OECD「高齢社会における持続可能な都市政策」

横 浜 市 記 者 発 表 資 料
平 成
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年 ５ 月 １ 日
温暖化対策統括本部環境未来都市推進課
政
策
局
政
策
課
ＯＥＣＤ「高齢社会における持続可能な都市政策」プロジェクトの
報告書の出版記念国際会議で
横浜市の取組内容を世界に向けて発信しました。
横浜市は、急速な少子高齢化が進展する中、将来を見据え、経済を活性化し、市民生活の安全
と安心に向けて一つひとつの施策に地道に取り組み、着実に成果を積み上げてきました。これら
の取組が評価され、ＯＥＣＤ（経済協力開発機構）
（※１）の「高齢社会における持続可能な都市政
策」プロジェクト（※２）のケーススタディ都市（※３）として横浜市が参加しました。
この度、このプロジェクトの報告書の出版を記念して４月 30 日（木）昼（現地時間）に
パリで開催された国際会議（※４）に鈴木副市長が出席し、横浜市の取組を世界に発信しました。
鈴木副市長のプレゼンテーションの骨子
●少子高齢化が進み、様々な課題に直面している
横浜市は、持続可能な都市づくりに向けて
幅広い分野で先進的な政策に取り組んでいる。
●特に郊外住宅地では、高齢者の孤立、住宅や
都市インフラの老朽化、若年層の流出などが
課題となっている。
●このような状況を打開するため、行政と市民や
民間企業などの多様な主体が連携・協働しながら、
地域の課題を一体的に解決するために、持続可能
な住宅地モデルの構築に取り組んでいる。
国際会議（４月 30 日・パリ）の様子
●取組の一例として、横浜市、東急電鉄などの民間企業、地域住民、大学が連携して「次世代
郊外まちづくり」を進めており、超高齢化における地域の医療・介護問題、エネルギー・
情報インフラ・環境問題、住まいや住宅地再生への指針づくりなどに取り組んでいる。
●今後も、地域住民とまちの将来像を共有しながら、それぞれの地域の特性に応じて取組を
進め、郊外住宅地の再生を実現する成功モデルを作り上げ、その成果を国内外に向けて
発信していきたい。
【参考】横浜市がＯＥＣＤから高く評価された点（ＯＥＣＤの報告書より抜粋）
（１）民間企業等と連携したまちづくり
【取組例】持続可能な住宅地モデルプロジェクト
（東京急行電鉄株式会社、ＵＲ都市機構、相鉄ホールディングス株式会社等との連携）
（２）市民の健康づくり
【取組例】よこはまウォーキングポイント事業
（３）地域における福祉・保健の取組
【取組例】地域ケアプラザ整備･運営事業
（４）子育て施策
【取組例】保育所待機児童対策
（５）特区制度を活用した健康・医療産業におけるイノベーション
【取組例】京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区
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【※１】ＯＥＣＤ（経済協力開発機構）
34 か国の先進国が加盟する国際機関。国際マクロ経済動
向、貿易、開発援助といった分野に加え、最近では都市
づくり、持続可能な開発、ガバナンスといった新たな分
野についても加盟国の優良事例を分析・検討している。
＜URL＞
http://www.oecd.org/
【※２】ＯＥＣＤ「高齢社会における持続可能な都市政策」プロジェクト
ＯＥＣＤが「高齢社会において、都市が全世代にとって持続可能になるために何をすべき
か」をテーマとして９都市の取組のケーススタディを行い、世界の都市や国の発展に寄与
するよう、ＯＥＣＤ加盟国等に提案する。このプロジェクトは平成 25 年から平成 26 年ま
でに実施され、今回の国際会議はその成果報告の場として開催。
【※３】ＯＥＣＤからケーススタディ都市に選定された都市（９都市）
マンチェスター（イギリス）
リスボン（ポルトガル）
ブルノ（チェコ）
ヘルシンキ（フィンランド）
ケルン（ドイツ）
カルガリー（カナダ）
フィラデルフィア（アメリカ）
横浜市
富山市
【※４】国際会議の概要
○日時・場所
平成 27 年４月 30 日（木）11:00～13:00（現地時間）
・ＯＥＣＤ会議センター（パリ）
○概要
ＯＥＣＤの「高齢社会における持続可能な都市政策」プロジェクトの報告書の出版を記
念して開催。このプロジェクトの重要な成果を共有し、
「都市が高齢社会の課題に対し
てどのように対応していくか」を各都市・各国政府・民間セクター・学術機関・国際機
関等が議論。横浜市は、「高齢社会における協働を通した都市のレジリエンス」をテー
マとするセッションに招かれ、横浜市の高齢社会における郊外住宅地の再生の取組など
を紹介。
「環境未来都市」とは
環境問題や超高齢化への対応などの様々な社会的
課題に総合的に取り組んで活力ある都市をつくる、
国のプロジェクトのひとつ。横浜市は、平成 23 年
12 月、国から「環境未来都市」に選定された。
＜URL＞
http://www.city.yokohama.lg.jp/ondan/futurecity/
お問合せ先
温暖化対策統括本部環境未来都市推進課担当課長
政策局政策課担当課長
甲斐
榊原
泰夫
純
Tel 045-671-2336
Tel 045-671-4172