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業務システム・最適化(会計システム及び人事給与シ ステム再構築)の

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業務システム・最適化(会計システム及び人事給与シ ステム再構築)の
業務システム・最適化(会計システム及び人事給与シ
ステム再構築)の実施に係る要件定義支援等業務
平成24年4月
独立行政法人
医薬品医療機器総合機構
目次
1 調達件名 ............................................................................................................................ 1
2 作業の概要 ........................................................................................................................ 1
(1)
目的 ...................................................................................................................... 1
(2)
用語の定義 ........................................................................................................... 1
(3)
要件定義の範囲 .................................................................................................... 2
(4)
業務の概要 ........................................................................................................... 2
(5)
納入成果物及び提出期限...................................................................................... 3
(6)
納入成果物の提出場所 ......................................................................................... 4
(7)
実施期間............................................................................................................... 4
(8)
検収 ...................................................................................................................... 4
3 作業の内容 ........................................................................................................................ 5
(1)
業務実施計画の立案 ............................................................................................. 5
(2)
業務・システムの現状分析 .................................................................................. 5
(3)
システム要件の検討 ............................................................................................. 5
(4)
調達方針の検討 .................................................................................................... 9
(5)
新システムに係るベンダー見積等依頼支援 ......................................................... 9
(6)
新システム調達仕様書(案)の作成 .................................................................... 9
(7)
調達手続きに関する業務支援 .............................................................................. 9
(8)
その他 .................................................................................................................. 9
4 作業の体制及び方法 ........................................................................................................ 10
(1)
作業体制............................................................................................................. 10
(2)
作業方法............................................................................................................. 10
(3)
瑕疵担保責任 ..................................................................................................... 10
5 落札者決定方法 ............................................................................................................... 10
