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行政相談委員機関紙 第45 - 京都行政相談委員協議会ホームページ

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行政相談委員機関紙 第45 - 京都行政相談委員協議会ホームページ
行政相談委員機関誌
第44号 平成27年9月
京 都
総務省
京都行政評価事務所
表
舞鶴市
紙
の
写
真
赤 れんが倉 庫 群
明治34年(1901)の旧海軍舞鶴鎮守府の開庁に伴い、海軍が建
設したものを中心に多くの建造物が現存し、風雪を経た赤れんが
はエキゾチックな雰囲気をかもし出しています。
(舞鶴市立赤れんが博物館ホームページから転載)
写真撮影:編集子
≪
機関誌表紙は、各地区の名所、旧跡を順次、紹介させていただきます。 ≫
目
次
☆高市総務大臣のメッセージ
☆刊行に寄せて
☆新任のごあいさつ
☆地相協に求められるもの
・・・・ 1
京都行政評価事務所長
京都行政評価事務所次長
京都行政相談委員協議会会長
☆平成 27 年度表彰等の受賞委員のご紹介
☆叙勲を受章して
☆総務大臣表彰を受賞して
根上
渡瀬
南丹市
京都市北区
宇治市
純一・・・・ 2
徹・・・・ 3
麻田
勝司 ・ 4
・・・・5
麻田 勝司 ・・・・7
藤井 恒子 ・・・・8
辻
昌美 ・・・・9
☆平成 27 年度委嘱関係(新任、退任等の行政相談委員のご紹介)・・・・11
☆新任行政相談委員のご紹介
・・・・14
①抱負、②趣味、③地域活動など
☆受賞委員からの寄稿
☆退任委員からの寄稿
委員活動を振り返って
笠置町
中西 正範・・・・25
和束町
松石三重子・・・・26
京丹後市
萩原 祥子・・・・27
京都市伏見区 津田 信照・・・・28
京都市伏見区 泉
惠子・・・・29
福知山市
井上 正暉・・・・30
京丹後市
中村 賢一・・・・31
与謝野町
岡本 道子・・・・32
南丹市
日下部純子・・・・33
舞鶴市
多田 弘子・・・・34
京都市伏見区 冨松 勝子・・・・36
京都市北区
京都市左京区
京田辺市
精華町
京丹波町
綾部市
☆「FM丹後」と行政相談委員の取組
☆福知山市に委員をたずねて
☆評価監視官室からお礼~河川管理アンケート~
☆行政相談業務の実施状況
相談件数、合同行政相談所
委員処理事案のご紹介、行政相談委員 4 条意見
出前教室・行政相談懇談会
特設相談所の開設・市民まつりでの広報活動
行政苦情救済推進会議の事案
☆地相協だより
☆行政相談課職員の紹介
☆編集後記
清水谷善海・・・・37
荒田又之助・・・・38
川崎眞佐昭・・・・39
久保美榮子・・・・40
塩田 喜一・・・・41
村上 春美・・・・42
・・・・43
・・・・46
・・・・47
・・・・48
・・・・48
・・・・50
・・・・59
・・・・62
・・・・64
・・・・65
・・・・66
行政相談委員の皆様へのメッセージ
総務大臣の高市早苗です。行政相談委員全体会議の開催にあたり、ご挨拶
申し上げます。
この度は、行政相談委員へのご就任をご快諾いただき、誠にありがとうご
ざいました。引き続きお務めいただく方も、新規に委嘱された方も、よろし
くお願い申し上げます。
行政相談委員制度は、昭和 36 年の発足以来、半世紀を超える長い歴史を誇
っています。この間、行政相談委員の皆様には、国民と行政を結ぶ「懸け橋」
として、国民からの様々な相談を受け付け、解決にご尽力を賜ってまいりま
した。更に、それらの相談が、行政相談委員と総務省との協働により、行政
の制度・運営の改善に結びつくという素晴らしい成果も挙げています。また、
委員団体としても行政相談についての広報啓発にご協力をいただいておりま
す。この場をお借りして、改めて深く感謝申し上げます。
安倍内閣の最重要課題の一つが「地方創生」です。総務省では、国民一人
ひとりが安心して安全に生活ができ、学び、働き、子育てができる、そうい
った地方を各地に創生していくことに、全力を挙げて取り組んでいるところ
です。
地方創生を進めるにあたっては、地方の声、住民の声によく耳を傾けるこ
とが必要です。行政相談委員の皆様は、地域の方々の身近な相談役として、
様々な困りごとの解決に向けて、日々活躍しておられます。そういった皆様
の活動は、地方創生を成功に導く上で重要な役割を果たすものだと考えます。
今後とも、行政相談委員の皆様と私ども総務省との連携を密にして、協働
を推進していくことにより、行政相談委員制度を更に発展させてまいりまし
ょう。皆様のご努力を、総務省としてもしっかりとお支えしてまいります。
結びに、行政相談委員の皆様と御家族様のご健勝とご多幸をお祈り申し上
げます。
平成 27 年5月 15 日
総 務 大 臣
-1-
「刊行に寄せて」
~京都での2年目を迎え 改めて思うこと~
京都行政評価事務所長
根上 純一
平成 26 年4月に京都行政評価事務所に着任して、1 年半が経ちました。この機関誌に
登場するのは2回目ですが、これは久し振りで、大先輩の丸山所長以来であることが分
かりました。
昭和 27 年 8 月 1 日行政管理庁京都地方監察局が設置されて以降、局所長は小生が 35
人目となります。歴代の局所長はいずれも優れた方々ばかりですが、在任期間が総じて
短く、34 人の 3 分の 2 が 2 年以下、また、そのうち 9 人が 1 年以下と全体の 4 分の 1 を
占め、平均勤務年数は 1.6 年となっています。
本年度は、委嘱更新の年に当たり、京都では、15 名の行政相談委員の方々が交代とな
られました。昭和 36 年 7 月に 18 名が委嘱されて以来、順次増員され、平成 15 年度から
現在まで 84 名が委嘱されており、これまで延べ 467 名の行政相談委員が府内で活躍さ
れています。京都の行政相談委員の委嘱期間の単純平均が 9 年程度ですので、その間に 5
~6 人の所長が交代する計算となり、よく言われる人事異動に対するご批判はもっとも
であると頷かされます。
昭和 36 年の制度発足から 54 年、行政相談委員の皆様が受け付けた相談件数は、延べ
650 万件を超えております。これは、いかに地域の住民生活において定着してきたかを
物語っています。
この制度は、なぜこのように長く続いているのでしょうか。それは、例え、思うよう
に解決しなくても、相談者の期待を決して裏切らない、真剣な、真摯な対応が、相談者
に伝わり、一所懸命な姿に満足感が得られるからではないでしょうか。
組織・看板で仕事をする役所は、多少人が変わっても均一な事務処理ができるシステ
ムとなっていますが、人との信頼がものを言う行政相談については、行政相談委員の皆
様には到底及ばない部分があります。
行政相談委員の皆様のご活躍は、万人が認めていることです。
改めて皆様のご活躍に敬意を表しますとともに、良い補完関係・協働関係を築いてい
きたいと思っています。
高市総務大臣の仰る通り、地域の方々の身近な相談役として活躍されておられる行政
相談委員の皆様の活動が、我が国の最重要課題の一つであります「地方創生」を成功に導
く上で重要な役割を果たすとともに、その成功を支えるものにもなり得るといっても過
言ではありません。
-2-
新任のごあいさつ
京都行政評価事務所次長 渡瀬 徹
行政相談委員の皆様には、日頃から府内の各地域におきましてご活躍いただき、お礼
申し上げます。今年4月に近畿管区行政評価局行政相談課から転任してまいりました。
委員の皆様とは全体会議、地区の総会や自主研修会等でお目にかかっていますが、どう
ぞよろしくお願いします。
京都事務所は今回で3度目の勤務となります。1 度目は昭和 57 年(500 円硬貨発行の
年です。)から3年間でうち2年間相談業務に従事し、2度目は平成 20 年からの3年間
で総務業務を担当しました。平成 26 年3月に庁舎が賑やかな御池通り沿いから住宅街
の真ん中の当地に移転しており、今回新鮮な気持ちで勤務しています。
近畿管区局採用の年の1年間、実務研修生として監察(評価・監視)業務や相談業務を
一通り経験しましたが、初めて本格的に相談に係わったのは 1 度目の京都勤務の時です。
先輩職員の相談者との応対ぶりや相談票を見、委員さんの月例報告を拝読するなどして
相談のイロハを覚え、また、一泊研修の懇親会では委員さんから経験談や人生訓などを
拝聴しました。行政苦情相談協力委員として昭和 36 年7月からご活躍の委員さんもお
られて委員制度発足の頃のお話を伺う機会もありました。
さて、京都事務所では、「行政相談委員との協働の充実及び行政相談機能向上のため
のアクションプラン」
(平成 25 年 4 月改定)と「近畿管区行政評価局行政相談重点方針」
を踏まえて、平成 25 年度から毎年度「京都行政評価事務所行政相談行動計画」を作成
し、京都の実情に応じた取組を進めています。
アクションプラン以降「協働」が大切なキーワードの一つとなっており、京都事務所
では委員の皆様と協働して、合同行政相談所、出前教室、行政相談懇談会などの取組を
実践しているところです。これらの取組をはじめ相談対応や他の広報活動などを府内で
広く展開するには事務所職員だけでは到底困難であり、地域のネットワークに強い委員
の皆様のお力が不可欠です。これまでに出前講座や市民まつりでの広報活動にいくつか
参加させていただきましたが、委員の皆様の地域でのこのような地道な活動が行政相談
を支えていると改めて感じています。ただし、委員は無給のボランティアであり皆様に
は大切な時間を割いてご活動いただいていることを私ども職員は常に意識しておく必
要があると思っています。私も微力ながらも委員の皆様と協働いたします。ご指導をよ
ろしくお願いします。
-3-
地相協に求められるもの
京都行政相談委員協議会会長
麻田
勝司
天候不順の日々続き、大きな自然災害があちらこちらと起きています。被災地の皆さ
んに心からお見舞い申し上げますと共に、一日も早く復興することを願っております。
平成 27 年は行政相談委員の一斉委嘱替の年でもありました。京都行政相談委員協議
会(地相協)組織の理事や役員も一部異動があり、総会において承認を頂きました。平
成 27 年度の事業計画や予算についても承認を頂き、スタートすることとなりました。
各委員の格別のご指導とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
今年も全相協はもとより、地相協に至るまで共通課題が議論となりました。
(ア)国民の皆さんに「いかに行政相談委員制度を知ってもらい」、「相談
をもちかけてもらえるか」
(イ)行政相談委員が長期間任務を継続してもらえるには、どうすればよ
いのか
各委員の皆さん、機会あるごとに徹底討議してください。積み重ねるなかで、明るい
道が開けると信じています。今や各方面で真剣に事の重大さを認織し積極的な取り組み
が展開されようとしています。
平成 27 年度男女共同参画週間が6月 23 日から 29 日まで展開されました。その一環
として男女共同参画社会づくりに向けての全国会議が東京国際フォーラム ホール C で
開催され、全国の行政相談委員の多くも参加しました。第1部では基調講演「アべノミ
クスにおける地方創生と女性の活躍」や、特別応援メッセージで井原慶子氏(レーシン
グドライバー)が、取組事例紹介「女性の活躍による地域の活性化」、第 2 部はパネル
デスカッション「女性の活躍が地方を元気にする」をテーマに話し合われました。この
週間中は全国の自治体や企業、団体等で週間行事が展開されています。今年こそは皆さ
んの総意で地相協にも男女共同参画委員会を立ち上げていきたいと考えています。その
節は、是非ともお力添えをお願いいたします。
結びにあたり、皆様方の益々のご健康とご多幸をご祈念申し上げます。
-4-
平成 27 年度表彰等受賞委員のご紹介
近畿管区行政評価局長表彰
松石 三重子 委員
(下段左)
中西
正範
委員
(下段中央)
萩原
祥子
委員
(下段右)
和束町
笠置町
京丹後市
京都行政評価事務所長感謝状
平住
慶之
委員
(下段左)
泉
惠子
委員
(下段左から 2 人目)
中下
洋子
委員
(下段右から2人目)
中村
賢一
委員
(下段右)
津田
信照
委員
(上段左から2人目)
井上
正暉
委員
(上段中央)
岡本
道子
委員
(上段右から2人目)
-5-
京都市東山区
京都市伏見区
南山城村
京丹後市
京都市伏見区
福知山市
与謝野町
平成 27 年叙勲(行政相談功労)
麻田
勝司
委員
(下段右から 2 人目)
南丹市
平成 27 年叙勲(危険業務従事者)
大道
恒男
委員
(下段左から 2 人目)
綾部市
平成 26 年黄綬褒章
辻井
季生
委員
(下段左)
京都市上京区
総務大臣表彰(平成 26 年 10 月)
辻
昌美
委員
(下段右)
藤井
恒子
委員
(欠席)
宇治市
京都市北区
公益社団法人全国行政相談委員
連合協議会会長表彰
日下部 純子
委員
(下段左)
多田
弘子
委員
(下段中央)
南丹市
舞鶴市
近畿行政相談委員連合協議会
会長表彰
冨松
勝子
委員
(下段右)
壁瀬
宥雅
(欠席)
委員
京都市伏見区
京都市伏見区
-6-
叙勲を受章して
南丹市担当
麻 田 勝 司
私が行政相談委員の委嘱をお受けしたのは、平成 5 年、役場の同僚で総務課長か
ら何度となく薦めを受け、承諾する決意をしました。それも行政相談委員制度がで
きた初代の委員さんとは心安くさせてもらっていたもので、その委員活動をよく承
知していました。大変なご苦労に何不満なく笑顔で活動されていました。これほど
の難問題をいかに処理するのか、不安で身が硬直するのを相談日毎に感じました。
しかし委員研修も何回となく繰り返し積み重なり、また先輩委員の体験話など耳に
しながら、次第に相談日に出席することに、不安を感じることなく出ることができ
るようになってきました。
相談日には、法務局園部支局長や公証人役場から同席を頂いて、アドバイスを受
けることが出来ました。これが自信となり相談者と出会うことが、楽しく思えるよ
うになりました。また地相協の監事や理事にも参画させてもらうことが出来ました。
京都府下の情報を聞かせていただく機会も増え、ますますやる気を頂くことが出来
ました。近畿行政相談委員協議会にも出席する機会が出来て、近畿の動きを勉強さ
せてもらいました。しかし立派な取り組みがなされていても、即地元で取り入れる
ことは難しく、地域の特色など十分理解したのち検討が大切だと感じました。
平成 27 年春の叙勲を受章することの知らせを、京都行政評価事務所長 根上純
一様からお受けしました。私共には身に余る受章に驚き何回となく確かめました。
これ偏に市民の皆さんや総務省の関係職員、行政相談委員の先輩や現在活動をなさ
っている委員の皆さんの多年にわたるご指導ご鞭撻の賜と深く感謝申し上げます。
今回受章された全国の行政相談委員 16 名中、女性の委員が 10 名、男性の委員が
6 名でした。女性委員の功績が素晴らしいものと感じました。これからも益々多く
の委員さんが、受章されますことをご期待いたします。
5 月 12 日には総務省行政評価局幹部との意見交換が、中央合同庁舎第 2 号館で行
われました。夕食会には、配偶者の方と共に楽しい一時を過ごさせてもらいました。
翌日は、叙勲伝達式が東京プリンスホテルで行われ、高市総務大臣より各部門の代
表者に伝達されました。11 時 30 分から拝謁が皇居で行われ,天皇陛下よりお言葉
を頂きました。このような光栄なことは、二度とない思いでした。
