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Oct09nws 4Q JAPANESE - J-Sei
村野マークJASEB事務局長からのメッセージ (7ページからの続き:ケースマネージャーのコーナー:シニア向けホームのいろいろ) ステップ3:シニアのニーズに合う施設を訪問 可能であればシニアとともに施設を訪問、その後予約なしで再度施設を訪問して、違いが あるか観察しましょう。場所、訪問時間、スタッフと利用者の比率、認定、安全性、清潔 度、食物、介護や毎日の活動のタイプ等は、訪問時に観察すべき項目のうちの一部です。施 設についての資料を全て手に入れ、どんな質問にも答えてもらいましょう。 ステップ4:転居を計画 状況により、実際の転居の時期や速さは異なります。施設によっては試験的な滞在を認 め、シニアの方の新しい環境への適合性や順応性を確認する場合もあります。自立生活施設 や介護付き生活施設の大半は、転居の影響を少なくするために、シニア自身の家具の持ち込 みを奨励しています。新住居へのスムーズな移行によって、シニアがこの段階で経験する可 能性のある圧倒的な気持ちを軽減することができるでしょう。 年を取ってからの転居は困難なものであり、時にはつらいものでもあります。生活の変化 の手助けをすることは、シニアの身近にいる方や責任を感じている方にとって消耗する経験 ともなり得ます。ご自身の感情に対して、そして特にシニアの方に対して、寛大になるよう 努めてください。新しい生活形態について一番不安を感じ、最も弱い立場にあるのはシニア の方なのですから。 JASEBのケースマネージャーは、必要な精神的サポートの提供に加え、住居施設の決 定に関する手助けを行うための訓練を受けています。ぜひ私どものケースマネージャーにご 連絡を取り、あなたとあなたのご家族が住居に関する決定についてはっきりと理解し、満足 するまでどんな質問でも結構ですから、おたずねください。 プログラムディレクター:宮脇クリスティーナ(M.A.、M.S.W.) 電話(510−848−3560 内線102) ケースマネージャー:岩田美幸(M.S.W.)電話(510−848−3560 内線103) オニール·アーリーン(M.S.W.) 電話 (510-848-3560 内線105) (2ページからの続き:JASEB、ライセンス免除の介護施設所有を終結) JASEBでは、家屋の売却、ライセンスを受けた介護施設への転換、ホームの所有は維 持するがその使途をライセンス免除のハウジングから変更すること等を含めて、コミュニ ティホームのいくつかの選択肢を調査中です。JASEBではヘイワードのJASEBホー ムにおけるライセンス免除の運営の停止について、2010年3月31日を目標期日として います。チャニングウェイハウスについては利用者のご家族と適切な期日について話し合い を持つ予定でいます。 JASEBでは、ライセンス免除施設としての運営終了に際して、引き続きコミュニティ ホームの利用者及びそのご家族の皆さんと共に取り組む決意でおります。また、現在の利用 者の方々の他の施設への転居を手助けするリソースとして、JASEBケースマネージャー のサービスもご利用いただけます。 理事会の決定あるいはコミュニティホームの今後について質問や心配な点がある方はJAS EBハウジング委員会の委員長であるオシカ•エドウィンさんまで、電子メール ([email protected])または電話(510−658−2500)でお問い合わせください。 8 日系シニアの皆さん方にとって、これから数ヶ月間は極めて興味深い時期になることと思 われます。2009年初頭より、JASEBの理事会およびスタッフはJASEBが現在 行っているサービスやプログラムを改善、向上、強化する方法を話し合ってきました。JA SEBが主眼におくのは、日系シニアの方々に質の高いプログラムやサービスを提供するこ とです。それを念頭に、外出の不自由なシニアの皆さんの移動を可能にし、社会的な交流を 提供できるようなプログラムについて懸命に検討を重ねてきました。 9月より、外出の不自由なシニアの方のために、電話ケアという試験的なプログラムが始 まっています。電話ケアプログラムは、外出の不自由なシニアの方に、ボランティアが週に 2-3回電話をかけるというもので、1回の通話はおよそ10分間ほどです。このプログラ ムを通じて、ボランティアは日系コミュニティでの情報のパイプ役を務めます。このプログ ラムによって恩恵を受けるシニアの方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。 さらにJASEBでは、11月から送迎プログラムを試験的に開始します。