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許可申請の手引き(PDF:6923KB)
屋外広告物許可申請の手引き (平成24年1月施行) 橿原市 - 目次 - 1. はじめに ....................................................................... 1 2. 屋外広告物とは ................................................................. 1 3. 禁止広告物 ..................................................................... 2 4. 禁止物件 ....................................................................... 2 5. 規制区域 ....................................................................... 3 (1) 禁止地域 ..................................................................... 3 (2) 許可地域 ..................................................................... 3 (3) 景観保全型広告整備地区 ....................................................... 3 (4) 屋外広告物規制区域 ........................................................... 4 6. 許可基準 ....................................................................... 6 (1) 一般基準 ..................................................................... 6 (2) 屋上広告物、突出広告物、壁面広告物、広告塔・広告板の許可基準 ................. 8 (3) 屋上広告物、突出広告物、壁面広告物、広告塔・広告板以外の許可基準 ............ 18 7. 適用除外 ...................................................................... 22 (1) 適用除外の屋外広告物 ........................................................ 22 (2) 道標、自家用広告物、自己管理地広告物の適用除外の基準 ........................ 23 8. 許可申請等の手続き ............................................................ 24 (1) 許可申請等の手続き .......................................................... 24 (2) 他法令により手続きが必要な場合 .............................................. 25 (3) 許可申請必要書類 ............................................................ 26 (4) 屋外広告物審査手数料と許可期間 .............................................. 