これも偏に皆様方のご指導ご支援の賜と深く感謝申し上げます。今後はこの栄誉
に恥じないよう一層精進致し、些かなりともご芳情に報いたいと存じますので何卒
従前のご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
末筆ながら皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
-7-
総務大臣表彰を受章して
出前教室を通して行政相談へ
京都市北区担当
藤 井 恒 子
出前教室は、なかなか周知してもらっていない行政相談制度及び行政相談委員制
度について理解してもらい、日常生活の中で気軽に役立てていただくことを願い実
施しているものです。子どもたちが出前教室を受けたことにより、出前教室の内容
を保護者や知り合いの方に伝え、日常生活の中での困りごとを相談に来てくださる
ことを願って活動しております。
京都地区では、平成 20 年度から出前教室を始めました。まず、京都市教育委員
会に出前教室の趣旨と意義をご理解いただきました。
次に知り合いの校長先生方に同様のことを伝え、実施してきました。はじめは数
校でしたが徐々に実施校を増やしてきました。
出前教室で子どもたちから出てくる相談は
・街灯が暗い。
・歩道と車道の間に段差がある。
・曲がり角にカーブミラーをつけてほしい。
・公園のベンチが壊れている。
等ですが、出前教室で学んだことで、どの子どもも地域を見つめ直し、自分で困り
ごとを見つけています。
出前教室ではもう一つ願いを持って子どもたちに語り掛けています。
その願いは「子どもたちが地域に関心を持ち、地域の困りごとを見つけた上で、
自らがより良い生活を送るにはどうしたらよいか考える、主体的に学ぶ子どもに育
ってくれること」「将来、大人になったとき、困りごとをそのままにせず、解決の
道を探るために、行政相談制度及び行政相談委員を利用してくれること」です。
このたび、出前教室での行政相談委員活動に対して、総務大臣表彰受賞の栄に浴
しました。このことは、出前教室を含め、行政相談委員としての活動に、もっと励
みなさいというお励ましの受賞だと受け止めました。
今後も、子どもたちや行政相談に来られる方々の声に真摯に耳を傾け、行政の改
善に繋がる活動に励みたいと念じております。
また、たくさんの行政相談委員が出前教室に関わっていただきたいと思います。
行政評価事務所の皆様や行政相談委員の皆様のご指導ご鞭撻、よろしくお願い申
し上げます。
-8-
総務大臣表彰を受賞して
宇治市担当
辻
昌 美
このたび総務大臣表彰を受賞し、10 月8日東京での授賞式に妻を同伴し、出席いた
しました。この上なく光栄に存じております。
同時に、13 年目を迎えた行政相談委員としての活動を支え、アドバイスしていただ
いた歴代の京都行政評価事務所長・相談官、先輩委員の方々に感謝申し上げます。
今までの相談委員活動の中で、問題が解決し、喜んでいただいたケースも忘れられ
ないことですが、長い間互いに努力したにもかかわらず、解決に至らなかったケース
は、一層忘れることがありません。教えられることも沢山ありました。
なかでも、大きく学ばせてもらったのは京都行政相談委員協議会(京都地相協)ホ
ームページ委員会でした。
平成 22 年、京都行政評価事務所から「京都でも地相協のHPを開設されませんか。」
と同じ宇治市担当の瀬田佐江子委員に声がかかりました。瀬田委員は、パソコンに堪
能な方で挑戦してみようと決心されました。
「しかし、1人ではできないので手伝ってほしい。」と声をかけられました。
できることなら手伝いたいのですが、私はパソコンの素人で、手伝えることがあり
ません。断りました。
私の世代は、昭和 40 年代からワープロが開発され、瞬く間に性能がアップし、感
動しながら活用しました。
大事な資料はワープロのフロッピーに保存し、長らく活用しました。定年間際頃か
らパソコン時代に入りました。ワープロで、用が足せていたので、新しい機器には手
を出さないまま、定年退職しました。
そんなわけで、パソコン・HP委員は断りました。ところが、瀬田委員は「私は、
50 歳代からパソコンを学んで今に至ります。いまから学ばれたらどうですか。」と説
得されました。能力は別として、できることを手伝おうとHP委員になりました。7
人のHP委員が集まりました。以後、月1回のパソコン研修会を事務所で重ねました。
家でも練習しました。みなさん、熱心でした。少しずつ技も進んでいきました。HP
の内容も、形が整っていきました。
私たちは、記事や報告文を書く。写真を撮って送信する。HPへのアップは、瀬田
委員という役割で進みました。
私にとって、パソコンの技が少しずつ広がることは楽しいことでした。それまで、
事務所への月例報告等は、手書きし、郵送で送っていました。メールで送るようにな
りました。写真添付の報告文も送れるようになって、HPの記事も多様になりました。
-9-
同時に、パワーポイントも学
びました。大変便利なシステム
で、地域の小・中学校や大学で、
出前講座を実施したり、地域の
歴史の授業を依頼されたときな
ど、画像が利用でき、大変重宝
しています。
平成 25 年、瀬田委員が退任さ
れました。代わって、技術畑を
担当していただける中澤愛美委
員(宇治市)が後任となり、滞
りなくHPは継続できました。
ホームページ委員会の取材活動
(平成 23 年 7 月 22 日宇治上神社)
平成 26 年度より、HP委員会は、京都地相協の正式委員会として再スタートしま
した。
これからも、委員一同研修に努力を重ね、京都地相協の「広報」の一翼を担ってい
けるよう努力したいと思います。
茶源郷「和束」を訪ねる
(平成 26 年 5 月 27 日)
- 10 -
平成 27 年度委嘱関係
~新任行政相談委員のご紹介~
平成 27 年度に新たに行政相談委員をお引き受けいただいた委員の方(15 人)です。
これから一緒に委員活動をよろしくお願いします。
京都市北区
京都市左京区
たなか
ゆきお
田中
行夫
委員
たなか
よしのり
田中
義則
京都市東山区
京都市南区
ほんだ
とよこ
かねと
本多
登代子
委員
京都市右京区
俊廣
みつよ
金戸
美津代
のだ
ちかこ
野田
委員
千賀子
京田辺市
木津川市
きのした としみ
まつもと きよつぐ
木下
敏巳
委員
長岡京市
にしたに としひろ
西谷
委員
松本
委員
南丹市
清次
委員
委員
京丹波町
こてら
としひこ
小寺
俊彦
はせがわ
長谷川
委員
綾部市
ひろふみ
博文
委員
与謝野町
きえだ
いつこ
木枝
一子
委員
- 11 -
ほりぐち
たくや
堀口
卓也
委員
木津川市
精華町
まつい
こうじ
たなか
しげこ
松井
康次
田中
茂子
委員
委員
京丹波町
やまだ
すすむ
山田
進
委員
~退任された行政相談委員のご紹介~
平成 27 年3月 31 日付けで行政相談委員を退任された 14 人の委員の方です。
長い間のご活躍、本当にありがとうございました。
京都市北区
(委嘱期間8年)
しみずだに
ぜんかい
清水谷
善海
京都市左京区
(委嘱期間 14 年)
あらた
委員
荒田
またのすけ
又之助
委員
京都市東山区
(委嘱期間 24 年)
京都市南区
(委嘱期間 23 年 11 月)
やまもと つぎえ
みやけ
すみこ
三宅
純子
山本
次枝
委員
委員
京都市右京区
(委嘱期間5年 11 月)
長岡京市
(委嘱期間 16 年)
よつつじ ひでお
ふじい
えいこ
藤井
榮子
四辻
英雄
委員
- 12 -
委員
京田辺市
(委嘱期間 22 年)
木津川市
(委嘱期間6年)
かわさき まさあき
よしむら
川崎
眞佐昭
委員
精華町
(委嘱期間 14 年)
くぼ
みえこ
久保
美榮子
吉村
けいいち
啓一
委員
南丹市
(委嘱期間4年)
くさぎ
委員
草木
たくみ
太久實
京丹波町
(委嘱期間 16 年)
京丹波町
(委嘱期間2年)
しおた
きいち
うえだ
えり
塩田
喜一
上田
えり
委員
委員
綾部市
(委嘱期間6年)
与謝野町
(委嘱期間 10 年)
むらかみ はるみ
さかね
こうざぶろう
坂根
功三郎
村上
春美
委員
訃報
な か だ か つ や
木津川市担当の 中田勝彌 様が
平成 27 年 2 月にご逝去されました
- 13 -
委員
委員
新任行政相談委員のご紹介
平成 27 年度から、行政相談委員として一緒になって活動してい
ただいております。よろしくお願いします。
京都市北区市担当
田 中 行 夫
(平成 27 年4月委嘱)
行政相談委員になって
京都市役所を定年退職して、第二の職場の公益社団法人京都勤労者学園も任期満
了により平成 27 年6月に退任する予定の中で、3月に行政相談委員のお話をいた
だきました。
今も、40 数年前に公務員を志した気持ちに変わりはなく、再び、市(国)民の皆
様や地域社会にお役に立てるのであればと思い、行政相談委員として活動すること
にいたしました。
市(国)民の皆様と行政とのパイプ役として、また、行政相談委員の業務の啓発
及び宣伝することに、公務員等の 40 数年の経験とその間に得た知識などを最大限
に生かし、与えられた職責を果たしていこうと決意を新たにしております。
それには、先輩の委員の皆様や京都行政評価事務所の職員の皆様のご指導が不可
欠でありますので、よろしくお願い申し上げます。
趣味ほか
旅行。生まれ育った京都の歴史・史跡・文化・神社・寺院などについて学ぶこと。
地域での活動内容など
今後、「生涯楽習支援コンサルタント兼プランナー」として、地域のシニア世代
の皆様の生涯学習を楽しく、楽に学べるような取組を展開したいと思っておりま
す。
- 14 -
京都市左京区担当
田 中 義 則
(平成 27 年4月委嘱)
行政相談委員になって
突然区役所担当課長から電話を頂きびっくりしましたが、最初は半人前の自分に
出来るかという不安がありお断りしようかな?と思いましたが役所に出入りする
ようになってから約 40 年、特に体育振興会会長(10 年間)になってからは特にお世
話になり現在も社会福祉協議会会長をお引き受け以来もうかれこれ 15 年目になり
ました。お陰で地域の隅々まで知る事が出来ましたし、これからは今までの経験を
活かし行政相談委員の仕事も出来うる限り協力させて頂きたいと思っております。
趣味ほか
若い頃からどちらかと言えばスポーツ系で色々なスポ-ツをしておりましたの
でいまだにその続きで苦手な水泳以外はなんでも楽しんでいます。特に現在は小学
校校庭でナイタ-にてテニス同好会をやらせて頂いてます。
ゴルフは最近少なくなりましたが、月 2 回程度ラウンドしております。
地域での活動内容など
左京区は京都市におきまして現在は二番目地域が広く北は広河原、別所等から南
は三条通まであり又人口は伏見区、右京区に次ぎ役 17 万人余り、又面積は右京区
に次ぎ 2 番目(22 年国勢調査から)。京都市 11 行政区の中でも非常に巨大な地域で
あります。現在、私は社会福祉協議会会長、高野中学校運営協議会会長、養徳小学
校運営協議会理事、養徳体育振興会顧問、下鴨警察署協議会副会長等々をさせて頂
いております。
京都市東山区担当
本多登代子
(平成 27 年4月委嘱)
行政相談委員になって
区役所の方から説明に来られ引き受けたので、説明会があるまで区役所のお手伝
いと思っていました。
総務省の行政という言葉に重さを感じますが、先輩方の助言を得ながら地域の皆
さんの相談窓口として頑張っていきたいと思っています。
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趣味ほか
外出好きの夫に引っ張られながら、あちこち出歩いています。
地域での活動内容など
保護司、更生保護女性会、その他。
忙しいと言いながらも地域の方々と楽しく活動しています。
京都市南区担当
金戸美津代
(平成 27 年4月委嘱)
行政相談委員になって
私は最初行政相談という言葉も知りませんでしたし、行政相談制度や相談委員な
ど全くわかりませんでした。この3か月の間に頂いた資料を読んでいるうちに少し
ずつ仕事の内容がわかるようになってきました。まだまだ知らないことがたくさん
ありますが先輩の方や相談者の方の話を聞きながら勉強していこうと思います。
また、たくさんの方々に行政相談を知っていただくよう努力したいと思います。
趣味ほか
趣味など決まったものはありません。
広く浅くが私のモットーで何でもお誘いがあれば出来る事は参加します。現在、
アートフラワー(年3回)・フラワーアレンジメント(年4回)、折り紙(月 1 回)
しています。
地域での活動内容など
南地区更生保護女性会の庶務及び広報を担当しています。更生保護女性会(更女)
は犯罪や非行をした人が地域社会で立ち直れるよう支援するとともに、だれもが人
として尊重され、心豊かに生きられる明るい社会づくりを目指して活動していま
す。
また、私たちの上鳥羽学区では「あんしん・あんぜんのまちつくり」推進委員会
が活発に活動しています。4月に「あんしん・あんぜんパレード」が行われました。
7月には「七夕まつり」「夏の夜市」などが行われます。保護司会・更女も参加
します。
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京都市右京区京北担当
西 谷 俊 廣
(平成 27 年4月委嘱)
行政相談委員になって
地方公務員として40年間携わってきた経験が、相談者の方々に微力であります
が、少しでもお役にたてばと思っています。
新任行政相談委員ですが、今後、よろしくお願いします。
趣味ほか
退職後は日々気楽な生活を送っていますが、健康のことも考え、山林や農地とい
う自然を相手にして、健康な汗を流していることが一つの趣味ではと。
地域での活動内容など
地域(町内)の自治会委員や市政協力委員を何回も経験し、地元の世話役を行っ
ています(委員をする年代層が年々減りつつある状況)。
長岡京市担当
野田千賀子
(平成 27 年4月委嘱)
行政相談委員になって
思いがけないお話を頂いて何も考えずに軽くお受けしたところ、大それたことと
仲間から驚かれてしまいました。今になってその意味を痛感しているところです。
ベテラン相談委員、市職員の方たちに助けられ感謝しつつも、自身の知識不足を
つくづく感じています。
市民の方の身近な存在として少しでも貢献できるよう、相談委員としての質の向
上に向けて勉強していきたいと考えております。
趣味ほか
以前は仕事上、本を読んでいましたが、読まなければならない状況から解放され
た今は読書から遠のいています。それでも本屋さんや図書館に立ち寄ると、ワクワ
クした気分になります。
やりたい事は多々あり、ストレッチ体操やヨガなどに挑戦したいのですがなかな
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か一歩が踏み出せず、メダカや草花の世話に安らぎを感じて引きこもりがちな日々
を送っています。
地域での活動内容など
この 4 月からJR長岡京の西口にあるパンピオ一番館の 6 階で生涯学習相談員と
して勤務しています。そちらでは市民の方の生涯学習活動の相談や支援、また講座
なども開催しています。
市には随所で催しがあり、いろんな事を学びたいと意欲のある方が多くいらっし
ゃいます。
来室される方々の生き生きとした様子に私達の方が刺激を受ける毎日です
京田辺市担当
木 下 敏 巳
(平成 27 年4月委嘱)
行政相談委員になって
行政相談委員なって 3 カ月余り、幸か不幸か未だ本格的な相談に接する機会があ
