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世 界 各 地 で 車 と 人 と と も に 歩 む
トヨタ自動車 トヨタ自動車が本格的な成長戦略に動き だ し た 。 年度に入ってから 年３月に中長期の成長 指 針 ﹁ グ ２００８年のリーマン・ショックから２年 間 は 守 勢 に回っていたが、 ローバルビジョン﹂を発表。 ＭＳ と提携す は、インドネシアでの第２工場建設を決定 、 米 フ ォ ードモーターや米マイクロソフト るなど新成長への布石を相次いで打った。 新 興 国 と 次世代環境車を核に、トヨタは世界各地で の 攻 勢 に 向けた成長基盤の構築に大きくかじを切る。 年前半に第２工場を稼働し、 い、外部の技術を活用する柔 軟なスタンスに変わりつつあ る。 情報通信の分野ではさらに 顕著だ。４月にはＭＳとクラ ウド インターネット経由の 基盤提供 技術を用いた次世 代のＩＴシステムの共同開発 で合意。５月には米クラウド 大手のセールスフォース・ド ットコムと車向けソーシャル ネットワークサービス ＳＮ Ｓ ﹁トヨタフレンド﹂を共 同開発することを決めた。 次世代環境車と住宅を結ぶ スマートグリッド 次世代電 ヨタはグループ力を結集して 力網 時代の到来に備え、ト 年 Ｖベンチャーのテスラ・モー る。﹁ＩＴの魅力を加えれば 術をグループ外から取得す 幹部 と自社にない専門技 援してもらうのがベスト﹂ 年産 万台規模で小型車﹁カ ８月にはフォードと小型トラ ターズとの提携に続き、 車の世界に無限の広がりがで を踏み込める﹂。豊田章男社 開発にあたっている。しかし 次ぐ２番目の生産拠点で、ス ックやＳＵＶ用ＨＶシステム る﹂ 豊田社長 。提携によ ローラ﹂の生産を開始。中国 ﹁ランドクルーザープラド﹂ ポーツ多目的車 の共同開発で合意した。 って、次世代インフラの覇権 長は９月上旬にインドネシア る。 米国での燃費規制の強化を 獲得をも狙う。 ﹁餅は餅屋。本業に技術を支 地事業体の ロシアでも 愛知県田原市 から輸出し を生産する。現在は田原工場 背景に、市場の約半分を占め での車両年産能力は、現在よ で、トップシェアをもつ新興 ウラジオストク市で、三井物 ているランドクルーザープラ る大型車に強みのあるフォー り約１割増の 万台に拡大す 国での成長に向けて事業展開 産と現地大手車メーカーであ ドを現地生産に切り替え、販 周年記念式典 を加速すると宣言した。 るソラーズとの合弁会社への 売増につなげる。 ＳＵＶ トヨタが国内外で新工場の 生産委託を始める。サンクト 年春に極東の 建設を決めたのは実に３年ぶ ペテルブルク市の自社工場に して次世代環境技術で自前主 今までは、ＨＶの先駆者と る。 きな課題だ。 産をどう維持していくかも大 描く一方、超円高下で国内生 成長分野で抜かりない戦略を 新興国、次世代環境車、ス 義にこだわってきたトヨタ。 マートグリッドなど新分野で 略小型車﹁エティオス﹂ベー しかし開発領域の拡大に伴 ドとノウハウを共有し、迅速 スの新型車を生産、販売す に安価なシステムを開発す ブラジルでも る。インドでは 年末に稼働 年後半にサ ンパウロ州ソロカバ市で第２ 場建設によって、本格的な投 資を再開。成長市場である新 工場を建設し、新興国向け戦 年に現在の２倍の 万台に増 した第２工場の年産能力を 強し、販売が好調なエティオ 年、中国では 年に戦略小型 けないからだ。インドでは ば、厳しい価格競争を勝ち抜 車は現地調達率を上げなけれ る。ボリュームゾーンの小型 基幹部品の生産体制も整え 増強、競争力を維持する。 シアでも小型車の生産体制を ェアトップのタイやインドネ れが日本の現場力。世界に誇 正常化した。豊田社長は﹁こ 進み、 月には各社の生産も よって調達網の回復が急速に た。しかし懸命な復旧努力に 両生産の休止を余儀なくされ ーが部品調達の難航から、車 害を受けた。全自動車メーカ 動車産業の調達網は甚大な被 ３月の東日本大震災で、自 本のものづくりの強化に向け ﹁石にかじりついてでも日 上げる意気込みだ。 制を確立。競争力を飛躍的に 州、東北の強固な国内３極体 の改革を通じて、中部、九 革に着手した。トヨタは一連 社の再編と抜本的なコスト改 術の革新、グループの車両会 このため工場再編、生産技 姿勢を改めて鮮明にする。 スの供給体制を整備する。シ 車向けのエンジン工場を新 れる﹂と早期の復旧に感慨深 成長戦略のもう一つの柱で 常務役員 方針だ。 産化を検討する﹂ 吉貴寛良 ＨＶ の基幹部品の現地生 内生産３００万台を死守する れている。しかしトヨタは国 産はかつてない危機にさらさ 国、ドイツ勢の攻勢で国内生 下や自国の通貨安による韓 円高による輸出競争力の低 げだ。 是が非でも両立する覚悟だ。 それを支える国内生産維持を は世界各地での事業拡大と、 に多く残っている。豊田社長 モノづくりの中核はまだ日本 ローバル企業のトヨタだが、 た取り組みを実行する﹂。グ ハイブリッド車 年の米Ｅ 新興国では新工場建設が相次ぐ インドネシア工場 な局面を迎えた。 ある次世代環境車でも、新た 電池など 設。中国では﹁ モーターや 国 内 生 産 維 持 興国攻略ののろしを上げた。 新 興 国 強 化 まず、中国・長春市では を抑制してきた。今回の新工 の業績低迷もあり、新規投資 後は、リーマン・ショック後 りだ。 年 月に中国・長春 電気利用車の本命と位置付けるＰＨＶ 市での新工場建設を決定した ・ジャカルタ市内で開いた現 ﹁より成長路線にアクセル 海 外 工 場 拡 充 世 界 各 地 で 車 と 人 と と も に 歩 む ） （ 【広告特集】 月曜日 ２０１１年 平成２３年 １０月２４日