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【 期 末 報 告 】 平 成 2 0 年 3 月 札 幌 市 交 通 局

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【 期 末 報 告 】 平 成 2 0 年 3 月 札 幌 市 交 通 局
参考2
【
期
末
報
告
】
平 成 20 年 3 月
札 幌 市 交 通 局
交通局実施プラン
【期末報告】
■ 交 通 局 実 施 プラン期 末 報 告
Ⅰ
地下鉄事業の実施状況
1
安全対策
●
● 火
火災
災対
対策
策
地下鉄火災からお客さまを守るため、国の火災対策基準に照らし、避難通路や排煙設備
等の整備を優先して実施しています。
○
○ 避
避難
難通
通路
路の
の整
整備
備
整備の必要な3駅について、幌平橋駅の工事が完了し、残り
2 駅の工事を実施しています。
・すすきの駅
20 年度完成予定
・中島公園駅
20 年度完成予定
・幌 平 橋 駅
20 年 2 月完成
<避難通路(幌平橋駅)>
○
○ 防
防火
火シ
シャ
ャッ
ッタ
ター
ー、
、防
防火
火戸
戸の
の設
設置
置
プラットホームの避難階段部に、19 年度から計画的に設置工
事を進めています。19 年度は2駅の設置工事を行いました。
・ すすきの駅
・ 幌平橋駅
<設置箇所(すすきの駅)>
○
○ 防
防煙
煙垂
垂れ
れ壁
壁の
の設
設置
置及
及び
び排
排煙
煙能
能力
力の
の増
増強
強
ホーム階の防煙垂れ壁が必要となる、残る4駅について 20 年度までに順次整備を
行っています。19 年度は2駅の設置工事を行いました。
また、排煙風量の増強が必要な中の島駅の整備を実施しました。
・中の島駅
〔防煙垂れ壁設置及び排煙能力の増強〕
・平岸駅
〔防煙垂れ壁設置〕
-1-
交通局実施プラン
【期末報告】
○
○ 車
車両
両間
間仕
仕切
切り
り扉
扉の
の設
設置
置
国の基準の見直しにより、更新車両から、車両間に仕切り
扉を設置することが義務付けられました。18 年度以降の更
新車両から順次設置しています。
<車両間仕切り扉>
●
● 地
地震
震対
対策
策
地震による被害を防ぐため、南北線高架部の橋脚耐震補強工事
を 20 年度までの計画で順次進めています。
19 年度は残り 42 基のうち 11 基を補強しました。
(澄川駅∼自衛隊前駅間 7基、自衛隊前駅∼真駒内駅間3基、
南平岸駅北側1基)
<橋脚の補強工事>
●
● ホ
ホー
ーム
ム柵
柵の
の設
設置
置(
(東
東西
西線
線)
)
ホームでの転落事故や列車との接触事故を防ぐため、全線に順次ホーム柵を設置してい
きます。東西線は 21 年度当初の稼動を目指して計画的に車両・設備等の整備を進めてい
ます。
19 年度は、導入機器の動作試験や教習が必要なため、南郷 7 丁目駅中線ホームに先行設
置しました。
<南郷 7 丁目駅中線に設置したホーム柵>
-2-
交通局実施プラン
【期末報告】
2
利便性・サービスの向上
●
● バ
バリ
リア
アフ
フリ
リー
ー化
化
22 年度までの全駅及び主要バスターミナルのバリアフリー化
に向けて、障がいのある方や専門医などを構成員とする「バリア
フリー化検討委員会」との意見交換を踏まえ、16 年度から順次
整備を進めています。
<身障者トイレのオストメイト設備>
<
<1
19
9年
年度
度実
実施
施施
施設
設>
>
<
<バ
バリ
リア
アフ
フリ
リー
ー化
化実
実施
施内
内容
容>
>
南北線北 18 条駅、中の島駅、
・身障者トイレのオストメイト設備
平岸駅、澄川駅、
・視覚障がい者誘導用ブロック
東西線南郷7丁目駅、
・駅構内及びトイレの触知図
