...

(循環通信 vol.30) [PDFファイル/535KB]

by user

on
Category: Documents
15

views

Report

Comments

Transcript

(循環通信 vol.30) [PDFファイル/535KB]
循環通信の配信登録はこちらから
循環通信 30号 目次
(記事)
■新しいエコファクトリーに大和町の仙台北部中核工業団地の一部が指定されました。
■「第2回ゼロエミッション推進企業交流会」を開催しました。
■「三本木・大衡エコフォーラム」(仮称)が設立されました。
■県内全市町村・一部事務組合参加による「ごみ減量化・再資源化ワークショップ」を開催しました。
■BDF(バイオディーゼル燃料)の利用が広がっています。~天ぷら油で車が走る~②
■「環境産業コーディネーター業務報告会」を開催しました。
■今月の課内ゼミナール
■循環 Watching!
(お知らせ)
●「宮城県リサイクル製品」の展示を行いました。(県庁、産業技術総合センター)
●「産業廃棄物発生抑制等支援事業(補助金)」を募集します!
●「3R推進キャンペーンカー(愛称:ロボッツカー)」が仙台コロナワールドにやってくる!
(ひとこと)
■編集長からのひとこと
1
■新しいエコファクトリーに大和町の仙台北部中核工業団地の一部が指定されました。
県では,「宮城県環境・リサイクル産業団地形成基本構想」(平成14
年10月策定)に基づき、既存の工業団地等を活用して先導的な環境・
リサイクル産業が集積立地するモデル団地(みやぎエコファクトリー)を
県内複数カ所に形成することを目指しています。
みやぎエコファクトリーの形成には、市町村が計画を策定し、県から計
画承認とみやぎエコファクトリーの指定を受ける必要があります。6月1
7日、大和町の計画が承認され、「仙台北部中核工業団地の一部」が
大和町エコファクトリー指定書授与式
みやぎエコファクトリーに指定されました。みやぎエコファクトリーの指定
は、東松島市(旧鳴瀬町)・栗原市(旧若柳町)・岩出山町・大郷町に続き、5地区目となります。
みやぎエコファクトリーに環境・リサイクル事業所を新設等した事業者には、「みやぎエコファクトリー
立地促進特別奨励金」を交付し、企業の環境・リサイクル事業を支援します。交付要件として、宮城県
緊急経済産業再生戦略期間中の平成18年3月31日までに事業所の設置工事に着手すること、投下
固定資産額が2,500万円以上であること、公害防止に関する必要な対策が取られていることなど一
定の要件を満たす場合、投下固定資産奨励金として土地を除く投下固定資産額(※)の30%の額(最
高限度額3億円)を交付するほか、新規雇用奨励金として新規雇用者数が5人以上の場合に、5人目
から新規雇用者1人につき30万円を交付します。
今後、県は各市町と連携しながら、現在立地に向けて調整に入っている環境・リサイクル事業所との
協議・調整を進め、早期の立地実現を目指します。
※投下固定資産額…事業所開設の日の翌年の1月1日現在における固定資産税の課税標準額のうち、土地を除く家屋及
び償却資産の合計額をいう。
みやぎエコファクトリーの指定一覧
市町名
地区名
面積
対象業
種
大和町
栗原市
(旧若柳町)
仙台北部中核団地の 大林農工団地及び周
一部
辺地域
11ha
岩出山町
下野目寒気原
(さむきはら)地
区
13.99ha
9.9ha
建設・自動車・各種リ PETボトル、食品廃棄 廃木材・間伐材
サイクル、RPF製
物、建設廃棄物、塩
東松島市
大郷町
(旧鳴瀬町)
川内流通工業団地及 ひびき工業団地第2
び周辺地域
10.1ha
工区
3.4ha
プラスチック・自動車・ 廃プラスチック、各種
等リサイクル、プ 家電・建設・牡蠣殻・
容器包装物、廃油
造、サーマルリサイク ビ、発泡スチロール・ト ラスチック等リサ 古紙・廃蛍光管リサイ 等、各種建設廃材
2
ル、運営管理・研究、 レイ、自動車リサイク
イクル、その他町 クル、大学付属研究
等、紙等のリサイク
その他町が認めるも ル、その他市で認める が認めるもの
施設(新エネルギー開 ル、その他市が認め
の
発)
もの
