...

地域活性化総合特区(仮称)に係る提案及び必要な取組・事業

by user

on
Category: Documents
2

views

Report

Comments

Transcript

地域活性化総合特区(仮称)に係る提案及び必要な取組・事業
別紙様式1-2
総合特区提案様式1-2(地域活性化総合特区(仮称))
地域活性化総合特区(仮称)に係る提案及び必要な取組・事業
提案主体名
提案プロジェクト名
対象地域
都道府県名
市町村名
徳島県
地域医療崩壊対策(ライフ・イノベーション) 総合特区構想
※複数主体の連名の場合は「、」で区切って記入してください。
徳島県
※複数の都道府県にわたる場合は「、」で区切って記入してください。
※複数の市町村にわたる場合は「、」で区切って記入してください。
※同一主体で複数の提案をする際は別名称として下さい。
① 地域の現状と課題並びに地域活性化総合特区(仮称)により目指す地域の方向性
※本欄には1000文字以内の要約を記載願います。詳細資料は参考資料(様式自由)として添付して下さい。
徳島県は、人口79万人、県土面積4,147km2で、約8割を山地が占めている地理的条件下で、山間部に集落が点在し、過疎化と高齢化が進行している状況です。このため、過疎地域では医療従事者の減少が問題となっており、人口当りの医師数や病院数は全国トップクラスであるにもか
かわらず、医師の地域偏在と診療科偏在、看護師等の医療従事者の不足により、地域医療が崩壊の危機に面している状況です。このような状況下、教育、研究及び高度先進的医療を提供する「徳島大学病院」と県下全域の政策医療の拠点となる「県立中央病院」が隣接する地理的条件
を最大限に活かした「総合メディカルゾーン構想」を推進し、「医療及び教育・研究・情報の拠点化」を目指しています。 この「総合メディカルゾーン」を核に、総合特区の規制緩和を利用し、県下全域を対象とした「高度医療の拠点形成」や地域医療を支援する「遠隔医療システムの整備」、地
域医療を支える「新たな人材確保システム」を構築することで、地域医療を再生し、県民の安全安心を確保するものです。また、本県は糖尿病による死亡率が全国ワースト1と不名誉な状況が続いていることから、「徳島大学糖尿病臨床・研究開発センター」及び「徳島大学病院糖尿病対策
センター」を設けるなど対策に取り組んでいますが、本プロジェクトでの規制の特例措置や支援措置を活用し臨床研究の拠点をより強化するとともに、食生活や運動習慣などの生活対策での予防においても県民一丸となって懸命に取り組んでまいります。
一方、県では先進的な糖尿病対策の取り組みとともに「徳島ならでは」の食事療法、運動療法、文化・芸術・自然など豊かな観光資源、また四国八十八箇所がもたらす「おもてなし」文化を活かした全国初の慢性疾患(糖尿病)を対象とした医療観光を推進しており、本年3月にはモニターツ
アーを、5月には第一弾の医療観光ツアーを実施し、7月には中国人誘客「千客万来」プロジェクトを推進するなど、外国人誘客に積極的に取り組んでいます。本プロジェクトにより「徳島モデルの医療観光」を促進し、徳島経済の活性化を図るものです。しかしながら、医療観光は「短期商用
査証での対応」となるため、日本側からの招聘が必要となるなど手続きが煩雑であることや、入国審査体制が十分ではない徳島阿波おどり空港においては入国審査に時間を要しているといった課題があり、受け入れ態勢の整備が急務となっています。
② ①の実現による持続可能で自立した地域の発展への寄与
※本欄には1000文字以内の要約を記載願います。詳細資料は参考資料(様式自由)として添付して下さい。
県民が安心して医療を受けられる体制づくりは県民生活上最も重要な施策の一つであり、その中核となるのが「医療及び教育・研究・情報の拠点」として整備を進めている「総合メディカルゾーン構想」であります。しかし医療従事者の派遣や遠隔診療における診療報酬など現状の規制や