りません。相談件数が多くあればよいというものでもありませんし、だからと言っ
て少ないのもどこか問題があるように思います。まずは、こうした(行政相談委員)
制度、窓口があることを多くの人に知っていただくことに努力したいと思っており
ます。
私は、相談員として大切にしていることは「市民目線」です。こうした感覚を大
切にしながら公平な立場で相談活動を行っていきたいと思っております。
趣味ほか
読書と旅行が好きです。加速度的に読書好きなったきっかけは、若いころ安岡正
太郎の「海辺の光景」で大手出版社の読後感想コンクールで全国入選したことです。
特に、山本有三と三島由紀夫を愛読しています。旅行では、南信州飯田市の「下栗
の里」や島根県安来市の「足立美術館」が印象に残っています。
地域での活動内容など
現在、自治会役員や学校評議員などを受任し、日々活動しております。
私の地元、京田辺市は一休禅師が晩年過ごされた一休寺(酬恩庵)があります。一
休寺(受付)を入り、すぐ右手扉の菊の模様越しに中をのぞくと禅師の御廟を見るこ
とができます。これは、禅師が天皇家(後小松天皇)の関係者であることがわかりま
す。当時、一介の和尚が、世相や役人を批判できたのは、こうしたことも無関係で
はないようにも思います。そして私が何よりも興味をもったのは、平均寿命が 25
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歳ぐらいの室町時代にあって 88 歳まで生きた禅師の驚異的な生命力。また、77 歳
の時に 40 歳以上も年の離れた盲目の美女「森女」と、一休寺虎丘庵での自由奔放
な愛の生活。このような自然な生き方が一休の禅であり、哲学であったのかも知れ
ません。伽藍や庭園の美しさはもとより、人間一休の生き様に思いをはせながら本
寺を訪ねられてはいかがでしょうか。
木津川市担当
松 本 清 次
(平成 27 年4月委嘱)
行政相談委員になって
私は、行政の仕事(役所や市役所)に長く勤務をし、行政経験は長い。
その経験を生かして、少しでも多くの方々の相談業務に携われたらと思っていま
す。
趣味ほか
家庭菜園を楽しんでいます。
木津川市担当
松 井 康 次
(平成 27 年5月委嘱)
行政相談委員になって
私は恥ずかしながら、初めてお声を掛けて戴くまで行政相談委員がおられ又、広
報誌に毎月相談日が設定されていることは全く知りませんでした。山城町内で一人
であるという重責を痛切に感じております。しかしながら、お受けした以上会長様
よりお聞きした「笑顔で対応」することを心がけて、相談者の疑問・相談にきちん
とした対応を取り、速やかな動きで先輩相談委員にも相談して、解決するよう導き
たいと強く感じています。
趣味ほか
退職(三年前)して、体を動かすことを趣味にしています。両親は専業農家であ
った事から、田畑や山が多少あります。農業用機械もある程度の物は備えてあり「食
と農」を考えています。
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春は、やましろ特産の筍(真っ白い白子と呼ばれる料亭で使用される)を掘り、
初夏には、母親が管理している茄子やきゅうり等の夏野菜やじゃがいもも広く栽培
しています。
秋には頭を垂れた稲穂を刈り取り、稲架がけ(刈り取った稲穂を竹で組んだ足に
掛けて自然乾燥)にして美味しいお米作りをし、私のお米ファンも沢山います。
冬になると私の大好きな高校ラグビーが始まり、年始には花園ラグビー場へと向
かうこともしばしば。一人でスタンドに座り応援することも!スポーツ鑑賞も趣味
の一つです。
地域での活動内容など
一昨年(平成 25 年度)社会福祉協議会・上独二番区支部長を二年間この三月ま
で務め、四月から同じく社会福祉協議会の地区福祉委員や支所運営委員(今後、二
年間)もしております。
支部長を務め、地域のお年寄りや独居老人の方々が沢山おられることを初めて知
り、災害や万が一の場合には周りを気遣うことの重大性を痛感しました。高齢者社
会と言われても、サラリーマン時代では知りえない事を沢山教えていただきまし
た。又、私の社協活動の発表など良き経験もしました。
昨年六月からは、JA京都やましろの理事の一員として「食と農」を考え、京野
菜を首都圏東京へも発信してブランド品としてPRや若い農業生産者育成に向け
て新規事業推進などの一助になればと頑張っています。
私の住んでいる山城町は、山城一揆でも有名でTV NHK大河ドラマ「花の乱」
の最終回には近所が放映されました。日本最古のお寺と言われている高麗寺(こま
でら)跡もあり、京都府内では京都市に次ぐ数の国指定有形文化財を有するなどロ
マンあふれる文化財・歴史の町です。又、小倉百人一首にも歌われている「みかの
原 わきてながるる いづみ川 いつみきとてか 恋しかるらん」と歌われている
いづみ川(木津川)に面し、温暖で昔から大きな水害・災害等の被害経験も少なく、
水の豊かな豊穣な農地が広がり、ぶどう・筍など豊かな自然・里山がいっぱいで、
古都京都・奈良にも近く大阪へも1時間程度で行くことができ、全国で有数の人口
増加率を誇り「水・緑・歴史が薫るまち」で、のどかな田園風景が広がる地域です。
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精華町担当
田 中 茂 子
(平成 27 年5月委嘱)
行政相談委員になって
相談委員の仕事は始まったばかりで、まだまだ仕事の内容は理解できていません
が、今まで、地域の方々との交流の中で出て来た、日々、日常の中にある「小さな
出来事、困りごと」を一緒に考え、少しでも良い方向になればと動いてきたことな
どが、活動のひとつになるのでは?と思うと、ちよっと肩の力が抜けるように思い
ます。
民生委員、地域福祉委員、高齢者サロンなど、地域の方々のご協力の下、務めさ
せて頂きましたが、各々、行政相談委員の仕事につながっているのかもしれませ
ん!
趣味ほか
<大好きなもの>
映画、本、みんなの笑顔
地域での活動内容など
・子供さんたちの登下校時、見守りボランティア
・高齢者(たんぽぽサロン)、ボランティア
・精華町選挙管理委員(準)
南丹市担当
小 寺 俊 彦
(平成 27 年4月委嘱)
行政相談委員になって
先輩委員の指名などもあり、本年4月から行政相談委員を拝命しました。
心がけていますのは、
『相談に来られた方の意見、想いなどを徹底して聞くこと』
聞き役になることが最も大切な役割だと思います。
委員になってわずか4カ月の者ですが、そのことを痛感した相談日でした。
趣味ほか
昭和 30 年代までの“なつメロ”や“なつかしの映画”を鑑賞することや、下手
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ですが“丹波音頭の音頭とり”も地元でやっています。
親父から教えてもらった“庭木の剪定作業”も趣味の一つです。
地域での活動内容など
農村の原風景を色濃く残す美山町で全国的に有名になっていますが、過疎化や高
齢化、担い手不足など課題は山積みしている現状であります。
私自身も農事組合や生産森林組合の役員として活性化の一助となれるよう努力
している最中ですので、先輩委員皆様のご指導をぜひお願いします。
京丹波町担当
長谷川博文
(平成 27 年4月委嘱)
行政相談委員になって
ベテランの行政相談委員さんの後を引継ぐことになり、不安もある中で活動の参
考にと事例集を見せてもらうと再度ビックリ。
多種多様の相談に対応されていることに感服しました。
どれだけできるかわかりませんが、住民の皆様の声や思いを行政にしっかり届け
ていきたいと思っています。
趣味ほか
退職後、猫の額より小さい畑で野菜作りを始めました。
なかなか思う様にはいかず、今は草取りに励んでいます。
地域での活動内容など
私の住んでいる梅田地区は、京丹波町の西の端に位置します。地元の小学校は 4
年前に閉校となりましたが、住民の心まで閉ざしてはいけないということで、地域
活性化のための活動を積極的に行っています。私も活動に参加しています。
京丹波町担当
山 田
進
(平成 27 年5月委嘱)
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行政相談委員になって
あまり、住民の方にはその存在等が知られていないようです。相談を受ける事象
等も広範囲に及ぶと聞いていますし、社会福祉協議会、人権擁護委員さんや民生児
童委員さん、そして行政と連絡を密にし、何でもいいので気軽に相談に応じられる
相談委員になりたいと思います。また、行政を介してその役割について周知してい
きたいと考えています。
趣味ほか
趣味はソフトバレーボールでしたが、年齢を重ねるにつれて体力的にもついてい
けなくなりました。
今は、趣味と実益を兼ねて「朝市」への野菜類の出荷が趣味の様なものとなって
います。
地域での活動内容など
地元地域で「楽笑会」という都市と農村の交流を促進するグループを結成し、過
疎化と高齢化が進む地域の「村おこし」に参加しています。
また、京都府南丹広域振興局管内の亀岡市、南丹市、京丹波町の有志にて構成す
る「京都丹波・食と森の交流協議会」の会長に任じられ、「京都丹波」地域の食と
自然、人に優しい住民の方々という地域資源を活かした、地域社会貢献として、京
都に訪れる「修学旅行生」を地域の農家に宿泊して頂き、農業体験や調理体験をす
るという「農村民泊」の聖地として形成し、活性化に繋がるようボランティアで活
動しています。
綾部市担当
木 枝 一 子
(平成 27 年4月委嘱)
行政相談委員になって
私自身が、見識を広めなければならないと考えています。
また、皆さんが気楽に、安心して相談に来ていただけるよう努力したいと思って
います。
趣味ほか
読書、ソフトテニス
モットーは、「いつも笑顔で」
気にいっている言葉は、「妬まない・怒らない・愚痴らない」
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地域での活動内容など
自分の住んでいる地域を中心に、高齢者サロン、小学校での読み聞かせなどの活
動をしています。また、中丹地域で働く女性を応援する活動を、舞鶴・綾部・福知
山の仲間と行っています。
与謝野町担当
堀 口 卓 也
(平成 27 年4月委嘱)
行政相談委員になって
京都府職員、与謝野町職員と40年以上携わってきました。
その経験から、ややもすると相談事案に対して結論が想像でき否定的になること
を自身では戒めて、まずはしっかりとお話をお聞きし、(役所言葉でなく)平易な
日本語で丁寧な説明をしようと思っています。
そして、行政に対するお話をお聞きするだけでなく、相談者自身がどうしたい(な
って欲しい)か、そのためにはご自身もどのように動こうとしているのか等もお聞
きし、お互いに十分話し合えたと思って帰っていただけるようにしたいと考えてい
ます。
趣味ほか
亡くなった実父が私が40歳の頃に、野球しか趣味がなかった私に『人間、40
歳を過ぎたら一生を通じて付き合える文化的な趣味を持たなければいけない』と言
われましたが、特にありません。
退職後は、妻に嫌われないように何にでも挑戦・家事も言われれば率先してやる
ようにしています。
暇な時には、家事の手伝い、小さな畑、ゴルフの練習、俳句、そして昨年は西国
三十三か所をお参りし、今年はまとまった日程が取れれば四国八十八か所と思い、
一番から歩き始め徳島県は終えました。
地域での活動内容など
地元の人たちとの楽しいソフトボールチームの監督、宮津・与謝野球連盟会長。
与謝野町は、平成18年に近隣の3町が合併し誕生した人口2万人余りの自然豊
かな町です。
昔は丹後ちりめんで景気もよく、旧加悦町にはちりめんを京都に運んだ『ちりめ
ん街道(伝統的建造物群保存地区)』があり、豪邸、銀行跡、洋館等が残っていま
す。
今は丹後ちりめんの他、日本穀物検定協会の食味コンテストで西日本では最多の
10回以上の『特A』評価をもらったコシヒカリ米、与謝野鉄幹の生まれ育った町、
近年ではマラソンの木﨑良子やオリックスの糸井嘉雄の生まれた町……等々で有
名な町です。
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受賞委員からの寄稿
~委員活動を振り返って~
笠置町担当
中 西 正 範
平成 10 年 5 月 1 日、当時の国務大臣総務庁長官より「行政相談委員」の委嘱を
受けて以来、気が付くと 17 年もの歳月が流れており、社会問題や相談内容も複雑
多様化してまいりました。
このような長い期間、「行政相談委員」として大過なく務めさせて頂きましたの
も、ひとえに行政評価事務所の皆様方のご高配をはじめ、各関係機関、団体の皆様
方、先輩の行政相談委員のご指導、ご協力の賜物であり、心より厚くお礼申し上げ
ます。
「行政相談委員」と申しますと、住民と行政のパイプ役であり、住民の皆様方の
最も身近な相談窓口(相手)として豊かな識見と経験を要すると認識しておりまし
たので、委嘱当初、不安が無かったわけではなく、職責を自覚し、誇りをもって、
相談には親身な対応、解決に向けての努力をしてまいった所存でございます。
担当しております笠置町は、少子高齢化、過疎化が進む小さな町で、行政相談所
の開設日にご相談をお受けする件数は他の市町村と比較しますと少ないですが、こ
れは要望陳情や相談が少ないということではなく、このような小さな町では、「相
談場所」が「相談所」にかぎられておらず、私の趣味の一つでもあります「ゲート
ボール」を通じてご相談をお受けすることがございます。また、畑仕事をしており
ますとお声掛けいただき、ご相談いただくこともございます。
このように小さな町では「相談場所」が必要であり、気軽にお声掛けいただける
「身近な相談相手」が必要であるとしみじみ感じている所存でございます。
今後とも、住民の皆様の「身近な相談相手」としてお気軽にお声掛けいただけま
すように「地域に根差した行政相談委員」となり、住民と行政のパイプ役として最
善を尽くす所存でございますので、皆様方の変わらぬご指導、ご支援を賜りますよ
う、心よりお願い申し上げます。
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~近畿管区行政評価局長表彰を
受賞して~
和束町担当
松 石 三重 子
「行政相談委員とは何・・・何の活動をしているの・・・」と聞かれる事がありま
す。私は冗談半分に「金銭問題以外の困り事の相談受付委員よ」と云っています。
子供さんの入試、就職、老親の介護諸問題、土地の境界に日照権について等の民事
が多数あります。民事の場合は「うん、うんそうですか・・・大変ですね・・・」と
時間をかけて悩み事に耳を傾けて、相談者が穏やかになられた時分に秘密厳守はもち
ろんですが、民事に介入できない行政相談委員としての立場等の説明を致します。
「ゆっくりと聞いて頂いてホットした」または「聞くだけで何の解決策も権限も無
いとは、役に立たん」と其々のお言葉を頂いております。
今でも心に残っている事案があります、町道の側溝工事後に雨が降りますと、雨水
が自宅に流れ込むとの事で困っておられた一人暮らしの80代の女性の方の相談で
した。雨降りの日に現状を撮影し、その写真で担当区の区長さんから町の土木課に改
善をお願いして頂きました。
改善後、相談者の方から、涙を流してお礼を言って頂いた時は、行政相談委員をさ
せて頂いて良かったと思いました。
また、京都府女性の船(ステップあけぼの)相楽支部の研修会では「出前教室」を