立地決
定済事
MKエコプラント㈱:建 ㈲アムスエンジニアリ
㈲ヨシムラ:自動車リ
-
-
サイクル施設(操業中)
業所
るもの
設廃棄物リサイクル施 ング:土壌固化剤製
設(建設中)
造施設(建設中)
■「第2回ゼロエミッション推進企業交流会」を開催しました。
6月15日(水)、ゼロエミッション推進企業交流会を開催いたしました。
この交流会は、ゼロエミッション推進企業間のネットワーク構築の機会
の提供と、先進的なゼロエミッションの取り組み内容の情報発信等によ
る中小企業におけるゼロエミッション活動の促進を目的として昨年度第
1回目を開催したのに引き続き、今回2回目の開催となりました。
参加されている企業は、インターネットや報道等を通じて県が把握し
ている、「ゼロエミッションを達成した」と宣言している事業所で、会の趣
旨に賛同した26事業所です。
ゼロエミッション交流会
これまで別表のとおりの企業からゼロエミッションの取り組みについて事例発表が行われ、活発な意
見交換が行われました。また、交流会終了後には、懇親会も行われ、より深い情報交換が行われた模
様です。次回は8~9月頃開催の予定です。
ゼロエミッション推進企業交流会事例発表企業
第1回
第2回
キリンビール㈱
ケーヒン㈱角田第一工場
宮城沖電気㈱
積水ハウス㈱東北工場
YKKAP㈱東北事業所
ソニー㈱仙台テクノロジーセンター
松下電器産業㈱PAVC社デバイスBU仙台工場
3
■「三本木・大衡エコフォーラム」(仮称)が設立されました。
多くの企業が環境に関する課題を抱えている一方、企業間の情報交
流はあまり積極的ではありません。今回、各社の環境に関するさまざま
な課題を話し合おうと、YKKAP㈱の声掛けにより、三本木・大衡地区に
立地する5社(ISO14001 取得企業3社、取得準備中企業1社、未取得企
業1社)で構成される「三本木・大衡エコフォーラム」(仮称)が設置され
ました。
フォーラムでは、各社の環境課題を話し合うとともに、特に、少量廃棄
三本木・大衡エコフォーラム
物の共同処理を目指しています。共同処理は、廃棄物処理費用の削減
はもとより、新たな再資源化ルートの確立も期待され、非常に関心を集める取組みです。
発足会には、県大崎保健所や県大崎地方振興事務所のほか、県南地域で同種の取組みを先行実
施している「白石・蔵王エコフォーラム」から SONY 白石セミコンダクタの担当者が出席され、「白石・蔵
王エコフォーラム」におけるこれまでの取組み等の御紹介、運営に関する助言をいただきました。
エコフォーラムは、構成企業の課題解決に留まらず、地域中小企業への波及や地域貢献活動への
発展も期待され、また、「白石・蔵王エコフォーラム」と「三本木・大衡エコフォーラム」(仮称)の連携によ
る全県レベルでの環境改善の促進も期待されます。
県では、こうした企業の主体的な取組みを積極的に応援していきたいと考えています。
※「三本木・大衡エコフォーラム」(仮称)は、YKKAP㈱、沖環境テクノロジー㈱、ラサ工業㈱、大東製機
㈱、㈱丸和製作所で構成されています。
■県内市町村・一部事務組合参加による「ごみ減量化・再資源化ワークショップ」を開催しました。
県では、各市町村における一般廃棄物対策の減量化・再資源化の取
組をより効果的に進めていくため、平成15年度からごみ減量化・再資
源化促進事業ワークショップを開催しており、参加市町村及び関係一部
事務組合の担当者が主体となって、情報交流の推進を図っていくことと
しております。
本年度は2つのテーマ「多量排出事業者指導に関すること」、「廃棄物
会計」についてそれぞれのグループで検討を行うこととし、第1回目を6
月9日(木)、10日(金)に開催しました。
ワークショップの様子
第1グループでは、多量排出事業者に関する指導要綱を制定している自治体から制定内容及び指
導状況についての発表を行い、積極的な意見交換を行いました。第2グループでは、廃棄物会計を実
施した自治体から結果と考察についての発表を行い、統一的な基準で廃棄物処理にかかる費用を解
析するための「廃棄物会計」の手法について説明を行いました。
第2回の開催は、第1グループが7月中旬、第2グループは8月下旬を予定しています。次回もさらに