東豊線豊水すすきの駅、
・点字料金表
福住駅の7施設
・出入口、改札口、トイレの音響案内設備
・エレベーター・エスカレーターの音声案内設備
○
○ 車
車い
いす
す対
対応
応改
改札
札機
機導
導入
入
改札機のバリアフリー化を順次進めてきましたが、
未整備の駅については、エレベーター整備とあわせ
て導入しています。
<車いす対応改札機>
○
○ エ
エレ
レベ
ベー
ータ
ター
ー整
整備
備
全駅へのエレベーター設置に向けて順次整備を進めて
きましたが、用地確保の関係で未整備となっている東札幌
駅の東行及び中の島駅の南行を除き、19 年度にすべての
駅において工事に着手しました。
<
<1
19
9年
年度
度実
実施
施駅
駅>
>
・工事
南郷 7 丁目駅
19 年 7 月供用開始
バスセンター前駅
20 年 3 月供用開始
中の島駅(北行)
20 年度完成予定
北 12 条駅
19∼20 年度
北 18 条駅
19∼20 年度
-3-
<新設エレベーター>
交通局実施プラン
【期末報告】
●
● 新
新型
型車
車両
両の
の導
導入
入
東西線車両は、20 年度までの計画で順次新型車両に
更新しています。19 年度は 4 編成の更新が完了しまし
た。
<東西線 8000 形車両>
●
● エ
エス
スカ
カレ
レー
ータ
ター
ー・
・新
新改
改札
札口
口の
の設
設置
置
地下鉄駅の火災対策工事にあわせて、都心部で利用者が
多く、かつ駅舎が狭い、すすきの駅と中島公園駅には、新
たにエスカレーターと改札口を設置するための整備を進め
ています。
・すすきの駅
17∼20 年度
・中島公園駅
18∼20 年度
<新設のイメージ>
●
● I
IC
Cカ
カー
ード
ド乗
乗車
車券
券の
の導
導入
入
20 年度の導入を目途にICカードシステムの準備を進めています。改札機にかざすだ
けで自動的に運賃が差し引かれるなど、便利な乗車券サービスを提供するため、関連機器
のICカード化への対応を行います。
19 年度は、関連機器の設計・開発を進めるとともに、具体的な運用方法についても検
討を行いました。また、ICカードの名称を「SAPICA(サピカ)」と定め、サービ
ス開始時期を21年1月としました。
<基本シンボル(名称ロゴ含む)のデザイン>
-4-
交通局実施プラン
【期末報告】
3
利用促進策
●
● P
PR
R活
活動
動の
の強
強化
化
○
○ 年
年末
末年
年始
始市
市営
営交
交通
通利
利用
用促
促進
進キ
キャ
ャン
ンペ
ペー
ーン
ンの
の実
実施
施
忘・新年会シーズンにあわせ、お帰りに市営交通をご利用いただけるよう、
「年末年始
市営交通利用促進キャンペーン」として、駅構内・地下鉄車内へのポスターの掲出をは
じめ、地下鉄大通駅や市電 4 丁目停留場などの最終時刻・乗継時刻を記載したポケット
ティッシュを配布しました。
<忘・新年会シーズンにあわせて掲出したポスター>
<配布したポケットティッシュ>
○
○ 積
積極
極的
的な
な情
情報
報提
提供
供
報道機関への情報提供や、ホームページなどを活用した
積極的な情報発信を行いました。
<交通局ホームページ>
●
● 地
地域
域と
との
の連
連携
携
○
○ 各
各区
区と
との
の連
連携
携に
によ
よる
る情
情報
報発
発信
信の
の強
強化
化
各区との連携により、駅構内などを活用した地域情報の発信を積極的に行いました。
<西区内4駅に設置のまちづくり情報掲示板>
-5-
<地下鉄真駒内駅情報発信ボード>
交通局実施プラン
【期末報告】
○
○ メ
メト
トロ
ロギ
ギャ
ャラ
ラリ
リー
ーの
の設
設置
置
地域住民の方々や文化芸術団体、アーティストの方々が気軽に文化芸術作品を発表でき
