...

利用者本位の心ゆたかなサービスを提供します

by user

on
Category: Documents
32

views

Report

Comments

Transcript

利用者本位の心ゆたかなサービスを提供します
利用者本位の心ゆたかなサービスを提供します
重点項目
1.利用者(家族)のニーズに応じたサービスの提供
・在宅福祉サービス(居宅介護支援・訪問看護・ホームヘルパー・デイサービス)が同事務所である利点を活かし、心身状況の変化な
どに対し、速やかな情報共有・支援方法の確認が深められた。
2.住み慣れた地域で尊厳を保持し、生きがいのある生活の支援
・訪問看護ステーション・ヘルパーステーション・居宅介護支援事業所は、24時間相談・支援体制をとっていることで利用者の急変
時の対応が迅速に図れた。
・看護師・社会福祉士・介護福祉士・ケアマネジャーなどの専門性を活かした地域貢献事業として「出張ふくし教室」を行った。
出張ふくし教室実施回数:
15回(在宅福祉課分)
3.安心、安全かつ質の高いサービスの提供
・外部講師を招いての研修や受講した外部研修の報告を行い、情報等を共有することで職員の質を高め、安全・安心のサービスが提供
できるよう研修の充実に取り組んだ。
研修内容:ターミナルケア、認知症の理解と支援、高齢者・障がい者の機能訓練、介護実技等
1.訪問看護サービス事業(P136~139)
主治医の指示、連携のもとに在宅療養をされている乳幼児から高齢者まで、24時間連携体制を確保し総合的に支援した。
① 在宅ターミナルケアや小児訪問看護を積極的に受け入れた。
(延べ利用者数:5,146名)
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
介護保険
349
283
348
330
319
307
365
298
306
298
289
355
3,847
医療保険
99
79
92
116
121
103
138
117
106
108
108
112
1,299
② 24時間緊急連絡支援体制の充実に努めた。
延べ利用者数:183名
26
③ 職員の総合的な知識と技術の向上に努めた。
・定例会(月 1 回)
・内部研修(在宅ターミナルケアについて 等)
・外部研修(三田地域看護推進会、ネットワーク訪看丹波 等)
図1.各年度における利用者数と延べ利用回数
図2.各年度における小児訪問看護とターミナルケア利用者数
2.高齢者デイサービス事業(指定通所介護・指定通所介護予防事業)(P139~147)
介護や支援が必要な方へ適切な介護サービスを提供し、レクリエーションや運動等を通じた心身の機能低下予防及び利用者同
士や地域のボランティアとふれあいや交流することでより充実した生活を送っていただくことを目指した。また、医療的ケアや
専門的な関わりを必要とする重度の利用者の受け入れのため環境整備と共にスタッフの知識、技術の習得に取り組んだ。
① 利用者の状況
軽度(要支援1~要介護1):45.3%
中度(要介護2~要介護3):28.1%
重度(要介護4~要介護5):26.6%
(H26年度)
(40.0%)
(32.7%)
(27.3%)
27
軽度の利用者が増えてきており、生活機能向上を目的とした運動や創作活動の提供を強化していることが要因として考
えられる。
② 活動状況
看護師を機能訓練指導員として配置し、個別機能訓練を実施した。利用者からは歩行機能の向上や日常生活の中で継続した運
動実施につながっているという声を聞くことができた。
◀ 健康づく
機能訓練実施回数:17名 延べ482回
りの介護予
③ ボランティア
個人・グループのボランティアの協力を得ながら活動の充実を図った。
内容:音楽活動(コーラス、楽器演奏等)、手品、製作活動、生活介助等
人数:延べ685名
防体操は、毎
月メニュー
が異なり人
気のメニュ
ーです。
④ 情報発信・広報活動
家族等に送迎時に活動等の様子を報告し、連絡帳では活動の様子や健康面の情報等を含め1日の様子を振り返ることができる
ようにした。また、デイサービスの魅力を伝えるツールとして、デイ通信「きらめき」を毎月発行し、利用者家族、ケアマネジ
ャーなどに発信した。
平成 25~27 年度
◀ 昨年度と比較し新規登録者数は2倍となっているが、入所、長
期入院による登録廃止者が20名あり、また新規利用者の多くが
週1~2回の利用となっているため、延べ利用者数、1日平均利
実績比較(各年度3月末現在)
開所日数
延べ利用者数
1 日平均利用者数 新規登録者数
平成 25 年度
308
5,965
19.4
24
平成 26 年度
306
6,227
20.4
10