27 9. その他の注意事項 .............................................................. 28 (1) 許可の表示 .................................................................. 28 (2) 管理義務 .................................................................... 28 (3) 除却義務 .................................................................... 28 (4) 罰則の適用 .................................................................. 28 10. 屋外広告業者登録制・業務主任者の選任義務 .................................... 28 (1) 屋外広告業者登録制度 ........................................................ 28 (2) 業務主任者の選任義務 ........................................................ 28 1.はじめに 情報化時代の今日、宣伝の一役を担う屋外広告物はますます多様化、活発化する傾向にあ ります。しかし、屋外広告物が無秩序に氾濫すると良好な景観が損なわれるおそれがありま す。また、著しく老朽化したり、管理が適正になされていない広告物は私たちに危害を及ぼ すこともあります。 これらを防止するため、橿原市では、屋外広告物法に基づき、 「橿原市屋外広告物条例」を 定め、屋外広告物について必要な規制を行っています。 この「屋外広告物許可申請の手引き」は、これから屋外広告物を掲出しようとする方はも とより、ひろく市民のみなさんに、条例に基づく屋外広告物の正しい掲出について理解して いただくため、規制の範囲や許可の基準などを簡潔にまとめたものです。 橿原市は、藤原宮跡・大和三山等を有する歴史的風土に恵まれ、国内外の人々から親しま れている土地柄です。そのため、歴史的景観と自然景観の保全とともに、良好な都市景観の 創造に努めているところです。 橿原市をより美しく、安全で住みやすくするため、みなさんの一層のご協力をお願いしま す。 2.屋外広告物とは 屋外広告物とは、営利・非営利の目的を問わず、以下の要件を満たすもので、屋外広告物 法に基づく広告物のことを指します。 ① 常時又は一定の期間継続して表示されるもの ② 屋外で表示される(建築物の外側にある)もの ③ 公衆に表示されるもの ④ 看板、立看板、はり紙及びはり札並びに広告塔、広告板、建物その他の工作物等に掲出 され、又は表示されたもの並びにこれらに類するもの なお、設置場所や設置方法により屋上広告物、壁面広告物などの種類に分かれ、概ね以下 の通り整理されます。 屋上広告物 気球広告物 大 売出 突出広告物 広告塔 し 広告板 壁面広告物 1 3.禁止広告物 以下の広告物は、どのような場合にも表示・設置することはできません。 ・ 形状、面積、色彩、意匠その他表示方法が著しく良好な景観又は風致を害するおそれの あるもの ・ 公衆に対して危害を及ぼすおそれのあるもの 4.禁止物件 次の物件には屋外広告物の表示・設置が禁止されています。 ●屋外広告物の表示・設置ができない物件 ・ 橋りょう、トンネル、高架構造物、分離帯 ・ 街路樹、路傍樹、植樹帯 ・ 郵便ポスト、公衆電話ボックス、公衆便所、道路標識、道路反射鏡、道路上のさく、 駒止、信号機 ・ 銅像、記念碑 ・ 景観重要建造物、景観重要樹木(景観法の規定により指定されたもの) ・ 建造物(文化財保護法、奈良県文化財保護条例、橿原市文化財保護条例の規定により指 定されたもの) ・ 石垣、よう壁 ・ 火災報知機、消火栓、火の見やぐら ・ 送電塔、送受信塔、照明塔 ●屋外広告物のうち、はり紙、はり札、立看板の表示ができない物件 ・ 電柱、街灯柱その他これらに類するもの はり紙 はり札 2 立看板 5.