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P4000 SANソリューションソフトウェアリリースノート (PDF、372KB)

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P4000 SANソリューションソフトウェアリリースノート (PDF、372KB)
HP P4000 SAN ソリューション
ソフトウェアリリースノート
nl
HP 部品番号: AX696-96164
2011 年 12 月
第6版
© Copyright 2009, 2011 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
バージョン:
•
SAN/iQ ソフトウェアバージョン 9.5.00.1215
•
Failover Manager ESX および Failover Manager Hyper-V ソフトウェアバージョン 9.5.00.1215
•
HP P4000 集中管理コンソールバージョン 9.5.00.1215
•
HP P4000 コマンドラインインターフェイス (Cliq) バージョン 9.5.0.1050
•
HP P4000 Application Integration Solution Pack バージョン 9.5.00.968 (以前の HP P4000
Windows ソリューションパック)
•
HP P4000 Application Aware Snapshot Manager バージョン 9.5.0.996 (以前の VSS Provider)
•
HP P4000 DSM for MPIO バージョン 9.5.0.981
•
SRA for VMware SRM 5 バージョン 9.5.0.615
•
SRA for VMware SRM 1x/4x バージョン 9.5.00.1215
このリリースでアップデートされたソフトウェアコンポーネント
注記:
バージョン 9.5 ソフトウェア用の新しい名称
•
HP P4000 Windows ソリューションパックは現在、HP P4000 Application Integration Solution
Pack になっています。
•
VSS Provider は現在、Application Integration Solution Pack の Application Aware Snapshot
Manager コンポーネントの一部として提供されています。
•
SAN/iQ ソフトウェア
•
HP P4000 集中管理コンソール
•
HP P4000 コマンドラインインターフェイス
•
HP P4000 Application Integration Solution Pack
◦
HP P4000 Application Aware Snapshot Manager
◦
HP P4000 DSM for MPIO
◦
HP P4000 Storage Replication Adapter for VMware SRM
サポートされているアップグレードパス
次のリリースバージョンからは、バージョン 9.5 に直接アップグレードできます。
•
バージョン 9.0
•
バージョン 8.5
•
バージョン 8.1
•
バージョン 8.0
バージョン 7.0.01 SP1 からアップグレードする場合、オンラインアップグレードでまずバージョ
ン 8.0 に自動的にアップグレードしてからバージョン 9.5 にアップグレードします。
説明
これらのリリースノートには、このリリースへのアップグレードおよびこのリリースでの機能拡
張や修正に関する情報が記載されています。 これらのリリースノートは、発行日の時点では最新
です。
このリリースでアップデートされたソフトウェアコンポーネント
3
アップデートの推奨
HP では、9.0 またはそれ以前のバージョンを実行しているすべてのお客様に、バージョン 9.5 に
アップグレードすることを推奨しています。
置き換え
バージョン 9.5 は、バージョン 9.0、8.5、8.1 に置き換わるものです。
このリリースでサポートされているプラットフォーム
バージョン 9.5 ソフトウェアへのアップグレードは、以下のプラットフォームで利用できます。
•
HP P4300 G2
•
HP P4500 G2
•
HP P4800 G2
•
HP LeftHand P4300
•
HP LeftHand P4500
•
VSA for ESX および VSA for Hyper-V
•
Failover Manager for ESX および Failover Manager for Hyper-V
言語
バージョン 9.5 では、以下の言語がサポートされています。
•
英語
•
簡体字中国語
•
日本語
•
韓国語
•
スペイン語
注記:
構成インターフェイスおよびシステム上の CLI はローカライズされていません。
機能強化
9.5 リリースは、以下の領域での機能強化を含む包括的なリリースです。
•
VMware ESX Server および Microsoft Hyper-V Server 用のアプリケーション管理スナップショッ
ト
•
SAN ステータスホームページ — SAN ステータスホームページは CMC 用の新しいホームペー
ジであり、ストレージ環境内のすべての管理グループにとって重要な情報を、1 つの画面に表
示します。
•
ゼロ VSA 自動インストレーション配備 — 単一のインストーラーで VSA、FOM および CMC
をインストールし、 たった数回の手順で「ゼロ」の状態から完全に機能する仮想 SAN を作
成できます。 スクリプト化可能インストールツールにより、ROBO ユーザーは一度インストー
ルを記述するだけで、複数の遠隔地に VSA をすばやく配備できます。
•
Peer Motion によるデータ可動性/クラスタースワップ — クラスタースワップにより、ユー
ザーは P4000 クラスターの交換やアップグレードを行えます。 クラスターの編集メニュー
で、ストレージシステムの追加、削除、交換の判断などを案内します。 階層間のデータ移行
をオンラインで簡単に行えます。
•
リモートコピー性能の向上 — リモートコピーの時間、ボリュームスキャンの所要時間、頻繁
