...

転写共役因子 Peroxisome proliferator

by user

on
Category: Documents
28

views

Report

Comments

Transcript

転写共役因子 Peroxisome proliferator
Kobe University Repository : Kernel
Title
転写共役因子Peroxisome proliferator-activated receptor
γ coactivator-1 (PGC-1α)の新規アイソフォームの同
定(Identification of a novel isoform of peroxisome
proliferator-activated receptor g coactivator-1 (PGC1α))
Author(s)
金, 世煜
Citation
神戸大学医学部紀要=Medical journal of Kobe
University,65(1/2/3/4):1-9
Issue date
2005-03
Resource Type
Departmental Bulletin Paper / 紀要論文
Resource Version
publisher
DOI
URL
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/00422382
Create Date: 2017-03-31
l
転写共役因子 Peroxisomep
r
o
l
i
f
e
r
a
t
o
r
a
c
t
i
v
a
t
e
dr
e
c
e
p
t
o
rγ
c
o
a
c
t
i
v
a
t
o
r
l (PGC-lα) の新規アイソフォームの同定
世建
金
神戸大学大学院医学系研究科応罵分子医学講座
結束病代語・消化器・腎臓内科
連絡先:金
世霊
神戸大学大学誌医学系研究科応用分子医学講窪
糖尿病代認・消化器・腎臓内科
神戸市中央区橋町 7-5-1
電話:078-382-5861
Fax:078-382-2080
〈平成 1
6
年 5月2
7日受付〉
子の活性を制調することにより,多彩な生物学的作用
【要約】
を発揮することが報告されているが,中でも生体のエ
マウスゲノム靖報の解析かち p
e
r
o
x
i
s
o
m
ep
r
o
l
i
f
e
r
a
t
o
r
-
a
c
t
i
v
a
t
e
dr
e
c
e
p
t
o
r γcoactivator-1α(PGC-1α)
の新規アイソフォームを同定した。この薪規アイソフォー
ムの mRNAのアミノ駿コード領域は,諜報の PGC豆NAの 5
'嬬の 1
6アミノ酸分の塩基配列が,こ
1αm
2アミノ離分の配列に置換されてお
れとは異なった 1
り,既報の第 lエクソンの上流に存在する新規エクソ
ネルギ一代謝の制御における作用が注目されてい
る
は
, 3)。
PGC-1α は謁色脂訪組識に発現し,寒冷暴露により
その発現は強く誘導される。梅色脂肪中では, PGC-1
αは PPARγ や甲状腺ホルモン受容体の転写活性を
n
c
o
u
p
l
i
n
gp
r
o
t
e
i
n(UCP)1を
刺激することにより, u
こ関与する遺伝子の発現を増強さ
はじめとした熱産生 i
ンからの転写顎始によって生じるスプライシングバリ
GC-lα は絶
せる作用を有する(1)。また,肝臓では P
アントと考えられた。薪農アイソフォームは骨諮筋お
食により発現が誘導され,摂食によりその発現は抵下
こ強発現していた。アデノウイルス
よび心筋に特異的 i
するは〕。肝細胞で P
GC-lα は HNF-4α ,グルココル
ベクターを用いて C
2C12培養筋篤縮胞に本アイソフォー
チコイド受容体, Fox
むなどの転写国子に結合し,
ムを強制発現させると,
これらの転写活性を刺激することによりフォスフォエ
ミトコンドワア関連莞缶子の
ノールピルどン酸カルボキシキナーゼやグルコース 8
発現が増加し組識学的検討でもミトコンドワアの増加
を認めた。また,
リポーターアッセイにより,転写!z9
リン酸脱リン酸化酵素といった糖薪生系遺伝子む発現
を誘導する(4一
九
子N
u
c
l
e
a
rr
e
s
p
i
r
a
t
o
r
yf
a
c
t
o
r
1の転写活性を増強
GC-1α の
させる{乍患を持つことが明らかとなった。 P
骨格筋の筋線維は 1型線維(遅筋)と 2型線維(速
新規アイソフォームは,骨格筋のエネルギ一代謝変化
筋)に分類される(7)0 1型隷維にはミトコンドリアが
の制御に関わる可能性が示唆された。
豊富であり,エネルギー需要を酸化的リン酸化経籍 i
こ
より強く依存するのに対し
【緒
2聖線維はグリコーゲン
分解からのエネルギーにより強く抜存する。骨格筋で
GC-1α 辻 1型線維に高発現するが, PGC-lα を
はP
Peroxisome p
r
o
l
i
f
e
r
a
t
o
r
a
c
t
i
v
a
t
e
d receptorγ
coactivator-1α(PGC-1α)は,転写冨子 Peroxisome
p
r
o
l
i
f
e
r
a
t
o
r
a
c
t
i
v
a
t
e
dr
e
c
e
p
t
o
r γ(PPARγ 〉 に 結
本来 2型線維が主鉢の筋において
1型線維を詩徴づ
ける種々の遺伝子の発現が増加し,
ミトコンドワアも
合し,その転写活性を増強させる転写共投国子として
増加する (8)。また骨格筋生挨む解析から
GC-lα は操々な転写茜
罰定された該蛋白である (1)0 P
患者の骨搭筋では P
GC-lα によって誘導される遺長
発現させたトランスジェニックマウスでは,
筋肉に通乗j
【キーワード] P
GC-lα ,スプライシングパワアント,第肉,転写共役因子
(1)
2型轄尿病
2
αaもしくは pcDNAjPGC-1αb,1μgの pcDNAj
NRF-1,0.1μgの ・ ガ ラ ク ト シ ダ ー ゼ 遺 伝 子 を コ ー
子 群 の 発 現 が 低 下 す る こ と も 報 告 さ れ て い る (9・ヘ
GC-1α は骨絡筋のエネノレギ一代謝制梅に
すなわち, P
ドする SRα(SRαjLacZ) の各プラスミドを混合後,
LipofectAMINE (インビトロジェン)を用いて, 2
4
重要な役割を果たす転写共役因子であるとともに,骨
