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施行基準1H251001(PDF:3.2MB)

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施行基準1H251001(PDF:3.2MB)
第4編 施 行 基 準
1 道路築造に関する技術基準
1.道路の配置基準
(1) 街区の大きさは、予定建築物の用途並びに敷地の規模及び配置を考慮して定めるものとし、
住宅地における街区の長辺は100mを標準とする。
(2) 設置する道路の最低幅員は、開発区域の規模並びに予定建築物の用途及び敷地の規模に応じ
て次の表のとおりとする。
(単位:メートル)
開発
予定 規模
建築物
種
別
0.1 ha 未満
0.1 ha 以上
0.5 ha 未満
0.5 ha 以上
2.0 ha 未満
住
一般区画街路
及び袋路
有効幅員
4.0
有効幅員
6.0(4.0)
主要区画街路
有効幅員
6.0
有効幅員
7.0
2.0 ha 以上
宅
主として1戸建て住
宅及び2階以下の住
宅の建設を予定する
もの
道路幅員
12.0
幹線街路
共 同 住 宅
一般区画街路
及び袋路
主要区画街路
有効幅員
6.0 (4.0)
有効幅員
6.0 (4.0)
有効幅員
6.0
有効幅員
7.0
有効幅員
9.0 (7.0)
道路幅員
12.0
幹線街路
(注)(
摘 要
)内の数値は、小区間で通行上支障のない次の場合に適用する。
① 1街区間の通行のみに供する場合
② 袋路状道路で35m以内の場合
③ 小規模開発で道路延長が35m以内の場合
- 43 -
主として3階以上の
共同住宅の建設を予
定するもの
(3) 道路の幅員は、次の図によって測ることとし、最小幅員は有効幅員4mを確保すること。
U 型 側 溝
L 型 側 溝
(4) 道路と敷地の境界には、下図の側溝を設けなければならない。
なお、道路勾配の著しく大きい場合、側溝が水路を兼ねる場合等、これによることが適当でな
いと認められるときは、別途、市と協議すること。
〔U 型 側 溝〕
〔L 型 側 溝〕
- 44 -
U 型 集 水 桝 標 準 図
L 型 集 水 桝 標 準 図
- 45 -
・側溝及び集水桝はすべて現場打ちコンクリートとする。
・道路側溝は、滞留しないよう1%以上の縦断勾配をつけるとともに、2つ以上の側溝が合流する
箇所には必要に応じて集水桝を設けるものとする。また、合流させる場合は、流入先の流れに逆
流とならないよう取り付けるものとする。
・道路側溝には、路面排水を速やかに排除するため、適宜集水桝を設けるものとする。
・横断溝は、勾配の急な箇所には設けないものとする。やむを得ず設ける場合は、路面の滑り止め
対策を施すこと。
・側溝蓋又は集水桝蓋を設ける場合、歩行者の動線上にある場合は、バリアフリーに配慮した構造
とすること。
- 46 -
(5) 歩車道を分離する場合の構造は、標準として次の表及び図のとおりとする。
歩道及び車道の幅員
種別
歩道幅員
車道幅員
12m
2.5m×2
7.0m
16m以上
3.5m×2
9.0m
備
考
道路幅員
歩 道 設 置 標 準 図
- 47 -
状況によっては、相当幅員
の歩道を片側に設けることが
できる。
歩 車 道 境 界 標 準 図
(6) 道路の交差部のすみ切りは、次の表のとおりとする。
道路交差部のすみ切り
(単位:メートル)
道路幅員
4.0 m
6.0 m
9.0 m
12.0 m
道路幅員
16.0m
以 上
備
考
L:すみ切りの長さ
4.0 m
2
2
2
―
―
6.0 m
2
3
3
3
―
9.0 m
2
3
4
4
4
12.0 m
―
3
4
6
7
16.0 m
以 上
―
―
4
7
8
(注)道路幅員は、有効幅員をいう。
- 48 -
L
L
(7) 道路の平面交差及び接続
① 道路の平面交差は、直角又は直角に近い角度とする。
② 著しい屈曲部には、道路を接続してはならない。
③ 主要な道路とその他の道路を接続させる場合は、主要な道路の縦断勾配を変化させて
はならない。
2.道路の構造基準
(1) 道路の舗装については、全面アスファルトコンクリート舗装を次の表の基準により施行
すること。なお、CBR試験の結果によりこの基準により難い場合は、舗装断面を決定す
るときに別途に協議すること。
(2) 道路の縦断勾配は、7%以内とし、交差点取付区間は 2.5%以内とする。なお、これによ
りがたい場合は、別途に協議すること。
(3) 道路交差部の縦断勾配は、道路構造令に準じて緩和区間を設けること。
(4) 道路の横断勾配は、1.5%以上 2.0%以下を標準とする。
- 49 -