県の現財政状況下では地域医療崩壊の危機を防ぐことが困難な状況となっています。そこで、本県ならではの地域資源である「総合メディカルゾーン」や県内全域に張り巡らされたケーブルテレビ網などの「全国屈指のICT環境」を活かし、本プロジェクトによる規制の特例措置や支援措置を
活用することで、自立した持続可能な地域医療システムを構築し、全国的課題である地域医療再生のモデルを提案します。特に県民総ぐるみで取り組む糖尿病に関しては、本プロジェクトでの税制優遇措置などを活用し、企業の参画を促すなど、地域企業の発展と県内経済水準の底上げ
を図るほか、県内での糖尿病死亡率を減少させるのみならず、今後の世界的な糖尿病の克服での日本の地位の確立にも貢献するものです。
また、徳島モデルの医療観光において交流の定着と促進を図ることで、医療レベルの更なる向上が期待されます。他方で、県民一丸となった観光客の「おもてなし」により、県の魅力を再発見するとともに地域経済の活性化をもたらすことも期待されます。
本プロジェクトは、規制緩和などの特例措置を活かすことで、地域医療の崩壊を防ぐとともに、産学官民が一丸となった糖尿病対策と先進医療技術の更なる向上による安心安全社会の実現を目指すものであり、ひいては社会保障費の削減と外国人誘客による持続可能な徳島経済の活性
化をもたらすものです。
③ ①の実現に向けた実施主体・運営主体の機能・役割
※本欄には1000文字以内の要約を記載願います。詳細資料は参考資料(様式自由)として添付して下さい。
このプロジェクトの中枢となる「総合メディカルゾーン」には、徳島大学病院と徳島県が連携し、地域医療を支える医師や看護師などを養成する施設を設置するとともに地域医療支援を視野に入れた「遠隔診断」「遠隔治療」「遠隔保健指導」を先駆的に実施する「テレメディカルセンター
(TMC)」を整備します。
また,徳島大学に設置されている既存の糖尿病に関する組織を発展充実させます。
医療観光については、県が旅行会社や航空会社、また地方空港への働きかけを行いチャーター便の就航を実現させています。今後は体制が整い次第民間主導での実施を予定しています。受け入れ面では、県内の医療機関をはじめ観光地や商店街、また宿泊施設等、県全体での受け
入れ態勢(おもてなし)の整備を進めているところです。なお、県内の大学には中国からの留学生が多く、通訳を兼ねた観光案内にも期待しているところです。
④ ①の実現に必要な取組・事業
取組・事業の名称
番号 ※異なる名称を付けて下さい。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(10)
各種政策医療・専門医療の拠点形成
テレメディカルセンター(TMC)整備事業
メディカルソシアルセンター(MSC)整備事業
地域医療サポートセンター整備事業
ドクターヘリの導入
糖尿病予防管理システム整備事業
健康・医療クラスター構想
受入医療機関の充実
道路・施設の多言語表示の推進
観光・医療通訳の確保・人材育成
取組・事業の概要
※500文字以内の要約を記載願います。詳細資料は参考資料(様式自由)として添付して下さい。
高度救命救急医療、総合周産期医療、がん治療及び臨床試験(治験)の拠点形成と検査・リハビリの一体化を行う。
地域医療を支援するための「遠隔診断」「遠隔治療」「遠隔健康指導」を先駆的に実施する。
地域医療を支える医師や看護師などの医療従事者を養成する施設や共同保育所等を整備。
医療従事者の確保及び地域の医療機関に対して医療従事者の派遣を行う組織の整備。
遠隔地の救急医療体制を充実させ地域間格差を是正する「総合メディカルゾーン」を基地病院としたドクターヘリの導入。
保健センターや複数の医療機関間の共通ネットワークを構築し、継続的な健診結果情報などの一元管理を図る。