開催し行政相談委員の活動について認識していただきました。
この度、近畿管区行政評価局長表
彰を拝受いたしまして、行政相談委
員活動と日本の歴史と文化は京都か
ら・お茶から「急須で・茶筅でお茶
を」の日本茶の普及活動を両車輪に、
老後のライフワークとして益々皆様
に喜んで頂く働きをしなくてはと感
じました。
日本茶インストラクターでもある松石委員
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~近畿管区行政評価局長表彰を
受賞して~
京丹後市担当
萩 原 祥 子
この度は行政相談委員として永年の役目に対して受彰の栄に浴し、ただただ感激恐
縮しています。
思えば平成 11 年、弥栄町より行政相談委員への就任要請を受け「その任に非ず」と
固辞していましたが、当時の担当課長の「当町は 15 の集落がそれぞれ行政区の役目を
行い、行政に関する大抵のことは各区長が町長と折衝し解決しているから行政相談に
持ち込まれる事案は希ですよ」との言葉に乗せられ引き受けました。
実際この道に入ってみると相談件数は少なく、こんな状態なら当町に行政相談委員
は必ずしも必要でないのではと愚考したりしていました。また、合併するまでは人権
擁護委員さんと合同で相談を受けており、この委員さんとの懇談を通じ、町内の様子
を窺い知ることができ、相談内容を理解するのに役立ちました。
京丹後市なんでも行政相談所(H26.10.20)
受けた相談事案の中には「死刑囚が多数いるのになぜ早く死刑を執行しないのか」
との難問に悩まされたり、
「河川や道路の法面を私用しているものがいるが無断使用で
はないか」との事案には、広範囲に散在しているのを個々に現地確認の上、それぞれ
の関係機関に調査に赴く等、自分なりに誠心誠意対応できたのではないかと思ってお
ります。
今年は八十路を迎えいよいよ最終期です。ややもすれば無為に過ごしてきたような
16 年間でしたが、多くの方々に支えられ今日迄無事務められたことに感謝し、残り少
ない期間を何とか全うすることが出来れば幸いです。
最後になりましたが住民の方々が平穏無事に過ごされることを願って止みません。
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京都行政評価事務所長感謝状を
いただいて
京都市伏見区担当
津 田 信 照
総務省行政相談委員を委嘱され早 2 年が経ったところですが、この程思いがけなく
京都行政評価事務所長感謝状をいただき本当に有り難うございました。誠に光栄の至
りと感謝申し上げる次第でございます。
当初、行政相談委員の仕事は大変難しいものと考えておりましたし、私自身それ程
多くの知識があるわけでもなくどうしょうかと不安でいっぱいでした。
しかし、幸いにして良き先輩の相談委員と巡り合わせ、暖かいご指導を頂きながら
相談に応じる事ができ大変喜んでいるところです。
これまで相談に来られた年齢層は、比較的高齢の方が多くご自身の将来を案じ、近
くに相談する人もいないので話を聞いて欲しいと言ったケースもありました。
このような事例では、相談者の話しをよく聞き少しの助言だけで、喜び胸がすっと
したと言って笑顔で帰られる姿が印象に残っております。
また、相談要旨の殆どは民事事案が多く、法律相談等を紹介する事例もありました。
要するに、私達相談委員は相談者が何を求めているのかを的確に把握した上で、速
やかに対応できるよう常に関係機関とも連携を密にしておくことも必要ではないか
と考えております。
一方、出前教室で国や市町村の行政を勉強した子どもたちの、まちを見る目が変り
早速多くの提案、意見が出され、改善されている事例が多くあることに驚きました。
特に、今まで経験した事もない相談委員になって、大きく変った自分を発見しまし
た。それはただぼんやり何も考えずに歩いていた道路、そこには車、自転車、人、信
号、側溝等があり注意深く見るようになりました。この当たり前の情景が自然に目に
止まり、そこにはまだ改善すべき点が潜んでいないかと一瞬考えるようになりました。
今後は、幅広い情報を共有し地域の安心安全なまちづくりを目指すとともに、より
親しまれる相談委員として微力ながら取組んでまいりたいと考えておりますので、皆
様の暖かいご指導をよろしくお願い申し上げます。
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京都行政評価事務所長感謝状を
いただいて
京都市伏見区担当
泉
惠 子
この度は、京都行政評価事務所長感謝状を賜り、感謝の気持と向時に大変恐縮して
おります。平成 23 年 4 月に行政相談委員として委嘱され早や 4 年が過ぎました。
当初、私自身も行政相談委員の認識がなく、地域の人達も行政相談委員の存在を知
らない方が殆どでした。毎月第 3 火曜日、深草支所応接室にて、本当に相談に来られ
るのだろうかと不安と緊張な気持で待っていましたが、1ヶ月、2ヶ月経っても誰も
相談に来られず、待っていたのでは駄目だ、自分から動かなければと地域の各種団体
の集いに、ポスター、チラシを配付し広報活動を致しました。
そして少しずつですが相談に来られるようになりました。しかし浅学非才な私が、
本当に相談者に納得のいく回答が出来ているのだろうか、そして、進んでいる情報化
社会において本当に行政相談委員が必要なのだろうか、又、自分自身行政相談委員と
してやっていけるのだろうかと悩みながら1年が過ぎました。そんな時、先輩の行政
相談委員の方から、そんなに気負わずに、ゆったりとした気持でされたらいいのでは
ないかとお言葉を頂き、気持ちが楽になりました。
この 4 年間、土木関係、環境美化問題、年金、DV、障害者支援等、私にとっては
初めてのことばかりで、良き勉強をさせて頂きました。相談者から、こんなに優しく、
親身になって聞いて頂き、心の悩みが少し軽くなりましたと、笑顔で話されると行政
相談委員として少しはお役に立っているのかと救われた気持になります。
この受賞を機に、これからも先輩委員、行政評価事務所の皆様方のご指導を得なが
ら、一期一会のお出会いを大切にして、事案をしっかりと聞き解決の糸口になれるよ
う、相談者に寄り添い、共に悩み苦しみ、そして笑顔で帰って頂けるような、そんな
お手伝いが出来ますように、これからも自己研鑚に努めたいと思っております。
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京都行政評価事務所長感謝状を
いただいて
福知山市担当
井 上 正 暉
この度、京都行政相談委員全体会議の席で、京都行政評価事務所長感謝状を賜り大
変恐縮しているところです。事前に連絡を受けた時に、行政相談委員の委嘱を受けて
二年で、未だ何も仕事が出来ていないのにと戸惑いを感じるとともに、この事は行政
相談委員の責務をシッカリと果たすようにと背中を押された事だと思い、改めて責任
の重さを痛感しました。
行政相談委員の委嘱を受けて、私の日々の生活の中でも意識が大きく変わりました。
私たちの身の回りを見渡しても、大きな事から小さな事まで、行政との関わりの無い
ことは何一つありません。無意識に通っていた道路にしても市民の皆さんが危険に感
じておられる所は無いのだろうか等と改めて意識するようになりました。
毎月の定例相談日に来られる方も少ないのが現状で、今日では地域での色んな課題
は自治会長を通じて行政と対応され、解決することが多いです。また、毎月の市の広
報紙を見ても1ページ全面に各種相談日がびっしりと掲載されていて、相談する内容
によって専門的な窓口が設けられているのも、相談者の少ない要因のひとつと考えら
れます。
福知山市は、平成 25 年の花火大会事故と台風 18 号、平成 26 年は8月豪雨と二年
続けて大きな事故と水害の被害を受けてきました。直ぐに福知山市の総合窓口が開設
され、全国から多くの災害ボランティアの方々や自治体からの大きな支援を受けて来
ました。
京都行政評価事務所では二年続いて水害に対する「特設相談所」を開設されて、参
加機関の相談受付には被災された多くの市民が相談に見えました。
私たちの行政相談に見えた市民の方々は、今回の大災害に至った経過や苦情など、
やり場のない生の声を訴えられました。
最近の事例として、解決に向けて非常に早く対応して頂いた相談がありました。
相談の内容は、市道と農道の三叉路のカーブ地点で、農業用排水の切替え枡が在る
ために蓋が出来ず非常に水路が判り難くなっているため、度々自動車が脱輪してレッ
カー車での引揚げをされることが発生しております。
何か解決方法がないだろうかと相談を受けたので、農業用排水枡が在る事が判るよ
うにと市の担当部署に取り次いだところ、一週間後に注意喚起の標識ポールが設置さ
れて、市の非常に早い対応に地域の人から感謝されました。
行政相談委員として、住民の皆さんの声をお聞きすることは勿論のこと、出前教室
やイベントでの啓発活動などを通じ、日常の生活の中で行政と深く関わっていること
を知って頂く活動も重要なことだと感じるこの頃です。
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委員活動を振り返って
京丹後市担当
中 村 賢 一
行政相談委員の委嘱を受けて今年で4年が経過しました。地方行政に長く携わって
きましたが、行政相談委員の仕事内容もほとんど知らない中で、少しでもお役に立て
るならと委員を引き受けました。当初は戸惑いを感じたこともありましたが、幸いに
して、先輩委員のアドバイスや京都行政評価事務所から適切なご指導をいただきなが
ら相談業務に取り組み、今日に至っています。
相談に来られる方は、自分の身に困ったことがあって自分で解決できず悩んだ末に
来られる人がかなりあるのですが、苦情を申し出たが説明や措置などに納得がいかな
い人、手続きやサービスなど制度や仕組みが分からない人、自分の抱えている困りご
とが行政にかかわることかどうか分からずに来られる人など様々で、相談の内容も年
金・福祉・道路など幅広い分野に渡っています。
いずれにしても相談者にとっては切実なもので、相談に当たっては、出来るだけ相
談者の気持ちに寄り添いながら、問題点を正確に把握し、解決の方向を探るよう心掛
けてきたつもりですが、必ずしも満足していただける結果にならなかったケースもあ
りました。相談の仕方を工夫するなど、
「相談に来てよかった。」と感じていただける
相談活動にしたいと考えています。
記憶に残っている解決事案が1件あります。昨年7月、我が家を訪ねてきた知人が
玄関の「行政相談委員」の表札を見て、「市内の府道沿いに老朽化した空き家がある
が、自動車や通学の高校生など交通量も多く、台風や突風が来れば落下物等で事故に
なる危険性があるので、何とか撤去出来ないだろうか。」と相談を持ちかけられまし
た。
現地確認したところ、屋根の一部が陥落し、棟瓦が落下しそうな深刻な状況でした。
市や地元の区で確認したところ、この家屋は昭和2年建築(36 年増改築)の木造で
10 年前から空き家になっており、所有者は市外に住んでいることが判明しました。早
速、本人と連絡を取り、空き家については、現在、市の解体費用の補助や財政支援策
はなく、もし事故でも起きれば大変なことになるので、早急に善処してほしいと要望
する一方、市や区に今後の指導や助言をお願いしておきました。数日後に、所有者が
市役所に相談に来られ、私も同席し対応策を協議しました。その後まもなく、資金の
めどが立ったということで解体工事に着手、9月下旬には完了しました。以前から解
体したくても資金面で悩んでおられた所有者はもとより、後押しをさせてもらった私
も安堵した事案でした。相談者にもこの旨報告し、早期解決を喜んでいただきました。
今や社会問題となっており全国でおよそ 820 万戸(京丹後市で約 180 戸)ある空き
家、本年5月 26 日「空き家対策特別措置法」が全面施行され、自治体の権限が強化
されるなど対策が進めやすくなりましたが、運用面では課題があるようです。
今後も、微力ながら、住みよい地域づくり・行政運営の改善を目標に、委員活動に
励んでいきたいと心新たにしています。
- 31 -
地域での活動
与謝野町担当
岡 本 道 子
退職後何か地域に根差した活動を・・・と、地域婦人会に入れて頂きました。
与謝野町婦人会は6支部 108 名の会員からなり、生き生き健康ライフの創造事業や
国際交流活動の推進等色々な活動を行っています。
今回は「文化芸術活動の推進事業」を紹介したいと思います。
地場産業である丹後ちりめんが衰退する中、着物文化を伝承して行くために平成 19
年度から「子どもたちに着物文化を体験してもらう機会をつくろう」と婦人会員が与
謝野町染色センターで染め上げた着物を、町内9校の小学校に貸し出し、メンバーが
卒業式に着付けを行っています。
中振袖に袴姿の女子児童や羽織袴姿の男子児童が卒業式を華やいだ雰囲気にして
くれます。織物の町ならではの卒業式は子どもたちに思い出としていつまでも残って
欲しいと思っています。
与謝野町広報誌の表紙
地域創造にむけて地域の力をどう取り戻すかが課題となっている現在、これからの
子どもたちが地元を愛し地元に定着して行く為に新しい門出のステップのお手伝い
として、ささやかな婦人会活動として頑張っています。
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全相協会長表彰を受賞して
~心紡いで~
南丹市担当
日 下 部 純 子
「これは行政相談もんやで・・・」と主人が言うと「報告しようか?」こんな会話が
日常茶飯事になりました。道を歩いている時も旅をした時もあらゆる場所で目にするも
のを再度しっかりと見直したり、考えてみたりすると行政相談委員意見として成立する
ことが多くあると思います。
役職の辞令をいただいた時は、行政相談なんて難しい内容やと思いましたが、そうで
はないと今思っております。
長い歳月の中で様々な相談を受けてきました。専門的知識豊富な人の税制に関する相
談には困りました。また、耳の遠い方の道路事情の相談解決に何度か家を訪れて、置手
紙をして帰った事もありました。
困難な相談も軽い悩み事相談でも、私は常に「笑顔で心で聞いてあげる。」
「相談者が
心からの感謝の笑顔で帰られる。」その経験が私の自信になりました。
全相協会長表彰を受賞して「人のためにもっと役立とう」との思いを新たにしています。
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全相協会長表彰を受賞して
~委員活動を振り返って~
舞鶴市担当
多 田 弘 子
この度、全相協会長表彰を頂き、思ってもいなかった事だけに驚きました。
評価事務所長さまはじめ職員の方々にいろいろご指導頂き、今日に至った成果だと
感謝致しております。
また、平成 21 年度総務大臣表彰受賞の時、単身赴任していた夫と東京駅で合流し
て夫婦同伴で行事に出席させて頂きました。その当時の数々の記念写真が今では4年
前に(平成 23 年)に亡くなった夫との良き思い出となっております。
平成 11 年4月行政相談委員の委嘱を受けてから今日まで定例・巡回・合同相談等
振り返ってみてみました。
*平成 22 年度国勢調査・調査票の記入の仕方について(委員意見を提出)
視力が悪いという高齢者の方から「調査票に使われている文字が小さく、調査票の
記載に大変苦労した」との苦情を受けました。平成 22 年度の国勢調査では、視力の
