...

提出意見及び意見考慮結果・理由等

by user

on
Category: Documents
11

views

Report

Comments

Transcript

提出意見及び意見考慮結果・理由等
別
紙
「肥料取締法施行規則及び普通肥料の公定規格等の改正について」
に対する意見の概要及び意見に対する考え方について
(平成25年6月17日∼7月16日)
意
見
要
旨
意見に対する考え方
1
「肉骨粉」を括弧書により「牛由来
の原料を原料として生産される普通肥
料をいう。」と説明しているが、「を
いう。」を「に限る。」とすべきでは
ないか。
ご指摘のとおり、
「肉骨粉」のうち「牛
由来の原料を原料として生産される普
通肥料」に限定していますので、省令
では「に限る」と記載します。
2
牛の部位を原料とする肉骨粉の生産
業者による原料収集先の確認基準にお
いて「1 原料となる牛の部位を扱う
事業場」の「(3)脊柱の脱骨が行わ
れている場合は、せき柱の脱骨は、特
定の区分された場所で行われているこ
と。」となっているが、特定区分の場
所の他に、飼料用と同様に同一場所で
作業時間を分けることでの対応を追加
してほしい。
「脊柱の脱骨は、特定の区分された
場所で実施されることが原則であるこ
と」と記載していますが、同一場所で
作業時間を分けて行う場合の取扱いに
ついては、例えば十分な清掃を実施す
るなどにより、SRMの分離が確実に
行えるのであれば、飼料用と同様に同
一場所であっても、作業時間を分ける
ことでの対応を可能とします。
3
肉骨粉に牛の摂食忌避剤を混ぜるこ
とで、有機農産物の日本農林規格に抵
触することが生じないよう配慮願いた
い。
現在、摂取防止材については、資材
の選定に向けた調査を実施しています。
摂取防止材の指定にあたっては、有機
農産物の生産など、肥料利用の実態も
踏まえつつ、日本農林規格の担当課と
も連携します。
4
普通肥料の保証票に記載する材料に
摂食防止材を追加され、その材料の種
類及び名称並びに使用量を記載するこ
とになっているが、原料価格の動向に
応じ原料の使用割合を変更することが
常であることから「並びに使用量」の
牛への摂取防止を図るため、摂取防
止材の使用量の表示はその効果につい
て把握するのに必要な指標となるので、
肉骨粉を使用した肥料については摂取
防止材の使用量を表記してもらう必要
があります。
削除について検討願いたい。また、二
次使用にあたっては、使用割合の異な
る肥料袋を複数用意することとなり、
非現実的と思われる。
摂取防止材の表示については、肉骨
粉の2次、3次使用であっても、肉骨
粉に対しての摂取防止材の量を記載し
てもらうよう検討しています。
5
牛肉骨粉のみが先行する形で改正手
続きが進められているが、レンダリン
グ業界にとっては、肉かす等と同時解
禁にした方が現場の混乱が少なく、円
滑にいくと考える。
6
牛由来の肉骨粉と同じ牛由来の蒸製骨
粉等を異なった条件で使用することは
多大の労力とコストを要する。肉骨粉
だけを先行して条件を見直す必要性は
乏しい。
牛由来の肉骨粉については、食品安
全委員会からの答申を先に受けていた
ことから、改正に必要な手続きを先行
して進めてきたところです。
肉骨粉以外の肥料(肉かす等)につ
いては、今後、パブリックコメント、
TBT通報、法令整備の手続き等を行
う必要があり、最低4ヶ月はかかる予
定です。
そこで、肉骨粉を先行して肥料利用
を再開することとしました。
7
肉骨粉肥料で作った野菜を消費者が本
当に安心して食べるかが、一番の課題。
生産者(農家)が使うか、使わないか
が問われる。BSE検査が廃止になり
牛由来原料肉骨粉が飼料に使用され不
安がなくならない限り、牛由来原料肉
骨粉の肥料使用量拡大は難しい。
8