道路すみ切り基準
道路のすみ切りは下図に示す値とする。
但し、交差角が直角と著しく相違する場合、又は、その他特別の理由がある場合は個々の交差
点ごとに決定する。
すみ切り示数
A
A
L
L
B
A + B + L ≧ 14m
(注)但し、A・Bそれぞれ最低4m以上とする。
- 50 -
路
種 別
舗装概要
1
コンクリート舗装
2
3
4
5
歩
道
(レンガ舗装)
面
復
旧
断
面
復 旧 断 面
適
用
原則不可とするが、施工にあたっては当グ
ループと協議すること。
5∼8cm レンガ
3cm 敷きモルタル
10cm Cc (Co)
歩
道
3㎝ As
10㎝ Cc
歩
道
5㎝ As
(車両進入路)
L交通
25cm Cc
5㎝ As
10㎝ HMS
車両進入路部については、コンクリート路盤
(10cm)とし、当グループと協議すること。
大型車両の出入口については当グループと協
議すること。
(設計 CBR=4)
15㎝ Cc
6
A交通
5㎝ As
5㎝ BB
10㎝ HMS
(設計 CBR=4)
10㎝ Cc
5㎝ As
5㎝ BB
7
B交通
15㎝ HMS
(設計 CBR=4)
25㎝ Cc
5㎝ As
10㎝ BB
8
15㎝ HMS
C交通
(設計 CBR=4)
35㎝ Cc
(注) 1 .As :密粒度アスファルトコンクリート(13)
BB:粗粒度アスファルトコンクリート(20)
Co :コンクリート
HMS:水硬性粒度調整鉄鋼スラグ
Cc :クラッシャラン(または再生クラッシャラン)
※( )内の数字は最大粒径
2.水硬性粒度調整鉄鋼スラグを使用する場合は、次の規格を満たさなければならない。
呈色判定
: 呈色なし
水浸膨張比 : 1.5%以上
単位容積質量: 1.50㎏/l以上
一軸圧縮強度: 12㎏f/cm2以上
修正CBR : 80%以上
3.粗粒度アスファルトコンクリート(基層部)については、再生アスファルト混合物を使用する事ができる。
4.クラッシャラン(再生クラッシャラン)については、修正CBR30%以上、最大粒径30mmとする。
5.下層路盤の一層最大仕上り厚は20cm以下を標準とする。
6.急坂路などで、特にすべり抵抗性を高める必要がある場合には、すべり止め対策を講じること。
7.排水性舗装を実施済みの箇所については、排水性舗装による復旧とする。
8.コンクリート規格は、18-8-25とする。
9.路床が軟弱な場合(設計CBR<3)は、必要により路床の安定処理等必要な対策を講ずること。
10.各断面構成について、開発に伴う新設道路等で路床の支持力(設計CBR)を把握している場合はこの限
りではない。
3.開発区域の接続道路の基準
開発区域内の主要な道路は、開発区域外の6m以上の道路に接続させなければならない。た
だし、周辺の状況により、この基準により難いときは、市長が開発区域の規模、予定建築物の
用途等を勘案したうえ、開発者と協議して定めるものとする。
4.袋路状道路の基準
道路延長が35mを超える場合は、次の図のとおり回転帯を設けるものとする。
回 転 帯 設 置 標 準 図
- 52 -
2 境界明示板に関する設置基準
官民境界には、次の図を基準とした境界明示板を設置すること。ただし、設置方法について
は、別途に市と協議するものとする。
境 界 明 示 板
(注)境界明示板の材質は、アルミ合金(製)とする。
(境界明示板の設置例)
- 53 -
3 造成工事に関する施行基準
(1) 造成工事により、造成地の下流区域及び隣接地に災害、被害等が生じないように事前に仮
設排水路、仮設防護柵等を設置しなければならない。
(2) 著しく傾斜している土地に盛土をする場合には、旧地盤と盛土の接する面が、すべり面に
ならないように段切りその他の措置を講じなければならない。
(3) 盛土、切土等の造成は、宅地造成等規制法の規定に基づき施工しなければならない。
(4) 路面排水施設の完備していない道路に接して開発するときは、道路側溝を開発区域内に設
置しなければならない。
(5) 道路側溝の天端より宅地の地盤が高いときは、側溝に土砂が流入しないように土止擁壁又
は石積みを宅地内に設置しなければならない。
(6) 側溝、街渠、及び、街渠桝と街渠桝を接続する管渠等の排水施設の構造は、下水道に関す
る技術基準をもとに、流出量を算出し、協議のうえ決定すること。
- 54 -
4 公園等の設置基準
1.開発区域の面積が、0.3ha 以上のものについては、次の基準によるものとする。
(1) 敷地の造成にあたっては、瓦礫等を含まない山土20㎝を表土として均一に敷き詰め、雨
水等の排水施設(側溝、ヒューム管等をいう。)を設置すること。
(2) 公園区域界は、境界杭(コンクリート杭、プレート板等をいう。)を設置し、境界を明確