活発な意見交換がなされるよう期待しています。
4
■BDF(バイオディーゼル燃料)の利用が広がっています。~天ぷら油で車が走る~②
県では、循環型社会の構築、地球温暖化防止、リサイクルエネルギーの利用促進、環境問題に関す
る意識向上の観点から、バイオディーゼル燃料(BDF)に注目しています。今後、BDFの利用を推進し
ていくためには、燃料品質の規格化の動向が気になるところです。
1 日本国内の燃料品質規格
日本国内における燃料の品質確保は、揮発油等の品質確保等に関する法律(品確法)を中心に「生
産業者」と「販売ルート末端」の両方で品質を規制しています。ガソリンや軽油について規格化されてい
ますが、BDFについては、未だ規格化されておらず、現在、『総合資源エネルギー調査会石油分科会
石油部会燃料政策小委員会規格検討ワーキンググループ』(資源エネルギー庁)において、規格化が
検討されております。
一方、京都市では、学識経験者等による技術検討委員会を設置し、当時の欧州(EU)などのBDF品
質規格を参考に暫定規格(京都スタンダード)を制定しています。特に,冬季低温時の影響として,流
動点と目詰点については,京都での最低気温を考慮した数値を設定しています。(表2参照)
2 欧州における燃料品質規格
欧州では、①ニート(BDF100%)について規格化(EN14214)するとともに、②規格に適合するニ
ートを軽油に混合する際の上限(5%)を軽油規格(EN590)により定めています。それぞれ、高濃度
BDF対応車両、一般車両と区別して使用されています。
表1 各国のバイオディーゼル燃料利用状況
国名
欧州
米国
豪州
ブラジル
BDF使用状況、計画
原料油
品質規格
B100、B20主体:対策済車両
菜種油主体 EN14214(B100)
B5以下:一般車両
ヒマワリ油
B20主体:対策済車両
大豆油主体
B5以下:一般車両
菜種油
B5:列車、バスに利用計画
EN590(B5)
ASTM D6751-02(B100)
動物油脂
2003年規格化(B100)
植物油
B20:列車、市バス
大豆油
B2:2005年~(B5:~2010)
パーム油
ANP255-03(B100)
表2 バイオディーゼル燃料規格
項目
単位
京都市
EU規格
アメリカ
暫定規格
EN14214
ASTM D6751
2002.3
2003.7
2002.1
密度(15℃)
g/ml
0.86~0.90
0.86~0.90
0.88
動粘度(40℃)
mm2/s
3.5~5.0
3.5~5.0
1.9~6.0
5
流動点
℃
-7.5 以下
-
-
目詰点
℃
-5 以下
-15~+5(気候による)
-
10%残留炭素
%
0.30 以下(参考
0.5 以下(B10
0.30 以下
0)
値)
セタン価
51 以上
51 以上
47 以上
硫黄分
ppm
10 以下
10 以下
500 以下
引火点
℃
100 以上
120 以上
130 以上
ppm
500 以下
500 以下
500 以下
モノグリセライド
%
0.8 以下
0.8 以下
-
ジグリセライド
%
0.2 以下
0.2 以下
-
トリグリセライド
%
0.2 以下
0.2 以下
-
遊離グリセリン
%
0.02 以下
0.02 以下
0.02 以下
全グリセリン
%
0.25 以下
0.25 以下
0.24 以下
メタノール
%
0.2 以下
0.2 以下
-
mg/kg
5 以下
5 以下
-
酸価
0.5 以下
0.5 以下
0.8 以下
ヨウ素価
120 以下
120 以下
-
水分
アルカリ金属類
3 日本におけるBDF品質規格の動向
現在、『総合資源エネルギー調査会石油分科会石油部会燃料政策小委員会規格検討ワーキンググ
ループ』(資源エネルギー庁)において、BDF品質規格化の検討が行われています。
規格化の方向性は、次のとおりです。
①軽油規格をBDF混合軽油に対応したものに改正し、軽油生産・販売業者に品確法を適用する。
②ニートBDFについて規格を定める。(JIS等の任意規格を想定)
また、規格化のスケジュールは、軽油規格は平成17年度中に省令化、ニート規格は平成17年度に
