による教育研究環境整備に関する方針の明確化 校地・校舎・施設・設備に係る大学の計画 7-2 十分な校地・校舎および施設・設備の整備 校地・校舎等の整備状況とキャンパス・アメニティの形成 校地・校舎・施設・設備の維持・管理、安全・衛生の確保 7-3 図書館、学術情報サービスの機能 図書、学術雑誌、電子情報等の整備状況とその適切性 図書館の規模、司書の資格等の専門能力を有する職員の配置、閉館時間・閲覧室・情報検索設備などの利用 環境 国内外の教育研究機関との学術情報相互提供システムの整備 7-4 教育研究等を支援する環境や条件に対する整備の 適切性 教育課程の特徴、学生数、教育方法等に応じた施設・設備の整備 ティーチング・アシスタント(TA)・リサーチ・アシスタント(RA)・技術スタッフなど教育研究支援体 制の整備 教員の研究費・研究室および研究専念時間の確保 7-5 研究倫理を遵守するために必要な措置の適切性 研究倫理に関する学内規程の整備状況 研究倫理に関する学内審査機関の設置・運営の適切性 1 【Ⅱ】中期目標の自己点検・評価 (1)進捗状況の報告(現時点での状況報告) ☆下表の「中期目標」は上記【Ⅰ】の評価項目に対し各自が設定したものとなります。 ☆下表の各中期目標について、進捗状況を「中期目標の進捗状況【必須】 」の箇所で報告してください。 「実績」欄には 2011 年 4 月から報告書作成時点までの実績について実施時期等を明記して 記入し、 「予定」欄には今後の計画について実施予定時期等を明記したうえで具体的に記述して下さい。また、その際に、記述内容の根拠となる資料やデータ等をできるだけ挙げてください。 ☆各中期目標の達成状況・計画状況等より、自己点検・評価(評定)をつけてください。評定は、以下の基準より判定してください。 *評定の基準* S:計画に基づいた活動が行われ、中期目標の達成度が極めて高い。 A:概ね計画に基づいた活動が行われており、中期目標もほぼ達成される見込みである。 B+:計画に基づいた活動や中期目標の達成がやや不十分であるが、今後の活動により一定の成果を見込むことができる。 B-:計画に基づいた活動や中期目標の達成が不十分であり、改善にむけた検討作業にも着手していない。 C:計画に基づいた活動をおこなっておらず、中期目標の達成は不可能である。 中期目標 中期目標の進捗状況【必須】 実績 根拠資料・データ等 予定 評定 【必須】 【7-1】 ①教育発達学科設置に伴う両校地にわた ①2009 年度横浜校舎 1、2、5 号館整備 る施設整備(2009~2011) が完了し、2011 年度白金校舎 13 号館 ①S 竣工し完了した。 ②横浜校地隣接公道払下げ(2009~20 ②2010 年度払い下げが完了した。 ②S ③2009 年度完了した。 ③S 10) ③白金校地大学院・GP室及びボランティ アセンター等施設整備(2009) ④横浜校地エコキャンパス化に伴い必要 ④「横浜キャンパスにおける環境問題 ④2012 年度は自立型エネルギー構 ④ となる施設整備(2010~2012) への新たな取組の実践について」との 築計画を遂行するための調査実施 -2010 年度答申<概要> 学長諮問に対する答申に基づき、横浜 し、2013 年度または 2014 年度より 地産地消について ④B+ 2 担当副学長を中心に環境委員会を発 6 ヵ年計画で段階的に施設整備を 1.2009年11月9日より、明治 足した。2009、2010 年度は施設整備 実施する予定。 学院消費生活協同組合の協力のもと、 に関連する事項は発生しなかったが、 現在のメニューの一部と新設のサラダ 2011 年度は、2011 年度答申に基づき、 バーを対象に、地産地消の取り組みを 平常時や災害時に利用できる自立型 開始した。今後、地産地消の拡大を図 エネルギー構築計画(太陽光による蓄 るためには、大学から明治学院消費生 電、井戸水と雨水を生活用水に利用す 活協同組合への、財政及び広報等の支 るもの)を立案した。 援が必要となるだろう。また、学生の 意識向上を図るためにも、地産地消の 取り組みに関して積極的に参加できる 仕組みをつくる必要があるだろう。 2.