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Oracle Management Pack for Oracle Coherence

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Oracle Management Pack for Oracle Coherence
ORACLE DATA SHEET
Oracle Management Pack for Oracle Coherence
Oracle Coherenceは、アプリケーションとデータベースの間にイン
メモリのデータ・グリッド・レイヤーを提供します。IT管理者に
とって、Coherenceキャッシュの継続的可用性と高いスループット
Coherenceの監視と管理に関して、
あらゆる側面を提供する唯一の
ソリューション
を実現することは絶対に欠かせない条件となりました。 Oracle
Enterprise Managerは、完全なクラスタ監視、自動プロビジョニン
グ、ライフ・サイクル管理、構成管理を含む、Coherenceの監視と
機能
管理に関するあらゆる側面に対応した唯一のソリューションです。
 完全なクラスタ可視性
 キャッシュのパフォーマンス、
安定性、ノード間での負荷分
Coherenceクラスタに含まれる潜在的なホット・スポットの監視
散の監視
一般的なCoherenceクラスタには多数のノードとキャッシュが含まれており、キャッ
 新しいクラスタまたはノード
のプロビジョニング
 ノードまたはクラスタ全体の
開始と停止
 イベントの追跡、通知、グラフ、
履歴メトリックの傾向のサ
ポート
 Oracle WebLogic Server、
シュは複数ノード間で分散される場合もあるため、管理者がクラスタ全体を通じ
て可用性とパフォーマンスを確保することは困難です。しかし、Enterprise Manager
のダッシュボード・ビューにはクラスタ全体の状態が表示されるため、管理者は
これを利用してクラスタに含まれる潜在的な問題領域を特定し、監視することが
できます。また脆弱なノード、最小メモリのノード、離脱ノードの数を含む重要
情報を通じて、クラスタ全体の状態を素早く把握できるため、潜在的な問題の概
要をつかむことができます。さらに、ヒット率のもっとも低いキャッシュはハイ
Coherenceクラスタ、データ
ライト表示されるため、管理者がアプリケーションの潜在的課題を特定する際に
ベースを含むCoherenceイン
役立ちます。またCoherence*Webがサポートされているため、管理者はアプリケー
フラストラクチャ全体を1つ
のシステムとして監視
 ノード、キャッシュ、または
クラスタ全体に対する構成変
更のリアルタイム伝播
 WebLogicアプリケーションに
使用されるキャッシュの監視
ションを直接キャッシュに関連付けて、基盤インフラストラクチャに対する依存
性分析を素早く実行できます。これによって、問題が事前予防的に検出されます。
さらに、Enterprise Managerによって、トップダウン型のアプリケーション管理ア
プローチとアプリケーション・スタック全体に対する可視性が提供されます。完
全にエンド・ツー・エンドの可視性が得られることで、管理者はアプリケーショ
ン・スタック内の問題を迅速に特定し、解決できるようになります。
利点
キャッシュとノードに対するリアルタイム監視と履歴監視
 管理者の生産性向上
言うまでもなく、キャッシュの可用性とパフォーマンスは、ビジネス・クリティ
 診断機能の強化
カルなアプリケーションに直接的な影響を与えます。管理者にとって、キャッシュ
 クラスタ全体を1つのターゲッ
の可用性を損なうことなく、高いスループットを実現することは絶対に欠かせな
トとしてモデル化することで、
複雑さを軽減
 単一コンソールを使用したエ
い条件です。Enterprise Managerはリモート・ビーコンから合成トランザクション
を生成する機能を提供するだけでなく、300を超えるCoherenceメトリックを継続
ンド・ツー・エンドのシステ
的に収集することで、アプリケーションに要求されたサービス・レベルを維持し
ム監視とライフ・サイクル管
ます。未加工のメトリックから生成された平均メトリックや集計メトリックによっ
理による総所有コストの削減
て提供される膨大なインテリジェンスを活用することで、管理者は難解な診断を
 プロビジョニング・プロセス
の自動化によるリスクの軽減
実行できるようになります。また、キャッシュのスループットは、キャッシュを
実行しているノード間の負荷分散に直接依存します。ノード間で均等に負荷が分
散されていない場合、キャッシュのスループットに悪影響が及び、ひいてはアプ
リケーション・パフォーマンスにも影響があります。
1
ORACLE DATA SHEET
Enterprise Managerのパフォーマンス・ビューには各種のグラフやメトリックが表
示されるため、管理者はこれらを使用して、キャッシュが複数ノード間で均等に
分散されているかどうかを確認し、重要なメトリックについてパフォーマンスの
もっとも低いノードは分離できます。また各ノードの詳細パフォーマンス・
ビューにドリルダウンすると、そのノード上で実行されているすべてのキャッ
シュや、ガベージ・コレクション情報を表示した詳しいシステム・メトリック、
およびノード上で実行されているサービスについて確認できます。Enterprise
