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SF-7044F ハードウェアマニュアル 2009.06.18 5版
高速 32bit RISC CPU&FPGA ボ-ド アルファボ-ドシリ-ズ SF-7044F ハ-ドウェア・マニュアル 5版 ALPHA PROJECT Co., LTD 2009/06/18 SF-7044F この度は、アルファボ-ドシリ-ズ ハ-ドウェア・マニュアル 「SF-7044F」をお買いあげ頂きまして誠に有り難うございます。 本製品は、CPUコアにSH2を採用したシングルチップマイコンSH7044FとSRAMテクノロジを採用した 3万ゲートのFPGAデバイスACEX1K30を搭載した汎用CPU&FPGAボードです。 本ボ-ドをお役立て頂くために、本マニュアルを十分お読み下さいますようお願いいたします。 今後共、弊社製品をご愛顧賜りますよう宜しくお願いいたします。 梱包内容 ・SF-7044F ・電源用ハ-ネス ボ-ド ×1枚 (2PIN) ・マニュアル&ソフトウェア CD-ROM ×1本 ×1枚 ・保証書 ×1枚 ・回路図 ×1枚 ★本製品の内容及び仕様は予告なしに変更されることがありますのでご了承ください。 ★本製品は万全の注意を払って製作されていますが、万一初期不良品であった場合、お買い上げ頂いた販売 店へ保証書を添えてご返却ください。 (弊社より直接お買い上げのお客様につきましては、出荷時に全て 登録済みとなっております。) ★保証内容、免責等につきましては、添付の保証書をご覧ください。 目 次 1.製品概要 1 1.1 概要 1 1.2 機能及び特長 1 1.3 仕様 3 1.4 構成ブロック図 4 2.機能説明 5 2.1 設定 5 2.2 メモリバックアップ 11 2.3 リセット 11 2.4 電源構成 13 2.5 端子配列 14 2.5 外部回路の拡張方法 18 3.技術資料 19 3.1 CPUとFPGAの接続 19 3.2 アドレスマップ 22 3.3 ウェイト設定 23 3.4 内蔵フラッシュROMの書き込み方法 24 3.5 FPGAのコンフィギュレーション 26 3.6 SF-7044上のACEXデザインについて 40 3.7 外形寸法 50 3.8 回路構成 50 4.製品サポートと使用上の注意 50 4.1 弊社ホームページのご案内 51 4.2 製品サポート窓口 51 4.3 製品のサポート範囲 51 4.4 使用上の注意 52 SF-7044F 1.製品概要 1.1 概要 本製品は、CPUコアにSH2を採用したシングルチップマイコン「SH7044F」とSRAMテクノロジを採用した3 万ゲートのFPGAデバイス「ACEX1K30」を搭載した汎用CPU&FPGAボードです。本ボ-ドは外部接続コネ クタへ外部拡張に必要な信号をすべて引き出してありますので、各種試作用途及び小ロットの製品への適用など、幅広い対 応が可能です。 1.2 機能及び特長 1)32ビットRISC CPU SH7044F(ルネサステクノロジ製)を搭載 <SH7044F概要> ・内部32ビット構成 ・256KbyteフラッシュROM(F-ZTAT)内蔵 ・4Kbyte RAM 内蔵 ・乗算器内蔵 ・パイプライン 5段パイプライン ・DMAコントローラ 4チャネル ・データトランスファコントローラ ・マルチファンクションタイマパルスユニット 16ビット 5チャネル ・コンペアマッチタイマ 16ビット 2チャネル ・ウォッチドックタイマ 8ビット ・シリアルインタ-フェ-ス 2チャネル ・割り込み 外部9本(NMI、IRQ7~IRQ0) ・パラレルポ-ト 最大82本(兼用端子含む 入出力 74本 入力 8本) ・A/D変換器 分解能10ビット 8チャネル ・最高動作周波数 28MHz(PLL使用時) ・低消費電力 ※機能詳細はSH7044Fのハードウェアマニュアルをご参照下さい。 2)3万ゲート FPGA ACEX1K30(アルテラ製)を搭載 <ACEX1K30概要> ・標準ゲート数 30,000ゲート ・ロジックエレメント数 1,728個 ・エンベデット・アレイ・ブロック数 6個 ・内蔵RAMビット数 24,576ビット ・ユーザI/Oピン数 最大102本 ・MultiVolt I/Oインタフェース 2.5V、3.3V、5.0Vデバイスとインタフェース可能 ・PLL回路を搭載 逓倍:1,2 ・低消費電力 ※機能詳細はACEX1K30のハードウェアマニュアルをご参照下さい。 1 SF-7044F 3)内蔵フラッシュROM256Kbyte、高速SRAM 1Mbyte搭載 本製品に採用したSH7044FはフラッシュROMを256Kbyte内蔵し、約1万回の書き換えが可能 となっています。 内蔵フラッシュROMは、1ステートアクセスなのでSH2の性能を最大限に引き出せます。 RAMは外部にバックアップ可能な高速SRAMを16bitバス幅接続で1Mbyte搭載しておりますので、 多種多用な使い方が可能です。 4)FPGAコンフィギュレーションデバイスが不要、複数のコンフィギュレーションに対応 FPGAのコンフィギュレーションは、コンフィギュレーションデータをユーザプログラム内に配置して、CPUか ら行う方式を採用していますので、専用のコンフィギュレーションデバイスが不要です。 また、FPGAのJTAG端子からのコンフィギュレーションにも対応していますので、デバック等、頻繁にFPG Aの変更が必要な場合には、PCから直接コンフィギュレーション可能です。 5)標準でFPGAはCPUにバス接続 FPGAはCPUにバス接続されているほか、割り込み/状態通知/初期化用の信号があらかじめ接続(切り離し可 能)されています。 6)RS232Cドライバ搭載の通信用コネクタを装備 シリアルI/FにRS232Cドライバを搭載している他、Dサブコネクタを装備しておりますので、基板単体でP Cとの通信テスト等が簡単に行えます。 7)外部拡張が容易 外部接続用コネクタ(64Pin×2、50Pin×1 未実装)へ拡張に必要な信号線をすべて引き出してありま すので、I/O等の接続が容易です。 8)組込みに便利なコンパクトサイズ 120×90(mm)の小型基板に多くの機能を搭載しておりますので、組込み用途に最適です。 2 SF-7044F 1.3 仕様 SF-7044F仕様 C P U 部 F P G A 部 CPU SH7044F(ルネサステクノロジ製) 動作周波数 最大24.576MHz メモリ 内蔵フラッシュROM 256Kbyte 内蔵RAM 4Kbyte 外部SRAM 1Mbyte (6.144MHz水晶) (バッテリバックアップ可) シリアルI/F 非同期/同期 I/F 2チャネル (SCI1は通信用コネクタに接続) パラレルI/O 82本(兼用端子を含む) タイマ/カウンタ 16ビットマルチファンクションタイマ 16ビットコンペアマッチタイマ 8ビットウォッチドッグタイマ 割り込み 割り込みコントローラ内蔵 外部 9本(NMI,IRQ7~IRQ0) A/Dコンバータ 8チャネル FPGA EP1K30TC144-2(ACEX1K 標準ゲート数 30,000ゲート ロジックエレメント数 1,728個 内蔵RAM 24,576bit ユーザI/Oピン 標準入出力 入力専用 クロック入力専用 全 PLL 逓倍:1,2 リセット リセットIC,リセットSW搭載 外部拡張コネクタ(未実装)からのリセットも可能 コンフィギュレーション CPU、FPGAのJTAG端子 5チャネル 2チャネル 分解能10bit アルテラ) 96本 (内26本はCPUにバス接続) 4本 (内1本はCPU PE13に接続) 2本 (内1本はCPU CKに接続) 102本 (空CLK端子で使用可能) 外部拡張 外部接続 64Pinコネクタ×2 未実装 50Pinコネクタ×1 未実装 シリアルI/F 9Pinコネクタ (D-SUB) FPGA JTAG 10Pinコネクタ 電源 2Pinコネクタ 電源電圧 DC 5.0V±10%/3.3V±5% 外部からの3.3V供給動作可 消費電流 TYP.240mA MAX.350mA(参考値) FPGA内の回路規模により消費電流は変化します 本表の値は出荷チェックプログラム(FPGA使用率5%)のものです 使用環境条件 温度 湿度 寸法 120×90 (mm) 共 通 0~50℃ 20~80%(結露なし) 3 SF-7044F 1.4 構成ブロック図 CN1 CN4 A19~A0 CPUバスコントロール系信号 2 0 D15~D8 CPU PORT 8 D7~D0 8 I/O系信号 CS0~2 R D WRH WRL TXD1/RXD1 SH7044F(24.576MHz) SRAM 512K x 8bit 1 4 SRAM 512K x 8bit 1 1 ACEX EP1K30TC144-2 64pin 30,000 gate 102 UserI/O 64pin SP3222 UserI/O CS3 UserI/O PORT nCONFIG PORT nSTATUS PORT CONF_DONE PORT INIT_DONE D-SUB 9pin C K PORT S W RESET UserI/Os GCLK Input GCLK2 Input MD0~3 FWP 50pin JTAG 10P 6 JTAG 6 POWER 3.3V コンフィギュレーションモード切替 core I/O LT1086 4 2 RESET VCC 5 V 6 7 I/O UserI/O PB8/IRQ6/A20/nWAIT FPGA PB9/IRQ7/A21/ADTRG CN3 6.144MHz 3.3V 2pin 4 uPC2925 2.5V SF-7044F 2.機能説明 2.1 設定 本ボードは、使用用途に応じてさまざまな設定の変更が行えます。お客様の用途に合わせて最適な設定にしてください。な お、設定を変更する際には必ず電源を落としてからおこなってください。 図2-1 1)RS232 基板JP配置図 I/Fの使用の選択 本ボードにはRS232ドライバとD-SUBコネクタが搭載されており、RS232 I/Fが直結可能となっています。 RS232ドライバにはSCI1(TxD1、RxD1)が接続されていますが、他の目的で使用する場合には切り離すこ とが可能です。 JP1設定 短絡 : 未短絡 : 注意 RS232ドライバを使用する(出荷時設定) RS232ドライバを使用しない 内蔵フラッシュROMへのブート書き込みには、SCI1を使用する必要があります。 