6 特記事項 .......................................................................................................................... 11
(1)
基本事項............................................................................................................. 11
(2)
各業者との役割分担等 ....................................................................................... 11
(3)
入札制限............................................................................................................. 11
(4)
応札条件............................................................................................................. 11
(5)
知的財産等 ......................................................................................................... 12
(6)
再委託 ................................................................................................................ 13
(7)
機密保持............................................................................................................. 13
(8)
遵守事項............................................................................................................. 14
(9)
作業場所............................................................................................................. 14
(10)
環境への配慮 ..................................................................................................... 15
(11)
その他 ................................................................................................................ 15
7 窓口連絡先 ...................................................................................................................... 16
i
1 調達件名
業務システム・最適化(会計システム及び人事給与システム再構築)の実施に係る要件定
義支援等業務
2 作業の概要
(1)
目的
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(以下「総合機構」という。)では、「独立行政法
人医薬品医療機器総合機構 中期計画(平成16年4月1日策定、平成19年3月30日変
更)」に基づき、平成18年度に刷新可能性調査を、平成19年度に「独立行政法人医薬品
医療機器総合機構業務・システム最適化計画」(以下「最適化計画」という。)を策定し、
現在、審査関係各システムの統合等について作業をすすめているところである。
本年、さらにこれら従来の最適化計画に加え、総合機構業務のさらなる質的向上を目的と
し、既存の会計システム・人事給与システムについても、近年、総合機構職員の人員増加、
予算規模の増加などにより、担当者の作業量が増大しているほか、以下のようなシステム老
朽化や機能不足等が生じていることからシステムの再構築を実施することとした。
現行会計システムは、契約・収入支払・旅費支給をメインとしたものであり、①予算編成
機能が無い、②予算管理は執行率や対前年度比などが表示されず、法人単位や一般管理費と
いった区分でも検索できないなど機能が不十分、③資産管理は複数の勘定、複数の財源があ
る総合機構の複雑な減価償却費の計算に対応していない、④財務諸表作成機能が無い、⑤消
費税納税額の計算機能が無い、⑥原価計算など管理会計機能が無い、⑦他システムとの連携
機能が無いなど、予算・決算・資産管理機能は限定的である。
現行人事給与システムは、システム導入当時と比べ、人事評価制度、給与形態、就業形態
等も大きく変化してきているが、その大部分に対応ができていない他、賞与計算や超勤時間
登録のプロセス、研修受講管理がシステム化されていない。
(2)
用語の定義
表 1 用語の定義
用語
概要
医薬品調査支援システム
(しえんくん)(以下「し
えんくん」という。)
総合機構で使用されている後発医療用医薬品等に係る審査及び同一性調査・適合
性調査等の進捗管理、調査書の作成、調査手数料入金管理等を支援するシステム。
(平成 26 年 1 月に、別プロジェクト「『業務・システム最適化(次期申請・審
査システム)の実施に係るシステム設計・開発業務』プロジェクト」にて、旧法
データ部分は仮想環境に移行される予定。業務概要は上記と同じ。)
次期申請・審査システム
薬事法に定められた許認可に関する申請等を受け付けて審査し、行政側の許可・
承認等の業務を全国的に一括処理する基幹業務処理システム。
厚生労働省医薬食品局の関係各課、総合機構、7 地方厚生局、47 都道府県におい
て、医薬品等及び医療機器に係る申請等の受付け、審査・調査結果の入力、許認
可の施行登録、証書・通知書の発行等の業務処理と支援に用いられる。
(平成 26 年 1 月に、別プロジェクト「『業務・システム最適化(次期申請・審
査システム)の実施に係るシステム設計・開発業務』プロジェクト」にて再構築
1
用語
概要
され、上記「しえんくん」の新法データ部分は再構築される次期申請・審査シス
テムに機能統合される予定。)
拠出金管理システム
拠出金徴収業務に係る申請書等の送付、収納、債権管理等の支援を行うシステム。
副作用及び感染救済給付シ
ステム(以下「救済・給付
システム」という。)
医薬品による副作用被害の救済に係る給付金 及び、生物由来製品による感染被害
救済に係る給付金について、申請受理から支払までの情報の管理等業務の支援を