悪い方々のために「拡大文字調査票」が用意されていましたが、調査員から説明もな
く書類にも記載されていませんでした。次回の国勢調査では「調査票の記入の仕方」
の目のつく箇所に「拡大文字調査票」が用意されてあることを記載して欲しいと思い
ます。
回答・・総務省統計局では、次回の国勢調査における世帯の配付書類に「拡大文
字調査票」が用意されてある旨を記載することを検討するとしており、そ
の取組を注視してまいりたいとおもいます。
平成 27 年度国勢調査
[大切な書類が入っています]
◆次の 3 種類の書類が入っています。
○調査票
○調査票の記入の仕方(冊子型の書類)
○郵送提出用封筒(細長い封筒)
◎左記の通り
平成 27 年度国勢調査封筒に
記載されました。
※文字が大きな調査票を別途用意しています。
ご希望の場合は、調査員又はお住まいの市区
町村にご連絡下さい。
いろんな機会を通して高齢者の方にお知らせし、若い方には身近におられる高齢者
の方にお知らせして欲しい旨を伝え有効に使わせて頂きたいと思います。
- 34 -
*平成 16 年台風 23 号・平成 25 年台風 18 号
「特設行政相談所」に参加させて頃きました。
台風 18 号被害対策特設行政相談所
洪水により甚大な被害を受け、このた
め近畿地方整備局を中心に由良川緊急
治水対策事業による工事が今、急ピッチ
で進められています。予定通りに工事が
進まない地区(軟弱な地盤のため)もあ
る様ですが地元の方々は早期完成を願
っておられます。
台風による増水でバスの上でお互い助
けあった有名なシーンが解決されてい
く姿を嬉しく思っております。
由良川緊急治水対策事業で整備された堤防護岸
事案毎に経験を重ね、よりよい行政相談委員でありたいと思います。
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広相協会長表彰を受賞して並びに
「男女共同参画に関する研修会」に参加して
京都市伏見区担当
冨 松 勝 子
早いもので、平成 17 年4月に行政相談委員の委嘱を受け、あっという間に 10 年が経
過いたしました。そしてこの度受賞の栄に浴することが出来、まことに光栄に存じてお
ります。
当初は委員の任務が何であるかも分からないまま、「どのような問題であっても相談
者の立場になって真摯に耳を傾ける」をモットーに誠心誠意自分の職責に取り組んで参
りました。時には難しい問題提起もありましたが、今日まで務めてこられましたのは、
ひとえに先輩諸兄姉や評価事務所の皆様のご指導の賜と、改めて厚く感謝しております。
またこの度、平成 27 年4月1日付で男女共同参画担当委員の指名を受け、5月 13 日
~14 日に東京で行われました内閣府主催の「男女共同参画に関する基礎研修及び苦情
処理研修」を受講する機会を頂きました。
全国各地から行政職員を含め約 160 名の参加者があり、プログラムとして、①男女共
同参画の基礎知識、②女性の活躍推進に向けて、③苦情処理について、などをテーマに
連日熱心に講義(講演)が行われました。
「男女共同参画社会基本法」が制定された平成 11 年当時、私は京都市職員として(平
成9年~12 年)京都市女性センター(現在のウィングス京都)で女性の社会参加推進
を促す様々な事業に取り組んでおりました。
あれから 16 年、
「男性も女性も全ての個人が、喜びと責任を分かち合い、その能力・
個性を十分に発揮することができる社会」(基本法第2条)を理念とし、国及び地方公
共団体そして国民の責務として、女性の地位向上の推進が図られて参りました。
この研修会においても、
「地域、防災、環境の分野における男女共同参画の推進」
・
「男
女共同参画の視点を採り入れた防災体制の確立」が現在の重要な課題として取り上げら
れ、阪神淡路大震災や新潟県中越地震そして東日本大震災などの教訓から、被災者の避
難所生活における救済対策に女性の視点がいかに重要であるかが指摘されています。
また、防災対応においても、平常時から住民の防災意識の高揚や地域社会の連帯感・
結束力の大切さは勿論のこと、地元消防団・地域防災組織等への女性の積極的な参画の
拡大が重要であるとされています。
最近、全国各地で地震・火山噴火・集中豪雨などの自然災害による多くの被害が報じ
られています。
私も今回の研修会に参加して、行政相談委員として、今後とも進んで地域活動に取り
組まなければと思っています。
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退任委員からの寄稿
行政相談委員を退任して
京都市北区担当 清水谷 善海
本件に関しましては、本年 1 月頃もう1回再任のお尋ねを頂きました中で、健康上
の理由から後ろ髪を引かれる思いがありましたがご迷惑をかけてはとの思い強く、定
年より早く3月 31 日を以ってやむなく退任させていただきました。
平成 19 年から8年間私なりに充実しかつ貴重な体験をさせて頂きました。
わけても、今また話題となっていますが、平成 19 年から私を行政相談委員の中か
ら選出頂き年金記録確認第三者委員会委員を平成 25 年の解散までやらせていただき
ましたこと。評価事務所からご相談を頂き、門川京都市長及び塚本京都市副市長と日
を変え、おのおのに懇談の機会を私のプロデユースにより実現できたこと。平成 23
年に北区がトップバッターでやった一日特別行政相談で 40 名を超える相談者が来ら
れ嬉しい悲鳴をあげたことなどです。
これからはー市民としてなかなか困難ですが健康の回復に少しでも努めたいと思っ
ています。
北区役所での一日合同行政相談所(平成 23 年度)
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「反知性主義」に思う
京都市左京区担当 荒 田 又 之 助
昨年度末をもって行政相談委員と男女共同参画担当委員を辞めさせていただきまし
た。
なにもわからぬ中、いろいろご指導賜りました、行政評価事務所の方々、先輩同僚の
委員の皆様ありがとうございました。
お陰様で、いろいろの相談にも応じることができ、また小学校の出前教室にも参加し、
リサーチ・ウォークにも一緒に行かせて頂きました。さらに 14 年間数々の表彰を頂き、
辞める時には、総務大臣から感謝状を戴きました。
いま、気になることがあります。
20 世紀の終わりの頃、かのソヴィエト国家がつぶれて、ベルリンの壁が壊れた時のこ
とです。あれほど、勇ましかった「進歩史観」がかげをひそめました。社会主義が間違
っていたのか、正しかったが負けたのか。これといった総括も聞きません。
といって、
「保守の方の論理ももう一つで、毎日出て来るトピックスにマスメディアは大
童です。こんな時に出てくるのが、一見「ほんまみたいな安易な論理」です。」
「日本語などとくに古典は適当にして、小学生の頃から英語を学ばせたらええ」
「本など読まなくても、テレビとパソコンに通じれば、十分」
こわいことです。
いま、アメリカでも、同じような事が起こっています。合衆国東部のエリートたちが
作った「知性」をヤンキ一的な発想で、つぶそうとしています。
西洋もそうです。長い歴史と2度の世界戦争を経て築き上げた「知性」や「価値観」
をこわそうとしています。
もちろん「知性」は絶対のものではありません。時代によって、場所によって変わっ
てゆきます。しかし、それには新しい「知性」を作らなければなりません。人類は、
「知
性」によって、平和と安全を守って来たのだと思います。
単なる「反知性」ではいけないと思います。
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委員活動を振り返って
京田辺市担当 川崎 眞佐昭
平成5年4月、行政相談委員として総務省から委嘱を受け、京都行政評価事務所、
市行政当局・行政相談委員皆様のご指導をお受けするなかで、大過なく 22 年間務め
ることができ、平成 27 年3月に定年退任させて頂きました。
多くの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当に有難うございました。
色々な思い出の中で、本市2回目の出前教室を平成 26 年 11 月に市立大住中学校
3年生 235 名を対象に実施できたことです。
この実施にあたっては京都行政評価事務所小松相談官にいろいろとアドバイスを
受け、まず6月に教育委員会教育長に出前教室の実施についてご承諾をいただき、
引き続き小松相談官と委員2人で大住中学校長、副校長に主旨の説明を申し上げた
処、快く理解いただきました。カリキュラムの中で実施日は 11 月 21 日と決定し、
当日の午後、体育館にクラス担任の先生をはじめ、生徒の皆さんが熱心に聴講して
くれました。
出前教室の講義内容について、小松相談官から生徒個々に質問され、生徒達がそ
の質問に答えるなど終始なごやかなうちに終了しました。終了後アンケートをお願
いし、結果として行政相談について理解できたとの回答が多くあり、他に市に対す
る要望もあり、奥村委員と手分けして現場写真を撮り、内容をまとめて市当局に提
出しました。特に、通学路の問題で、すでに各自治会からの要望もたくさんあり、
1生徒の要望を優先することはできないと固辞されたが、2~3回話し合うことに
よって、また、小松相談官の熱心さに担当部長、課長が揃って相談内容について話
し合うことが出来ました。
アンケートで要望された結果を小松相談官から生徒個々に回答を送付いただきま
した。
今後、他校でも出前教室を実施し、行政とのかかわりについて若い人達が少しで
も関心を持っていただく努力の必要性を感じた次第です。
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委員活動を振り返って
精華町担当
久保 美榮子
この度総務大臣より栄えある感謝状をいただき、ありがとうございました。
今年14 年間の行政相談委員を退任させていただきました。私がお受けしたころは
女性部があり、その活動に参加していろいろ学ぶ事ができました。会合も地域ごと
に担当して、丹後・舞鶴・宇治・京都など地域を見学し、その中での話し合い等は
大変有意義なことでした。最近は京都市の方の研修に、参加させていただいた事が
印象に残っています。
精華町では、毎月1回、人権擁護の方3名とご一緒に役場内で相談を受けており
ますが、12 月のみ会場は人権センターにて受けております。
相談は、近所関係の事が多く、隣の庭から車の洗った汚いたまり水が我が家の倉
庫に流れてくる。また隣の庭の木が生い茂ってこちらの庭にたれて来て困る など身
近な事が多いのですが、お隣さんといがみ合わないで話し合ってみては・・・と、
いろいろな不満も聞き、心を静めていただけるように話し合います。わからない時
は役場の職員さんに同席していただく時もありました。難しいことは相続関係でし
た。相続したけれど 2 戸続いて建っている家なので隣が出てくれない、などはまず
無料の法律相談を紹介したり、また司法書士を紹介したりの件もありました。
また長期の件では木津川河川敷の問題です。平成 16 年 5 月「国有地の河川敷に大
型ごみが不法投棄されている。また不法耕作していて野焼きの煙が家の方に来て困
る。」とのことで、担当課に調査をお願いした所、そこには私有地もあり、こまか
い内容はわからないとのことで、後日依頼者に連絡して現地を案内して説明を聞き
ました。大型ごみもありましたが、そこは私有地かもしれないね。と言って他の耕
作地を見て回りました。販売目的のように大きく耕作されている場所もありました。
そのあと国の方から柵をされたのですが、平成 19 年、不法耕作しているらしい方が
「自分の通っている所だけが柵をされて困っている。」と見えました。本人が話す
のは「昔堤防を大きく幅を広げたとき、自分の田んぼが堤防になったので河川敷を
耕作してもいいと言われたと、おじいさんが言って
いたので使用している。」との事でした。その証拠
の書類でもあるのかと聞くとわからないとのことで
す。昔その辺は田んぼばかりでしたが、今は集落が
出来ています。堤防の強化工事だったようです。現
在は不法耕作者に中止の指示書を送付されていると
の事、看板もたてられています。
受け付けたノートを見ているといっぱい相談を受
けたことが記してあり、相談者の方々に役に立って
いたのかなぁ、など考えますが今後も人の役に立て
る人間としてがんばっていきたいと思います。
H25 精華まつり
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委員活動を振り返って
京丹波町担当
塩 田 喜 一
平成 11 年の4月に御任命を頂いてより、8 期 16 年余り、平成 27 年3月無事任期
満了により退任させて頂くことができました。
この間、行政評価事務所の皆様を始め、町役場や先輩委員、地域の方々の懇切な
御指導、ご援助を頂きました事を心より感謝致しますとともに厚くお礼申し上げま
す。
振り返って、国の行政に対する相談や苦情は多くありませんでしたが、身近な府
や町行政に関係する業務、親族間や、民事上の問題など相談内容は多岐にわたりま
した。
相続に関係して地方法務局の対応を初め、農業用水路の改修や、道路に設置され
たマンホール付近の凹みや騒音、隣近所との境界線争い等、日常生活に関わる内容
が多くありました。
一方、地域の行政相談委員協議会
での自主研修で裁判員制度が取りざ
たされた時、いち早くその内容や仕
組みについて研修した事や、南丹地
区委員協議会の皆さんとの交流が出
来たことは忘れられない思い出にな
りました。
南丹地区自主研修会
今日まで他にも種々の役職を務めてまいりましたが、この 16 年間の行政相談委
員としての経験は、かけがいのない人生の財産になったと思っております。
これからは皆様から頂きましたご温情を胸に健康に留意しながら、任命前より続
けておりました趣味で吟道、書道、歌道等を楽しみながら過ごすとともに、一町民
として貢献していきたいと思っております。
最後に皆様方のご活躍とご健康、ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。
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委員活動を振り返って
綾部市担当
村 上 晴 美
平成 21 年4月に行政相談委員の委嘱をお受けしてから6年間、平成 27 年3月 31
日をもって退任いたしました。退任にあたり、高市総務大臣の感謝状を頂戴いたしま
した。身に余る光栄と厚く御礼申し上げます。
行政相談委員は、国(行政)と住民の方々を結ぶ架け橋と考え、常に相談に来られ
た方の立場に立った丁寧な対応と的確で迅速な処理を心掛けてきました。
6年間を大過なく努めさせていただきましたのも、ご一緒いただきました相談委員
の方々に恵まれ、京都評価事務所の職員の皆様、綾部市の関係職員の皆様のご指導と
ご協力の賜物と心より感謝いたしております。
委員活動を振り返ってみますと、相談の多くは市の事務(自治事務)に係るもので
あり、その大半は、関係する市の担当部署・担当者を紹介することで処理を完結する
案件でした。
その中、特に印象に残っているのは「地上デジタル放送受信の支援」に関する相談
でした。申出人は、電波受信困難地域にお住いの高齢者でした。申込書の作成からチ
ューナー設置に伴う改修工事に必要な現地内容審査、工事の実施時など申出人の自宅
を訪問しました。地デジチューナー支援実施センターや地域の共聴組合とも連携しな