規制区域 (1)禁止地域 次の地域や場所には、原則として屋外広告物の表示・設置はできません。 ●文化財保護法により指定された地域 ・国宝又は重要文化財の建造物の周囲 50m以内 ・特別史跡名勝天然記念物、史跡名勝天然記念物(仮指定を含む) ・特別史跡、特別天然記念物の周囲 100m以内 ●奈良県文化財保護条例により指定された地域 ・県指定史跡名勝天然記念物 ●橿原市文化財保護条例により指定された地域 ●歴史的風土保存区域 ●第一種低層住居専用地域 ●風致地区 ●伝統的建造物群保存地区 ●風致保安林の周囲 100m以内 ●陵・墓地・火葬場 ●都市公園 ●官公署、学校、図書館、公民館、博物館、美術館、体育館の建物及び敷地 ●展望規制地域:近畿日本鉄道大阪線(八木駅から大福駅までの区間)の両側 100m以内 (商業地域、近隣商業地域を除く) ●広域幹線沿道区域として定める路線(中和幹線)の信号機のある交差点の路端から 30m 以内(※5 ページを参照) (2)許可地域 禁止地域を除く地域や場所に屋外広告物を表示・設置する場合には、許可申請を行い、橿 原市長の許可を得る必要があります。 なお、市域は「橿原市景観計画」のエリアをふまえ、7つのエリアに区分されています。 各エリアの広告物の表示に係る許可基準は「6.許可基準」で説明します。 (3)景観保全型広告整備地区 京奈和自動車道、大和高田バイパスの高架部の路端から 200m以内の地域を指します。 許可地域の許可基準に加えて、地上から高さ 10mを超えた位置に掲出することを禁止して います。詳しくは、「6.許可基準」で説明します。 3 (4)屋外広告物規制区域 禁止地域、許可地域、景観保全型広告整備地区の区域は、下図のとおりです。 図中の禁止地域は、主なものの概ねの位置を示しており、具体的な場所は以下の通りです。 ●文化財保護法により指定された地域 ●伝統的建造物群保存地区 ・国宝又は重要文化財の建造物の周囲 50m以内 ●風致保安林の周囲 100m以内 ・特別史跡名勝天然記念物、史跡名勝天然記念物(仮指定を含む) ●陵・墓地・火葬場 ・特別史跡、特別天然記念物の周囲 100m以内 ●都市公園 ●奈良県文化財保護条例により指定された地域 ●官公署、学校、図書館、公民館、博物館、美術館、体育館の建 ・県指定史跡名勝天然記念物 物及び敷地 ●橿原市文化財保護条例により指定された地域 ●近畿日本鉄道大阪線(八木駅から大福駅までの区間)の両側 ●歴史的風土保存区域 100m以内(商業地域、近隣商業地域を除く) ●第一種低層住居専用地域 ●広域幹線沿道区域として定める路線(中和幹線)の信号機のあ ●風致地区 る交差点の路端から 30m以内 4 ※「広域幹線沿道区域として定める路線の信号機のある交差点の路端から 30m以内」の考え方 (奈良県資料より引用) 広域幹線沿道区域として定める路線(中和幹線)の信号機を有する交差点の①中心から幹 線道路の中心線に沿ってそれぞれ③30mに幹線道路と交差する②道路の幅員の2分の1を加 えた距離だけ離れた④点において幹線道路の中心線に⑤垂直に引いた線の内側の区域であっ て、幹線道路の⑥道路敷地の両端から 30m以内のもの(道路区域を除く。) ①一般的な交差点の場合 ②幹線道路に道路が斜めに交差する場合 5 6.許可基準 許可地域での屋外広告物の表示・設置に係る許可基準は以下のとおりです。 (1)一般基準 ①美観上の基準 ・広告物は、周辺環境と調和し、歴史的景観と自然景観を害さないものであること。 ・照明に関する基準(表1)に適合するものであること。 ・色彩に関する基準(表2)に適合するものであること。 ②危害防止上の基準 ・容易に腐朽し、破損しない構造であること。 ・風、雪、振動等により倒壊又は落下しないよう堅固に設置するものであること。 ・信号機、道路標識の効用を妨げないものであること。 ・一般交通の用に供する道路上に設置しないこと。 表1 照明に関する基準 エリア 許可基準 ・商業業務地エリア ・照明の色は淡色または白色 ・沿道市街地エリア ・点滅速度をゆるやかにすること ・大和三山眺望景観保全地区(第 2 種) ・可動式(回転灯、照射する光が動くもの)は禁止 ・田園・住宅地エリア ・照明の色は淡色または白色 ・専用住宅地エリア ・点滅、可動式(回転灯、照射する光が動くもの) ・自然風致保全エリア は禁止 ・大和三山眺望景観保全地区(第 1 種) 表2 色彩に関する基準 項目 許可基準 地色(背景・基調となる色彩) ・R(赤)・YR(黄赤) ・Y(黄)系:彩度 10 以下 ・その他の色相:彩度8以下 ・R(赤)・YR(黄赤) ・Y(黄)系:彩度 12 以下 地色以外(文字・図柄等) ・RP(赤紫)系:彩度 10 以下 ・その他の色相:彩度8以下 ※基準を超える彩度の色彩の使用は 30%以下とする。 ■地色と地色以外の色彩のイメージ ●●株式会社 地色以外 6 地色 ■色彩の許可基準のイメージ R系 (5R) YR 系 (5YR) G系 (5G) BG 系 (5BG) P系 (5P) RP 系 (5RP) Y系 (5Y) GY 系 (5GY) B系 (5B) PB 系 (5PB) 地色として使用可能な色彩 地色以外として使用可能な色彩 7 (2)屋上広告物、突出広告物、壁面広告物、広告塔・広告板の許可基準 屋上広告物、突出広告物、壁面広告物、広告塔・広告板については、許可地域の7つのエ リア別に許可基準が定められています。 ①許可地域 商業業務地エリア 種類 項目 許可基準 ・高度地区の上限以下 上端高さ 屋上広告物 ・景観保全型広告整備地区に掲出する場合: 10m以下 広告物の高さ ・建築物の高さの 1/4 以下 総表示面積 ・50 ㎡以下 設置個数 ・1個/棟 下端高さ ・車道上 4.5m以上、歩道上 2.5m以上 ・高度地区の上限以下 上端高さ ・景観保全型広告整備地区に掲出する場合: 10m以下 突出広告物 広告物の高さ 突出幅 ・建築物の高さの 2/3 以下 ・壁面から1m以下かつ敷地境界から 0.6m以下 ※敷地境界より外側に突き出る場合に適用 1壁面の設置数 ・2個以下 総表示面積 ・10 ㎡以下 ・高度地区の上限以下 上端高さ 壁面広告物 ・景観保全型広告整備地区に掲出する場合: 10m以下 1壁面の設置数 ・3個以下 1壁面の表示面積 ・60 ㎡以下かつ壁面の 1/3 以下 1広告物の表示面積 ・20 ㎡以下 広告塔 上端高さ ・10m以下 広告板 表示面積 ・1面あたり 20 ㎡以下かつ敷地内の合計 30 ㎡以下 8 ■許可基準のイメージ ■景観保全型広告整備地区での許可基準のイメージ ※上記の基準に 10m以下の高さ制限が追加 9 ②許可地域 沿道市街地エリア 種類 項目 許可基準 【第一種・第二種住居地域、準住居地域】 ・高度地区の上限以下 【近隣商業地域、準工業地域、工業地域】 ・建築物の高さが 15m以上の場合: 上端高さ 高度地区の上限以下 ・建築物の高さが 15m未満の場合: 屋上広告物 高度地区の上限以下かつ 20m以下 ・景観保全型広告整備地区に掲出する場合: 10m以下 広告物の高さ ・建築物の高さの 1/2 以下 総表示面積 ・100 ㎡以下 設置個数 ・1個/棟 下端高さ ・車道上 4.5m以上、歩道上 2.5m以上 ・高度地区の上限以下 上端高さ ・景観保全型広告整備地区に掲出する場合: 10m以下 突出広告物 広告物の高さ 突出幅 ・建築物の高さの 2/3 以下 ・壁面から1m以下かつ敷地境界から 0.6m以下 ※敷地境界より外側に突き出る場合に適用 1壁面の設置数 ・2個以下 総表示面積 ・10 ㎡以下 ・高度地区の上限以下 上端高さ 壁面広告物 ・景観保全型広告整備地区に掲出する場合: 10m以下 1壁面の設置数 ・3個以下 1壁面の表示面積 ・60 ㎡以下かつ壁面の 1/3 以下 