現在、環境学をテーマに開講して いる教員が、各学部や教養教育センタ ーに広く所属している。それらの教員 を中心に学部学科を超えた横断的なカ リキュラム編成を行い、広範で体系的 な環境学を学べる教育プログラムを構 築することが望ましい。 3.環境に関する取り組みを継続的に 行うため、拠点(研究所や事務部署等) の設置、または全学的な組織づくりを 推し進めることが望ましい。 -自立型エネルギー答申 2011.12.12 (2011 年度「横浜キャンパスにおける 自律型エネルギーの構築について」の 学長諮問に対して答申)<概要> 【通常時】 3 外部から供給されるエネルギーに、 太陽電池でエネルギーを創る「創エネ」 とエネルギーを蓄電池で蓄える「蓄エ ネ」を加えることで、電力の自給率を 高めながら電力を無駄なく有効利用 し、省エネでかつ二酸化炭素(CO2)排 出量の少ないエコロジーキャンパスを 実現する。 【非常時(停電時)】 「創エネ」と「蓄エネ」を最大限利 用しながら、避難拠点に重点的にエネ ルギーを供給し、学生等避難者の安全 を確保する。 ⑤ 記念館外装等整備(2009~2011) ⑤S ⑤2010 年度完了 【7-2】 ①女子寮の運用方針見直しに基づき必要と ①寮生を代表するフロアーリーダー ①今後も寮生の希望や意見を聴取 なる施設整備(大学の執行方針による) 9 名が中心となり、寮内共有施設のラ しながら、継続的に施設整備を実 ウンジで施設内に新たに整備された 施。 ①S 家電製品などを利用し、様々な交流活 動を行っている。(寮生ミーティング や寮生の集いを通じ、寮生の希望など 意見を取り入れ、ラウンジに家電製品 などを順次設置している) ②学生ニーズを収集するためのアンケート ②システム導入は実施しなかったが、 ②今後は、これらに加え、広く学生 システム導入(2009~2010) 学生団体の代表が出席して定例で開 の意見を拾い上げるようなアンケ かれる「4者ミーティング」や学生団 ートシステム導入を、関連部署と連 ②B+ 4 体のリーダーズキャンプ開催に先立 携を取りつつ検討する。 って作成される Q&A においてキャン パスアメニティに関する種々の要望 を聴取し、関係部署を中心とした会議 体で検討した。 ③横浜校地部室棟の空調化等施設整備 ③実施を見送った。 ③B ③2014 年以降度整備予定。 (大学執行方針による) ④横浜校地への心理学部1、2年生移転に ④混雑緩和対策として、2010 年に教 伴う施設整備(大学の執行方針による) 員ラウンジおよび学生 10 号館 1 階学 ④S 生ラウンジを増席した。2011 年に 8 号館 1 階にインターナショナルラウ ンジを整備した。 「2010 年度大学執行方針による」 ⑤横浜校地5号館の身障者用エレベーター ⑤2012 年 1 月に設計開始。 ⑤A ⑤2012 年 8 月工事着手 11 月に完成 予定 設置(大学の執行方針による) ⑥横浜校地直通専用バス計画実施(戸塚 ⑥2011 年度から戸塚駅東口公共ロー ⑥2012 年 10 月 15 日大学から戸塚 ⑥明治学院大学南門線急行便運行開始 駅西口再開発計画の動向による) タリーを使用できるか行政機関、バス 駅まで運行開始予定。 に伴う「特割回数券」の運用について 会社、大学の 3 者にて本学までの急行 ⑥B+ <江ノ島電鉄株式会社提出> バス運行について協議を行っている。 5 ⑦固定資産及び物品管理規程の見直し(2 ⑦2011 年度までに他大学の規程調査 ⑦2012 年度学内手続きを経て改 ⑦第 725 回常務理事会議題資料「学校 009) を行い、公認会計士確認のもと原案を 訂。 法人明治学院固定資産および物品管理 ⑦A 規程」(改定案)に関する件 作成した。 ⑧白金校地本館の各室冷暖房機内加湿機 ⑧2011 年度は、電力不足の影響によ ⑧2012 年度から段階的に計画を実 器の段階的更新(2010~2012) り実施を見合わせた。 施する。 ⑧A 【7-3】 ①2013 年度に OPAC(オンライン蔵 ①資料、備品は 2010 年 7 月 1 日付で 移管、8 月をもって移送を完了。資 書目録)を公開する。 