これは、歩行 可能であり、車の運転を断念したシニア向けのプログラムです。JASEBシニアセンター でのランチに参加できるよう、JASEBのバンがシニアを自宅からJASEBシニアセン ターまで送り、昼食後は、よく利用する地元の食料品店に寄ってから、自宅まで送り届けま す。1日につき1地域に焦点を置くことを意図しており、利用者のニーズによって、例えば 月曜日はエルセリト/リッチモンド在住のシニアの方を対象とすることになるかもしれませ ん。費用を補うために、往復で5ドルから7ドルの利用料を検討中です。また、この試験プ ログラムの実施のために、パートタイム(週20時間から25時間)の運転手を募集してい ます。何より重要なのは、こうしたプログラムを利用したいと考えているシニアの方をご存 知の場合は、その方が直接私に連絡をするようぜひ伝えていただきたいということです。 これまでの1ヶ月半の間、私はJASEBの顧問組織の皆さんと話し合いを持ち、JAS EBの将来像、現状、そして個人およびコミュニティの支持をどのように求めてゆくかにつ いて検討してきました。各組織の方々が私を受入れてくださったことを光栄に思うと同時 に、JASEBへの長年のご支持に心からお礼を申し上げたく思います。さらに、顧問組織 に関わる方々の日系コミュニティへの深い関与に頭の下がる思いでおります。JASEBの 現在のプログラムとサービス、そして新しい試験的プログラムへの皆さんの引き続きのご支 持に対して、JASEBでは深く感謝いたします。JASEBは、イーストベイのシニアが 困ったときにはまずJASEBに連絡を取る存在となることを目指しています。 JASEBによる見直しを希望するサービスやプログラムへのアイディアまたはコメントの ある方は、ぜひ私あてに電子メール([email protected])か電話(510/848−3560内線106)で ご連絡ください。 井上テッド氏(1924— 井上テッド氏(1924—2009)を偲んで 前JASEB理事長かつ理事会メンバーである井上テッド氏がお亡くなりになりました。 氏は日系コミュニティのリーダーとして活動され、その功績に対して1989年にはJAS EB感謝賞(Appreciation Award)が授与されました。JASEBに関わる以前は、米国地質 調査所、フリーモント市人事委員、アラメダ郡大陪審、JACLフリーモント支部長を務 め、1981年にはカリフォルニア州優秀委員(Outstanding Commissioner)、1989年には フリーモント市より、正式に感謝状を授与されました。氏の存在は何者にも代え難いもので あり、JASEBではご家族、ご友人の方々に心から哀悼の意を表させていただきます。 井上氏の存在は何者にも代え難いものであり、JASEBではご家族、ご友人の方々 1 に心から哀悼の意を表させていただきます。 JASEB、ライセンス免除の介護施設所有を終結:JASEBホーム およびチャニングウェイハウスの今後についての選択肢を探る 松井美奈子さんがJASEBを退職されました 理事会決定はJASEBの新戦略計画に一致 2年以上に及ぶ、過去、現在の利用ご家族との論議、話し合い、ならびに関与のコミュニ ティメンバーの方々からのご意見や情報の提供をふまえ、JASEB理事会ではこのたび正 式に、2つのコミュニティホームの所有の終結を可決しました。この2つのコミュニティ ホームとは、ヘイワードのJASEBホームとバークレーのチャニングウェイハウスであ り、どちらも介護施設としてのライセンスを免除されています。ライセンス免除のもと、J ASEBはこれらのコミュニティホームを所有しており、利用者に賃貸するという形を取っ てきました。ただし、利用者へのケア提供、管理はそのご家族の責任となっています。 今回の理事会の決定は決して簡単なものではありませんでしたが、JASEBがこうした ライセンス免除の施設を所有するのは可能ではないということが最終的に判断されました。 理事会では現在、家屋の売却などを含めて、コミュニティホームの様々な選択肢について調 査中です。 理事会の決定は一部、新長期戦略計画の開発に基づいています。JASEBでは経験豊か なコンサルタントと共に、イーストベイの日系コミュニティにさらに貢献するための新戦略 計画のまとめに取り組んでいます。シニアに心のこもったケアを確実に提供するというJA SEBの目標は変わっていませんが、ケアをどのように提供するかについては拡大されるこ とになります。JASEBでは対象とする人々の構成やニーズが変化していることを受け、 シニアがより長期にわたって自宅で生活できることを助け、可能にするプログラムやサービ スの提供、およびこれからの世代が日系コミュニティに関わっていくことの奨励にますます 重きをおいています。