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学校法人 八戸工業大学

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学校法人 八戸工業大学
地域産業分野
受賞者
学校法人
【代
表】
理事長
【住
所】
八戸市大字妙字大開88−1
【設
立】
昭和31年
2先
八戸工業大学
谷利通
【推薦理由】
当法人は、八戸市立市民病院と連携して移動型緊急手術室を開発している。従来の車両は
非常に高額であり、加えて災害等における道路破損時や山間部等不整地での走行が困難であ
った。現在開発中の移動型緊急手術室は、普通自動車運転免許証での牽引を行うため、エン
ジン等の動力を必要とせず低コストであり、小型で重量が軽いため、不整地等における走破
性も高いものである。
機動性の高い移動型緊急手術室は国内初であり、1人でも多くの人命を救いその社会復帰
率を向上させることに寄与するとともに、県内の自動車関連企業や医療機器メーカー等との
連携により、青森県発の事業として産業の発展も見込まれる取り組みは高く評価される。
【事業概要】
昭和31年に設立された八戸高等電波学校を設立母体とし、現在1大学・2高校・1幼稚
園を経営する、県内トップクラスの学生等総数約3,000人を擁する学校法人。
傘下の八戸工業大学は昭和47年の開学以来、卒業生約1万7千人を送り出し、八戸市を
中心に県内の工業発展に貢献している。また、オリンピック選手を輩出する運動部を擁する
八戸工業大学第一高校、美術コースを持ち県内屈指の私立進学高校である同第二高校、さく
ら幼稚園を含め、スポーツ・学業・芸術面で地域の青少年健全育成に貢献している。
【同大学の活動】
工学部と感性デザイン学部からなり、学生数約1,200余名を擁する私立大学。大学の
高度な技術者教育プログラムを証明するJABEE認定を東北最多の工学部全学科5コー
スで取得し、全国でも高い評価を受けている。「移動型緊急手術室」は藤田学長のリーダー
シップのもと大学の部局を超えたプロジェクト研究の成果である。東日本大震災発生直後に
は「防災技術社会システム研究センター」を設立。地域の津波予測図作成等、防災関連情報
を継続して発信し、防災・減災と復興の知の拠点として地域貢献に積極的に取り組んでいる。
以上
ハード工業
【代
表】
代表取締役
山形
【住
所】
八戸市
【業
種】
機械部品修理・再生
有限会社
琢一
【推薦理由】
東北大学・岩手大学と連携し、携帯電話や時計、電子機器の部品材料等に使われる「微
細合金粉末(直径 0.01 ミリ前後)
」の世界初の製法を開発。現在主力の製法と同等の品質
を維持したまま、初期投資は約 10 分の 1 で済み、運転費用は1∼2割程度の削減が期待で
きる。また、この方法を用い「アモルファス合金」の微細粉末を製造する技術の開発にも
成功。アモルファス合金の微細粉末は、通常の合金粉末よりエネルギーロスが少なく、強
度、軽量性等の面で優れており、スマートフォンやノートパソコンに不可欠な部品で、自
動車産業からも新材料として注目を集め、今後の需要拡大が見込まれている。
現在はこの微細合金粉末の製造装置に改良を施し、実用化を目指している。地場産業の
振興への大きな芽となる可能性を持っている新製法開発に取り組んでいる点について高く
評価される。
【事業概要】
平成3年、階上町で創業。平成6年、八戸市是川に工場(現・是川工場)を建設し、会
社を移転、平成11年に工場を増築した。平成15年には同市沼館においても操業を開始、
2工場体制となり、現在に至る。
溶射加工、機械加工、電動機修理の3部門を展開。各部門の技術を駆使し地域の素材産
業工場の摩耗した機械部品の再生を行っている。24時間体制による最短のダウンタイム
での修理が可能。生産への影響を最低限に留める対応を行っている。
以上
地域貢献分野
受賞者
3先
特定非営利活動法人 空・山・川・海・大地を愛する会
【代
表】
代表理事
金子
【住
所】
七戸町
【創
業】
平成17年12月
春雄
【推薦理由】
平成23年度より国指定登録有形文化財「南部曲屋育成厩舎」並びに「馬頭観音」の保
存事業に取り組んでいる法人。当文化財は「㈲金子ファーム(代表取締役金子春雄、当法
人理事長」の敷地内に存在し、当法人が借受ける形で保存事業を行っている。登録有形文
化財・重要文化財・国宝をみても、
「南部曲屋育成厩舎」は軽種馬育成厩舎として唯一の建
造物。馬頭観音には第五十九銀行七戸支店が奉納した絵画も祀られている。この文化財を