牛肉骨粉の牛への流用・誤用が生じ
ないよう、安全確保対策に万全を期す
ため、家畜飼養農家等に対する周知の
徹底、飼料販売も行う肥料販売業者な
どに対する適切な取扱についての指導
の徹底、レンダリング業者におけるS
RM混入防止対策の徹底、国民へのB
SEに対する正しい知識や肥料規制な
ど関連対策についての情報提供を図る
こと。
牛由来の肉骨粉の利用再開について、
これまでに消費者団体、肥料生産・流
通団体等に対して、SRMの除去、管
理措置(確認検査、摂取防止等)及び
誤用防止対策を実施することで肥料と
して安全な肉骨粉の流通を確保する旨
の説明を行ってきました。
また、農林水産省は食品安全委員会
に牛肉骨粉の肥料利用について諮問し
たところ、平成25年4月8日に「管理
措置が採られることを前提とする限り
において、牛肉骨粉肥料は、現行の牛
の部位を原料とする肉骨粉を含まない
肥料と比べ、人の健康に及ぼす影響が
変わるものではない」との回答を得ま
した。
今後とも、生産者(農家)や消費者
の方に対して利用再開する肉骨粉の安
全性についてご説明、情報提供を行い、
安心して頂けるよう努めてまいります。
また、今回の肥料取締法施行規則及び普通肥料の公定規格等の改正にあたり、次に掲
げる事項について改正しましたので申し添えます。
◎
牛由来の肉骨粉又は当該肉骨粉を原料として生産された普通肥料であって、かつ
摂取防止材等の混合を行っていない普通肥料を指定配合肥料の原料として利用する
場合に、配合時に摂取防止材又は化成肥料等が規定どおり投入されていることを制
度上担保するため、摂取防止材等が混合されている普通肥料のみを指定配合肥料の
原料として利用することとする必要があります。
しかし、指定配合肥料の場合は生産に当たっての登録が不要であるため、肥料原
料供給管理票による管理措置を取った場合は摂取防止材等が混合されているかどう
かの確認ができません。そのため、肥料取締法施行規則第一条第一号ホに基づき牛、
めん羊、山羊及び鹿による牛由来の原料を原料として生産される肥料の防止に効果
があると認められる材料又は原料の使用その他必要な措置の実施の方法を定める件
においては、肥料原料供給管理票による管理措置は、指定配合肥料以外の原料とし
て他の生産業者等に譲渡等をする場合のみに限定することとしました。
また、肥料原料供給管理票を添付した肥料を受け取った生産業者等は、当該肥料
の利用目的を当該管理票に追記することとしました。
◎
公定規格の改正に当たり、施行日前においても改正後の規定に基づく脊柱等につ
いての大臣確認を受けられることとしました(大臣確認を設けた際の経過措置と同
様のものです)。
◎
牛由来の肉骨粉を混合した全ての肥料について、摂取防止材の添加など管理措置
を実施する必要があります。
◎
「肥料取締法に基づき普通肥料の公定規格を定める等の件(昭和61年2月22日農
林水産省告示第284号)」4の(1)の表肉骨粉の項に規定する農林水産大臣の確認
を受ける製造工程の基準等については、「肥料取締法に基づき普通肥料の公定規格を
定める等の件の一部を改正する告示等の施行について」(平成16年2月26日付け15消
安第6398号農林水産省消費・安全局長通知)を一部改正して定めました。
◎
指定配合肥料の材料として固結防止材を2つ以上使用する場合は、配合の際に使
用した材料の合計重量が配合後の肥料の重量に占める割合の3%以下のものに限る
としておりました。しかし、潤滑油の使用量については単独でも0.3%以下であ
ることから、肥料取締法施行規則第一条第四号の規定に基づき農林水産大臣が指定
する材料を定める件において、潤滑油を含む2つ以上の固結防止材を使用する場合
は、配合の際に使用された潤滑油の重量が肥料重量に占める割合の0.3%以下と
しました。
Fly UP