5 SF-7044F 2)モニタLEDの使用の選択 本ボードには、簡易テスト用にモニタLED(LD1:緑)が実装されています。 ポートはPE15を使用していますが、使用しない場合には切り離すことが可能です。 RJ1設定 短絡 : 未短絡 : モニタLEDを使用する(出荷時設定) モニタLEDを使用しない VCC ドライバ PE15 RJ1 PE15 H: 点灯 L: 消灯 SH7044F CPU 図2-2 LD1 モニタLEDの接続 3)SRAMの使用の選択 本ボードには512K×8bit×2個のSRAMが実装されています。 SRAMのチップセレクトにはCS1が接続されていますが、CS1空間を他の目的で使用する場合には切り離すことが可 能です。 RJ2設定 短絡 : 未短絡 : SRAM(CS1)を使用する(出荷時設定) SRAM(CS1)を使用しない 6 SF-7044F 4)CPU-FPGA間接続信号の使用の選択(INIT_DONE信号) 本ボードではFPGAのINIT_DONE信号がCPUのポートに接続されています。 ポートはPE7を使用していますが、使用しない場合には切り離すことが可能です。 RJ6設定 短絡 : 未短絡 : 備考 INIT_DONE信号を使用する(出荷時設定) INIT_DONE信号を使用しない FPGAのINIT_DONE信号はコンフィギュレーション完了後にFPGAがイニシャライ ズ動作中であることを示す信号です。 5)CPU-FPGA間接続信号の使用の選択(IRQ7) 本ボードではFPGAのユーザI/O信号(18ピン)がCPUのIRQ7(PB7)に接続されています。 使用しない場合には切り離すことが可能です。 RJ7設定 短絡 : 未短絡 : IRQ7をFPGA間接続で使用する(出荷時設定) IRQ7をFPGA間接続で使用しない 6)CPU-FPGA間接続信号の使用の選択(WAIT) 本ボードではFPGAのユーザI/O信号(19ピン)がCPUのWAIT(PB8)に接続されています。 使用しない場合には切り離すことが可能です。 RJ8設定 短絡 : 未短絡 : WAITをFPGA間接続で使用する(出荷時設定) WAITをFPGA間接続で使用しない 7 SF-7044F 7)WAIT信号プルアップ使用の選択 FPGAのユーザI/O信号(19ピン)をCPUのWAIT(PB8)に接続して使用する時に、この信号線はプルアッ プ処理されています。プルアップが不要な場合には切り離すことが可能です。 RJ9設定 短絡 : 未短絡 : 8)RS232 FPGA間接続されたWAITをプルアップする(出荷時設定) FPGA間接続されたWAITをプルアップしない I/FのRTSとCTSの短絡 SH7044FのSCIにはフロー制御用のRTS/CTS端子はありません。しかし、接続する相手機器にはRTSとC TSを必要とするものがあります。それらの機器と通信をおこなうために、相手機器のRTSとCTSをボード内で短絡す ることができます。 RJ10設定 短絡 : 未短絡 : RTSとCTSを短絡する。(出荷時設定) RTSとCTSを短絡しない。 本処理は簡易的なものでフロー制御を実現するものではありません。したがって、接続する機器 によってデータオーバーフロー等が発生する場合があります。 9)ボード供給電源の選択 本ボードでは、5Vからボード上のレギュレータで3.3Vを生成していますが、外部から直接3.3Vの電源を供給する ことも可能です。5Vを供給する場合にはCN5から、3.3VはCN1もしくはCN4から供給します。 RJ11設定 短絡 : 未短絡 : 注意 5Vを供給(レギュレータを使用)する。(出荷時設定) 3.3Vを供給する 各電源は必ず所定のコネクタより供給してください。 8 SF-7044F 10)CPU動作モードの設定 S1出荷時設定 CPUモード:ユーザプログラムモード(F2) ON CLKモード:クロックモード2(×4) 1 注意 2 3 4 5 6 動作モードの切り替えは必ず電源を切った状態で行ってください。 スイッチの各ビットはCPUの以下の端子と接続されており、OFFで”1”、ONで”0”となります。 S1 1 2 3 4 5 6 端子名 - FWP MD3 MD2 MD1 MD0 出荷時設定 ON ON OFF ON OFF ON 注意 S1-1はOFFに設定しないで下さい。 ①CPU動作モードの選択 SH7044Fにはさまざまな動作モードがあります。本ボードでは以下のモード設定が可能です。 MODE S1設定 6 モード名 内蔵 ROM CS0バス幅 2 5 0 OFF ON ON MCU拡張モード0 無効 8 1 OFF ON OFF MCU拡張モード1 無効 16 2 OFF OFF ON MCU拡張モード2 有効 8/16/32 3 OFF OFF OFF シングルチップモード 有効 - F0 ON ON ON ブートモード 有効 8/16/32 F1 ON ON OFF ブートモード (シングルチップ) 有効 - F2 ON OFF ON ユーザプログラムモード 有効 8/16/32 OFF ユーザプログラムモード (シングルチップ) 有効 - F3 ON OFF 上記以外 注意 設定しないでください。 動作モードの変更は、各ジャンパ設定と周辺インターフェースの接続をよく確認のうえ おこなってください。 9 SF-7044F ②クロックモードの選択 SH7044Fはクロック逓倍用PLL回路を内蔵しており、以下のクロックモードが設定可能です。 S1設定 MODE 動作クロック 3 4 0 ON ON ×1 1 ON OFF ×2 2 OFF ON ×4 3 OFF OFF - 注意 MODE3には設定しないで下さい。 11)FPGAコンフィギュレーションモードの設定 SW2出荷時設定 CPUモード JTAG 注意 CPU 動作モードの切り替えは必ず電源を切った状態で行ってください。 CPU CPUからプログラムによるコンフィギュレーション JTAG FPGAのJTAG端子からのコンフィギュレーション 10 SF-7044F 2.2 メモリバックアップ 本ボ-ド上のRAMは外部にバックアップ電源を接続することによりバックアップが可能です。 BATT端子(CN1 64P)にバックアップ電源を接続してください。 なお、リチウムイオン電池等の2次電池を使用される場合には、別途充電回路が必要となります。 CN1 2.4V≦BATT≦3.3V 64 BATT リチウム電池等 GND 50 SF-7044F 図2-3 注意 メモリバックアップ接続 本ボードで採用している高速SRAM(1個当たり)は、バックアップ電流にtyp1uA/max40uA が必要です。 2.3 リセット 本ボ-ドのリセット動作には以下の3つがあります。 1)電源投入時及び電圧降下時のリセット動作 5V供給時に約4.3V~4.7V(標準4.5V)でシステムリセットされます。 nRESET端子は専用IC(PST592CM(ミツミ製))により、約 100ms 間の LOW パルスが出力されます。 CPUはパワーオンリセット例外処理を開始します。 【電源投入時】 【電圧下降時】 4.7V 4.3V 4.7V 4.3V 100ms リセット開始 リセット解除 CH1:VCC(+5V) CH1:VCC(+5V) CH2:nRESET(IC5 1pin) CH2:nRESET(IC5 1pin) 11 SF-7044F 2)リセットSWによるリセット動作 リセットSWを押すことにより強制的にシステムリセットされます。こちらも専用ICにより、約 100ms 間の LOW パルスが 出力されます。CPUは、パワーオンリセット例外処理を開始します。 【リセットSWによるnRESET】 リセット解除 PUSH 100ms CH1:リセットSW(IC5 2pin) CH2:nRESET(IC5 1pin) 3)外部からの制御によるリセット nRESET端子(CN1 61P)へ外部回路を接続することにより、外部からのリセット動作が可能となります。 (パワーオンリセット) nRESET信号はオープンコレクタ出力なのでワイアードOR接続が可能です。 この場合は、外部の RESET回路により、安定時間分の RESET パルスを保持する必要があります。 CN1 61 外部 RESET 回路 T ≧ 10ms nRESET GND 13,14 SF-7044F 図2-4 外部からのリセット接続 12 SF-7044F 2.4 電源構成 SF-7044Fボード上には3.3Vと2.5Vの電源レギュレータが搭載されています。 各々の電源関係を下図に示します。 CN1-1 CN4-43,44 5V(VCC) 3.3V レギュレータ CN7 1 2.5V レギュレータ JP11 SH7044F SRAM 232C ドライバ 0V(GND) SF-7044F ACEX(VccINT) ACEX(VccIO) 2 図2-5 電源関係図 電源投入/切断時の各レギュレータの特性 【電源投入 5V(CH1)-3.3V(CH2)】 【電源切断 5V(CH1)-3.3V(CH2)】 【電源投入 5V(CH1)-2.5V(CH2)】 【電源切断 5V(CH1)-2.5V(CH2)】 13 SF-7044F 2.5 端子配列 本ボ-ドは外部拡張に必要な信号をCN1、CN3、CN4にすべて引き出してあります。 以下に各コネクタの端子配列を示します。 