る場として、19 年 11 月から地下鉄駅構内にメトロギャラリーを設置しました。
(設置駅:
南北線麻生駅、真駒内駅、東西線宮の沢駅、琴似駅、円山公園駅、白石駅、新さっぽろ駅、
東豊線栄町駅、月寒中央駅、福住駅)
<白石駅に設置のメトロギャラリー>
<宮の沢駅に設置のメトロギャラリー>
●
● 新
新た
たな
な需
需要
要の
の開
開拓
拓
○
○ 沿
沿線
線施
施設
設と
との
の連
連携
携
・ 札幌まちめぐりパスの発売
沿線施設、店舗などとのタイアップによる乗車券の魅力アップなどを図るため、
「札幌まちめぐりパス」を実験発売しました。主要観光施設(20 か所)の入場・体
験に使用できるポイント券(15 枚綴り)と共通1DAYカードをセットにした企
画乗車券です。
発売期間:6 月 22 日(金)∼11 月 4 日(日)
発売額
:2,500 円
発売場所:定期券発売所、交通案内センター、北海
道さっぽろ観光案内所、市内主要ホテル、
その他
発売実績:2,075 冊
<札幌まちめぐりパス>
・ ウィZOOユーパスポートの発売
円山動物園とのタイアップにより、乗車券の魅力アップなどを図るため、「ウィZ
OOユーパスポート」を発売しました。共通ウィズユーカード 1100 と動物園年間
パスポートに遊園地の乗り物などをセットにした企画乗車券です。
発売期間:8 月 1 日(水)∼10 月 31 日(水)
発売額
:2,000 円
発売場所:定期券発売所、交通案内センター、
円山動物園
発売実績:801 冊
<ウィZOOユーパスポート>
-6-
交通局実施プラン
【期末報告】
○
○ 旅
旅行
行会
会社
社と
との
のタ
タイ
イア
アッ
ップ
プの
の実
実施
施
観光客の新規需要開拓を目指し、一部旅行代理店のツアー商品で、ツアークーポンに
よる乗車券の引換えを実施しています。
○
○ ド
ドニ
ニチ
チカ
カキ
キッ
ップ
プの
の販
販売
売促
促進
進
イベントとのタイアップなどを通して、更なる PR 強化を行いました。
<ドニチカキップ>
○
○ 札
札幌
幌市
市の
の施
施策
策と
との
の連
連携
携
19 年 10 月に大通駅に開設した「観光文化情報ステーション」の設置への協力、19
年 11 月の文化芸術月間での「さっぽろアートステージ 2007」の各種イベントとの連
携を実施しました。
<観光文化情報ステーション>
<さっぽろアートステージ 2007(大通駅コンコース)>
-7-
交通局実施プラン
【期末報告】
○
○ 魅
魅力
力あ
ある
るカ
カー
ード
ドの
の作
作成
成
シリーズカード、タイアップカード、記念カードなどの更なる魅力アップに努めて
います。様々な試みにより、話題性のあるカードを作成しました。
・ シリーズカード
<「かおかおパンダ」6 月発売>
<「北のテキスタイル」1月発売>
・ 記念カード
<「路面電車の日」6 月発売>
その他、
<「市営交通 80 周年」11 月発売>
「コンサドーレJ2優勝」
「円山動物園の新しい仲間たち」
など
<映画とのタイアップカード>
「名探偵コナン」
、「バベル」
(4 月発売)
「スパイダーマン3」(5 月発売)
「仮面ライダー電王」(8 月発売)「スマイル」、
「ブリーチ」
(12 月発売)
「ライラの冒険」
(2 月発売)
「ワンピース」、
「ガチボーイ」
、
「ディズニースタンプラリー」
(3 月発売)
-8-
交通局実施プラン
【期末報告】
4
増収対策
●
● 駅
駅コ
コン
ンコ
コー
ース
スそ
その
の他
他資
資産
産の
の活
活用
用
駅コンコースについては、南北線大通駅南券売室内のスペースを
利用した店舗「ミスタードーナツ」が 7 月に開店しました。
また、南北線さっぽろ駅構内北改札口横に、10 月よりウィルコ
