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Eψ=Hψ
本日の目標・・・原子の電子配置が記述できる L 電子・・・いくつかの層状になった電子殻に(軌道)に存在 <高校までの記述> 量子力学的扱い 古典的力学が通用しない 電子というミクロな世界を記述 シュレディンガー方程式(オーストリアの物理学者) 原子軌道の エネルギー Eψ=Hψ 波動関数 ハミルトニアン 解を導く3つの量子数(quantum number)が定義 された 主量子数,方位量子数,磁気量子数 K 主殻 主量子数 n 軌道とエネルギー の大きさを規定 方位量子数 副殻 l 磁気量子数 ml 原子軌道の形 を規定 0~±l 0~(n-1) 原子軌道 スピン量子数 ms 特定方向に対する 傾きを規定 K 1 0 s 0 1s ×1 +1/2, -1/2 ------------------------------ L 2 0 s 0 2s ×1 +1/2, -1/2 Px, py, pz Px, py, pz 1 p -1, 0, +1 2p ×3 -1/2, +1/2 ------------------------------ M 3 0 s 0 3s ×1 +1/2, -1/2 1 p -1, 0, +1 3p ×3 -1/2, +1/2 2 d -2, -1, 0, 3d ×5 -1/2, +1/2 Pauliの排他原理(Pauli exclusion principle) 一つの原子軌道に最大2つの電子を収容可能. 一つの原子の中で,4つの量子数がすべて同じ電子 は2つ以上存在しない. +1,+2 これらの量子数の組み合わせ ↓ 電子状態が決定 原子軌道の形 ,いないかは 陰がついているか | 位相のちがい | これら各々の軌道に| 最高2個の電子が 存在できる s軌道 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | 図を書き間違っちゃったぜ p軌道 軸間に広がる | | | | | d軌道 軸上に広がる 電子はどのように軌道に入っていくか ①エネルギー準位の低い ところから入る エ 構成原理 ネ ル ギ | 準 逆転 位 ② Hund則に従う Pauliの排他原理 逆転 スピン量子数・・・第4の量子数 +1/2, -1/2 3つのp軌道に 電子が入って いくことを 考える 電子のスピン αスピン 縮重(縮退) まず,1個目の電子が入る 解縮重 βスピン 2個目の電子の入り方は? の2種存在 これは× こちらが有利 Pauliの排他原理 Hundの法則 スピンが同じ向きに 4個目の電子は? 3個目の電子は? なるようできるだけ 別々の軌道に入るの スピン逆向き が有利 電子配置の書き方 原子番号3のLiの電子配置は 副殻の電子 (右肩に数字) 内殻から,順に, 主量子数 副殻 主量子数→副殻の種類→副殻の電子数(右肩) の順で書いていく 例) 電子配置の例外 原子番号28のNiの電子配置は 原子番号24のVの電子配置は よって,原子番号25のCrの電子配置は ではなくて ではなくて このように,d軌道が このように,d軌道が 安定な半閉殻 の状態をとることが できるから よって,原子番号29のCuの電子配置は 3d と 4s 軌道は,エ ネ ルギー準位が近い 安定な閉殻 の状態をとることが できるから