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平成25年度 日本水フォーラム評議会 活動報告
平成25年度 日本水フォーラム評議会 活動報告 平成25年11月5日16:00~17:30 於:銀座ブロッサム 中央会館 7階「マーガレット」 NPO法人 日本水フォーラム 日本水フォーラムのビジョンとミッション ¾ ビジョン(私たちが目指す世界像): すべての人が水に起因する苦しみから解放され 水の恩恵を最大限に享受できる世界の実現 ¾ ミッション(私たちの使命): すべての人が水を通して生まれる喜びと 悲しみを理解し、地球上の水問題解決のために 行動を起こす機会を創出する 日本水フォーラムの活動の柱とネットワーク 政策提言 日本の叡智の世界への発信 草の根活動の支援 人材育成・啓発 平成24年度日本水フォーラム活動報告書 活動報告内容 ¾ アジア・太平洋水フォーラムと 第2回アジア・太平洋水サミット ¾ 水の安全保障戦略機構 ¾ 日本水フォーラムの重点的な取り組み z 衛生分野 z 防災分野 ¾ 第7回世界水フォーラムに向けて アジア・太平洋水フォーラムと 第2回アジア・太平洋水サミット アジア・太平洋水サミット なぜ「アジア太平洋地域」? →アジア太平洋地域の水問題は多様でありながら、この地域に共通 する課題も多く、地域全体での取り組みが問題解決の重要な鍵 なぜ「首脳」による「サミット」? →水は、人間と国家の安全保障にかかわる重要な要素 →水問題は国土の発展、国民の健康、教育、国土保全等、 国の根幹に関わるあらゆる分野に関係しており、国家の指導者が 先頭に立って取り組むべき課題 アジア太平洋地域の水問題を解決するための具体的な 政策について議論し、新たな活動方針・計画を策定・発信 第2回アジア・太平洋水サミット 会 期:2013年5月19日~20日(2日間) テーマ:水の安全保障と水災害への挑戦: リーダーシップと責任 開催地:タイ王国・チェンマイ 主催者:アジア・太平洋水フォーラム (事務局:日本水フォーラム) ホスト国:タイ王国 第2回アジア・太平洋水サミット 18の国・地域の首脳をはじめ、閣僚15名、政府代表団など 33以上の国と地域から300名以上が出席 第2回アジア・太平洋水サミット タイ インラック・シナワトラ首相 グルジア ミヘイル・サーカシヴィリ大統領 ブルネイ ハサナル・ボルキア国王兼首相 バングラデシュ シェイク・ハシナ首相 タジキスタン共和国 エマムアリ・ラフモン大統領 韓国 鄭 烘原 国務総理 フィジー エピリ・ナイラティカウ大統領 ラオス トンシン・タンマヴォン首相 第2回アジア・太平洋水サミット ニウエ トケ・トゥフキア・タランギ首相 ブータン キンザン・ドルジ総理特使 バヌアツ モアナ・カルカセス・カロシル首相 イラン モハンムド・ジャバド・ モハンマディザーデ 副大統領兼環境庁長官 ミャンマー サイ・マウ・カン副大統領 「水は国家の至上命題」 ベトナム グエン・ティエン・ニャン副首相 チェンマイ宣言 ¾ 概要 ・第1回アジア・太平洋水サミットでの合意の再確認 ・水と衛生分野を国家の優先課題とし、必要な資金・人的資源を 分配する ・「災害リスクの軽減」をミレニアム開発目標(2015年が期限)後 の目標に入れることを推進 ・アジア太平洋地域の水にかかわる政策や展望 アジア・太平洋水フォーラムは、チェンマイ宣言で なされた提言を、具体的な行動に結びつけるために、 行動計画を策定する役割を期待されている 第2回アジア・太平洋水サミット 電通様のご協力により、毎日新聞に 第2回アジア・太平洋水サミットの記事を大きく掲載して頂きました アジア・太平洋水フォーラムの今後の活動 