なスナップショットへのサポート能力の改善により、ディザスタリカバリソリューションの
RPO を削減します。
Storage Replication Adapter for Vsphere Site Recovery Manager 5.x — 自動フェイルバックを
サポートしており、HP P4000 Application Integration Solution Pack に含まれます。
•
4
このリリースでサポートされているプラットフォーム
•
ベストプラクティス構成ウィザード — 構成ウィザードが最も可用性の高い構成を提案しま
す。 たとえば、2 ノード構成のフェイルオーバーを追加、シングルノードでディスクを RAID
6 で構成、複数のストレージシステムにクラスターを拡張する際にボリュームレプリケーショ
ンを推奨するなどです。
修正点
リリース済みのパッチセットと、バージョン 9.5 ソフトウェアに含まれるパッチ。
Patch set 01
次の項目が含まれます。
•
9.0 へのアップグレード時にパッチをインストールする場合のオンラインアップグレードの問
題
•
特定の言語の翻訳を更新
Patch set 02
中央管理コンソール (CMC) のバージョン 9.0.01.0125 へのアップグレードには次の項目が含ま
れます。
•
MAC アドレスの変更により CMC がストレージシステムを見つけられないという問題を解決
•
実行中のアップグレードをキャンセルできるよう、アップグレード時のダイアログボックス
に [キャンセル] ボタンを追加
•
エラーメッセージを改善し、アップグレードの失敗やキャンセルからのリカバリを向上
•
CMC のパフォーマンス監視が、10 ギガビットイーサーネットネットワークで正しいネット
ワーク使用統計値を表示するよう修正
•
サポートしていない 32 ビット ESX システムでのバージョン 9.0 以降の VSA アップグレード
を禁止
•
CMC の管理グループアップグレード中に、その管理グループのすべてのスケジュールを休止
するよう変更。 スケジュールはアップグレード完了後に再開
パッチ 10054-03: オンラインアップグレードのための CMC の変更をサポートできるよう改善
パッチ 20020 には次の修正が含まれます。
•
ネットワーク使用率が高いときに、SAN/iQ マネージャーによるメモリ使用に影響を与える
問題を解決
•
4.1 以降を実行している VMware ESX イニシエーターに接続したストレージシステムのパ
フォーマンスダッシュボードで、キュー深度の統計値の表示を修正
•
TCP/IP タブで、DHCP または静的 IP アドレスによりインターフェイスを構成する際に、英語
以外の CMC でネットワークインターフェイス構成を完了できない問題を修正
•
一定の条件下で、9.0 へのアップグレード後の再起動時に、SAN/iQ 9.0 が表示され、不正な
コントローラーキャッシュの廃棄イベントを、すでに対処修正済みで存在しないにもかかわ
らず、検出し報告するという問題を修正
Patch set03
パッチセット 03 には次の修正が含まれます。
•
SAN/iQ 9.0 における潜在的なセキュリティ問題に対処
•
いずれかの iSCSI イニシエーターからの不正な SCSI コマンドによる SAN/iQ の再起動を防
止
•
ストレージシステムの再起動時、クラスターへの追加またはクラスター内での交換における、
ボリューム/スナップショットの再同期計算の効率性を向上
修正点
5
•
ログファイルが正しくローテーションされ、ログ使用量が正常範囲に維持されるようサポー
トログファイルの場所を更新
•
「ログパーティションのステータスが読み取り専用です」というクリティカルアラームを追
加。これは SAN/iQ ログパーティションが、以前に起きたハードウェア問題のため読み取り
専用になっているときに表示
•
CMC は、パッチ 10054-04 のサポートと合わせ、SAN/iQ ログパーティションが予期しない
状態にある場合にはアップグレードを抑制
•
「SAN/iQ メモリ要件チェック状況が「不足」です。x GB が必要です」という警告アラーム
を追加。これは、メモリ不足でストレージサーバーがオフラインになっているときに表示
•
IQN 名に大文字が使用可能
•
VSA コンソールに無害なブートメッセージが表示されるのを抑制
•
8.5 管理グループを 9.0 CMC で管理する際に、CMC がクラスター使用率を正しく報告する
よう修正
•
別の管理ネットワーク経由でストレージシステムにアクセスする際に、CMC がゲートウェ
イ/CIM サーバーに接続するよう修正
•
[管理グループの編集] で過去のリモートコピー先を表示するよう変更。それらを切り離し、機
能していない古いリモート管理グループに関するアラームを削除することも可能
•
最新のパッチセットから新しく翻訳された文字列を追加
パッチ 10059: バージョン間のリモートコピーが可能。SAN/iQ 9.0 にサポートされない SAN/iQ
8.0、8.1 および 8.5 を実行するストレージシステムに SAN/iQ 9.0 マネージャーが働き、それら
のバージョンをリモート管理グループとして構成し、SAN/iQ 9.0 を実行するストレージシステム
を使用するプライマリ管理グループからリモートスナップショットを行えるようにします。
Patch set04
パッチセット 04 には次の修正が含まれます。
6
•
少量またはまばらな占有量のスナップショットがある数テラバイトの大容量ボリュームで、
リモートコピーによるパフォーマンス低下を排除
•
イーサーネットフロー制御が構成されていない大規模なマルチサイト SAN クラスターで、
SAN/iQ 9.0 使用時のパフォーマンス低下を排除
•
1GbE および 10GbE 用のアダプティブ負荷分散 (ALB) ボンド構成アップディレイパラメー
ターを 30 秒に変更し、フェイルオーバー時の効率性を向上
•
9.0 SNMP がストレージ MIB の storageRaidStats OID の正確なストレージシステムパフォー
マンス統計値を報告するよう修正
•
SNMP コミュニティ文字列に特殊文字を許可 (例: ~`!@$%^&*():;=+[]{}|,.<>?)
