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虎の巻 - Ne

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虎の巻 - Ne
「NB起業」虎の巻
ネットワークビジネス
表 と 裏
収入
の
夢
月 数時
収 間
● 後
● に
● ●
万 ●
に 万
なる 円
情
報
!
メ ール の 送 受 信 が 出 来 れ ば 、 1 日 ○ 万 円 の 高 収 で
入す
見
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何 も しな いで 月○ ○ ○ 万 円 !
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●
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収入
登 録 する だ け で も 売 り 上 げ● 0 % 還 元
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初
世界
万円
日●
一
かる
で儲
料
無
「サイバー情報館」
http://www.ne.jp/secret-info/world
Copy Right(C)2005.All Right Reserved.
目 次
1.ネットワークビジネスって?
3頁
2.「NB起業家」って?
6頁
3. インターネットの虚と実
7頁
4.「ユーザに金を使わせる」装置
15頁
5.「儲かる情報」の正体
17頁
6.「無欲は大欲につながる」
25頁
7.「儲かる情報」のバリエーション
28頁
8.見えてきた「NB」
40頁
9.成功する為に
43頁
10.あなたの「NB」のまとめ
48頁
Appendix1 「情報の小話」
52頁
2
1.ネットワークビジネスって?
1-1 「ネットワークビジネス」という魔力
パソコン(以下、PC と記す)でインターネットを始めて、先ず誰もがするのは次の 3 つでしょう。
① 各種サイト(ホームページ=HP)の閲覧
知りたい情報のサイトをYahooやGoogleのなどを利用してドメイ検索し、目的のサイトに
アクセスして情報をゲット。
② メール送受信
公私の別なく、世界中どこにいても時差も関係なく利用できる便利な通信手段であり、IT
革命の恩恵には異論のないところだと思います。
③ メルマガの購読(有料/無料)や宣伝メール(スパムメールを含むの)受信
メルマガや宣伝メールは、本題に最も関連する情報源の一つです。
皆さんの中には、既に何回か「買ってしまった」方もいるでしょうが、恐らくこのジャンルか
らの情報と、①項でのYahooオークション(常連はヤオオクというそうですね)などで売ら
れている情報は、「ネットワークビジネス」(以下、NB と記す)に関するものが圧倒的では
ないでしょうか。
NBって何だと思いますか?
PCとインターネットで、HP(今はブログも参入)やメールを使って有形、無形の商品を売ったり
買ったりする事は,全て広い意味でいうNBと呼ばれています。
厳密に云えば、コンピュータを使わなければ出来ない「ビジネス形式」で行われるビジネス、例
えば Amazon.com のワンクリック特許やYahoo,楽天等のネットオークション方式等で行われる
ビジネスが NB であり、ただ単にコンピュータとインターネットを使えばより簡単になるだけで、内
容は全く従来のビジネスと変らないものは NB でもなんでもないという考えもあります。
特許庁における「ビジネスモデル特許」の基準などは、かなりこの考えに沿っていると思われま
す。この特許については、後ほど MLM(マルチ商法)でまた詳しくお話しましょう。
魚や大根でも、HP で販売・受注・金銭授受・発送作業などをネットを介して行えば、これは従
来の販売方法とは明らかに異なるで NB といってよいと思いますが、正確には言えば
単なる「ネット販売」と言うべきかもしれません。
そういう意味で云うと、いまインターネット上を飛び交っているかなりの商品は、「NB 商品」でな
3
くて、「ネット販売の商品」でしょうね。
まして、ねずみ講や MLM(詳細後述)がぬけぬけと「NB」と称しているのは、ちゃんちゃら可笑
しいという事が分かりますよね。
チャンチャラ可笑しい!と笑っても、実は「NB起業家」を目指す人達が痛い思いをするのも全て
このジャンルで、これがまた実に上手い「殺し文句」を連発して誘惑するわけですよ。
我々を NB の世界に。
1-2 NBの分類
ここでは、話を簡単・明瞭にするためインターネット上で有形・無形の商品を売買する行為をす
べて NB としましょう。
① HP上の NB(有形商品)
大手企業などが自社のPRを主眼に、実際の商品販売は自社営業所や、代理店、販売店
を経由して行い(ルート販売といいます)、自社HPでは直接販売をしないもの。
自社商品を、ルート販売とHP上販売を併用、又HP上販売のみで販売をしているもの。
(法人、個人事業主を含めて「ネットワーク販売」の主流です)
あなたが HP 上で通常の商品販売をおこなう場合は、扱う商品の販売契約をメーカや代
理店と交わし、HP上で商品を陳列して販売すればよい訳ですが、資金力と信用・実績等
がなければ、販売権獲得はもとより同業他社との競争、差別化は難しいでしょう。
通常の商品は、ユーザからの注文が来てから「仕入れ」をしてユーザに売り渡すというよ
うな、都合のよいビジネスは不可能です。
一定数量を仕入れなければ、販売に耐える「仕切り値」では仕入れられませんし、結局在
庫を持って挑む、それなりのリスキーなビジネスとなります。
お客さんは、1 円でも安い方に流れていきますから。
② インターネット上でのオークション(ネットオークション)
ネットオークションもインターネットのおかげで出現した商品取引で、国内ではYahooオ
ークション、楽天オークションなどがあり売上 7,840 億円(大手デパート並)、世界的には
e-Bay(イーべイ)が知られていますが、内容の形態はおおざっぱに三つに分けられます。
● 不用品(新品・中古品も含む)を出品して、最高値の落札者に売り渡すジャンルで、
利用者の往来も一番多いはずです。
Yahoo オークションでの出品数は 800 万点とも言われています。
4
中古品でもビジネスとして、継続的に大量に扱う場合は「古物商」の資格が必要であ
り、古本を筆頭に多くのプロ・出品者が様々な商品を出品しているますが、基本的に
はフリーマーケットの不用品交換や不用品、掘出し物出店感覚の市場です。
● 新品商品の売買ジャンルで、商品の販売よりも広告効果に期待して出品し、販売(落
札)価格を事前に設定して買い手からの購入事前問合せなどから「購入見込み客」
の取り込みを目的とするケースと、通常の成り行き最高落札者に販売というケースが
あります。
このジャンルは、本題の「ネットワークビジネス裏と表」に大いに関連していますので、
気にとめておいて下さい。
③ インターネット「情報販売」 (無形商品)
これが本文主題でもある「NB の甘い罠」がいろいろと仕掛けられるジャングルです。
(ジャンルの誤記ではありません。地図無しに入り込んだら遭難するエリアです)
基本的にはHPでの販売が主体ですが、HPへの誘導方法としてはメール、ネットオーク
ション、メルマガ、考えられる全ての手段ありという感じです。
情報にも色々あります。
株価や商品取引の情報などをアップデートで知らせるサイトのように、主に登録会員(有
料・無料)のメンバーに提供するようなサイトも多数有りますが割愛します。
ここでは、「NB のノウハウ情報」に絞ってお話します。
宣伝文句は、メールもオークションもメルマガも全て似たり寄ったりの、次章のような「過激な殺
し文句」のオンパレードです。
NB に興味を持った時点では誰でも豊富な知識がない訳ですから、この種の情報に頼るのは止
むを得ないのですが、ここに仕掛けられた色々なトリックを知ってから「NB」を始めても遅く有りま
せんので、じっくりとこの「トラの巻き」を読んで下さい。
ポイント① 「ネットワークビジネス」という美句に酔わない。
5
2.「NB 起業家」って?
2-1 まだ起業家ではない
インターネットで「ネットビジネス」や「NB 起業」などと検索すると膨大な量の「あなたも簡単に明
日から起業家」といった宣伝文句や、「なにもしないで、月収○○○万円!」といった情報で溢れ
かえってきます。
本来、起業家とは「起業を起こした人」で、「起こす」とは業を成す事ですから、正確には無から
企業を立ち上げた人の事で、立ち上げたという事は「成しえた」、「成功した」事です。
近年 IT 革命の寄与もあって、経済活動は過去の常識を打ち破る様々な形態のビジネスが生ま
れました。
ベンチャービジネス、ベンチャー起業、ベンチャー企業、ベンチャーキャピタル、1 円起業等など
の言葉と実例が、誰でも簡単に「起業家」になれるという認識を広げ、ネットの世界でも常識にな
ったようです。
その結果、PC で「NB 起業家」に、と考える人はどんどん増殖されています。
その中には、PCを始めたばかりの主婦、定年退職者をはじめ、PC、インターネットには通じて
いるが、物作り・販売・営業の経験一切なしの人達も大勢います。
過去の常識が通用しないこの新たなNBの世界では、物作り・販売・営業の経験のない者にも
新たなチャンスを与えてくれた事は事実です。
ビジネスの内容と手法さえ誤まらなければ、確かにまだこの世界には大きな可能性があります。
その可能性に引かれて、インターネットの世界には、「NB起業」の為の情報を求めて「起業家予
備軍」が押し寄せてきています。
インターネットの世界のノウハウは、インターネットの世界からゲットするのは正解です。
間違ってもインターネットを知らない町内の「物知りご隠居」からは吸収できませんから。
ノウハウを求める人達がそれだけ多く徘徊する場所には、当然その人達へのノウハウ提供者
もまた集中してきて、「NB起業家」をターゲットとしたビジネスの場が出来上がったのです。
つまり、「NB で儲けたい人から儲ける、ビジネス」です。
あなたが、もし「NB起業家」を目指しているなら、自分は「まだ起業家ではない」、単なる「NB
開始者」だという意識で、この「虎の巻」を参考にしてビジネスを進めれば、無駄な情報に資金を
費やしたり、MLM(マルチ商法)で大金を失ったり、最悪の場合「ねずみ講」の片棒を担いで「被
害者」から「加害者」の立場になるような失敗を未然に避け、本当のあなたの「NB への道」が見え
てくるはずです。
ポイント② まだ「NB起業開始家」です。
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3.「インターネット」の虚と実
3-1 「甘い誘惑」
いきなりですが、あなたはこんな宣伝文句に目を奪われた事がありませんか?
えっ?目を奪われただけでなく、もうお金と時間を使った?
そういう方が大勢いらっしゃるようですね。
以下のうたい文句は最近のトレンディーらしくて、メルマガ、オークション(情報販売ジャンル)、
スパムメールでよく使われるキャッチコピーで、選ばれたエリート達です。
● 1日10分~30分の作業で日給3万以上可能!
パソコン初心者でも問題ない・・と、もしあなたが仕事の注文主なら初心者が 10~30 分
で出来る作業に 3 万円払います?
● 1日10分の作業で月収100万!
上記の 1 ヶ月バージョン。3 万円X30 日=100 万(おまけ)でしょうが、100万の方が
インパクト有りですね。 と、いうことは年収 1,200 万円?
● 何もしないで月150万円!!
ついに、なにもしないバージョンも。
何かをしたり、一所懸命になる事を強く戒めています。
● インターネット環境と、銀行口座があれば即開始出来ます。
インターネット環境だけで? 何をするのかは HP で「情報」を買いなさい!
● 仕入、在庫不要で、全て自分の利益になる!
こんな殺し文句見ると、脳ミソがしびれちゃいますね。仕入れがない商品とは?
● このビジネスは誰でも簡単に始めることができます。
簡単に始められ事には嘘はありません。儲かるとは言っていません。
● もちろんギャンブルまがいでもありませんし、違法性もありません!
誰もそんなこと聞いてないけど。先方から・・・・。
● HPを作成する必要もありません!
HPはこちらで用意して上げますってタイプと、メールだけで大儲けタイプが。
● ◆ 史上初 ◆放っておく事が最強の宣伝方法!
最近のトレンディー「放っておく事」は、欲張り・怠け好きへの必殺文句
● 「銀行口座に毎日現金を入金させる方法」
「現金を入金させる」というところがミソ。自分のお金でも「入金」はできます。
● 1日30万稼げる反則スレスレの○○○○○情報
30X30 日=900 万円! そんなに儲かるのに、その会社で普通の月給で働いている
社員はなんなんだ!
● 登録するだけでも売り上げ○○%還元
登録するだけでは売り上げが発生しない。従って還元はお預けかな?
7
● たった3,000円ビジネス!【破格】のプラン!この情報を見逃すな!
ねずみ講(詳細後述)ではありません、とわざわざお断りが。
● 空いてる時間を利用して月収が年収並みに
在宅ビジネスのうたい文句。気の向いた時間にやる仕事を頼む方は相当太っ腹。
● ○○レスキューで私は救われました。
サラ金を紹介する情報だった。
● 1日2時間の労働で毎月車を買えるくらい稼ぐ極意
「自動車」といってないからね! 「車」だから、間違えないでよーぉ。
● 年収 4 桁は夢ではありません!
4 桁って、単位は? 日本円の話ですよね。
● MLM の弱点を全て克服!!
MLM(マルチ商法)は、やはり弱点が有ったんだ!
● 返済不要助成金紹介!返済不要!○○○万円貰えます!
多重債務者でも破産者でももらえます!と有りましたが「紹介」です。
申請料 3,000~5,000 で審査が受けられ、ほとんど(90%)は返済不要の100~200 万
円がもらえるそうです。(審査の結果 10%位は支給不可になる場合があるそうです)
私が申請しても、惜しくも不運な 10%に入る確率は 100%?