料の配架、書庫整備は 2011 年 3 月 に完了し、5 月から公開。公開に先 立ち、2011 年 3 月、目録検索シス テム(サーバ)を仮想化、併せて新 システムの検討を開始。2012 年度、 新システム開発に着手。 ①「明治学院大学図書館 ②視聴覚機器を白金・横浜図書館共にAV ②ハイブリッド閲覧席は 2009 年 9 月 ②図書館ホームページ参照 パソコンへと更新し、映像・音声とWeb情報 に白金図書館2階に 19 席を設置し、 http://www.meijigakuin.ac.jp/libra のハイブリッドな利用環境の整備を実施 2010 年 9 月に横浜図書館 2 階に 37 席 ry/howto/ (2009) を設置。 ③館内のパソコンを検索・閲覧重視から学 ③2011 年 2 月新図書館新システム稼 ①日本近代音楽館からの資料の移管及び 配架と本学における検索方法の確立と公開 (2009~2012) 習可能なパソコンへ転換する 中期計画書 ①S 2010-2012」参照。システム開発:起案 書(12 明学大情セ-第 002 号) ③図書館ホームページ参照 働時に検索に加えて文書や表作成 http://www.meijigakuin.ac.jp/libra ソフト等の利用によるレポートが ry/howto ②A ③S 作成できる環境を提供、同時に蔵書 検索専用パソコンの設置とオンデ マンド印刷環境を提供。 6 ④大学構成員の教育研究成果物を電子的 ④2010 年 5 月の常務理事会で「明治 ④学部・学科発行の全紀要のリポ ④リポジトリは下記 URL で公開。 に蓄積及び公開する機関リポジトリの構築 学院大学機関リポジトリ運用規定」 ジトリ登録を完結するとともに、 http://repository.meijigakuin.ac.j 及び大学間共通検索システムへの参加 が承認され、半年間の試験公開を経 第二段階として、博士論文や科研 p/ (2009) て、2011 年度より本稼働した。大学 費報告書などの学内者の教育・研 間共通検索システムである JAIRO や 究成果物の登録に向け、検討を行 OAI に参加したことにより、月間ダ う。 ④S ウンロード数は増加傾向にある。 掲載コンテンツについては、第一段 階として、学部・学科発行の全紀要 のリポジトリ登録をめざしてきた が、投稿規程未整備などの理由によ り、すべての紀要の登録には至って いない。 2012 年 9 月現在の、学部・学科発行 紀要のリポジトリへの登録状況は次 のとおりである。 ・リポジトリ登録済 7誌 ・ 2012 年 度 刊 行 分 よ り 登 録 予 定 2 誌(仏文学科・教職課程) ・投稿規程整備中で未登録 1 誌 (法学部) ⑤図書館システムの更新による最先端の ⑤図書館システムの更新を 2011 年 2 ⑤MyLibrary は下記 URL から利用可能 サービスの提供(2009~) 月に実施し、オンラインで各種サービ https://mgopac.meijigakuin.ac.jp/m スが受けられる MyLibrary(個人向け yopac/ ⑤A Web 画面)を提供。 7 ⑥貴重書やコレクションによる博物館・美術 館等との連携 ⑥博物館・美術館を含めた学外機関と の連携を積極的に進める姿勢は維 ⑥今後、構想に含めて検討する事と ⑥C する。 持するものの、特定の機関と恒常的 な連携関係を構築することは困難 なため、計画を取り下げた。 ⑦保存書庫設置の計画及び立案とその実施 ⑦検討に留まった。 ⑦2014 年度、2015 年度に計画を ⑦B+ 実施する予定。 【7-4】 ①ТA制度の活用についてさらに検討を進 ①2012 年度は、次の学部で TA 制度を ①引き続き TA 制度の活用の検討を め、必要に応じて制度予算の在り方につい 活用。文学部 8 名、経済学部 4 名、社 進める。 ても検討する。 会学部 1 名、国際学部 7 名、心理学部 ①A 4 名、法科大学院 11 名 他学部では、導入されていない。 ②特別ТA制度を活用している学部・学科 ②2012 年度は、次の学部で特別 TA 制 ②引き続き特別 TA 制度の活用の検 においては、その特色を活かし今後も機能 度を活用。