...

議事録を開く

by user

on
Category: Documents
31

views

Report

Comments

Transcript

議事録を開く
平成 26 年度決算特別委員会(公営・準公営企業)平成 27 年 9 月~10 月-10 月 14 日-03 号
高野伸生委員
最後に、大阪港の渋滞対策についてお伺いいたします。
コスモスクエアの先ほどの地区のマンション群で、一時コンテナ車がマンションを取り巻い
て騒音あるいは長蛇の列、交通の通行の妨害、いろんな問題がありましたけれども、港湾局に
よってコンテナ車両待機場が国際フェリーターミナル前に整備され、一定の解消がされており
ます。そして、平成 25 年 10 月末には、咲洲の国際フェリーターミナルの、この先ほど申し上
げた待機場の完成に続き、今度は平成 27 年2月末に夢洲のコンテナターミナルの背後地の待機
場が完成いたしました。
これで順調に行くと思ったんですが、いわゆるコンテナターミナルのゲートのあけ閉めの時
間が、朝の8時半から 11 時半、それから昼の午後1時から夕方の4時半と時間制限でなってお
りまして、コンテナターミナルによって朝やお昼に一般の道路にコンテナ車の渋滞が続いて、
大いに通行の問題、交通安全対策が非常に危惧されているようであります。
特に平成 26 年度、去年ですね、道路渋滞が、特にゴールデンウイークとか年末年始を中心に、
阪神国際港湾株式会社が国土交通省のいわゆる国際戦略港湾競争力強化対策事業を活用して、
ゲートオープンの時間延長事業に取り組んでるんです。これは、早朝や昼休みの時間帯にゲー
ト処理を行ったコンテナ車1台について 2,000 円の業務委託料をコンテナターミナルを運営す
る事業者に支払うという仕組みでありまして、このゲートオープン時間延長事業では、渋滞対
策に取り組む大阪市も費用の4分の1を負担してるということらしいです。
そこで、この大阪港におけるゲートオープン時間延長事業の現在の実施状況と効果について
確認したいと思います。
川井田港湾局計画整備部振興担当課長兼経済戦略局観光部客船誘致担当課長
お答え申し上げ
ます。
ゲートオープン時間延長事業は、コンテナターミナルのゲートを閉鎖している朝7時 30 分か
ら8時 30 分までと、昼の 11 時半から午後1時までの時間帯にコンテナ車のゲート処理を行う
コンテナターミナルの運営事業者に対しまして業務委託するものでございまして、各運営事業
者はそれぞれのコンテナターミナルの状況に応じまして、みずからが効率的な時間帯を選んで
ゲートオープンする事業でございます。特に、休日が連続するゴールデンウイークや年末年始
では、コンテナターミナルにコンテナが滞留いたしますことから、その前後の期間にこの時間
延長事業を実施することによりまして、一般道路への負荷を軽減しようとするものでございま
す。
これまで平成 26 年度のゴールデンウイーク及び年末年始の前後の期間と平成 27 年度のゴー
ルデンウイークの前後の期間に実施いたしました。また今年度につきましては、9月のいわゆ
るシルバーウイーク対策としても実施しているところでございます。
本事業の実施状況でございますが、ゴールデンウイークでは、平成 26 年度は4月 21 日から
5月 31 日、平成 27 年度は4月 28 日から5月 22 日の間実施いたしました。この期間でコンテ
ナ車をゲート処理した実績といたしましては、平成 26 年度は 4,835 台、平成 27 年度は 4,723
台となってございます。
事業の実施によりまして、朝や昼の渋滞が軽減されるとともに、朝や昼の時間帯のゲート処
理台数が増加することによりまして、ゲート処理を残して夕方以降に待機場や一般道路に並ぶ
コンテナ車の台数は減少いたしました。
そのコンテナ車の台数でございますが、事業実施前の平成 25 年度では 5,101 台であったもの
に対しまして、平成 26 年度は 4,457 台、平成 27 年度は 2,369 台と減少いたしましたことから、
一般道路への負荷は軽減されたものと考えてございます。
年末年始でございますが、平成 26 年 12 月 22 日から平成 27 年1月 31 日の期間に実施いた
しまして、5,360 台のコンテナ車をゲート処理いたしました。ゴールデンウイークと同様に、ゲ
ート処理を残して夕方以降に待機場でありますとか一般道路に並んでいるコンテナ車の台数は、
事業実施前の平成 25 年度では1万 5,570 台であったのに対しまして、事業実施後は 8,063 台と
減少いたしましたことから、これもゴールデンウイーク同様に、一般道路への負荷は軽減され
たものと考えてございます。以上でございます。
高野伸生委員
委員長、資料の配付をお願いします。
多賀谷俊史委員長
高野委員より、質疑の参考に資するため資料の配付の申し出がありますの
で、これを許します。
高野伸生委員
2枚で1つの資料になっております。1枚目が咲洲地区C2から4、C9のコ