JASEBがその焦点をシニア向け住居施設から転換していることに 加え、理事会では、一世のために家族による共同施設を提供するというコミュニティホーム の当初の目的は達成されたと判断しました。一世の方々のご家族による援助と献身により、 JASEBは一世に文化や言語に配慮した環境を低費用で提供するというその目的を果たし たと言えるでしょう。 しかしながら、JASEBは奉仕するコミュニティ全体のニーズを満たす必要があるた め、文化や言語に配慮したコミュニティホームに対する継続可能性および必要性は、当初に 開設された頃ほど重要ではなくなったとも言えます。さらに、理事会ではコミュニティホー ムをJASEBが所有することによる法的責任に対するリスクが増大しており、このことが JASEBに重大な負担となっているという判断を下しました。 サンフランシスコに拠点を置く気持会の共同創設者であり開発ディレクターである森サン ディさんはJASEBの決定を支持し、次のように語っています。「シニア組織はライセン スを受けた介護施設を所有すべきであると気持会では確信しています。JASEB理事会の 決定は困難なものであったと思いますが、私はそれが正しい決断であったと考えます。日系 及び日本語を話すコミュニティにおけるシニア向けのサポートサービスに対するニーズはま すます変化しており、JASEBはこれまで以上にシニアができるだけ長期間にわたって自 宅で生活できるためのサービスに重点を置く必要があります」。 (続きは8ページをご覧下さい。) 今年7月末をもって、JASEBでケースマネージャーを務めていた松井美奈子さんが、 自身で何年間も暖めて来た計画を実行に移すために退職されました。美奈子さんからのメッ セージをここにお伝えします。 「ケースマネージャーとしてこれまで2年間にわたってJASEBコミュニティのために 働くことができて、とても嬉しく思います。今年の7月末をもって、JASEBを去り、高 齢者ケース/ケアマネージャーを個人で開業することになりました。このニューレターを皆 さんがご覧になる頃には、バークレー•イーストベイ全域を網羅する事業を順調に運営し始 めていることを願っています。お世話になった皆さんに心から感謝いたします。どうぞ、身 体に良い食べ物を摂り、定期的に運動を行い、そして足下に気をつけて歩いてください。松 井美奈子(CMC)」JASEB一同、美奈子さんの今後の活躍をお祈りします! ケースマネージャーのコーナー:シニア向けホームのいろいろ(パート2) 適切なシニア向け住居施設を選ぶには 宮脇クリスティーナ(プログラムディレクター) 2009年7月のJASEBニュースレターでは6種類のシニア向け住居施設について説 明しました。(高齢者終身ケアコミュニティ、シニア向けアパート、自立生活施設、介護付 き住宅施設、居住介護施設、高度看護施設)今回はご家族のために適切な介護施設を選ぶ上 でのヒントを紹介したいと思います。 ステップ1:必要性の判断;シニアの希望と利用可能な資産について知る シニアの方が最も可能で最も快適な状態で過ごしていくためのニーズについて評価しま す。必要な介護レベルや住居施設のタイプがよく分からない場合は、JASEBにご連絡く ださい。JASEBのケアマネージャーは、シニアの方のニーズが上記の6タイプの住居施 設に該当するかを決定する手助けをし、推薦する施設をお知らせすることが可能です。どう しても必要なものに加え、シニアの方の希望についての特に注意を払う必要があります。シ ニアの方の生活の中で何が一番大切なのか考えてみてください。たとえば、特別な趣味や宗 教的な活動を続けられることは、施設を選ぶ上で大きな要素となり得ます。シニアの方のお 気に入りの活動ができる限り継続できるよう配慮してください。 シニアの方が資産をどれほど所有しているかも居住施設選択の際の決定要素となります。 メディケアは通常、高度看護費用のごく一部しか負担しません。自立生活施設、介護付き住 居施設、居住介護施設の費用は利用者個人の負担となる場合がほとんどです。シニアの方の 資産に基づいてどのような選択肢があるかについて、弁護士、フィナンシャルプランナー、 長期介護保険会社などに相談する必要があるかもしれません。 ステップ2:ステップ1の評価に基づき住居および介護の選択肢を判断 最初の評価に基づき、次のステップではシニアのニーズに最もかなう施設を選択します。 インターネットで施設を調べ、施設の入居担当者と話したり、パンフレットを送ってもらう よう手配します。JASEBのケースマネージャーも、言語や食物などのシニアのニーズに 応じることのできる介護施設のリストを提供することが可能です。 (続きは8ページをご覧下さい。) 2 7 ボランティアの皆様、ありがとうございます! JASEBの新スタッフ、キンバリー• JASEBの新スタッフ、キンバリー•ウェラーさんのご紹介 JASEBでは、スタッフの充実と新しいプログラムの展開が進行しつつあります。ここ で忘れてはならないのは、日系シニアの方々へのサービス提供には、ボランティアの皆さん の熱心な取組みが欠かせないということです。JASEBボランティアの皆さんは、シニア のためのランチの宅配、JASEBシニアセンターでのランチの用意、クラスの指導、事務 所においてのJASEBの財源と日々の経理の管理作業の手助けをしてくださっています。 また、資金調達活動の応援、シニアの方々の直接訪問や電話訪問を行ってくださっていま す。ボランティアの皆さんは、責任を持ちかつ熱心にシニアの方々をお手伝いいただいてい るのです。皆さんなしではJASEBの活動は成り立ちません。 2009年9月13日(日)、JASEBでは皆さんのご協力への感謝の気持ちを表すた めに、アラメダ市の「アロマレストラン」で昼食会を開催いたしました。会場では様々な料 理を味わいながら、すばらしい演奏や才能を楽しむことができました。14歳のマエダ•ケ ンさんはメンデルスゾーンとモーツァルトの作品を見事に演奏してくださいました。続くタ カタ4姉妹(タカタ•ジョウさん、フルイチ•ジュディさん、シマモト•スーザンさん、ムラ モト•キャロルさん)の皆さんは、参加者の方々を歌の輪に引き込んでくださいました。サ リー•レィエスさんは、岡崎ルビーさんがお孫さんの世話のために1年間休暇を取っている 間、木曜日のヨガクラスを指導してくださっていますが、美しい高音の歌声を聴かせてくだ さいました。そして最後にタカタ姉妹がおなじみの「What’s Your Name」を披露してくださ いました。当日は、長年にわたってJASEB理事会メンバーを務めてくださっているタカ タ•ジョウさんが司会を務めてくださり、会場の雰囲気を盛り上げてくださいました。村野 マーク事務局長からは、ボランティアの皆さん、理事会メンバーの方々、そしてスタッフ一 同に、シニアの方々に対するJASEBのサービス提供を支えてくださったことへの感謝の 言葉が述べられました。そして、皆さんのご協力に対するささやかなお礼としての昼食会は 和やかな雰囲気のうちに閉会しました。 皆さんお気づきのように、現在進行中のプログラムに加え、数多くの新しいプログラムや サービスが始まりつつあり、さらに多数のボランティアの方々のご協力を必要としておりま す。JASEBボランティアの中には、これまで何年間もご協力いただいており、現在も活 動中の方々がたくさんいらっしゃいます。また、生活上の変化のためにボランティアを中止 せざるをえなかった方もいらっしゃいます。JASEBを支えてくださったことに感謝する と同時に、これからもお元気で活躍されることを願っております。 皆さんの中に、つい最近定年退職されたばかりの方や、仕事をしているけれどシニアを応 援するJASEBのプログラムに関わりたいと考えている方はいらっしゃいませんか。JA SEBでは、月曜から木曜のランチプログラムのためのボランティアを常時募集していま す。キッチンで、配膳や外出困難な方のための宅配用ランチを用意するお手伝いをお願いす ることもできます。また、車を運転して温かいランチを配達していただくこともできます。 何か得意な分野や技術があり、他の方に紹介してみたいと考えている方はいらっしゃいま せんか。JASEBのビッキー(電話:510−883−1106)にぜひご連絡ください。JASEB シニアセンターでクラスを始めることができるかもしれません。このように、たくさんの方 法で日系コミュニティのシニアに奉仕するJASEBに参加しサポートしていただくことが できます。すでにボランティア活動を行っている方々からよく次のようなことを耳にしま す。ボランティア活動を通じてシニアの方たちとつながりを持つことで、想像以上に得ると ころが多いと。皆さんもぜひ電話でご連絡ください。お待ちしています。 6 去る8月、JASEBではキンバリー•ウェラーさんを事務所のスタッフとして迎えまし た。過去2年間、キンバリーさんはハイアットホテルのフロントデスクスタッフを務めてき ました。また、非営利団体「Arts for Youth」において秘書の経験も有しています。高校時 代には、メキシコの恵まれない子供たちのために靴を集めるS.H.O.E.S.という組織の 創設、開発、運営を行いました。キンバリーさんはカリフォルニア大学サンタバーバラ校で 心理学の学士号を取得しています。 