社会学部 2 名、法学部 20 討を進める。 するよう維持を図る。 名、心理学部 9 名。 ②A 他学部では、導入されていない。 ③RA制度の整備について、各学部・研究 ③RA 制度は、調査を含め準備不足の ③引き続き RA 制度の整備につい 科の必要性を調査した上で、制度設置へ向 ため導入せず。 て、検討を進める。 ③C けて検討を進める。 8 ④教学補佐制度等の見直しについては、各 ④2011 年度に教学補助職の見直しを ④引き続き教員の教育活動の円滑 学部の必要性を調査し、教員の教育活動の 行い、主任教学補佐制度を創設。 化と学生サービス向上に資する体 円滑化と学生サービス向上に資する体制と 2012 年度は、社会学部と法科大学院 制を検討する。 なるよう検討を進めていきたい。 で主任教学補佐を採用。 ④S 【7-5】 「明治学院大学研究倫理規準」 研究倫理に関する学内規程の整備をはか 「明治学院大学研究倫理委員会規程」 S る。 (2)改善方策 ☆上記の「進捗報告」において、中期目標に対し計画が進んでいない、または法令で定める条件に抵触するなどの問題が見られる場合は、「改善すべき事項」と、それに対する改善方策を検討し、 記載してください。特に、自己点検・評価で「評定B-」と「評定C」をつけた事項は必ず改善すべき事項にあげてください。 (項目は適宜増減してください。 ) 該当番号 改善すべき事項 内容 改善方策 改善計画 9 (3)中期目標に対する 4 年間の取り組みについての検証・評価 2009 年度に策定した評価項目ごとの中期目標について、次の視点を踏まえて総評を記載してください。その際、これまでの実績とともに,執筆以降見通しが明らかな事項を勘案し、達成年度まで の 4 年間の取り組みを検証してください。 ・計画そのものが適正であり、目標の達成に実効性があるかどうかについての検証・評価。 ・期間、予算、人員等、目標を達成するための実際的な計画が十分であったかどうかについての検証・評価。 ・目標と実施計画についての理解が組織内で共有されており、達成にむけての取組が活発かつ協力的であったかどうかについての検証・評価。 中期目標 期中の取り組みへの評価【必須】 【7-1】 ①教育発達学科設置に伴う両校地にわたる施 設整備(2009~2011) ①横浜校地では、計画実施に関して既存施設改修が前提条件のため、候補となる施設選定に時間を要した。 白金校地では、13 号館建設部材(チーク材)がタイ洪水の影響により、予定していた仕入れ場所と異なる場所から仕入れたため コスト高となった。概ね計画通り実行した。期間、予算、人員とも適切であった。 ②横浜校地隣接公道払下げ(2009~201 0) ③白金校地大学院・GP室及びボランティアセ ンター等施設整備(2009) ②2010 年度に払い下げが完了した。 計画は横浜市の予定に左右されるところだが予定通り実行できた。期間、予算、人員とも適切であった。 ③計画は、予定通り実行された。期間、予算、人員とも適切であった。 <大学院> 15 号館竣工に伴い一部の研究室が移動したことから、従前より大学院事務室から出されていた 7 号館研究室のゾーン化に関する 要望に対応し、改修を実施。予算措置がされていなかったが、大学院委員会による承認案件であり 2009 年度夏季休暇期間に実施。 <GP室> 2008 年度の大学開発計画委員会の諮問を受け、15 号館竣工に伴い空室となる 11 号館を有効利用すべく改修工事を実施し、 3~5 階にGP室(GPに採択された活動の拠点としている部屋:各階 2 室×3)を整備。 <ボランティアセンター> ボランティアセンターの充実に伴い、既存の事務室が狭隘となり拡充工事を 2009 年度夏季休暇期間に実施。 10 ④横浜校地エコキャンパス化に伴い必要とな ④2009 年度、 「横浜キャンパスにおける環境問題への新たな取組の実践について」との学長諮問に対する答申に基づき、横浜担当 る施設整備(2010~2012) 副学長を中心に環境委員会を発足した。