ムPHSショップが開店するなど、活用を進めてきました。
その他資産については、旧電気課庁舎 2 階の空きスペースに、4
月から札幌総合情報センター株式会社がテナントとして入居する
など、庁舎空スペースへのテナント誘致や、低・未利用地の高度利
<ミスタードーナツ>
用に向けた取組を進めてきました。
●
● 広
広告
告媒
媒体
体の
の充
充実
実
エスカレーター手すり広告の販売を、19 年 4 月から大通駅及び
福住駅で開始しました。
また、アドピラー(柱巻広告)の実施場所を、20 年 2 月から「さ
っぽろ駅中央」と「すすきの駅」の 2 か所追加しました。
さらに、駅コンコースに設置している電照広告枠の一部について、
20 年2月からパンフレットラックへの転用を図ることで、パン
<すすきのアドピラー>
フレット広告の実施場所を拡大しました。
5
効率化策
●
● 駅
駅業
業務
務の
の委
委託
託
19 年度は、南北線中島公園駅、平岸駅、澄川駅、真駒内
駅と東西線琴似駅、西 28 丁目駅、円山公園駅、西 18 丁目
駅の8駅を財団法人札幌市交通事業振興公社に委託しました。
これで全 49 駅中 47 駅が委託駅となり、残る 2 駅について
も 20 年度に委託する予定です。
<南北線澄川駅>
-9-
交通局実施プラン
【期末報告】
Ⅱ
路面電車事業の実施状況
1
安全対策
●
● 軌
軌道
道改
改良
良
電車の安全運行を確保するため、20∼25 年経過し老
朽化したレール、ポイント、枕木、道床などを計画的に
交換しています。
19 年度は山鼻西線(西線 14 条∼市道南 18 条間の
うち 474m)の改良工事と西線 16 条渡り線(ポイント)
<軌道改良工事>
の交換を実施しました。
●
● 車
車両
両改
改良
良
現保有車両 30 両のうち老朽化の進んでいる 200 形車両 18 両について、17 年度に
民間委託で車両の老朽化調査を実施した結果、改良によって 12 両は延命が可能と診断さ
れました。
延命の可能な 12 両については、改良の緊急性を考慮しつ
つ、軌道事業の財政状況と、活用方策の検討を進めている現
状を踏まえ、台車を中心とした改良によって対応します。
19 年度の改良は、4両の台車及び車体改良を行いました。
<200 形車両>
●
● 低
低床
床車
車両
両の
の走
走行
行試
試験
験
今後、老朽車両を更新する場合は、低床車両の導入が基本となるため、多雪寒冷地に適す
る低床車両導入の検討に向け、19 年 11 月から 20 年 3 月までの間、鉄道車両の研究機関
などと共同で走行試験を実施しました。
また、20 年 3 月 9 日には、市民を対象とした試験車両の体験試乗会を開催しました。
<「Hi-tram」(ハイ!トラム)>
<「SWIMO」(スイモ)>
(財団法人鉄道総合技術研究所試験車両)
(川崎重工業株式会社試験車両)
- 10 -
交通局実施プラン
【期末報告】
2
利用促進策
●
● 地
地域
域と
との
の連
連携
携
○
○ 市
市電
電フ
フェ
ェス
ステ
ティ
ィバ
バル
ルの
の実
実施
施
実施日
:19 年 8 月 19 日(日)
実施場所:電車事業所および隣接グラウンド
実施内容:市電と綱引き、車両工場見学、写真撮影会、大道芸、
ステージ、縁日・露店、ミニてつくんの運行など
主催共催:札幌市交通局、
(財)札幌市交通事業振興公社、
札幌市中央区、札幌市交通労働組合、
<市電と綱引き>
山鼻未来・ネットワーク協議会、市電の会
お客様への日頃の利用を感謝し、市電をはじめ市営交通によ
り親しみを持っていただく目的で、中央区や沿線の町内会など
と共同で開催しました。当日は、約 8,000 人のご来場があり
ました。
<ミニてつくんの運行>
○
○ 沿
沿線
線施
施設