•
管理グループ内で無効化されたフェイルオーバーマネージャーを CMC が検出し、状況を回復
するための解決手順に合わせて改善されたメッセージを表示
•
9.0 CMC のパフォーマンスダッシュボードを [タスク] メニューの [監視間隔の編集] で通知
間隔が分または時間で設定されている場合に、それ以降も [監視間隔の編集] で変更可能なよ
うに修正
•
2TB 以上のボリュームサイズで読み取りスループット値がゼロと表示される 9.0 CMC パフォー
マンスダッシュボードのエラーを修正
•
より高いバージョンの SAN/iQ を実行しているストレージシステムに接続する際に 9.0 CMC
が表示するエラーメッセージを修正
•
9.0 以前のストレージシステムでアップグレードの事前審査中に、ハードウェア問題をチェッ
クする機能を 9.0 CMC オンラインアップグレードに追加。これにより、アップグレード実行
前に確実にハードウェアの要件審査を終了 ハードウェアに問題が検出された場合、適切なエ
ラーメッセージが出てアップグレードが失敗し、問題解決後に再試行が可能
修正点
•
適切なバージョンの SAN/iQ へのアップグレード前に、9.0 CMC オンラインアップグレード
で必要なパッチを適用できるよう修正
•
プライマリに変換されるボリューム/スナップショットのシンプロビジョニング属性を保持す
るよう、9.0 CLI の makePrimary コマンドを修正
•
9.0 CLI の getsnapshotinfo コマンドおよび getremotesnapshotinfo コマンドが、
deletesnapshot コマンド併用時に正しく実行されるよう修正
•
9.0 CLI の getperformancestats コマンドが、管理グループにフェイルオーバーマネー
ジャーがある場合にも正しく機能するよう修正
•
CLI の recoverQuorum コマンドが、以前に管理グループへのクォーラム回復を失敗したと
いうまれな場合にも、正常に機能するよう修正
•
SAN/iQ 管理サービスロギングにおけるセキュリティの脆弱性を修復
•
いくつかのログファイルで過度の無害なメッセージを修正
•
特定の P4800 RAID コントローラーログファイルを、他の P4000 SAN プラットフォームで
行うのと同様にアーカイブすることで、サポート性を向上
前提条件
HP P4000 Centralized Management Console
•
CMC を完全にインストールするには、35MB の空きディスク容量と実行時に 50MB の RAM
が必要
•
CMC では、1024x600 以上のモニター解像度が必要
HP P4000 Application Integration Solution Pack
•
Microsoft iSCSI Software Initiator - バージョン 2.08 (またはそれ以降)
•
Application Aware Snapshot Manager (以前の VSS Provider)
Windows
◦
Windows Server 2003 R2 SP2
◦
Windows Server 2008
◦
Windows Server 2008 R2
VMware
•
◦
ESX Server 4.x
◦
ESX Server 5.0
HP DSM for MPIO
◦
Windows Server 2003 R2 SP2
◦
Windows Server 2008
◦
Windows Server 2008 R2
HP P4000 コマンドラインインターフェイス (Cliq)
•
10MB の空きディスク容量
•
Windows Server 2003 R2 SP2
•
Windows Server 2008
•
Windows Server 2008 R2
•
Windows XP SP2
•
Windows Vista
前提条件
7
•
Windows 7
VMware ESX Server 用のフェイルオーバーマネージャー
•
VMware ESX Server バージョン 4.x 以上
•
インストーラークライアント上に Microsoft .Net 2.0 以降がインストールされていること
•
1GB の RAM
•
VMware コンソールを通じたブリッジ接続か、または VMware VI クライアント内の割り当て
済みネットワーク
•
15GB のディスク空き容量
Microsoft Hyper-V Server 用のフェイルオーバーマネージャー
•
Windows Server 2008 バージョン
◦
2008 R2 Standard
◦
2008 R2 Enterprise
◦
2008 R2 Datacenter
◦
2008 R2 Server Core
◦
Core 以外の 2008 SP2 (Core はサポートされません)
•
フェイルオーバーマネージャー用の 15GB の空き容量が Windows サーバーのドライブにあ
ること
•
Hyper-V の役割がインストールされ実行されていること
•
最低 1GB のメモリがフェイルオーバーマネージャー用に予約されていること
•
2000MHz 以上の予備の仮想 CPU を 1 つ
バージョン要件
バージョン 9.5 の SAN/iQ ソフトウェアにアップグレードするには、storage system がバージョ
ン 7.0.01 SP1 以降である必要があります。 storage system がそれより前のバージョンである場合
は、サポート窓口に連絡して、暫定的なアップグレードファイルを入手してください。 サポート
窓口の連絡先については、「HPテクニカルサポート」 (17 ページ) を参照してください。
バージョン 7.0 SP1 からバージョン 9.5 にアップグレードする場合、オンラインアップグレード
では、自動的にバージョン 8.0 にしてからバージョン 9.5 にアップグレードします。
Microsoft iSCSI Software Initiator のバージョン要件 - バージョン 2.08 以降
SAN のアップグレード
リリースバージョン 9.x には、自動オンラインアップグレード機能があります。 オンラインアッ
プグレード機能の使用を開始するには、最初にバージョン 9.x の CMC をインストールする必要
があります。 最新の CMC をダウンロードするには、下記にアクセスします。
http://www.hp.com/go/P4000downloads (英語)
CMC をインストールし、本セクションに後述するようにオンラインアップグレードを利用して始