すでにスタッフのアシスタントとして、補助金のためのデータ文書作成からJASEBカ レンダーに使用するJASEB顧問組織の写真手配まで、キンバリーさんは様々なプロジェ クトに携わってきました。また、JASEBにとってまさに初めてのフェイスブックへの広 告開発の先導を担ってもらっています。JASEBにとってキンバリーさんは有力な戦力に なることでしょう。今後の活躍にご注目下さい。事務関連でキンバリーさんに連絡を取りた い方は、電話(510/848−3560内線101)または[email protected] JASEBの新しいケースマネージャー、アーリーンさんのご紹介 JASEB事務所ではパートタイムのケースマネージャーとして、新たにスナダ−オニー ル•アーリーンさんを迎えました。アーリーンさんは、1981年より、ハワイ州において ソーシャルワーカーを務め、ナーシングホームのコンサルタントとして、またハワイ州家庭 裁判所で働いてきました。2001年にカリフォルニア州に住まいを移してからは、医療 ソーシャルワーカーとして「プロフェッショナル•ヘルスケアアトホーム (Professional Healthcare at Home)」に勤務、さらにコントラコスタ郡のソーシャルワーカー/クライアン ト関与スペシャリストを務めました。 アーリーンさんは、岩田美幸さんと共に、JASEBのケースマネージメントサービスを 担当します。JASEBのケースマネージャーは、シニアやそのご家族に、自宅訪問による 評価、ソーシャルサービスの紹介、情報や援助についてのサポートを提供しています。アー リーンさんのこれまでの経験や知識を通じて、JASEBは日系コミュニティにおける高齢 化問題について、今後さらに多くのシニアやそのご家族により行き届いたサービスを提供で きるものと確信しています。アーリーンさんへのご連絡は、電話(848−3560内線105)また は電子メール([email protected])にお願いいたします。 理事メンバーの変更(2009年− 理事メンバーの変更(2009年−2010年) 半ば引退しているコンピュータシステムエンジニアである、田中ウェイン氏がJASEB の理事に選ばれました。バークレー育ちのウェイン氏は地元と深いつながりを有し、スカウ ト、バスケットボール、野球などの多くの組織に関与してきました。現在は息子さんの所属 するEBYALチームのコーチを務め、大谷(東本願寺)バスケットボール理事会のメン バーでもあります。JASEB理事長ヒロナカ・ブルース氏は「ウェイン氏の理事会参加を うれしく思います。JASEBが日系コミュニティにより効果的に奉仕するために進行中の 重要な変化に対して、彼が大きく貢献してくれることを期待しています」と語っています。 ウェイン氏は辞任を決めた山下アービング氏に取って代わりますが、山下氏は理事辞任後 も、JASEBの資金調達や他の活動に関わって行く予定です。ヒロナカ氏は山下氏に対し て「氏の理事としての貢献に深く感謝します。今後も引き続きJASEBに関わってく ださることを希望いたします」と述べています。 3 JASEBシニアセンターでのレクチャー JASEB日帰り旅行 JASEBシニアセンターはバークレーにあります。(住所 1710CarletonSt., Berkeley、 McGeeStreetとの角)シニアセンターは毎週月曜日から木曜日まで開館しています。セン ターでは各種の体操、創造力や思考力を養う講座などの催しが行われています。レクチャー への参加を希望される方は、JASEBシニアセンター(510-883-1106)までお申し込みく ださい。 11月17日(火)に、サンフランシスコにあるサンフランシスコ現代美術館(Museum of Modern Art、通称 SFMOMA)を訪れます。11時からのガイドツアーに申し込んであ り、このツアーでは「The Provoke Era(挑発の時代)」と名付けられた戦後日本の写真展示 を案内してもらいます。 さらに会場では、「Photography Now(現代の写真)」と呼ばれる展示を見学します。これ はSFMOMAのコレクションの中から、現代の中国、日本、韓国のアーティストによる30作 品を紹介するものです。中国のアーティストによる作品では、文化の変動、ことに農村部の 急速な都市化と産業化の影響が表現されています。この日帰り旅行の費用は、SFMOMAのメ ンバーでない場合は、美術館の入館料とガイド代を含めて12ドルです。メンバーはガイド 代のみが必要で5ドルとなります。サンフランシスコまではBARTの利用が速くて便利で す。BARTのMontgomery(モントゴメリー)駅で10時15分に降りて、日帰り旅行のグ ループを探してください。