設、
、店
店舗
舗と
との
の連
連携
携(
(西
西4
4丁
丁目
目停
停留
留場
場イ
イル
ルミ
ミネ
ネー
ーシ
ショ
ョン
ンの
の実
実施
施)
)
都心部の 6 商店街で構成される「札幌中心部商店街活性化協議
会」による、西 4 丁目停留場周辺でのイルミネーション実施にあ
わせ、同協議会の設置による、西 4 丁目停留場でのイルミネーシ
ョンを実施しました。この連携により、観光・商業・交通等の一体
的な魅力アップ及び活性化を図りました。
実施期間:19 年 12 月 10 日∼20 年 2 月 11 日(64 日間)
<西 4 丁目停留場イルミネーション>
●
● 新
新た
たな
な需
需要
要の
の開
開拓
拓
○
○ 市
市電
電オ
オリ
リジ
ジナ
ナル
ル共
共通
通ウ
ウィ
ィズ
ズユ
ユー
ーカ
カー
ード
ドの
の発
発売
売
17 年 4 月に発売を開始した市電オリジナルカード。19 年
4 月に第5弾「市電と街並み」を発売し、11 月には第6弾「イ
ルミネーション電車」を発売しました。
<11 月発売の「イルミネーション電車」カード>
- 11 -
交通局実施プラン
【期末報告】
○
○ ど
どサ
サン
ンこ
こパ
パス
スの
の販
販売
売促
促進
進
12 月に、どサンこパスの更なるPRと路面電車市営化
80 周年を記念して、限定デザインのどサンこパスを
5,000 枚発売しました。
<市営交通 80 周年記念デザインどサンこパス>
○
○ さ
さっ
っぽ
ぽろ
ろロ
ロマ
マン
ンテ
ティ
ィッ
ック
クパ
パス
スポ
ポー
ート
トの
の実
実験
験発
発売
売
観光文化局や旅行代理店等との共同実験で、主にカップルや観光客を対象に、札幌の
夜景周遊を目的としたパスポートを、昨年度に引き続き発売しました。
内容
:市電専用 1 日乗車券、もいわ山ロープウェイ&モーリス号往復乗車引換券、
観覧車 NORIA 乗車券、市電沿線飲食物販店サービス
発売期間:19 年 12 月 10 日∼20 年 3 月 10 日(92 日間)
発売額
:1,500 円
発売場所:札幌市交通案内センター、北海道さっぽろ観光案
内所、市電沿線ホテル等
売上枚数:2,053 枚
<さっぽろロマンティックパスポート>
○
○ イ
イル
ルミ
ミネ
ネー
ーシ
ショ
ョン
ン電
電車
車の
の運
運行
行・
・中
中島
島公
公園
園通
通停
停留
留場
場イ
イル
ルミ
ミネ
ネー
ーシ
ショ
ョン
ンの
の実
実施
施
札幌市、交通局、市電の会等が、沿線の活性化を図ることを目
的に協議会を結成。昨年度から実施しているイルミネーション電
車と、今年度新たに、中島公園でのイベントにあわせ、停留場で
のイルミネーションを実施しました。
なお、イルミネーション電車の内装デザインは、昨年度に引き
続き、札幌市立大学の先生・学生の協力をいただきました。
<イルミネーション電車>
実施期間:
<イルミネーション電車>
19 年 12 月 10 日∼20 年 1 月 14 日(36 日間)
<中島公園通停留場イルミネーション>
20 年 1 月 25 日∼20 年 2 月 11 日(18 日間)
<中島公園通停留場イルミネーション>
○
○ 傘
傘の
の無
無料
料貸
貸出
出し
しサ
サー
ービ
ビス
スの
の実
実施
施
4 月 1 日∼11 月 20 日(夏ダイヤ期間実施)
19 年度における期間中の貸出本数は 5,070 本、
返却本数は 2,392 本(返却率 47.2%)でした。今
後とも、皆様にご利用いただきますとともに、事業
継続のため、返却にご協力ください。
- 12 -
<車内に設置した傘>
交通局実施プラン
【期末報告】
○
○ 市
市電
電沿
沿線
線ぶ
ぶら
らり
りま
まち
ちあ
ある
るき
きマ