めてください。
アップグレードのプランニング
プランニングチェックリストをレビューし、お使いの storage system および SAN をアップグレー
ドする準備ができていることを確認します。
8
バージョン要件
表 1 アップグレードのプランニングチェックリスト
アップグレードタスク
情報と手順
現在使用しているソフトウェアのバージョンと新しいリ
リースのソフトウェアへのアップグレードパスを確認
「サポートされているアップグレードパス」 (3 ページ)
を参照して、使用しているストレージシステムを直接アッ
プグレードできるかどうか、あるいは、バージョン 9.5 に
アップグレードする前にバージョン 8.x にアップグレード
する必要があるかどうかを判断します。
iSCSI 負荷バランスを実行している場合には、 各クラス
ターで VIP が構成されていることを確認
iSCSI 負荷バランスを実行している場合には、各クラスター
で VIP が構成されていることを確認する必要があります。
アップグレード対象の iSCSI セッションへのボリュームア SAN/iQ ソフトウェアをアップグレードすると、storage
クセスと影響を計画
system が再起動されます。 そのため、アップグレード処
理中にボリュームをオンライン状態に保つには、そのボ
リュームが Network RAID-5 以上である必要があります。
Network RAID-0 のボリュームは、アプリケーションサー
バーから切断 (ログオフ) しておく必要があります。 storage
system が再起動されると、その storage system 上のすべて
の iSCSI セッションが終了させられ、クラスター内の残り
の storage system のいずれかで復旧されます。 その結果、
iSCSI セッションが復旧するまで、そのボリュームに対す
るアプリケーションの I/O は停止します。 アプリケーショ
ンへの影響を回避するために、(可能であれば) ピーク時間
を避けてアップグレードを行うことを検討します。
アップグレード時間のスケジュール
storage system または管理グループのアップグレードの実
際の所要時間は、プラットフォームと構成によって異なり
ます。
CMC、SAN/iQ ソフトウェアおよびソリューションパッ
クのアップグレードコンポーネント
以下の順序でコンポーネントをアップグレードします。
1. CMC (CLI、MIB、および FOM を含む)
2. アップグレード処理中に [インストールアクションが必
要] ウィンドウで指示されるすべてのパッチやその他の
コンポーネント
3. DSM for MPIO
バージョン 7.x の HP P4000 DSM for MPIO を実行して
いる場合には、新しいバージョンをインストールする
前にまず現在のバージョンをアンインストールするよ
うに、インストーラーから指示されます。
4. SAN/iQ ソフトウェア
5. 残りのソリューションパックコンポーネント (必要な場
合)
ログファイルとサポートバンドルを保存
アップグレード情報の保存を計画します。 アップグレー
ド後に、ウィンドウが表示され、アップグレード情報を
ファイルにエクスポートすることができます。 また、ス
トレージシステムのサポートバンドルも保存します。 サ
ポートコールを要請する場合には、これらの情報が必要で
す。
アップグレードの実行
1.
2.
3.
4.
5.
CMC のナビゲーションペインにある [構成サマリー] を選択します。
[アップグレード] タブを選択します。
[ダウンロードの開始] をクリックして、アップグレードプロセスを開始します。
CMC をアップグレードします。
CMC のアップグレードおよび再起動後に、[アップグレード] タブに戻ります。 各管理グルー
プで [続行] をクリックし、利用可能なアップグレードを表示させます。
P4000 CLI の場合
1. アップグレードを開始する前に、管理者権限を持っていることを確認します。
SAN のアップグレード
9
2.
アップグレード機能でダウンロードした適切なパッケージのインストーラーを使用します。
.exe ファイルをダブルクリックして、インストールウィザードを開始します。
3.
[インストール] をクリックします。
詳細アップグレードの使用
[アップグレード選択モード] で [通常] を選択すると、適用可能なすべてのパッチがストレージシ
ステムに適用されます。 [アップグレード選択モード] で [詳細] を選択すると、SAN/iQ ソフト
ウェアの現行バージョンに個別にパッチを適用したり、または、最新バージョンではない特定の
ソフトウェアバージョンにアップグレードすることができます。
SAN/iQ の現行バージョンに適用可能なパッチがあり、まだそのパッチを適用していない場合に
は、ストレージシステムのアップグレード時に、それらのパッチが [パッケージの選択] ウィンド
ウに表示されます。
詳細アップグレードを使用するには、以下の手順に従います。
1. [ヘルプ]→[優先設定] をクリックします。
2. [優先設定] ウィンドウで [アップグレード] を選択します。
3. そのペインの [アップグレード選択モード] で [詳細] を選択します。
4. [OK] をクリックします。
オフライン環境でのソフトウェアのアップグレード
ファイルのダウンロード
1. ファイアウォール外のインターネットに接続可能なコンピューターに、バージョン 9.5 の
CMC をインストールします。
2. CMC を開始します。
3. [構成サマリー] を選択し、[アップグレード] タブをクリックします。 [ダウンロードの開始]
をクリックすると、すべてのアップグレードファイルとパッチファイルが、CMC がインス
トールされているコンピューターにダウンロードされます。
4. [ヘルプ]→[優先設定]→[アップグレード] をクリックします。
5. ダウンロード先のディレクトリを書き留めておきます。 すべてのアップグレードファイルは、
そのディレクトリにダウンロードされています。 Microsoft Windows でのデフォルトのダウ
ンロード先は、[Program Files]→[HP]→[P4000]→[UI]→[downloads] です。
6. CMC を終了します。
7. そのコンピューターをお使いのネットワークに戻します。
8. ダウンロードしたファイルをネットワーク共有またはポータブルメディアにコピーするか、
または、そのコンピューター上の CMC を使用して、お使いのストレージシステムをアップグ