がら対処し、申出人に大層喜ばれました。
また、思い出深いものとしては、行政
相談週間のPRのため地域FMラジオ局
に出演したことです。綾部市においては
初めての試みでした。少し緊張しました
が楽しい経験となりました。
さらに、学ぶ機会にも恵まれ各種研修
会に参加いたしました。経験豊かな相談
委員の方々のお話を聞かせていただくな
ど、各分野で活躍されている方々との出
「FM いかる」での収録
会いは貴重で、大切なものになりました。
今後は、行政相談委員の経験を地域で活かしていきたいと思っております。
(自称)
行政相談委員制度のサポーターです。機会があれば、身近なひとたちにも制度のPR
をしたいと思っています。
最後に、6年間お世話になりました。
皆様のご健康と益々のご活躍をお祈り申し上げます。
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「FMたんご」と行政相談委員の取組
聞く人 :京都行政評価事務所行政相談課長
話す人:FM たんご放送局長
松浦弘年
宮川 優
京丹後市担当行政相談委員
吉岡秀巳
(はじめに)
松浦課長 本日はお忙しいところお集まりいただきありが
とうございます。今日は、FM たんごと丹後地区の行
政相談活動について語っていただきたいと思います。
よろしくお願いします。
(左)FM たんご局宮川優局長 (右)吉岡秀巳行政相談委員
(京丹後市について)
松浦課長 はじめに京丹後市のご紹介をいただければと思います。京都縦貫道が7月 18 日に全区間開通
し大いに賑わっていると聞いていますが。
吉岡委員 今年は京都縦貫道が全線開通し、府でも海の京都
京丹後市
として丹後地方を大いに宣伝していることから、最近県外
京都府中郡峰山町、大宮町、竹野郡
の観光客が非常に目につくようになりました。大型スーパー
網野町、丹後町、弥栄町、熊野郡久美
やコンビニの駐車場は県外ナンバーの車が多く、これまで
浜町の 6 町が平成 16 年 4 月 1 日合併
交通量の少なかった海岸沿いの道路も車の通行量が増え
し、京丹後市となる。
たように感じます。
面積 501.46 ㎢
人口 57,939 人(H27.6 末現在)
京丹後の自然には住んでいる我々も魅力を感じます。
これらの観光客の増加が単なるブームに終わらせないよ
う、これからの取組が期待されます。
宮川局長 そうですね。高速道路ができ、「海の京都」の宣伝の効果もあって観光客の増加は実感していま
す。丹後地方は食・自然・歴史等魅力が多くあり、都会の人にとっては癒やしの場になり得ると思いま
す。是非来ていただき、ゆっくり京丹後の良さを体感していただきたいですね。
(FM たんごについて)
松浦課長 次に、FM たんご局について教えてください。
宮川局長 私たち FM たんごは、正式には「特定非営利活動法人京丹後コミュニティ放送」といいます。開
局のきっかけは、平成 16 年 10 月の台風 23 号の被害です。この台風は丹後地方に重大な被害をもた
らし、その際被災者からまったく情報がなく不安だったとの声が多く寄せられました。市民に「安全と安
心」の情報を伝える手段が必要と考え、有志メンバーが立ち上がり地域コミュニティ放送局を設立する
ことになりました。開局までには紆余曲折があり5年かかりましたが、平成 21 年6月に開局しました。こ
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れらの経緯から、まず災害には積極的に情報提供を行うこととし、平時には地域に役立つ情報の提供
をすることとしています。地元のパーソナリティそれぞれが、市民参加型の楽しい番組づくりに熱く取り
組んでおり、人の心と心の交流を通して、丹後半島の魅力を再発見し、地域の発展をともに考え、防
災に役立て、発信する力を高めることを目指しています。
松浦課長 ありがとうございます。吉岡委員は毎日欠かさず聞いているとお聞きしましたが、如何ですか。
吉岡委員 開局当時は音楽中心であったため、関心は
薄く運転時に聞き流す程度でしたが、時間がたつ
につれ地域の情報の発信が充実してきたこともあ
り、だんだん関心を持つようになりました。特に最近
は、行政相談の情報も流してもらっていることもあり、
毎日楽しみに聞いています。聞いていて感じますが、
リスナーの声が多く寄せられており、すっかり地元の
メディアとして定着してきたように感じています。
FM たんご(京丹後市峰山町丹波)
宮川局長 ありがとうございます。おっしゃるとおり、開局
時は人員も情報も少なかったことから、音楽中心の
番組編成になっていましたが、パーソナリティもずい
ぶん増え、各番組で情報発信ができるようになって
きました。少しずつですが開局の理念である日常生
活に必要な地域密着の情報発信ができるようになっ
てきたと感じています。
FM たんごで放送中の宮川優局長
(行政相談委員と FM たんごとの連携)
松浦課長 FM たんごでは、6月1日から毎日「京都行政評価事務所からのお知らせ」という行政相談の 60
秒 CM を放送していただいております。ありがとうございます。それ以前も、10 月の行政相談週間の前
に、行政相談委員さんや事務所の職員が出演させていただき、行政相談委員制度や行政相談制度
のPRをさせていただいておりますが、そもそもはどういう経緯で行政相談委員や評価事務所がFMた
んごさんと協力関係を構築することができたのでしょうか。
宮川局長 FM たんごは、平成 21 年6月に地域の情報発信を目的に開局しましたが、開局当初は情報も少
ないことから、私が担当する朝の番組「たんご・モーニング・サンド!」で市の発行する「お知らせ版」を
使って今日の行事予定を紹介していました。その中に行政相談の案内もあったわけですが、当時は
何のことか判らずお知らせ版を読みあげることを続けていました。そうしてしばらくたったある時、取材
で大宮市民局を訪れたところ行政相談所が開催されており、本日お見えの吉岡さんがおられ、丁寧に
説明をいただき、それ以来お付き合いをさせていただいております。最初は行政相談って難しい、堅
苦しいイメージを抱いていましたが、吉岡さんから具体的な改善事例をお聞きし大きく印象が変わりま
した。吉岡さんからお聞きする実際の行政相談の改善事例は、道路の溝に蓋をしてほしいとか、壊れ
たガードレールを直してほしいとか、ほんとに身近なものばかりでした。市民の皆さんも行政相談に対
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し同じようなイメージを抱いているのではと思い、それ
以来少しずつですが、具体的な改善事例を交え、や
わらかく放送するように心がけています。市民の皆さ
んに地域に関心を持ってほしい、そして地域をもっと
よくするため行政にお願いすべきものがあれば、行政
相談委員さんに相談してほしいとの思いから、機会を
捉えて、行政相談について放送させていただいてい
ます。今年6月で放送開始6年目を迎え番組改編を
機に、行政相談がさらに広く知ってもらえるよう 60 秒C
Mを作成し、1日に1、2回程度ではありますが放送し
ております。多くの人に利用してもらえるといいです
ね。
吉岡委員 ありがとうございます。FM たんごの放送を聞い
ていて、宮川局長さんのおっしゃったやわらかく放送
する姿勢は強く感じます。具体的な事例を交え本当
に丁寧に放送していただいています。行政相談のCM
もいいです。私も何回か放送しているのを聞きましたが、
きれいな女性の声で放送されており、とても聞きやすいです。
(さいごに)
松浦課長 本当にありがとうございます。総務省の行政相談でも、昨年末来コミュニティFM局との連携強
化に全国的に取り組んでいますが、定例相談所の日程の広報、行政相談CMの放送、行政相談週間
の出演広報など、FMたんごさんには本当に多くの協力をいただいており、本当に感謝しております。
これらの取組については、他の局所へも情報発信してゆきたいと思っております。
吉岡委員 本年 10 月も行政相談週間があり、京丹後市でも合同行政相談所の開設等の行事を予定して
います。機会があればFMに出演させていただき、広報させていただければありがたいです。よろしく
おねがいします。
松浦課長 本日は貴重な時間のなか、お話をお聞かせいただき、ありがとうございました。今後とも行政相
談についてご支援ご協力よろしくお願いします。
FM たんごの放送は、インターネット放送「サイマルラジオ」でも配信中で、京丹
後市以外でも視聴できます。興味のある方は是非視聴してみてください。
サイマルラジオはこちら
http://csra.fm/stationlist/#kinki
京丹後市での視聴は
79.4MHz
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福知山市に中道正委員、井上正暉委員をたずねて
今回、福知山市で定例相談所を開設されている中道正委員(平成 23 年委嘱)、井上正
暉委員(平成 25 年委嘱)をお訪ねしました。お話を伺っていますと、最近、空き家に
関することがあちこちで聞かれるとのことでした。過疎化が進む農村地帯だけでなく、
市街地にも点在するとのことで、これからの行政課題としてその対策、施策が重要にな
っていくわけですが、効果的な対策の実施が難しいものとなっています。
福知山市は、平成 18 年に福知山市、三和町、大江町及び夜久野町の 1 市 3 町が合併
し、あらたな「福知山市」としてスタートしました。
福知山市は、京都市からは 60km、大阪市からは 70km の距離にあり、国道9号をはじ
め多くの国道や舞鶴若狭自動車道、JR山陰本線・福知山線および京都丹後鉄道(北近
畿タンゴ鉄道)宮福線などが通る北近畿の交通の要衝となっており、これまで城下町か
ら商都として発展してきました。また、日本有数の長田野工業団地が完成・操業してお
り、産業の町として京阪神から全国に製品が出荷されています。この平成 27 年 7 月に
は京都縦貫道路が全面開通し、これまで以上に京都市域とのつながりが強くなることが
期待されます。
「福知山」と言えば、近年、災害や事故のニュースで名前が出ています。平成 16 年
の台風 23 号被害ではバスの水没、由良川の決壊、平成 25 年 9 月の台風 18 号被害、続
いて平成 26 年の8月豪雨など、流域住民の方に多大な被害が発生しました。平成 26 年
8月豪雨では、洪水による住宅、農地等の被害以外にも、市街地で多くの事業所、店舗
及び公共施設で土砂の流入、浸水被害が発生しました。
また、平成 25 年 8 月の福知山花火大会では、露店のガソリン爆発により死者 3 名、
負傷者 59 名の悲しい事故が起こりました。不幸な事故でしたが、その後、露店営業の
把握、消防設備などの安全対策の必要性が再認識され、消防機関を中心に露店における
安全管理体制の確立、消防設備の備付けが進められています。
暗い話ばかりになりましたが明るいこと
もあります。春に福知山城を訪れた時、少
しずつ元気を取り戻しつつある街を一層盛
りたてようと、2年ぶりに「お城まつり」
が開催されていました。お城の桜だけでは
なく、御霊公園や市内各所の桜が満開でし
た。お城の目の前には、芝生広場を囲むよ
うに花木があって自然とふれあうことがで
きる「ゆらのガーデン」(賑わい創出施設)
が浸水被害からほぼ復旧していました。
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評価監視官室からのお知らせ
行政相談委員の皆様、いつも大変お世話になっております。
また、このたびは、平成 27 年4月から実施しております、「河川の管理に関
する行政評価・監視」につきまして、貴重な情報をお寄せいただきまして、誠
にありがとうございました。
皆様からご提供いただきました、地域における河川管理上支障が生ずると考
えられる事例を参考に、宇治川、桂川、木津川又は由良川の堤防や河川敷の状
況を知るために、現地を実際に歩き(合計約 90km)
、河川管理上の課題を多数確
認することが出来ました。
ここに、お寄せいただいた方々のお名前を掲載させていただくとともに、本
誌面をお借りして重ねて御礼申し上げます。
※ 上 記 の 4 河 川 が 流 れる 地 域 の 委 員 に 限 っ て提 供 依 頼
させていただきました。
なお、調査結果をとりまとめた報告書につきましては、
ホームページに掲載する予定です。
よろしければ、ご覧ください。
☆当事務所に情報をお寄せくださった方々(敬称略、順不同)
番号
名
前
担当市町村
番号
名
前
担当市町村
1
冨松
勝子
京都市伏見区
9
井上
敬子
木津川市
2
津田
信照
京都市伏見区
10
中道
正
福知山市
3
泉
惠子
京都市伏見区
11
井上
正暉
福知山市
4
辻
昌美
宇治市
12
古寺
忠夫
福知山市
5
猪飼
美和子
八幡市
13
多田
弘子
舞鶴市
6
岡島
權治
八幡市
14
鈴木
貫一
舞鶴市
7
木下
敏巳
京田辺市
15
藤本
功
舞鶴市
8
宮﨑
厚孝
井手町
16
大道
恒男
舞鶴市
- 47 -
行政相談業務の実施状況
相談件数
平成 27 年度の相談件数について、6月末までの受付件数(速報値)は664件
で、その内訳は次のとおりです。
区分
H27.4~6 月
受付件数
国の行政に
かかるもの
H26.4~6 月
受付件数
地方自治
体、民事
事務所受
257
144
113
377
直受け
154
73
81
205
総合相談所受
70
51
19
133
合同相談所受
33
20
13
38
407
180
227
480
664
324
340
857
委員受
合
計
合同行政相談所
<平成 27 年度>
平成 27 年度に開催する合同行政相談所(予定及び実績)は、次のとおりです。
開催日
開設場所
備
考
5月 14 日(木) 亀岡市役所市民ホール(亀岡市)
33 件
7月7日(火) イオンモール高の原(木津川市)
108 件、奈良事務所と共催
10 月8日(木) 亀岡市役所市民ホール(亀岡市)
10 月 13 日(火) 向日市福祉会館(向日市)
10 月 16 日(金) みやづ歴史の館(宮津市)
10 月 20 日(火) 長岡京市中央公民館(長岡京市)
10 月 21 日(水) 峰山総合福祉センター(京丹後市)
10 月 22 日(木) ゼスト御池(京都市中京区)
11 月 10 日(火) 京都府園部総合庁舎(南丹市)
11 月 12 日(木) 山科区役所(京都市山科区)
(未定)
城陽市立福祉センター(城陽市)
- 48 -
亀岡市(H27.5.14)
高の原(H27.7.7)
(参考)平成 26 年度に開催した合同行政相談所の実績は次のとおりです。
受付件数
参加行政
機関等数
亀岡市
39
5
イオンモール高の原
木津川市
96
11
9 月 18 日
福知山市厚生会館
福知山市
49
16
10 月 14 日
向日市福祉会館
向日市
10
12
10 月 16 日
亀岡市役所市民ホール
亀岡市
33
6
10 月 20 日
峰山総合福祉センター
京丹後市
17
7
10 月 21 日
長岡京市中央公民館
長岡京市
28
7
10 月 24 日
ゼスト御池
京都市
112
14
11 月 11 日
南丹広域振興局
南丹市
18
7
11 月 13 日
山科区役所
京都市
25
13
11 月 17 日
城陽市立福祉センター
城陽市
55
7
開設年月日
開設場所
5月 22 日