美術館まで一緒に歩きます。昼食は各自でとっていただきます。 美術館内にはカフェがあり、スープ、サラダ、サンドイッチ等が食べられます。また、通り を挟んだ向かい側のJewish Museumのとなりに、すてきなメキシカンカフェ/レストランもあ ります。日帰り旅行に参加を希望される方は、電話でお申し込み下さい。電話番号: 510−883−1106。 シニアのための安全生活ヒント 日時:2009年11月10日(火)正午から(当初の予定日から変更されました) 講師:バークレー警察署 1人で道を歩いている時、周囲に気を配っていらっしゃいますか。車にカギをかけたかど うかを覚えていないという経験はありませんか。長期間家を留守にするときには家庭用防犯 システムを利用されていますか。1人でいる際に起こりうる危険から身を守る方法につい て、バークレー警察署の3人の警察官の方々が説明してくださいます。また、家を留守にす る際にすべきことや、個人情報の盗難および高齢者虐待等の防止法についてもアドバイスを していただきます。 3人の警察官の方々は、パトロールや現場での訓練実施から地域コーディネーター、さら には人質交渉に至る専門分野において、合わせて28年間の警察経験を有しています。ま た、どなたもバークレー全域を担当されていますから、皆さんからの質問に詳しく答えてい ただけることでしょう。当日は、皆さんからの質問に答える形をとり、打ち解けた雰囲気で レクチャーを進める予定です。 11時半からのランチを希望される方は、ビッキーまでお電話(510−883−1106)でご連絡 下さい。なお、レクチャー日が変更されていることにご注意ください。 関節炎(Arthritis 関節炎(Arthritis)とともに生きる Arthritis)とともに生きる 日時:2009年12月14日(月)正午から 講師:ジュリア•チャールズ先生(医学博士) 関節炎で悩まされている方はいらっしゃいませんか。悩まされているとしたら、どのよう に対処されていますか。関節炎があるために、日々の活動が制限されている方をご存知では ありませんか。ジュリア•チャールズ先生をお招きして、関節炎について学びながら、関節 炎に対処しつつ充実した生活を過ごすこつをうかがいます。 このレクチャーでは、様々なタイプの関節炎とその非常に大きな影響についてお話しいた だきます。特に、米国内だけで2100万人が罹患しており、高齢者によく見られる変形性関節 炎(osteoarthritis、degenerative arthritisとも呼ばれる)について重点的にお話しいた だく予定です。変形性関節炎の症状、診断法、薬物を用いない方法を含む治療法などについ ても説明していただきます。ジュリア•チャールズ先生はカリフォルニア大学サンフランシ スコ校において医学博士号と生化学の博士号を取得、リュウマチ学を下位専門分野とする研 修を受け、現在はカリフォルニア大学サンフランシスコ校の准教授を務められています。 レクチャー前のランチを希望される方は、ビッキーまでお電話(510−883−1106)でご連絡 下さい。 4 JASEBインフルエンザ予防接種クリニック 日時:2009年11月2日(月)午前9時から11時15分まで 本年、JASEBでは「オーバー60クリニック(Over 60 Clinic)」との共同によりイ ンフルエンザ予防接種を実施します。日時は2009年11月2日(月)の午前9時から1 1時半です。当日は3ドルのご寄付をお願いいたしますが、寄付のできない場合でも接種を 受けることができます。 CDC(米国疾病対策センター)では、季節性インフルエンザワクチンの接種を毎年受け ることを推奨しています。かかりつけの医師からインフルエンザ予防接種を受けることので きる方は、定期検診の際に接種を受けてください。JASEBシニアセンターの住所は以下 の通りです。1710 Carleton Street, Berkeley CA 94703 さらに詳しく知りたい方は、JA SEBシニアセンター(電話:510−883−1106)またはJASEB事務所(848−3560)にお問 い合わせ下さい。 ノースバークレーシニアセンターからのお知らせ ノースバークレーシニアセンターからの依頼により、JASEBのニュースレターに同セン ターの活動スケジュールを掲載しないこととなりました。ディレクターを務めるフィッ シャー・カヨさんは、シニア向けに充実した週末プログラムを提供できることを嬉しく思って いるそうです。ノースバークレーシニアセンターでの土曜プログラムに関してさらに詳しく知 りたい方は、カヨさんにご連絡いただくか(電話:707−864−3358)、第2または第3土曜日の 朝にセンターに立ち寄ってみてください。 5