本格検討が開始される予定です。
なお、国土交通省では、平成16~17年度において、ニートBDFなどのバイオマス燃料に対応しうる
エンジン及びこれを搭載したバイオマス燃料対応自動車の研究開発を行っています。この研究開発
は、排ガス性能、耐久性能、安全性能の観点で満たすべき対応技術を明確化し、BDF対応車の開発・
普及を促進するほか、ニートBDFを規格化するために必要な研究としても位置づけられています。
将来は、上記2つの品質規格化により、欧州と同様、BDF混合軽油は一般車両、ニートBDFは専用
車両へ利用されると考えられます。また、混合・ニートBDFの品質は、EU規格や京都暫定基準(酸化
6
安定性を追加)をベースに今後検討されていく予定です。
したがって、今後、BDFの製造者は、上記の品質規格に留意しながらBDFを製造していく必要があ
ります。なお、京都市のように必要な改造を加えた特定車両において規格を超えるレベルの燃料を利
用するような先進的な取り組みの促進のあり方については、国において別途新エネルギー政策の観
点から検討を行うこととされており、その動向が注目されます。
(参考)(社)日本有機資源協会では「バイオディーゼル利活用推進自治体情報ネット」を運用していま
す。
■「環境産業コーディネーター業務報告会」を開催しました。
県では、企業の環境に関する課題の解決と環境産業の育成を目的に、昨年度か
ら環境産業コーディネーター派遣事業を行っております。昨年度は、延べ 300 社
以上の企業を訪問させていただき、さまざまなお話を伺わせていただきました。
この場をお借りし、厚く御礼申しあげます。
今年度は、これまでの活動に加え、1年間、各コーディネーターが集中的に取
組むテーマを選定いたしました。各課題の解決に向け尽力して参りますので、今後とも、皆さ
まの御協力をお願いいたします。
各EICにおける今年度の取組テーマ
岩渕コーディネーター
栗原地域における環境産業の振興
千葉コーディネーター
地域エコフォーラムの設立とネットワーク化の支援
遠藤コーディネーター
バイオディーゼル燃料の普及
伊藤コーディネーター
中小企業支援団体組織を基盤とした課題解決ネットワークの構築
五十嵐コーディネーター 県内環境関連設備製造業の振興
■今月の課内ゼミナール
関係する時々の話題について、毎月、課員の勉強会を開催しています。先月は以下の
内容でした。
○循環型社会実践コース(研修)を受講して
5月18日~26日、企画指導班の高橋主幹が環境省主催による「循環型社会実践コース」(研修)を
受講したことから、研修の報告会を兼ねた勉強会を行いました。
7
■循環Watching
○06/02
○06/02
○06/02
○06/07
「環境産業コーディネーター(EIC)業務報告会」を開催しました。5人のEICがそれぞ
れ平成17年度の活動テーマを報告し関係者と意見交換をしました。(担当:島瀬)
「廃棄物適正処理推進研修会」(主催:全国環境整備事業協同組合連合会)が仙台で
開催されました。(高橋技術次長ほか出席)
東北大学大学院農学研究科との勉強会に出席しました。(環境対策課主催、担当:千
田)
東北大学大学院環境科学研究科とのEIMY勉強会に出席しました。(環境政策課主
催、担当:千田)
○06/08
高橋主幹が「循環型社会実践コース」(主催:環境省 5/18~26)を受講し、課内ゼミで
伝達しました。
○06/08~09 市町村、一部事務組合職員を対象にした「ごみ減量化・再資源化促進事業ワークショ
ップ」を開催しました。(担当:平塚)
○06/13~17 平塚技師が環境省の「廃棄物・リサイクル基礎研修」を受講しました。成果を活かし、
ますます活躍することを期待しています。
○06/16
「白石市ごみ資源化事業所(シリウス)」の現状を調査しました。施設は順調に稼働し
ていますが課題もあるとのことでした。(担当:横山)
○06/17
大和町エコファクトリー計画承認証交付式が行われました。(担当:大森)
○06/20
いわき廃食用油リサイクルネットワークの調査をしました。(担当:島瀬)
○06/22
県内各地でBDFに取り組んでいる企業、NPO、市町村等による「BDF勉強会」を開