レードします。 ダウンロードしたファイルをネットワーク上の場所にコピーした場合には、
アップグレードに使用するすべての CMC がそのネットワークに接続でき、ファイルを参照で
きるようにする必要があります。
a. [ヘルプ]→[優先設定]→[アップグレード] をクリックします。
b. ファイルをコピーしたネットワーク上の場所に移動します。
c. [OK] をクリックして [優先設定] ウィンドウを閉じ、アップグレードを続けます。
オフラインディレクトリを使用したアップグレード
CMC が FTP サーバーに接続できない場合には、ローカルメディアを使用する方法のみ利用できま
す。
1. CMC を開始します。
2. [構成サマリー] を選択し、[アップグレード] タブをクリックします。
3. [ローカルメディアの使用...] をクリックします。
4. ファイルを保存したネットワーク上のディレクトリを選択して、アップグレードに進みます。
10
SAN のアップグレード
HP P4000 Application Integration Solution Pack 使用時のアップグレード
バージョン 9.5 のソフトウェアコンポーネントを以下の順序でアップグレードします。
1. CMC
2. HP DSM for MPIO
3. SAN/iQ ソフトウェア
4. Application Aware Snapshot Manager (以前の VSS Provider)
HP P4000 Application Integration Solution Pack と SAN/iQ ソフトウェアの互換性
P4000 Application Integration Solution Pack ソフトウェアには上位互換性がありません。 SAN/iQ
ソフトウェアをバージョン 9.5 にアップグレードする場合には、ソリューションパックソフトウェ
アコンポーネントもバージョン 9.5 にアップグレードする必要があります。
HP P4000 Application Integration Solution Pack のアップグレード
1.
2.
3.
4.
アップグレードを開始する前に、管理者権限を持っていることを確認します。
アップグレード機能でダウンロードしたソリューションパックのインストーラーを使用しま
す。 .exe ファイルをダブルクリックして、インストールウィザードを開始します。
[インストール] をクリックして、ソリューションパックコンポーネントのメニューを開きま
す。
インストールしたいソリューションパックコンポーネントをクリックします。
インストールウィザードに従って、選択したコンポーネントのインストールプロセスを完了
します。
P4000 DSM for MPIO のアップグレード
•
HP
1.
2.
3.
•
HP DSM for MPIO のバージョン 8.0 または 8.1 を実行している場合は、Solution Pack for
Microsoft Windows DVD を使用して、バージョン 9.0 にアップグレードします。
DSM for MPIO のバージョン 7 を実行している場合
HP DSM for MPIO の以前のバージョンをアンインストールします。
サーバーを再起動します。
最新バージョンの MS iSCSI イニシエーターをダウンロードしてインストールします。
Microsoft iSCSI イニシエーターのインストール時には、[Microsoft MPIO Multipathing
Support for iSCSI (iSCSI の Microsoft MPIO マルチパスサポート)] オプションを選択してく
ださい。
4. HP DSM for MPIO のバージョン 9.x をインストールします。
バージョン 9.0 にアップグレードしたら、HP P4000 Application Integration Solution Pack DVD
にある新しいインストーラーを使用します。
Application Aware Snapshot Manager (以前の VSS Provider) のアップグレード
1.
Application Aware Snapshot Manager がインストールされると、通知画面が開きます。
この画面には、Application Aware Snapshot Manager が他のバックアップアプリケーション
で正常に動作するために、Authentication Console を開いて管理グループのユーザー名とパス
ワードを設定する必要があることが記載されています。
2.
3.
4.
5.
[次へ] をクリックします。
最後の画面で [完了] をクリックして、ウィザードを終了します。
[メニュー] をクリックして、インストーラーのメイン画面を開きます。
ソリューションパックコンポーネントのインストールが完了したら、[終了] をクリックしてイ
ンストーラーを閉じます。
SAN のアップグレード
11
オンラインアップグレードのトラブルシューティング
表 2 アップグレードのトラブルシューティングのエラーメッセージ
エラーメッセージ
説明
アップグレード構成ファイルの読み込み中にエラーが発生
しました。 ファイルを Web 接続から取得していた場合
は、[再度ダウンロードしてください] をクリックします。
それ以外の場合は、メディアイメージを再作成します。
アップグレード XML ファイルのダウンロード後に、その
ファイルが見つからないか破損している場合に、このメッ
セージが表示されます。 アップグレード XML ファイルを
再度ダウンロードします。
ダウンロードサイトへの接続に問題があります。 インター CMC が FTP サイトに接続できないためにアップグレード
ネット接続をチェックし、[アップグレードの確認] をク
をチェックできない、または、FTP は接続できるが vsftpd
リックするか、または [ローカルメディアの使用...] をク サービスが停止しています。
リックしてローカルメディアを使用してください。
CMC がダウンロードディレクトリに書き込めません。
CMC がダウンロードディレクトリに書き込めない場合に、
[アップグレードの設定] で別のディレクトリを選択し、[再 このメッセージが表示されます。 そのディレクトリのア
度ダウンロードしてください] をクリックします。
クセス許可を確認してから再度ダウンロードするか、別の
ディレクトリを選択します。
アップグレードパッケージのためのドライブの空き領域が CMC がファイルを書き込むドライブの空き領域が 2GB 以