格筋における P
GC-1α む 機 能 や 発 現 の 低 下 は
2型
ウェルプレートで培養した 2
9
3細 抱 i
こ導入した。 pcD
糖尿痛む病謹と関連する可能性が示唆される。
今@J,著者はマウスゲノム?膏報の解析により筋肉及
NAjPGC-1αa も し く は pcDNAjPGC-1αb及び、
び心筋に高発現する P
GC-1α の新規アイソフォーム
pcDNAjNRF-1の 導 入 を 行 わ な い 場 合 は , 遺 伝 子 を
を同定し,その発現特性及び機能について検言ました。
cDNA.3.1を方日え,
コードしない p
本研究により,
この新規アイソフォームは骨格筋のヱ
ンに用いるプラスミド量は常に 3.1μgとなるよう謁
ネルギ一代謝変化の制御に重要な機能を果たす可能性
整した。 4
8時 間 後 に 組 抱 を 呂 収 し , 可 解 化 分 画 の ル
が示唆された。
シフエラーゼ活性及び・ガ、ラクトシダーゼ活性をホタ
トランスフェクショ
ルルシフエラーゼアッセイシステム及び β ガラクトシ
【方
法】
ダーゼアッセイシステム〈プロメガ〉により測定し,
βガラクトシダーゼ活性あたりのルシフエラーゼ活性
1の転写活性を算出した。
により N豆F
蛋自発現ベクター
マウス P
GC-1α の新規アイソフォーム (PGC-1αb)
の cDNAは
, PGC-1α1b特異領域を含むセンスプラ
及び既報のマウス P
GC-1α の カ ル ボ キ シ ル 末 端 の 匡
C2C12筋詩紹抱への PGC-lαbの過剰発現
C2C12筋 芽 縮 胞 は 既 報 の ご と く 培 養 し , 筋 誇 紹 抱
2C12筋 筒 細 胞 に 以 前 に
への分化誘導を行った(ヘ C
5
'c
a
aagct
g
a
子山こ本自民なアンチセンスプライマー (
記載した方法に従って (ωAxCAPGC-lαbもしくは対
c
a
cc
c
gt
g
aa
t
3
'
) を 用 い て , マ ウ ス 膏 搭 筋 cDNA
ライブラリー〈タカラバイオ〉を鋳主として PCRに
8時間後に
照 と し て AxCALacZを 感 染 さ せ , 感 染 4
5
't
g
agtga
c
atgga
t
gt
t
gggat
t
gt
3
'
)
イマー (
て 増 幅 し た 。 既 報 の PGC-1α(GC-1αa) 0) cDNA
o
t
a
l RNAを抽出し,
細抱を回収し,細胞から t
RT-PCRI
こ供した。また,@J収した細胞を電子顕微
も同じライブラワーより PCRにて増幅した。これら
鏡による解析に供した。
の cDNAを 蛋 自 発 現 ベ ク タ -p
cDNA3.1 (インピト
GC-lα 各アイソフォームの発現
マウス各臓器の P
ロジェン) !こサブクローニングし,それぞれのベクター
を pcDNAjPGC-1αb,pcDNAjPGC-1αaと名づけ
5匹む 1
0適齢雄性 ICRマウスの各臓器を話時摂金
た
。 PGC-1αbをコードするアデノウイルスベクター
o
t
a
lRNAを揺出した。各語体か 0
t
辱た
下で採取し t
akaraAdenovirus E
x
p
r
e
s
s
i
o
nキット〔タカラ
はT
バイオ)を用いて,既報の手技(叫に従い作成し, Ax
t
o
t
a
lRNAを等量づ、つ還合した後,定量的 RT-PCR
によち, P
GC-lα 各アイソフォームの発現量を解析し
CAPGC-1αbと名づけた。 β ガ ラ ク ト シ ダ ー ゼ 遺 伝
f
こ
。
子 を コ ー ド す る ア デ ノ ウ イ ル ス ベ ク タ -AxCALacZ
定量的 RT-PCR
辻東京大学童科学研究所,斉藤泉薄士より供与を受け
た。ヒト N
u
c
l
e
a
rr
e
s
p
i
r
a
t
o
r
yf
a
c
t
o
r
1 (NRF-l
)
cDNAは PCR法によりヒト骨格筋 cDNA (タカラバ
cDNA3.1にサブクロー
イオ)を鋳型として増幅し. p
細 抱 , マ ウ ス 各 騒 器 よ り 抽 出 し た 約 3μgの t
o
t
a
l
ニングした。このベクターは pcDNAjNRF-1と名づ
RNAを鋳型として逆転写を行い, cDNAを毎た。こ
こ記載した手技に従
の cDNAを 鋳 型 と し て , 以 前 i
い<t
4
)
S
Y
B
I
ミ
GreenPCR Masterキット(ノ fーキンエ
けた。また,ヒト m
i
t
o
c
h
o
n
d
r
i
a
lt
r
a
n
s
c
r
i
p
t
i
o
nf
a
c
t
o
r
ルマー), S
e
q
u
e
n
c
eD
e
t
e
c
t
o
r Mode17900 (PE アプ
A (mTFA) 遺伝子の NRF-1反 応 性 領 域 詰 既 報 と 同
隷にゆヒトゲノム DNA (タカラバイオ社)を鋳型と
ライドセイエンス)を用いて定量的 PCR解析を行い,
36B4遺伝子に対する相対発現量として各撞遺伝子の
こて増幅し,ホタルルシフエラーゼ遺伝子
して PCRI
発現量を定量した。遺伝子発現の検出に用いたプライ
を コ ー ド す る ベ ク タ -pGL3 (インピトロジェン)に
マーベアは以下の通りである。 PGC-1αb
,5
't
g
a
サブクローニンクーした O 本 プ ラ ス ミ ド は mTFA-
gtga
c
atgga
t
g坑 gggat
t
gt
3
' (センス)及び
1ucjpGL3と名づけた。
5
't
c
gc
a
gg
c
tc
a
tt
g
tt
g
ta
c
tg
g
t
3
' (アンチセ
ンス) ;ATP合 成 酵 素 βサブユニット
リポーターアッセイ
lμgの mTFA-1ucjpGL3, 1μzの pcDNAjPGC-1
(
s
u
b
u
n
i
to
f
'g
a
ga
c
ct
t
gggc
ATPs
y
n
t
h
e
t
a
s
e
:bATPase),5
aga a
t
ca
t
ga
a
tg
t
ca
3
' (センス〉及び、 5
' -ggg
く2)
3
c
c
ag
c
ag
a
tc
c
ac
a
ac
c
tt
t
at
c
3
' (アンチセンス);
チトクローム c
喜変化欝素サブユニット I (
c
y
t
o
c
h
r
o
m
ec
o
x
i
d
a
s
e8
u
b
u
n
i
t 宜 :COXI
I
),5
'g
c