ンテナバースのところ、資料、渋滞状況です。2枚目は夢洲です。夢洲地区のC10 から 12、い
わゆる大きな3バースの背後の状況です。
いずれも年末年始で昼休みの時間帯でこの渋滞の列がどこまで続いたんかというのを知って
いただくために、ちょっとこの資料を出したんですけども、特に平成 25 年度、これ点々で書い
てあるのが 25 年ですね。黒線で書いてあるのが 26 年、こういうぐあいに減っていったという
ことなんです。
これ、ごらんになったらわかるように、咲洲なんかでもC4のこれ入るために、ゲートを閉
じるためにこの一般道、いわゆるポートタウンの北側のところですね、ずっとATCの前通っ
て、またこれややこしく1回右振って、右振ってというか、国際フェリーターミナルへ行くと、
またここで蛇のとぐろみたいにまた巻いてという、結局最後尾がATCの前のところまで来て
るんですね。4キロ、5キロの距離ですよ、これ。これまた現実に起こってたわけです。
夢洲のほうも、点々を見たらわかりますように、夢咲トンネルのところ1回ぐるりと巻いて、
とぐろみたいに巻いて、またこれ再度行ってるんですよね。こんなことが続いてたんですけれ
ども、特にひどかったのが、ポートタウンの北側のところ、3車線の道路なんですけれども、
1車線だけコンテナの渋滞ができてなくて、2車線コンテナがとまっておると。実際には一般
の車は1車線しか通れないというような事態が起こってました。
驚きましたけども、この渋滞列の説明と渋滞列が短くなった理由、ちょっと簡単に説明して
いただけますか。
川井田港湾局計画整備部振興担当課長兼経済戦略局観光部客船誘致担当課長
お答え申し上げ
ます。
お手元の資料1ページでございますが、咲洲地区の渋滞列の状況図でございます。図は先ほ
ど委員御紹介いただきましたように、年明けの一番渋滞列ができます午後1時ごろのものでご
ざいまして、ゲートオープン時間延長事業実施前と実施後の渋滞列を比較したものでございま
す。
図の右端と上部にございます白抜きの数字はコンテナターミナルを示しておりまして、コン
テナターミナルのC2からC4へ向かう渋滞列は、平成 26 年1月6日では、ポートタウンの北
側道路からATC前を通りまして、コスモスクエア地区のマンションの南側の道路に並びまし
て、またUターンして、ATC前の幹線道路まで達しておりました。渋滞の長さは約 4.4 キロ
メートルでございます。
実施後の平成 27 年1月5日では、渋滞列は約 1.5 キロメートルと 2.9 キロメートル減少いた
しておりまして、ゲートオープン時間延長事業の取り組みの結果であると考えてございます。
また、国際フェリーターミナルでありますとか、C9へ向かうコンテナ車につきましては、
コンテナの車両の待機場に収容されておりまして、この部分につきましては、一般道路での渋
滞は発生しておりませんでした。以上でございます。
高野伸生委員
もう1問あるんですけど、ちょっと飛ばします。もうこれで最後でちょっと要
望しておきたいと思うんですけど、渋滞の列は短くなってるんですが、これまたこのゲートの
時間もあいてる時間帯が変更したりしますと、またこれ同じようにあふれ出て、ややこしいこ
とになるんですよね。やっぱりこんなんも何かコスモスクエアの居住環境を悪くしてる大きな
一因で、さっき土地売れへんとか言うてたけど、やっぱりここに手挙げてくる人もこんなこと
を知ってて、何やこんなところ行ったってしゃあないわと今思ってるのかもわかりません。
私、きょう最後の要望として言いたいんですけどね、逆に何でこんな昼間に時間制限するの
かよくわからないんですよね。8時半から 11 時半、1時間半休んで、午後1時からというよう
なんですか。これ、今はもう世界のコンテナの港というのは激しい競争をやってまして、だか
らこそ国際港湾戦略というのがあるんでしょうけどね、上海、シンガポール、釜山見ても物す
ごい数ですわね。大阪や神戸の取扱量の5倍、6倍ですよ、扱ってる量は。何でやというたら、
やっぱり 24 時間フルゲートオープンしてるんですよ。これできない、関西は。量も少ないこと
もあるんですけども、やっぱりこの肝心なときにゲートをあけてもらわないと、こういうこと
が一般道路に負担をかけてくるわけですから。
こういうのは、やっぱりいろんな港湾の組織があろうかと思います、団体もあろうかと思い
ます。この長年のこういった港湾行政をもう一回権利から見直していただいて、本当に国際戦
略港湾というんであれば、こういった問題--ハード面はいろいろ整備されております。夢洲
のC12 の延伸部分の整備とか、また主航路、16 メートルの大水深いうてこれ確保するのに工事
したり、これはやっていらっしゃると思いますけど、ソフト面、これがやっぱりまだちゃんと
しっかり協議できてないということに大きな問題があると思いますので、今後こういった検討
をしていただきますことをお願い申し上げまして、私の質疑を終わらせていただきます。
多賀谷俊史委員長
高野委員の質疑は以上で終了いたしました。
Fly UP