優先的に取り組む課題 ¾ 水分野の情報共有のためのプラットフォーム構築 ¾ 水とグリーン経済 ¾ 都市における水管理 ¾ 統合水資源管理(IWRM) ¾ 水と災害 ¾ 水と食料 アジア・太平洋水フォーラムの関係機関が、 率先し、主導して活動を促進 アジア・太平洋水フォーラムの 第7回世界水フォーラムに向けた活動 ¾ アジア・太平洋水フォーラムは、アジア太平洋地域の コーディネーターとして、第7回世界水フォーラムに積 極的に参画 ¾ アジア太平洋地域の優れた取り組みや革新的な取り 組みを、第7回世界水フォーラムに向けたプロセスを 通じ世界に発信 ¾ 日本水フォーラムは、引き続き、森会長のリーダーシッ プのもと、アジア・太平洋水フォーラムの活動推進 水の安全保障戦略機構 低炭素で持続可能な水・物質循環社会へ 2012年10月 水の安全保障戦略機構より提言書を発出 水と緑の連携インフラ支援プログラム研究会 発足 水道事業体の抱える問題 ¾ 水道事業体の困窮と行き詰まり ¾ 水道インフラの老朽化・耐震化対策 ¾ 技術者の減少による運営基盤の脆弱化 など 地域に眠る力を活用した新しいモデルの構築 水の安全保障戦略機構内に、 「水と緑の連携インフラ支援プログラム研究会」を発足 日本水フォーラムの重点的な取り組み z 衛生分野 z 防災分野 衛生分野 草の根活動の支援 カメルーン supported by JWFファンド2012 スリランカ supported by ダルビッシュ有水基金 メジャーリーグに移籍された後も、ダルビッシュ有投手の継続支援により、 水・衛生プロジェクトを世界各地で展開 会員企業と共同で草の根活動を支援 インドネシア スリランカ 東レ様、4℃様をはじめ日本水フォーラム団体会員様との 共同プロジェクトを世界各地で展開 ミレニアム開発目標(水と衛生)の進捗状況 安全な飲料水を得られない人の数の割合を半減 目標達成値 12% 1990年 24% 2011年 11% 達成済み 適切なトイレを利用できない人の数の割合を半減 1990年 51% 目標達成値 25% 2011年 36% 未達成 適切な量と質のトイレの普及が急務 衛生問題への取り組み 様々なセミナー・シンポジウムを通じて、 ¾ 衛生施設の普及を促進するためのアプローチ ¾ 整備された衛生施設や衛生サービスの持続性・発展 性を確保する仕組みを検討 ¾ 関係者の意識を喚起 衛生問題への取り組み ¾ 貧困層への単なる金銭的な支援ではなく、普及や建 設、維持管理・運営が、ビジネスとして成り立つよ うな持続可能な支援のあり方であることが重要 ¾ 取り組みを支援し、協働頂ける団体・企業や社会企 業家とのネットワークを拡大中 トイレの「GOODプロジェクト」 GOODプロジェクト募集中! ¾ 持続可能性や発展性の高い取 り組みを表彰 ◎世界を変えるトイレ賞 (副賞100万円) ○新しい取組み賞 ○優れた取組み賞 (副賞30万円) ¾ 11月28日まで! 発展途上国のトイレ普及のために 優れた日本の技術やノウハウを活用 ■(一財)地球産業文化研究所 愛・地球博成果継承発展助成事業 子どもたちのためのトイレの普及 途上国の子どもたちの健康を守り、 教育の機会を確保するためには 学校における適切な量と質の トイレの普及が重要 防災分野 政策レベルでの連携 国連事務総長主催「水と災害に関する特別会合」(平成25年3月、米国) 水と災害ハイレベル・パネル 被災地視察(平成25年6月、南三陸町) 日本政府と連携し、防災への取り組みを行っています 水と災害写真展「復興の槌音-東日本大震災の被災、復旧と復興の現状-」(平成25年3月、米国) 『防災☆ママブック』プロジェクトへの参画 