もう切りがないので、この位にしておきます。
個々の「仕掛け」については後章でお話しますが、日夜飛び交っている広告専門の「メルマガ」
や未承諾広告メール、情報販売オークションの「情報販売ジャンル」の 90%以上はこの手の宣伝
で埋め尽くされているかと思えます。
しかも、残りの 10%近くが「セックス・出会い系」となれば、ネットの世界はまさに「色と欲」のる
つぼと言っていいでしょう。
ついでですから、「色と欲」の“色”の方も言及しましょう。(サービスですよ、息抜きの)
この方面については、実践確認をしていない私よりも詳しい方がたくさんいらっしゃるでしょうか
ら間違っていたら勘弁してください。
この手のスパムメールやメルマガ宣伝は、過去は男女の出会いを取り持つ(不倫、援助交際、
売○・・・なんでもあり)もので手変え品を変えた援助交際系でしたが、ここへきて「逆援助交際方
式」一色になったようです。
きっと誰かが思いついたのを、みんなで「コピー&ペースト」(コピペって言わないとダサいらしい
ですね)でパクって、せっせと送信しているのでしょう。
内容は大体、自分は金も地位(大体、女社長)もあるが、稼ぐのに忙しくてセックスもできない。
しかも地位が邪魔して近くでは男と遊べない。30 万~100 万(メールによって変化)のお小遣い
8
を用意しているので、今直ぐセックスの相手をお願いしたい。OKなら以下のアドレスへメールや、
URL(変だよね HPへ行くなんて)をクリックしてくれという内容がほとんどです。
子供が欲しいがどうしても妊娠しないので、妊娠させて・・というバージョンもあります。
一例です;
○○○子さんが今週会える男性を募集しています。
☆プロフィール☆
27 歳、血液型 A 型、160cm-46kg、スリーサイズ《86・60・86》写メ有。
『真剣なお願いがあります。会社の社長をしていますがセックスが出来なくて困ってます。
絶対迷惑はかけませんので一回 10 万円で、意気投合すれば 100 万円お礼として払います。
詳しくはすぐに連絡先を教えます。出来れば本日中に返事をください。http://www.XXXX
完全無料登録です。サイト内(登録、メールのやり取りすべての利用,検索~出会いまで自由解
放しております。)
不法な請求は一切ございません。
※○○子さんのプロフィールでパスワード【****】を入力すると
無料で携帯番号・アドレス見ることができます。
これは貴方様限定のお知らせですので他者には絶対に教えないで下さい!
B86 の 27 歳会社社長で、一発 100 万も払える女性が、なんでメールでセックス相手を探さな
きゃいけないんだ! BWH=120、体重 100Kg、顔は豚足系でもないと有り得ない。
それに、今日中にサイトにアクセスして、パスワードを入れて無料登録した事は他人に秘密って、
随分と注文が多いね。何千、何万通送信か知らないけど「秘密」は無理でしょう。
同じ文面の○○子さんからのご指名が長期間続くのも有りますが(絶対に送信拒否なしません
から=メールアドレス収集に協力しない)、「随分と、苦労してるんだなーぁ」と思います。
パスワードがあるところを見ると、新規のMLM(詳細後述)の一種かも。
うっかりクリックするとそのまま有料会員に登録されるサイトも多いそうです。
最近は出会い系で引っ掛かった男を、女性と出てきたホテルから追跡して個人情報(名前や住
所・職場)を調べ上げて、ゆっくり恐喝するという事件も明るみになっています。
日本の少子化対策に協力して、妊娠させてやろうとおもう篤志家も充分注意されて下さい。
何処から入手するのか、名前まで書き込んで「○○ ○○子さん(知らないって!)からあなたへ
の逆援交のご指名がありました」というご親切なメール形式も多いです。
私がどうして「 精力絶倫・セックスの達人 」とバレタのか分かりませんが、送信拒否はメー
ルでしか出来ないようになっています。拒否メールがくれば、それは生きているアドレスですから
「メルアド収集業者」にとっては美味しいですよね。
嫌いでないので、つい行数がはかどってしまいましたが、インターネット起業家の「虎の巻」に相
応しい本題に戻りましょう。
9
3-2 インターネットの功罪
功罪を論ずるには余りにもグローバル・スケールのモンスターであり、人間の性(さが)のオンパ
レードと割り切り、その前提で全てを判断する方が失敗回避の早道でしょう。
ここで、間違っていけないのは、「メルマガ」や未承諾広告メール、情報販売が悪いのではあり
ません。法律の範囲内での経済活動形態は自由ですし、全ては販売者と購入者との合意契約に
基づく商行為から発生する如何なる結果も当事者の自己責任ですから。
また、違法行為が余りにも顕著なもの以外はその内容に干渉しないところが、インターネットの
発達に寄与している最大のポイントでもある訳です。
まさに今全盛のインターネットの世界では、「NB でなければビジネスでない」といった調子で
「NB、NBと草木もなびく」といった様相を呈しています。
さが
インターネットの世界は、虚と実が共存する正に「人間の性」が文字と画像と音声で凝縮され
た、人類がかつて経験したことの無い「新しい世界」です。
この世界を大小関係なくHPサイト数から見れば、虚が実を駆逐する勢いと言っても過言ではな
いでしょう。
これは、インターネットの匿名性という特徴が引き起こす必然的結果です。そういう認識に立っ
て下さい。
これから「NB起業家」を目指す人も、既に起業家になったはずで「もうそろそろ儲かって良いは
ずなのに、なんか変だな?」と思っている人も、本書の最後にはきっと正しNBの方向が見えてく
るはずです。
3-3 蜜の言葉にはまる過程
PC でインターネットやメールを始めた人がいます。
インターネットとメールを楽しんでいるうちに PC があれば「簡単に金儲けが出来そうな」情報が
ガンガン飛び込んできて「そーか! PC があれば毎日数時間の作業で月収 100 万も不可能じゃ
ないんだ!」と、張り巡らされた「NB 起業家」狙いの罠にはまっていく人が後を絶ちません。
「広大なネットの世界」も知らずにNBに手を染めるという事は、GPS無しに船出する船長のよ
うなものです。目的地に着ける可能性は限りなく「ゼロ」です。
たしかに、PC で Word と Excell が使えるだけで今までの手書き・手計算の世界が馬鹿みたい
10
に思えてきます。ましてメールで世界中と情報交換できる便利さを知るとなおさらインターネットが
「万能の世界」に思えてくるのは無理有りません。
この世界でなら、「既に儲けている人?」と同じように自分も「秘密のノウハウ?」を買って実践
すれば儲かるはずだ、と徐々に思い込んでも責められません。
特にメールなどが一瞬での送受信されると、何でも一瞬で成功するような錯覚に陥ります。
そこを上手くついて「何もしないで・・・」とか「一生懸命やればやるほど儲かりません」とかを強
調する宣伝文句に、妙に説得力を持ってしまう事になる訳です。
誰でも(私も)楽しをして儲けたいですから、「なる程、納得!」となってしまうようです。
メールだって、業者お薦め宣伝方法のメルマガ無料一括広告や ML(メーリングリスト)の結果、
メールやメルマガが 1,000 通も入ってくれば、受信・整理・削除するだけで一時間以上かかる事に
気がつかないのです、最初は。
「何もしないで月○○○万円!!」の情報を買って「騙された!」と怒っている人達は、ほとんど
の情報は「ゴミ情報だ!」と言います。
私の話だけでは信用できない方は、Yahoo 検索で、「ネットビジネス 失敗 体験談 etc」とか
で検索して見て下さい。生きた体験談が聞けるでしょう。
http://www.taikenki.biz/success1.html
http://taikenki.biz/index.html
そもそも、考えてみれば変じゃないですか?
もし、HPを作ったことのない初心者がインターネットで月何十万も儲かるビジネスがあるとすれ
ば、コンピュータの専門家で HP/HTMLでも何でもござれで、インターネットの裏も表も初心者
の 100 倍熟知している人達が、満員電車に揺られて会社で働いているはずがないでしょう。
彼らは知っているのです!そんな事が存在しない事を。
もしあなたの家族に PC、インターネットに長けた人がいるなら、すぐに安月給の会社など辞め
させて、NBをやらせるべきです。素人が月何十万なら、もっと稼げるはずですから。
「アフリエイトで何もしないで誰でも月収○○万円!」なら、アフリアイト管理会社に通勤する人
11
は何んなんだって?
なんとなく、「少し妙な宣伝だな」と思ってきましたか?
しかし、実際に宣伝の様に楽をして儲けている人がいない訳ではありません。実際にいるでし
ょう。(一説には 150 とも 300 人とも聞きますが)
その人達が儲かった(あるいは儲けている)のにはちゃんと理由がありますが、それを「あなた
が真似して同じように儲けるのは難しい」事を、おいおいご説明します。
3-4 100%のゴミはない
どんな「ゴミ情報」にも必ず一つくらい役に立つ「真実の情報」が紛れ込んでいます。
何故なら、法律に触れるような表現では情報発売者自身が責任を問われる事になりますので、
決して法律に触れないよう配慮がなされています。
法律というのは「社会の常識」を文章化したものですから、「ゴミ情報」にもどうしても書いてお
かねばならない「常識」が紛れ込んでいます。
その一つが、必ず情報の中のこの一文です。
「本情報の通りに実行しても全ての人が、同じように儲かる事を保証するものではありません。
売上は個人の努力によって差がある事をお断りしておきます」
実に名文です。ビジネスの真理を突いた情報です。(さんざん前文で、絶対儲かる!って言って
くれたのに・・・・…ィ)
どんな情報にも秘められている真実をかき集めて組み立てていくと、進むべき道と方向が見え
てきます。
この「虎の巻」があなたの「インターネット起業」の指針となるであろうと自信を持っているのも、
「ゴミ情報」にさえ秘められている小さな真実も拾い上げているからです。
3-5 インターネットの再確認
あなたは、今インターネットの世界がどうなっているか、自信をもって言えますか?
12
一説では、世界中でのサイト数は 20 億で、日本国内でのサイト数は 420 万超だそうです。
420 万ですよ!
もし、1 日に 100 サイトを 5 分間づつ覗いたとすると 500 分(約 8 時間)かかって、115 年掛か
る計算です。勿論外国のHP訪問なんか問題外です。
日本におけるインターネット利用者は 6,480 万人超だそうですから、単純計算で利用者の 15
人に1人が HP を開設している勘定です。勿論大手企業の商用サイトから、あなたの個人サイト
まで含んだものですが、いずれにしろ想像を絶するHP普及率ですね。(単純計算ですが)
1970 年代にアメリカで軍事目的として開発されたコンピュータ同士のネットワークが、民間利用
に開放されたものが、私達が利用しているインターネットです。
なかには、IT はインターネットの略かと思っている人も多いのです。
実際に、社内に PC を入れてインターネットの接続と HP 開設で「企業 IT 化」と思っている社長
さんがたくさんいます。
IT とは、Information Technology(情報技術)で、IT 革命とは情報技術の革命という事にな
り、革命担い手の手段の一つとしてコンピュータと通信手段(ISDN,ADSL,光通信等)があるわ
けです。
民間に技術開放されたインターネットが、アメリカで爆発的発達と成功をしたのは当然でした。
日本の28倍も大きな国土に日本の2倍位の人口ということは、広い大地にパラパラと人がいる
と思ってもいいでしょう。(勿論大都市は人口密集ですが、簡単にイメージすれば・・・)
つまり大牧場を経営する大金持ちといえども、テキサスの山奥、アリゾナの砂漠、コネチカットの
田舎町に住んでいると、「ちょっと NY のデパートに買い物に」という訳にはいかない国なのです。
ハイウエーや航空網が発達した現代でも本質的に「金は腐るほど持っていても買い物が不便」
という人達が多い国なのです、余りにもデッカくて。
だから、昔から「通信販売」が発達したのでしょう。
「シアーズロバック」に代表される「通販カタログ」は、長くアメリカ国民の生活パターンに浸透して
います。
そこへ現れたインターネットとメールによる IT 革命は、アメリカ人にとって「涙が出るほど嬉しい
発明」だったのでは。
軍事兵器のおける原水爆の発明が最終兵器と評されるなら、インターネットのその後の発達は、
社会経済における原水爆といっても過言ではないかも知れません。(例えがよくありませんが)
その頃日本ではまだ一部の人しか、この驚異的能力は見抜いていなかったけれどこれもまた無
理からぬことでした。
なぜなら、狭い日本ではちょっとサンダルで近所に出れば大概の物は買えるし、たまに有名デ
13
パートでお買い物と洒落てもせいぜい電車で一時間でしょう。
アメリカには、大型モールからモールまでハイウエーで2時間なんて町がいっぱいあります。
いずれにしろ、アメリカから始まったインターネットの世界はたちまち地球上のあらゆる国へ浸
透して、今日あなたがご存知の姿になった訳です。
私の予想を大きく覆して、日本国内だけでも前記のように 400 万超のサイト数になるほどに浸
透しました。
では、そのモンスター化した「インターネット」の世界をもう少しブレーキダウンしてみる事にしま
しょう。
ポイント③ モンスター(怪物)だと理解しよう
14
4.「ユーザに金を使わせる」装置
4-1 インターネットの中身
インターネットで普通の人が利用するものはHPとメールでしょう。
HPには、 ① 個人・企業を問わず有形・無形の商品宣伝又は販売のサイト
② 政府・地方自治体・公的機関等が非営利の情報提供サービスの為のサイト
③ 企業・個人が非売の情報提供サービスの為のサイト
がありますが、②はサイトの運営のためには税金を使い、③のサイト運営は企業のイメージアッ
プを目的にした宣伝経費や、個人の無償労務提供で賄われています。
インターネットHPの圧倒的多数は①のサイトで、HPを訪れた人に何かを売って利益を上げる
事を目的としています。
メールについても、基本的にはメールから直接利益が上がる訳でなく、いうなれば「画期的郵政
民営化」みたいなもので、ユーザはプロバイダーを通してメールを利用し、契約通話料を何処か
に支払っていることになり「金を使わされて」いる訳です。
よく、「フリーメールアドレスでただ」と胸をはっている人がいますが、それも有料の固有メールア
ドレスがあればこそ・・という事です。
結論として、「インターネット」はユーザ(訪問者)に「金を使わせるため」の装置と言っても過言で
はないのです。
決して「ユーザにお金を儲けさせる」為にあるのでないと言う事を胸に刻んでおいて下さい。
HP閲覧だけでは、目に見えぬ「お金を払う」事はあっても、「お金をもらう」事はないのです。
今は「メールを見るだけで」お金になるシステムがある、という方も、「メールを見て、サイトにア
クセスして、アンケートに答える・・・」といったような作業の部分を時給に換算してしてみれば、決
してタダでお金をもらっている訳ではないのです。
ただし、欲しい商品が一番安く手に入る店を、一軒一軒店頭まで出かけずに調べられたり、特
許庁まで行かなくても特許の調査をインターネットで済ませられたりしたことを、自分の時給に換
算して「儲かった」と解釈する事は正解ですし、本来のインターネットの大きな利用法でしょう。
考えてみればごく当たり前のことですよね。
だれがサーバを維持したり、プロバイダーを使ったり、HPのメンテナンスをして、訪問者の問い
合わせに対応して、何も売らずにHPを何年も運営しますか?あなたならやりますか?