平成 27 年度
309
6,112
19.8
20
用者数とも減少している。
介護度別では軽度利用数が増加しており、手芸、園芸など趣味
活動プログラムの充実とともに、介護予防体操、個別機能訓練な
ど健康づくりを目的とした活動もより充実させていきたい。
28
1日平均利用者数
延べ利用者数
10
10
5
0
平成26年度
平成27年度
要介護 3
11
9
6
要介護 4
6
7
7
要介護 5
8
8
10
合計
54
55
64
要
支
要
3.身体障がい者デイサービス事業(生活介護事業)(P147~152)
5
12
護
9
4
11
介
要介護 2
平成25年度
平成26年度
平成27年度
護
15
平成27年度
要
11
3
9
介
要介護 1
護
7
要
6
2
6
介
要支援 2
護
7
要
5
1
3
2
要支援 1
16
14
12
10
8
6
4
2
0
援
平成 27 年度
援
平成 26 年度
平成26年度
利用者要介護度別比較
利用者要介護度別比較表(各年度3月末現在)
平成 25 年度
平成25年度
介
平成25年度
1
平成 25 年~27 年度
平成27年度
15
19.4
護
平成26年度
20
20
19.8
支
平成25年度
24
25
要
5,965
30
20.4
介
6,112
20.6
20.4
20.2
20
19.8
19.6
19.4
19.2
19
18.8
要
6,227
6,250
6,200
6,150
6,100
6,050
6,000
5,950
5,900
5,850
5,800
新規登録者数
身体に障がいのある方が、主体的に社会参加し、生きがいを高め自立した生活を過ごせるよう、利用者の「個別性」を大切に
し、一人ひとりの「尊厳」を護ることができるようデイサービス事業を実施した。
① 利用者の動向
利用者の年齢層は25歳~64歳までと幅広く、多様な障がい(身体障がい、自閉症、軽度知的障がい等)の利用者となって
おり、個別支援計画に基づき、機能訓練指導や創作活動等に取り組んだ。
29
また、4名が介護保険サービスに移行となったが、家族、相談支援専門員、市障害福祉課と情報共有を行いながらスムーズな
移行に努めた。
利用者年齢層…20代:3名
30代:7名
40代:4名
50代:7名
60代:6名
② 活動状況
季節行事や毎月のレクリエーションは、内容を決める準備段階から利用者同士の交流、社会とのつながりや新たな経験を得る
機会として利用者主体の取り組みとなるよう実施した。
身近なところへの外出機会から、新たな経験や発見をしてもらうことで、日頃の暮らしの充実につながるように取り組んだ。
また、地域のボランティアの協力を得て、活動の充実に努めた。
活動内容:囲碁ボール、コミュニケーション麻雀、園芸療法 等
③ 職員の確保及び資質向上
様々な障がい特性について学び、介護に関わる知識、技術などを高める機会として定例会を
充実させるとともに、利用者の尊厳を護り思いに寄り添った適切なサービスが提供できるよう
人権研修に取り組んだ。また、カンファレンスでは事例検討に取り組み、利用者理解と支援の
方向性について深める機会とした。
定例会、カンファレンス:毎月開催(機能訓練について、介護技術、事例検討等)
人権研修:全5回開催(一人ひとりの個別性について、自己決定の支援について等)
▲定例会や人権研修では、利用者本位
の支援ができるよう、高齢者疑似体験
平成 25~27 年度
の実施や介護技術等の向上に努めた。
実績比較(3月末現在)
開所日数
延べ利用者数
1 日平均利用者数 新規登録者数
平成 25 年度
255
2,567
10.0
8
平成 26 年度
255
2,585
10.1
4
平成 27 年度
259
2,788
10.8
5
30
◀ 新規利用者は 5 名あり、一人あたりの利用回数の伸びととも
に、延べ利用者数は増加し、1日平均利用者数も伸びている。
多様な障がい特性や年齢の異なる利用者の満足につながる生活
支援とともに、小グループ活動や個別活動の充実を目的として、
利用者の障がい特性の理解や職員の知識、技術の習得がさらに必
要である。
延べ利用者数
2,850
2,800
2,750
2,700
2,650
2,600
2,550
2,500
2,450
1日平均利用者数
11
2,788
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
10.8
10.8
10.6
10.4
2,585
10.1
10.2
2,567
10
10
9.8
9.6
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成27年度