不足しています。 領域を少し解放するか、または [アップ 下です。 ダウンロードが停止し、ドライブの空き領域が
グレードの設定] を使用してダウンロードディレクトリを 確保されます。
変更します。 その上で、[再度ダウンロードしてください]
をクリックします。
FTP サイトからダウンロードする際に、1 つ以上のファイ
ルが破損しました。 一時的なネットワークエラーが原因
と考えられます。 数分待つか、またはネットワーク接続
を修復してから、[再度ダウンロードしてください] をク
リックします。 ファイルのインストールを試行すること
もできます。 存在しないファイルの 1 つをインストール
が要求すると、インストールが成功しないというメッセー
ジが表示されます。
ダウンロード中にファイルが破損しました。 そのファイ
ルは自動的に削除され、再度ダウンロードできるようにな
ります。
破損したファイルがアップグレードに不要なファイルであ
れば、アップグレードを続行することができます。
ベストプラクティス
リモートコピー関連付けを使用した管理グループのアップグレード
Remote Copy 関連付けを使用して管理グループをアップグレードする場合には、最初にリモート
管理グループをアップグレードする必要があります。 最初にプライマリ管理グループをアップグ
レードすると、プライマリ管理グループとリモート管理グループの両方のアップグレードが完了
するまで、Remote Copy が一時的に動作を停止することがあります。 リモートサイトを 9.5 に
アップグレードした直後にプライマリサイトを 9.5 にアップグレードします。 「管理グループ
バージョンの確認方法」 (13 ページ) を参照してください。
Cross-Version Remote Copy がバージョン 9.0 に導入され、これにより SAN/iQ 9.0 にサポートさ
れない SAN/iQ 8.0、8.1 および 8.5 を実行するストレージシステムに SAN/iQ 9.0 マネージャー
が働き、それらのバージョンをリモート管理グループとして構成し、SAN/iQ 9.0 を実行するスト
レージシステムを使用するプライマリ管理グループからリモートスナップショットを行えるよう
にします。
8.5 より前のバージョンからアップグレードする場合、VSA (ESX) と Failover Manager (ESX) の両
方で OS ディスクのサイズを増やす
このソフトウェアアップグレード中にインストールされる VMware ツールのサイズが変更されて
いるため、VSA (ESX) と Failover Manager (ESX) をアップグレードする前に、OS ディスクのサイ
ズを増やす必要があります。 将来のソフトウェアリリース用の空き容量も必要です。 したがっ
て、両方の要件に適合できるように、この時点で OS ディスクのサイズを増やすことをお勧めし
ます。
注記: この手順は、VMware ESX サーバーのみを対象としています。 他の VMware 製品では、仮
想ディスクを拡張する同様の手順があります。 お使いの VMware 製品用の適切なドキュメントを
参照してください。
12
SAN のアップグレード
以下の手順に従って、VSA 上の OS ディスクサイズを増やします。
1. CMC を使用して、VSA の電源を切断します。
2. VI クライアントを開いて、[VSA]→[設定の編集]→[ハードウェア] を選択します。
3. [ハードディスク 1] ([仮想デバイスノード] が "SCSI (0:0)" であることを確認) を選択します。
4. [ディスクのプロビジョニング] で、プロビジョニングサイズを 8GB に変更します。
5. [OK] をクリックします。
6. [ハードディスク 2] ([仮想デバイスノード] が "SCSI (0:1)" であることを確認) に対してこれら
の手順を繰り返します。
7. VI クライアントを使用して、VSA の電源を入れます。
8. CMC 内で VSA を見つけて、9.5 へのアップグレードを適用します。
以下の手順に従って、Failover Manager 上の OS ディスクサイズを増やします。
1. CMC を使用して、フェイルオーバーマネージャーの電源を切断します。
2. VI クライアントを開いて、[VSA]→[設定の編集]→[ハードウェア] を選択します。
3. [ハードディスク 1] ([仮想デバイスノード] が "SCSI (0:0)" であることを確認) を選択します。
4. [ディスクのプロビジョニング] で、プロビジョニングサイズを 8GB に変更します。
5. [OK] をクリックします。
6. [ハードディスク 2] ([仮想デバイスノード] が "SCSI (0:1)" であることを確認) に対してこれら
の手順を繰り返します。
7. VI クライアントを使用して、フェイルオーバーマネージャーの電源を入れます。
8. CMC 内でフェイルオーバーマネージャーを見つけて、9.5 へのアップグレードを適用しま
す。
管理グループバージョンの確認
•
バージョン 9.5 にアップグレードする際、管理グループ内のすべての storage system (Remote
Copy の関係が存在する場合には、リモート管理グループも) がバージョン 9.5 にアップグレー
ドされるまで、管理グループバージョンはバージョン 9.5 には変更されません。
•
バージョン 9.5 にアップグレードする際、アップグレードプロセスは管理グループ内のすべ
ての storage system のハードウェア識別を検証します。 何らかの理由でこの検証に失敗する
と、管理グループバージョンは 9.5 にはアップグレードされません。 たとえば、プラット
フォームが混在している管理グループで、一部のプラットフォームがソフトウェアリリース
でサポートされていない場合、サポートされているプラットフォームだけが正常にアップグ
レードされます。 したがって、管理グループ内にサポートされていないプラットフォームが
ある場合には、管理グループバージョンはアップグレードされません。
管理グループバージョンの確認方法
CMC のナビゲーションウィンドウで、管理グループを選択してから、[登録] タブを選択します。
[登録情報] セクションの最上部に管理グループのバージョン番号が表示されます。
SNMP MIB のインストール
CMC をインストールする際に、インストールオプションで [完全] を選択します。 MIB は、CMC
