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第127号:平成26年10月15日発行
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 森林環境教育ネットワークメールマガジン 第127号 (平成 26 年 10 月 15 日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 ) 1 <林野庁プレスリリースから> 森林環境教育の充実と ESD の推進に関するセミナーの開催 2 <コラム> 森林環境教育の現場から(68) 3 <森林・林業白書から> オリンピック・パラリンピック競技大会における木材利用 4 <関連用語> きのこの日(10月15日) 5 <樹木のことなど 48> エゴノキの枝先についているもの 6 <イベント情報> ◆ハイキングと植物観察教室(関東森林管理局高尾森林ふれあい推進センター) ◆館山野鳥の森のイベント情報(館山野鳥の森管理事務所) ◆京都府自然観察会(当尾 石仏の里)(京都府) ◆高尾山の寺社林を歩く(関東森林管理局高尾森林ふれあい推進センター) ◆2015 年度ホールアース自然学校実習生募集(ホールアース自然学校) ☆ 事務局から ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 森林環境教育ネットワーク http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧 http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 一般社団法人全国森林レクリエーション協会 http://www.shinrinreku.jp ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 <林野庁プレスリリースから> 森林環境教育の充実と ESD の推進に関するセミナーの開催 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 林野庁は、名古屋市において開催される「持続可能な開発のための教育(ESD(注 1))に関するユネスコ世界会議」併催イベントの中で、「森林環境教育の充実と ESD の 推進」と題したセミナーを開催します。 森林環境教育や ESD に取り組んでいる方など、関心のある方の参加を募集してい ます。 (注 1) Education for Sustainable Development ◆日時 平成 26 年 11 月 12 日(水) 14:30 から 2 時間程度 ◆会場 名古屋国際会議場 131-132 会議室(名古屋市熱田区熱田西町 1-1) ◆主な内容 ◇講演 次のテーマについて森林環境教育に取り組む方々が、自らの取組状況について講 演します。 「子ども樹木博士の取組について」 日本大学生物資源科学部 井上 公基 教授 「木育の推進について」 埼玉大学教育学部 浅田 茂裕 教授 「学校の森・子どもサミットについて」 公益社団法人国土緑化推進機構 梶谷 辰哉 専務理事 「森の聞き書き甲子園について」 NPO 法人共存の森ネットワーク 吉野 奈保子 事務局長 「国有林における森林環境教育の取組について」 林野庁箕面森林ふれあい推進センター 才本 隆司 所長 ◇パネルディスカッション 前半の講演を踏まえ、ESD の視点からみた各取組の意義や、森林環境教育と ESD の連携の強化を通じた森林環境教育のさらなる充実及び森林・林業が内包する持 続可能性の理念の ESD への浸透を図るための考え方やその方策について、意見 交換を行います。 座長:(独)森林総合研究所 大石 康彦 教育的資源研究グループ長 パネリスト:講演者の方々及び林野庁担当官 ◆募集予定人数 100 名程度(申込締切:平成 26 年 10 月 31 日(金)) ◆申込方法等の詳細につきましては、次の URL を開いてご覧ください。 林野庁:http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/sanson_ryokka/141007.html 文部科学省開設サイト:https://convention-net.jp/cg/esd_reg/index.html ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <コラム> 森林環境教育の現場から(68) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― NPOが主催する「森のほいくえん」で活動してきました。 年中さん 20 名が森で思い思いの遊びをします。 スタッフや保育士は見守るだけで、 決して知識を押し付けることはしません。 「わっカニだ~」、この言葉に反応した子どもと柳原! 小さな流れで小さなカニが見 つかりました。 集まる子どもたちの眼はタカの眼。 大きなカニ、小さなカニ、どんどん 見つかっていきます。 1 人の子が上手に手に持つと、お友達が「ボクにも持たせて~」と訴えます。 気の良 いその子が「どうぞ!」と差し出すと、「手じゃない、バケツに入れて!」。 どうやら手に 持つのは恐いけど、バケツに入れて私物化したい様子。 我慢できなくなった柳原は、「ほら、こうやって持つとはさまれないよ!」と教えますが、 後ずさりして顔を横にふります。 「じゃあ背中にさわったら?」、これには勇気を出して 指を差し出します。 数回のチャレンジでやっとタッチ! 