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とっておきのクリスマス [全ページ] A4 変型 上製本 34

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とっておきのクリスマス [全ページ] A4 変型 上製本 34
とっておきのクリスマス
[全ページ]
A4 変型
上製本 34 ㌻
●クリスマス絵本 ● 対象年齢:1 歳~10 歳位
作・絵 たなか あすみ
●サンタクロース,シロクマ,トナカイを巻き込んで、楽しいクリスマス・イブの思い出。
※赤字の部分が オリジナルデータです (実際の印刷は黒字です) 。
みさきちゃん に おくる
クリスマスの えほん
メリークリスマス!
タレントになる夢、あきらめずに がんばってね。
2015 年 12 月 25 日
サンタクロース より
みさきちゃん の ドキュメント
お 名 前: 松 原 未 咲
生まれた日:2011 年 10 月 2 日
現在の年令: 4 才
現在の体重: 14 ㎏
現在の身長: 95.3 ㎝
得意なこと:歌をうたうこと
好きな食べ物:お菓子、果物
きょうはクリスマス・イブです。
みさきちゃんは
クリスマスプレゼントがきになって
なかなか ねむれませんでした。
そのとき ばさーっと そとでおとがしました。
まどから みると
ゆきだるまがひとつ。
みさきちゃんは いそいで そとへでてみました。
ゆきだるまに ちかづいて いくと
もぞもぞ もぞもぞ
「へっ、へっ、へっくしょーん!」
ゆきだるまが おおきなくしゃみをしました。
ゆきけむりのなかから あらわれたのは…
「わぁ クマさんだ!」
みさきちゃんは おどろいていいました。
「クマじゃないよ。シロクマだよ」
「どうしたの? シロクマさん」
みさきちゃんは ききました。
「きみは だれ?」
「みさき っていうんだ。
シロクマさん。どうして
「よぞらの
ここにいるの?」
あかいほしを さがしていたら
うえから ゆきがおちてきて・・・
ねぇ、みさきちゃん あかいほしを
みなかったかい?」
「あかいほし? みなかったけど・・・
みつけたら
どうするの?」
みさきちゃんは シロクマさんに ききました。
「このアミで つかまえるんだよ」
シロクマさんが おおきなおなかから
じまんそうに アミをとりだしました。
と、そのときです。
あかくひかるものが そらをとんでいきました。
「あっ! あそこに あかいほし!」
みさきちゃんが ゆびをさしました。
「いそげー。はやくつかまえなくちゃー」
シロクマさんが おおきなアミをもって はしりだしました。
みさきちゃんも まっしろな ゆきのなかを
けんめいに
おいかけました。
「えいっ!」
シロクマさんは おおきなアミを
あかいほしめがけて ふりかざしました。
アミは シュルシュルシュルーとのびて
あかいほしに ひっかかりました。
「どっすーん」
おちてきたのは サンタさんと トナカイさんでした。
「あかいほしに みえたのは サンタさんたちだったんだ」
みさきちゃんは おどろいて いいました。
「あいたたっ」とサンタさんとトナカイさん。
「だいじょうぶ?
ごめんなさい・・・」
みさきちゃんとシロクマさんは あやまりました。
「うわーん」トナカイさんが なきだしました。
「どうしたの?」
みさきちゃんは しんぱいになり ききました。
「たのしみにしていた ケーキが つぶれちゃった」
トナカイさんが べそをかいて いいました。
シロクマさんが きょろきょろしながら、
「あれ? ここは
ぼくのいえのちかくだよ。
そうだ! ぼくのいえで
あたらしくケーキをつくろう」
みんなは シロクマさんの いえにいきました。
シロクマさんのいえには
たくさんのアイス。
「すきなだけ つかってね。まだまだ たくさんあるからね」
シロクマさんがいいました。
「チョコアイス ストロベリー ソフトクリーム
こんなに たくさんあったら おおきなケーキがつくれるね」
みさきちゃんも うれしくなりました。
さぁ、みんなで ケーキをつくろう。
シロクマさんは アイスでケーキの どだいをつくります。
みんなも それぞれ すきなアイスを
のせていきます。
みさきちゃんも おおはりきり。
サンタさんもトナカイさんも たのしそう。
サンタさんが さいごの しあげをします。
ポケットから かざりをとりだして
スペシャル クマ アイス デコレーション ケーキのできあがり!
「わぁ サンタさんのては まほうのてだ!」
みさきちゃんは めを おおきくして
いいました。
「いただきまーす」
「うまい うまい!」
「こりゃー
うまい!」
「おいしいねー!」
「みんなでつくったアイスケーキ おいしいね!」
みさきちゃんは いいました。
みんな だいまんぞく わいわい さわぎながら
たくさん たくさん たべました。
みんなは おなかが いっぱいです。
シロクマさんはぐーぐー
ねいきをたてています。
みさきちゃんは そっと サンタさんに たずねました。
「プレゼント まだ あるの?」
「まだ たくさんあるから しんぱいしなくていいよ。
みさきちゃんへのプレゼントは あしたのおたのしみ…」
あんしんして みさきちゃんも ねむってしまいました。
あさ
めをさますと いつものじぶんのベッド。
「あれ? ゆめだったのかな?」
あたりをみわたすと「わぁ プレゼントだ」
そのプレゼントには カードがそえてありました。
「これが みさきちゃんへの プレゼントだよ。
たのしいひととき
ありがとう。
おいしいケーキも
ありがとう。
とっておきのメリークリスマス ありがとう。
…サンタ、トナカイより」
「ゆめじゃなかったんだ」
そういって
みさきちゃんは まどのそとをみました。
「あれっ またシロクマさんだ。
こんどは なにを さがしているのかな」
みさきちゃんは そとへ
とびだしました。
あれれっ、シロクマさんにみえたのは
ゆきだるま。
「シロクマさんじゃ なかったのかぁ…」
ふっとみると ゆきだるまに カードがありました。
「あかいほしを さがしていたら みさきちゃんとであって
とっておきのクリスマスを すごせたよ。 ありがとう!
…シロクマより」
「みんな ゆめじゃなかったんだ」
みさきちゃんにも とびきり すてきな クリスマス・イブでした。
みんなは だれとすごすかな? とっておきのクリスマス。
※赤字の部分が オリジナルデータです(実際の印刷は黒字です)。
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