亀岡市役所市民ホール
7月2日
合計(11 箇所)
482
注1 イオンモール高の原での合同相談は、奈良行政評価事務所との共催。
2 福知山市厚生会館での合同相談は、8 月豪雨被害対策特設相談所として開設。
- 49 -
委員処理事案のご紹介
行政相談委員が受付し、処理・対応した相談事案のうち、一部をご紹介します。
数多くの事案を処理されていますが、全てご紹介できません、ご容赦ください。
京都市右京区担当 澤田 勉 細川栄子 委員
[相談] 京都市右京区嵯峨新宮町地先の市道の側溝のフタが一部欠けているところ
がある。この道路は通学路であり、子供が側溝に落ちる危険があるので、早急に
補修してほしい。
[委員の対応] 行政相談委員が現地を確認したところ、この道路は、車両通行量が多
いが、車道と歩道の区分は無く、歩行者は車を避けて側溝のフタの部分を通行し
ている状態でした。
このような道路で、側溝のフタが一部欠落し、かつ、その場所の側溝の深さが
50 ㎝程度あって、歩行者が落ちるとケガをするおそれがあると考えられました。
このため、委員は、現場の写真を持参して、京都市西部土木事務所に対策を講
じるよう要請したところ、土木事務所から、現地を調査の上、補修方法を検討し
たいとの回答がありました。
約一ヶ月後、土木事務所から委員に、申出の場所の補修を完了したとの報告が
ありました。
(改善前)
(改善後)
- 50 -
京丹後市担当 吉岡秀巳 委員
[相談] 京丹後市大宮町明田地先の竹野川に沿った道路にガードレールが設置され
ているが、自動車が衝突し破損しているため、転落防止の役に立ちそうでないの
で、直してほしい。
[委員の対応] 行政相談委員が現地を確認したところ、申出の箇所は、道路と竹野川
との高低差が5メートル程度あり、壊れたガードレールを放置すると、車の転落
を防止できず、大事故につながるおそれがあると考えられました。
このため、委員から京丹後市大宮市民局に修繕についての検討を要請したとこ
ろ、現場を確認した上で検討したいとの回答がありました。
その後、市民局から申出の場所の補修を完了したとの報告がありました。
(改善前)
(改善後)
宮津市担当 村岡千鶴 委員
[相談] 宮津市難波野地先の市道のアスファルト舗装にヒビが入り、直径 30 センチ
程度の穴ができている。近くには学童施設があり、子供がつまずいて転ぶおそれ
があるので、補修してほしい。
[委員の対応] 行政相談委員が現地を確認したところ、交通量の増加によると思われ
る舗装のひび割れやめくれ上がっている箇所が認められ、放置すれば危険と考え
られました。このため、委員から宮津市土木室に補修を要請したところ、1週間
後に補修されました。
(改善前)
(改善後)
京都市
伏見区担
- 51 -
当 冨松勝子 泉 惠子 委員
[相談] JR奈良線稲荷駅南の踏切は、歩行者が通行する部分の表示が不鮮明で線路
内に足を踏み入れることや自動車と交錯する恐れがある。歩行者の安全を図るた
め、踏切内の路面表示をよく分かるように改修してほしい。
[委員の対応] 行政相談委員が現地を確認したところ、線路内へ立ち入らないための
注意を呼びかける表示と、歩行者の通行帯を示す白線が薄くなっているなど、踏
切を通行する歩行者に危険が及ぶ状況がみられました。
このため、稲荷駅及び同駅を管理する宇治駅に連絡するとともに、JR西日本
サービスセンターにも改善要請しました。
JR西日本から、改修実施時期は確約できないが改修計画に入れるとの回答が
ありました。
その後、現地確認したところ、線路内への立ち入り禁止の表示、歩行者通行部
分の色分けと車道とを区分する白線が表示されていました。
相談者も希望以上に改善されていたので大変喜んでおられ、学区交通安全協議
会に報告するとのことでした。
(改善前)
(改善後)
京都市左京区担当 佐々木茂子 委員
[相談] 近所の畑地の農道を犬の散歩コースとして利用している人が多い。ところが、
散歩中の犬のフンの後始末をしない人がたくさんいて、不衛生で困っている。
なんとか対策を考えてほしい。
[委員の対応] 行政相談委員が現地を確認したところ、申出のとおりでした。
そのため、委員は、左京区役所保健センターに対策を検討するよう要請しました。
その結果、保健センターは、農道の目につきやすい場所に、
「犬のフンは飼い主
の責任です」と記載した看板を取り付けました。
また、委員から町内会の役員に要請して、犬のフンの後始末は飼い主が責任を
持って行うよう呼びかけるチラシを作成し回覧していただきました。
- 52 -
綾部市担当 大道恒男 委員
[相談] 平成 26 年 9 月の集中豪雨により河川側壁のコンクリート板外側の土砂が流
失し側壁も倒壊した。また、この川から取水している水路も土砂が流れ継ぎ目か
ら漏水しており、来年の田植えに支障をきたす状況であるので改修してほしい。
[委員の対応] 行政相談委員が現地を確認したところ、水路の3面コンクリートの側
壁が土砂の流失により倒壊し、水路も土砂の流失により継ぎ目がずれて漏水して
いました。
このため、関係部署に働きかけた結果、市の一部補助を受けて地元自治会が復
旧工事を行うこととなり、3月末に復旧工事が完了しました。
(改善前)
(改善後)
京都市伏見区担当 津田信照 委員
[相談] 近所の元気な主婦が散歩中、自転車を避けるため側溝の溝蓋の上を歩いた途
端に溝蓋の水切り穴に躓き、転倒し重傷を負い入院された。
本人や家族から事情を聴いたのち、現場を確認するとともに、当該箇所が小中
学校の通学路でもあることから、学校周辺のコンクリート製溝蓋の現況を確認し
たところ、水切り穴が大きくなっているものや溝蓋が欠けているものなど、緊急
の補修を要する危険な個所が多数みられた。
[委員の対応] 行政相談委員は、現地確認した危険な溝蓋の位置を図面にプロットし
現況写真を添えて伏見土木事務所へ緊急の補修を要請しました。
また、通学路以外の他の道路についても、同様の危険個所があることから、今
後、順次補修することを併せて要請しました。
伏見土木事務所では、水切り穴が欠けて大きくなっている個所のうち6個所に
は蓋を、他には新しい溝蓋に取り替えたり、ひび割れ部にコンクリートを流し込
むなどの補修を行いました。
- 53 -
(改善前)
(改善後)
- 54 -
行政相談委員4条意見
行政相談委員は、行政相談委員法第4条に基づき、行政運営の改善に関する意見を
総務大臣に述べることができます。
平成 26 年度は、15 件の行政相談委員4条意見の報告をいただきました。
(平成 26 年度)
(敬称略)
No.
件名
提出委員
1
降雪量を予想しやすい気象情報を提供してほしい
後藤久和
2
現金書留封筒に印刷された「損害賠償額」の文字の拡大表
示について
後藤久和
3
郵便ポストの投入口が小さくレタックスが入らない
4
処方箋の有効期間(4日間)の延長について
酒井
剛
5
成年後見人制度利用支援事業の充実と家庭裁判所審判の迅
速化
中道
正
6
地域包括支援センターの名称変更について
7
高速道路の有料区間と無料区間の不均衡について
岡島權治
8
三条商店街の自転車通行のあり方について
村内ひろ子
西 博三
9
保護司の定年延長について
阿蘇和代
10
気象庁の警報の出し方について
11
ゴミ減量化のため、水道事業者等が配布しているマグネッ
ト式広告の自粛について
12
公職選挙法の見直しについて(選挙人名簿登録時に 20 歳未 目片 滋、辻 昌美
満、投票日には 20 歳以上で転居を伴う場合)
岩城由子、中澤愛美
13
処方箋薬の点字表示について
林
14
期日前投票宣誓書の見直しについて
中西正範
15
消防団確保のため雇用する企業に対し法人税の減免などの
優遇措置を導入すべき
大道恒男
(平成 27 年度
No.
松石三重子
日下部純子
日下部純子
6月末まで)
村内ひろ子
西 博三
秀俊
(敬称略)
件名
提出委員
1
道路側溝コンクリート蓋の仕様変更について
津田信照
2
国政選挙、地方自治体選挙の投票率低下の課題について
鈴木貫一
3
高齢者の肺炎球菌感染症の定期接種助成の改善について
吉岡秀巳
- 55 -
<平成 26 年度に報告いただいた行政相談委員4条意見の一部をご紹介します。>
委員意見の概要
委員意見の処理結果
【郵便ポストの投入口が小さくレターパ
ックが入らない】
日本郵便株式会社は、ポストに直接投函
できる特定郵便物としてレターパックライ
ト(厚さ 3 センチメートル以内、重さ 4 キ
ログラム以内)を販売し、取り扱っていま
すが、和束町内に設置されているポストの
多くは、いずれも投函口が小さく、レター
パックライトを入れることができません。
和束郵便局に問い合わせると、ポストの
投函口は小さいので郵便局の窓口にお持ち
ください、との説明を受けましたが、町内
にある郵便局は和束郵便局のみで、しかも
郵便窓口は平日9時から 17 時までで、夜間
や土日祝日は、取り扱いがなく、土日祝日
であれば隣の木津川市まで出かけなければ
なりません。
ポストに投函できる、というところがと
ても便利だと思い購入しましたが、郵便局
に持ち込まなければならないのであれば、
人口が減少傾向にあり、高齢化の進む当町
にとってはとても不便です。
[和束町担当 松石三重子委員]
【高齢化社会における地域包括支援セン
ターの呼称について】
各自治体において医療・福祉・社会制度
等、これらの問題に対応すべく包括支援セ
ンターを設置されて様々な活動が展開され
ている。
しかし、この包括支援センターという名
称・活動内容は住民(特に高齢者)からは
理解しにくいものになっているので、住民
が理解しやすい名称に変更し、住民が利用
しやすい場に改善するべきと思う。
[南丹市担当 日下部純子委員]
- 56 -
現地事項
和束郵便局では、時期は明示できない
ながらも(口頭で 3 か月程度以内として
いる)、局前ポストをレターパック差出可
能なポストに更新するとしていること、
それまでの間は、レターパックを窓口で
販売する際に、差出可能なポストを教示
するとしており、申出の契機となった現
地において、一定の改善が見込まれる状
況となっている。
また、日本郵便株式会社では、レター
パックが差し出せない旧型のポストにつ
いて、差出可能なものに順次更改するこ
とを予定しており、2020 年ごろにはすべ
てのポストがレターパック対応の新型ポ
ストに切り替わる予定であるとしている
ことから、同様の事例について全国的に
改善が図られる見込みである。
以上を踏まえ、本委員意見については、
業務の参考資料とし、今後のポストの更
新状況等について、その推移を見守るこ
ととする。
現地事項
各市町村では、必ずしも「地域包括支
援センター」という名称を使用しなけれ
ばならないものではなく、責任主体であ
る各市町村が地域の実情に応じて判断を
して名称を付することができるようにな
っていることから、本件については、業
務の参考資料し、今後、同センターの周
知状況等について、その推移を見守るこ
ととする。
委員意見の概要
委員意見の処理結果
【気象庁の警報の出し方について】
8月は大雨や洪水・土砂災害等の警報が
多く発令された。管轄機関等の責任問題等
もあるが、出し方に問題があったのではな
いかと思う点があった。遅すぎたら問題が
出てくるから早く出されるのであろうか。
晴天で何の影響もないのに警報が出たり、
テレビ報道でも市民に恐怖心をあおるよう
なこともあった。
[南丹市担当 日下部純子委員]
現地事項
気象庁では予想技術の高度化の推進に
取り組んでいるほか、総務省行政評価局
でも行政評価・監視を実施し、予想技術
の高度化のみならず、利用者の立場に立
った警報等の検証、防災情報の意味や予
想精度等に係る国民の理解力の向上を求
めて勧告を行ったところであり、これら
の推移を見守ることとする。
<平成 27 年度に報告いただいた行政相談委員4条意見をご紹介します>
【側溝のコンクリート製溝蓋の仕様の変更について】
平成 27 年 3 月 28 日、近所の 60 歳代の元気な主婦が散歩中に、中学生が自転車を
飛ばして走ってきたので、避けようとして側溝のコンクリート製溝蓋の上を歩いた途
端、溝蓋の手懸(または排水口)に運動靴の先が入り転倒し重傷(顎下5針の縫合、
歯茎、頬骨の損傷ほか)を負った。
また、事故現場周辺の側溝のコンクリート製溝蓋の現状を調査したところ、多くの
個所で危険な状態であることが判明した。これらは、溝蓋の手懸(または水抜き用切
欠き)が両側にあり敷設すると向い合せになり、穴の幅が6センチ以上と広く、経年
劣化によって穴が広がっているものが多くみられた。以前は、溝蓋の片側のみに付け
られていたのが、近年、両側に付けられたものになってきたようである。
したがって、側溝の手懸(または水抜き用切欠き)の仕様について、①溝蓋の片側
のみに付ける、②向い合せに敷設した場合でも位置が重なることがなく小さな穴とな
るよう手懸(または水抜き用切欠き)の位置を左右にずらすなど、歩行者の安全を確
保するため改善、変更する必要がみられる。
【京都市伏見区担当 津田信照委員】
【国政選挙、地方自治体選挙の投票率低下の課題について】
公職選挙法に基づき国の選挙や地方自治体の選挙が実施されていますが、近年その
投票率が低下しています。有権者の半分にも満たない低い投票率の選挙結果の選挙が
全国各地で多く出てきております。このことは、民主政治の根幹をなす選挙制度を有
権者自ら否定するものであり、政治への参加機会を失っています。
選挙の主管である選挙管理委員会が投票の呼びかけとして、常時啓発や臨時啓発等
を各地でいろいろと趣向をこらしてされていますが良い結果として表れてきていま
せん。
- 57 -
若者の投票参加が少なく、政治参加意識が低い等の課題が言われておりますが、そ
れよりも公職選挙法では、投票は一定の区域を単位として投票区が決められておりま
すが、いろいろな選挙で、投票率の低い投票区はいつも決まった同じ投票区であると
のデータを選挙管理委員会はつかんでいると思います。こうした投票率の低い投票区
の有権者への選挙啓発をスポットで、地域の自治会、老人クラブ、女性団体等を通じ
て実施を積極的に働きかける啓発活動が有効ではないかと考えます。それにより、投
票率の低い有権者である地域住民が、選挙への参加を自ら主体的に考える機会となる
と考えます。
【舞鶴市担当 鈴木 貫一委員】
【高齢者の肺炎球菌感染症の定期接種助成の改善について】
私は、昭和 16 年 3 月 30 日生まれであるが、市役所から肺炎球菌感染症の予防接種
の案内が送られてきたため、接種を申し込むことにした。その案内には、後期高齢者
医療被保険者は自己負担が免除になるとあったため、75 歳になることから免除を申請
したが、後期高齢者医療被保険者証の提示が必要であり、28 年 3 月 30 日以降の接種
でないと免除にならないと言われた。
受診期限は 28 年 3 月 31 日までとなっており、接種可能期間は2日間しかなく、さ
らには、対象者は昭和 16 年 4 月 1 日生まれも含まれるが、同医療被保険が適用され
る 4 月 1 日には既に接種期間が経過しており、同者は自己負担免除の機会がないもの
となる。3 月中に 75 歳を迎える者に対しては、3 月中は後期高齢者医療被保険者証の
交付前でも自己負担免除で接種の機会を提供する必要があるのではないか。
【京丹後市区担当 吉岡秀巳委員】
- 58 -
出前教室・行政相談懇談会
平成 27 年度に開催する出前教室(実績及び予定)は次のとおりです。
開催日
学校等名