行うシステム。
(3)
要件定義の範囲
以下のシステムの要件定義を行うこと。
①
会計システムの再構築の要件定義
②
人事給与システムの再構築の要件定義
(4)
業務の概要
総合機構では、会計業務・人事給与勤怠管理業務・研修管理業務を実施している。
会計業務では、各予算区分ごとの入金・出金の予算実績管理及び資金管理を行い、その結
果を各財務諸表として作成する財務管理、年度ごと及び中期計画等の複数年度にわたる予算
編成及び予算実績を管理する予算管理、固定資産等を管理する資産管理、各調達、契約、納
入等を管理する調達管理、交通費や出張旅費等を管理する旅費管理を行っている。
人事給与勤怠管理業務では、組織の体制・構造・階層及び役割・責任範囲等を管理する組
織管理、総合機構職員の採用、人材教育、キャリアプラン等を管理する人材管理、人事考課・
昇給昇格等の人事管理、給与、賞与、年末調整、各種税務処理、社会保険・労働保険、各種
控除処理等の給与管理、勤務実績等を収集し管理する勤怠管理、その他退職金等の管理を行
っている。
また、研修管理業務では、研修受講の管理等を行っている。
システムの主たる利用者は、管理者として財務管理部、総務部、レギュラトリーサイエン
ス推進部の業務担当職員、一般ユーザーとして、総合機構の一般職員となる。
総合機構の職員数は、平成 23 年度時点で約 1,000 名程度であるが、今後人員が増加する
可能性がある。
現行システムの概要については、以下「図1
システム概要」を参照すること。
2
図1
(5)
システム概要
納入成果物及び提出期限
納入成果物及び提出期限は以下のとおりとする。
実施項目
納入成果物
備考
提出期限
①.業務実施計
画の立案
・業務実施計画書
業務実施にあたってのプロジェクトスコー
プ、体制表、作業分担、スケジュール、文
書管理要領、セキュリティ管理要領、品質
管理要領、変更管理要領、WBS 等について
記した計画書を作成すること。
契約締結から
2 週間
②.業務・シス
テムの現状分
析
・業務/システム
実態調査報告書
用語集、業務フロー図、機能要求リスト等
を含むこと。
H24 年 7 月 31
日
③.システム要
件の検討
・新システムに関
する要件定義書
機能要件、非機能要件の資料を含むこと。
H24 年 11 月
30 日
④.調達方針の
検討
・調達計画書
新システム調達にかかる各事業者(設計・
開発事業者、ハードウェア事業者、運用事
業者、など)の作業内容、全ての作業工程
を含めたマスタースケジュール、総合機構
及び各事業者の役割分担などを記載するこ
と。
H24 年 11 月
30 日
⑤.新システム
に係るベンダ
ー見積等依頼
支援
・見積依頼書
「③新システムに関する要件定義書」を基
にして見積った、システム構築の概算見積
書を作成すること。
H24 年 11 月
30 日
・見積内訳書
・費用試算報告書
3
⑥.新システム
調達仕様書
(案)の作成
・調達仕様書(案) 「③新システムに関する要求定義書」を基 H24 年 11 月
にして発生するシステム構築の調達案件に 30 日
ついての調達仕様書(案)を作成すること。
⑦.調達手続き
に関する業務
支援
・評価基準(案)
調達業者選定に係る総合評価基準(案)を
作成すること。
H25 年 1 月 31
日
⑧.その他
・業務実施報告書
支援業務の実施結果を報告書として取りま
とめ、報告すること。
H25 年 3 月 31
日
・打合せ資料
・議事録
※適宜提出
なお、納入成果物については以下の条件を満たすこと。
ア
文書を紙及び磁気媒体等(CD-R 又は CD-RW 等)により日本語で提供すること。
イ
紙のサイズは、日本工業規格 A 列 4 番を原則とする。図表については、必要に応じ
て A 列 3 番縦書き、横書きを使用することができる。バージョンアップ時等に差し
換えが可能なようにバインダー方式とする。
ウ
磁気媒体等に保存する形式は、PDF 形式及び Microsoft Office2007 で扱える形式と
する。ただし、総合機構が別に形式を定めて提出を求めた場合は、この限りではな
い。
エ
紙及び磁気媒体については二部ずつ用意すること。ただし、ソフトウェア製品等は
紙媒体での提出は不要である。また、各種マニュアル及び教育用資料は、ユーザー
全員分の部数の紙媒体を納入すること。
オ
本業務を遂行する上で、ハードウェア・ソフトウェア(OS、開発ツール及びパッ
ケージソフトウェア選定作業時に必要となるライセンス等を含む。)等の調達が必
要な場合は受注者の費用負担で行うこと。
カ
(6)
各工程の中間成果物も含め、本調達に係る全ての資料を納品すること。
納入成果物の提出場所
総合機構が別途指定する場所とする。
(7)
実施期間
実施期間は契約日から平成 25 年 3 月 31 日までとする。
(8)
検収
納入成果物については、適宜、総合機構に進捗状況の報告を行うとともに、レビューを受
けること。最終的な納入成果物については、「2(5)納入成果物及び提出期限」に記載の
すべてが揃っていること及びレビュー後の改訂事項等が反映されていることを、総合機構が
確認し、これらが確認され次第、検収終了とする。
なお、以下についても遵守すること。
4
①
検査の結果、納入成果物の全部又は一部に不合格品を生じた場合には、受注者は直ち
に引き取り、必要な修復を行った後、総合機構の承認を得て指定した日時までに修正
が反映されたすべての納入成果物を納入すること。
②
「納入成果物」に規定されたもの以外にも、必要に応じて提出を求める場合があるの
で、作成資料等を常に管理し、最新状態に保っておくこと。
3 作業の内容
(1)
業務実施計画の立案
本業務に取り組むにあたり、業務実施計画書の作成を行い、プロジェクトの目標設定、目
標を達成するに至る過程について総合機構の合意を得た上で作業に着手すること。
(2)
業務・システムの現状分析
現行の業務及び運用されているシステムについて、調査・分析し、業務/システム実態調
査報告書を作成すること。
(3)
システム要件の検討
新システムに対する要求事項を盛り込んだ要件定義書案を作成すること。主に以下の範囲
を中心に、総合機構と十分協議した上、要件定義を行うこと。
①
会計業務
以下の業務について、複数財源、複数出金先の管理等独立行政法人として特殊な業務
があることに留意し、財務管理部等関連する部署と十分協議した上、要件定義を行う
こと。
ア
財務会計
財務会計について、財務関連資料の行政コスト実施計算書の作成等、独立行政法
人として特殊な業務があることに留意し、業務内容を詳細に確認した上で、要件
定義を行うこと。
イ
管理会計
管理会計について、原価管理機能等、業務内容を詳細に確認した上で、要件定義
を行うこと。
ウ
予算編成
エ
予算管理
オ
資産管理
カ
調達管理
キ
旅費管理
ク
情報分析
ケ
共通
5
ユーザー管理、アクセス管理、アクセスログ管理、業務プロセス管理等の共通機
能。
コ
システム間連携
以下のシステム間連携について、インターフェース項目やデータ連携方式等の要
件定義を行うこと。
②