Managerではフロント・キャッシュのパフォーマンスとバック・キャッシュのパ
フォーマンスが明確に分離されているため、ニア・キャッシュの有効性を特定で
きます。
図1 潜在的なパフォーマンス・ホット・スポットをハイライト表示したCoherenceダッシュボード
次の表に、一部の監視機能の概要を示します。
機能
利点
ダッシュボード
パフォーマンスのホット・スポットがハイライト表示されます。
データ・グリッドの状態と可用性の概要を把握できます。
ニア・リアルタイムの監視
重要なメトリックを表示したリアルタイム・ビューの自動更
新オプションを利用することで、管理者はリアルタイムで問
題のトラブルシューティングを実行できます。
ノードに対するキャッシュ
の熱分散の特定
複数ノード間でキャッシュが適切に分散されているかどうか、
また包含オブジェクトの少ないノードやヒット率の低いノー
ドが分離されているかどうかを簡単に特定できます。
標準提供のイベント
管理機能
Coherenceキャッシュのパフォーマンス・ボトルネックによっ
てアプリケーションに問題が発生する前に、事前予防的に管
理者に通知が送信されるため、Coherenceキャッシュの可用性
とパフォーマンスを大幅に向上できます。通知の種類には電
子メールやSNMPトラップが含まれており、Enterprise Manager
の集中型アラート機能が活用されています。
標準提供の履歴
監視機能
容量に関する戦略的な意思決定が行えます。またこのデータ
を使用して、一貫したパフォーマンスの問題から断続的な問
題を切り離すことができます。
Coherence*Webのサポート
キャッシュを使用しているアプリケーション・コンテキスト
内のキャッシュを監視できます。
Coherence*Extendのサポート
グリッド外部のリモート・アプリケーションでキャッシュを
使用しているものを特定し、この接続のパフォーマンスを監
視します。
サービスの監視
Coherenceサービスの状態を監視し、影響を受けるすべての
キャッシュを特定します。
2
ORACLE DATA SHEET
関連製品
クラスタのライフ・サイクル管理と自動プロビジョニング
Oracle Enterprise Managerを使用すると、クラスタ全体のライフ・サイクルを中央
コンソールから管理できます。任意の数の新規ノードを起動することも、選択し
Oracle Enterprise Manager
たノードだけを停止することもできます。同様に、クラスタ全体を開始および停
11gでは、Management Pack
止することもできます。また、まったく新しいクラスタのプロビジョニングや、
for Oracle Coherenceに加え
既存クラスタへのノードの追加も実行できます。その他にも、クラスタ全体を停
て次のパックが提供されてい
ます。
止し、再起動することができます。このような自動化によって、手動操作による
 WebLogic Server
リスクが劇的に軽減され、総所有コストも削減されます。
Management Pack
Enterprise Edition
 SOA Management Pack
構成の管理
Enterprise Managerでは、管理者がキャッシュ、ノード、サービスのランタイム構
Enterprise Edition
成を表示し、一時的に修正することができます(再起動後はこの変更が持続され
 Management Pack for
ない点に注意してください)。パフォーマンスの高いキャッシュやノードと比べ
WebCenter Suite
 Management Pack for
て、パフォーマンスの低いキャッシュやノードの構成を素早くチューニングでき
るため、この機能は非常に効果的です。
Identity Management
 Real User Experience
Insight
結論
Oracle Management Pack for Oracle Coherenceを使用すると、Coherenceクラスタの
 Application Testing Suite
パフォーマンスを事前予防的に監視できるため、アプリケーション環境内のパ
 Management Pack for
フォーマンスの問題を特定し、診断するために必要な時間が短縮されます。この
Non-Oracle Middleware
パックによるおもな利点は、以下のとおりです。

クラスタ全体を1つのターゲットとしてモデル化することで、複雑さに対応
できます。

キャッシュとノードに対してリアルタイム・パフォーマンスと履歴パフォー
マンスを監視することで、診断と解決までの時間を短縮できます。

アプリケーション・コンテキスト内のキャッシュを監視して、依存性を分
析できます。

しきい値とアラートを使用した、事前予防的な監視を実現できます。

自動プロビジョニングとライフ・サイクル管理を通じて、リスクが軽減さ
れます。

ランタイム構成を変更することで、キャッシュ・パフォーマンスを素早く
チューニングできます。
お問い合わせ先
Management Pack for Oracle Coherenceについて、詳しくはoracle.comを参照するか、
+1.800.ORACLE1でオラクルの担当者にお問い合わせください。
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せん。
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