上のHP→P4000→UI→mibs ディレクトリにインストールされます。
SRA 操作に 30 分以上かかる場合にスナップショットを保持
P4000 SRA では、操作は 30 分以内に完了することになっています。 ただし、操作がそれ以上長
引く場合に、該当するリモートスナップショットスケジュールが複製を確実に保持するよう、ス
ナップショットの保持スケジュールを、スナップショットが 3 つ分維持されるように設定します
(3x30=90 分)。
SAN のアップグレード
13
VmImageConsistency 機能用に SRM および vCenter サーバーを構成
VmImageConsistency 機能が正常に動作するには、vCenter サーバーに Application Aware Snapshot
Manager をインストールし、SRM サーバーに P4000 SRA をインストールする必要があります。
P4000 SRA for VMware SRM 構成ではほとんどの場合、SRM サーバーと vCenter サーバーは別々
のサーバーマシンです。 こうした構成では、CMC にすべてのサーバーを手動で作成し、コント
ロールサーバーを構成する必要があります。
P4000 SRA for SRM を使用時に、CHAP 認証を併用しながらサーバー IQN を構成
SRA 用に CMC で手動でサーバーを作成する場合は、CHAP 認証が有効になっていてもサーバー
IQN を追加します。
互換性/相互運用性
サポートされている SAN/iQ ソフトウェアリリースおよびアプリケーションソフトウェア (Failover
Manager、Microsoft Windows、および VMware Server など) との互換性の完全なリストについて
は、下記にある HP P4000 SAN の互換性マトリックス (ホワイトペーパー/4AA2-5654ENW.pdf)
を参照してください。
http://www.hp.com/go/p4000compatibility (英語)
異なるバージョンの SAN/iQ ソフトウェアが管理グループに存在する場合
P4000 SAN ソリューション管理グループは、異なるバージョンの SAN/iQ ソフトウェアを実行
している storage system に適応できます。 ただし、管理グループに追加できるのは、以前のソフ
トウェアバージョンを実行しているクラスターか、より新しいソフトウェアバージョンを実行し
ている storage system だけです。 たとえば、バージョン 8.5 のソフトウェアを実行している管理
グループには、バージョン 9.5 のソフトウェアを実行している storage system を追加できますが、
バージョン 9.5 のソフトウェアを実行している管理グループには、バージョン 8.5 のソフトウェ
アを実行している storage system は追加できません。
SAN ソリューション管理グループの一部をアップグレードする場合、クラスター全体がアップグ
レードされるまで、管理グループは以前のソフトウェアバージョンで実行し続けます。
既知の問題
異なるバージョン間のリモートコピーを 9.x から 8.5 の管理グループに対して行う
場合に、クラスターフルのためコピーが中断されると、8.5 の管理グループにアラー
ムが発生していなくても、CMC は「アラーム画面を確認してください」というエ
ラーメッセージを表示
バージョン 9.x のアラームおよびイベントの機能には、それ以前のバージョンのソフトウェアと
の互換性がありません。 バージョン 9.x 以降の管理グループのアラーム画面を確認し、バージョ
ン 9.x 以前の管理グループと混在する環境で動作している場合は、アラート画面も確認してくだ
さい。
IQN 名と大文字
P4000 SRA を構成する場合は、CMC にサーバーを構成するときに、IQN 名に大文字を使わない
でください。 サーバーは作成されますが、SRA の動作が失敗します。
Windows 2008 で、ファイアウォールが有効になっていると CMC がストレージシ
ステムの自動検出を行わない
CMC がインストールされているコンピューター上では、Windows ファイアウォールを無効にし
てください。
14
互換性/相互運用性
VirtualCenter Server を実行している Windows サーバーがドメインにない場合に、ア
プリケーション管理スナップショットが機能しない
サポートされているすべてのバージョンの Microsoft Windows に次の回避策を適用できます。 回
避策が機能するためには、Windows サーバーのコンピューター名と完全なコンピューター名が同
じである必要があります。
以下のいずれかを選択してください。
•
ドメインを作成し、管理コンピューターをそのドメインに追加する
•
Pegasus サーバーのサービスログオンを変更する
1. サービスプロパティページを開く
2. ログオンタイプを選ぶ
3. ログオンタイプを Local Service から管理者権限を持つアカウントに変更する
9.5 のオンラインヘルプにスペイン語に翻訳された画面がない
スペイン語版の CMC とオンラインヘルプを使っている場合は、スクリーンショットと画像は英語
になります。 翻訳されたスクリーンショットおよび画像は、今後のソフトウェアパッチセットで
提供されるアップデート版の CMC に含まれます。
9.5 へのアップグレード後もシステム設定を確実に保持するため、アップグレード
前に [構成のコピー] を使用
バージョン 8.5 からバージョン 9.5 へのアップグレード後は、システム設定は保持されません。
管理グループ内のシステムであれば、グループ内の 1 つのシステムが設定のソースとなり、アッ
プグレードされるすべてのシステムにその設定が適用されます。 したがって、バージョン 8.5 お
よびそれ以前の CMC で [構成のコピー] 機能を使用して、アップグレードされるすべてのシステ
ムにその設定を適用します。
以下の機能のシステム設定は、バージョン 9.5 へのアップグレード後に保持される可能性があり
ます。
•
アラート (アラート電子メールも含む)
•
SNMP の一般設定およびトラップ設定
•
リモートログファイル
HPUX v11 への CMC のインストール時に空白のウィンドウが表示される
HP-UX のウィンドウマネージャー (SXM/CDE) を使用していて、CMC のインストール時に空白の
ウィンドウが表示される場合には、デフォルトフォントの設定を確認します。 デフォルトフォン
