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河川レンジャーとしての活動と抱負
第 14 回伏見・桂川・山崎出張所 管内運営会議(H24.10.24) 資料-2 河川レンジャーとしての活動と抱負 氏名 活動テーマ 谷口 順彦 宇治川と東高瀬川における自然体験と河川クリーン作戦 淀川管内上流域・流域センターに近接した場所で実施する。 活 動 場 所 1)フィールド実習:宇治川(京都市伏見区) 、東高瀬川(京都市伏見区) 2)講習:淀川管内上流域・流域センター内学習室(京都市伏見区) 1) 宇治川のスゴモロコの釣り体験:スゴモロコなどの生物特性、 釣り道具、仕掛けつくり、釣法などを習い、実技を楽しむ。釣りの 指導は高齢者および釣りクラブの協力を得て釣りの技術指導を実 施する。 2) 東高瀬川における河川内の水生生物の採集と同定:ガサガサな どによる生物採集を行い、水生生物の多様性を明らかにし、この川 活 動 内 容 の環境の汚染レベルについて評価する。 3) 東高瀬川(新高瀬川)におけるクリーン作戦:釣りの体験者に は川の清掃にも参加してもらう。クリーン作戦に参加した人は川に 物を捨てなくなるという一点に期待。最初に、参加者は河川内の投 棄物の除去作業について情報と指導を受ける。廃棄物の除去作業に 実際に参加し、ポイ捨ての実態に触れる。既存の地域の活動と協力 する形をとりたい。 宇治川、東高瀬川、壕川のクリーン作戦のあり方に関する意見交換会 を企画し、地域住民とともに河川環境の利用と保全に関わる意見交換を 行い、地域住民の関心を高める観点から、これら河川における親水公園 のあり方について提案してゆく(東高瀬川河川敷きには地域住民が集え 抱 負 る場所がない)。 河川レンジャーとしての活動と抱負 氏名 活動テーマ 嵐山-流域キャンプ計画 活 動 場 所 渡月橋~松尾橋周辺、及び嵐山烏ヶ岳 西田 浩之 平成24年3月からTwitterにおいて淀川流域河川に関連した「つぶや き」状況を随時モニターしていた。桂川を見ると、桂川駅、桂川PA が頻繁に登場する他、渡月橋から松尾橋までの「つぶやき」が最も多 い。その内容は、バーベキュー、犬の散歩、等様々だが、河川敷の利 用頻度の高さ感じる。 最も更新が活発であった琵琶湖、鴨川+高野 川と比較して、書き込み件数は遠く及ばないものの憩いの場所として 活 動 内 容 のニーズが潜在化している可能性があると思われる。まずは、河川と 山林、 更に観光地に活動場所を展開する。 全体をパッケージ化して、 多様化したニーズに応えながら活動そのものの認知度を高めていき たい。 具体的には、仕事でお世話をしている烏ヶ岳の山林(さとの屋旅館周 辺山林 約22ha)に流域キャンプを設置して薪ユーザー会、ヨガ会、 桂川犬散歩会、桂川ウサギ散歩会、水鉄砲大会、嵐山での観光客向け PRも行っていきたい。 日頃、仕事で展開しているフィールドと関わりが発生してくるので、 抱 負 仕事とレンジャー活動の切り分けを行わなければならないと思いま す。短い期間ですが、地球科学的な地理認識と日常の経済活動の接点 を見つけて生きたいと思います。 河川レンジャーとしての活動と抱負 氏名 活動テーマ 身近な河川環境の把握と持続的な環境保全 活 動 場 所 桂川-1[京都府大山崎町、長岡京市] 活 動 内 容 東 親志 ■身近な河川環境の把握 地域在住の子どもたちや父兄も一緒になって、身近な河川(桂川、小 泉川、小畑川)の環境を把握する。 親子で参加する「川の楽校」などの環境学習を行い、河川の生態系や 成り立ち、自然特性の把握、現状の問題点などを把握する。 また、河川への「愛着」を形成するために水辺の遊びや清掃活動など の地域活動を行う。 ■持続的な環境保全 自然の「遷移」 、 「撹乱」を適切に理解し、バランスのとれた持続的な 環境の維持を図り、生物多様性の保全と地域の自然との共生のため、地 域の方と一緒になって、生物間の多様な相互関係、維持機構等の科学的 知見などの情報収集や勉強会を行う。 また、河川環境の保全のため、地域の方との協働による清掃活動、草 刈りなどを行うとともに、保全が必要な優れた自然環境については、 「順 応的生態系管理」などの手法等について共に学び、維持管理していく。 【課題】 ・地域住民の参加 桂川流域(大山崎町、長岡京市など)の住民のみなさんに活動をいか にして知っていただき、参加していただくか? 特定の参加者に限定されないか? 地域活動で、区域外の方の参加はどうなのか? ・桂川の認知 桂川が身近に感じられるか? 関心をいかにして向けられるか? 魅力はあるのか? 自己の知識と経験を活かし、地域の方と一緒になって気づいていない 河川環境の現状を把握し、問題点や課題を整理し、河川環境の保全と利 活用に貢献したい。 抱 負 ■自己の知識と経験 大気、水質、騒音・振動、動植物調査など広く環境調査に係る知識。 エビネ、ギンランなどの重要な植物の移植、猛禽類の保全検討(日本 鳥学会で論文発表「ハヤブサのモニタリングと保全対策について」な ど)、桂川河畔林のヒメボタル調査・保全検討、長岡京市小泉川のゲン ジボタル、ウマノスズクサ(ジャコウアゲハの食草)保全などを経験。