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子どもの生活リズム向上事業の取り組み 四日市市教育委員会
子どもの生活リズム向上事業の取り組み 平成18年4月24日 文部科学省の支援のもと「早寝早起き朝ごはん」全国協議会発足し、国民運動とし ての推進を提唱。 四日市市教育委員会は、「早ね 早おき 朝ごはん」市民運動として、次の3つの ねらいのもと、子どもの生活リズムの向上に向けた取り組みを推進しています。 四日市市教育委員会 最近の子どもたちの現状は、各種調査で少年非行の低年齢化や基本的生活習慣 の乱れが指摘されています。 このような現状を踏まえ、四日市市教育委員会は平成16年度、独自に実施し た「子どもの家庭・学校生活実態調査」から明らかになった、いくつかの課題に ついて取り組みを進めてきました。 平成18年度は、「親と子どもの豊かな育ち」をスローガンに、四日市市PT A連絡協議会とともに、「早ね 早おき 朝ごはん」市民運動を推進するととも に、文部科学省の指定を受け、スローガンの柱の一つである「子どもの生活リズ ムの向上」に向けた取り組みを推進しています。 ○ ○ ○ 学力、体力、気力の向上を図る 望ましい基本的生活習慣を育成 地域ぐるみで支援するための環境整備等 市民運動ロゴマーク H18 年7月実施の小学校アンケート集計(中間報告)からの主な項目の比較 小学校高学年 小学校中学年 家族といると安心する(家族コミュニケーション) 1時間の授業に集中できる(自己効力感) 非毎日群 70 H18年度 四日市市教育委員会推進事業 ~子どもの生活リズム向上プロジェクト事業(文部科学省指定)~ テーマ『学ぶちからも、朝ごはんから・・・』 毎日群 非毎日群 50 65.80 毎日群 45.10 60 47.10 50 % 40 32.10 30 40 % 29.40 30 28.60 21.40 20 23.50 22.40 18.80 29.90 17.90 20 10 調査研究モデル校区 0 西笹川中学校区⇒西笹川中学校・笹川西小学校・笹川東小学校 ○ 毎月、「健康の日」を設定し、学習した内容を「食キングタイムズ」として発行。 ○ 脳の目覚めを促す、始業前の朝の10分間読書。 ○ 地域ぐるみの挨拶運動やラジオ体操への積極的な呼びかけ。 10 9.80 0.00 2.00 そう思わない 6.10 0 あまりそう思わない ときどきそう思う そう思う できない あまりできない だいたいできる よくできる アンケート調査をもとに、毎日群(きちんと朝ごはんを食べている子ども)と非毎日群 (朝ごはんを食べないことがある子ども)と上記 2 例で比較した場合、毎日群のほうが、 「家族といると安心する」割合と「自己効力感」が高い傾向にあることがわかりました。 ○ 生活リズムに関して、PTA や地域住民を対象にした研修会の実施。 ○ 「早ね 早おき 朝ごはん」に関するアンケート調査の実施。 H19年度の取り組み 市の単独事業として「子どもの生活リズム向上事業」に取り組みます。 テーマ『学ぶちからも、くらしのリズムから・・・』 ねらい 調査研究協力校 港中学校・西陵中学校・富洲原中学校・浜田小学校・常磐小学校・小山田小学校・水沢小学校 ○ PTA を対象にした「朝食メニュー」料理教室や生活リズムに関しての研修会の開催。 ○ 学校保健委員会での「生活リズムの向上」に関する、学校医・保護者・教職員の意見交流会。 ○「早ね 早おき 朝ごはん」に関するアンケート調査の実施。 調査等の分析及び指導助言機関 三重大学教育学部 社会心理学 廣岡 秀一教授及び分析グループ ○ 地域ぐるみで家庭教育支援の機運を高め、子どもの望ましい基本的生活習慣を育成し、 生活リズムを向上させる取り組みを推進します。 ○ 子どもの生活リズムと学力・規範意識・家族コミュニケーション等への影響について、 推進校の実践活動とともに調査研究を行います。 取り組み (市内約 3 分の1の公立学校園を推進校として、事業を委託する) ① 地域ぐるみの実践活動(朝のラジオ体操、挨拶運動、声かけ運動、地区懇談会等) ② 学校教育活動における実践活動(朝の読書、健康・食育教育、教科等での指導、研修会 等) ③ 保護者・地域への啓発活動(通信等でパソコン・ゲームに関するルールづくり、早ね早 おき朝ごはんの習慣等に関する啓発) ④ 生活実態調査の実施