1広告物の表示面積 ・20 ㎡以下 ・鉄骨造の場合:15m以下 広告塔 上端高さ 広告板 ・木造の場合:10m以下 ・景観保全型広告整備地区に掲出する場合: (材質に係らず)10m以下 表示面積 ・1面あたり 20 ㎡以下かつ敷地内の合計 50 ㎡以下 10 ■許可基準のイメージ ■景観保全型広告整備地区での許可基準のイメージ ※上記の基準に 10m以下の高さ制限が追加 11 ③許可地域 田園・住宅地エリア 種類 項目 許可基準 ・高度地区の上限以下かつ 15m以下 上端高さ 屋上広告物 突出広告物 ・景観保全型広告整備地区に掲出する場合: 10m以下 広告物の高さ ・建築物の高さの 1/2 以下 総表示面積 ・20 ㎡以下 設置個数 ・1個/棟 下端高さ ・車道上 4.5m以上、歩道上 2.5m以上 上端高さ ・10m 以下 広告物の高さ ・建築物の高さの 1/2 以下 突出幅 ・壁面から 0.8m以下かつ敷地境界から 0.6m以下 ※敷地境界より外側に突き出る場合に適用 1壁面の設置数 ・1 個以下 総表示面積 ・5 ㎡以下 ・15m以下 上端高さ 壁面広告物 ・景観保全型広告整備地区に掲出する場合: 10m以下 1壁面の設置数 ・2 個以下 1壁面の表示面積 ・30 ㎡以下かつ壁面の 1/3 以下 1広告物の表示面積 ・15 ㎡以下 広告塔 上端高さ ・10m以下 広告板 表示面積 ・1 面あたり 20 ㎡以下かつ敷地内の合計 30 ㎡以下 12 ■許可基準のイメージ ■景観保全型広告整備地区での許可基準のイメージ ※上記の基準に 10m以下の高さ制限が追加 13 ④許可地域 専用住宅地エリア 種類 屋上広告物 突出広告物 壁面広告物 広告塔 広告板 項目 上端高さ 1壁面の設置数 1壁面の表示面積 1広告物の表示面積 上端高さ 表示面積 許可基準 ・設置禁止 ・設置禁止 ・10m以下 ・2個以下 ・30 ㎡以下かつ壁面の 1/3 以下 ・15 ㎡以下 ・4m以下(広告塔は設置禁止) ・敷地内の合計 10 ㎡以下 ■許可基準のイメージ ⑤許可地域 自然風致保全エリア 種類 屋上広告物 突出広告物 項目 上端高さ 1壁面の設置数 壁面広告物 1壁面の表示面積 1広告物の表示面積 広告塔・広告板 許可基準 ・設置禁止 ・設置禁止 ・10m以下 ・2個以下 ・30 ㎡以下かつ壁面の 1/3 以下 ・15 ㎡以下 ・設置禁止 ■許可基準のイメージ 14 ⑥大和三山眺望景観保全地区(第 1 種) 種類 項目 許可基準 屋上広告物 ・設置禁止 突出広告物 ・設置禁止 壁面広告物 上端高さ ・10m以下 1壁面の設置数 ・2個以下 1壁面の表示面積 ・30 ㎡以下かつ壁面の 1/3 以下 1広告物の表示面積 ・15 ㎡以下 広告塔・広告板 ・設置禁止 ■許可基準のイメージ 15 ⑦大和三山眺望景観保全地区(第 2 種) 種類 項目 許可基準 【第一種住居地域】 ・高度地区の上限以下 【上記以外】 ・建築物の高さが 15m以上の場合: 上端高さ 高度地区の上限以下 ・建築物の高さが 15m未満の場合: 屋上広告物 高度地区の上限以下かつ 20m以下 ・景観保全型広告整備地区に掲出する場合 10m以下 広告物の高さ ・建築物の高さの 1/2 以下 総表示面積 ・50 ㎡以下 設置個数 ・1個/棟 下端高さ ・車道上 4.5m以上、歩道上 2.5m以上 ・高度地区の上限以下 上端高さ ・景観保全型広告整備地区に掲出する場合 10m以下 突出広告物 広告物の高さ 突出幅 ・建築物の高さの 2/3 以下 ・壁面から1m以下かつ敷地境界から 0.6m以下 ※敷地境界より外側に突き出る場合に適用 1壁面の設置数 ・2個以下 総表示面積 ・10 ㎡以下 ・高度地区の上限以下 上端高さ 壁面広告物 ・景観保全型広告整備地区に掲出する場合 10m以下 1壁面の設置数 ・3個以下 1壁面の表示面積 ・60 ㎡以下かつ壁面の 1/3 以下 1広告物の表示面積 ・20 ㎡以下 広告塔 上端高さ ・10m以下 