勿論、世の中には自分の持っている情報を無償で「社会の為に提供」してくれている篤志家や、
誰も興味のない家族の日常等をレポートしている「ナルちゃん」のHPは有りますが、前述のよう
15
に 400 万HPの 1%にも満たないかもしれません。
4-2 何が売られている?
「ユーザに金を使わせる為のもの」がインターネットの世界なら、何が売られているのでしょう。
① 有形商品
インターネットが実用化する前に「お店で売られていたもの」は全て「ネット販売」されている
と考えていいでしょう。
中間流通経費のカットなどから、店舗を持っての販売より安価な販売も可能であり、ユーザ
にとってもそこが「インターネット購入」の大きなポイントとなっている。
② 無形の商品(1)
情報という名の無形の商品で、ジャンルは無数です。
身近な例で説明すれば各社検索サイト、電話番号検索、地図、時刻表、株価情報、etc 、
経済活動や社会生活で必要なあらゆる情報が、有料会員制や無料提供されています。
「無料提供」なら販売でないのでは?と思うかも知れませんが、そのサイトを無料で維持す
るために必要な経費はサイトに掲載されている広告スポンサーが担っていて、結果的に情
報を売っている訳です。
③ 無形の商品(2)
これこそが、「NB 起業家」をターゲットとした「儲かる情報」という一大商品なのです。
上記①、③の商品は、メール、HP、オークションなどの全ての手段で扱われています。
「NB 起業家になろう!」と考える人達が、当初期待するものは多分①の売れる「儲かる商品」
の情報だと思います。(そもそも、ここから間違ってしまっているのですが)
それが、気がついたら③の「儲かる情報」に吸い寄せられ、購入しているケースが多いのはなぜ
でしょう。そして何回も裏切られたり、友情や信頼も失うほどの失敗をしたりするのは何故でしょ
う。
ここが、見えてくれば正しい「NB 起業家」への道も開けてくるはずですね。
ポイント④ インターネットは、あなたを儲けさせる為にあるのではない
16
5.「儲かる情報」の正体
5-1 無形の商品(2)とは
前4章で①の儲かる商品を求めていた事が、そもそも間違いだと言いました。
あなたは、「ネット起業家」になろうと、「儲かる商品の情報」を求めてインターネットの世界に足
を運ぶ(足かな?)時点で「ビジネス」を誤解しているのではないでしょうか。
いくらインターネットの世界が大きな可能性を秘めた「マーケット」であっても、「何を売るか特に
決めてないが、儲かりそうなら何での良い」という人を儲けされる程は甘い「装置」でありません。
ビジネスとは、有形・無形は兎も角として、商品を顧客に買ってもらって成り立ちます。
世界中で一社でしか売ってない商品というのは余りありません。皆無では有りませんが、それ
は人工衛星部品とか原子力発電所御用達しみたいな、あなたにも私にもあまり関係ありません。
一般の「商品」は複数の会社(人)が、その商品を必要とする一定の顧客市場(マーケット)に向
かった販売するのです。
複数で一定のパイ(市場)を食い合うわけですから、徹底的価格競争を含めたあらゆる努力をし
て自社からの購入を増やす(ライバルの売上をかっさらう)努力を尽くしています。
「儲からない、儲からない」と言いながら。(ユーザは、儲かっているならもっと安くしろと!という発
想になりますから)
パイの大小はあっても、無限の大きさは有りません。10 社で食えば 1/10、100 社で取り合
えば分け前は1/100 に減ってしまいます。
アメリカと違って、狭い国土に多くの業者が一つの「パイ」を取り合うわけですから、商品によっ
ては、地域の販売テリトリーや顧客の棲み分けまで実に細かい利害関係が交差したりするので
す。
「ネット販売」の最大のメリットの一つは、この嫌らしくてセコい既得権闘争から開放される事でし
ょうか。
では、NB起業家?が「儲かるビジネスはないかなーぁ」と思った「ビジネス」って
世間のビジネスってどうなっているのでしょうか?
「そんな事、百も承知だよ!」とおっしゃるかも知れませんが、その賢明な人達が、
「資金0で、通帳に毎日入金」なんて話に乗ってしまうのも、ここに訳ありです。
17
5-2 ビジネスの基本は不変
図で説明すると、図(1-1)~(1-3)のようになります。(理屈は無形商品でも基本的に同じ
です)
図(1-1)が従来の「通常の商品販売ルート」です。
図(1-1)
メーカ A社
代理店 B社
代理店 A 社
販売店①
販売店②
販売店③
販売店④
販売店⑤
販売店⑥
ユーザ ( 顧 客 )
メーカ A 社の作った商品を、代理店 B、C 社から全国的販売しているとします。代理店 B,C 社
は各々の系列販売店①~⑥があり、販売店からのみユーザに販売します。「ルート販売」と呼び
ます。
A 社と B,C 社間では代理店契約、B,C 社と①~⑥社間では販売店契約があります。
販売店が、店頭販売なのかネットワーク販売なのか、その併用なのかは問題ではありません。
メーカや代理店がユーザに対して、販売店販売価格と同等又は以下で直接販売する事は、原
則としありません。それをすればこの構図はたちまち崩れるからです。
実際には、メーカが HP 上で「ルート販売」価格より安く直販のケースはたくさん有りますが、そ
の場合はユーザの支払条件は一番厳しく、販売店もユーザも納得の構図となっています。
18
図(1-2)はあなたがA社の商品をHPで売る場合のケースです。
図(1-2)
メーカ A社
代 理店 B社
代理店 A社
あな たの
HP
販 売店 ①
販 売店 ②
販 売店 ③
販 売店 ④
販 売店 ⑤
販 売店 ⑥
ユーザ ( 顧 客 )
メーカ A 社の代理店権利をゲットするには、絶大な資金量、販売網、組織力があれば可能かも
しれません。
メーカとしては販売窓口が増え、売り子が増えれば増える程嬉しいわけですから。
ただし、実際には代理店B、C社から見れば 1/2づつシェアーしていた「パイ」が 1/3づづになる
のを黙って容認しないかもしれません。
いずれにしろあなたの力次第ですが、あなたの力がB,C社以上ならメーカの方からお願いにく
るかもしれませんが、いずれにしろ個人がインターネットとHPでなどというレベルの話でないこと
だけは確かです。
普通は販売店になるのさえ難しいでしょう。
代理店としては販売窓口が増え、売り子が増えれば嬉しいわけですから、販売店が増える事
は悪い事ではないのですが、やはり資金量、販売網、組織力がなければ簡単には取引が認めら
れないでしょう。
また、販売店から見れば 1/6 づつシェアーしていた「パイ」が 1/7 づづになるのを黙って容認し
ないかもしれません。
では、どういうケースがあるかのか。
せいぜい、商品を卸してくれる販売店を見つけて、HP上で「ネット販売」する事ではないでしょ
うか。当然マージンはかなり少ないです。
今、世界は物余りのデフレ経済社会です。過酷な価格競争の中で 1 円、2 円の利益の差に目
の色を変えているのが商品販売の実態です。100 円ショップ、99 円ストアーを見れば分かると思
います。
19
年商 1,000~2,000 億の絶大な資金量、販売網、組織力を持つ総合商社でさえ、商品販売価
格の 15%の利益確保を社是としているくらいです。それも資金力と販売力をバックに大量仕入れ
をしてですよ。
まして、販売店となれば更に利益率は厳しいのは当然です。
商品販売とはそういうものです。
ぼろ儲けが出来る様な商品をあなたに教えてくれる企業も人もいません。
売れる商品ほど自分達だけで儲けたいのが人情です。儲かるとなれば自分達で営業所をどん
どん増やす事はあっても、競合同業者を増やすような馬鹿な事をする事はありえません。
結論として、このケースではあなたがその商品販売に関する知識や経験を持っていて、確固た
る販売戦略を持っている場合は、あなたの熱意があれば「HP販売」は可能だと思います。
利益はまったく「社会常識の範囲」ですが。
図1-3は、理想的な「インターネット販売」のケースです。
図(1-3)
( あ なた )
又 は メ ーカ
オーク ショ ン
あ なた の
HP
ユーザ ( 顧 客 )
つまり、まだ誰も売ってない新商品をあなたが自分でうる場合です。(これについての詳細
はまた後述します)
新商品をあなたが作るのか、メーカが作った新商品かは問題ではありません。
「新商品開発のノウハウ」は、サイバー情報館発行の『S字フックの考案者が明かす!新商品
開発の「鍵」』を参照される事をお勧めしますが、ここではあなたが「工業所有権」の確立された新
商品を扱う場合を考えます。
通常、企業が新商品の開発から発売開始までにかける年月は2~3 年など当たり前です。
その間には、商品の研究開発作業はもとより、代理店、販売店の協力を得ての市場調査、試
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作品試用データ取り(モニタリング)、宣伝広告の方法など色々な工程を消化していきます。
その間、商品開発、製造に関わる関係者(社)との間では「守秘義務契約」を取り交わし、膨大
な時間と経費の結晶が市場デビューする訳です。
そのような企業の総力を挙げて開発した「新商品」を、簡単にあなたの HP で扱わせる事は考
えにくいです。
従って、理想的な「インターネット販売」の形態ですが、あなたが此処で新商品を扱うには、図
「1-2」のケースと同様の高い、高いハードルがあります。
冷たいようですが、現実にインターネットを使って「NB」をしようと思ったら、次の二択しかない
のです。
1) 売らせてもらえる商品を持っている。
2) 自分の(又は自分が代理店的立場を取れる)商品を持っている。
上記のどちらも持たず、冒頭に挙げた数々の甘い言葉に惹かれて、インターネットの世界に期
待すれば無形の商品②の餌食になってしまうのです。
でも、考え見ればそれも無理が有りません。誰かに「儲けさせてもらおう」という、とんでもなく
「図々しい」考えなのですから少々の火傷は、欲張った事への「お灸」と笑ってもいいのでしょう。
しかしうっかりすると、とことん洗脳される事もありますから無形の商品②の中身をしっかりと理
解してください。
5-3 「あなたもデパートを経営すれば」
前 4 章で、「ユーザに金を使わせる為のもの」といいましたが、それでは「ユーザが金を儲ける
方法」はないのでしょうか?
そんな事はありません。
400 万のサイトが「金を使わせる」サイトだと言うことは、それだけの「金を使う人=ユーザ」が押
し寄せてくるからと考えられます。
需要があるから供給も存在するのです。これは間違いない事実です。
インターネット上でNBを勧める業者の決まり文句のひとつが「購入者から売り手に」なれば、一
日○時間で月収○○万円!という奴です。
これが、無形の商品②ジャンルで売られている「情報」の正体です。
これは、「デパート経営は皆んな儲かってますよ。あなたもデパートで買い物する方じゃなくって
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デパート経営しちゃえば一発で儲かるよ」と言ってるのと同じです。
でも、あなたが「デパート経営をすれば」と言われても、まずやりませんよね。
いかにデパートを経営するという事が大事業だということは、素人でも承知してますからね。
ところが、HPを開設すれば誰でも「オーナー」、一流企業のHPもHP,あなたのHPもHP、ネット
上では全くの対等などと言われると、インターネット上では簡単に「デパート経営者」になれると思
えるところが、この世界の恐ろしいところなのです。
HP作成ソフトの発達やプロバイダー同士の激しい競争で、HPそのものは見てくれだけ企業HP
と遜色なくて、簡単・安価にサイトアップできるので、「ただで開業!」が真実味を帯びてくるやっか
いな世界です。
現実には、商用サイトの大多数は苦戦なのに全部儲かっているように思わせる巧みな宣伝で、
間違った「NBへの第一歩」を踏み出してしまう訳です。
「NB」で儲かっているのは、NB実行者の 1%未満とも言われていますが多分正しいでしょう。
5-4 心当たりがありますか?