人事給与システムから会計システムへの連携

しえんくんから会計システムへの連携

次期申請・審査システムから会計システムへの連携

拠出金管理システムから会計システムへの連携

救済・給付システムから会計システムへの連携
人事給与業務
以下の業務について、総務部等関連する部署と十分協議した上、要件定義を行うこと。
特に給与制度については、国家公務員の給与制度との整合性に考慮した上で、要件定
義を行うこと。
ア
組織管理
イ
人材管理
人材管理について、割愛退職及び割愛採用制度等、独立行政法人として特殊な業
務要件があることに留意し、業務内容を詳細に確認した上で、要件定義を行うこ
と。
ウ
人事考課・昇給昇格
エ
給与管理
給与管理について、能力給と職務給の区分等、総合機構独自の業務要件があるこ
とに留意し、業務内容を詳細に確認した上で、要件定義を行うこと。
オ
勤怠管理
勤怠管理について、以下の点を考慮し、 業務内容を詳細に確認した上で、要件定
義を行うこと。

複数財源毎に人件費管理が行えるように、勤怠データの管理単位及び会計シ
ステムとの連携等、独立行政法人として特殊な業務要件があることに留意す
ること。

残業時間の締めから給与支払いまで現行 15 日間と短期間であり、給与支払い
に影響を及ぼさないよう考慮する必要がある。このため、勤怠データの締め
処理時間及び勤怠管理システムの可用性等について、総合機構独自の業務要
件があることに留意すること。
カ
退職金管理(支払管理)
キ
情報分析
ク
研修管理
6
以下の業務について、レギュラトリーサイエンス推進部等関連する部署と十分協
議した上、要件定義を行うこと。
ケ

研修予定管理

受講者管理

受講申込

受講実績管理

資格取得登録

情報活用
共通
ユーザー管理、アクセス管理、アクセスログ管理、業務プロセス管理等の共通機
能。
コ
システム間連携
以下のシステム間連携について、インターフェース項目やデータ連携方式等の要
件定義を行うこと。
③

人事給与システムから会計システムへの連携

社会保険、労働保険の関係当局への電子申請

人事考課・昇給昇格サブシステムから辞令、給与管理サブシステムへの連携

研修管理サブシステムから採用年月日等必要な人事基本情報への連携
上記①、②に関する非機能要件定義
ア
システム方式要件定義
業務処理機能及び業務処理を補完・支援するソフトウェア基盤等を定義する。新
システムでは、パッケージベースでのシステム開発を想定している。パッケージ
選定基準を明確にした上で、各サブシステムのパッケージ選定条件を定義するこ
と。

システム全体構成要件
新システムを構成するネットワーク、ソフトウェア、ハードウェアの構成(ア
ーキテクチャ、フレームワーク等)に係る要件を定義する。

性能要件
業務・機能要件に定義された処理機能単位毎に、平常時及びピーク時のデー
タ量、レスポンスタイム又はスループット時間、将来における拡張性等の性
能要件を具体的に定義し、明確に記述する。

信頼性要件
業務・機能要件に定義された処理機能単位毎に、信頼性要件(冗長化に関す
る事項等)を具体的に定義し、明確に記述する。
イ
情報・データ要件定義
7
現行システムにおける、情報・データに関する要件を明確に定義し、情報分析表
及びデータボリューム一覧表を作成する。

情報分析表
情報がどのような事象により、発生、更新等が行われるかを分析し、機能単
位毎に、取り扱う対象情報及びデータ項目について、作成、参照、更新、削
除等の状況を記述した情報分析表を作成する。

データボリューム一覧表
現行システムの情報資産(データ)に関し、システム常駐期間、データ件数、
平均バイト長、ファイル容量、伸び率、移行有無等を明確に記述したデータ
ボリューム一覧表を作成する。併せて新システムで追加される情報資産に関
し、システム常駐期間、データ件数、平均バイト長、ファイル容量、伸び率
の予測値を記述した一覧表も作成する。
ウ
ユーザインターフェース要件定義
画面及び帳票に関する要件を定義し、一覧表を作成する。

画面一覧表
業務で使用する画面について、対象機能、入出力画面名、画面パターン、区
分等を明確に記述した画面一覧表を作成する。

帳票一覧表
業務で使用する帳票について、対象機能、出力帳票名、帳票パターン、帳票
サイズ等を明確に記述した帳票一覧表を作成する。
エ
外部インターフェース要件定義
新システム内及び新システムが関連するサーバ間でデータ連携を行う情報(情報
名称、発生元、送り先、サイズ、連携方法、タイミング、ピーク件数、障害時の
代替手段等)を定義し、明確に記述する。
オ
情報セキュリティ要件定義
各情報資産の重要度とリスクに応じた情報セキュリティ対策等を具体的に定義し、
明確に記述する。また、利用者、システム管理者等の権限(登録、参照、変更、
削除)を処理機能別に定義し、明確に記述する。
カ
ネットワーク要件定義
新システムを動作させるために必要なネットワーク環境を整備するにあたり、LAN
及び WAN の性能、接続要件、機器の設置場所、セキュリティ等配慮すべき事項を
定義し、明確に記述する。