広告板 表示面積 ・1面あたり 20 ㎡以下かつ敷地内の合計 30 ㎡以下 16 ■許可基準のイメージ ■景観保全型広告整備地区での許可基準のイメージ ※上記の基準に 10m以下の高さ制限が追加 17 (3)屋上広告物、突出広告物、壁面広告物、広告塔・広告板以外の許可基準 ①へい、かき広告物 ・1個あたり 20 ㎡以下 ・へい等の1面あたり3個以下 ・へい等の1面あたり 60 ㎡以下、かつ1面の面積の 1/3 以下 ・広告物の上端はへい等の上端を超えないこと ・古い土べいには掲げないこと W W a A 広 c b 告 広 告 広 ① 告 広 ③ ② 告 A面 広 告 広 A 告 B面 ■各面の合計面積(a+b+c 又は①+②+③)が60㎡以下で A×W× 1 以下 3 ※a、b、c、①、②、③は各々20㎡を超えないこと ②アーチ広告物 ・下端高さ 4.5m以上 ・アーチ上部には、地名、商店街名等公共的な名称のみ表示 ・上記以外の広告物は、下部の柱部にのみ掲出可 広 告 4.5m以上 GL 18 ③広告幕 a.懸垂幕 ・幅 1.2m以下 ・広告物高さ 10m以下 ・上端高さは、許可地域各エリアの壁面広告物の基準に準じる ・幕の外周には、風圧に耐えられる太さのロープを入れること 広告 懸垂幕 10m以下 1.2m以下 b.横断幕 ・繁華街においてのみ掲げること ・幕の外周には、風圧に耐えられる太さのロープを入れること c.旗・のぼり等 ・祭日、縁日、臨時興業、大売り出しのほか、商店街の慣例として認められている場合に 限る ④気球広告物 ・気球の直径3m以下 直径3m以下 ・地上から気球上端までの高さ 45m以下 ・広告物の長さ 15m以下、幅 1.5m以下 ・掲出中に電線、煙突、建築物等に触れないこと ・広告面にネットを使用のこと ・風速5m以上の時は掲揚しないこと ・気球に補助綱があること 広 告 1.5m以下 45m以下 15m以下 GL 19 ⑤電柱広告物 a.突出広告 ・下端高さ 4.5m以上 ・広告物高さ 1.2m以下 ・幅 0.5m以下 ・道路中心線に向けて取り付けないこと b.巻付広告 ・下端高さ 1.8m以上 ・広告物高さ 1.8m以下 ※突出・巻付は電柱一本にそれぞれ1個 突出広告 1.2m以下 巻付広告 1.8m以下 0.5m以下 1.8m以上 4.5m以上 民有地 道路(歩道) GL 20 0.9m以下 ⑥立看板 ・広告物高さ 1.8m以下 ・下端高さ 0.5m以下 ・幅 0.9m以下 1.8m以下 0.5m以下 ⑦はり札 ・1 枚あたりの面積 0.5 ㎡以下 1枚0.5㎡以下 ⑧はり紙 ・1 枚あたりの面積1㎡未満(掲示板等に掲出する場合を除く) ※新聞紙に墨書き又は絵の具書きしたものは掲出しないこと 1枚1.0㎡未満 ※掲示板等に掲出する 場合はこの限りでな い 21 7.適用除外 自家用広告物などについて、条例の規定の一部の適用を除外して、一般の広告物より規制 の基準を緩和している場合があります。 そのため、禁止地域・禁止物件であっても、広告物を掲出できる場合がありますので、詳 緑地景観課 しくは橿原市計画景観課にご相談ください。 (1)適用除外の屋外広告物 ・ 公職選挙法その他法令の定めるところにより行う選挙運動又は政党その他の政治団体 の選挙における政治活動のために表示されるもの。 ・法令等の規定により表示を認められたもの又は義務づけられたもの。 (道路法に基づく道路標識、建築基準法に基づく確認の表示等) ・ 国・地方公共団体又は市長が認める公共的団体がその事務又は事業に関して主として公 共の利益のために表示するもの。 ・ 講演会、講習会、展覧会、音楽会等に関するものでその会場の敷地内に表示するもの。 ・ 車両に表示されるもの。 ・ 神社、寺、教会が宗教行事のため表示するもの。 ・ 年中行事のため主催者が表示するもの。 ・ 冠婚葬祭のために表示するもの。 ・ 5㎡以下の案内板(文化財の紹介を目的としたもの) ・ 道標、自家用広告物、自己管理地広告物※で、次ページの表の条件を満たすもの。 ※道標、自家用広告物、自己管理地広告物とは、以下の広告物を指します。 道標 自家用広告物 自己管理地広告物 施設、事業所等の名称、方向、距離などの案内誘導を行うもの 自己の事業又は営業に関し、自己の事務所、営業所等に表示す るもの 自己の事業又は営業に関し、自己の所有する土地、又は建造物 の一部に管理上必要があって設置するもの 22 (2)道標、自家用広告物、自己管理地広告物の適用除外の基準 地域 広告物の区分 道標 ・歴史的風土特別 保存地区 自家用広告物 ・たて 30cm×よこ 75cm 以下 ・1 ㎡以下※(ただし許可申請により 5 ㎡まで可) ただし、屋上広告物、広告塔は設置不可 自己管理地広告物 ・1 ㎡以下※ 道標 ・たて 40cm×よこ 105cm 以下 ・歴史的風土保存 区域 適用除外の基準 自家用広告物 ・1 ㎡以下※(ただし許可申請により 7 ㎡まで可) ただし、屋上広告物、広告塔は設置不可 ・風致地区 自己管理地広告物 ・5 ㎡以下※ 禁止地域 ・たて 80cm×よこ 240cm 以下 道標 ・高さ 4m以下 ただし、同一の支柱に縦に2個以上設置する場 合は高さ 4.8m以下 ・広域幹線沿道区 ・10 ㎡以下※ 域 自家用広告物 ・10 ㎡を超える場合は許可対象とし、許可申請 により掲出可(各エリアの許可基準に適合する 必要があります) ・上記以外の禁止 地域 許可地域 自己管理地広告物 ・5 ㎡以下※ 道標 ・たて 40cm×よこ 105cm 以下 自家用広告物 ・7 ㎡以下※ ただし、屋上広告物、広告塔は設置不可 自己管理地広告物 ・5 ㎡以下※ 道標 ・たて 40cm×よこ 105cm 以下 自家用広告物 ・10 ㎡以下※ 自己管理地広告物 ・5 ㎡以下※ ※面積は敷地内の合計面積 23 8.許可申請等の手続き (1)許可申請等の手続き 緑地景観課 許可申請等についての照会、相談、受付等は橿原市計画景観課で行っています。 事前相談 許可申請 審査 不許可 審査手数料の納付 許可 (許可書・標識の交付) 施工 (工事完了) 継続して掲出する場合 変更がある場合 管理者・代表者等に変更がある場合 広告物を除却した場合 継続許可申請 変更許可申請 住所氏名変更届 除却届 申請の種類 ①新設の場合 ②意匠等変更の場合 ③継続の場合 手続き ・広告物許可申請書正副 2 通に、必要な書 類(P26 参照)を添付して提出し、許可を 受けてから着工して下さい。 ・広告物変更許可申請書正副 2 通に、変更 内容を明らかにした書類(P26 参照)を添 付して提出し、許可を受けてから着工し て下さい。 ・広告物の種類に応じて、許可期間が規定 されています。 ・期限後も引き続き広告物を掲出する場合 は、期間満了の 30 日前までに広告物継続 許可申請書正副 2 通を提出し、許可を受 けて下さい。添付書類は不要です。 必要な申請書 広告物許可申請書 (市規則・様式第1号※) 広告物変更許可申請書 (市規則・様式第3号※) 広告物継続許可申請書 (市規則・様式第2号※) ④広告主、管理者の 住所・氏名を変更 した場合 ・住所氏名変更届 1 通を提出して下さい。 住所氏名変更届 (市規則・様式第7号※) ⑤除却した場合 ・広告物除却届 1 通を提出して下さい。 広告物除却届 (市規則・様式第6号※) ※橿原市屋外広告物条例施行規則(平成 23 年橿原市規則第27号) 緑地景観課 各許可申請には手数料(P27 参照)が必要です。納入方法は橿原市計画景観課で確認願います。 24 (2)他法令により手続きが必要な場合 以下のような場合には、屋外広告物の申請と合わせて、他法令による手続きが必要です。 必要な場合 必要な手続き 広告塔などに広告 工作物の確認 物を掲出する場合 (建築基準法) 道路敷地や道路の 上空に広告物を掲 出する場合 担当窓口 橿原市建築指導課 国道 奈良国道事務所 道路占有の許可 県道、県管理 (道路法) の国道 市道 奈良県桜井土木事務所 中和 橿原市建設管理課 ※その他許可の手続きが必要な場合がありますので、それぞれご相談下さい。 