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Washed 1st.
【農園・生産者紹介】 生産者プロフィールとコーヒー生産について 生産者:オズマール(左) 息子のガブリエル(右) 【農園情報】 地域:Minas Gerais州 Patrocnio市 農園名:Chapadão dos Borges 生産者:Osmar Pereira Nunes 総面積:136ha 標高:1230m 精製方法:Washed 品種:Acaia Mundo Novo 収穫時期:2015年6月 開花時期:9月下旬 1980年頃のミナス・ジェライス州セラード・ミネイロ地区パトロ シーニオ市にはパラナ州で大霜害を受けてコーヒー樹を焼かれ たパラナからのコーヒー栽培者達がこの地で再びコーヒー栽培 を始めるべく動き出していた。 もともと彼らにとってこの地は、海抜、気候条件、地質、等々、 パラナ地方の土地と比べてコーヒー栽培には適さないと信じて いた。又、コーヒー産業として発展する為に必要な労働力、組合 組織等も無い状態であった。その頃のセラード地区パトロシー ニヨ市は牧畜を中心とした農業地帯で有り、将来ブラジルコー ヒーの一大生産地になるとはだれもが思ってもいなかった。 こ の様な時代にOsmar Pereira Nunes は20歳を迎えていた。若 さあふれる彼は、父に頼んで土地の一部を借り受けてコヒー栽 培を始めた。 Nunes家はこのセラード地区で昔より牧畜を中心 に生活して来た旧家で有り、又、父はこの地で政治的にも有力 者であった。 Osmarの無謀とも思われたコーヒー栽培も、順調に進み、5年 後には近くに農場を購入できるまでになった。そして、彼が30才 になった頃には、既に近隣ではコーヒー栽培者として一目置か れる様になっていた。 1994年にCèlia Regina Alves Nunesと結婚しており、その後2人の子供をもうけた。Gabriel Alves Nunes,LauraAlves Nunesである。 同年にClaudio農場を購入、彼の仕事に対する努力により、コヒー栽培 は順調に延び、年々コーヒーの収穫量が増して行った。その結果、パトロシーニョ市にBom Jardim農 場,Chapadão Borges農場,を購入して行った。 父Osmar Pereira Nunes家は8人兄弟であり、政治家としての活動好きであった父の血をひいたOsmarは父 が創立したパトロシーニョ市農村組合長、同農業協同組合の顧問を務めた。その他に同市農畜産局事務 局長、パトロシーニョコーヒー生産者協会副会長等々多くの仕事に携っている。現在の農場経営は息子 のGabriel農学士が当たっている。 コーヒー栽培と並行して養豚事業も経営し、養豚より出るすべての廃棄物は農場の有機肥料として還元 されている。農場での作業は出来る限り簡素化を図り収穫は機械化され、農場での労働力は常勤11名の 作業員により全ての作業がなされている。営農にあたって特に注意されている事は土壌検査と病害虫の 予防である。常に理想的な土壌の酸度矯正を行い、病害虫については早期発見による予防対策が行わ れている。 4農場の総栽培面積は238Ha.であり、その内訳はFreitas農場93Has. / Claudio 農場53has. / Bom Jardim 農場24has. / Chapadão dos Borges農場 68has.である。 栽培品種はMundo Novo,Topázio,IBC12,Catuai で、全ての農場で栽培している。 コーヒー栽培に恵まれた環境を持つ農場はRainforest,UTZ,Certifica Minasの資格を随時取得している。 2013年度Cerrado Coffe Festival Naturalの部で1位を獲得している。 コーヒー農場経営者として、政治家、社会事業貢献者として、そして、彼自身の教養はこの地方での尊敬 を集めている。