CN1 CPUバスコントロール系信号端子 1 3.3V FPGA 28pin Input/Output 2 3 FPGA 27pin Input/Output FPGA 26pin Input/Output 4 5 FPGA 23pin Input/Output FPGA 22pin Input/Output 6 7 FPGA 21pin Input/Output FPGA 20pin Input/Output 8 9 FPGA 19pin Input/Output FPGA 18pin Input/Output 10 11 FPGA 11pin Input/Output,RDYnBSY FPGA 12 13 GND 15 D15/PD15 △☆ D14/PD14 △☆ 16 17 D13/PD13 △☆ D12/PD12 △☆ 18 19 D11/PD11 △☆ D10/PD10 △☆ 20 21 D9/PD9 △☆ D8/PD8 △☆ 22 23 D7/PD7 △☆◎ D6/PD6 △☆◎ 24 25 D5/PD5 △☆◎ D4/PD4 △☆◎ 26 27 D3/PD3 △☆◎ D2/PD2 △☆◎ 28 29 D1/PD1 △☆◎ D0/PD0 △☆◎ 30 31 VCC (5V) 33 A21/PB9/nIRQ7/nADTRG ○ A20/PB8/nIRQ6/nWAIT ○ 34 35 A19/PB7/nIRQ5/nBREQ ▽○☆ A18/PB6/nIRQ4/nBACK ▽○☆ 36 37 PB5/nIRQ3/nPOE3/RDWR 39 PB3/nIRQ1/nPOE1/nCASL 41 A17/PB1 ○☆ A16/PB0 ○☆ 42 43 A15/PC15 ○☆ A14/PC14 ○☆ 44 45 A13/PC13 ○☆ A12/PC12 ○☆ 46 47 A11/PC11 ○☆ A10/PC10 ○☆ 48 49 GND 51 A9/PC9 ○☆ A8/PC8 ○☆ 52 53 A7/PC7 ○☆ A6/PC6 ○☆ 54 55 A5/PC5 ○☆ A4/PC4 ○☆ 56 57 A3/PC3 ○☆ A2/PC2 ○☆ 58 59 A1/PC1 ○☆ A0/PC0 ○☆ 60 61 nWDTOVF 63 NMI ◎ ○ △ ▲ ▽ □ ☆ 7pin Input/Output,CLKUSR GND 14 VCC (5V) 32 PB4/nIRQ2/nPOE2/nCASH 38 PB2/nIRQ0/nPOE0/nRAS 40 GND △ nRESET 62 BATT 64 表中の記号説明 CPUとFPGAの接続に使用されている端子、下線の機能にて使用され変更不可能 CPUとFPGAの接続に使用されている端子、FPGAの設計内容により変更可能 10KΩにてプルアップされている端子 4.7KΩにてプルアップされている端子 10KΩにてプルダウンされている端子 内蔵フラッシュの書込、リモートデバッガにて下線の機能にて使用される端子 SRAMとの接続に使用されている端子、SRAMを使用しない場合には変更可能 14 50 SF-7044F CN3 FPGA I/O端子 1 FPGA 88pin Input/Output FPGA 87pin Input/Output 2 3 FPGA 86pin Input/Output FPGA 83pin Input/Output 4 5 FPGA 82pin Input/Output FPGA 81pin Input/Output 6 7 FPGA 80pin Input/Output FPGA 79pin Input/Output 8 9 VCC (5V) VCC (5V) 10 11 FPGA 73pin Input/Output FPGA 78pin Input/Output 12 13 FPGA 72pin Input/Output FPGA 70pin Input/Output 14 15 FPGA 69pin Input/Output FPGA 68pin Input/Output 16 17 FPGA 67pin Input/Output FPGA 65pin Input/Output 18 19 - - 20 21 FPGA 64pin Input/Output FPGA 63pin Input/Output 22 23 FPGA 62pin Input/Output FPGA 60pin Input/Output 24 25 FPGA 59pin Input/Output 27 FPGA 55pin GCLK1,CKLK 29 GND GND 30 31 FPGA 51pin Input/Output FPGA 49pin Input/Output 32 33 FPGA 48pin Input/Output FPGA 47pin Input/Output 34 35 FPGA 46pin Input/Output FPGA 44pin Input/Output 36 37 FPGA 43pin Input/Output FPGA 42pin Input/Output,LOCK 38 39 GND GND 40 41 FPGA 41pin Input/Output FPGA 39pin Input/Output 42 43 FPGA 38pin Input/Output FPGA 37pin Input/Output 44 45 FPGA 36pin Input/Output FPGA 33pin Input/Output 46 47 FPGA 32pin Input/Output FPGA 31pin Input/Output 48 49 FPGA 30pin Input/Output FPGA 29pin Input/Output 50 ◎ ○ △ ▲ ▽ □ ☆ △ FPGA 56pin Input △ 26 FPGA 54pin Input △ 28 表中の記号説明 CPUとFPGAの接続に使用されている端子、下線の機能にて使用され変更不可能 CPUとFPGAの接続に使用されている端子、FPGAの設計内容により変更可能 10KΩにてプルアップされている端子 4.7KΩにてプルアップされている端子 10KΩにてプルダウンされている端子 内蔵フラッシュの書込、リモートデバッガにて下線の機能にて使用される端子 SRAMとの接続に使用されている端子、SRAMを使用しない場合には変更可能 15 SF-7044F CN4 CPU I/O系信号端子 1 PA15/CK △◎ PA14/nRD △◎☆ 2 3 PA13/nWRH △☆ PA12/nWRL △◎☆ 4 5 PA11/nCS1 △☆ PA10/nCS0 △ 6 7 PA9/nIRQ3/TCLKD △ PA8/nIRQ2/TCLKC △ 9 GND 11 PA7/nCS3/TCLKB △◎ PA6/nCS2/TCLKA △ 12 13 PA5/nIRQ1/SCK1/nDREQ1 △ PA4/TXD1 △□ 14 15 PA3/RXD1 △□ PA2/nIRQ0/SCK0/nDREQ0 △ 16 17 PA1/TXD0 △ PA0/RXD0 △ 18 19 GND 21 PE15/TIOC4D/DACK1/nIRQOUT ★ PE14/TIOC4C/DACK0/nAH 23 PE13/TIOC4B/nMRES ○ PE12/TIOC4A 24 25 PE11/TIOC3D PE10/TIOC3C 26 27 PE9/TIOC3B PE8/TIOC3A 29 PE7/TIOC2B ○ PE6/TIOC2A 31 PE5/TIOC1B ◎ - 32 33 VCC (5V) VCC (5V) 34 35 PF7/AN7 PF6/AN6 36 37 PF5/AN5 PF4/AN4 38 39 PF3/AN3 PF2/AN2 40 41 PF1/AN1 PF0/AN0 42 43 3.3V 3.3V 44 45 PE4/TIOC1A ▲ PE3/TIOC0D/DRAK1 ▲ 46 47 PE2/TIOC0C/nDREQ1 ▲ PE1/TIOC0B/DRAK0 ▲ 48 49 PE0/TIOC0A/nDREQ0 ▲ - 50 51 FPGA 128pin Input/Output,DEV_OE FPGA 124pin Input 52 53 FPGA 122pin Input/Output,DEV_CLRn FPGA 101pin Input/Output 54 55 FPGA 100pin Input/Output FPGA 99pin Input/Output 56 57 FPGA 98pin Input/Output FPGA 97pin Input/Output 58 59 FPGA 96pin Input/Output FPGA 95pin Input/Output 60 61 FPGA 92pin Input/Output FPGA 91pin Input/Output 62 63 FPGA 90pin Input/Output FPGA 89pin Input/Output 64 ◎ ○ △ ▲ ▽ □ ☆ GND GND 表中の記号説明 CPUとFPGAの接続に使用されている端子、下線の機能にて使用され変更不可能 CPUとFPGAの接続に使用されている端子、FPGAの設計内容により変更可能 10KΩにてプルアップされている端子 4.7KΩにてプルアップされている端子 10KΩにてプルダウンされている端子 内蔵フラッシュの書込、リモートデバッガにて下線の機能にて使用される端子 SRAMとの接続に使用されている端子、SRAMを使用しない場合には変更可能 16 8 10 20 ◎ 22 28 ◎ 30 SF-7044F CN2 1 TCK 2 GND 3 TDO 4 3.3V 5 TMS 6 3.3V 7 - 8 - 9 TDI 10 GND CN5 FPGA JTAG端子 RS232端子 CN7 1 N.C 1 +5V 2 RXD 2 GND 3 TXD 4 N.C 5 GND 6 N.C 7 RTS 8 CTS 9 N.C 電源端子 <推奨コネクタ> CN1、4: CN3 CN5 : : 推奨コネクタ :XG4H-6431 (オムロン) 適合レセプタクル :XG4C-6431 (オムロン) 推奨コネクタ :XG4H-5031 (オムロン) 適合レセプタクル :XG4C-5031 (オムロン) 使用コネクタ B2P-SHF-1AA(日圧) 適合レセプタクル H2P-SHF-AA (日圧) CN1、CN3、CN4用のコネクタはCPUボードオプション品(拡張コネクタセット)として取り扱いしておりま すのでお問い合わせください。 17 SF-7044F 2.6 外部回路の拡張方法 外部に回路を拡張する場合には、スタッキング接続が最も一般的な方法です。 リボンケーブル等で接続する方法もありますが、長さに比例して信号が劣化しますので注意してください。 本ボードの拡張コネクタは全て2.54mmピッチで配置されているので、拡張の基板には市販のユニバーサル基板が使用で きます。 SF-7044F スタッキングコネクタ(XG4H 等) 拡張基板(ユニバーサル基板等) 18 SF-7044F 3.技術資料 3.1 CPUとFPGAの接続 本ボード上でのCPUとFPGAの接続を下図に示します。 nCS3 UserI/O A19-A0 UserI/O D7-D0 UserI/O nRD nWRL UserI/O UserI/O R RJ RJ nWAIT/PB8 UserI/O RJ nIRQ7/PB9 UserI/O PE13 Input CK GCLK2 R PE5 PE14 PE7 PE6 R R RJ nCONFIG CONF_DONE INIT_DONE nSTATUS SH7044F ACEX1K30 RJ:半田ジャンパ 図3-1 CPUとFPGAの接続 各信号の接続用途を下表に示します。 