2010 年度中は施設整備に関する取り組みはなかったが、2011 年度、同年度答申に基づい て、平常時や災害時に利用できる自立型エネルギー構築計画(太陽光によると蓄電、井戸水と雨水を生活用水に利用するもの)を 立案した。2012 年度は同計画を遂行するための調査実施し、2013 年度または 2014 年度より 6 ヵ年計画で整備する予定である。 災害時に教職員、学生、近隣住民の一時避難場所として利用することができ、大学の社会的責務を果たす意義もある。 以上により、目標に対する取り組みは適切であり、かつ十分であったと認識している。 ⑤記念館外装等整備(2009~2011) ⑤2010 年度に計画(内外装工事)を実施した。期間、予算、人員とも適切であった。 2009 年に(財)文化財建造物保存技術協会の協力のもとに実施した専門的調査結果に基づき実施計画を立案。 2010 年度に外壁・内装修理及び空調設備更新を実施した。なお、同工事に関する港区への報告も完了。 【7-2】 ①女子寮の運用方針見直しに基づき必要とな ①計画を遂行するにあたり、寮生同士のコミュニケーションを活性化させ、寮生が希望しかつ必要な施設整備を絞り込んだ結果、 る施設整備(大学の執行方針による) 整備した物品等が有効に活用されている。予算・人員は最小限で実現できた。 ②学生ニーズを収集するためのアンケートシス ②学生支援という観点からもキャンパスアメニティの充実は重要な課題である。アンケートシステム導入には至らなかったが、 テム導入(2009~2010) 学生の要望などは、4年毎に実施される私大連の学生生活実態調査を利用して把握(2010 年度秋に第 13 回学生生活実態調査を実 施済)、他に学生団体の代表が出席する定例会(4者ミーティング)や学生団体リーダーズキャンプ開催に先立って作成される Q&A において種々の要望を聴取する仕組みを整えた。今後は、これらに加え、さらに広く学生の意見を拾い上げるアンケートシステ ムを関連部署と連携をとりながら導入する。 ③横浜校地部室棟の空調化等施設整備(大学 ③横浜校舎が開校し、27 年が経過し空調システムに利用していた蒸気配管も劣化している。ボイラー方式から順次電気式に変更 執行方針による) を行っている。2011 年度は、震災のため電力不足となり年次計画を凍結した。2012 年度は、教育・研究施設を中心に整備を実施 した。部室棟の実施については、2014 年度以降の実施に向け計画を立案。学生生活向上のため単なる空調化に留まらず部室棟機 能の根本的な見直しも行う。 11 ④横浜校地への心理学部1、2年生移転に伴う ④計画は、概ね予定通り実行した。整備された施設は有効活用されている。期間、予算、人員とも適切であった。 施設整備(大学の執行方針による) ⑤横浜校地5号館の身障者用エレベーター設 ⑤2009 年に実施した大学自己点検・評価の「施設・設備面における障害者への配慮状況」において、管財部より指摘した車椅子 置(大学の執行方針による) 利用者の到達不可教室(横浜校舎で唯一となる5号館4階6教室)について、施設予算を投入し実施することで大学執行部の事 前承認を得て、2011 年度に計画を立案し 2012 年度に設置工事を実施する。 これにより横浜校舎では全ての教室に車椅子利用者が単独で到達することが可能となり、教務課の教室割りについても特別の 配慮が不要となり、授業担当者の希望通り(教室設置設備の制限がなく)に教室を設定できることとなる。 また、2012 年度計画実施にあたり、予算金額に対し大きく下回る業者見積もりが提示されたことから、予算金額の積算に対し ては十分な検証を行う体制整備を構築する必要がある。 ⑥横浜校地直通専用バス計画実施(戸塚駅西 ⑥2012 年 10 月 15 日より、大学から戸塚駅間の急行バス運行が決定した。今後は、戸塚駅から大学までの急行バス運行に向け協 口再開発計画の動向による) 議を行っていく。 ⑦固定資産及び物品管理規程の見直し(200 ⑦旧規程では、数万件に及ぶ物品について毎年度現物照合が必要であり、2011 年度はすべての物品を照合した。規程を 2 年から 9) 3 年ごとの現物照合とし、その対象を固定資産と限定した。これにより各部署の負担も軽減され、資産管理を正確なものとできる。 