cg
a
ct
a
aa
t
c
't
c
tagga
c
a
aagc
a
ac
a
gt
a
a
3
' (センス)及び 5
a
t
gggca
t
aaagc
t
at
3
' (アンチセンス) ;mtTF
A,5
'a
g
tt
c
cc
a
cg
c
tgg
七a
g
tg
t
3
' (センス〉及
び5
'g
c
gc
a
ca
t
ct
c
ga
c
cc
3
' (アンチセンス);
NRF-1,5
'c
a
gc
a
ac
c
ct
g
atggc
a
cc
g
tg
t
cg
3
'
(センス)及び、 5
'g
g
cc
t
ct
g
at
g
ct
t
gc
g
tc
g
tc
t
g
PGC-1αa及 び PGC-1αbのマウス各臓器における発
,
現分布について検討した。 PGC-1αaの mRNAは
0 PGC-1αa及 び 36B4mRNA
g
3
' (アンチセンス )
既報どおり(1. 3) 掲色詰訪組識,骨格筋,腎臓,脳,
の検出には既報のプライマーペアを用いた (14slao
a
)。一方, PGC心篇などの臓器に発現を認めた(璽 2
マウス各組織におぜる PGC-lαbの発現分布
PGC-1αa及び PGC-1αbの mRNAはノザンプロッ
ト上ほぼ同等の位置に泳動されると予瀕され,ノザ、ン
プロットにより両者の発現量を験討することは困難と
考えられた。そこで,各々のアイソフォームに特異的
なプライマーベアを患いた定量的 RT-PCR法により,
lαbの mRNAI
ま骨格筋及び心筋 i
こ特徴的に高発現
【結
果】
しており,褐急詣訪組織にも軽震の発環を確認した
(
国2
b
)。
PGC-lα 新規アイソフォームの同定
マウス ESTデータベースを竣索の結果,窺報む P
GC-1αcDNAと 5
'剖のみが異なった塩基配列を有す
る ESTクローンが存在することを見出した (ESTア
クセッション番号 AW107131及 び B
B
8
5
3
7
2
9
)。 こ れ
らの ESTクローンの塩基配列から推定されるアミノ
酸記列は,既報の P
GC-1α のアミノ末端 1
6アミノ按
2アミノ酸分の
分の塩基が欠失し, これとは異なる 1
塩基に量換された講造を持っていた(図 1)。マウス
ゲノム清報データベースを検索した結果,
PGC-lαbの強制発現が各謹遺{云子発現及びミトコン
ドリア合成に及ぼす効果
C2C12筋笥紐抱にアデノウイノレスベクターを罵い
て PGC-1αbを 強 制 発 現 し , 各 撞 の 内 因 性 の 遺 伝 子
発現を定量的 RT-PCR法により検討した。 PGC-1αa
,
PGC-1αbの共通部分を認識する抗体によるイムノプ
ロットでは, C
2C12箆 篤 鱈 胞 に PGC-1α 蛋 白 は 検 出
できなかった(図 3
a
)。また, RT-PCRによっても P
GC-1αa (データ示さず), PGC-1αbの mRNAも検
出されなかった(密 3
b
)
0 C2C12筋 笥 組 胞 に pGC-1
a
これら
ESTクローンにおいて既報の PGC-1αcDNA塩 基 配
列とは異なる部生と完全に一致する配列が,既報の P
G
C
1
α 遺{云子の第一エクソン上流約 1
5
k
bの位墨に存
,
g0.020
"
,
'末 端 に は ス プ ラ イ シ ン
在した。この梧同性領域の 3
司
‘
グ受容部のコンセンサス配列に合致する塩基配列が存
jom
芸0.016
D
:
:
在した。以上の知克から,今回同定した ESTクロー
毛
D
39GOB
ンがコードする mRNAは
, P
GC-1α 遺伝子の未開定
U 0.004
0
のスプライシングパワアントに由来すると考えられた。
a
.
以下,本論文では,既報の P
GC-1α を PGC-1αaと
b
今回同定したスプライシングバリアントを PGC-1αb
20
.
0
2
5
,
と呼ぶ。
2
2962B
a
E0
.
0
1
5
z
a
t
gg
c
tt
g
ggaca
t
gt
g
cagccaagact
c
tg
t
at
g
ga
g
tgaca
t
agag
~ 0
.
0
1
0
:
o
u
。
a
.
で 0
.005
MAWDMCS QDSVWSDI E
b
a
t
gt
t
gggat
t
gt
c
at
c
ca
t
gg
a
tt
c
aa
t
tt
t
gaaa
命 令 命 令 命 令 . . )参考
8 タ点々々
々々
9
o--ゼ「
密 2
. 各 種 臓 器 に お け る PGC・1αa及 び PGC-lαbの
MLG LSSMDSILK
匿1
. PGC・1αa及び PGC-lαbのアミノ接配列の差異
a
) 及 び PGC-1αb (
b
) の翻訳
マウス PGC-1αa(
関桧部位のメチオニンをコードする ATGからの互い
に相違した部位む全塩基配列およびそれに対応するア
ミノ酸配列を示す。
0
発現分布
槌 時 摂 食 時 の マ ウ ス の 各 議 器 に お け る PGC-1αa
(
a
)及 び PGC-lαb(
b
) の mRNA発現量を RT-PCR
にて検討した。 mRNA量 は 36B4mRNAに 対 す る 相
対量を 3@]の実験で得ちれた植の平均値土標準誤差で
表示した。
(3)
4
αbをコードするアデノウイルスを感染させると, ウ
イノレス量依存性 i
,
こ PGC-lαb0)mRNAは増加し,
GC-lα 蛋白の発現も増加した
またこれと平行して P
a,b
)。
〈
図3
PGC-lαbの強制発現によち, mTFA,NRF-l,
bATPase,COXI
Iの mRNA発現は,いずれも PGC1αbの発現量抜毒性に増加した〈図 3
c
-f)。また, P
GC-lαbを発現させた細胞の徴細構造を電子顕微鏡
のサイズの増大が観察された〈図
写活性化作用に及ぼす PGC-lαbの効果を検討した O
2
9
3細抱において, mTFAに 対 す る 転 写 活 性 は
NRF-lの 発 現 i
こより,基礎誼の約 2倍 に 増 強 し た
︽U
司
44
b
Z
﹃
15
50
噌E
5
民叫︽︾
G
玄
出
品
甲
山
口a6FEOO&
B
l
o
t
:PGC.1α
nununu
a
AxCAPGC・
1αb:
(
話O
l
}
50
o
Ax
CAPGC1αb:
圃
(
M
O
I
)
c
。一割弱﹄︿ZNhEマ図@品川﹃一宗一00
場..