CPU信号名 FPGA信号名 コンフィギュレーション用接続 通常動作用接続 備考 nCS3 UserI/O,nCS ○ ○ CS A19-A0 UserI/O ー ○ アドレスバス D7-D0 UserI/O,D7-D0 ○ ○ データバス nRD UserI/O,nRS ○ ○ READ ストローブ nWRL UserI/O,nWS ○ ○ WRITE ストローブ nWAIT/PB8 UserI/O ー ○ WAIT(切り離し可) nIRQ7/PB9 UserI/O ー ○ IRQ(切り離し可) PE13 Input ー ○ FPGA のリセット用 CK GCLK2 ー ○ クロック信号 PE5 nCONFIG ○ ー コンフィグ開始指示 PE14 CONF_DONE ○ ー コンフィグ完了 PE7 INIT_DONE ○ ー 初期化完(切り離し可) PE6 nSTATUS ○ ー コンフィグステータス 表3-1 各接続信号の接続種別と用途 19 SF-7044F CPUとFPGAの接続は ・コンフィギュレーション用接続信号 ・通常動作用接続信号 の2種類に分類されます。 1)コンフィギュレーション用接続信号 コンフィギュレーション用信号接続は、電源投入後などにCPUからFPGAをコンフィギュレーションする際に使用 します。コンフィギュレーションについての詳細は「3.5 FPGAのコンフィギュレーション」を参照下さい。 2)通常動作用接続信号 通常動作用接続信号は、FPGAのコンフィギュレーションが完了し、コンフィギュレーションされた内容のFPGAを CPUから動作させる際に使用します。 目的仕様により様々なCPUとFPGAの接続形態が考えられますが、本ボードでは以下の特徴にてCPUとFPGAが接 続されています。 ・CS3エリアのアドレスA19-A0空間に8ビットバス接続でFPGAをマッピング ・nWAITを使用したウェイト制御が可能 ・FPGAからIRQ7を使用して割込指示が可能 ・PE13をリセット信号としてFPGA全体のリセットが可能 ・FPGAの動作クロックとしてCKを使用 ①CPUとFPGAのバス接続信号 FPGAはCPUのCS3エリアのA19-A0空間に8ビットバス接続されています。 アドレスマッピングの詳細については「3.2 アドレスマップ」を参照下さい。 ②クロック信号 FPGAのGCLK2端子にCPUのCK信号が接続されています。これによりFPGAはCPUと同じシステムクロ ックで動作します。 ③リセット信号 FPGAのInput端子にCPUのPE13端子が接続されています。 CPUのリセット解除後に、CPUからコンフィギュレーションされてFPGAは動作を開始しますので、CPUと同 等のリセットをFPGAに入力してもリセットがかかりません。このため、本信号をFPGAのリセット信号として使 用します。 コンフィギュレーション中から完了後まで、また、個別にFPGAのみをリセットしたい場合には本信号を使用してリ セットして下さい。 20 SF-7044F ④nWAIT信号 FPGAのUserI/O端子がCPUのnWAITに接続されています。これによりCPUからFPGAへのアクセ ス時にウェイト制御を行うことが可能です。また、外部接続用コネクタを使用して他のCS信号をFPGAに接続する ことで、FPGA内にウェイトコントロール回路を構成することも可能です。 本信号は半田ジャンパにて切り離し可能な構成になっています。ウェイト処理を必要としない場合には、CPUではP B8/A20として、FPGAではUserI/Oとして使用することが可能です。その際、別の半田ジャンパにてプ ルアップ処理を解除できる構成になっていますので、必要に応じて設定して下さい。 ※※ 重 要 ※※ 本信号は、他のCSエリアのウェイト制御にも使用されることを考慮して標準でプルアップ処理が施されて います。このためFPGAから出力する信号は「OPNDRN」プリミティブを使用して下さい。 ⑤IRQ信号 FPGAのUserI/O端子がCPUのIRQ7に接続されています。これによりFPGAからCPUへ割込処理を 発生させることが可能です。また、CPU側で本端子をPB9として使用する場合にはCPUとFPGA間のステータ ス信号としても使用可能です。 本信号は半田ジャンパにて切り離し可能な構成になっています。FPGAからの割込処理が必要でない場合には、CP Uでは別の回路とのIRQやPB9/A21として、FPGAではUserI/Oとして使用することが可能です。必 要に応じて設定して下さい。 ⑥INIT_DONE信号 FPGAのINIT_DONE信号がCPUのPE7に3.3Vのプルアップを介して接続されています。本信号はF PGAのコンフィギュレーションに関係する信号ですが、使用しない使い方も選択できます。未使用の場合にはCPU とFPGA間のステータス信号としても使用可能です。 本信号は半田ジャンパにて切り離し可能な構成になっています。必要に応じて設定して下さい。 21 SF-7044F 3.2 アドレスマップ 本ボードでは、CS1にSRAM、CS3にFPGAがアサインされています。 CPU動作モード(2、F0,F2) 00000000H 内蔵 Flash ROM 0003FFFFH 256Kバイト 00040000H 予約 001FFFFFH 00200000H ユーザ開放 CS0空間 003FFFFFH 00400000H SRAM(16bit) 004FFFFFH 1Mバイト 00500000H SRAMイメージ CS1空間 007FFFFFH 00800000H CS2空間 ユーザ開放 00BFFFFFH 00C00000H FPGA(8bit) 00CFFFFFH 1Mバイト 00D00000H FPGAイメージ CS3空間 00FFFFFFH 01000000H 注意!! 予約 SH7044Fはリセット後、A18~以降が ポート端子となっています。 FFFF7FFFH FFFF8000H 本メモリマップどおりに動作させるためには、 周辺I/O リセット直後に A18~A19 をアドレス端子とし FFFFBFFFH て機能するように、PFCを初期化する必要が 予約 FFFFC000H あります。 FFFFDFFFH FFFFF000H FFFFFFFFH 内蔵RAM 4Kバイト 動作モードの設定については「2.1 10)①CPU動作モードの選択」を参照下さい。 22 SF-7044F 3.3 ウェイト設定 本ボード上のメモリアクセスのウェイト数は以下の設定を推奨します。 システムクロック周波数(CK) メモリ種別 フラッシュROM 内蔵FlashROM SRAM HM62V8512CLFP-5 相当品 注意 チップ ×1 ×2 ×4 6.144MHz 12.288MHz 24.576MHz セレクト - - - - 0WAIT 0WAIT 1WAIT CS1 内蔵フラッシュROMはNo-Waitとなります。 FPGAへのウェイト数はFPGAの設計状況により異なります。ご使用のデザインツールの遅延計算結果 から最適なウェイト数を設定して下さい。 23 SF-7044F 3.4 内蔵フラッシュROMの書き込み方法 本ボードでは256KbyteのフラッシュROMを内蔵したSH7044Fを採用しています。 内蔵フラッシュROMには添付のソフトを利用してオンボードでユーザプログラムの書き込みが可能です。 FlashWriterEX for SH7044F使用時の パソコン側の動作環境を以下に示します。 対応 OS ポート Windows98/2000/Me/XP シリアルポート 1ch FlashWriterEX for SH7044F使用時の ボード側の動作環境を以下に示します。 CPU 動作モード ブートモード 1)ボードの準備 ① モードの設定 CPUのモードを以下の設定に合わせます。設定は電源を切った状態で行ってください。 S1 内蔵フラッシュROM書き込み時の設定 ON CPUモード:ブートモード(F0) CLKモード:モード2 1 2 3 4 5 (×4) 6 2)PCとSF-7044Fの接続 パソコンとボードをクロスケーブルで接続します。 COMポートに接続 RS232クロスケーブル SF-7044F CN5 ホストコンピュータ 機種: PC/AT 互換機 図 3-2 FlashWriterEX 使用時の接続 24 SF-7044F 3)FlashWriterEX for SH7044Fを使用しての書き込み 内蔵フラッシュROMの書き込みには、添付CD付属の「FlashWriterEX 用可能です。手順詳細は「AN141 for 7044F」が使 ボード付属FlashWriterEXを使った内蔵FLASHROMへの 書き込み方法」をご参照下さい。 書き込み時の設定を次に示します。 設定項目 設定値 CPU SH7044F CPU FRQ Select 24.576 MHz port ご使用のポート Verify 任意 4)動作の確認 動作確認は次の手順で実行してください。 ①CPUのモードを以下の設定に合わせます。 CPU動作モードを以下の設定に合わせます。設定は電源を切った状態で行ってください。 S1 動作確認時設定 ON CPUモード:ユーザプログラムモード(F2) CLKモード:クロックモード2(×4) 1 2 3 4 5 6 ②電源を投入すると、プログラムが動作します。 *動作を確認する場合は、付属CD内のサンプルプログラムをダウンロードしてください。 サンプルプログラムの動作内容に関しては「AN201 ください。 25 サンプルプログラム解説」を参照して SF-7044F 3.5 FPGAのコンフィギュレーション 1)コンフィギュレーションとは? ACEX1Kは、SRAMテクノロジを使用したFPGAデバイスですので、電源が切断されるとプログラム内容は消失し てしまいます。ACEXをはじめとする多くのSRAMベースのFPGAでは、電源投入後にプログラム内容をFPGAに 転送することでプログラムした回路が動作します。この転送動作をコンフィギュレーションと呼びます。 