2011 年度に他大学の規程調査を行い、公認会計士確認のもと変更案を作成。2012 年度に常務理事会承認を得て改定。 ⑧白金校地本館の各室冷暖房機内加湿機器 ⑧2010 年度更新計画は概ね完了。2011 年度の東日本大震災の影響により、実施せず。2012 年度から段階的に実施。 の段階的更新(2010~2012) 【7-3】 ①日本近代音楽館からの資料の移管及び配架 ①約 50 万点に及ぶ資料の移管及び配架に先立って実施した施設整備(蔵書スペース改修や事務室改修など)は計画通りに完了。 と本学における検索方法の確立と公開(2009~ 資料の検索については、現行システムを仮想化することで安定稼働が図られた。資料の公開は当初の計画通りに再開し、2013 2012) 年度の OPAC(蔵書目録検索)公開計画を立案し、運営委員会の議を経て 2012 年度に新システムの開発に着手。 日本近代音楽館の存在価値が共有されたことで、計画の実施については関係部署と協働して進めた。 ②視聴覚機器を白金・横浜図書館共にAVパソ コンへと更新し、映像・音声とWeb情報のハイブ ②横浜校舎への設置は 1 年遅れとはなったものの目標は達成された。稼働率の高さから適正な計画であった。 リッドな利用環境の整備を実施(2009) 12 ③館内のパソコンを検索・閲覧重視から学習可 ③学生が学内で利用している実習室に準じた環境を提供した。導入後の稼働率の高さから適正な計画であったと判断できる。 能なパソコンへ転換する ④大学構成員の教育研究成果物を電子的に蓄 ④2010 年 5 月の常務理事会で「明治学院大学機関リポジトリ運用規定」が承認され、半年間の試験公開を経て、2011 年度より本 積及び公開する機関リポジトリの構築及び大学 稼働した。大学間共通検索システムである JAIRO や OAI に参加したことにより、月間ダウンロード数は増加傾向にある。 間共通検索システムへの参加(2009) 掲載コンテンツについては、第一段階として、学部・学科発行の全紀要のリポジトリ登録をめざしてきたが、投稿規程未整備 などの理由により、すべての紀要の登録には至っていない。 2012 年 9 月現在の、学部・学科発行紀要のリポジトリへの登録状況は、次のとおりである。 ・リポジトリ登録済 7誌 ・2012 年度刊行分より登録予定 2 誌(仏文学科・教職課程) ・投稿規程整備中で未登録 1 誌(法学部) 今後、喫緊の課題として、全紀要の登録を急ぎたい。 また、第二段階として、博士論文や科研費報告書などの学内者の教育・研究成果物の登録を検討中である。 ⑤図書館システムの更新による最先端のサー ⑤目標とした図書館の利用率向上に向けた個人向け Web サービス(MyLibrary)を開始した。 ビスの提供(2009~) 2011 年度の ILL(貸借・複写)利用件数は 27.6%アップ(1298 件/1016 件) 、2012 年度に開始した Web による購入希望受付数は 半年で 52.5%アップ(247 件/162 件)。 (年間では前年度比 3 倍のペース。247 件×2/162 件) 利用率向上の点からも取り組みは適切かつ十分であり効果も多であったといえる。 ⑥貴重書やコレクションによる博物館・美術館 ⑥目標設定を再検証し、今後の新構想に含めて検討する。 等との連携 ⑦保存書庫設置の計画及び立案とその実施 ⑦保存書庫用としてのみの新たな建物の建設や外部の土地確保は学内のコンセンサスが得られないため実現する可能性が低いこ とから、キャンパス全体の改善計画の中で、新たなスペースの確保の他に既存書庫の収納力改善も含めて検討することとした。 【7-4】 ①ТA制度の活用についてさらに検討を進め、 ①TA 制度については、法学部を除くすべての学部で活用されている。今後も、積極的に検討を進め、活用人数の増加を図る。 必要に応じて制度予算の在り方についても検討 また、履修学生の学習相談等を行うことで、教育効果を高めている。 する。 13 ②特別ТA制度を活用している学部・学科にお ②特別 TA 制度は、法学部で 20 名、心理学部で 9 名等の活用があり、その特色を活かしている。