<
<
l
《
25
0
:
:
20
z
E
マ
∞ 15
u)
F事
@
10
自
陣
《
c
. 5
ト
・
~
(
M
O
I
)
5
15
50
G
5
15
50
7
6
5
4
3
2
1
8
0
Ax
CAPGC・
1αb:
G
d
。30
』
4
)。
PGC-lαbO)転写活性化作用
PGC-lαaは NRF-llこ亘接結合し,その活性を増
強することが知られている(12)。そこで, NRF-IO)転
。=EdZNhE-
i
こより換討した結果,単位視野あたりのミトコンドワ
ア数の増加を認めるとともに,掴々のミトコンドリア
9
5
15
50
Ax
CAPGC-1αb:
(
M
O
I
)
-H
0
.
5
ZHh
呈・マ包@目立で
0
.
4
0
.
3
0
.
2
Hhgz
0
.
1
8
AxCAPGC・1αb:
司4 4 z
aHTqu
nunununuw
nununUAU
剛志円ミ HhaFE
。ぉ酬と︿ZU5守
。 語︽
e
e
。
Q
AxCAPGC・1αb:
15
5
50
5
15
50
(
M
O
I
)
(
M
O
I
)
璽3
. PGCぺαbの強制発現による各蓮遺缶子発現の変化
C2C12筋筒細抱に記載の通りの重複感染度 (
m
u
l
t
i
p
l
i
c
i
t
yo
fi
n
f
e
c
t
i
o
n:MOI
)I
こて PGC-lαbをコードするア
8時間の紐抱から得た可溶化分画を PGC-lα を認識する
デノウイルス (AxCAPGC-lα 訟を感染させた。感染後 4
8時間の細抱かる t
o
t
a
lRNAを得て, PGC-lα(b),
抗体を用いたイムノプロットに供した(心。また,感染後 4
bATPase(c),COXII(
心
,
血 TF
A(
e
),NRF-1(f)の mRNA発 現 量 を RT-PCRに て 検 討 し た 。 各 種 遺 伝 子 の
mRNA量 i
ま 36B4mRNAに対する相対量を 3呂の実験で得られた値の平均鐘士課準誤差で表示した。
(4)
5
(
図 5)0 NRF-1とともに PGC-1αaを発現させると,
言
国
~ 5
.
0
きに達した。また,同量の PGC-1αbを
礎 僅 の 約 5f
:
;
:
;
韓
三 4
.
0
NRF-1とともに発現させても,転写活性は基礎僅の
9
3組 抱 i
こPGC-1αaもしくは P
約 5倍に増強した。 2
GC-1αbのみを発現させても, mTFAの転写活性は
基礎櫨の
6
.
0
0
.
既報どおり(1
2)mTFAの転写活性はさらに増強し,基
0
匂阻
害
3
.
0
z
。
惇
m 2.0
.
三 1.0
2倍に増強した。
暗
世
匂回
J
【考
察】
0
.
0
NRF:
GC-1α の新規なスプライシン
ノム清報の解析から, P
P
G
C
1
α 訟を同定し,その特性を検
グバリアント (
討した。 PGC-1αbは,既報の PGC-1α(PGC-1αa)
のアミノ末端 1
6アミノ酸が欠失し,これとは異なる
+
+
+
PGC.1αb:
・ ・ ・ + ・
÷
図5
. PGC・1αbによる NRF-l転写増強作用
2
9
3細胞に mTFA-1ucjpGL3及び内密性諜準として
,
l pcDNAjPG
のSRαjLacZともに, pcDNAjNRFC
1
α , pcDNAjPGC-1αbの各プラスミドを単独で
÷
もしくは記載どおりの組み合わせで導入した。遺伝子導
8時間後に細胞を冨寂し,ルシフエラーゼアッセイ
入4
とβガラクトシダーゼアッセイに供した。レポーター遺
缶子む転写活性は, βガラクトシダーゼ活性あたりのル
シフエラーゼ活性む平均鐘±諜準誤差で表示した。
1
2アミノ駿 i
こ置換された構造を持っていた。各種遺
伝子データベース検索の結果, PGC-1αbOオルソロ
グをコードすると考えられる mRNAはマウスのみな
らず, ラットやヒトにも確認される(データ示さず)。
Control
+
PGC
・1
αa:
本研究ではマウス ESTデータベース及びマウスゲ
Ax
CAPGC-1αb
(MOI50)
x5000
x10000
密4
. PGC・1αbの強制発現によるミトコンドワアの増加
C2C12筋筒細屈に重複惑染震 (
m
u
l
t
i
p
l
i
c
i
匂T o
fi
n
f
e
c
t
i
o
n:MO
I
)5
0にて PGC-1αbをコードするアデノウイル
8時間の椙抱をウイルス非感染細胞を対照として (
C
o
n
t
r
ol)電子
ス (AxCAPGC-lαb) を感染させた。惑染後 4
0
0
0倍畿,下設 1
0
0
0
0f
音
イ
象
。
顕徴鏡的観察に供した。上段 5
(5)
6
これ辻, PGC-lαbがマウスのみならず,時乳動物に
生成や酸化的リン酸化に関わる各種の遺伝子の発現に
GC-lα 遺{云子のスプライシング
普遍的;こ存在する P
対し主要な役割を果たすかは明らかではなし可。アイソ
バリアントである可能性を示唆するものである O
フォーム特異的な抗体を作成し,蛋白レベルで両アイ
PGC-lαaと辻異なり, PGC-lαbの臓器分布は,
ソフォームの発現量 C 絶対値を比較することは, PG
,
ほぼ骨諮筋及び心筋に限局していた。 PGC-lαaは
C
lαbむ生理的意義のさらなる検討にとって重要で
骨格筋では呼吸鎖における接化的リン酸化に関わる遺
あろう。また,各アイソフォームを特異的に欠失する
伝子の誘導に関与するとともに,
ミトコンドリアの生
遺伝子欠損マウスを作成すれば,橿体レベルでのエネ
成にも重要な磯能を果たすと考えられている ω 。そこ
ルギ一代謝における生理的機能む差異が暁らかになる
で,本萌究では,士吾養筋笥縮抱に PGC-lαbを過剰
と考えられる。また,運動急需により骨格筋の酸化的
発現し,各種の内菌性遺伝子の発現を検討した。
リン酸化能やインスワン抜葎性む糖取り込み能は増強
2
九 ま た , 運 動 負 需 に よ っ て 骨 権 第 0) PGC-l
する (20,
C2C12詰養篇簡細胞にアデノウイルスベクターを用