わたしは、色々なデータ収集の為にあえて「送信拒否」をせずに、配信されるままにしている「メ
ルマガ」と未承諾メールがあります。
最近のある 1 日の「メルマガ」と未承諾メールの合計 605 通の内訳です。
① 広告のない、公共機関、個人からの定期的メルマガ:
7通
② 「金儲けの方法」をアピールしたタイトルのメルマガと未承諾広告メール:
③ 「セックス・出会い系」のメルマガと未承諾広告メール:
9通
589 通
① は別として、本題の趣旨である②の内容について、特に最近の流行?のタイトルを冒頭に
列挙してみましたが、ユーザの各レベル毎の「儲け話」を詳細に検証してみましょう。
5-5 インターネットはもろい
その前に、もうひとつ再認識しておいて欲しい事があります。(話が前後してごめんなさい)。な
にしろ、海千山千の「情報屋」さんじゃないもので。
さすがにその道の方々は上~手ですからね。(うらやましいーー)
各情報の検証前に、心に留めておきたい事はインターネット上の構築関係のモロさです。
22
ネットオークションでの詐欺事件は後を絶ちませんが、オークションに限らずこの手のトラブルは
インターネットの「匿名性」からくる宿命です。
どこかの会社がどこかのTV局を乗っ取る、乗っ取らせないで大騒ぎになった時、インターネット
は「TVより優れた双方向性情報伝達手段だ」と、乗っ取り側の社長さんがアピールしていました
が、インターネットの双方向性ほど頼りないものは有りません。
双方向性情報伝達などという言葉に寄りかかると、突然はしごを外されます。
たしかその会社は、プロ野球球団を買収したいと獲得に名乗りを挙げ、早々と球団名を HP 上
で公募しました。
公募で一番多かった名前を採用する、みたいな理解がネット利用者にもあって大変な応募だっ
たようです。
途中経過が 2CH の掲示板に有りましたが、
1 位 東北ジェンキンス(拉致家族の帰国で、騒然としていた時期です)
1※位に 東北お○○こ
なにしろ、まともな名前は下位の方にチラホラでした。
その公募ページは途中で突然閉鎖されました。応募者との約束もなにも関係ありません。
メールでもHPでも都合悪くなれば、一方的に不通になったり閉鎖する事で突然の終幕を迎え
るのです。
理由によっては、プロバイダーが一方的に遮断する事もまた可能です。
なにしろ匿名性が許される世界ですから、双方からの情報には基本的に責任がありません。
5-6 コンピュータは怖い
「絶対儲かる情報」でよく見られるのが、1 億円の札束の山、毎日の入金の証拠という「イーバン
ク銀行」などの「ある日の通帳」、情報販売での所得がわかる誰かの「確定申告書」、儲けたメン
バーだという人達の「ニコニコ顔」の写真、儲かった人達の喜びの声投稿欄、疑い深いユーザの
疑問を次々と完全に否定してくれる Q&A などです。
勿論、肝心の部分は「個人情報保護法上」という理由によって塗り潰されています。
その気になれば、色々便利なソフトと PC のおかげでいくらでも作れる資料です。
しかも、元ネタがあって「コピペ」が許されれば、もっと簡単です。
HP 上の情報の、真偽のほどを確かめるのは至難の業です。
どこのどなたか存ぜぬ人の「儲かった話」を信じるしかありません。
驚いたことに、私が受け取った最近のスパムメールに「イーバンク銀行・通帳加工ソフト」の売り
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込みがありました。
「通帳画面書き換え自由」とありました。思わず、「確定申告書加工ソフト」はありませんか?と
問合せしそうになりました。
Q&A では、こんな質疑応答がたっぷりと用意されています。
Q: これは、MLM(マルチ商法)ではないのですね?
A: いいえ、まったく MLM ではありません。
実に簡単明瞭なお答えです。
このビジネスは、こういう商品をこういうシステムで売るのだから MLM ではありません、という
ようなまだるっこい回答はしません。
どういうビジネスかは「販売情報」を購入すれば、「目からウロコ」「びっくり仰天・世界一」の内
容がゲットできる・・・というものです。
購入前のユーザの Q&A になっていません。
ネットでビジネスをしようと思ったら、匍匐前進でアプローチし火傷を避けながら進むべきです。
ゴミのような情報を綺麗な包装紙に包んで、手ぐすね引いて「カモがねぎ背負って、味の素」ま
で持って飛び込んでくるのを、網を張って待っている業者もいるのですから。
5-7 ネットの世界はもっと怖い
インターネットで、「ねずみ講 MLM ネットビジネス 被害 経験談」などと検索すると、たくさん
のサイトがあります。
ところが、一見すると MLM に関する警告や NB に関する注意記事を延々と書き綴っておいて、
最後に今まで話した MLM や NB はダメで、これだけは絶対「一生権利確定」の世界的 MLM で
す!なんて HP が結構あるのです。
被害者の体験掲示板で「私は、XX 情報も○○情報も▲▲情報にも騙されました。もう NB 情報
は二度と信用しまいと思っています。まともだったのは XXX 情報だけでした・・・なんてしっかりと
『怪しげ情報』の一つをさりげなく宣伝していたりするのです。被害者のフリをして。
ねずみ講、MLM、悪徳商法のを謳ったサイトや、ねずみ講、MLM、悪徳商法に詳しいという弁
護士のサイトに、「在宅 NB」や「必ず儲かる NB」なんていう「バーナー」が貼り付けてあるのです
から、まったく「油断も隙もない」ない、気を休まらない世界です、インターネットの世界は。
ポイント⑤ PC 画面の向こう側には、あらゆる?が
24
6.「無欲は大欲につながる」
6-1 「俺!おれ!詐欺を笑えますか」
もう少しであなたの NB の道が見えてきますが、もう一つ肝に銘じる事があります。
「私はそうは思わない」と考える方は、ここで終了された方が時間の節約です。
相変わらずお年寄りや主婦を相手に「俺!おれ!詐欺」の被害が後を絶ちません。
詐欺師という人種ほど姑息なアイデアには長けているらしく、「俺!おれ!」の内容も交通事故
から痴漢容疑、未成年援交容疑、妊娠処理、etc.と実に多彩で感心します。
この種のニュースを聞くたびに、「なんで、そんな見え透いた嘘に引っ掛かるのかなー?年寄り
はしょうがないな」と思って、被害者には悪いけれど笑っちゃったりしますよね。
ところが、インターネットの世界では「俺!おれ!詐欺」も真っ青の「怪しげ情報」がまかり通って
いるから不思議です。また、無数の「怪しげ情報」が宣伝されているという事はそれだけ買い手が
いるからでしょう。それなのに何故誰も大騒ぎしないし、社会問題にならないのでしょう。
それは、被害金額が小さいからです。
「俺!おれ!詐欺」の被害は、最低でも数十万、上は 2,000 万円以上振り込んでいる被害者が
ゴロゴロいて、被害総額も 100 億円以上とも言われています。
一方、インターネット上における「怪しげ情報」は 5,000 円~せいぜい 50,000 円位です。
「インチキだ!」と分かっても相手を探し出して裁判沙汰にするには小額であり、「自分がアホだ
った」と我慢できるような金額に抑えているのです。相手が一枚上ですから。
しかし、5,000~10,000 円ものでも何種類か買えば馬鹿になりませんし、その情報がいい加減
だったと分かるまで、ひたすら「ゴミ情報」を信じて費やす数ヶ月間の時間と労費は決して馬鹿に
なりません。
交通事故を装った「俺!おれ!詐欺」の被害者にはまだ頷ける点もあります。
H16 年の交通事故は 130 万件、死傷者数 90 余万人、死者 7,000 人超です。人口で割れば
100 人に1人が交通事故に関与していることになれば、「うちの息子が事故を!」と親や家族がフ
ーと思い込んでも無理からぬ事とも言えます。だから詐欺師も「採用」してるのでしょうが。
そこへいくと、PC もインターネットも出来る人達が「NB 商法」で引っ掛かるのは本当に不思議で
す。
「NB 商法」で引っ掛かかった人達の情報も、Yahooで検索すればたくさん出てきて、MLM、ね
ずみ講、即金ビジネス・・・なんでも不明な点は「本当に無料」の情報で確認できる便利なインター
ネットがありながら、何故?
25
「欲の皮」が突っ張っているからです。
人間は「欲」が深くなる程、物事の正体が見えなくなるのです。
「欲」のない人には簡単に見抜ける嘘が、「欲」があるとぼやけて見え、欲が深いと見えないどこ
ろか、素晴らしく映って見えたりするのです。
「無欲は大欲に通じる」という言葉は、欲のない人は騙せない、騙されない人は結果的に大
きな利益を得られるという意味です。
よーく、落ち着いて考えれば
「メールの送受信が出来れば、1日○万円の高収入が!」
▲メールしかできなくて1日○万円なら、誰も満員電車で会社なんかにいかないでしょう。
「1日○○(2桁)万稼げるアフリエイト情報」
▲そんな美味しい情報をあなたなら、何千、何万人にメールで教えますか?
▲先ず自分だけで、それから家族、親戚、親友にそーと教えません?
▲すでに宣伝は、「1 日 30 万」という途方もない金額まで来ています。
計算して見てみましよう、あなたが 1 日アフリエイト手数料で 1 日 30 万稼げるという事は、
アフリエイト発注業者の商品がいくら売れないといけないか。それを 30 日、365 日で計算し
た時の商品売上は何億円?何十億円(あなた 1 人でないのですから、1 日 30 万の人は)。
恐らく、日本中話題のヒット商品、TV 12ch WBS で大々的に報道!でしょうね。
「1 日 3,000 円」なら分かりますがね。
「この情報を実行してみて月収○○○万が達成できなければ、全額返金保証!」
めちゃくちゃ流行っている「宣伝コピー」ですが、これを読むたびにこう思い悩みます。
情報に、ユーザが実行不可能なような無茶な(あるいは超理想的な)条件をつけて、あなたは情
報通り実行していないので、返金は不可!という業者と、情報を買って上手くいけば儲けは自分、
上手くいかなければ「返金」してもらおうなんて図々しいユーザと、どちらのタチが悪いかと。
ワクワクしながら情報を開けたら、「東京秋葉原、○○電気の店頭の自動販売機をおいて、儲
ける」とある。そりゃ、儲かるよね、自販機置ければ。あそこ自販機おくにはどのくらいの権利金い
るのか想像もつきませんが。「儲かる情報」では、自販機バージョンはポピュラーです。
「儲かる情報」の根拠によく用いられる手法は、こうです。
例: ある商品 1 個の儲けが 5,000 円とすると、1 日 5 個売れるとすると 1 日=5x5=
55,000 円、1 ヶ月=30x55,000=1,650,000 円の儲け、という計算です。
「売れるとすると」が、1
ヶ月の計算では、売れてる計算になって、あなたの脳に染み込み
ます。
26
6-2 「ただより高いものはない」
人から何か教えてもらったらお礼をするのは当たり前です。
本文最後に、情報と対価にまつわる面白い小話を紹介していますが、日本人は「情報はただ」
という感覚がまだ強く残っていますので、「お金で情報を買う」ということ自体は歓迎すべき習慣だ
と思います。
「ただほど高いものはない」というのは、ただが高いという意味ではなく、ただといっていても所
詮最後には有料になるという意味でしょう。それも相場より高い・・・。
見ず知らずのあなたに頭から尻尾までただで情報をくれたり、儲けさせてくれる人はこの世に
いません。愛する肉親以外は。
ただし、「資料無料進呈」というのは、僅かな無料の部分ですから遠慮なく「パクッ」と食べてしま
っても、食べたもの勝ちです。
いずれにしろ、頭から尻尾まで「ただ」のビジネスを、「個人情報収集目的」以外見たことがあり
ません。
肝心なのは、お金を出す価値のある情報かどうかの判断ですが、インターネットで宣伝されて
いる無数の情報は、本屋でちょっと立ち読み・判断するような具合にはいきません。
「情報販売」ですから代金の決済が済んでから、初めて情報が手元に入るシステムはやむを得
ません。
で、これがまた「売り手」にとっては「ゴミ情報」でも、美味しい言葉で釣れば売れるという好都合
なお話になる訳です。
では、どうしたら「ゴミ情報」をより分けて、「NB 起業家」への第一歩が踏み出せるのか?