週4回
週3回
週2回
週1回
2
4
6
平成27年度
5
4
平成25年度
平成26年度
平成27年度
利用者障がい程度区分状況
長期欠席
0
平成26年度
8
年代別利用者数
利用日数
人数
新規登録者数
8
10
週1回
週2回
週3回
週4回
6
6
11
3
12
長期欠
席
1
10
8
6
4
2
0
人数
8
7
7
6
6
4
区分3
区分4
区分5
区分6
7
5
7
8
3
4
2
0
20歳代
31
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
4.高齢者ホームヘルプサービス事業(訪問介護、予防訪問介護事業)(P152~155)
住みなれた地域で安心して在宅生活が継続できるよう、自宅に訪問し、生活援助や身体介護を提供した。
① 利用者ニーズの高い生活援助サービスを、限られた時間内で利用者とのコミュニケーションを深めるよう心がけた。
② 定例会を実施し、グル―プ討議、介護実技を取り入れた。また、個別研修<レベルアップ研修>、ケースカンファレンスを行
い、研修体制の充実を図るとともに、職員間のコミュニケーションを深めた。
・定例会 :毎月(13回)(職業倫理、認知症の理解と支援、対人援助法 等)
・個別研修:10回(介護技術、食支援 生活支援 等)
③ 安心、安全なサービスの提供に向け、ヒヤリハットの報告を呼びかけ、定例会やケースカンファレンスで話し合い、予防に取
り組んだ。
④ 出張ふくし教室として地域の区・自治会、民生委員児童委員協議会などの研修会で介護実技講習を行った。
実施回数:8回(車いす介助、視覚障がい者の手引き 等)
※中央ホームヘルパーステーションにおける活動実績の比較(平成25 年度~平成27 年度)
【介護保険活動実績】
4月
11月
12月
平成 25 年度 1,372.0 1,454.0 1,296.0 1,347.0 1,242.0 1,191.0 1,095.0 1,052.0
平成 26 年度 1,083.0 1,108.0 1,087.0 1,096.0 1,014.0 1,013.0 1,069.5
平成 27 年度
873.5
5月
843.5
6月
815.0
7月
818.0
8月
860.0
9月
868.0
32
10月
923.0
(単位:時間)
1月
2月
3月
合計
993.5
946.0
980.0
1162.0 14,130.5
988.0
888.0
846.0
787.5
774.0 11,754.0
863.5
870.0
777.0
791.5
843.0 10,146.0
【介護予防活動実績】
(単位:時間)
4月
5月
6月
7月
8月
9月
平成 25 年度
435.0
437.0
388.0
426.5
403.0
397.0
408.5
395.0
419.0
392.0
386.0
399.0
4,886.0
平成 26 年度
405.0
427.0
412.0
438.0
408.0
448.5
452.0
407.0
450.0
421.0
413.0
466.0
5,147.5
平成 27 年度
440.0
417.5
457.0
435.0
419.0
443.5
440.0
418.0
427.5
386.0
420.0
437.0
5,140.5
訪問介護時間実績
10月
11月
12月
1月
2月
3月
合計
介護予防時間実績
平成25年度
平成26年度
平成27年度
平成25年度
1 ,9 00
1 ,7 00
600
1 ,5 00
1 ,3 00
500
平成26年度
平成27年度
400
1 ,1 00
300
9 00
7 00
200
5 00
4月
6月
8月
10
月
12
月
4月
2月
6月
8月
10月
12月
2月
介護度別利用者数
【介護度別利用者状況】
(単位:人)
支援1
支援 2
介護 1
介護2
介護 3
介護4
介護5
平成 25 年度
455
439
298
201
158
147
109
平成 26 年度
544
378
312
178
157
108
136
平成 27 年度
483
478
322
117
149
83
131
600
500
600
平成25年度
平成26年度
400
200
0
1
2
1
2
3
4
5
支援 支援 介護 介護 介護 介護 介護
33
平成27年度
5.障がい者ホームヘルプサービス事業(障害者居宅介護支援事業)(P155~157)
障がいのある方が住みなれた地域で自立し、安心して暮らせるように、身体介護、家事援助、通院介助、行動援護、同行援護、
移動介護(ガイドヘルプ)の支援を行った。
