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小児の肺炎球菌感染症予防接種の前に必ず読みましょう
★小児の肺炎球菌感染症予防接種の前に必ず読みましょう 小児の肺炎球菌感染症 肺炎球菌は、乳幼児の鼻の奥や気道に高率に存在する常在菌で、小児の細菌感染症の主 な原因菌です。咳やくしゃみなどによる飛沫によっても感染します。保菌しているだけで は問題はありませんが、抵抗力が落ちた時などに、中耳炎・気管支炎・重症肺炎・敗血症・ 髄膜炎などを発症します。2 歳未満の乳幼児にリスクが高く、命に関わることや深刻な後 遺症が残ることも少なくありません。 沈降 13 価肺炎球菌結合型ワクチン 生後2月から生後 60 月に至るまでの間にあるお子さんに接種することができるワクチ ンです。肺炎球菌による重い感染症(細菌性髄膜炎、敗血症など)を予防することが期待 されます。 【副反応】 注射部位の症状(赤み、硬結、腫れ、痛みなど)、発熱(37.5℃以上)などです。これ らは、通常一時的なもので数日以内に消失します。 ●このワクチンの成分またはジフテリアトキソイドによってアナフィラキシーを呈したこ とがある方は接種できません。 ●ワクチンを接種し始めた月齢によって接種方法が決められていますので、<小児の肺炎 球菌感染症予防接種の受け方>を参考に、接種する医師とご相談ください。 接種後の注意事項 (1)接種後 30 分間は、ショックやアナフィラキシーがおこることがありますので、医師 とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。 (2)接種後に高熱やけいれんなどの異常が出現した場合は速やかに医師の診察を受けて ください。 (3)接種後1週間は体調に注意しましょう。また、接種後、腫れが目立つときや機嫌が悪 くなったときなどは医師にご相談ください。 (4)このワクチンの接種後、違う種類のワクチンを接種する場合には、6 日間以上の間隔 をあける必要があります。 (5)接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は問題ありませんが、接種部位をこすることは やめましょう。 (6)接種後当日は激しい運動はさけてください。その他はいつも通りの生活で結構です。