マッ
ップ
プの
の配
配布
布
市電と沿線の魅力掘り起こしを目的に、市電の会が企画・編集
し、中央区が発行している「市電ぶらりまちあるきマップ」を、
市電車内、地下鉄駅(市電乗継指定駅及びさっぽろ駅)
、交通案内
センターで配布しました。
第 1・2 号(5 月∼)、第 3 号(6 月∼)、第 4 号(8 月∼)、
第 5 号(9 月∼)第 6 号(10 月∼)、第 7 号(11 月∼)
<市電沿線ぶらりまちあるきマップ>
3
増収対策
●
● 広
広告
告媒
媒体
体の
の充
充実
実
○
○ ペ
ペイ
イン
ント
ト電
電車
車の
の増
増車
車
ペイント電車については、車両の改修計画及び広告の
応募状況を見極めながら、更なる増車を検討します。
<ペイント電車>
(平成 19 年度は、16 両で実施)
4
効率化策
●
● 非
非常
常勤
勤職
職員
員の
の拡
拡大
大
19 年度は、新たに 7 名の非常勤運転手を任用しました。
<路面電車の運転席>
- 13 -
交通局実施プラン
【期末報告】
Ⅲ 各課における交通局行動宣言の取組
交通局では、平成 16 年4月に 10 項目からなるお客さまへの約束として、
「札幌市交通局
の行動宣言」を策定し、広く駅構内や地下鉄・路面電車車内に掲示しています。
これを受け、お客さまからのご意見はもちろんのこと、職員のアイディアにより実践した
ものや職員自らの手による地道な作業など、お客さまに便利に、そして快適に市営交通を利
用していただくための様々な取組を行ってきています。
今年度も各課では以下のような取組を行いました。
○
○ 「
「ア
アク
クセ
セス
ス表
表示
示キ
キャ
ャン
ンペ
ペー
ーン
ン」
」の
の実
実施
施
7月の地下鉄ダイヤ改正にあわせ、駅務部門を中心とした職員が、
地下鉄沿線に所在する会社を訪問し、最寄駅までの所要時間などを、
会社の封筒や名刺に印刷していただく協力のお願いをしました。
顧客に会社の利便性を訴えることができるとともに、地下鉄の利用
促進にもつながる取組と言えます。
総計
1,462 社
南北線
476 社
東西線
831 社
東豊線
155 社
<会社に配布したパンフレット>
<会社を訪問し地下鉄の利用をPR>
○
○ 地
地下
下鉄
鉄駅
駅ホ
ホー
ーム
ム、
、コ
コン
ンコ
コー
ース
ス清
清掃
掃の
の実
実施
施
お客さまにきれいな駅施設を利用していただくため、今年も
地下鉄の営業時間終了後の深夜に、職員自らボランティアによ
る駅ホームの清掃を実施しています。
お客さまから、構内が明るくなったと好評を得ています。
<大谷地駅ホーム天井清掃作業>
≪19 年度の実施駅≫
・東西線東札幌駅
・東西線大谷地駅
・東西線新さっぽろ駅
・東豊線栄町駅
・南北線すすきの駅
<新さっぽろ駅走行路面壁面清掃作業>
- 14 -
交通局実施プラン
【期末報告】
○
○ 「
「乗
乗車
車マ
マナ
ナー
ー向
向上
上キ
キャ
ャン
ンペ
ペー
ーン
ン」
」の
の実
実施
施
高速電車部業務課では、5 月、8 月、12 月に、
「乗車マナー
向上キャンペーン」として、南北線さっぽろ駅と南北線及び東西
線大通駅ホームに職員が立ち、駆け込み乗車防止や4列乗車を促
すとともに車内での携帯電話の使用、その他迷惑行為への注意、
車内での不審者・不審物の発見のため、車内巡回を行いました。
また、コンコース内では、不審物を発見した際に速やか
<4列乗車の誘導と駆け込み乗車禁止を啓発>
に駅職員に連絡していただくお願いと駆け込み乗車の注意
書き記したポケットティッシュを配布しました。
<車内の巡回>
<駅コンコースでのポケットティッシュ配りの様子>
また、西4丁目、すすきの両停留場においても、キャンペーンの
のぼり
を立て、