ネットワーク構成図
LAN 及び WAN の構成図を作成する。

ネットワーク要件一覧
接続単位ごとに性能要件、信頼性要件、拡張性要件、保守要件を明確に記述
したネットワーク要件一覧を作成する。
キ
ソフトウェア要件定義
8
OS、ミドルウェア、対応ブラウザ等の機能要件等をサーバ、内部利用者の PC 等
ハードウェア種類ごとに定義し、明確に記述する。また、現行システムの移行及
び継続利用の方針について取りまとめ明確に記述する。
ク
ハードウェア要件定義
ハードウェア(サーバ、周辺機器、ネットワーク機器、監視用機器、PC、プリン
タ等)の仕様(設置諸元、機能、性能等)、導入予定時期等について明確に記述
する。パッケージソフトウェアを採用する場合は、推奨ハードウェア構成を提示
し、これを参考にハードウェア要件を定義する。
ケ
情報システム稼働要件定義
パッケージを採用する場合は、パッケージ選定基準を明確にした上で、各サブシ
ステムのパッケージを選定すること。
コ
テスト要件定義
テストに関する基本的な方針(テスト実施計画、テスト方法、受入テスト支援)
を定義し、明確に記述する。
サ
移行要件定義
新システムへの移行を円滑に遂行するために、現行システム内情報資産の継続性
を担保するための要件(移行実施計画、移行方法、教育訓練実施計画、教育方法)
を定義し、明確に記述する。
シ
運用・保守要件定義
運用・保守に係る開発要件(運用体制、監視等要件、データ管理要件、施設・設
備要件、ソフトウェア保守要件、ハードウェア保守要件)を導入機器毎に定義し、
明確に記述する。
(4)
調達方針の検討
新システムの導入に係る調達について、全体計画を作成すること。
(5)
新システムに係るベンダー見積等依頼支援
「2(5)③新システムに関する要求定義書」をもとにしたシステム構築の調達案件につ
いて、概算見積書を作成すること(インフラ調達も考慮すること。)。
(6)
新システム調達仕様書(案)の作成
「2(5)③新システムに関する要求定義書」をもとにしたシステム構築の調達案件につ
いて、調達仕様書(案)を作成すること(インフラ調達も考慮すること。)。
(7)
調達手続きに関する業務支援
「2(5)③新システムに関する要求定義書」をもとにしたシステム構築の調達案件につ
いて、調達業者選定に係る総合評価基準(案)の作成等、調達に係る業務を支援すること。
(8)
その他
一連のプロジェクト業務の開始報告をし、その後、適宜、実施結果を実施報告書として取
りまとめ最終報告を行うこと。
9
また、一定期間ごとに納入成果物の作成状況等、プロジェクトの実施経過を報告すること
(1カ月に1回程度の実施を想定。)。
各会議が開催される都度、全出席者に内容の確認を行った上で、4 営業日以内に総合機構
に議事録を提出すること。
4 作業の体制及び方法
(1)
作業体制
受注者は、業務受託後、総合機構に対して作業体制(受注者側の体制図とそれぞれの役割
の詳細)を報告し、承認を得て業務を進めること。
この際、業務に従事する者のスキル(「IT スキル標準(ITSS)」)や資格、これまでの
業務実績を明記すること。
なお、作業体制には PM(プロジェクト・マネージャー)を設置すること。PM はプロジ
ェクトマネジメント業務に専任し、本調達に係るその他業務に従事しないこと。ただし、本
調達業務外の業務を制限するものではない。
(2)
作業方法
作業に際しては、以下の事項を遵守し実施すること。
①
作業・プロジェクト管理等において使用する方法論について総合機構と協議し取り決
めを行い、その取り決めに基づき総合機構の指示に従うとともに、関係機関との連
携・協力を図りつつ実施すること。
②
作業場所、その他必要となる環境については、受注者の責任において確保すること。
③
その他、作業を行うにあたり、想定されるリスクやその対応策等を明示すること。
④
契約締結後、業務一式のプロジェクト実施計画書を提示すること。また、契約締結以
降に変更が発生した場合には、その都度速やかに変更後のプロジェクト実施計画書を
提出すること。
⑤
進捗状況や直近における予定等の報告をすること。報告のタイミングは総合機構と協
議し取り決めを行い、その取り決めに基づき行うこと。それ以外にも、総合機構又は
受注者が必要と判断した場合は、必要に応じて随時追加の報告を行うこと。
(3)
瑕疵担保責任
本業務の瑕疵担保責任の範囲・期間等の瑕疵への対応については、契約に基づき規定する
ものとする。
受注者は、瑕疵担保責任を果たす上で必要な情報を整理し、その一覧を総合機構に提出す
ること。情報の管理及び消去に関しては、「6(7)機密保持」を参照すること。
5 落札者決定方法
一般競争入札(総合評価落札方式)により、総合評価点の最も高い者を落札者とする (別
添:参加要領参照) 。
10
6 特記事項
(1)
基本事項
受注者は、次に掲げる事項を遵守すること。
①
本業務の遂行に当たり、業務の継続を第一に考え、善良な管理者の注意義務をもって
誠実に行うこと。
②
本業務に従事する要員は、総合機構と円滑なコミュニケーションを行う能力と意思を
有していること。
③
本業務の履行場所を他の目的のために使用しないこと。
④
本業務に従事する要員は、履行場所での所定の名札の着用等、従事に関する所定の規
則に従うこと。
⑤
要員の資質、規律保持、風紀及び衛生・健康に関すること等の人事管理並びに要員の
責めに起因して発生した火災・盗難等不祥事が発生した場合の一切の責任を負うこと。
⑥
受注者は、本業務の履行に際し、総合機構からの質問、検査及び資料の提示等の指示
に応じること。また、修正及び改善要求があった場合には、別途協議の場を設けて対
応すること。
⑦
次回の本業務調達に向けた現状調査、総合機構が依頼する技術的支援に対する回答、
助言を行うこと。
⑧
本業務においては、業務終了後の調達等を、受注者によらずこれを行うことが可能と
なるよう詳細にドキュメント類の整備を行うこと。
(2)
各業者との役割分担等