いて PGC-lαbを発現させると,酸化的リン酸化に
必 須 の 欝 素 で あ る bATPase及 び COX豆 0) mRNA
が PGC-lαb蛋自の発現量の増加に伴って強く誘導
された。 bATPaseむ遺託子は核内ゲノム上に存在す
るのに対しく16), COX宜遺伝子はミトコンドワア遺伝
増加するのかという点も,今後む重要な検討課題と考
子にコードされる的。 mTFAは核内ゲノムにコード
えられる。
される転写因子であるが,
αの発現量が増加すること (22,
2
3
)も知られており,運動
GC-lα
負荷による骨格筋の糖指費代諜の変化には, P
の発現増強が重要な投書日を果たす可能性がある O 運動
GC-lα のいずれのアイソフォームが
負荷において P
最近, DNAマイクロアレイを黒いた解析により,
こ移行して
ミトコンドりア i
ミトコンドワアむ各謹の遺伝子の発現誘導やミトコン
2聖糖尿病患者の骨格窮では PGC-lα 及び、 PGC-lα
こ関与することが知られている(へ
ドリア遺伝子の謹製 i
いよって誘導される遺缶子群の発現が低下していると
こ関
また,転写冨子 NRF-lは各種の酸化的ワン喜変化 i
り報告がなされたけ, 1九 ま た
わる酵素の遺伝子を誘導するとともに
m
n
工T
FAむ遺
2型糖尿病患者の近親
者では,耐糖能が正常であっても,骨格筋におけるミ
伝子発現も活性化する c
l
路
へ
§
トコンドリア機能が低下していることも報告されてい
n
工T
F
、
A及
び
び
、 NRF-lの発現 l
はま毘量依存性に増加し,
り
弘
, m
GC-lα の発現の抵
る位九すなわち骨格筋における P
iこミトコンドリアの生成も誘導し 7
たこ。以上の結果
さら に
下や,それによって生じるミトコンドリア機能,すな
2型糖尿病の擢患
, PGC-lαaと同様に,箭肉にお
よち, PGC-lαbは
わち酸化的ワン酸化反症の抵下は
ける酸化的リン酸化に関わる遺伝子の誘導能を有する
感受性を決定付ぜる遺伝的要菌の一つである可能性が
とともに, NRF-ljmTFAカスケードを介してミトコ
示唆される o DNAマイクロアレイを用いた解析では
ンドリアの生戒を増加させることが明ちかとなった。
PGC-lαbと PGC-lαaをI
Rl.IlJできず
2型糖尿病患
2
9
3細胞を用いた一通性発現系により, PGC-lαa
者でいずれのアイソフォームの低下が生じているか辻
と PGC1αbむ転写共役活笹を検討したところ, PG
明らかではない。 PGC-lαb, PGC-lαaの各アイソ
C-lαaと同様に PGC-lαbも NRF-lの転写活性を刺
,PGC-lαbともに NRF-l非導入
激した。 PGC-lαa
細胞においても, mTFA0)プロモーター活性を基礎
9
3縮抱に
鐘に比して約 2倍に増加させたが,これは 2
存在する内菌性 0)NRF-lの活性を刺激した結果であ
フォームの発現量を 2型糖尿病患者の骨格筋で検討す
雌
ることにより
2型糖京病の遺伝素因の解明にとって
有用な情報が得与れる可能性があろう。
【謝辞】
ると考えらえる。導入したプラスミド量あたちの
NRF-lt
こ対する転写共役活 詮 i
こ
は
, PGC1αaと PG
C
lαb寵で差は認めなかった。すなわち, PGC-lαa
と PGC-lαbは,少なくとも NRF-l1
こ対しては,ほ
賜りました神戸大学大学説志期分子医学講座,糧京病
ぼ同等の活性を有するものと考えられた。
車内科春日雅人教授に厚くお礼申し
代露首・消化器・腎E
J
本研究にあたり, AxCALacZを撰与いただきまし
問
PGC-lαa及び PGC-lαbが機能的 i
こ同等であると
た斉藤泉博士に深く惑謝いたします。また,ご指導を
上げます。
仮定すると,これらのアイソフォームのうちいずれが
【文献】
生理的に重要かは,南アイソフォームの発現量の多寡
に依存すると考えられる o RTPCR法では両者の発
田
1) P
u
i
g
s
e
r
v
e
r,P
.,Wu,Z
.,Park,C.W.,G
r
a
v
e
s,
right,M.,S
p
i
e
g
e
l
m
a
n,B
.
M
.
:A c
o
l
d
R
.
, W
現量の絶対鐘を比較することは困難であり,骨諮筋に
おいていずれむアイソフォームが,
ミトコンドリアの
(6)
7
i
n
d
u
c
i
b
l
e c
o
a
c
t
i
v
a
t
o
r o
f n
u
c
l
e
a
r r
e
c
e
p
t
o
r
s
r
e
s
p
o
n
s
i
v
e g
e
n
e
s i
n
v
o
l
v
e
d i
n o
x
i
d
a
t
i
v
e
l
i
n
k
e
dt
oa
d
a
p
t
i
v
et
h
e
r
m
o
g
e
n
e
s
i
s
.C
e
l
l 党:
p
h
o
s
p
h
o
r
y
l
a
t
i
o
na
r
ec
o
o
r
d
i
n
a
t
e
l
yd
o
w
n
r
e
g
u
l
a
t
e
d
8
2
9
8
3
9,1
9
9
8
.
., K
r
a
l
l
i, A.:PGC-1, a v
e
r
s
a
t
i
l
e
2) Knutti, D
i
n human d
i
a
b
e
t
e
s
. Nat G
e
n
e
t
.3
4
:2
6
7
2
7
3,
c
o
a
c
t
i
v
a
t
o
r
.T
r
e
n
d
. Endocrinol
. Metab. 1
2
:
1
0
)P
a
t
t
i,M.E
.
, B
utte,A
.
J
.,Crunkhorn,S
.,C
u
s
i,
2
0
0
3
.
K.,B
e
r
r
i
a,R
.
, Kashyap,S
.,主
主i
y
a
z
a
k
i,Y.,
3
6
0
3
6
5,2
0
01
.
3) P
u
i
g
s
e
r
v
e
r,P
.,Spiegelman,B
.M
.
:Peroxisome
Kohane,,
.
1C
o
s
t
e
l
l
o,M.,S
a
c
c
o
n
e,R
.