電車を利用されるお客さまにポケットティッシュを手渡し、マナー向上を訴えました。
<西4丁目、すすきの電停での配布の様子。電停にのぼりも立てました>
○
○ 南
南北
北線
線澄
澄川
川駅
駅構
構内
内花
花壇
壇に
に花
花植
植え
えを
を実
実施
施
休日に、技術担当部の職員を中心に、ボランティアで花壇への花植えを行いました。
お客さまに地下鉄を気持ちよく利用していただく取組です。
<東側通路>
<北側出口>
- 15 -
<西側通路>
交通局実施プラン
【期末報告】
■ 自 治 基 本 条 例 の具 体 化 に向 けた取 組
●
● 市
市民
民へ
への
の情
情報
報提
提供
供
○
○ 積
積極
極的
的な
な情
情報
報提
提供
供
報道機関への情報提供や、ホームページなどを活用した積極的な情報発信を行いまし
た。
<ホームページ上に「よくある質問と回答」コーナーを新設>
平成 10 年から 19 年までの交通局の歩みを記した「札幌市交通事業小史」や、財務
情報を含む事業概要パンフレット「さっぽろの市営交通」など、従来、部数が限られて
いたことで、広く一般に配布されていなかった冊子を、より多くの市民が閲覧できるよ
う、ホームページ上に掲載しました。
<札幌市交通事業小史>
<さっぽろの市営交通>
●
● 積
積極
極的
的な
な市
市民
民参
参加
加の
の促
促進
進
○
○ 市
市民
民参
参加
加型
型イ
イベ
ベン
ント
トの
の実
実施
施
交通資料館まつりやクリスマスフェスティバルなどのイベントを通じて、市民参加を
図りながら地下鉄・市電への理解を深めてもらいました。
<19 年度の交通資料館まつり>
<クリスマスフェスティバル 2007>
- 16 -
交通局実施プラン
【期末報告】
○
○ 「
「乗
乗車
車マ
マナ
ナー
ー向
向上
上キ
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ンペ
ペー
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ン」
」に
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啓発
発活
活動
動の
の実
実施
施
※
※ 1
15
5ペ
ペー
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ジ参
参照
照
○
○ メ
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設置
置
※
※ 6
6ペ
ペー
ージ
ジ参
参照
照
○
○ I
IC
Cカ
カー
ード
ド名
名称
称の
の市
市民
民投
投票
票
ICカードの名称を決定するにあたっては、事業者だけでなく、普段から公共交通機
関をご利用される市民にも参加してもらおうと、8 つの候補を公開し、電話等による意
向調査を実施しました。
<ICカード名称投票の応募ポスター>
○
○ 市
市営
営交
交通
通8
80
0周
周年
年に
にあ
あわ
わせ
せた
たイ
イベ
ベン
ント
トの
の実
実施
施
19 年 12 月に市営交通が 80 周年を迎えることにあわせ、これまでの利用に感謝する
とともに、小学生の参加による記念植樹や市役所本庁舎でのパネル展など、市民参加・
情報共有につながるイベントを実施しました。
<記念植樹に参加してもらいました>
<80 周年記念ロゴ>
- 17 -
<パネル展の様子>
交通局実施プラン
【期末報告】
■ 出 資 団 体 改 革 の取 組
●
● 財
財団
団法
法人
人札
札幌
幌市
市交
交通
通事
事業
業振
振興
興公
公社
社の
の概
概要
要
財団法人札幌市交通事業振興公社(以下、財団)は、設立