① 個々のニーズに対応した自立支援サービスの提供を行った。
・安心、安全なサービスの提供に向け、ヒヤリハットへの取り組みを行った。
・利用者の抱える課題の解決や適切なサービス利用に向けて、相談支援専門員、他のサービス提供事業所、障害者生活支援セン
ター、行政などの関係機関を交え、相談・状態確認等を行いながらサービス提供を実施した。
② 定例会、個別研修等は、高齢者ホームヘルプサービスと合同で職業倫理や介護実技などをテーマに開催した。
・定例会 :毎月(13回)(職業倫理、対人援助方法、精神障がい 等)
・個別研修:10回(介護技術、同行援護、障害福祉サービス 等)
※障害福祉サービス利用実績
【障害福祉サービス】
(平成25年度~平成27年度)
(単位:時間)
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
平成 25 年度
1,379.0
1,386.0
1,311.0
1,356.5
1,321.0
1,362.5
1,370.0
1,479.5
1,439.5
1,337.5
1,246.0
1,355.5
16,324.0
平成 26 年度
1,321.5
1,417.5
1,287.5
1,286.0
1,171.0
1,314.0
1,358.5
1,162.5
1,188.0
1,188.0
1,164.0
1,366.0
15,224.5
平成 27 年度
1,310.0
1,206.5
1,181.0
1,329.0
1,379.5
1,146.5
1,316.5
1,237.0
1,220.0
1,140.5
1,126.0
1271.5
14,864.0
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
平成 25 年度
161.5
188.5
143.0
173.5
167.0
117.0
125.5
166.0
173.0
113.5
118.0
162.5
1,809.0
平成 26 年度
162.0
161.5
176.5
141.0
197.0
176.5
184.0
172.0
148.5
140.5
160.5
174.5
1,994.5
平成 27 年度
177.0
189.5
165.5
216.5
171.0
175.0
171.5
184.0
162.0
176.0
139.5
194.0
2,121.5
【移動介護支援】
34
合計
移動介護支援実績
障害福祉サービス実績
平成25年度
1,600
平成26年度
平成27年度
平成25年度
250
1,400
200
1,200
150
1,000
平成26年度
平成27年度
100
800
4月
6月
8月
10月
12月
50
2月
0
4月
6月
8月
10
月
12
月
2月
【内部研修・外部講師派遣】
▲11 月出張ふくし教室
「うぐいすの里自治会防災訓練」
▲7 月個別研修
▲10 月定例会
「移乗と移動」
「対人援助のコミュニケーション」
35
▲11 月定例会
「緊急時の対応」
6.居宅介護支援事業(P157~160)
複合課題のある方への積極的な対応、専門性の高い人材確保、質の高いケアマネジメントとともに、地域全体へのケアマネジ
メントの質の向上を目的に特定事業所として取り組んだ。
居宅会議・週例会議を開催し、情報の共有、困難事例検討を行うことで資質向上を図り、より良い利用者支援に努めた。
① 利用者の受け入れを積極的に行い、年度当初より契約件数は増加した。
平成 27 年 3 月末
男性 女性
51
94
計
145
新規
男性 女性
29
39
平成 28 年 3 月末
終了
計
68
男性 女性
29
34
計
男性 女性
63
51
99
計
150
② 特定事業所として、週例会議を開催した。
利用者情報、サービス提供状況の確認や外部研修参加内容の復命研修などを行い、職員の質の向上に努めた。
開催回数:52回
内
容:・困難ケースや新規ケースについての情報共有
・事例検討
・インフォーマルサービスの情報共有
社協 中央居宅介護支援事業所の特色
◀訪問面談の様子
”自分らしさ“を尊重した「あなたが主役」
のケアプランを作成し、医療・介護・福祉の幅
広い視点で「暮らし」を一緒に考え、24 時間 365
日の連絡体制で安心のある生活を支援します。
自宅だけではなく、
利用中のサービス事
業所へも訪問しまし
た。
36
介護度別では、軽介護といわれる要介護 1~2で5割
を占め、中重介護といわれる要介護3~5で3割強、
要支援1~2は1割となっている。
地区別利用状況は、三輪・三田で46%、ウッディ・
フラワーで35%をしめている。
37
Fly UP