にすること。
(3) 公園の出入口は、利用者のために適切な位置構造とし、かつ、原則として公道に接してい
ること。
(4) 公園面積の30%以上に植栽を施すものとし、植栽計画については、市と協議すること。
(5) 公園の名称表示板を市と協議のうえ、設置すること。
(6) 公園内に防火水槽を設置しようとするときは、その維持管理や安全に支障がないと認めら
れる場合に設置すること。
(7) 公園施設は、別紙参考図により設置すること。
(8) 公園台帳(施設平面図及び丈量図を含む。)を作成し、市に提出すること。
(9) この基準に定めのない事項については、その都度市と協議すること。
2.計画戸数が30戸以上の中高層建築物を建築する場合で、開発区域の面積が0.3ha 未満の
ものについては、次の基準によるものとする。
(1) 公園用地、施設等については、市に帰属しないものとし、開発者及び管理組合において維
持管理すること。
(2) 公園は、できる限り緑化に努めるとともに、大阪狭山市中高層建築物等に関する指導要綱
- 55 -
第9条第1項第3号の規定により算出される公園の面積に応じて次の表の施設を設置する
こと。
公園施設設置基準表
種別 水飲場 照明灯 ベンチ
公園面積
2
砂場
1
すべり台ブランコシーソー
―
―
ジャングル
スプリング
健康遊具
ジム
遊具
100㎡未満
1
―
100㎡以上
200㎡未満
1
1以上 3以上
1
いずれかのうち1
200㎡以上
1
4以上
1
いずれかのうち2
―
どちらか1以上
※照明灯の本数については、現状に合わせ別途協議とします。
※遊具について、複合遊具とする場合は、別途協議とします。
(3)公園の面積は、開発区域全体の緑化面積に含めることができるものとする。
遊具等の基礎
①基礎は、遊具に作用する荷重および外力に対して十分な構造耐力を持ち、かつ耐久性を
有するように設計しなければならない。このため、地盤の沈下または変形が生じると想
定されるような場合は、遊具の構造も含めた検討が必要である。
②コンクリート基礎の天端は、転落した際の安全確保およびつまずき防止のため、原則と
して設置面(地表・GL)より 100mm 以上、下げることとする。ただし、衝突時の危険を
回避するような対策を施した基礎や、構造上転落による衝突およびつまずきの危険がな
い場所に設置される基礎は、例外とする。
③支柱の地際部は、鋼製・木製ともに、腐食に対する適切な保護処置を施すこと。
遊具の標準基礎構造図(参考図)
参考:遊具の基礎は、小規模のものが多いため、プレキャストコンクリートによる枡形型枠
の使用や、スリーブ抜きによる陸打ち基礎などを用いて、施工性を高めることが望ま
しい。中詰めにはコンクリート(Fc=16N/m ㎡以上)、あるいはモルタル(1:2 または 1:3)
を使用する。
- 57 -
参考図 1
ベ ン チ
- 58 -
参考図 2
藤
棚
- 59 -
参考図 3
砂
場
- 60 -
参考図 4
す べ り 台
( )内の寸法は幼児用とする。
すべり台の標準図
注意:図は、形状の概略を示すものであり、遊具の形状を特定するものではない。
- 61 -
参考図 5
ブ ラ ン コ
( )内寸法は、幼児用とする。
一方向ぶらんこの標準図
注意:図は、形状の概略を示すものであり、遊具の形状を特定するものではない。
境界柵の標準図(参考図)
境界柵
①境界柵は、安全領域内に設置してはならない。
②境界柵の横架材は、その上に容易に登れない形状とする。
③設置面から横架材上面までの高さは、600∼700mm を標準とする。
④境界柵と支柱部の間には、利用者が通れる有効幅員として 500mm 以上を確保する。
- 62 -
一方向ぶらんこの安全領域(その1)
(着座部が平板型のように飛び出し可能な形状の場合)
一方向ぶらんこの安全領域(その2)
(着座部がバケット型のように飛び出しできない形状の場合)
- 63 -
参考図 6
ジャングルジム
( )内寸法は幼児用とする
ジャングルジムの標準図
注意:図は、形状の概略を示すものであり、遊具の形状を特定するものではない。
- 64 -
参考図 7
シーソー
シーソーの標準図
注意:図は、形状の概略を示すものであり、遊具の形状を特定するものではない。
- 65 -
参考図 8
鉄
棒
鉄棒の標準図
注意:図は、形状の概略を示すものであり、遊具の形状を特定するものではない。
設置面から握り棒までの高さは、対象とする利用者の体格や利用形態を考慮した設定と
する。
- 66 -
- 67 -
参考図 10
水 銀 灯
- 68 -
参考図11
車 止 め(可 動 式)
参考図12
公 園 標 示 板
- 69 -
Fly UP