作業等を複数業者が連携(再委託を含む。)して実施する等の場合は、参画する各業者の
役割分担等を明示すること。
(3)
入札制限
情報システムの調達の公平性を確保するために、以下に示す事業者は本調達に参加できな
い。
①
総合機構 CIO 補佐が現に属する、又は過去 2 年間に属していた事業者等
②
各工程の調達仕様書の作成に直接関与した事業者等
③
設計・開発等の工程管理支援業者等
④
①~③の親会社及び子会社(「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」
(昭和 38 年大蔵省令第 59 号)第 8 条に規定する親会社及び子会社をいう。以下同じ。)
⑤
①~③と同一の親会社を持つ事業者
⑥
①~③から委託を受ける等緊密な利害関係を有する事業者
(4)
応札条件
11
応札希望者は、以下の条件を満たしていること。
①
ISO9001 又は CMMI レベル 3 以上の認定を取得していること。または同等であるこ
とを証明すること。なお、同等であることの証明は、品質管理体制等に関する資料を
提出すること。
②
ISO/IEC27001 認証(国際標準)又は JISQ27001 認証(日本工業標準)のいずれかを
取得していること。
③
プライバシーマーク付与認定を取得していること。
④
国、独立行政法人、政府系特殊法人、都道府県等地方自治体、海外の医薬品・医療機
器の規制当局において、会計システム及び人事給与システムの調達仕様書案作成・要
件定義・設計・開発のいずれかの業務を請け負った経験を有する者が本業務に従事し、
且つ本業務を履行できること。
⑤
本業務に携わる PM は特定非営利活動法人 日本プロジェクトマネジメント協会の「プ
ロジェクトマネジメント・スペシャリスト(PMS)」、PMI(Project Management
Institute)の「PMP」資格、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「プロジェクト
マネージャ」資格のいずれかを取得していること。
⑥
現行システムの設計書等を参照する必要がある場合は、参照方法などについて総合機
構の指示に従い、秘密保持誓約書を提出した上で、参照すること。作業場所は、総合
機構内とする。
⑦
別紙 1 記載の設計書等を閲覧した記録があること。あるいは過去の案件においてこれ
らを閲覧したことを証明する記録があること。
⑧
独立行政法人の会計と国家公務員の給与制度及びシステムの現状について知見を有
すると共に、それらが抱える課題について解決に向けた提案能力を備えていること。
⑨
企画案プレゼンテーションは、本業務の PM 従事予定者が行うこと。
⑩
落札時には工数、概算スケジュールを含む見積り根拠資料の即時提出が可能であるよ
う準備しておくこと。
(5)
知的財産等
知的財産の帰属は、以下のとおり。
①
本件に係り作成・変更・更新されるドキュメント類及びプログラムの著作権(著作権
法第 21 条から第 28 条に定めるすべての権利を含む。)は、受注者が本業務対応の従
前より権利を保有していた等の明確な理由により、あらかじめ書面にて権利譲渡不可
能と示されたもの以外、総合機構が所有する等現有資産を移行等して発生した権利を
含めてすべて総合機構に帰属するものとする。
②
本件に係り発生した権利については、受注者は著作者人格権(著作権法第 18 条から
第 20 条までに規定する権利をいう。)を行使しないものとする。
12
③
本件に係り発生した権利については、今後、二次的著作物が作成された場合等であっ
ても、受注者は原著作物の著作権者としての権利を行使しないものとする。
④
本件に係り作成・変更・修正されるドキュメント類及びプログラム等に第三者が権利
を有する著作物が含まれる場合、受注者は当該著作物の使用に必要な費用負担や使用
許諾契約に係る一切の手続きを行うこと。この場合は事前に総合機構に報告し、承認
を得ること。
⑤
本件に係り第三者との間に著作権に係る権利侵害の紛争が生じた場合には、当該紛争
の原因が専ら総合機構の責めに帰す場合を除き、受注者の責任、負担において一切を
処理すること。この場合、総合機構は係る紛争の事実を知ったときは、受注者に通知
し、必要な範囲で訴訟上の防衛を受注者にゆだねる等の協力措置を講ずる。
なお、受注者の著作又は一般に公開されている著作について、引用する場合は出典
を明示するとともに、受注者の責任において著作者等の承認を得るものとし、総合機
構に提出する際は、その旨併せて報告するものとする。
(6)
再委託
受注者は、受注業務の全部又は主要部分を第三者に再委託することはできない。受注業務
の一部を再委託する場合は、事前に再委託する業務、再委託先等を総合機構に申請し、承認
を受けること。申請にあたっては、「再委託に関する承認申請書」の書面を作成の上、受注
者と再委託先との委託契約書の写し及び委託要領等の写しを総合機構に提出すること。受注
者は、機密保持、知的財産権等に関して本仕様書が定める受注者の責務を再委託先業者も負
うよう、必要な処置を実施し、総合機構に報告し、承認を受けること。
なお、第三者に再委託する場合は、その最終的な責任を受注者が負うこと。
(7)
機密保持
本業務を実施する上で必要とされる機密保持に係る条件は、以下のとおり。
①
受注者は、受注業務の実施の過程で総合機構が開示した情報(公知の情報を除く。以
下同じ。)、他の受注者が提示した情報及び受注者が作成した情報を、本受注業務の
目的以外に使用又は第三者に開示若しくは漏洩してはならないものとし、そのために
必要な措置を講じ、ISO/IEC27001 認証(国際標準)又は JISQ27001 認証(日本工業
標準)に従い、厳重に管理をすること。また、瑕疵担保責任を果たす上で必要な情報
については、瑕疵担保責任の期間が終了するまで、同様に管理すること。
②
受注者は、本受注業務を実施するにあたり、総合機構から入手した資料等については
管理台帳等により適切に管理し、かつ、以下の事項に従うこと。