コンフィギュレーションデバイス EPC1441 EPC2LC20 etc 開発ツール ACEX CPU MAX+plusII QuartusII コンフィギュレーションデータ PC コンフィギュレーション ACEX は SRAM ベースなので電源を切ると内容が失われる 図3-3 コンフィギュレーション コンフィギュレーションにはコンフィギュレーションデバイスと呼ばれるワンタイムROMやフラッシュROMをFPGA に接続して、電源投入時に自動的にコンフィギュレーションを行う手法が一般的ですが、CPUなど、他のデバイスからコ ンフィギュレーションを行うことも可能です。 CPUからコンフィギュレーションを行う場合、コンフィギュレーションデバイスのコストが削減できるほか、FPGAの プログラムをCPUのファームウェアに吸収できるので、フィールドに出た後の変更や履歴管理が簡単になります。 本ボードでは、搭載されるACEX1Kのコンフィギュレーションとして、 ・CPUからのコンフィギュレーション →ある程度FPGA回路がFIXした場合 ・FPGAのJTAG端子からのコンフィギュレーション →デバック時など頻繁にプログラム内容を変更する場合 の2種類に対応しています。 SF-7044F SH7044F ACEX PC J T A G SW2 にて選択 図3-4 SF-7044Fで対応しているコンフィギュレーション これら2種類のコンフィギュレーションモードの選択は、ボード上スイッチ(SW2)にて設定します。必要に応じて使い 分けて下さい。設定について、詳しくは「2-1 11)FPGAコンフィギュレーションモードの設定」を参照下さい。 26 SF-7044F 2)CPUからのコンフィギュレーション 回路図ソース PC 開発ツール MAX+plusII QuartusII .rbf PC 変換ツール PC PC C コンパイラ F-ZTAT 書込ツール ルネサステクノロジ製ツール FlashWriterEX hitachi C gcc rbfconv SF-7044F .c .mot + .c ユーザ作成 C ソース SH7044F ACEX 電源投入毎に SH7044F から ACEX に作成された回路 がコンフィギュレーションされて動作する。 図3-5 CPUコンフィギュレーションの流れ ①コンフィギュレーションデータの準備 CPUからのコンフィギュレーションには、転送するFPGAのプログラム内容(コンフィギュレーションデータ)を 用意する必要があります。 開発ツール MAX+plusII QuartusII 回路図ソース コンパイル Convert SRAM Object File .sof .rbf SRAM Object File Raw Binary File CPU からのコンフィギュレーションに使用するコンフィギュレーションデータ 図3-6 FPGA開発ツールでのコンフィギュレーションデータの作成 必要なコンフィギュレーションデータは「ロウバイナリファイル(.rbf)のPPAモード」形式のファイルです。 この形式のファイルは、MAX+plusⅡやQuartusⅡなどの開発ツールでコンパイルしても直接生成されま せん。コンパイラが生成する「SRAMオブジェクトファイル(.sof)」を開発ツールの変換機能を使用して目的の ファイルに変換します。 27 SF-7044F ・MAX+plusⅡ篇 すでに一度コンパイルが完了してSRAMオブジェクトファイル(.sof)が作成されている必要があります。 プログラマを起動します。 コンバータを起動します。 変換元の.sofファイルを選択します。 28 SF-7044F 出力する.rbfファイルを選択します。 OKを押すと.rbfファイルが作成されます。 29 SF-7044F ・QuartusⅡ篇 すでに一度コンパイルが完了してSRAMオブジェクトファイル(.sof)が作成されている必要があります。 コンバータを起動します。 コンバータ上で、必要な個所に値を設定します OKを押すと.rbfファイルが作成されます。 30 SF-7044F ②コンフィギュレーションファイルの変換 MAX+plusⅡやQuartusⅡで作成したロウバイナリファイル(.rbf)をCソースに取り込める形式に 変換します。変換には rbf_conv.exe(添付CDアーカイブファイル内 \tool に収録)を使用します。 rbf_conv.ex e Raw Binary File fpga_dat.h C ソースへ組み込む 変換 図3-7 fpga_dat.c コンフィギュレーションデータCソース作成 rbf_conv.exeを実行し、OPENボタンを押して.rbfを開き、変換されたfpga_dat.h、 fpga_dat.cファイルの保存先を指定します。 以上で変換は完了です。 生成されたfpga_dat.h、fpga_dat.cファイルをCソースで使用します。 ③C ソースコードへの組み込み方法 CPUからのコンフィギュレーションを行うCソースコードのサンプルを、添付CDアーカイブファイル内 \sample\c_source\gcc \sample\c_souece\hitachi に収録してあります。 Cソースへの組み込みは main.c の先頭で以下のように記載します。 その他 include コンフィギュレーション用関数の読込 #include "~" #include "fpga_set.h" その他 define CPU からコンフィギュレーションを行う時は”1” #define ~ #define FPGA_CFG 1 これによりコンフィギュレーションに必要な ・fpga_config 関数 ・check_fpga_init 関数 ・fpga_reset_on 関数 ・fpga_reset_off 関数 が組み込まれます。 31 SF-7044F 各々の関数仕様は下表のとおりです。 関数名 fpga_config 引数 なし 型 short 意味 コンフィグレーションの結果 詳細 成功(fpgaTRUE)/失敗(fpgaFALSE) FPGA のコンフィギュレーションを行ないます。 コンフィギュレーションが成功したときには、fpgaTRUE を、失敗したときには fpgaFALSE を返し ます 戻り値 機能説明 関数名 check_fpga_init 引数 なし 型 short 意味 FPGA のイニシャライズ終了の判定結果(CONF_DONE、INIT_DONE の状態) 詳細 終了(fpgaTRUE)/イニシャライズ中(fpgaFALSE) FPGA のイニシャライズ終了の確認を行ないます。 CONF_DONE、INIT_DONE が共にアクティブになっているときは終了と判定し fpgaTRUE をそれ以外 は、終了していないと判定し fpgaFALSE を返します。 戻り値 機能説明 関数名 fpga_reset_on 引数 戻り値 機能説明 なし なし FP_RST をアクティブにします。 関数名 fpga_reset_off 引数 戻り値 機能説明 なし なし FP_RST をインアクティブにします。 ※fpgaTRUE = 1、fpgaFALSE = 0 と fpga_set.h 内で宣言しています。 各関数の呼び出しはCPU内ペリフェラルの初期化後に行います。 詳しくは main.c を参考にして下さい /*FPGA のコンフィギュレーション*/ fpga_reset_on(); /*FPGA リセット信号*/ #if (FPGA_CFG == 1) /*FPGA コンフィグレーション*/ fpga_flag = fpgaFALSE; while(fpga_flag == fpgaFALSE) { fpga_flag = fpga_config(); } #endif /*FPGA 初期化終了*/ fpga_flag = fpgaFALSE; while(fpga_flag == fpgaFALSE) { fpga_flag = check_fpga_init(); } fpga_reset_off(); /*FPAG リセット解除*/ 32 SF-7044F ④動作の確認 出来上がったプログラムをFlashWriterEXで内蔵フラッシュROMに転送します。内蔵フラッシュROM へのプログラムの転送は「3.4 内蔵フラッシュROMの書き込み方法」を参照ください。 COMポートに接続 RS232クロスケーブル SF-7044F CN5 ホストコンピュータ 機種: PC/AT 互換機 図3-8 FlashWriterEX 使用時の接続 ボード上のSW2がCPU側にあることを確認します。 電源を投入することでFPGAがコンフィギュレーションされ動作を開始します。 ボード上のLD3はACEX1KのCONF_DONE信号から駆動されているLEDで、CONF_DONEがアク ティブ(コンフィギュレーション完了)でLEDが点灯します。 LD3が点灯しない場合には、コンフィギュレーションが完了していませんので、再度①~③の作業を正しく行ってい るか確認して下さい。 SW2:コンフィギュレーションモード切替SW LD3:コンフィギュレーション完了で点灯 33 SF-7044F 下図に電源投入からコンフィギュレーション完了までのSF-7044Fのタイミングチャートを示します。 電源投入 CPU動作開始 VCC nRESET 初期化処理 ボードリセット中 約100ms コンフィギュレーション処理 通常動作 コンフィギュレーション開始 イニシャル完了待ち CPU :PE5 FPGA:nCONFIG CPU :PE6 FPGA:nSTATUS 了解 CPU :nCS3 FPGA:nCS/U-IO CPU :nWRL FPGA:nWS/U-IO BYTE0書込 BYTE1書込 BYTEn書込 BYTE0 BYTE1 BYTEn CPU :nRD FPGA:nRS/U-IO CPU :D7-0 FPGA:DATA7-0/U-IO *1 BYTE0書込完了 BYTE1書込完了 BYTEn書込完了 CPU :PE14 FPGA:CONF_DONE コンフィギュレーション完了 CPU :PE7 FPGA:INIT_DONE FPGAリセット解除 イニシャライズ完了 CPU :PE13 FPGA:U-I(FP_RST) ① ② ③④⑤ ⑥ ⑦ ⑧⑨ ⑩⑪ ①電源投入、リセットICによるリセット開始 ②リセットICによるリセット開放、初期化プログラム動作開始 ③コンフィギュレーション開始に備え、一度PE5(nCONFIG)をインアクィブにする。同時に、イニシャ ライズ完了直後からFPGA内部回路をリセットするためにPE13(FP_RST)をアクティブにする。 ④PE5(nCONFIG)をアクティブにしてFPGAをコンフィギュレーション待ち状態にした後、インアク ティブにしてコンフィギュレーション開始を指示する。 ⑤FPGAはコンフィギュレーション開始了解であることをPE6(nSTATUS)をインアクティブにしてC PUに応答する。 ⑥CPUがコンフィギュレーションデータBYTE0を書き込む。 ⑦FPGAは書き込みデータにパリティエラーを検出するとPE6(nSTATUS)をアクティブにしてエラー を報告する。CPUは書込み後、PE6(nSTATUS)をチェックする。 以降、CPUはコンフィギュレーション完了を示すPE14(CONF_DONE)がアクティブになるまで⑥ と⑦を繰り返し、次々とコンフィギュレーションデータを書き込む。 ⑧FPGAはコンフィギュレーションデータを全て受け取るとPE14(CONF_DONE)をアクティブにし て、CPUにコンフィギュレーション完了を報告し、FPGAのイニシャライズに移る。 ⑨CPUはPE14(CONF_DONE)アクティブを検出して、次にイニシャライズ完了を待つ ⑩FPGAはイニシャライズを完了するとPE7(INIT_DONE)をアクティブにしてCPUにイニシャラ イズ完了を報告する。 ⑪CPUはPE7(INIT_CONE)アクティブを検出して、次にFPGA内部回路のリセットを解除するた めにPE13(FP_RST)をインアクティブにする。 コンフィギュレーション中のACEXデバイスのタイミング特性は、ALTERA発行の資料を参照下さい。 Application Note 116「Configuring SRAM-Based LUT Devices」 34 SF-7044F ⑤CPUコンフィギュレーション時の注意事項 ・コンフィギュレーション中のウェイト数の設定 コンフィギュレーション中のCS3エリアへのウェイト数は5に設定されています。 これは、ACEXデバイスのデータシートから、コンフィギュレーションデータ書き込み時のライトパルス幅は、最小 で200nsと規定されているためで、出荷時の動作クロックが24.576MHzであることから設定されています。 24.576MHz動作にてノーウェイト時のWRxの幅は40.7nsとなり、データシートの値を満足しません。 24.576MHz動作時の1サイクルタイムは40.7nsですので、5ウェイトして 40.7ns+40.7ns×5=244.2ns のライトパルス幅を得ています。 なお、コンフィギュレーション完了時にCS3エリアのウェイト数は0に設定しています。以降のウェイト数は必要に 応じて設定して下さい。 また、動作クロックの倍率を変更した場合にはデータシートを満足する値にウェイト数を設定して下さい。 SH7044Fのタイミング特性は、株式会社ルネサステクノロジ発行のデータシートを参照下さい。 ADJ-602-128D「SH7040 シリーズ ハードウェアマニュアル」 ・INIT_DONEについて INIT_DONE信号はACEXデバイスがコンフィギュレーションを完了して、デバイス内のフリップフロップ等 を初期化していることを示す信号です。 本ボード上ではACEXデバイスが動作を開始するタイミングの検出用として、標準でこの信号を使用する構成になっ ています。このため、ALTERA開発ツールでは「INIT_DONEを使用する」設定にてコンパイルして下さい。 また、INIT_DONE信号はCPUのPE7端子に接続されていますが、他の目的で使用される場合には切り離し 可能な構成になっています。切り離して使用される場合には、コンフィギュレーション用関数のソースコードにて、 INIT_DONE信号をチェックしないように変更する必要があります。 切り離し可能 SH7044F ACEX 3.3V R PE7 INIT_DONE RJ6 図3-9 INIT_DONE信号の接続 35 SF-7044F 3)FPGAのJTAG端子からのコンフィギュレーション PC 開発ツールから ACEX に作成された回路を コンフィギュレーションして動作する。 電源投入毎にコンフィギュレーションの必要 があるが、デバック中など頻繁に回路変更 が必要な時には有効な手段。 開発ツール MAX+plusII QuartusII 回路図ソース .sof SF-7044F ユーザ作成 C ソース .c .mot SH7044F PC PC C コンパイラ F-ZTAT 書込ツール ルネサステクノロジ製ツール FlashWriterEX hitachi C gcc 図3-10 ACEX JTAGコンフィギュレーションの流れ ①ダウンロードケーブルの準備 ボード上のCN2にACEX1KのJTAG端子が配線されています。 この端子を使って下図の構成でPCから直接コンフィギュレーションが可能です。 パラレルポートに接続 EZ-DLPG 付属のケーブル SF-7044F EZ-DLPG CN2 ホストコンピュータ ALTERA ByteBlasterMV でも可 機種: PC/AT 互換機 OS: WINDOWS95/98/NT4.0/2000 図3-10 FPGA JTAG 端子からのコンフィギュレーション構成図 PCのパラレルポートとSF-7044Fの接続には弊社製品「EZ-DLPG」か、ALTERA製ダウンロードケ ーブル(ByteBlasterMV)が必要です。 36 SF-7044F ②コンフィギュレーションデータの準備 JTAG端子からのコンフィギュレーションには、転送するFPGAのプログラム内容(コンフィギュレーションデー タ)を用意する必要があります。 開発ツール MAX+plusII QuartusII 回路図ソース コンパイル .sof SRAM Object File JTAG からのコンフィギュレーションに使用するコンフィギュレーションデータ 図3-11 FPGA開発ツールでのコンフィギュレーションデータの作成 コンフィギュレーションデータは「SRAMオブジェクトファイル(.sof) 」形式のファイルです。 この形式のファイルは、MAX+plusⅡやQuartusⅡなどの開発ツールでコンパイルを行うと標準で生成さ れるファイルです。コンフィギュレーションを行う前には、必ず開発ツールでコンパイル作業を行って下さい。 ③ソースコードの変更 JTAGからのコンフィギュレーションはCPUとは無関係に行われますので、基本的にはCソースコードの変更は必 要ありません。 ただし、本ボード上で動作する多くのアプリケーションはFPGAが動作することを前提に組まれると思いますので、 コンフィギュレーションされていない状態では正しい動作を期待できません。このような場合にはコンフィギュレーシ ョン完了まで動作を止めるようにソースコードを変更する必要があります。 ソースコードの変更については、 「3.5 (2)③C ソースコードへの組み込み方法」で述べている方法と同じですが、 JTAG端子からのコンフィギュレーションの場合には、ソースコード内 #define FPGA_CFG を ”0”に変更してコン パイルして下さい。 main.c #include "~" #include "fpga_set.h" #define ~ #define FPGA_CFG JTAGからコンフィギュレーションを行う時は”0” 0 このように記載することで、CPUからのコンフィギュレーションは行われず、JTAGコンフィギュレーション完了 を待つように動作します。 コンパイルが完了したプログラムはFlashWriterEXで内蔵フラッシュROMに転送します。 37 SF-7044F ④JTAGコンフィギュレーションの実行 コンフィギュレーションを行うにはMAX+plusⅡやQuartusⅡなどの開発ツールのプログラマ機能を使用 します。 PC上でこれら開発ツールを起動して下さい。以降はMAX+plusⅡを例に説明します。 Select Programming File で目的のSRAMオブジェクトファイル(.sof)を読み込みます。 ボード上SW2がJTAG側にあることを確認して、電源を投入します。 Configureボタンを押すことでコンフィギュレーションを開始します。 転送が完了すると、転送成功のダイアログが表示されます。この時ボード上LD3は、コンフィギュレーションが完了 したことで点灯しますので、このLEDでも転送完了の確認が可能です。 失敗のダイアログが表示される場合にはPCと本ボードの接続を再度確認して下さい。 38 SF-7044F ⑤JTAGコンフィギュレーションについての注意事項 JTAGからのコンフィギュレーションは以下の方法で実現しています。 ボード上SW2の選択をJTAG側にした場合には、CPUからFPGAへのPE5(nCONFIG)信号が切り離 されnCONFIGは3.3Vにプルアップされます。これにより、CPUからのコンフィギュレーション開始指示は FPGAでは無視され、nSTATUSもインアクティブの状態を保ちます。 注)JTAGからのコンフィギュレーションにはnCONFIGの信号は使用されません。 「③ソースコードの変更」で記載した「#define FPGA_CFG を ”0”に変更」しないで組み込んだソースコードでは、 JTAGコンフィギュレーションは正常に動作しません。 #define FPGA_CFG が ”1”の場合には、CPUからのコンフィギュレーションを実行するために、nCONFIGに よるコンフィギュレーション開始指示を出した後にFPGAからのnSTATUS待ちになるからです。 JTAGからのコンフィギュレーションでは前述したように、nSTATUSはインアクティブになったままですので、 その後の処理に進みません。 #define FPGA_CFG を ”0”にすることで、CPUからのコンフィギュレーションを含めたこれら処理は行われません。 以上のことから、JTAGからのコンフィギュレーション時には、必ず「#define FPGA_CFG を ”0”に変更」してソ ースコードの組み込みをして下さい。 ACEXデバイスのJTAGコンフィギュレーション動作に関しては、ALTERA発行の資料を参照下さい。 Application Note 116「Configuring SRAM-Based LUT Devices」 39 SF-7044F 3.6 SF-7044上のACEXデザインについて 1)入出力信号 ボードに搭載されているACEXデバイスの入出力端子のうち何本かは、すでにCPUとのバス接続やコンフィギュレーシ ョン用の接続として、あらかじめ使用されています。下表にそれら信号を示します。 