備考
10 月 14 日(水) 京都市立衣笠小学校
サロン利用者
20 名、4 件
4 年生
10 月
6 年生
6月 15 日(月)
明倫健康健やかサロン(中京区)
京都市立朱雀第一小学校
11 月 18 日(水) 同志社大学政策学部
政策学部学生
12 月
京都市立待鳳小学校
6 年生
12 月
京都市立向島藤の木小学校
6 年生
1月
京都市立紫竹小学校
6 年生
1月 13 日(水)
京都市立下鴨小学校
6 年生
1月
京都市立明徳小学校
6 年生
1月
京都市立岩倉南小学校
6 年生
1月
京都市立修学院小学校
4 年生
2月 8日(月)
京都市立岩倉北小学校
5 年生
2月 12 日(金)
京都市立梅小路小学校
6 年生
注、上記以外にも開催を予定しており、18 か所程度の開催見込みです。
また、平成 27 年度に開催する行政相談懇談会(実績及び予定)は次のとおりです。
開催日
開催場所
南丹市国際
5月 12 日(火)
交流センター
8月 20 日(木)
左京区役所
出席者
要約筆記者(聴覚障害)5
南丹市担当委員、事務所
左京区長、区幹部職員、左京
区担当委員、事務所
注、上記以外にも開催を予定しており、8か所程度の開催見込みです。
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件数等
5
―
(参考)平成 26 年度の出前教室の開催実績は次のとおりです(18 か所)。
開催日
開催場所
対象学年
(人数等)
開催時間等
参加委員
(敬称略)
6月 19 日
京丹後市高齢者大学
大宮学園
高齢者大学聴講
生(40人)
15:15~16:55
9月 19 日
京都市立大宮小学校
3年生(142
人:4クラス)
5 校時
13:45~14:30
藤井恒
10 月 16 日
京都市立葛野小学校
4年生 (84
人:3クラス)
3 校時
10:50~11:35
藤井恒、細川
10 月 15 日
同志社大学
政策学部生
(200 人)
9:00~10:30
(根上所長)
10 月 19 日
京都市立梅小路小学校
6年生(52
人:2クラス)
2、3 校時
9:25~11:15
藤井恒
10 月 24 日
福知山市立大江中学校
3年生(34
人:2クラス)
4 校時
11:35~12:20
古寺、井上、林、
中道、村上、大道
10 月 31 日
京都市立朱雀第一小学校
4年生(71
人:2クラス)
3 校時
10:50~11:35
藤井恒、西、村内
11 月 19 日
京都市立衣笠小学校
4年生(40
人:1クラス)
3 校時
10:50~11:35
藤井恒、清水谷
11 月 21 日
京田辺市立大住中学校
3年生(240
人:6クラス)
6 校時
14:30~15:20
川崎、奥野、目片、
岩城、谷川
12 月 2 日
宮津市立上宮津小学校
5.6年生(4
人)
6 校時
15:00~15:45
村岡、位田、吉岡
12 月 11 日
京都市立下鴨小学校
6年生(62
人:2クラス)
3 校時
10:45~11:30
藤井恒
12 月 16 日
京都市立向島藤の木小学校
6年生 (43
人:2クラス)
2、3 校時
9:40~11:30
藤井恒、津田
12 月 18 日
京都市立紫竹小学校
6年生(52
人:2クラス)
2 校時
9:40~10:25
藤井恒、河原林
1月 27 日
京都市立岩倉南小学校
6年生(120
人:4クラス)
3 校時
10:45~11:30
藤井恒、荒田
2月 12 日
京都市立待鳳小学校
6年生(49
人:2クラス)
5 校時
13:50~14:35
藤井恒
2月 21 日
ステップあけぼの
京都府女性の船
OG(40人)
13:00~15:00
井上、松石、久保
2月 25 日
京都市立岩倉北小学校
5年生(44
人:2クラス)
3、4 校時
10:45~12:20
藤井恒、荒田
2月 27 日
京都市立明徳小学校
6年生(110
人:3クラス)
2~4 校時
9:45~12:25
藤井恒
- 60 -
吉岡
また、平成 26 年度の行政相談懇談会の開催実績は次のとおりです(7 か所)。
開催日
開催場所
4月 22 日
同志社大学寒梅館
5月 13 日
本郷コミュニティセンター
(南丹市八木町)
6月 30 日
宇治市役所
7月 11 日
左京区役所
10 月 28 日
12 月 11 日
1月 13 日
野条公民館
(南丹市八木町)
はぴねす
サポートセンター
‘(南丹市八木町)
ケアリング
みその
(南丹市園部町)
出席者
同志社大学政策学部(今川教
授、今川ゼミの学生等 14 人)、
左京区担当委員、事務所
城山会(老人会)会員 9、南丹
市担当委員、事務所
宇治市幹部職員 10、宇治市担当
委員、事務所
左京区長、区幹部職員5、左京
区担当委員、事務所
老人クラブ会員 9 人、南丹市担
当委員2、事務所
サポートセンター職員 13、南丹
市担当委員3、事務所
施設職員6、南丹市担当委員
3、事務所
宇治市(H26.6.30)
南丹市(H26.12.11)
- 61 -
件数等
9件
4件
0件
0件
6件
17 件
8件
左京区(H26.7.11)
特設相談所の開設・市民まつりでの広報活動
平成 27 年度に開催する特設相談所、市民まつり等における広報活動(実績及び
予定)は次のとおりです。
開催日
5月 24 日(日)
6月 6日(日)
6月 2日(火)
7月 26 日(日)
9月 6日(日)
10 月 2日(金)
10 月 14 日(水)
10 月 18 日(日)
10 月 18 日(日)
10 月 19 日(月)
10 月 22 日(木)
10 月 24 日(土)
10 月 25 日(日)
10 月予定
11 月1日(日)
11 月1日(日)
11 月 15 日(日)
11 月 21 日(土)
予定
行事名
東山区民ふれあいひろば
北区民ふれあいまつり
特設相談
左京区民ふれあいまつり
伏見ふれあいプラザ
特設相談
特設相談
広沢ふれあいまつり
深草ふれあいプラザ
特設相談
特設相談
右京区民ふれあいフェス
ティバル
中京区民ふれあいまつり
上京区民ふれあいまつり
宇治市福祉まつり
木の津まつり
精華まつり
西京区民ふれあいまつり
京田辺ふれあい夢フェスタ
東山区民ふれあいひろば(H27.5.24)
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開催場所
開晴館(開晴小中学校)
船岡山公園(北区)
カナート洛北店(左京区)
みやこメッセ(左京区)
京都パルスプラザ(伏見区)
八幡市文化センター
洛西高島屋(西京区)
広沢小学校(右京区)
藤森神社(伏見区)
カナート洛北店(左京区)
東山区役所
安井公園(右京区)
中京中学校(中京区)
未定
宇治市総合福祉会館
木津川市中央体育館
けいはんなプラザ(精華町)
京都西文化会館ウエスティ
京田辺市社会福祉センター
北区民ふれあいまつり(H27.6.6)
(参考)
平成 26 年度における特設相談所の開設、市民まつり等での広報活動実績は次の
とおりです。
左京区民まつり(H26.7.27)
開催日
5月 25 日(日)
6月 1日(日)
6月 17 日(火)
7月 27 日(日)
8月 31 日(日)
10 月 3日(金)
10 月 12 日(日)
10 月 15 日(水)
10 月 19 日(日)
10 月 25 日(土)
10 月 26 日(日)
10 月 26 日(日)
11 月 12 日(水)
11 月 2日(日)
11 月 9日(日)
11 月 15 日(土)
11 月 16 日(日)
1月 31 日(土)
行事名
東山区民ふれあいひろば
北区民ふれあいまつり
特設相談
左京区民ふれあいまつり
伏見ふれあいプラザ
特設相談
広沢ふれあいまつり
特設相談
深草ふれあいプラザ
右京区民ふれあいフェス
ティバル
上京区民ふれあいまつり
中京区民ふれあいまつり
特設相談
宇治市福祉まつり
木の津まつり
西京区民ふれあいまつり
精華まつり
京田辺ふれあい夢フェスタ
開催場所
開晴中学校
船岡山公園(北区)
カナート洛北店(左京区)
みやこメッセ(左京区)
京都パルスプラザ(伏見区)
八幡市文化センター
広沢小学校(右京区)
洛西高島屋(西京区)
藤森神社(伏見区)
安井公園(右京区)
新町小学校(上京区)
中京中学校(中京区)
カナート洛北店(左京区)
宇治市生涯学習センター
木津川市中央体育館
ホテル京都エミナース(西京区)
けいはんなプラザ(精華町)
京田辺市社会福祉センター
左京区民ふれあいまつり
京田辺ふれあい夢フェスタ
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京都行政苦情救済推進会議の事案
平成 26 年度において京都行政苦情救済推進会議に付議した事案
番
号
付議
年月日
付議件名
推進会議の意見を踏まえての対応
26 年 12 月、本省に厚生労働省へのあっせん
を検討依頼
介護保険による福祉用 ・介護サービス利用者の負担軽減を図る観点
具購入費の利用者立替 から、特定福祉用具購入費及び住宅改修費の
1 26.10.3
払い方法の見直しにつ 支給方法として、各保険者は償還払い方式及
いて(委員受事案)
び受領委任払い方式の選択制を積極的に採
用するよう厚生労働省から地方公共団体に
対し技術的助言を行うこと
駅のホームと改札をつ
27.3.6 なぐ階段における歩行 近畿運輸局に鉄道事業者への対応を要請す
2
26.10.3 者誘導について(事務所 る予定
受事案)
年金裁定時に必要な保
険料免除期間の証明方
27.3.6 法について~証明に必
3
26.10.3 要な生活保護関係書類
の保存~(事務所受事
案)
27 年 5 月、本省に厚生労働省へのあっせんを
検討依頼
・国民年金保険料の法定免除の要件に該当す
ることの証明を得られない事例の発生を防
止するとともに、現に証明を受けられない被
保険者の年金受給権の確保を図るため、①生
活扶助に係る記録を記載するよう年金部局
から援護部局へ要請するなどの連携を図る
こと、②遡及して法定免除を適用する所要の
措置を講ずること
H27.3.6 第 29 回行政苦情救済推進会議
H26.10.3 第 28 回行政苦情救済推進会議
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地相協だより
≪ホームページ委員会≫
平成 26 年5月の委員総会において、京都行政相談委員協議会内組織として「ホー
ムページ委員会」の発足が決定し、平成 27 年度には地相協の予算に同委員会の活動
費が盛り込まれました。
平成 27 年5月 15 日の第2回委員会におい
て、新委員長に酒井剛委員(京都市下京区)
が選出され、新体制のもと京都協議会ホーム
ページからの発信が行われています。
ホームページを充実させるためには、会員
の皆様からの情報提供が不可欠ですので、ど
しどしお寄せください。
【ホームページのトピックス(新着情報)】
≪地区自主研修会≫
各地区行政相談委員協議会の自主研修会の開催予定(実績)です。
地区名
開催日
開催場所
丹後地区
7 月 27 日(月)
みやづ歴史の館
中丹地区
10 月 7 日(水)
ハピネスふくちやま
洛南地区
11 月 27 日(金)
妙喜庵(大山崎町)
京都地区
未定
南丹地区
未定
山城南地区
未定
(精華町)
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行政相談関係職員を紹介します
~編集子~
所
長
次
根 上 純 一
長
渡
出身地:北海道
瀬
徹
出身地:和歌山県
平成 26 年4月着任
平成 27 年4月着任
単身赴任も2年目を迎え、仕事に、京
京都勤務は3回目、地元のように府内
都探訪にと益々力が入っています。
を熟知?まだまだ京都は奥深いです。
行政相談課長
行政相談官
松 浦 弘 年
谷 尻 清 次
出身地:島根県
出身地:京都府
平成 25 年4月着任
平成 25 年4月着任
京都での単身生活も3年目、相談業務 京都地区担当、家族:妻、子2人
を堅実に進めながら、充実した京都生活
3年目を迎え、委員の方々のお顔も少
をお過ごしのようです。
しずつ覚えられたところです。
評価監視調査官
業務係長
吉 留 麻 子
樋 地 敬 之
出身地:京都府
平成 27 年4月着任
丹後地区担当
総務から相談へ異動したばかりです
が、慣れない業務に一所懸命に取り組ん
でいます。
出身地:大阪府
平成 26 年4月着任
南丹地区担当、家族:妻、子2人
2年目を迎え、事案処理にも力がこも
っています。趣味のスポーツも成績が上
がっているようです。
- 66 -
行政相談専門官
補助職員
森 畠 尚 志
北 村 佐千雄
出身地:和歌山県
出身地:京都府
平成 27 年4月から現職、洛南地区担当 中丹地区担当、総合行政相談所担当
出前教室を担当、年度後半に数多く開
行政苦情110番への対応はベテラン
催されますが、生徒達に意義ある出前教 の味を感じさせるものがあります。
室となるよう活躍が期待されます。
調査員
月例報告の整理、実費弁償金、チラシ
の作成など大車輪での働き、行政相談業
務がスムーズに回っています。
長 畑 真 季
出身地:大阪府
【平成 27 年4月の異動者】
新たな職場、環境でご活躍頂いています。
京都行政評価事務所におきまして、大変お世話になりました。
お名前
前
職
異動先等
次
長
徳島行政評価事務所
所長
京都行政評価事務所
総務課長
森
田
康
司
小
松
琴
恵
行政相談官
出
野
孝
志
行政相談専門官
大
浦
雅
臣
相談業務補助職員
- 67 -
行政管理局行政情報システム企
画課情報システム管理室
退
職
*
*
*
*
編
集
後
記
*
*
*
*
行政相談委員機関誌「京都」№44 をお届けします。
委員の皆様には、お忙しい中、本号へご寄稿いただき誠にありがとう
ございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
毎年のように「異常気象による水害が日本各地で発生し、多くの被害
が生じています。京都でも・・・」とのフレーズです。
昨年も8月豪雨、さらに9月の御嶽山噴火、今年は箱根山など、各地
で大きな被害が発生し、また、社会生活への影響も色々と出ています。
この委員機関誌がお手元に届くころでは、まだまだ残暑が厳しい時か
と思います。7月の猛暑では各地で熱中症による死者も多く、救急搬送
も史上空前の患者数とのことでした。
健康に配慮して頂きまして、公私共々、ご活躍いただきますようお願
いいたします。
(編集子)
行政相談委員機関誌「京都」№44
Organ for the Administrative Counselors“KYOTO” No.44
発
行
編集・発行
〠604-8482
平成 27 年 9 月
総務省 京都行政評価事務所 行政相談課
京都市中京区西ノ京笠殿町 38
京都地方合同庁舎 4階
電 話 075-802-1140(代表)
075-802-1188(行政相談課連絡用)
075-802-1100(行政苦情 110 番)
FAX 075-802-1180
E-mail [email protected]
http://www.soumu.go.jp/kanku/kinki/kyoto.html
kyoto-chisoukyou.org/
twitter : @kinki_hyouka
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