複製しないこと。

用務に必要がなくなり次第、速やかに総合機構に返却又は消去すること。
13

受注業務完了後、上記①に記載される情報(瑕疵担保責任を果たす上で必要な情
報は除く。)を返却又は消去し、受注者において該当情報を保持しないことを誓
約する旨の書類を総合機構に提出すること。
また、瑕疵担保責任の期間が終了した後は、速やかに瑕疵担保責任を果たす上で必
要な情報をデータ復元ソフトウェア等を利用してもデータが復元されないように完
全に消去すること。データ消去作業終了後、受注者は消去完了を明記した証明書を作
業ログとともに総合機構に対して提出すること。なお、データ消去作業に必要な機器
等については、受注者の負担で用意すること。
③
「秘密保持等に関する誓約書」を別途提出し、これを遵守しなければならない。「秘
密保持等に関する誓約書」には、受注業務に従事する者を列挙し、従事者以外に機密
情報を閲覧させてはならない。また、本受注業務実施中に従事者に変更が生じた場合
は、速やかに「秘密保持等に関する誓約書」を訂正し、提出しなければならない。
④
「独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 情報システム管理利用規程」の第 52 条に
従うこと。
⑤
機密保持の期間は、当該情報が公知の情報になるまでの期間とする。
(8)
遵守事項
本業務を実施するにあたっての遵守事項は、以下のとおり。
①
受注者は、「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準(第 4 版)」(平成
21 年 2 月 3 日、情報セキュリティ政策会議決定)に定めるほか、総合機構が定める
情報セキュリティの規定を遵守すること。
②
総合機構へ提示する電子ファイルは事前にウイルスチェック等を行い、悪意のあるソ
フトウェア等が混入していないことを確認すること。
③
民法、刑法、著作権法、不正アクセス禁止法、個人情報保護法等の関連法規を遵守す
ることはもとより、下記の総合機構内規程を遵守すること。