ポイント⑥ 「無欲で、素直に取り組もう」
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7.「儲かる情報」のバリエーション
7-1 むやみに恐がる必要なし
この章では、PC やインターネット経験のレベルに沿って巧妙に用意されている「儲かる情報」
の種類とその中身をお話しますが、気の小さい純情な私などは書いていて震えがきそうな、こわ
~い世界に見えますが、決して過剰に恐れる事はありません。
「NB 起業家」希望者を狙って無数の罠が仕掛けられていても、「無料」とうたっている資料を請
求する分には心配はいりません。
無料の資料請求に先立ってもし「申込み要領、規定」があったら一通り読んで無料である事を
確認し、資料をゲットしてよく読む事は「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」です。
本書の内容を頭の隅に置きながら、資料を熟読して納得して進むのはあなたの自由です。
7-2 狙われる初心者
HPが作れなくても、安心して「ネットビジネス」が!(メールの送受信だけで 1 日○万)
インターネットを始めて、メールが出来るようになった初心者(主に主婦や定年後にパソコンを始
めた高年者)をターゲットにした「ネットワークビジネス?」勧誘の常套文句で、特に「在宅ビジネ
ス」系が多いのは、主婦、高齢者が「在宅」や「家事・育児のすきま時間」を希望する傾向がある
からでしょう。
「在宅 NB」で検索したHPや、メールやメルマガ広告で指示されたHPを尋ねると、
① 圧倒的多いのが、「内職商法」、「資格商法」とも呼ばれるデータ入力や、文書作成の仕事
です。
仕事は業者が発注するのですが、その為にはスキル(技能)獲得の為の講習受講や教材
購入が求められ、購入費用は業者発注の仕事ですぐ回収できるという理論です。
場合によっては、手持ちのPCやソフトでは古すぎるので、買い替えを・・・という親切なお薦
めのケースもあります。
仕事が確実・順調に発注され、工賃の支払が誠実なら成り立ちます。
ちなみに、初期費用は 3 万円~40 万円位まで幅があり、ローンまで用意されています。
契約後に、「不景気で受注が少なく発注する作業が激減している」と言われ月に 5,000 円の
仕事しかもらえなくても、業者を法的に訴える事は難しいです。
業者は「誠意」を示している形になっていますから。
★あなたの自由な時間に!という話には注意。完成がいつでも良い仕事など誰もその業者
に発注しません。
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② メールアドレス収集ソフトを使って、色々なHPの掲示板に書かれている投稿者のメールア
ドレスを収集して、DMメール一括送信ソフトでそのアドレスにあなたが売りたい商品の宣伝
を送りなさい。
メールで注文が来たら、前もって開設しておくイーバンク銀行、ジャパンネット銀行等の口座
に入金させてから商品を送りましょう。
これで、あなたは1日数時間のメールのチェックだけで、口座に毎日入金が・・・・。
というような内容の資料とメールアドレ収集スソフト、DMメール一括送信ソフトのセットが、
あなたがXXXX円入金したら、メール(又はCD-ROM)で送られてくるという商法が多いで
す。
DM-Fax送信ソフトも勧められる場合も有ります。
この宣伝の疑問点は、
● かってに収集したメールアドレスに商品宣伝のメールを送りつける事はスパムメール
(受信者の承諾を得ないで勝手に送りつけるメール)でしょう。いけない事で禁止されて
います。
そこで「NB 情報」は、
特定商取引法施行規則 受け取りを希望しない場合の連絡方法、関係のない方に届き
ました場合お詫び申し上げます。今後一切の配信を拒否する場合はお手数ですが、
配信不要と返信下さい。・・・とメールの最後に書いておけば罪になりませんと。
実際には、発信者の住所、氏名 電話番号等、法律で指定された表示事項があります
が、当たり前ですがほとんど書いてません。
● そもそも、何をそのメールで何を売れば良いのか?と悩むあなたに、「NB 情報」は、
あなたの売りたいものをどんどん売って下さい。もし売るものが見当たらない場合は
この情報を「コピー&ペースト」でアレンジして売りなさい、という実にご親切なアドバイ
スが。
● まともな商品を扱うとしても、勝手に入ってきた迷惑メールで商品を注文する人がどのく
らい期待できるか、自分を受信者に置き代えて考えてみる必要があるでしょう。
● 最も悪質なケースは、ねずみ講(即金ビジネスと呼ぶ事も)を目的とした情報です。
1 人 3,000 円で子ネズミ 3~5匹に送金というのがポピュラーですが、商品があれば「ね
ずみ講」でなくMLM(マルチ商法)になるというので、どうでもよい物を 3,000 円の商品
として、やりとりをしたことにする場合も有りです。
実態はねずみ講マネーゲームなので、イワシの頭でも秋刀魚の尻尾でもいい訳です。
「ねずみ講」が「無限連鎖講」という違法な取引で、必ず不利益をこうむる人間が生じる
ことが実行前から理論的に証明されている破滅的システムです。
29
このシステムの「仕掛け人」が後を絶たないのは、最初に仕掛けたネズミ達だけはその
下の子ネズミ、孫ネズミからの参加費用を吸い上げて利益を上げられるからでしょう。
だからと言って、「よし研究して親ネズミになろう!」なんて決して考えていけませんよ。
手がうしろに回りますから
一見、「ねずみ講」と気がつかない巧妙な表現が、日進月歩?で進化していますから、
気をつけましょう。
特徴は、現金か安物物品の対価であると称する金額を「必ず数人に送金する」という行
為が出てきますので分かるでしょう。
「今すぐ」、「限定○○○人」「ダウン」「下部組織」など、よく使われる用語です。
普通のビジネスで、見ず知らずの人 5 人に現金を振り込むような事はありません。
「ねずみ講」に関する情報は、インターネットに「馬に食わせるほど」ありますから、参照
して、いかに自分の信用、人脈、友情を失わせるものなのか理解して下さい。
http://www.heavy-moon.jpn.org/actok/ml_idx.html
http://www16.ocn.ne.jp/~bizu/daijoubu.html
③ オークションで儲けなさい。
これは、ほとんどの「儲かる情報」にある方法ですが、
(ア) 家電量販店で売っている商品のカタログをコピーして、オークションに出品する。
(イ) 注文が入ったら、メールで自分の口座に入金させる。
(ウ) 家電量販店へ行って、商品をVISAカードで買って(又は入金した現金で)注文主に直
送してもらう。
(エ) 家電量販店のサービスポイントを集め、ポイントで買った商品をオークションに出す。
(オ) ポイントで買った商品の売上は、丸々儲けになる。
といったノウハウである。
これは、実際に行われている全く合法的手法であり、理論的に成り立つロジックが述べられて
います。
即ち、家電量販店で 100,000 円のものを、オークションで 100,000 円で売っても、10,000 ポイ
ントがもらえれば、これを 10 回繰り返せば 100,000 ポイントになり 10 万円の商品がただで仕入
れられる。それをオークションで売れば、資金 0 で 10 万円というビジネスで、VISAカードで決済
すれば支払まではタイムラグが出来て資金繰りも楽であるという理屈です。
家電量販店より高く値段をつけても、量販店が近くにない地方のユーザは結構買いたがるの
で、必ずしも同額で売る必要もないというアドバイスも付いてます。
30
これを 1 ヶ月に 100 回繰り返せば、月収 100 万も容易に達成できるとあります。
● 問題は、オークションでの売れ具合(1 ヶ月に 100 回?)でしょうが、忠実に実行すれば損
はしない(労力は無視)計算です。
④ メールを読むだけで/LM(リードメール)で大儲け
リードメール(メールを読んで、アンケートに答えたり、指定のサイトを閲覧することでポイント
が貯まり、そのポイントを現金や商品券に変える)で、ガンガン儲けなさい、という情報です。
無料で参加できて、指定の作業をすればポイントがもらえ、懸賞付きもあるので、一攫千金
もありえない事もなく、大儲けできるかどうかは兎も角、原則事実です。
● メールを受信、読むだけでは、流石に誰もお金は呉れません。(受信だけなら私も?)
暇に任せて、シコシコ頑張ればお小遣いにはなるでしょう。
● 海外LMもたくさん報告されています。
ポイントはやたら高くて、実際に累積ポインチはメチャメチャ貯まるが入金がないという、お
嘆きがあっちこっちから聞こえます。(参加するなら良く調べてから)
実害はなくても、メールアドレス収集業者へのボランティア活動になっているかも知れませ
んので。
⑤ HP作ってあげます
5~10種類位の、出来合いHPテンプレートからお好みを選んで、速攻でHPを立ち上げさ
せてあげますという情報で、①にHP作成費用を上乗せバージョンもあります。
● HPが作れない人は、テンプレートのどこと、どこを自分のデータに書き換えてサーバで
公開すれば良いといいますが、HP作成の知識がないとHPの修正・更新もままならな
いでしょう。
HPのメンテまで無料でフォローする業者は別ですが、HPに商品を展示するのは「あな
たの自由な感性で」とか、有料サポートとかいてあるのが普通です。
何から何までお手伝いが業者の理想ですから、相談すれば何でもやってくれちゃいま
す(有料でなら)が、売るべき商品があやふやでは、なかなか元は取れないでしょう。
ここでも、何を売れば良いのか悩む必要はない!「この情報」を売りなさいという事です。
7-3 HPを持っているユーザには
このユーザ層には更に「色々な情報」が用意されています。
HPを持っている人は、1)もっとHPを見てくれないかな、2)もっとアクセスが増えてないかな、
もっと売れる商品はないかなーと、いつも望んでいます。そこを巧みに突いてくるものです。
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この辺から情報の売り方も凝ってきますから、充分吟味してください。
① 検索エンジン&SEO(検索エンジン対策)の売り込み
インターネットで調べれば、ほとんど無料で目的は一括達成出来そうです。
それにHPの検索でよく引っ掛かるようになっても、何度も言うようですが扱う商品が魅力的
でなければリピートアクセスは望めません。
② ランキングアップ
検索エンジン登録だけでは不十分、ランキングトップ 10 に常駐?するためのサービスもし
っかり用意してくれていますが、サイトだけランキング上位で「売るものは??」。
何しろ、商品そっちのけの「儲かる情報」には要注意です。
③ アクセスアップ有料サービス(反応抜群全額返金型クリック保証広告)
HPを開設している人にとって「アクセスアップ」は悪魔のささやきにも似た殺し文句です。
1日 1,000 クリック保証とか、「1 ヶ月たっても売上がない場合は全額返済」が今の流行で
す。
● 業者がアルバイトを使ってクリックさせるだけという話もよく聞きましたが、今はもう専用
ソフトで省力化とか。もし事実なら 10,000 クリックされたって売上には繋がらないよね、
たとえ「良い商品」を持っていても。
まして、「儲かる方法」という情報の転売だったら?寂しいですねー
● 「売上がない場合は全額返済」は、売上が 1 円でも発生すれば返済不要ですからね。
あなtに、100 円ぐらいの売上を発生させる事など簡単な事です。
④ メルマガ広告のサービス
メルマガに出す広告の種類と効果、広告文のポイントなどをそこそこ教えてくれています。
扱い業者(大概は情報販売者の兼業)まで「誘導」してくれる親切タイプが多い。
⑤ メルマガ発行のサービス
メルマガの広告収入で儲けている人が大勢いる。有料メルマガ広告でHPの宣伝をするの
なら、自分でメルマガ発行をすれば無料で自分のHPの宣伝も出来て、更に広告収入も期
待できる、という論法のサービス。
● メルマガの読者獲得と継続的発行の為に必要なエネルギーの説明は省略。
⑥ アフリエイトのサービス (報酬額がこんなに!? <アフィリエイター募集>)
アフリエイトとはHP上に他社の商品宣伝を貼り付けて、もしHP上の宣伝をクリックした結
果として他社の商品が売れたり会員登録をしたりすると、契約に従ったコミッション(1 クリック
=1~100 円とか)が支払われる無料の出来高払いシステムで、本来は何の問題も無い正常
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なビジネスです。
● 1 クリック=1~100 円なんてまだるっこい。うちは 1 クリック 3~5,000 円というのも急速
に現れています。中には登録費を取る(会費なんか数クリックで取り戻してお釣りが来
るという説明。しかも商品はどんどん売れているという)業者もあるそうなので、よく商
品と契約内容をチェックする事をおすすめします。
● 中には、自動クリックソフトで 1 日中アフリアイトをクリックさせて売上を上がる「仕掛け」
を情報として売っている業者もあります。
「放っておくのが儲ける秘訣」などというキャッチコピーが多い。
ただし、APS(アフリエイト発注側)も馬鹿じゃないから、不正クリック防止システムを
取っていて、不正受給がバレて、損害賠償請求を求められるケースも出てきています
から。
● アフリエイト手数料が高いという事は、商品単価が高いという事であり、ぼろ儲け商品
とも言えるのでユーザにとって良い商品でないとHPのリピータを失う事も有り得ます。
● アフリエイトというのは、成功報酬型委託宣伝ですから一応委託側(APS)はあなたの
申し込みに対して形式的でも審査があります。あまりHPのキャラと自社商品イメージ
が違うと断られます。
● 収入源であるからと、本来の扱い商品が埋没するようなアフリエイトだらけの HP は、
ユーザからすれば「特徴のない売らんかなのHP」で、リピータを増やしません。
⑦ 有料広告バーナーで儲けよう
ご存知の、HP に貼り付ける他社製品の宣伝リンクバーナーをバンバン貼って儲けなさいと
いう話です。
有料広告バーナーはアフリアイトと違って、貼り付けるだけで広告料(例:月額 5,000 円)貰
えるシステムですから、HPにびっしり貼り付けられれば結構儲かる計算ですが。
● あなたのHPから自社HPへの顧客誘導効果を期待して固定料金を払うスポンサー側と
しては、そのHPへの投資が適切かどうかを検討して広告バーナー貼り付けの契約を
するので、いくら望んでも自社製品との脈絡もなくアクセスの少ないHPとは契約してく
れません。
● また、有料広告バーナーばかりベタベタ貼り付けて、HPの特徴が埋没してしまえば、来
訪者は減少してしまうという副作用も注意しなければならりません。
この方法での収益アップはHPの充実を図りながら、HPの特徴とマッチする商品バーナーを有