トの色が白色であれば、それを黒色に変更してから、インストールをやり直します。
CMC のインストールウィザードとアンインストールウィザードで疑問符などの特殊
文字が使用される
サポートされていない以下のような構成では、CMC のインストールウィザードやアンインストー
ルウィザードで、テキストではなく特殊文字が表示されることがあります。
•
システムの OS 言語がシステムロケールの言語とは異なる言語に設定されている場合 (たとえ
ば、OS 言語が「中国語」に設定され、システムロケールが「日本語」に設定されている)。
•
システムロケールがサポートされていない言語 (「スペイン語」など) に設定されている場合。
SNMP クライアントとマルチバイト文字
SNMP クライアントは、UTF-8 エンコーディングを使用してマルチバイト文字を取得する設定が必
要です。
既知の問題
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マルチバイトの CHAP 名を使用する場合には IQN 名でサーバーの構成が必要
最初にサーバーを作成してから、そのサーバーを編集して CHAP 名を追加します。
1. 新しいサーバーを作成し、[CHAP の必要なし] を選択して IQN を入力します。
2. 次に、[CHAP が必要] を選択して CHAP 情報を入力します。
3. [OK] をクリックします。 CHAP 情報と IQN 情報の両方を使用してサーバーが作成されます。
必要に応じて、既存のサーバーを編集して IQN を追加することもできます。
1. iSCSI イニシエーター内のターゲットからログオフします。
2. CMC で、そのサーバーに移動します。 右クリックして [サーバーの編集] を選択します。
3. [認証] セクションで [CHAP の必要なし] を選択し、[イニシエーターノード名] フィールドに
IQN を入力します。
4. [CHAP が必要] を選択して [OK] をクリックします。
5. iSCSI イニシエーター内のボリュームに再接続します。
RAID 6 で 2 つのドライブの再構築が必要な場合に、すべてのドライブの [安全に取
り外し可能] ステータスに [はい] と表示される
Smart アレイコントローラーを使用しているシステムで、RAID 6 で 2 つのドライブの再構築が必
要な場合に、すべてのドライブに対して [安全に取り外し可能] ステータスが間違って報告されま
す。以下のシステムに影響があります。
•
HP LeftHand P4300
•
HP LeftHand P4500
•
HP P4300G2
•
HP P4500G2
[診断] カテゴリに移動して [ハードウェア情報] レポートを更新し、コントローラーを検証します。
コントローラーは、[コントローラー/キャッシュ項目] カテゴリに一覧表示されます。
RAID 6 の再構築中にドライブをアレイから取り出してはいけません。
ボンディングを作成するとまれにイベント通知が発生することがある
ソフトウェアでのタイミングによっては、新しいボンディングの作成後に「NIC
Motherboard:Port2=down」というイベント通知が現れることがありますが、このイベントは無視
しても構いません。
アプリケーションサーバーで NIC フェイルオーバー中に、アプリケーション管理ス
ナップショットを作成するとエラーが起きる
アプリケーションサーバー上で NIC フェイルオーバーが進行している間にアプリケーション管理
スナップショットを作成すると、Windows のイベントログに次のようなエラーが表示される場合
があります。
アプリケーション管理 SS が失敗しました: サーバー上のボリュームのリストを取得できませ
ん。
NIC フェイルオーバー処理が完了するまで待ってください。 アプリケーション管理スナップショッ
トが正常に再開します。
タイムアウトエラー発生時に、VMware の中間スナップショットが削除されない
VMware ボリュームのアプリケーション管理スナップショットを作成する処理には、ボリューム
上にあるすべての仮想マシンのスナップショット作成、SAN/iQ スナップショットの作成、仮想
マシンの中間スナップショットの削除が含まれます。 スナップショットの作成途中でタイムアウ
トエラーが発生した場合 (仮想マシンがビジー状態のときに発生することがあります)、スナップ
ショットは引き続き作成されますが、仮想マシンの中間スナップショットは削除されません。
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既知の問題
この状態が発生したかどうかはイベントログで確認できます。 「アプリケーション管理スナップ
ショットの作成に失敗しました」または「1 つ以上の仮想マシンのスナップショット作成に失敗し
ました」などのエラーメッセージが表示されます。 また、Application Aware Snapshot Manager
はスナップショットが削除されても通知しません。 この問題を解決するには、手動で中間スナッ
プショットを削除する必要があります。
HP テクニカルサポート
ワールドワイドのテクニカルサポート情報については、次の HP の Web サイトを参照してくださ
い。http://www.hp.com/support (日本語)
HP P4000 製品に関する詳細情報は、次の HP Business Support Center の Web サイトの [Manuals]
ページに用意されています。
http://www.hp.com/support/manuals (英語)
日本語版が用意されているマニュアルは以下から入手できます。
http://www.hp.com/jp/manual (日本語)
[Storage] セクションにある以下の項目に移動します。
•
[Disk Storage Systems]→[P4000 SAN Solutions]→[HP P4000 G2 SAN Solutions]
•
[Disk Storage Systems]→[P4000 SAN Solutions]→[HP LeftHand P4000 SAN Solutions]
•
[Storage Software]→[Storage Virtualization Software]→[HP P4000 Virtual SAN Appliance Software]
HP テクニカルサポート
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