目的である公益事業のほかに、交通案内業務、定期券発売業
務、地下鉄駅業務等、地下鉄事業に関連する交通局からの委
託業務等を行っています。
それらの委託業務は、極めて公共性・公益性の高い事業で
あり、その業務の特殊性から、交通局と綿密な連携を図る
<財団駅職員であるサービスマネージャー>
必要があるため、交通局と同程度の専門的知識、経験、人材育成等が求められます。
この点、財団は従前からの十分な実績を有しており、また、地下鉄の安全・安心な運
行のために必要な大勢の駅業務経験者を確保し、継続して養成していくことができる唯
一の事業者です。
財団では、事業基盤を強化し透明性を確保しながら、公益事業はもとより、今後の駅
業務委託、ICカード導入、ワンマン運転化等の交通局の施策を通じ、市民サービスの
向上及び公営交通事業の健全な発展を図ります。
●
● 1
19
9年
年度
度の
の主
主な
な取
取組
組目
目標
標・
・取
取組
組内
内容
容
・ 交通局は、20 年度のICカードの導入にあわせて、現行の定期券発売体制や地下
鉄駅業務の変更に対応させるため、実運用に向けたプロジェクト会議に財団を加え
つつ、財団職員に対する研修計画を策定しました。
・ 交通局は、18 年度までの 39 駅の駅業務委託に更に8駅を加え、19 年度当初か
らは全 49 駅中 47 駅の駅業務を財団に委託しています。
・ 財団は、プロパー係長職を現在の 3 名から 9 名に増員し、組織強化を図りました。
・ 財団は、市民の声をホームページづくりに反映させるため、アンケートページを新
設しました。アクセス数は、対前年度比で約 4.4%増となっています。
・ 財団は、理事及び評議員に女性や地下鉄利用者代表を選任する等により、より透明
性のある組織体制としました。
- 18 -
交通局実施プラン
【期末報告】
■ おわりに
公共交通は、都市の活動を支える重要な都市基盤であり、そのなかでも市営交通は札
幌の交通ネットワークの中核として、「市民の足」を守るという社会的使命を担ってい
ます。
交通局では、この使命を確実に果たすため、安全対策をはじめ、利便性・サービスの
向上や職員の意識改革など、各種取組を着実に実施してまいりました。
特に安全対策については、地下鉄の車両内で発生した傷害事件や、針や白い粉などの
不審物の相次ぐ発見を受け、巡回警備員の増員や、車内放送での呼びかけなどを行うと
ともに、警察をはじめとする各機関と連携を図りながら、より一層の安全確保に努めて
います。そのほか、火災や地震などの災害対策工事をはじめ、地下鉄駅ホーム柵の整備
にも着手しました。
また、より多くのお客様に市営交通を利用していただけるよう、駅施設のバリアフリ
ー化や、沿線施設との連携による魅力ある企画乗車券の発売など、利便性やサービスの
向上に取り組みました。
職員の意識改革については、各課で行動宣言に基づく実践メニューを策定し、例えば、
深夜の地下鉄駅構内の清掃や駅周辺の花植え運動などを職員がボランティアで行った
り、「乗車マナー向上キャンペーン」として職員がホームに立ち、駆け込み乗車の防止
や4列乗車を呼びかけるなど、お客様に気持ちよく市営交通を利用していただくため、
職員自らが考え、積極的に活動を行ってまいりました。
来年度も、安全運行の確保と利用者の立場に立ったサービスの提供はもちろんのこと、
効率的な事業運営を行いながら、職員一丸となって安全で安定した輸送サービスの提供
に努めてまいります。
平成 20 年(2008 年)3 月 31 日
交通事業管理者
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濱田 雅英
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