25 (3)許可申請必要書類 必要書類 ①屋外広告物許可申請書 新設 意匠 その他 ○ ○ 備考 ○ ②屋外広告物変更許可申請書 ③付近の見取り図 意匠等変更 ・縮尺1/2,500程度の地図 ○ 等に設置場所を記入 ・広告物の色彩図(立面図に着色 ④色彩及び意匠を表す図面 ○ ○ ○ 可)と色見本を添付し、マンセ ル値を記入 ⑤敷地配置図 仕様書及び設計図 平面図 ・広告物の設置場所を記入 ○ ○ ・敷地配置図に設置場所が表示で きれば不要 ・広告物の設置場所を記入 ⑥立面図 ○ ○ ・図面上にGL、建築物の最高高 さ、広告物の上端・下端の高さ を記入 ・広告物の構造を示す図面(基礎 ⑦構造図 ○ ○ 構造図、取付断面図を含む)。 ・照明の取付状況を示す図面。 ⑧道路占有許可書の写し ⑨委任状 ※申請部数 △ △ ※1 ※1 △ △ △ ※2 ※2 ※2 各2部 ○印の書類は必ず添付が必要です。 △印の書類は必要に応じて添付の必要があります。 26 ※1)道路(公道)の上空を占有 する場合に必要。 ※2)申請者が第3者に申請を委 任する場合に必要。 (4)屋外広告物審査手数料と許可期間 広告物の種類 審査手数料 許可期間 屋上広告物 突出広告物 壁面広告物 5 ㎡まで 1,500 円 広告塔・広告板 5 ㎡増すごとに 1,500 円加算 気球広告物 1個 1,000 円 1 年以内 広告幕 1個 500 円 1 年以内 1 件 5 個まで 1,000 円 5 個増すごとに 1,000 円加算 1 件 5 個まで 1,000 円 5 個増すごとに 1,000 円加算 1 件 5 個まで 500 円 5 個増すごとに 500 円加算 1 件 100 枚まで 500 円 100 枚増すごとに 500 円加算 3 年以内 へい、かき広告物 アーチ広告物 電柱広告物 立看板 はり札 はり紙 1 年以内 2 ヶ月以内 1 年以内 1 ヶ月以内 ○1 件とは一括申請されたもので形状、大きさ、意匠等同一のものをいいます。 ○単位の端数は、一単位に切り上げます。 27 9.その他の注意事項 屋外広告物を表示・設置する場合には、適正な管理と自主除却を心がけてください。 (1)許可の表示 許可を受けた広告物には、許可の標識を必ず付けて下さい。 (2)管理義務 表示者または管理者は、表示または設置した広告物を、補修その他必要な管理を怠らない ようにし、良好な状態に保持しなければなりません。 (3)除却義務 許可期限が満了したとき、又は広告物を表示する必要がなくなったときは、その表示者又 は管理者は責任をもって除却してください。 (4)罰則の適用 許可が必要なのに許可を受けなかった場合、禁止されている地域や物件に表示した場合な ど、条例に違反したときは、最高で 50 万円以下の罰金に処されます。 10.屋外広告業者登録制・業務主任者の選任義務 (1)屋外広告業者登録制度 奈良県内で屋外広告業を営むには、奈良県の屋外広告業の登録が必要です。登録を受けて いない業者は、県内で屋外広告物を設置することができません。法と条例に違反した者は、 登録取り消しなど処分を受けることがあります。 (2)業務主任者の選任義務 屋外広告業者は、登録を受ける営業所ごとに屋外広告士等から業務主任者を選任し、法令 規定の遵守や安全確保、帳簿記載等の業務の統括に関することを行わせなければなりません。 詳しくは、奈良県風致景観課にお問い合わせ下さい。 28 屋外広告物担当窓口 橿原市 まちづくり部 緑地景観課 橿原市 まちづくり部 計画景観課 〒634-8586 奈良県橿原市八木町1丁目1-18 〒634-8586 奈良県橿原市八木町一丁目1-18 西館3階 電話:0744-22-4001(代表) 電話:0744-47-3516(直通) Eメール:[email protected] Eメール:[email protected]