後世に残すため、修復し、馬を育成し、当時の様子を再現して一般公開しようとする取り
組みは高く評価される。
【活動の歩み】
「南部曲屋育成厩舎」は個人所有で未公開かつ著しく老朽化しており、倒壊の懸念すらあ
ったが、地域文化の普及・啓蒙を図る事業の一環として修復の上、保存・活用に取り組む
こととした。修復にあたっては、文化庁・県・七戸町への許認可等の手続きのほか、想定
を超える多額の費用等様々な課題があったものの、関係者の協力や、
「むつ・小川原地域・
産業振興プロジェクト支援事業」への採択による修復費用補助等が後押しとなり、無事修
復工事を完了した。
【今後の活動】
当施設には「南部曲屋育成厩舎」並びに「馬頭観音」のほか、「東久邇宮稔彦王
来訪記
念の石碑」等歴史的建造物も数多く存在する。七戸町は、古くから馬産地として全国的に
有名な土地であり、その歴史は奈良時代に遡ると言われている。現在でも「願いかなう絵
馬の町」として多くの観光客が訪れ、道の駅しちのへでは七戸産名馬の銅像も飾られてい
る等、馬産地としての歴史を感じさせる町である。今後は当施設を地域の新観光スポット
として、情報発信を継続していく方針である。
以上
むつ地区ボート協会
【代
表】
会長
柴田
文彦
【住
所】
むつ市
【設
立】
昭和42年9月
【推薦理由】
平成11年から「まさかりレガッタ」を主催している協会。
「まさかりレガッタ」の運営
は約50名の協会員、むつ市内3高校(田名部高、大湊高、むつ工高)のボート部員48
名、その指導教員10名と総勢100余名のボランティアにより支えられている。
その活動は大会当日にとどまらず、年間を通じてのボートコース周辺の河川清掃、協会
所有艇の整備保管、大会前2ヶ月間にわたる休日の漕艇指導、大会で使用する駐車場の確
保整備等々多岐に渡る。大会スタッフのこの情熱と努力が多くの市民に認知され愛されて
おり、大会を通じた環境保護、地域活性化に大きく貢献している。
【まさかりレガッタ】
今年で15回目を迎えた市民参加型ボート競技大会。むつ地区は過去にオリンピック選
手を2名輩出していることもあり、この大会は「ボート競技の普及を通じた地域活性化」
を開催の目的・理念としている。参加チームは第1回大会の8チームから今年の96チー
ムと15年間で10倍以上の規模に発展している。「多数の市民が参加し、新田名部川ボ
ートコースをあふれるばかりの人で埋め尽くす」という当初の目標はほぼ達成、現在の課
題は「継続のシステムづくり」である。
【その他協会事業】(平成25年度)
協力:県内大会助成
・ 県春季ボート選手権大会
平成25年
5月
4日(土)∼5日(日)
・ 県高校総体
平成25年
6月
1日(土)∼2日(日)
・ 国体青森県選考会
平成25年
7月
6日(土)∼7日(日)
・ 県秋季ボート選手権大会
平成25年
8月31日(土)∼1日(日)
・ マシンローイング大会
平成25年11月
3日(日)
等
以上
青森商工会議所
【代
表】
会頭
林
光男
【住
所】
青森市橋本2丁目2−17
【設
立】
明治26年10月24日
【推薦理由】
東北新幹線新青森開業を契機とする観光振興に、林会頭のもと、行政、団体・企業等と
の官民連携により先導的な取組を実施。新鮮な魚介類を地域資源と位置付けた「のっけ丼」
、
「寿司クーポン」、「帆立小屋」等、持続可能な採算性を備えたサービスを創造し、全国へ
発信、地域の一体感醸成と誘客促進を行った。なかでも「のっけ丼」は、年間10万人以
上が来場する新名所となる等大きな成果を挙げている。これらの取り組みが評価され、日
本商工会議所の平成25年度「全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞」において、最高
賞の大賞を受賞。地域資源を生かした観光振興への様々な取組を通じ、地域活性化に大き
く貢献をしている。
また、青函連携事業として、青森市内へ函館屋台村のテナント3店舗が出店し、食べ歩
きスタンプラリーを行う「あどはだり in パサージュ」
(平成23年実施)や、
「函館大門バ
ルへの参加」
(平成24年実施)を企画する等、様々な取り組みを行っている。
【事業概要】
「商工会議所法」に基づき、事業経営者を中心とした会員組織で運営される地域総合経
済団体で、会員の希望や意見を元に商工業、特に中小企業の改善や地域社会の発展に役立
つ建議・要望をはじめ、地域経済振興と社会福祉の増進のため広範な活動を行っている。
以上
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