利な条件で貼り付けられるように努める事が、正しい順序でしょう。
33
ちなみに、Yahoo 検索サイトのアクセス数 1 日 100 万人超、広告バーナー料金も 100 万円/1
日(年額 3.6 億円)とか言われていますが、1 クリック/1 円以下ならまんざらデマでもないでし
ょう。
7-4 あらゆるレベルのユーザへ
①
MLM(マルチ商法)の新種ビジネス?勧誘
MLMの勧誘に行き着く「儲かる情報」も販売情報ではやたら数多いパターンです。
と、いうよりほとんど此処に行き着くというべきでしょうか。
MLM についても「ねずみ講」に負けないほどの経験者情報がインターネット上に溢れて
いますし、この分野での専門家も多いので本格的説明はそちらにお任せしますが、私の理
解では MLM とは以下のようなビジネス?です。
MLM(マルチレベルマーケッティング)の和訳は色々ありますが、いずれも「多階層型販
売方式」で平たく言えば「マルチ商法」でしょう。
マルチ商法(連鎖販売取引)は、違法なねずみ講(無限連鎖講)とは違い合法であること
は間違いありません。
人によっては、現金でやるのが「ねずみ講」、商品でやるのが「マルチ商法」という人もい
ますが、法律では学生及び 20 歳以下を除く人がやる「マルチ商法」は一応合法です。
学生及び 20 歳以下を引き込んではいけない「合法ビジネス」というところが、如何にもで
すが「連鎖販売取引」に従って、販売者・購入者間で法で定めた契約書類の発行、取引形
態の説明、クーリングオフ制度の厳守などが守られれば、マルチ商法は合法です。
インターネット上でも、違法でない MLM しかし合法でない MLM や「悪徳マルチ商法」、
「マルチ商法まがい」などと分類して論じているのもありますが、良心的であろうと悪徳であ
ろうと、システムが MLM に合致すれば「マルチ商法」であることには違いがないです。
「マルチまがい」というのは、マルチっぽくカモフラジュした限りなく「ねずみ講」臭いものを
指しているのでしょう。
MLM の 1 例では、
ある商品をある量仕入れた顧客 A はその販売会社におけるある種のポジション①が与
えれます。
ポジション①が与えれた A が、顧客 B に商品を販売すると(購入は B と販売会社との間
が普通)販売会社よりバックマージン(権利収入=ロイヤリティーがナウいらしい)が払われ
る。
A が二人の顧客 B と C に A と同様にある量を仕入れさせて A と同様の営業活動に参
加させる(リクルートと言います)と、前記と異なる高いレートのマージン(ボーナスとか色々
な表現あり)が支払われる・・・というシステムです。
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これを、B と C が各々二人づつの仕入れ・営業参加者をゲットすると A,B,C にそれぞれ
予め取り決められたレートでのバックマージンが払われて、A のポジションが①→②に、
B,C がポジション①をゲットする。
こうして、A から始まった下流の層(これを A のダウンと呼びます)を6~8層に、A のポジ
ション段階を①から⑥~⑧などとしたピラミッドと水平展開を組み合わせて販売形態を構成
する。A の上層になる人(A を参加させた人)は「A のアップ」となります。
MLM とは、基本的には上記のような構成で、色々バリエーションがあるだけです。
扱う商品は、浄水器や洗剤、化粧品、プロテイン、食品、何でも有りの様相です。
MLM には以下のメリット・デメリットのある合法的(営業方法が法律に従っていれば)ビ
ジネスです。
メリット(ほとんどは販売会社からみたメリットです):
1) 世の中には、どうしても時間を掛けて丁寧な説明をしないと売れない商品があります。
特に新商品で比較・類似商品がない場合や、性能・効能の説明が多い商品には、時間を
掛けて対面営業が基本の MLM は、販売方法の一つと考えられる。
2) 商品の良さを、実際のユーザからの「口込み」に期待する場合も1)項と同様対面営業が
基本の MLM は、販売方法の一つと考えられる。
3) ユーザからユーザへの対面販売で、営業経費、宣伝経費が少なくて済むので、販売者
へのバックマージンを増やせる。
4) 商品が受け入れられダウンがどんどん生まれれば、自分が動かなくてもバックマージン
が得られる。
デメリット(ほとんどは参加者のデメリットです)
1) ポジションを得るためには、自己消費分を上回るような量の商品仕入れをする事にな
るケースが多い。ピラミッド型を造る都合上、最低ダウン単位も大体2、とか3という数字
になる。
2) 参加意欲を高めるために、通常の商品販売の常識を上回るバックマージンを多層に
わたって保証する都合上、商品販売価格が商品価値を大きく上回る傾向になる。
(早い話が、同等市販品より相当高めの値段設定が必要)
3) 商品が高額なため、ユーザの購入能力を超える場合のために「ローン販売」まで準備
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されているが、営業参加に興味のない単なるユーザへの販売は価格がネックになり易
い。
4) 獲得したポジションに有効期間があり、一定期間内に一定のダウン獲得がないと効力
を失うシステムでは、ポジションを失わないために自分をダウンする無理な仕入れから
破綻するケースもある。
5) 商品というものは、売り手が増え販売台数が増えるほど残存マーケットは少なくなり、
販売が難しくなるので、ダウンになるほど販売・勧誘は厳しくなる。
6) ダウンを獲得する為には、自分を参加に至らしめたような巧みな説明が必要であるが、
営業、販売経験のない人には困難であり、結果的にアップの成功者?(わかりません、
財布の中身は見られませんし。専門弁士かも)のセミナーに頻繁に出席、参加者候補
とセミナーに同伴して説明してもらうことになるケースが多々あります。
7) MLM では、組織構築に ML(メーリングリスト)を使ってのメンバー勧誘・洗脳がよくあ
ります。実例報告は: http://www.heavy-moon.jpn.org/actok/ml_idx.html
ML とは ML 管理者がサーバ上でメンバー全員のメールアドレスを管理して、メンバ
ー間での一斉同報メールを可能にするものです。
もし、あなたが MLM に参加して、300 人のメンバーの ML に入ったとすると、あなた
からメンバーの誰かに出したメールは 300 人に送信され(C/C メールと思って下さい)、
あなたに 300 人からメールがくる場合もあります。
MLM がらみで、2 ヶ月で 2 万通のメールが入った例が、失敗者掲示板に有りました
が、笑い事ではなかったらしいです。
以上、MLM のメリットとデメリットの代表的なものを挙げましたが、「自宅で空いた時間に・・・」
できる仕事かどうかは、あなたが判断してください。
ダウン、アップ、権利収入、リクルート、下部組織、と来たら MLM と先ず考えるべきですね。
権利収入って、特許権、著作権とかは有りますが。営業権と解釈?最近は相続可能だそうで
す。(ポジションの有効期間なしってことらしいです。子や孫まで MLM に勧誘できる?)
普通のビジネス、職場でアップだのダウンという言葉は余り聞きません、クイズじゃないんで。
MLM のセミナーや、「MLM がらみ情報販売」の特徴的用語は
「凄い事になりますよ!」、「凄い事になると思いませんか?」、「商品に惚れろ!」「今が
チャンス!」です。特に、「凄い事に・・・・」は MLM では標準語です。
最近は益々MLM も手が込んできて、ダウンの心配なし、なにもしないでダウン構築 OK、とか
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遂には「固定給付き MLM」まで登場しています。
「世界最強のビジネス。組織崩壊の恐れなし。組織が崩壊しても安心!」って、じゃー組織なん
か最初からいらないのでは?
MLM の「無料資料請求フォーム」には不思議と、携帯電話番号入力(必須)となっていて電話
番号は(任意)が多いのです。
普通の申込みって大概は電話番号入力(必須)、携帯電話番号(ダメ!)でしょう?
携帯への 24 時間勧誘電話は困るので、私は「無料資料請求」してませんので「固定給」の詳細
は分かりません。
最後に、この手の MLM でよく使われる言葉に「ビジネスモデル特許」というのがありますが、
第 1 章でもお話したように、MLM レベルで「ビジネスモデル特許」を取得できる可能性は限りなく
ゼロです。
今、特許庁に登録されている 60 万余の工業所有権(特許、実用新案など)のうち、登録されて
いる「ビジネスモデル特許」は 200 ほどです。実際にビジネスとして利用されているのはこの内の
幾つか分かりません。
もし、「ビジネスモデル特許」を取っているとか申請中とか言ったら、特許番号か公開公報番号
を聞いてみましょう。
公開公報にも載らない特許申請に特許権交付の可能性はありません。
公開公報に載ったからといって特許が下りる保証はなく、審査請求を経て特許が認められ、特
許料を納めて初めて特許ですから。
アメリカで「ビジネスモデル特許」という種類の特許が認められたとき、経験がない日本では、
あっという間に「ビジネスの方法」が特許になるという誤解が行き渡ってしまい、現在の特許庁指
針が確立されても、まだ特許に詳しい人でもそう思っている人がいます。
そんな事など知らない主婦なんか、「ビジネスモデル特許」なんて言われれば、「コロっ」です。
発明とは、「自然界の法則を利用した新規発明」で「人間の取り決めであるビジネスの方法や
ゲームの遊び方は発明にならない」と明記されています。
発明でないものは特許にはなりません。テレビゲームの「プログラム」は著作権物です。
「ビジネスモデル特許」とは、「コンピュータを使わなければ出来ない新規ビジネス」と思えばい
いです。
何度もいいますが、「ビジネスモデル特許」ほど難問な特許はありません。
もし、あなたが「これはビジネスモデル特許だ!」と思って特許事務所に行ったとして、簡単に
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「ビジネスモデル特許取れると思います」という弁理士はいないと思いますが、万一いたら、よそ
の特許事務所に行った方が良いかもしれません。
弁理士は、あなたが特許を取るためのお手伝いをするだけで、特許を取らしてくれる人ではあ
りませんから、特許にならなくても結構な料金だけは取られますし。
● MLMの特徴は、よほどの企業が相当の神経を払ってやっと「合法性」を維持できるよう
な販売方法ですから、インターネット上で集めた「欲張り集団」の組織は、仕掛け人達
だけが儲けた時点でほとんど崩壊していきます。
● 一つの組織が崩壊しても扱い商品を変えて、あたかも目新しいビジネスの誕生を装っ
て、次々と発生してくる事のも「ねずみ講」と似ています。
② 商材の紹介
これが、本書の一番のポイントです。
今まで述べてきたような情報を、ユーザのレベルに合わせて細切れにして比較的安価で売っ
たり、全部纏めたマニュアルにして 30,000~80,000 位で売るのが、売れる商材「NB 情報」の正
体です。一瞬よく分からないでしょう、意味が。
「儲かる NB の情報」とは、この「虎の巻」をコピーして売る事です!
と、私があなたに言うようなものなのです。
これが、種明かしの全てです。他になにもありません!
儲かる商品?「そんなものあったら教えてくれ!」って言われるかも。
業者自身が、この情報を「コピペ」でアレンジして、Yahooオークションで売ればなんて言ってる
くらいですから、どんどん細胞分裂して「おかしなBN起業家」が無数に誕生して、販売商品の宣
伝文句も同じという正に「パクリ情報」の競争市場となっていく訳です。
もし、一つの情報は売れなくなったらYahooオークションで情報を買ってきて、得意の「コピペ」
でアレンジしたり、外国の出版物や小説を翻訳して売れば、情報商材は「無限」に続くそうです。
著作権も何もあったもんじゃない世界です。
外国の小説を翻訳販売するには、著作権法上どれだけ大変な契約を作者と交わさねばならな
いか知っていて、こういう情報を売りつけているのですからタチが悪いです。
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7-4 「仕掛け」のまとめ
以上のような(実際はもっと多いですが)情報を、ユーザのレベルに合わせて様々巧みに組み
合わせた情報が売られています。
素晴らしく売れる元手の掛かれない商品、1日数時間(場合によっては 10~30 分という超音
速級)で月収○○万円というのは、何を隠そう「ねずみ講」というケースが結構あります。
あなたがもし、「そうだ!この商品(情報)は売れる」と思えば、その情報(マニュアル)に従って
「コピペ」で同じようなキャッチコピーを作って、HPやメール等で「お店を開業」して下さい。
わたしの考えでは、NBを始めるなら、本当にあなただけが持っている商品、見つけてきた商
品を、自分で作ったHPで時間を掛けて丁寧に販売していく事しか成功への近道ではないと思
います。
NBでの拡販とは、インターネットを使った「口コミ」に他ならないと考えます。
本当に良い商品(他より安い、機能が他より優れている、珍しいなどの特徴)しか「口コミ」で広
がっていきません。
インターネットの都合よい?ところは、良い噂も悪い噂もあっという間に電子メールという「噂
話」で、あっと言う間に駆け巡っていく事です。「口コミ」の早さも半端ではありません。
どんな世界にも成功者と失敗者はいます。
NBで月収○○万円、1 日○時間で年収○○○○万円の人もいるはずです。(大体、最初に
情報販売を考え付いた、限られた人達でしょうが)
どんな世界でも(それが裏でも表でも)、最初に思いついた人間は、最大の恩恵に浴するもの
です。
努力もしないで、あとから真似をするだけでは絶対に「甘い汁」は飲めません。
あなたが、ここまで読んでこられて尚、NBに挑戦するのでしたら、わたしなら次章の道を歩き
ます。
ポイント⑦ 「虚を売って、実のビジネスはできません」
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8.見えてきた「NB」
8-1 二択の NB
さんざん、NBにまつわる「情報のるつぼ」の恐ろしさや、いい加減さの分析でここまで来てしま
いましたが、賢明なあなたはもう自分が進むべき「NB」の方向が見えていると思います。
方向が定まれば、あなたのその「NB」をサポートするインターネットの利用法はもう簡単です。
では、あなたに出来るNBの方向を決めましょう。
あなたの選択肢は2つしか有りません。
①
②
だれかの商品を売らしてもらう。
自分の(又は自分が代理店的立場を取れる)商品を売る。
あなたは、「NB起業家」を望んだ動機は次のどちらですか?