CPU 信号名 nCS3 A19 A18 A17 A16 A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 D0 nRD nWRL nWAIT/PB8 nIRQ7/PB9 PE13 CK PE5 PE14 PE7 PE8 - FPGA 信号名 UserI/O,nCS UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O UserI/O,D7 UserI/O,D6 UserI/O,D5 UserI/O,D4 UserI/O,D3 UserI/O,D2 UserI/O,D1 UserI/O D0 UserI/O,nRS UserI/O,nWS UserI/O UserI/O Input GCLK2 nCONFIG CONF_DONE INIT_DONE nSTATUS CS pin no. コンフィギュレーション用 バス接続用 備考 144 17 13 12 10 9 8 140 138 137 136 135 133 132 131 130 121 120 119 118 117 116 114 113 112 111 110 109 102 108 141 142 19 18 126 125 74 2 14 35 143 ○ ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ー ○ ○ ○ ー ー ー ー ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ー ○ ○ ○ ○ ○ ○ ー ー ー ー ○ CS信号(負論理) アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス アドレスバス データバス データバス データバス データバス データバス データバス データバス データバス(バス接続用) データバス(コンフィギュレーション用) READ ストローブ WRITE ストローブ WAIT(切り離し可) IRQ(切り離し可) FPGA のリセット用 クロック信号 コンフィグ開始指示 コンフィグ完了 初期化完(切り離し可) コンフィグステータス CS信号(正論理) FPGAとCPUの接続表(詳細版) 40 SF-7044F ACEXデバイスのデザインをする際には、前表の「バス接続用」の信号についてはデザイン中で記述する必要があります。 アドレスバスなど、デザイン上で必要のない信号があった場合にも、それら信号は「入力ピン」として記述して下さい。こ れは「3.6 4)未使用ピンの処理方法」にも記載されていますが、ACEXデバイスでは、記述のないユーザI/O端 子は「不定値が”出力”されてしまう」ためです。 衝突 ACEX 出力 "X"出力 後で使用するために先に接続のみ行った配線等 図3-12 デザイン上まだ記述を行っ ていないため、未定義ピンに なっている 未定義ピンの信号衝突の例 バス接続用の信号はCPUも使用していますので、不定値が出力された場合にはCPUの出力と信号が衝突します。入力ピ ンとして定義することで、定義されたピンは”Hi-Z”状態になりますので、衝突を避けることができます。 input プリミティブを配置して、pin name を付ける プリミティブを左クリックして選択した後、右クリックして メニューの中から「Assign」-「Pin/Location/Chip...」を選 択するとピン割付設定ウインドウが開き、そこでピン番号を 設定する ピン番号と Pin Type を input に指定して ADD ボタンを押す 図3-13 入力ピン定義方法 出力ピンとして使用することを想定して設計されているIRQ7、nWAITの各信号も、デザイン上使用しない場合には 入力ピンとして定義して下さい。 また、表中の”CS”信号はCPUに接続されていませんが、コンフィギュレーション中にCS信号(正論理)として使用 されるために、ボード上で3.3V電源に接続されています。この信号はコンフィギュレーション完了後にはユーザI/O として使用できるのですが、コンフィギュレーションを行う時には必ず”1”を入力しなければいけないという制約があり ます。このことから、本ボード上ではユーザI/Oとして開放するには適当ではない信号であると判断して3.3V(”1” ) に常時接続されるように設計されています。このため、本信号もバス接続時には使用されませんが、不定値を出力しないよ うに入力ピンとして定義して下さい。 これら入出力定義をあらかじめ行ってあるサンプルとして、添付CDアーカイブファイル内の \samples\max2work\template に template.gdf を収録してあります。必要に応じてテンプレートとしてご利用ください。 ※※ 重 要 ※※ 未使用のCPUとACEXのバス接続信号、及びACEXのCS(143pin)は必ずデザインツ ール上で入力あるいは出力ピンとして記述して下さい。 41 SF-7044F 2)リセット信号 CPUのリセット解除後に、CPUからコンフィギュレーションされてACEXは動作を開始しますので、CPUと同等の リセットをACEXに入力してもリセットがかかりません。このため、ACEXのリセット用信号としてCPUのPE13 がACEXのInput専用ピン(126pin)に接続されています。 SH7044F ACEX リセット用信号 3.3V D R PE13 Q CLR 126pin FP_RST Input 図3-14 リセット用信号の接続 付属のコンフィギュレーションを行うサンプルソースでは、コンフィギュレーション前からコンフィギュレーション完了後 しばらくの間、本信号をアクティブ(正論理)にしてコンフィギュレーション直後にACEXがリセット状態から動作開始 するように作られています。個別にACEXデバイス内の回路にリセットをかけたい場合には本信号を使用して下さい。 また、本信号は正論理で設計されていますので、アクティブにする際にはPE13端子を”1”にして利用して下さい。 MAX+plusⅡなどの開発ツールにて、単ビットのフリップフロップのクリア信号は負論理になっています、デザイン を行う際には、FP_RSTをNOTプリミティブで反転させた信号を接続してください。 このようなデザインを行っても、コンパイラで最適化されますので、ACEX内の配線チャネルを消費することはありませ ん。 下のダイアログは、コンパイル結果からNOTプリミティブを「Find Node in Floorplan」した結果です。NOT回路と nFP_RSTの配線は最適化されFP_RSTで置き換えられています。 42 SF-7044F 下図に、電源投入時・リセットSWを押された時、各々のCPUリセット後のFP_RST信号の状態遷移を示します。 Power CPU 電源リセット中 nRESET nCONFIG nSTATUS コンフィギュレーション中 CONF_DONE INIT_DONE FP_RST FPGA リセット中 電源投入 CPU が PE13 を出力にして"1"をセット CPU が PE13 に"0"をセット この間はプルアップ抵抗にて"1"を保つ Power CPU リセット中 nRESET CPU リセットで PE5 が入力ピンに戻り FPGA の中身は消える nCONFIG nSTATUS コンフィギュレーション中 CONF_DONE INIT_DONE CPU リセットで PE13 が入力ピンに戻る FP_RST FPGA リセット中 リセットSW押す CPU が PE13 を出力にして"1"をセット CPU が PE13 に"0"をセット この間はプルアップ抵抗にて"1"を保つ 図3-15 CPUリセット後のFP_RSTピンの状態遷移 電源投入時・リセットSWを押された時、どちらの状態でもCPUのPE13端子はCPUリセットにより入力端子に定義 されます。この状態ではFP_RST信号上のプルアップ抵抗が働いて、FP_RST信号はアクティブに保たれます。そ の後、CPUからPE13が”1”にセットされ、コンフィギュレーション完了により”0”がセットされます。 本信号は、いずれの場合でも「ACEXが動作できない時にアクティブになる」ことから、ACEXの動作検出ステータス 信号としても利用可能です。 43 SF-7044F 3)クロックおよび内蔵PLLの使用方法 ACEXデバイスへのグローバルクロック信号ピンはGCLK1とGCLK2の2本があります。 本ボードではあらかじめ、CPUのCK出力をACEXのGCLK2ピン(125pin)に接続してあります。出荷時の 設定では24.576MHzが入力されていますが、本信号はCPUのクロックモードの設定により変化しますのでご注意 下さい。 3.3V SH7044F ACEX R CN3 27pin 24.576MHz CK GCLK2 GCLK1 外部接続端子 図3-16 ボード上でのGCLKの接続構成 ACEXデバイスには内蔵PLL機能があり、GCLK1にてこの機能を使用することができます。 PLLはGCLK1に入力されたクロックを×1または×2の偏倍にて出力することが可能です。PLLを利用するには、 MAX+plusⅡ等の開発ツールにてmega_lpm内のCLKLOCK LPMを使用します。またこの時、PLLに よる出力クロック安定のステータスとしてLOCK(42pin)が出力されます。本ボード上では、この信号は標準でC PUには接続されていませんので、必要あれば外部接続端子同士を結線してCPUに接続してください。 偏倍率を指定(×1、×2) 入力クロック周波数を記述 <CLKLOCK LPM> SH7044F Port 外部接続端子で結線 ACEX PLL 元クロック 42pin GCLK1 LOCK CN3 38pin PLL が安定したら"1" 図3-17 LOCK信号の使用例 ACEXデバイスでのPLL使用の詳細につきましては、ALTERA発行の資料を参照下さい Data Sheet「ACEX 1K Programmable Logic Device Family」 44 SF-7044F 4)未使用ピンの処理方法 ACEXデバイスでは未使用のユーザI/Oピンは「不定値が”出力”」されます。 外部接続端子に他デバイスからの出力信号を接続して、ACEX内の回路ではその信号を使用しない場合には注意が必要で す。他デバイスの出力とACEXの不定値出力が衝突して、最悪の場合デバイス破壊を起こすことがあります。 このような場合にはACEX側の接続されているピンを何らかの名称を付けて「入力ピン」として定義することで、このピ ンが”HiーZ”状態になりますので、衝突を回避できます。 ※※ 重 要 ※※ 他デバイスからの出力信号をACEXの未定義ユーザI/Oピンに接続した場合には デザインツール上で入力ピンとして記述して下さい。 記述のない場合にはデバイス破壊を起こすことがあります。 ・MAX+plusⅡでの入力ピン定義方法 ①回路図上に「INPUT」プリミティブを置きます ②ピン名称を変更します INPUTプリミティブを左クリックして選択し 右クリックして「Enter Pin Name」を選択 ピン名称を入力します ③ピン定義ウィンドウを開きます INPUTプリミティブを左クリックし て選択し、右クリックして 「Assign」 「Pin/Location/Chip」を選択 45 SF-7044F ④定義を追加します。 pin番号を入力して PinタイプはInputを選択 Addを押して定義を追加します ⑤ウィンドウを閉じます 定義が追加されたことを確認してOKを押し ます ⑥定義が完了しました 「チップ名@ピン番号」が追加され、定義済みのInputプリミティブであることを表します バス等、複数のピンを一つのプリミティブで指定している場合は表示されません 46 SF-7044F 5)5V-CMOSインタフェース信号への出力 ボード上でACEXデバイスのVccIO端子は3.3V電源に接続されていますが、全ての入出力信号において、 MultiVolt I/O機能により3.3V・5Vインタフェース信号を接続することが可能です。 ACEX 5V CMOS 5V TTL 3.3V TTL 3.3V CMOS 2.5V TTL 2.5V CMOS Input Output 5V CMOS (*) 5V TTL 3.3V TTL 3.3V CMOS * オープンドレイン出力にて外部プルアップが必要 図3-18 MultiVoltI/O機能 しかしながら、5V-CMOSインタフェースへの出力には注意が必要です。 データシートではACEXの出力信号はVccIOまでの振幅が保証されているのみですので、接続先が5V-TTLイン タフェースでは問題ありませんが、5V-CMOSインタフェースではVIHを満足しません。このような場合にはデザイン ツール上でOPNDRNプリミティブを通して出力し、接続先で5Vにプルアップする必要があります。 A の波形 5V ACEX 5V R OPNDRN A 5V CMOS 可 B の波形 5V CMOS VIH B 図3-19 5V 5V CMOS 不可 3.3V CMOSへの接続方法 これにより出力がオープンドレイン出力になり、出力信号が5Vまでフルスイングします。ただし、端子容量を含めた配線 のCとプルアップ抵抗のRによりVIHまでの時間が決まりますので高速な信号の伝達には向きません。 5V-COMSインタフェースへ高速な信号出力をしたい場合にはトレラントバッファ等を挿入する必要があります。 47 SF-7044F 6)ユーザI/Oピンの特性 ACEX内の回路デザインに直接影響はしないのですが、外部接続端子に信号を接続する上で、ACEXのユーザI/Oピ ンの特性を把握しておく必要があります。 ・電源リセット後のユーザI/Oピン Power CPU 電源リセット中 nRESET nCONFIG nSTATUS CONF_DONE イニシャライズ中 INIT_DONE 0 or 1 User I/O Hi-Z コンフィギュレーション中 電源投入 開始 図3-20 完了 電源リセット後のユーザI/Oピンの状態遷移 SRAMテクノロジベースのACEXは、電源投入時にはコンフィギュレーションデータが入っていませんので、中身は空 の状態です。空の状態のユーザI/Oピンは、 ”Hi-Z”状態になります。 ユーザI/Oピンは、イニシャライズ中にコンフィギュレーションされた内容に決定されますので、電源投入からコンフィ ギュレーション完了まで”Hi-Z”状態を維持します。 ・リセットSWによるリセット後のユーザI/Oピン Power CPU リセット中 nRESET CPU リセットにより PE5 が入力端子になりプルダウンにより"0"になる nCONFIG nCONFIG"0"に ACEX はクリアされる nSTATUS CONF_DONE ACEX がクリアされることで"0" イニシャライズ中 INIT_DONE 0 or 1 User I/O Hi-Z リセット SW 押 図3-21 コンフィギュレーション中 開始 完了 リセットSWによるリセット後のユーザI/Oピンの状態遷移 リセットSWが押されることで、CPUはリセットされます。CPUリセットによりPE5は入力端子になり、プルダウン 抵抗により”0”がnCONFIGに入力されます。 nCONFIG”0”でACEXは中身がクリアされ、ユーザI/Oピンは”Hi-Z”状態になります。 ユーザI/Oピンは、イニシャライズ中にコンフィギュレーションされた内容に決定されますので、リセットSWが押され た時からコンフィギュレーション完了まで”Hi-Z”状態を維持します。 48 SF-7044F 前述の結果から、ACEXのユーザI/Oピンは、CPUリセット発生からコンフィギュレーション完了まで”Hi-Z” になります。 ACEX Hi-Z ACEX の UserI/O ピンはコンフィギュレーシ ョン中は必ず Hi-Z になる 図3-22 出力先回路では Hi-Z を元に動かないように 考慮する必要がある ACEX出力の接続 ACEXに入力される信号は、Hi-Zへの接続になりますので問題ありませんが、出力される信号の場合には、Hi-Z からの接続になりますので注意が必要です。接続先の回路では、”Hi-Z”が入力されることを考慮する必要があります。 考慮する上で、CONF_DONE信号とINIT_DONE信号のNAND結果をHi-z出力期間として利用できます。 CONF_DONE信号とINIT_DONE信号のNAND結果が”1”のタイミングは、コンフィギュレーション中で あることを示しますので、この間はACEXのユーザI/Oピンは”Hi-Z”です。 また、PE13のACEX用リセット信号がアクティブになっていることで判断することも可能です。こちらの信号の方が、 CPUリセット中からアクティブになっていますので、判断には、より適しています。 PE13(FP_RST)信号については「3.6 (2)リセット信号」を参照下さい。 注意:INIT_DONE信号は立下りタイミングの詳細な規定がなされていません。よって、INIT_DONE信号の みでコンフィギュレーション中であることの判断はできませんのでご注意下さい。 49 SF-7044F 3.7 外形寸法 図3-23 SF-7044F基板寸法 2.54 120.0 4.0 4.0 3.5φ-4 4.0 5.08 2.54 x 33 = 83.82 2.54 x 24 = 60.96 90.0 1 SH7044F SH7144F 22.86 2.54 x 31 = 78.74 2.54 4.0 10.16 2.54 13.0 基板厚 : CN1,3,4の各ピン間隔は全て 2.54mm ピッチです。 3.8 回路構成 添付回路図(紙出力図面、添付CDアーカイブファイル内 \回路図 に収録) 50 1.6mm SF-7044F 4.製品サポートと使用上の注意 4.1 弊社ホームページのご利用について 弊社製品へのよくあるご質問及びご要望につきましては、弊社ホームページ上のFAQに掲載しております。 掲載内容は随時更新されておりますので、是非ご利用ください。 また、添付プログラム等のバージョンアップについてもホームページ上より提供しております。 弊社ホームページアドレス 4.2 http://www.apnet.co.jp/index.html 製品サポートの方法 製品サポートについては、FAX もしくは E-MAIL でのみ受け付けております。 お電話でのお問い合わせは受け付けておりませんのでのでご了承ください。 製品サポート窓口 ■FAXによるご連絡 ■E-MAILによるご連絡 4.3 053-401-0035 [email protected] 製品サポートの範囲 以下の内容に該当するお問い合わせにつきましては、サポートの対象とはなりませんのでご了承ください。 ■ デバイスの使用方法、プログラミング、コンパイラの使用方法、ROM化等の技術指導的なご質問 ■ 添付サンプルプログラムのコンパイル方法および動作に関する技術的なご質問 ■ 本製品に拡張するユーザ回路の設計方法やその動作についてのご質問。 ■ 本製品に添付された回路図やサンプルプログラム等の技術情報を元に作成された2次作成物についてのご質問 ■ その他、製品の仕様範囲外の質問やお客様の技術によって解決されるべき問題。 デバイスに関するご質問につきましては、各メーカもしくは代理店までお問い合わせください。 デバイス情報 : 株式会社ルネサステクノロジ Web ページ http://japan.renesas.com/ 日本アルテラ株式会社 Web ページ http://www.altera.com/ 51 SF-7044F 4.4 使用上の注意 下記条件での本製品の動作は保証しかねますのでご了承願います。 ・ボード上にユーザ側で改造を施したもの ・極端な高温・低温環境 、振動の激しい環境 ・高湿度、油の多い環境 ・腐食性ガス、可燃性ガス等の環境 ・ノイズの多い環境 カスタム品をご希望のお客様は弊社お問い合わせ先へご相談ください。 52 SF-7044F 改版履歴 版数 改版日 初版 2002.10.17 2版 2003.02.06 章番号 内容 1.3 電源電圧の3.0V±10%を3.3V±5%に修正 1.4 ブロック図中のLT1806をLT1086に修正 3.2 CS0空間を 00200000H~に修正 3.4 図3-2 SF-7044F側のコネクタCN4をCN5に修正 3.5 図3-8 SF-7044F側のコネクタCN4をCN5に修正 34頁のタイミングチャートと説明において FP_RST を負論理で記述していたもの を正論理に修正 3版 2004.01.28 1.3 仕様表の電流値を記載 2.5 15頁のCN3 端子配列の間違いを修正 19pin⇔21pin、20pin⇔22pin 3.5 34頁のタイミングチャートを 2003.04.10 リリースのサンプルプログラムの状態 に修正 4版 5版 2009.05.27 2009.06.18 3.4 手順を修正 3.5 FlashWriter の記述を FlashWriterEX に変更 3.1 表3-1の nSTATUS の接続先の間違いを修正 PE8→PE6 53