「防災☆ママブック』 改訂版制作に参画! ¾ 東日本大震災を経験した、若い お母さんたちの体験から得た教 訓を基に、同世代のお母さんた ち向けに、防災のための実践的 なアドバイスを盛り込んだ防災 ハンドブック 若いお母さんたちと連携し、命を守る ための防災の知恵を広く普及させる 第7回世界水フォーラム 世界水フォーラム ¾ 水分野で世界最大の国際会議 ¾ 3年に1度開催 ¾ 目的: あらゆるステークホルダーが集まり、水問題を議論 具体的な提案・提言をまとめ、問題解決のための行動を促進 具体的かつ継続的な政治的なコミットメントの発信 ¾ オープンかつ建設的な議論の場 世界水フォーラム 第1回 1997年 モロッコ、マラケシュ (63ヶ国、500名) 第2回 2000年 オランダ、ハーグ (114ヶ国、5,700名) 第3回 2003年 日本、京都・滋賀・大阪 (183ヶ国、24,000名) 第4回 2006年 メキシコ、メキシコシティ (168ヶ国、20,000名) 第5回 2009年 トルコ、イスタンブール (192ヶ国、33,000名) 第6回 2012年 フランス、マルセイユ (173ヶ国、34,000名) 第7回 2015年 韓国、大邱市 第7回世界水フォーラム:概要 開催日程 平成27年(2015年)4月12日(日)~17日(金) 開 催 地 韓国 大邱市 主 ・世界水会議(WWC) ・第7回世界水フォーラムホスト国:韓国 (韓国国土交通部、外交通商省、大邱広域市、慶尚北道) 催 キーワード: 「Implementation」(実行) フォーラムの構成 ¾ セッション(準備プロセスを通じて設定) ・テーマプロセス ・政治プロセス ・地域プロセス ・科学・技術プロセス ¾ 市民、ユース、子どもフォーラム ¾ 各種水大賞 ¾ 水フェア/エキスポ(展示会) ¾ 視察ツアー ほか ソウルから高速鉄道 で2.5時間 釜山からバスで1時間 第7回世界水フォーラム:各プロセス 政治的宣言 ・閣僚宣言 ・国会議員宣言 など 政治プロセス 各テーマ・セッション からの提言 各地域 からの提言 各セッション からの提言 水を政治的課題とし、 政治的努力を促進 新規創設 テーマプロセス 地域プロセス 科学・技術プロセス 様々な水関連テーマに 関する議論 各地域特有の課題 に関する議論 テーマ(18+@) ・安全な水へのアクセス ・衛生、排水、水質、水再利用 ・持続可能な都市の構築 ・健全な水資源・生態系 ・産業・経済・自然の調和 ・教育・人材育成 ・資金調達 など ・アジア ・アフリカ ・アメリカ ・ヨーロッパ ・中東、地中海 など 水問題解決に寄与すべく 科学・技術の重要性に焦 点を当てた議論 ・水関連最先端技術・情報 ・先進国と発展途上国の技 術的格差の縮小 ・実践的な適正技術 など 水のエキスポ ・首脳 ・閣僚 ・国会議員 ・地方自治体首長 など 各フォーラムからの提言 未定 市民フォーラム ・市民フォーラム ・ユースフォーラム ・子どもフォーラム など 第7回世界水フォーラムに向けて 第7回世界水フォーラムに向けて 韓国国内委員会 国際運営委員会 世界水会議(WWC) 韓国国土交通部 事務局 関係省庁 国土交通省 日本水フォーラム 連携 連携 (省庁連絡会議事務局) 省庁・ 自治体 テーマプロセス 政治 連 携 政治プロセス れ 市民 社会 学界 地域プロセス 世界水会議 日本理事 企業 科学・技術プロセス 36 最後に 日本水フォーラムを いつも支えてくださって いる、 評議員の皆様、 団体会員の皆様、 個人会員の皆様、 関係省庁の皆様、 関係者の皆様に 心より御礼を申し上げま す。 引き続き、ご支援を賜り ますよう宜しくお願い申し 上げます。