① NBの情報を元に、「何か売れるもの」を見つけてインターネットで売る「NB起業家」を目指
した。
② 特定の商品(他人に売る品物で、有形・無形は問いません)を持っていて、インターネットを
使って「ネットワーク販売」したいと思った。
もし、①でしたら、前 3 章で説明したような理由から「NB起業家」になるのは忘れて、今のお仕
事に専念した方がいいと思います。
②の場合には、この「虎の巻」を参考に NB に必要な情報を、なるべくインターネットを通してお
金を掛けずに収集し、それぞれを付き合わせて組み合わせ利用していくことをお薦めします。
ただし、他人がまだ売ってないものを売れればこんな楽な事はありませんが、実はこれが一番
難しい事でもあり、ほとんどの人はこれが見つからないから、つい「眉に唾」付けながらも「怪しげ
な情報」の収集家になってしまうのです。
あなたに出来る「人が売ってないもの」の作り方としては
① 新規製品を考え、知的財産権を確立して(つまり特許とかを取って)売る。
これが可能なら利益の大きいでしょうが、いかに実際は大変な事かは既に説明しました。
『S字フックの考案者が明かす!新商品開発の「鍵」』 http://www.ne.jp/secret-info/world
② 自分の知識、経験を生かした「情報」をしっかとした商品の形に作り上げて売る。
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自分の職業上得た各種ノウハウ(著作権)、自分で考えたロゴマーク、商標(意匠、商標、著
作権)、撮り続けた変わったテーマの写真(著作権)、未発表作詩、作曲(著作権)、などの
良質情報であって、NBに相応しい宣伝方法を組み合わせれば立派な商品になり得ます。
③ 新商品を人より早く発掘し、「ネット販売」に関する許可(権利)を獲得してHP上で販売す
る。
開発中、又は発売間際の商品で、メーカが販路を求めているような場合は、比較的個人に
も取扱いのチャンスが多いので活路はあります。
特にベンチャー企業は良いものを開発しているところがあるので、普段から各自治体主催
の「異種業種交流会」への参加や「中小企業支援メルマガ」などの情報から、メーカとのパ
イプを作っておく事で、「NB 販売権」につながる要素となります。
小さな例ですが、
町内の菓子屋さんが近所で評判の美味しい菓子(日持ちがするとしましょう)を売り出した
ら、早速買って食べてみてその味に納得したらお店のご主人と「ネット販売を一手に任せ
て欲しい」と交鈔を行い、HPの取扱い商品とすればよいのです。
場合によっては、そのお店のHPの作成とメンテ及び「ネット販売」をセットで売り込む事も
可能になるでしょう。
また新製品でなくても、もしあなたが田舎に住んでいるなら
暇に任せて全部の旧家を尋ねて見るのもいいでしょう。
「自分はインターネットのHPで、アンティックな家具や農具、漁具等を扱っています。古い
実用品や骨とう品に興味がある人や、ディスプレーとして欲しがるお店もあります。もしHP
で売れたら売上のXX%をお支払しますので、デジカメで写真を撮って載せさせてもりたい、
と契約をしていくのです。
これは、あなたのサイトの立派な商品で、オークションとHPを組み合わせての戦略を練っ
ていけばよいのです。
あなたの町、地域でしか取れない物、作ってない物、特定の人しか知らない情報など、有りま
せんか?
野外フリーマーケットを覗くと、ヤフオクなどで結構な値段で売り買いされている、昔のお菓子メ
ーカ拡販グッズ(景品おもちゃ)が、無造作にただ同然で置かれていたりします。(知らない主婦に
とっては「ゴミ」でしかないのでしょう
インターネットオークションというのは、巨大な「お宝探偵団」みたいなものと考えれば、地域の
自治会のフリマーなんか「宝の山」かも知れません。
あなたは目ぼしい物があっても、そこで買い占める必要はありません。ヤオフクで「売れたらな
んぼ」という約束でデジカメ写真だけ撮って、販売委託をしてもらえばいいのです。
あなたの名刺をフリマーでばら撒いて、売りたいものがあったら「メールでデジカメ写真を」と宣
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伝してあるけばHPの訪問者も増えるし、商品提供者をごっそり確保したことになります。
この手のレア商品や日本固有の古物は日本のオークションより、e-Bay(イーベイ)でアメリカに
出品すると尚売れるかも知れませんが、インターネット上の手続きが英文なのでちょっと勉強が
要ります。
e-Bay 利用マニュアル(日本語版)は、「サイバー情報館」へ照会下さい。
[email protected]
http://www.ne.jp/secret-info/world/
あなたが、自分の商品でNBを成功させるには以上の 3 方法があります。
人の作った「怪しげ情報」一つだけをHPにぽつんと展示していても、リピータは期待できません
し、「あっちこっちでやっている同じ事」でしかありません。
インターネットとはスマートな情報手段と思うでしょうが、地球規模の壮大な「口コミ」手段です。
良い商品が「口コミ」で広がっていくのは今も昔も変りません。
じっくりと腰をすえて、「口コミ」のスピードアップ即ち宣伝に頭を使って2~3 年掛かりで構築す
るのが「ネット販売」です。
「何もしないで、月収○○○万円」の道と袂を分けて、あなたがあなたの出来る方法で
あなただけの扱い商品を作って、大事に育てる事が「あなたのNB」だと理解できれば、
間違いなく「ネットビジネス起業家」の一歩をしっかりと踏み出した事になるでしょう。
ポイント⑧ 悩みなければ、迷いなし
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9.成功させる為に
さあ、あなたは自分が売るべき商品を持っています。(仮に、地方工芸品としましょう)
その商品をインターネットで売る「NB」をしたい。そのためにはどんなインターネット利用法があ
るか「NB 情報」で知る・・・これが正しい「NB 起業家」の出発点と順序でしょう。
9-1 何はともあれ、HPの作成
メールさえできればOKという宣伝文句は、初心者には実に魅力的な殺し文句ですが、NBをや
ろうとするなら(たとえ副業でも)HPは絶対に必要で、上手くなくてもいいですから自分で自分のH
Pの書き換え・更新・リンク貼り付けくらいまでのマスターは必須です。
あなたは、商品を売りにきたセールスマンが「会社はどこにもありません」と言ったら、安心して
買いますか?
例え、町内のちょっとくたびれたお店でも、お店があるという事で商品に対する安心も生まれる
訳です。
HPは、インターネット上の唯一の「お店・会社」です。
どんなに綺麗な「お店」でも、自分で商品の置き方を変えたり商品を入れ替えたり出来なければ
変化のない、つまらない「お店」でしかありません。
たとえ最初は少々レイアウトの荒っぽい「お店」でも、店主が「お店」をいじれれば、段々と体裁
も内容もユーザに合わせて充実することが出来ます。
HPを自分で・・というもう一つの理由は、相手が準備してくれたHPをそのままあなたの利用して
いるプロバイダー経由でサイトアップした場合、CGI(アクセスカウンターや返信機能などの便利
機能)が働かなかったりする場合があります。
大概のプロバイダーは、セキュリティーの関係でプロバイダー側が用意したCGIしか許可してい
ないのが普通です。
その場合は、指定された方法で指定のCGIに置き換えればよい訳ですが、HTMLの貼り付け
くらいは分かっていないと、全部業者にご相談、結果業者お勧めプロバイダーへの乗換えという
事になったりします。
なんでもただでサポートしてくれるとは限りません。
HPを自分で簡単に作れる良いソフトは安価でたくさんあります。既にHPを開いているお友達に
でも相談すれば、最低費用でマスターできるはずです。
9-2 フリーメールアドレスのゲットする
NBを始めるのに PC とメールアドレスを持っていない人はいないと思いますが、まずNBのた
めにフリーメールアドレス(色々なプロバイダーが無料サービス)をゲットしておく必要があるでし
ょう。理由は、後述するメルマガ無料広告を始め、色々な資料請求等に付随して嫌でも受け取ら
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ねばならぬメールやメルマガが大量に押し寄せるので、通常の正規メールアドレスを使用すると、
私用メールか商用メールかも区別できなくなります。
これは、個人レベルの「NB」の常套手段ですが、裏返せば相手もフリーメールアドレスという
事を考えれば、アドレス変更でいつでも、どちらからでも通信を遮断できるという事です。前にお
話した「頼りない双方向性情報交換」である事を忘れないで下さい。
9-3 オークションIDをゲットする
Yahooオークションその他大手オークションの為のIDも取っておきましょう。
オークションの利用を宣伝媒体として利用できます。
オークションで 1 円からの入札を期待して出品するのでなく、販売価格を指定して出品すれば
少なくても出品期間中は間違いなくオークションのページに載っていますから。
Yahooオークションは出品するだけで有料ですが、日本最大のアクセス数を誇るオークション
ですから、訪問者の目にとまる可能性も大です。
下手な有料メルマガ広告より、ユーザの目に留まるかもしれません。
9-4 検索エンジン登録とSEO対策
HPもできています。フリーメールアドレスも「ヤフオク ID」も準備 OK となったら、次は HP との
の中身を広く知ってもらう作業です。
日本中には 420 万のサイトが有ります。あなたがHPを開いても、あなたがメールで宣伝したお
友達や知り合い以外は 1/4,200,000 のHPに気がついて覗きに来てはくれません。
ちなみに、1/4,200,000 というのは、ジャンボ宝くじ 1 等の前後賞の確率くらいです。
そこでまず、ユーザが「地方工芸品」を知りたくてYahooやGoogleの検索で、「地方 工芸品」と
いったキーワードで検索した時に、あなたのHPが検索の上位で表示されると、ユーザが訪問して
くれる可能性が大です。
その為には、検索エンジンに登録してなるべく上位になるような対策を立てておく必要がありま
す。
これも有料、無料ありますが、たくさんある検索エンジンに無料で一括登録してくれるサイトもあ
りますので、インターネットで「検索エンジン一括登録 無料」と検索して見てください。
「検索ロボット キーワード」などで検索して検索ロボットに引っ掛かるキーワードをHPに配置する
知恵も頂きましょう。
9-5 メルマガ広告
HPが出来て、検索エンジンの上位にあったとしても、それだけでは誰かが検索してくれるのを
待つだけの話ですから、あなたのHPを「飛び込みのお客」が見つけてくれる可能性は、夏の江ノ
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島海岸で 3 日前に砂浜に落としたイヤリングを探し出す確立くらいかもしれません。
インターネットの世界で、PCを通してあなたに情報が入ってくる手段はメールかメルマガでしょ
う。
メールでの宣伝は基本的に※未承諾メールですから、あなたも余り好感を持って読む体勢に
ないでしょうがメルマガは、理由は兎も角としてあなたが配信を了解している前提が原則ですから
遠慮なく入ってきますし、玉石混合ですが情報源として確率された宣伝媒体として認知されてい
ます。
あなたも、メルマガは読まずにゴミ箱即行と、目を通すものとに分けて情報を得ていると思いま
す。
現在メルマガは、読者 1~300 名くらいのものから、100,000 万部を誇るものまで、定期、不定
期も含めておそらく数千発行されていると思えます。(メルマガの実態、把握している人がいるの
でしょうかね)
メルマガの広告は、頭を使って利用すれば有効なHPの宣伝として使えます。
メルマガでの広告には 3 種類あります。
① 無料メルマガ広告
これは、いまあなたの読んでいるメルマガに無料で「一定の量」の広告を載せてあげます。
交換条件は、このメルマガの購読(ほとんどが無料)ですというものです。
広告の掲載日、掲載位置等全てメルマガ発行者の裁量が普通です。投稿は大体 1 週間~
2 週間置きが普通です。
従って、あなたが 20 のメルマガに無料広告を投稿すれば、20 のメルマガが定期的にあな
たに送信されてきます。
無料投稿ですから、目立つ場所は望むべくもありません。他の多くの無料投稿と纏めてメ
ルマガの下部に並べられる訳ですから、なかなか読者の目には留まりません。
でも、なにしろ「ただ ですから!」
② 無料一括メルマガ広告
これは、いまあなたが読んでいるメルマガだけでなく、そのメルマガ発行者とグループを作
っている他のメルマガ(2,30~300 位と提携メルマガ数は幅がある)にも一括して無料で
「一定の量」の広告を載せてあげます。
交換条件は、このメルマガを含む提携メルマガ全ての購読(無料)ですというものです。
提携メルマガへの購読登録は、元請メルマガが一括代理登録してしまいます。
広告の掲載日、掲載位置等全てメルマガ発行者の裁量が普通です。投稿は大体 1 週間~
2 週間置きが普通です。
従って、あなたが無料一括広告を投稿すれば、300 のメルマガが定期的に発信されてくる
事も覚悟しなければなりません。
▲ 実際には、無料一括広告に投稿するとどういう訳か半日で 500 通位は入ってきます、
多分読まずにゴミ箱入りを見越しての繰り返し発信もあるのでしょう、1 日 2 回とか。
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もし、2~3 日メールを開けないと、1,500~2,000 通を覚悟しなければなりません。
③ 有料メルマガ広告
読んで字の通りですから、メルマガの購読も義務付けられません。有料ですから。
広告の掲載場所もヘッダー、フッダー、中間部とか選択でき、夫々料金にも差があります。
掲載日や時間も細かく希望できるケースも多く、所謂「共同チラシ」の発行をイメージして
掲載位置や文面を考えることになります。
9-7 オークションの利用
8-2項でお話した、オークション ID を使って、「商品」を出品します。
入札者の質問にはメールで対応するシステムを利用すれば、例えオークションビギナーの為ポ
イント足らずで出品点数が 1 点であっても、興味のあるユーザを HP に誘導する事も可能です。
(オークションの出品規約を厳守する事は同然です。出入り禁止にならないように!)