催し、各団体によるBDF事業の取組についての紹介をしました。今後、継続的に勉強
会を開催し、互いの活動を相互補完するネットワークが構築されることを期待します。
(担当:千田、島瀬)
○06/23~24 BDFに取り組んでいる京都市及び関連企業の調査を行いました。(担当:千田)
○06/24~25 宮城県リサイクル製品を展示しました。(産業技術総合センター一般公開)(担当:木
村)
○06/27
「全国廃棄物・リサイクル行政主管課長会議」に出席しました。(担当:宮川)
○06/28
「第1回三本木・大衡エコフォーラム」に出席しました。(事務局:YKKAP㈱)(担当:千
葉EIC)
○06/29
ゼロエミッションアドバイザーを派遣し、企業(大和町)のゼロエミッションの取組を支
●07/07
●07/14
援・指導しました。(担当:大森)
企業連携型リサイクルシステム構築支援事業(補助金)評価委員会を開催します。
(資源循環推進課)
環境産業新技術開発等事業計画評価委員会を開催します。(資源循環推進課)
8
●「宮城県リサイクル製品」の展示を行いました。(県庁、産業技術総合センター)
宮城県庁ロビー(6月1日~10日)及び宮城県産業技術総合センター
一般公開(6月24日~25日)において、宮城県リサイクル製品(認定6
0製品)を展示し、その普及促進を図りました。6月24日(金)~25日
(土)は天候にも恵まれ、おおよそ 1,400 人の見学者が訪れました。学校
でゴミの勉強をしたので興味をもったという親子連れも多く、家庭で出し
たガラスビンやプラ容器をリサイクルした製品に関心を寄せていまし
た。
展示の様子(産技センター)
一般の小売店で購入できる認定製品が少ないことから、リサイクル製
品を作りたいと志している事業者の皆様におきましては、是非、一般消費者向けのリサイクル製品を
開発し、宮城県リサイクル製品の認定申請をしていただければと思います。お待ちしております。
●「産業廃棄物発生抑制等支援事業(補助金)」を募集します!
資源の有効活用及び埋立廃棄物の削減を図るため、現状として焼却や埋立処分など
再資源化等されていない産業廃棄物等について、事業者自ら発生抑制等を推進する事
業又は複数の事業者が互いに連携し、効率的かつ継続的なリサイクル等を推進する事
業に対し、経費の一部を補助いたします。
ぜひ奮ってご応募ください。(詳細は、当課ホームページを参照ください。)
1 対象事業
資源の有効活用及び埋立廃棄物の削減を図るため、現状として焼却や埋立処分など再資源化等されていない産業廃棄
物等について、事業者自ら発生抑制等を推進する事業又は複数の事業者が互いに連携し、効率的かつ継続的なリサイク
ル等を推進する事業に対し、経費の一部を補助するものです。
ただし、産業廃棄物税を原資としていることから、一般廃棄物のみを扱うリサイクルシステムの構築は対象外とさせていた
だきます。また、排出者自身による廃棄物削減の取り組みを重視しておりますので、不特定多数の排出者を想定するよう
な、処理業の事業拡大が主目的のシステムの構築も対象外としております。
2 対 象 者
○事業者自ら発生抑制、再利用、再生利用(発生抑制等)を推進する事業
県内に事業所を置く事業者(法人格を有する事業者団体のうち組合など複数の事業者が構成員となっている団体に
ついては、県内に事業所を有する者が構成事業者の半数以上を占める場合に限る。)
○複数の企業が連携し、効率的かつ継続的なリサイクル等を推進する事業
宮城県企業連携型リサイクルシステム構築事業費補助金交付要綱(平成17年5月11日施行)に基づき「企業連携型
リサイクルシステム構築支援事業」の補助を受けた者又は3事業者以上で構成される団体のうち、県内に事業所を有す
る者が半数以上の団体(法人格不問)
9
3 補助率・補助限度額
○補助率:1/2以内 ○補助限度額:2,500万円
4 対象となる経費
構築物費、機械装置費、工具器具費、外注委託費、技術指導受入費、試験費など
5 募集期間
平成17年7月4日(月)から8月3日(水)まで
●「3R推進キャンペーンカー(愛称:ロボッツカー)」が仙台コロナワールドにやってくる!