, Landaker
,
p
r
o
l
i
f
e
r
a
t
o
r
a
c
t
i
v
a
t
e
dr
e
c
e
p
t
o
r
g
a
m
m
ac
o
a
c
t
i
v
a
t
o
r
E
.J
.,G
o
l
d
f
i
n
e,A
.
B
.,五
在un
,E
.
, DeFronzo,R
.
,
lα(PGC-1α):t
r
a
n
s
c
r
i
p
t
i
o
n
a
lc
o
a
c
t
i
v
a
t
o
rand
F
i
n
l
a
y
s
o
n,J
.,Kahn,C
.R
.
, Mandarino,L
.
J
.
:
m
e
t
a
b
o
l
i
cr
e
g
u
l
a
もo
r
. Endoc
r
.R
e
v
.2
4
:7
8
9
0,
Coordinated r
e
d
u
c
t
i
o
no
fg
e
n
e
so
fo
x
i
d
a
t
i
v
e
2
0
0
3
.
metabolismi
nhumanswithi
n
s
u
l
i
nr
e
s
i
s
t
a
n
c
e
4) Yoon,J
.
C
.,P
u
i
g
s
e
r
v
e
r,P Chen,G
.,Donovan,
and d
i
a
b
e
t
e
s
:P
o
t
e
n
t
i
a
lr
o
l
eo
f PGC1 and
J
.,Wu,Z
.,Rhee,J
.,Adelmant,G
.,S
t
a
f
f
o
r
d,
NRF1
. Proc Natl Acad S
c
i USA. 1
0
0
:8
4
6
6
-
J
.,Kahn,C
.R
.
, Granner
,D
.K
.
, Newgard,C
.
0
0
3
.
8
4
7
1,2
勺
B
.
, S
piegelman, B
.M
.
: C
o
n
t
r
o
lo
fh
e
p
a
t
i
c
1
1
) Sakaue,H.,Ogawa,W.,Takata,M.,Kuroda,
g
lu
c
o
n
e
o
g
e
n
e
s
i
s もhrough t
h
et
r
a
n
s
c
r
i
p
t
i
o
n
a
l
S
., Kotani, K
.
, Matsumoto, M., Sakaue,
c
o
a
c
t
i
v
a
t
o
rPGC-1
.N
a
t
u
r
e
.4
1
3
:1
3
1
1
3
8,2
0
01
.
h
ι, N
i
s
h
i
o, S
., Ueno, 五
Kasuga, 1
¥
ι
:
5) Herzig,S
.,Long,F
.,Jhala,U
.
S
.,Hedrick,S
.,
P
h
o
s
p
h
o
i
n
o
s
i
t
i
d
e 3
k
i
n
a
s
e i
s r
e
q
u
i
r
e
d f
o
r
Quinn,R
.
, Bauer,A
.,Rudolph,D
.,Schutz,
i
n
s
u
l
i
n
i
n
d
u
c
e
dbutnotf
o
rgrowthhormone-
G
.,Yoon,C
.,P
u
i
g
s
e
r
v
e
r,P
.,Spiegelman,B
.,
o
rh
y
p
e
r
o
s
m
o
l
a
r
i
t
y
i
n
d
u
c
e
dg
l
u
c
o
s
e uptake
Montminy, 主
主
i
n 3T3-L1 a
d
i
p
o
c
y
t
e
s
. Mol Endocrinol
.1
1
:
CREB r
e
g
u
l
a
t
e
s h
e
p
a
t
i
c
1
5
5
2
1
5
6
2,1
9
9
7
.
g
l
u
c
o
n
e
o
g
e
n
e
s
i
s through t
h
e c
o
a
c
t
i
v
a
t
o
r
1
2
) 羽T
u,Z
.,P
u
i
g
s
e
r
v
e
r,P
.,Andersson
,U
.,Zhang,
PGC-1
.N
a
t
u
r
e
.4
1
3
:1
7
9
1
8
3,2
0
01
.
C
., Adelmant, G
., Mootha, V., Troy,
6) P
u
i
g
s
e
r
v
e
r,P
.,Rhee,J
.,Donovan,J
.,Walkey,
Altomonte,J
.,Dong,H
.,A
c
c
i
l
i,D
.,S
p
i
e
g
e
l
m
a
n,
A., C
i
n
t
i, S
., L
o
w
e
l
l, B
.
, S
c
a
r
p
u
l
l
a, R.C
.,
Spiegelman,B
.
M
.
: Mechanismas C
o
n
t
r
o
l
l
i
n
g
I
n
s
u
l
i
n
r
e
g
u
l
a
t
e
dh
e
p
a
t
i
cg
l
u
c
o
n
e
o
g
e
n
e
s
i
s
E
在i
t
o
c
h
o
n
d
r
i
a
l B
i
o
g
e
n
e
s
i
s and R
e
s
p
i
r
a
t
i
o
n
throughFOX01-PGC-1αinteraction.N
a
t
u
r
e
.
throught
h
eThermogenicC
o
a
c
t
i
v
a
t
o
rPGC同
1
.
C
.
J
.,Yoon,J
.
C
.,O
r
i
e
n
t
e,F
.,Kitamura,Y
.
,
B
.
拡
C
e
l
L9
8
:1
1
5
1
2
4,1
9
9
9
.
4
2
3
:5
5
0
5
5
5,2
0
0
3
.
7) Booth,F.W. & Thomason,D
.B
.
:M
o
l
e
c
u
l
a
r
1
3
) Takata,M.,Ogawa,W.,Kitamura,T
.,Hino,
andc
e
l
l
u
l
a
ra
d
a
p
t
a
t
i
o
no
fmusclei
nr
e
s
p
o
n
s
e
Y
., Kuroda, S
., Kotani, K
.
,
K
l
i
p, A
.
,
t
oe
x
e
r
c
i
s
e
:p
e
r
s
p
e
c
t
i
v
e
so
fv
a
r
i
o
u
sm
o
d
e
l
s
.
Gingras,A.C.,Sonenberg,N.,Kasuga,話 J
Physiol
.R
e
v
.7
1
:5
4
1
5
8
5,1
9
91
.
Requiremnet f
o
r Akt (
p
r
o
t
e
i
nk
i
n
a
s
e B) i
n
8) Lin,J
.,羽T
u,五
円 Tarr,P
.
T
.,Zhang,C
.
Y
.,
i
n
s
u
l
i
n
i
n
d
u
c
e
da
c
t
i
v
a
t
i
o
no
fg
l
y
c
o
g
e
ns
y
n
t
h
a
s
e
Wu,Z
.,Boss,0
.,Michael,L
.