Yahoo オークションは「情報」という商品の出品を許可しているので、NB を計画している人達が
読んだら涎が止まらない「夢の様なビジネス」の情報が山の様に溢れています。
結構なボリュウムの宣伝文もありますので、大いに参考にして下さい。(無料資料までですよ)
Yahoo オークションには 200 万点以上の商品が出品されていると言われています。
HP の閲覧と同じように、あなたの出品に目をとめてもらえる確率は小さいです。
従って、できるだけ目立つような出品ジャンルの選定、そのジャンルで上位になるための有料オ
プションの賢い利用法が大切です。
目立つ為のオプションの利用法など、オークションに関するノウハウは Yahoo オークションの
「ヘルプ」で充分理解出来るはずです。
ところで、最近よくあるスパムメールでの「儲かる情報」売り込みに「ヨオオクで○○万円だった
情報を、たったのウン千円で!」というのが有ります。
凄いですね!100 万近い 2 桁万円の情報が、1/100 以下ですよ。
でも、よく○○万円で買った人が怒鳴り込んでこないね。
馬鹿みたいだよね、せっかく大枚をはたいて買った貴重な「儲かる情報」が、何百人,何千人か
知らないけど皆に知らされちゃうんだから。
○○万円での売買の時に、どんな条件で買ったのだろうね? その人は。
しかし、「あなたが作った情報」をあなたが、「ヤオオク」で「100 万円の情報」にすることもできる
のです。
まず、適当なスタート価格で出品します。
落札日時までに、色々なところでゲットしたフリーメールアドレスと複数ゲットした「ヤオオク ID」
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を使って、自分で自分の情報に入札していくのです。
最初は 30 万、次に 60 万、締め切りギリギリに 100 万で・・・・・落札。
締め切り後の落札者と出品者の取引は、最終的に自分が自分に 100 万払うだけですから、
「ヤオオク」側の手数料さえ「のちのちの宣伝費」と割り切れば、「100 万円の情報」も作れない訳
ではありません。
但し、このような事は現在「ヤオオク」側は厳しく監視していますし、利用規約違反ですので、実
際には絶対にやってはいけません。
あくまでも、「インターネットの世界は怖いねーエ」というお話です。
ポイント⑨ 所詮もの事には順序がある。明日から○○万は忘れる!
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10.あなたの「NB」のまとめ
10-1 「NB企業家」へのステップ
いままでのお話を整理してみましょう。
(※印は、私だったらこうする、という意味です。採用・不採用はご自由です)
①
冷静に分析すれば正体が見えてくる「常識で有り得ない儲け話」とはお別れする
②
「NB」で扱う「自分の商品」を見つけて決定する。
③
自分でHPを作る。(検索ロボットに見つけてもらいやすいキーワードを・・・)
無料で使える「アクセス解析プログラム」は必ず組み込む事。
HP 宣伝戦略の重要なデータが得られる。(ユーザがどこのサイトから来たかとか)
④
フリーメールアドレスをゲットする。
⑤
Yahooや楽天、その他オークションサイトのIDをゲットする。
⑥
検索エンジン登録とSEO対策
ランキングアップ対策については、勉強してみて下さい。
※ ⑦-1
一回だけ「無料一括メルマガ広告」に投稿。
理由:メルマガ殺到となりますが、どんなメルマガがあるのかURLも含めて「一網打
尽」で、その後のメルマガ利用のデータ取りになります。
受信した各メルマガは自分のところだけの有料・無料広告をやっています。
あなたのHPの特色とメルマガの特色、発行部数(メルマガHPのバックナンバーで確
認)、有料広告料金などを比較して、使えそうなメルマガのリストを作成する。
データが取れたら、リスト以外のメルマガ(面倒なら,一旦全部購読解除する)
※ ⑦-2 リストアップしたメルマガに無料広告を投稿する。
投稿の際は、コメント欄があったら必ず「お世話になります。よろしくお願いします。
有料広告も検討させてもらいます」と書き込みましょう。
メルマガ発行者は、手作業でやっています。人間気持ちの問題です。
投稿後に、「発行予定日時、発行済みメルマガバックナンバーURLなどを丁寧に連絡
してくるメルマガが結構あります。バックナンバーで確認して信頼できそうなメルマガ
は先々の有料広告依頼先候補となります。
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※ ⑦-3 メルマガ有料広告/有料一括広告の検討をする。
単価的には、個々のメルマガ有料広告より割安なはずです。じっくり比較して利用を
検討する。
一括 100 万部に掲載・・・とうたっていても、確認は不可能ですから。
その点、個別メルマガへの有料広告は、実行追跡が可能です。
⑧-1 掲示板への書き込みをする。
掲示板への書き込みは、原則無料で「HP宣伝OK」というHPもたくさん有ります。
大体連続投稿禁止、投稿は 1 日 1 回、サイトによっては先方メルマガ購読が条件と
いうのが一般です。
2,000 の掲示板に 3,000 円位で書き込む業者もたくさん有ります。
※1 回だけ業者に発注。(投稿後、証拠として送られる投稿先データをあとで利用する)
2,000 程の掲示板サイト URL がゲットできる。
掲示板自動書き込みソフトは、4~5,000 円である。何度も書き込みをする計画な
らソフト購入がお得。ソフトにも 500~1,000 の掲示板サイトデータが付いている。
問題は、上記のようなソフトが出回っていて、請負業者もいると言う事は、46 時中書
き込みが行われていると言う事であり、投稿した記事が 5 分後には掲示板の最下段
に追いやられる事実や、結局広告だらけの掲示板を読む人間はせいぜい業者だけ
では?という事である。
しかし、毎日投稿が許されるのと、少なくとも掲示板管理者+αが見る可能性があ
る訳で、業者でも個人に戻れば一人の消費者と考えれば、捨てたものではない。
「商品が良ければ」、必ずインターネットの壮大な「口コミ」で伝わるはずだ。
⑨ アフリエイトを活用してコミッションを得る。
出来るだけ HP の取り扱い商品と関連のあるアフリエイトを選んで、常時適切な量を採用
していく。
コミッションの額に惑わされて、せっかく獲得したリピータを失うような商品のアフリエイト
は、我慢して避ける事が長い目で見れば得策。
⑩ リードメールの利用
コミッション欲しさにクリックする人達に、HP の閲覧、商品購入を期待するのは難しいが
商品に自信があって「口コミ」効果に大きな期待をするなら、いかなる手段でも人目に付く
方法を模索するべきである。
⑪ 双方に利益をもたらすと思われるサイトとの相互リンクを心がける。
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上手な相互リンクは、お互いのアクセスアップに貢献する。
⑫ HP のアクセス数実績が出来たら、「有料バーナー広告」のゲットに動く。
目的の HP サイト管理者(Web Master)には、実績をバックに丁寧なアプローチをして
着実な間口の拡大を心がける。
⑬ ③~⑫と平行で、出来ればメルマガの発行までイメージした戦略があればベスト。
メルマガによる広告収入などは先に置き、本当に HP 訪問者が「購読申し込み」してくれ
て「継続購読」してくれるようなメルマガを継続発行できるかを、常に考えておく。
始めは知り合いだけ相手の発行で僅少部数でも、バックナンバーで内容をみたユーザが
購読申し込みをしてくれるようなメルマガが、部数拡大につながる。
メルマガは購読了解(申し込み)者にしか発行できないが、確実に読んでもらえる率は高
いので、宣伝効果は大きい。
⑭ HP の宣伝方法はまだまだ有り、DM-FAX 送信ソフトを使った URL 明記の商品宣伝
や、メール一括送信ソフトを使って「※未承諾広告メール」の送信などという手もあります
が、FAX は FAX 番号データ、メールにはメールアドレスデータが必要です。
これらのデータを大量に正攻法で収集するのは、かなり困難で、この種のデータを買うこと
も出来ますが、購入データだから送信して良いと言うことではありません。
最近の連続大量情報漏えい事件や「個人情報保護法」の施行で、ユーザの意識は厳しく
正当な理由のない送信は「どこでこの情報を得た!」と説明と責任を求められケースが増
えています。
最後に、「NB」で大切なのは「費用対効果」の見定めですが、あるやり手の「情報販売」のプロ
曰く、売上げの20%の宣伝経費が必要だそうです。100万売るのに20万、200万には40万
円必要と言う事です。
真偽の程は不明です。「情報販売」のプロが「情報の宣伝」をしているようにも取れます。
「20万掛けて100万なら80万儲けかー。悪くない」と思ってしまうでしょうね、ビジネス知らな
いと。
元手0の「インチキ商品」なら80万儲けですが、まともな商品なら仕入れが60万円、従って
儲けは20万です。
最低ラインですが悪くありません。但し HP 開設して②~⑬を上手く組み合わせて、最短で 2
~3ヶ月後の話と思っておいた方が良いでしょう。
但し、インターネットを使った宣伝で1ヶ月20万は結構使いでのある金額です。
あなたのお財布具合は分かりませんが、状況に合せてお金を掛けずに時間を掛けるか、お
金を掛けて時間を節約するか決めて下さい。
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以上で「虎の巻」は終わります。
②~⑭まで、やる事は一杯でしょう。
幸運にもあなたの HP が繁盛すればするほど、ユーザへのフォローやバックアップにきめ細か
い対応がメールなどで必要になります。
フリーメールアドレスの利用方法も、よく考えた使い分けをしても不要な大量メールの中に貴重
な「ユーザからのメール」が混入する事態を 100%回避する使い分けがなかなか難しく、メールの
整理にも時間が要ります。
掲示板自動書き込みソフト、自動アクセスソフト(お薦めしている訳ではありませんよ)、メール
一括送信ソフト、DM-FAX 自動送信ソフトなどなど便利なソフトはたくさん有ります。
「あなたが寝ている間にも、どんどん稼ぐ」根拠になっているらしいです。
私の経験では、無数のユーザのプラウザ、インターネット設定、セキュリティー対策、ウイルス
対策などの違いに対して、万能ではありません。
「あなたが寝ている間にも、どんどん稼ぐ」はずのソフトが相手の設定とぶつかって立ち往生し
て、「スプリクトが無効です」というダイアログのまま、ご主人の指示を一晩中待っていてくれるな
んて笑い事でない事態が、ごく普通の現象です。
1日 1 時間の作業で・・・・・・とか、好きな時間に・・・・・、出来そうに思います?
この「情報」は、NB の頭から尻尾までを完璧ではないかもしれませんが網羅したつもりです。
それでも、「儲かる商品」をあなたに教えてあげる事は出来ないのです。
と、いうよりこの私もいつも探しているくらいです。
ポイント⑩ しょせん商品勝負ですから、最後は。
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Appendix 1
最後に、情報にまつわる小話をひとつ。
日本人留学生が、虫歯が痛み出して我慢が出来ませんでした。
ルームメートのアメリカ人医学生に痛み止めの処方を教えてもらって
薬局で買い求め、やっと痛みから解放されました。
数日後、その医学生から 10 ドルの請求書が来ました。
日本人留学生は、友達の仲で水臭いではないか、請求書は不適切ではないかと異議を
唱えました。
アメリカ人医学生は、高い授業料を払って得たノウハウを教えたのだから当然の事と
譲らず、とりあえず 10 ドル払いました。
しかし、どうしても納得できない日本人留学生は、同じルームメートのアメリカ人法
学生に、この一件は法的に正しいのか尋ねました。
彼の答えは、医学生の考え方が正しいというもので、日本人留学生も納得しました。
数日後、その法学生から 10 ドルの請求書が来ました。
高い授業料を払って得たノウハウを教えたのだから当然とのコメント付きで。
これは、多分頭の良い人の作り話でしょうが、分かり易い話です。
さて、本情報はあなたにとって安かったでしょうか、高かったでしょうか??
完
くどいようですが最後にもう一度、
まともなビジネスでは、「誰でも」とか「絶対」とか「永久」という言葉は、
使いませんからね!
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相互の無用な紛争となる上記各種行為のないよう取扱いにご注意下さい。
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