廃棄物の発生抑制(リデュース:Reduce)、再使用(リユース:Reuse)、再生利用(リサイ
クル:Recycle)という「3R」(スリーアール)の取組を通じて循環型社会の構築を国際的に
推進することを目的に、本年4月 28 日から 30 日にかけて3Rイニシアティブ閣僚会合(主
催:小池環境大臣)が東京で開催されました。
本会合を契機に、3R推進キャンペーン実行委員会(委員長:北野大淑徳大学教授、協賛:日野自動
車㈱、20 世紀フォックス映画、環境省)が、国内向けに「3R推進キャンペーン」を実施します。
7/22(金)、映画「ロボッツ」※のキャラクターが登場する3R推進キャンペーンが、仙台市宮城野区福
室の仙台コロナワールドで行われます(時間未定)。イベントでは、映画「ロボッツ」のキャラクターが身
振り手振りを交えて3Rに関する寸劇を行うほか、○×クイズなどを実施する予定です。
【問合先】 環境省東北地区環境対策調査官事務所 TEL:022-722-0027
※「ロボッツ」(20 世紀フォックス映画)は、中古部品でできたロボット(主人公)の活躍を描いたアニメーション映画(夏休み
公開予定)です。
「3R推進キャンペーン」の内容
○ ポスターの掲示
○ 3R推進キャンペーンカー(愛称:ロボッツカー)による各種イベントへの参加
10
■編集長からのひとこと
ゴミ袋はレジ袋 !?
レジ袋はゴミ袋 !!
~ 袋2度使う ~
★part2
前号で提案したことの続きです。
先日、このことについて、全国規模の大手スーパーI 社を訪問し意見交換しました。I 社では積極的に
ノーレジ袋運動に取り組んでおり、現在、1割のお客様がマイバッグ持参ですが、将来目標は2割にし
たいとのことです。是非、頑張っていただきたいと思います。
私たちの提案は、マイバッグを持参しない8割の人をターゲットにしたもので、マイバッグ運動とセット
で取り組んでいきたいと考えています。マイバッグを進めても、有料化しても、レジ袋を利用する人をゼ
ロにするのは困難です。利用されたレジ袋がゴミ袋として再使用できれば、結果的に減量化になりま
す。
レジ袋もポリ袋、ゴミ袋もポリ袋。それぞれ1回限りの使い捨てにせずに、共通仕様にして2度使って
はどうか、という提案です。そのときに、小売店にも、消費者にも、市町村にもそれぞれにメリットのある
仕組みをみんなでを考えませんかという趣旨なのです。
詳しくは、資源循環課のホームページに掲載しています。
(http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/sigen/coordinate.htm)また、次の掲示板で意見交換をしています。
是非、ご覧いただくとともに、ご意見をお寄せください。
掲示板を見る方法:検索エンジンで”みやぎの環境情報館”を検索し、画面右下の”エコ交流広場”を
クリックすると掲示板を見ることができます。
(編集長 加茂)
11
Fly UP