G
.,P
u
i
g
s
e
r
v
e
r,P
.,
andp
h
o
s
p
h
o
r
y
l
a
t
i
o
no
f4E-BP1 (PHAS-l
)
.J
I
s
o
t
a
n
i,E
.
, O
lson,E
.N
.,L
o
w
e
l
l,B
.
B
.
, B
a
s
s
e
l
-
B
i
o
lChem. 2
7
4
:2
0
6
1
1
2
0
6
1
8,1
9
9
9
.
Duby,
豆
.
, S
piegelman,B
.M
.
:T
r
a
n
s
c
r
i
p
t
i
o
n
a
l
1
4
) 話i
y
a
k
e, ζ
1 , Ogawa, W., Matsumoto, M.,
c
o
a
c
t
i
v
a
t
o
rPGC-1a
l
p
h
ad
r
i
v
e
st
h
eformation
Nal
王a
mura, T
., Sakaue,五., Kasuga, M
.
:
o
fs
l
o
w
t
w
i
t
c
h muscle f
i
b
r
e
s
.N
a
t
u
r
e
.4
1
8
:
Hyperinsulinemia, g
l
u
c
o
s
ei
n
t
o
l
e
r
a
n
c
e, and
7
9
7
8
01
.2
0
0
2
.
d
y
s
l
i
p
i
d
e
m
i
ai
n
d
u
c
e
d by a
c
u
t
ei
n
h
i
b
i
t
i
o
no
f
p
h
o
s
p
h
o
i
n
o
s
i
t
i
d
e3
k
i
n
a
s
es
i
g
n
a
l
i
n
gi
nt
h
e
9) 在
¥
1ootha,V.K.,Lindgen,C.M.,E
r
i
k
s
s
o
n,K.F
.,
Subramanian,A.,S
i
h
a
g,S
.,L
e
h
a
r,J
.,P
u
i
g
s
e
r
v
e
r,
l
i
v
e
r
.J
.C
l
i
n
.I
n
v
e
s
t
.1
1
0
:1
4
8
3
1
4
9
1,2
0
0
2
.
P
.,C
a
r
l
s
s
o
n,E
.
, R
i
d
d
e
r
s
t
r
a
l
e,M.,L
a
u
r
i
l
a,
1
5
)I
n
o
u
e,H
.,Ogawa,W.,Ozaki,M.,Haga,S
.,
E
.
, H
o
u
s
t
i
s,N.,Daly,M.J.,P
a
t
t
e
r
s
o
n,N
.,
Matsumoto,M.,Firukawa,K
.
, Hashimoto,
Mesirov, J
.
P
., Golub, T
.R
.
, Tamayo, P
.,
Spiegelman, B
.
, Lander
,E
.S
., Hirschhorn,
N., Kido, Y
., Mori, T
., Sakaue,五.,
Teshigawara, K
.
, J
i
n, S
., I
g
u
c
h
i, H.,
J
.
N
.,A
l
t
s
h
u
l
e
r,D
.,Groop,L
.C
.
:PGC-1a1pha-
Hiramatsu,豆., LeRoith, D
., Takeda, K
.,
(7)
8
Akira,S
.,Kasuga,M
.
:R
0
1
eo
f ST
AT3i
n
r
e
g
u
1
a
t
i
o
no
fh
e
p
a
t
i
cg
l
u
c
o
n
e
o
g
e
n
i
cg
e
n
e
s
and c
a
r
b
o
h
y
d
r
a
t
e metabolism i
nv
i
v
o
. Nat
Med. 1
0
:1
6
8
1
7
4,2
0
0
4
.
1
6
) Das,A.M.: 豆e
g
u
l
a
t
i
o
no
ft
h
em
i
t
o
c
h
o
n
d
r
i
a
l
在0
1
ATP-synthase i
nh
e
a
l
t
h and d
i
s
e
a
s
e
.五
0
0
3
.
GenetMetab. 7
9
:7
1
8
2,2
1
7
) Gnaiger, E
.
, L
a
s
s
n
i
g, B
., Kuznetsov, A
.
,
R
i
e
g
e
r, G
., M
a
r
g
r
e
i
t
e
r, R
.
: M
i
t
o
c
h
o
n
d
r
i
a
l
oxygen a
f
f
i
n
i
t
y, r
e
s
p
i
r
a
t
o
r
y f
l
u
x c
o
n
t
r
o
l
ande
x
c
e
s
sc
a
p
a
c
i
t
yo
fcytochromeco
x
i
d
a
s
e
.
l
.2
0
1
:1
1
2
9
1
1
3
9,1
9
9
8
.
J ExpB
i
o
1
8
)S
h
a
d
e
l, G
.
S
., Clayton,D
.
A
.
:M
i
t
o
c
h
o
n
d
r
i
a
l
t
r
a
n
s
c
r
i
p
t
i
o
ni
n
i
t
i
a
t
i
o
n
.V
a
r
i
a
t
i
o
nandc
o
n
s
e
r
v
a
-
t
i
o
n
.J
.B
i
ol
. Chem. 2
6
8
:1
6
0
8
3
1
6
0
8
6,1
9
9
3
.
1
9
)S
c
a
r
p
u
l
l
a, R
.C
.
: N
u
c
l
e
a
r c
o
n
t
r
o
l o
f
r
e
s
p
i
r
a
t
o
r
yc
h
a
i
ne
x
p
r
e
s
s
i
o
ni
n mammalian
c
e
l
l
s
.J
.B
i
o
e
n
e
r
g
. Biomembr. 2
9
:1
0
9
1
1
9,
1
9
9
7
.
.
O
.,C
o
y
l
e,E
.F
.
:A
d
a
p
t
a
t
i
o
n
so
f
2
0
)H
o
l
l
o
s
z
y,J
s
k
e
l
e
t
a
lm
u
s
c
l
et
oe
n
d
u
r
a
n
c
ee
x
e
r
c
I
s
e and
t
h
e
i
rm
e
t
a
b
o
l
i
cc
o
n
s
e
q
u
e
n
c
e
s
.JApplPhysiol
.
5
6
:8
3
1
8
3
8,1
9
8
4
.
21
)G
albo,H
.
:I
n
f
l
u
e
n
c
eo
f aging and e
x
e
r
c
i
s
e
on e
n
d
o
c
r
i
n
ef
u
n
c
t
i
o
n
.I
n
tJS
p
o
r
t Nutr
ExercMetab. 1
1S
u
p
p
l
:S
4
9
5
7,2
0
01
.
2
2
) Baar,K
.
, Wende,A
.R
.
, J
o
n
e
s,T
.E
.
