Comments
Description
Transcript
家にいると遭いやすい消費者トラブル!
家にいると遭いやすい消費者トラブル! 事業者が自宅にやってきて商品やサービスを勧誘する訪問販売のトラブルが後を絶ちません。 突然事業者がやってきて勧誘してくるので、冷静に判断をすることが難しいことがこの一因に なっています。 特に高齢者は家に居ることが多く、訪問販売や電話勧誘のトラブルに遭いやすくなっています。 今回は、消費生活センターによく寄せられる、事業者が家にやってくる相談事例を紹介しますの で、手口を知りトラブルを未然に防ぎましょう トラブル事例1 70歳代の両親の家に「電話代が安くなるから 光回線にしませんか」と事業者が勧誘に来た。安 くなるならと申込みをしたが、電話代の他に回 線使用料等がかかって逆に高くなってしまったそうだ。話が違うので解約を申し出ると、高額な解約 料を請求された。 (40代 男性) 光回線やプロバイダの契約 安 く な ります よ! ます でき トも ネ� 安く なるなら 「安くなる」と言われたら契約をしたくなるもの。 いいかもな! しかし、内容をよく理解しないとトラブルになって しまいます。今のところ、光回線やプロバイダ等の 通信関係の契約はクーリング・オフをすることがで きません 何が安くなる の か 、解 約 料 や 他 の 名 目 で新たに料金がかからな いかなどを必ず確認し、 に 慎重に検討しましょう。 1 契約するつもりが無ければきっぱり断る 1 契約するつもりが無ければきっぱり断 1 契約するつもりが無ければきっぱ り断る り断 る ル ブ い 2 「安くなる」につられて、すぐに契約をしな ま た 、詳 し い 人 に 相 談 し ラ すぐに契約をしない すぐに契 約をしない 約をしな い ト わな あ めに 3 契約するときは、契約内容を必ず確認す てみるのもいいでしょう。 契約内容を必ず確認する 契約内容を必ず 確認する 確認す る た 知らない業者が来て「道を通っていたらお宅の屋根瓦がずれて いるのに気が付いた。無料だから上がって直してあげましょう」 と言われた。その後「せっかく上まで上がるので、他に問題が無い か見てあげる」と言われ、見てもらうと「屋根の状態がひどい。すぐに屋根の葺き替え工事をしない と雨漏りするかも」と言われた。 (60代 女性) トラブル事例2 点検商法 「無料点検に来た」と言って家に上がりこみ、 「 このままで は良くない!」と不安をあおって契約を結ばせる手口を点検 商 法 と 言 い ま す 。こ の ケ ー ス の 他 に 、床 下 工 事 、布 団 の リ フォーム、浄水器などいろいろなものの点検にやってきます。 「無料」と言われても簡単に家に上げず、契約は複数の事業者 から見積りをとるなど慎重にしましょう。 に 1 「無料で点検」と言われても家に ル ブ い 入れない! ラ ト わな に あ め 2 その場ですぐに契約しない! た ほら! 屋根瓦が ずれていますよ! 本当に? 「不要な古着や靴はありませんか?何で も買い取ります」と電話がかかった。ちょう ど処分したいと思っていた洋服があったの で家に来てもらうことになった。業者がやってきたが、何でも買い取ると言っていたのに洋服には目 もくれず「貴金属はありませんか」と言い始めた。売るつもりはないと伝えたが、とても強引で断りき れず大事な指輪を売ってしまった。 (80代 女性) トラブル事例3 貴金属の押し買い (訪問購入) 事業者が家にやってきて物を買い取ってもらうことを訪 問購入といいます。貴金属の押し買いの相談が急増したため に、法律で「消費者の要請が無いと家に訪問してはいけない (飛び込み勧誘、不招請勧誘の禁止)」、 「 クーリング・オフ制 度の導入」などの規制が盛り込まれました。 このケースでは、 「 貴金属の買取り」については消費者の 同意を得ていないので、法律に抵触する可能性があります。 また、売却してしまっても期間内であればクーリング・オフ して商品を取り戻すことができ ます。 売る気がなければきっぱりと 断って家に入れないことはもち ろんですが、買い取ってほしいと 思ったときは家族や近所の人に 相談し、同席を頼みましょう。 1 売る気がなければきっぱり断る 1 売る気がなければきっぱり断 1 売る気がなければきっぱ り断る り断 る に ル ブ い ラ 2 誰かに同席してもらう 2 誰かに同席してもら う ト わな に あ め 3 契約書を必ずもらう 3 契約書を必ずもら う た 85歳で一人暮らしをしている母のもとに、新聞販売所の 人が「来年の1月から2年間当社の新聞を購読してもらう 契約になっている」と大型家電量販店の割引券を持参して やってきたそうだ。母から相談を受けて連絡したところ、6年も前に母が契約書を書いているとい う。さらに、2年後からは現在契約している新聞の再契約をしていることも分かった。解約を申し出 たができないと言われた。 (60代 女性) トラブル事例4 新聞の契約 新聞の契約で、長期間にわたる契約や、申込みをし てから数年後に購読が始まる契約などの相談が寄せ られています。訪問販売で新聞の契約をした場合は クーリング・オフできますが、期間を過ぎると、原則と して一方的に解約することはできません※。 長期間の契約をした後、転居、病気や入院などの理 由で、購読を続けられなくなる可能 性もあります。長期間の契約や申込 みをしてから数年先から始まる契 約は避け、先の見通せる範囲で契約 するようにしましょう。 ※購読期間を決めないで契約して いる場合はいつでも解約できます。 と たこ っ 困 れば あ が 6年前に契約して いますよ! 1 読む気がなければきっぱり断る! 1 読む気がなければきっぱ り断る! に ル 2 契約書の内容をよく確認! 認! ブ い 2 契約書の内容をよく確 ラ ト わな 3 長すぎる契約や、 長すぎる契約や、ずっと後から始 ずっと 後から始 あ めに 3 た まる契約は避ける! 広島市消費生活センター(☎225-3300)に相談を!