糖尿病発症の原因系に焦点を当てた画期的な診断や治療法を開発するほか健康医療関連産業の創出を目指す。
医療観光を推進するため、中国等からの受け皿となる医療機関の増加・検診メニューの充実に取り組む。
外国人観光客の利便性向上を図るため、主要道路・施設における多言語表示の推進。
医療の専門知識を有する通訳の人材バンクの確立を図るとともに、人材育成に必要な講座や研修に対する支援事業。
取組・事業の期間
平成23年度から
平成23年度から
平成23年度から
平成23年度から
平成22年度から
(導入準備)
平成21年度から
平成21年度~平成25年度
平成22年度~(1~2年程度)
平成22年度から1~2年程度
平成22年度~3年程度
実施主体・運営主体
※複数主体の連名の場合は「、」で区切って記入するとともに、それぞれの役割を( )
徳島県、徳島大学
徳島県、徳島大学、民間企業
徳島県
徳島県、公益法人又はNPO
徳島県、徳島大学
徳島県、藍住町、徳島大学、特定非営利活動法人徳島医学研究・教育支援機
徳島県、徳島大学、徳島文理大学、徳島県立工業技術センター等
徳島県、徳島大学
道路管理者、民間施設など
徳島県、徳島大学、県内医療機関、公益法人
⑤ ①の実現のため地域が独自で行う(行ってきた)取組・事業(独自の規制強化、税制措置、助成等、地域のコミットメントを明らかにする様な取組・事業)
取組・事業の名称
番号 ※異なる名称を付けて下さい。
(11)
(12)
(13)
(14)
(15)
(16)
(17)
(18)
(19)
(20)
総合メディカルゾーン構想
医療機関情報ネットワーク基盤整備事業
徳島がん対策センターの設置
寄附講座の設置による医師確保
「阿波踊り体操」と「ヘルシー阿波レシピ」
「とくしままるごと健康づくり事業」
徳島大学臨床・研究開発センター及び徳
島大学糖尿病対策センターの整備
モニターツアーの実施及び医療観光の受入
上海グローバル戦略
中国からのチャーター便の就航
取組・事業の概要
取組・事業の期間
実施主体・運営主体
※複数主体の連名の場合は「、」で区切って記入するとともに、それぞれの役割を( )
※500文字以内の要約を記載願います。詳細資料は参考資料(様式自由)として添付して下さい。
「2つの大規模病院が隣接」という地理的特性を活かし、両病院を一体的に運営し、「徳島県全体の医療拠点」とする。
ICTを活用した「地域連携クリティカルパスシステム」「画像伝送システム」「紹介状伝送システム」を導入。
「徳島県がん対策推進条例」を施行し在宅医療の推進やがん患者等への支援を目的に「総合メディカルゾーン」と機能連携。
徳島大学に4つの寄附講座を開設し、常勤医師の不足する県立病院等を支援するとともに、医師の養成等に取り組む。
「体操」は阿波踊りをベースに,徳島大学・四国大学の協力を得て制作。「レシピ」は徳島県栄養士会の協力を得て作成。
健康づくりセミナー推進事業「ウオーキング編」、職域タイアップ事業、地域医療連携体制整備事業などを実施。
平成17年度~
平成22年度から
平成22年度から
平成22年度から
平成17年度~
平成21年度~
徳島県、徳島大学
徳島県、徳島大学
徳島県、徳島大学
徳島県、徳島大学
徳島県、徳島大学
徳島県、徳島大学
糖尿病発症の原因系に焦点を当てた画期的な診断や治療法を開発するほか健康医療関連産業の創出を目指す。
平成19年度~
徳島大学
糖尿病検診と県内観光地の体験ツアーを実施するとともに、5月及び10月の2回医療観光ツアーを受け入れた。
上海に職員を常駐させ、産業・観光などに関しマッチングや情報発信などを行う。H22.11には徳島県事務所を設置予定。
上海からのチャーター便を就航し、医療観光などを誘致。湖南省からの定期チャーター便の運航を関係者と協議中。
平成21年度~
平成21年度~
平成22年度~
徳島県、徳島大学、民間病院
徳島県
徳島県
Fly UP