, Marison,
M., N
o
l
t
e, L
.A
.
, Chen, M., K
e
l
l
y, D
.
P
.,
H
o
l
l
o
s
z
y, J
.
O
.
: A
d
a
p
t
a
t
i
o
n
s o
f s
k
e
l
e
t
a
l
muscle t
oe
x
e
r
c
i
s
e
:r
a
p
i
di
n
c
r
e
a
s
ei
nt
h
e
t
r
a
n
s
c
r
i
p
t
i
o
n
a
lc
o
a
c
t
i
v
a
t
o
rPGC-1
. FASEBJ
.
1
6
:1
8
7
9
1
8
8
6,2
0
0
2
.
.
P
.,F
e
i
l
c
h
e
n
f
e
l
d
t,J
.,S
c
h
r
e
i
b
e
r,S
.,
2
3
)R
u
s
s
e
l
l,A
Praz,M.,C
r
e
t
t
e
n
a
n
d,A
.,G
o
b
e
l
e
t,C
.,Meier,
C
.
A
.,B
e
l
l,D
.R
.
, K
r
a
l
l
i,A.,G
i
a
c
o
b
i
n
o,J
.
P
.,
D
e
r
i
a
z,0
.
: Endurance t
r
a
i
n
i
n
gi
n humans
l
e
a
d
st
of
i
b
e
rt
y
p
e
s
p
e
c
i
f
i
ci
n
c
r
e
a
s
e
si
nl
e
v
e
l
s
o
fperoxisomep
r
o
l
i
f
e
r
a
t
o
r
a
c
t
i
v
a
t
e
dr
e
c
e
p
t
o
r
g
a
盟 国 ac
o
a
c
t
i
v
a
t
o
r
1a
n
dp
e
r
o
x
i
s
o
m
ep
r
o
l
i
f
e
r
a
t
o
r
註e
l
e
t
a
lm
u
s
c
l
e
.
a
c
t
i
v
a
t
e
dr
e
c
e
p
t
o
r
a
l
p
h
ai
ns
0
0
3
.
D
i
a
b
e
t
e
s
.5
2
:2
8
7
4
2
8
8
1,2
., Dufour, S
., Befroy, D
.,
2
4
)P
e
t
e
r
s
e
n, K.F
G
a
r
c
i
a, R
.
,
Shulman, G
.1
.
: I
m
p
a
i
r
e
d
七o
c
o
n
d
r
i
a
la
c
t
i
v
i
t
yi
nt
h
ei
n
s
u
l
i
n
r
e
s
i
s
t
a
n
t
mi
o
f
f
s
p
r
i
n
go
fp
a
t
i
e
n
t
sw
i
t
ht
y
p
e 2d
i
a
b
e
t
e
s
.
N. Eng
l
.J
.乱
在e
d
.3
5
0
:6
6
4
6
7
1,2
0
0
4
.
(8)
2
I
d
e
n
t
i
f
i
c
a
t
i
o
no
fan
o
v
e
li
s
o
f
o
r
mo
fperoxisomep
r
o
l
i
f
e
r
a
t
o
r
a
c
t
i
v
a
t
e
d
1a)
r
e
c
e
p
t
o
rg c
o
a
c
t
i
v
a
t
o
r
1 (PGC・
S
h
i
y
uJ
i
n
D
i
v
i
s
i
o
no
fD
i
a
b
e
t
e
sa
n
dD
i
g
e
s
t
i
v
ea
n
dK
i
d
n
e
yD
i
s
e
a
s
e
s,D
e
p
a
r
t
m
e
n
to
fC
l
i
n
i
c
a
lM
o
l
e
c
u
l
a
rM
e
d
i
c
i
n
e,
K
o
b
eU
n
i
v
e
r
s
i
t
yG
r
a
d
u
a
t
eS
c
h
o
o
lo
fM
e
d
i
c
i
n
e,豆o
b
e6
5
0
0
0
1
7,J
a
p
a
n
We h
a
v
ei
d
e
n
t
i
f
i
e
dan
o
v
e
ls
p
l
i
c
i
n
gv
a
r
i
a
n
to
fp
e
r
o
x
i
s
o
m
ep
r
o
l
i
f
e
r
a
t
o
r
a
c
t
i
v
a
t
e
dr
e
c
e
p
t
o
r γ
e
r
i
v
e
d from a p
r
e
v
i
o
u
s
l
yu
n
i
d
e
n
t
i
f
i
e
d exon o
ft
h
e PGC-lαgene. T
h
i
s
c
o
a
c
t
i
v
a
t
o
r
l (PGC-lα),d
i
s
o
f
o
r
mwasa
b
u
n
d
a
n
t
l
ye
x
p
r
e
s
s
e
di
ns
k
e
l
e
t
a
lm
u
s
c
l
eandh
e
a
r
t
. E
c
t
o
p
i
ce
x
p
r
e
s
s
i
o
no
ft
h
ei
s
o
f
r
o
mo
f
t
h
e PGC-lαinto C2C12 myotubes w
i
t
ht
h
eu
s
eo
fa
d
e
n
o
v
i
r
u
s
m
e
d
i
a
t
e
dg
e
n
et
r
a
n
s
f
e
ri
n
c
r
e
a
s
e
dt
h
e
mRNA l
e
v
e
l
so
fg
e
n
e
si
n
v
o
l
v
e
di
nm
i
t
o
c
h
o
n
d
r
i
a
lr
e
s
p
i
r
a
t
o
r
yc
h
a
i
n and s
t
i
m
u
l
a
t
e
db
i
o
g
e
n
e
s
i
so
f
m
i
t
o
c
h
o
n
d
r
i
a
. R
e
p
o
r
t
e
rg
e
n
ea
s
s
a
y
sr
e
v
e
a
l
e
dt
h
a
tt
h
ei
s
o
f
r
o
ms
t
i
m
u
l
a
t
e
dt
r
a
n
s
a
c
t
i
v
a
t
i
o
na
c
t
i
v
i
t
yo
f
n
u
c
l
e
a
rr
e
s
p
i
r
a
t
o
r
yf
a
c
t
o
r
-1
. These r
e
s
u
l
t
ss
u
g
g
e
s
tt
h
a
tt
h
en
o
v
e
li
s
o
f
o
r
mo
f PGC-lαplays an
i
m
p
o
r
t
a
n
tr
o
l
ei
ne
n
e
r
g
yh
o
m
e
o
s
t
a
s
i
si
ns
k
e
l
e
t
a
lm
u
s
c
l
e
.
(9)
Fly UP