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 情報システム管理利用規程

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 個人情報管理規程
④
受注者は、本業務において取り扱う情報の漏洩、改ざん、滅失等が発生することを防
止する観点から、情報の適正な保護・管理対策を実施するとともに、これらの実施状
況について、総合機構が定期又は不定期の検査を行う場合においてこれに応じること。
万一、情報の漏洩、改ざん、滅失等が発生した場合に実施すべき事項及び手順等を明
確にするとともに、事前に総合機構に提出すること。また、そのような事態が発生し
た場合は、総合機構に報告するとともに、当該手順等に基づき可及的速やかに修復す
ること。
(9)
作業場所
14
受注業務の作業場所は、(再委託も含めて)総合機構内、又は日本国内で総合機構の承認
した場所で作業すること。総合機構内での作業においては、必要な規定の手続を実施し承認
を得ること。なお、必要に応じて総合機構担当者は現地確認を実施できることとする。
(10) 環境への配慮
環境への負荷を低減するため、以下に準拠すること。
①
本件に係る納入成果物については、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する
法律(グリーン購入法)」(平成 15 年 7 月 16 日法律第 119 号)に基づいた製品を
可能な限り導入すること。
②
導入する機器等がある場合は、性能や機能の低下を招かない範囲で、消費電力節減、
発熱対策、騒音対策等の環境配慮を行うこと。
(11) その他
① 本業務を遂行するために総合機構に対する資料要求、要望等がある場合は、原則文書
にて行うこと。
② 本業務における提出物等の公表にあたっては、支援業者名も併せて公表することとす
る。
③
企画案のプレゼンテーションにおいて、総合機構又は国、地方公共団体、総合機構以
外の独立行政法人における、会計及び人事給与システムの調達仕様書案作成・要件定
義・設計・開発のいずれかの業務を請け負った実績について説明をすること。
④
応札にあたっては、必ず入札説明会に参加した上で、最低限、以下の書類の内容を熟
知しておくこととする。
ア
総合機構パンフレット
イ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構法
ウ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構平成 18~22 年事業年度業務報告
エ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構業務・システム最適化計画
オ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構職員就業規則
カ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構の業務運営並びに財務及び会計に
関する省令
キ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構会計規程
ク
独立行政法人医薬品医療機器総合機構会計規程実施細則
ケ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構物品管理実施細則
コ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構旅費規程
サ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構研修規程
シ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構海外派遣研修実施細則
15
ス
独立行政法人医薬品医療機器総合機構国内派遣研修実施細則独立行政法
人医薬品医療機器総合機構人事評価規程
セ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構職員給与規程
ソ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構職員給与規程の実施細則
タ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構役員給与規程
チ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構役員給与規程の実施細則
ツ
役員退職手当支給規程
テ
職員退職手当支給規程
ト
事務補助員就業規則
ナ
嘱託等就業規則
ニ
継続雇用職員就業規則
ヌ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構育児休業等に関する規程
ネ
独立行政法人医薬品医療機器総合機構育児休業等に関する規程の実施細
則
ノ
育児又は介護を行う職員の早出遅出勤務並びに深夜勤務及び時間外勤務
の制限に関する実施細則
ハ
独立行政法人会計基準及び独立行政法人会計基準注解
※上記アからノについては総合機構ホームページよりダウンロードすること。
※上記ハについては総務省ホームページよりダウンロードすること。
⑤
総合機構全体管理組織(PMO)が担当課に対して指導、助言等を行った場合には、受
注者もその方針に従うこと。
7 窓口連絡先
独立行政法人
医薬品医療機器総合機構
情報化統括推進室
企画係
電話:03 (3506) 9485
16
別紙 1
業務システム・最適化(会計システム及び人事給与システム再構築)
の実施に係る要件定義支援等業務
関連資料の閲覧について
1. 閲覧対象物
基本設計書
会計システム
テーブルレイアウト
利用者マニュアル
新任者研修資料
人事給与システム
基本設計書
利用者マニュアル
2. 閲覧場所
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構内
3. 閲覧期間
平成 24 年 4 月 16 日から平成 24 年 4 月 26 日までの平日(10:00~17:00)
4. 閲覧上の注意
(1) 閲覧に際しては、4 月 13 日以降に担当者に電話にて連絡し、社名・連絡先・人数等
を登録すること。また、入札説明会にて配付する秘密保持誓約書に捺印の上提出する
こと。
(2) 一回あたりの閲覧時間は 2 時間程度とする。
(3) 閲覧時に個々の内容に関する質問に応じることはできない。質問がある場合は、所
定の手続きをとること。
5. 連絡先
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 情報化統括推進室 企画係
電話: 03(3506)9485
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