今後も、より機能するよう制度 いては、その特色を活かし今後も機能するよう の維持改善を図る。 維持を図る。 ③RA制度の整備について、各学部・研究科の ③現在、未導入である RA 制度については、学部等の必要性を確認し、制度設置に向けて検討を進める。 必要性を調査した上で、制度設置へ向けて検 討を進める。 ④教学補佐制度等の見直しについては、各学 ④教学補佐においては、その任期が 3 年であることから業務の継続性に支障が出ている。そのため、2011 年度に教学補佐制度等 部の必要性を調査し、教員の教育活動の円滑 を見直し、主任教学補佐制度を創設。2012 年度には複数の学部(社会学部、法科大学院)で主任教学補佐の採用を行った。また、 化と学生サービス向上に資する体制となるよう 助手においては改正された学校教育法等との整合性を図るべく、新しい助手職の整備も行い、新たな制度のもと、心理学部で採 検討を進めていきたい。 用が行われた。今後も、教員の教育活動の円滑化と学生サービス向上に資する体制の強化に努める。 【7-5】 研究倫理に関する学内規程の整備をはかる。 2010 年度に研究倫理に関する規程整備の検討を進め、 「明治学院大学研究倫理規準」の制定によって研究者が遵守すべき倫理規 準を示し(2011 年 4 月施行)、研究倫理規準を保持するため、 「明治学院大学研究倫理委員会規程」 (以下「倫理委員会規程」とい う。)を制定し、大学に研究倫理委員会を設置した(2011 年 4 月施行」) 。各学部等においても独自に研究倫理委員会を設けること ができるものとした。 倫理委員会規程では、各学部等に研究倫理委員会が設けられていない場合の措置として、公正研究委員会(公的研究費を受け た研究に関して、公正かつ適正な管理・運営および不正行為の防止を目的として設置されている)が、その任務を代行すること ができるものと規定した。 これらの規程整備がはかられたことにより、公的研究費による研究を含めて、本学において行われるすべての研究に対する研 究倫理に係る審査体制が整ったということができる。 【Ⅲ】2009 年度認証評価結果の指摘に対する対応状況 (1)助言を受けた事項(必須) ☆認証評価において指摘を受けた事項については、2013 年(平成 25 年)7 月までに大学基準協会へ提出する改善報告書で改善に向けた対応状況を報告する予定です。 14 評価項目 評価項目(内容) 指摘事項 対応状況 7-4 教育研究等を支 援する環境や条 件に対する整備 の適切性 提出された資料によると、文学部においては、研究活 動が不活発な教員が見受けられるので、組織的な改 善が望まれる。 (2010 年度) 以下の対応により、研究に関する関心を全学的に高める工夫 をはかった。 (1) 教員業績データベースへの所定の入力をもって教員研 究費の報告書に代える措置を講じた。 (2) 科研費説明会の回数を増やした。 教員業績データベース入力推進期間を設けた。 根拠資料・データ等 (2011 年度) 2011 年度文学部の科研費交付状況は継続分を含め4件とな り、増加傾向にある。 大学の研究促進策として、2010 年度に研究支援業務が一部 署に統括されたことから、 受託研究、外部機関の研究助成 や本学の研究費も含め、研究支援体制の見直しを検討してい るところである。 この数年間、夏期休暇前にも科研費応募説明会を実施してい る。2011 年度は 7 月 13 日および 9 月 27 日と 28 日の3日間 実施し、延べ 22 名の参加があった。 (2012 年度) 科研費交付状況は、昨年度と同程度の件数であったが、中で も新規応募者が増加し、採択率も 38.46%(2011 年度は 34.78%)と増加している。これは着任 3 年以内の教員に対 して積極的に応募を呼びかけたこと、また、応募書類作成に あたって、詳細にアドバイスを行ったことが奏功したものと 思われる。 (2)その他、改善が望まれる等の指摘を受けた事項(自由記述) ☆認証評価結果の「Ⅱ 該当 ページ 総評」で、 「改善が望ましい」 「検討の余地がある」等の指摘を受けた事項に対し、対応がされているものがありましたら、下記にご記述ください。 指摘事項 対応状況 15