次は持てるのかな? こういう体験ができること はいいですね! (森林インストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <森林・林業白書から> オリンピック・パラリンピック競技大会における木材利用 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― これまで国内外で開催されたオリンピック・パラリンピック大会では、様々な競技施設 等が木材を利用して建設されている。例えば、平成10(1998)年に我が国で開催された 長野冬季オリンピックにおいては、世界最大級の木造の吊り屋根構造を用いたスケー ト競技場である「エムウェーブ」が建設され、屋根の部分に地元産である信州カラマツ の集成材(材積約2,800㎥)が使用された。 一方、海外では、1994年にノルウェーで開催されたリレハンメル冬季オリンピックに おいて、フィギュアスケート会場の屋根の桁や内外壁に木材が使用され、また、2010年 にカナダで開催されたバンクーバー冬季オリンピックにおいて、木製の表彰台が使用さ れたなどの例がある。2012年に英国で開催されたロンドンオリンピックにおいても、自 転車競技場の外壁及びトラック、水泳競技施設の天井、カヌー競技場の内外壁、床及 び天井に木材が使用された。 2020 年には東京でオリンピック・パラリンピック競技大会が開催されるが、その主要 施設の整備に木材を利用することは、国内外の多くの方に対し、木と触れ合い、木の 良さを実感する機会を幅広く提供し、木材の特性や木材の利用の促進についての理解 の醸成を効果的に図ることとなると考えられる。 (平成 25 年度森林・林業白書:事例から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <関連用語> きのこの日(10月15日) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― きのこの消費拡大と生産振興を目的に、きのこに関する正しい知識や、健康食品と しての有効性、調理方法等の浸透を図るため、日本特用林産振興会によって制定され たものです。 秋は天然のきのこも多く採れる時期で、きのこ狩りなど山の幸を実感できる季節で す。特に10月は秋の深まりとともに鍋料理を中心にきのこが最も多く流通する月である ため、その中日の15日が「きのこの日」とされました。 「きのこの日」にあわせて、林野庁と関係団体は連携して、都内小学校におけるしい たけ、しめじ、えのきたけ等きのこをふんだんに使った学校給食の提供や、農林水産省 図書館・林野庁図書館においてのきのこ関連図書の企画展示などの普及活動を行うこ ととしています。 「きのこの日」を機会に、和洋中どんな料理にも活躍する「きのこ」をぜひたくさん味 わってください。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <樹木のことなど 48> エゴノキの枝先についているもの ―――――――――――――――――――――――――――――――――― エゴノネコアシアブラムシの幼虫がエゴノキの冬芽に寄生してできた虫えい(ゴール) で、エゴノネコアシと呼ばれています。バナナ型の長さ 3cm ほどの袋が放射状に集まっ た様子をネコアシ(猫足)にたとえて名づけられました。 野外観察で見つけたエゴノネコアシは、その先端が開いて、中からエゴノネコアシア ブラムシが出てきていました。そしてエゴノネコアシを裂いてみると、中には翅のあるア ブラムシ(有翅型)と翅のないもの(無翅型)がいました。 有翅型のアブラムシが外に出てイネ科のアシボソに飛んでいき、そこで世代をくり返 したのち、エゴノキに産卵するといいます。 虫えいといえば、イスノオオムネアブラやイスノキコムネアブラなどのアブラムシによ ってできるイスノキの虫えいがよく知られています。 自然観察会などでは、クヌギノイガタマバチ(クヌギイガフシ)、ナラノリンゴタマバチ、 クリタマバチなどの寄生による虫えいが見られます。観察して見ましょう。 (子ども樹木博士ニュース「質問コーナー(堀内孝雄先生)」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報> ◆ハイキングと植物観察教室(関東森林管理局高尾森林ふれあい推進センター) ◆館山野鳥の森のイベント情報(館山野鳥の森管理事務所) ◆京都府自然観察会(当尾 石仏の里)(京都府) ◆高尾山の寺社林を歩く(関東森林管理局高尾森林ふれあい推進センター) ◆2015 年度ホールアース自然学校実習生募集(ホールアース自然学校) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ※本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご登録 いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。 ◆ハイキングと植物観察教室 高尾山に生息する動植物を観察しながら歩きます。また、火起こしに挑戦したり、竹と んぼ作りや草笛体験も行います。(主催:関東森林管理局高尾森林ふれあい推進セン ター/実施:特定非営利活動法人森とでんえん倶楽部) ◇開催日 11 月 2 日(日) ◇集合 JR 高尾駅北口 8:20(解散:日影沢キャンプ場前 15:30) ◇募集 小学生と保護者 30 名 ◇申込みなどの詳細につきましては、次の URL を開いてご覧ください。 URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/takao/ibent/26hureai.html ◆館山野鳥の森のイベント情報(主催:館山野鳥の森管理事務所) (開催場所)千葉県立館山野鳥の森 交通:JR 内房線館山駅から JR バス安房神戸廻り白浜行きで約 20 分 「安房神社前」下車徒歩 7 分 ◇ピザ焼き体験 レンガ作りのピザ窯で、手作りピザに挑戦しよう。 [開催日] 平成 26 年 11 月 8 日(土) [参加費] 1,600 円 [応募等] 下記の問合せ先の電話で受付(11 月 7 日(金)まで) ◇クラフトテープを使ったカゴ作り(初級編) クラフトテープを使ってカゴを作ります。 [開催日] 平成 26 年 11 月 15 日(土) [参加費] 900 円 [応募等] 下記の問合せ先の電話で受付(11 月 14 日(金)まで) 【問合せ先】 館山野鳥の森管理事務所(千葉県館山市大神宮 553) TEL:0470-28-0166 FAX:0470-28-0187 E-mail:[email protected] URL:http://www.chiba-forest.jp/yachou/ ◆京都府自然観察会(当尾 石仏の里) 当尾は中世に信仰の地として多くの寺院が建てられ、現在残る浄瑠璃寺と岩船寺の 周辺には数多くの石仏や石塔が点在します。第3回の自然観察会では、自然観察指導 員京都連絡会のメンバーとともに、浄瑠璃寺・岩船寺・石仏の里を散策し、文化遺産と 一体となった里山を観察します。(主催:京都府) ◇開催日 平成 26 年 11 月 16 日(日) ◇開催場所 岩船寺~浄瑠璃寺(京都府木津川市) 集合場所:JR 京都駅八条口前又は JR 木津駅西口前 ※当尾(木津川市)まで大型バスで移動します。 ◇定員 50 名(応募者多数の場合は抽選) ◇申込みなどの詳細につきましては、次の URL を開いてご覧ください。 URL:http://www.pref.kyoto.jp/shizen-kankyo/news/kansatsukai3.html ◆高尾山の寺社林を歩く ~高尾山内八十八大師を訪ねる~(中級向き) 歴史の刻まれた紅葉の寺社林を歩きます。四国八十八カ所の札所に見立て高尾山 内に建立されているお大師さまを一番から八十八番まで順番に、高尾山の地形・地 勢・植物を観察しながら巡ります。(主催:関東森林管理局高尾森林ふれあい推進セン ター/実施:森林インストラクター東京会) ◇開催日 平成26年11月27日(木) ◇集 合 午前9時:京王高尾線高尾山口駅 ◇行 程 清滝~琵琶滝~二本松~十一丁目茶屋~大師堂~天狗社~奥の院~仏 舎利塔~神変堂~蛸杉~蛇滝~金毘羅台~不動院(清滝) ※歩行:約5時間:11km(アップダウンがあります。) ◇募集人員 30名 ◇参加費 1,700円 ◇申込みなどの詳細につきましては、次の URL を開いてご覧ください。 URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/takao/ibent/26hureai.html ◆2015 年度ホールアース自然学校実習生募集 ホールアース自然学校では 2015 年度の実習生の募集を開始しました。 ・アウトドア活動を行っている、もしくは興味がある。 ・環境問題とその解決に関心がある。 ・任せられた業務や役割に対して、その意義を自ら見出し、最後まで遂行する能力を有 している。 ・自ら課題を見つけ、その解決のプロセスを整理し、実行することができる。 ・物事を前向きに捉え、明るい雰囲気で日々の業務にあたることができる。 ・初対面の人とも良好なコミュニケーションをとることができる。 ・社会課題にビジネスの手法を活用して継続的に取り組んでいくチャレンジ意欲がある。 我こそはと思われる方は、ぜひともご応募ください。お待ちしております。(ホールア ース自然学校) ◇募集要領 http://www.wens.gr.jp/about/recruit/index.html ◇締切 10 月 21 日書類必着 ◇書類送付・問合せ先 富士山本校(担当:吉田洋子/浅子智昭) 〒419-0305 静岡県富士宮市下柚野 165 TEL:0544 (66) 0152 FAX:0544 (67) 0567 e-mail: info■wens.gr.jp ←■を@に変換してください ================================== ☆ 事務局から ================================== 御嶽山噴火により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様、 関係の皆様に心よりお見舞い申し上げます。 本格的な紅葉のシーズンを迎え、皆様の野山での安全、そしてご健康をお祈りいた します。 (O) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ☆☆☆ご投稿等は E-mail:[email protected] までお寄せください。 [編集発行] 〒112-0004 東京都文京区後楽 1-7-12 林友ビル 6F 一般社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局 TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:[email protected] URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