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AMTモデル
C21:知能検査 年 3 5 No 正解 解釈 17 b all 多様な心理検査に関する記述の正誤を答える問題です。a は C32,b は C14,c は C41,e は C11 で記述します。 d ○:β検査は、もともと陸軍心理検査(AMT)の読み書きができない人のための非言語検査で すが、非言語検査一般にも用いらます。4-⑤参照 13 b all この問題は、全く個別の対立関係にある事柄を列記した問題で、a は A12 その他の学習の中 で、d は A13 記憶の項目で扱っています。 b以外は、ある程度理解できるのですが、肝心の b(正解=間違い)がかなりマイナーな知識な 6 29 a 6 35 c 7 28 a ので、厄介な問題です。 b ×:これは、Kagan,J という人の幼児児童の認知スタイルの研究の話のようで。熟慮型に対する ものは速攻型ではなく衝動型のようです。Web で検索すると、そこそこ hit しますし、心理学 辞典にも記載されていますが、この形式で出題してすぐにわかる人は尐ないと思います。 c ○:知能検査の対象を言っていると思います。個人間差とは IQ などの総合得点の個人間の 差をいい、個人内差とは言語性と動作性などの下位尺度の差を言っていると思います。 e ○:Guilford,J.P の 3 次元知能構造モデルの操作の次元における発散的思考と収束的思考を 言っていると思います。発散的思考と拡散的思考は同じ言葉の異訳です。1参照 all 多 様 な 心 理 検 査 に 関 す る 記 述 の 正 誤 を 問 う も の で す が c は 統 計 の 問 題 で す 。 a : C14,c:E12,d:C22,e:C23 に夫々記述しています。 b ○:Thorndike、E.L は試行錯誤学習で有名ですが(A12-2 参照)、教育学者でもあり、教育測 定運動の父とも呼ばれています。 all 知能検査に関する設問ですが「正解=間違い、であるcだけがそうではない」という嫌な問題 です。ただ、cのベンダー・ゲシュタルト・テストは知っていなければならないものなので、問題として 難しくはないと思います。bde 以外のcは C22 で、cは C42 で扱います。 b ○:ITPA の臨床モデルは下記の回路、過程、水準の 3 次元で構成されています。4-⑦参照 ・回路:聴覚-音声回路、視覚-運動回路 ・過程:受容過程、連合過程、表現過程 ・水準:表象水準(意味あるシンボルで処理)、自動水準(自動的な反応) d ○:4-④参照 e ○:認知処理過程尺度は経次処理と同時処理の尺度からなっています。他に、習熟度尺度 があるのが特徴です。4-⑥参照 この問題は知能検査を中心とする問題ですので、ここで記述しますが、ABD は統計の基本 知識です。 ○:最も普通なばらつき(誤差)は正規分布に従う事が多く、学力はその典型です。 ×:偏差値という言葉は正規分布を前提としています。 ×:精神年齢は 50~70%が通過するように設定されています。3-①参照 ○:パーセンタイルとは、対象とする数値を小さい順に並び替え、指定された個数番目にある値 を代表値とするものです。 ○:YG 性格検査:C32 の 3 参照 all A B C D 8 31 d E all A D 8 35 b all a e これは心理検査と社会の要請の結びつきを問う問題です。AD 以外は、B.ロ・テスト:C11、 C.MMPI:C31、E.TAT:C14 で扱っています。 ○:β検査は陸軍心理検査(AMT)の読み書きができない人のための非言語による兵員適性 検査です。4-⑤参照 ○:フランスの義務教育開始時に、問題のある児童のスクリーニングのために作成された検査で す。3-①参照 知能検査の問題で、ウェクスラーに関する bcd は C22 で扱います。 ○:簡便で精度もあり、最も多用されています。5-①参照 ○:この問題は、さらっと記述されていますが、難題です。コルサコフ症候群とは、記銘力障害、 1 10 39 c all A D 12 46 a all C 健忘、失見当職、作話を特徴とする障害で、ビタミン B1 欠乏症やアルコール中毒、痴呆、頭部 外傷などによって生じるものです。ベントン視覚記銘検査とは、幾何学図形を記憶し、幾つ かの方法で再生させる方法で、コルサコフ症候群では、障害が時空間秩序の混乱に及ぶた め、この検査法が用いられるということだと思います。 この問題も知能検査の問題で、ウェクスラーに関する BC は C22 で扱います。 ×:CA と MA が逆です。3-②参照 ×?:いくら調べても概念検査という言葉は存在しないので、この言葉は「概念を検査する」と いう意味で使用していると思われます。恐らく、「人格」とか「知能」といった抽象概念を捉え る検査という意味だと思います。換算尺度上にプロットするのは、普通は粗点で、そこが間違 っているのでしょうが悪問だと思います。 高齢者の心理査定の問題であり、C 以外は C33:その他の質問紙法で扱います。 C は紛らわしく、その他も判断しづらいため難しい問題になっています。 ○?:HDS では最近起こった出来事を聴く問題 4 のために家族等から情報を得ることが必要 でしたが、H12 年に改定された HDS-R では、年齢以外には本人情報は必要なく、この設 問の妥当性は低いと思います。 この問題は、高齢者の痴呆スクリーニングテスト以外の検査法を探させる問題のように見えて、実 は、N式老年用精神状態尺度が、唯一行動観察による尺度である事を問う問題で、意地が 悪い問題です。また、N 式精神機能尺度と紛らわしいので注意を必要とします。 c.国立精研式痴呆スクリーニングテストは、保険でも認められているメジャーな検査のようですが、 Web 上の記述も尐なく、実態はよくわかりませんでした。5参照 多様な心理検査に関する問題で、A 以外は B:C41,C:C32,D:C33 で扱います。 ○:見当識とは、場所、時、周囲の人物・状況を正しく理解している能力を言い、HDS-R のこ れらの設問は、まさしく見当識の有無を知るための問題です。5-①参照 13 55 d all 16 26 e all A 18 21 b all 発達、知能検査の特徴を記述した文章の穴埋め問題です。 A ITPA:個人内差異に着目した検査です。4-⑦参照 B K-ABC:同時処理、継次処理、習得度尺度といった言葉からこれが該当します。4-⑥参照 C WISC-Ⅲ:C22 参照 all 認知症のスクリーニング検査の問題ですが、C のコース法は一般的な知能検査法として提唱され 18 29 d たものですが、高齢者の知能検査にも用いられるようです。 21 46 a A ○:5-②参照 B ×:動作性の問題もありますが、ほとんどの問題は言語性のものです。5-②参照 C ○:4-②参照 D ×:見当識を保っているかどうかが最大の目的といえます。 all これは高次脳機能障害に関する問題であり、AD は B52 で扱い、B は C42 で扱います。 C ×:ここで言う記憶障害とは言語性の知能の事であり、非言語性のコース立方体組み合わせ 検査とは一致しません。4-②参照 22 22 3 22 a a all 心理学史の問題であり AD は A71 心理学史で扱っていて、C は A53 で扱います。 B ×:知能指数を導入したのは、Terman,L.M のスタンフォード・ビネー知能尺度です。3-②参照 all K-ABC に関する設問ですが、私は詳しくないので、あまり解説できません。 しかし、この問題は、組み合わせ問題のような体裁をしていますが、実は間違い探しの問題 です。従って、A が×なのがわかれば解ける問題です。 A ×:社会性尺度ではなく習得度尺度を加えたものです。 B ○:4-⑥参照 C ○:非言語性尺度の選択により障害児の能力が評価できることが特徴のようです。 D ○:教育的観点を持っているのが特徴のようです。 2