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平成17年度

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平成17年度
第1次静岡市下水道事業中期経営計画の達成状況について 平成18年8月
下水道事業の健全経営化に向けて、平成17年度から21年度における具体的な事業計画を定めた第1次
静岡市下水道事業中期経営計画の平成18年3月31日現在の達成状況について、次のとおり公表します。
1.事業概要
1 事業名
2 管理者
3 所在地
4 職員数
5 組織概要
下水道事業
静岡市公営企業管理者 森竹 武人
静岡市清水区旭町6-8
207人(日本下水道事業団、静岡県への派遣職員各1名を含む)
別紙行政機構図のとおり(水道部は職員が配置されている課のみ記載)
2.業務量
1
2
3
4
業務項目
排水設備設置戸数
年間総処理水量
一日平均処理水量
主要な建設改良事業
業務量
195,779戸
118,741,884m3
325,320m3
下水道整備事業 87億5,943万円
中島浄化センター及び清水南部浄化センターなど
の施設の拡充並びに下水道管渠布設等
汚水管 40,195.73m、雨水渠 978.75m
3.財務状況
(1)収益的収入及び支出の状況(損益計算書)
項 目
収 入(営業収益及び営業外収益)
下水道使用料
他会計補助金等
(うち基準内繰出金)
(うち基準外繰出金)
その他
支 出(営業費用及び営業外費用)
人件費
物件費
減価償却費
企業債利息
その他
経常損失
特別利益
当年度純利益
金額(円)
19,709,036,454
9,008,725,267
10,572,814,761
6,063,814,761
4,509,000,000
127,496,426
19,839,160,996
1,472,946,133
3,871,696,799
7,652,661,765
6,520,650,533
321,205,766
130,124,552
130,892,582
768,030
(2)貸借対照表
項 目
資 産
固定資産
流動資産
負 債
引当金
流動負債
資 本
自己資本金
借入資本金
資本剰余金
利益剰余金
修繕引当金
退職給与引当金
金額(円)
357,116,789,090
351,323,034,983
5,793,754,107
3,274,203,517
150,000,000
78,250,824
3,045,952,693
353,842,585,573
15,835,049,847
174,636,720,820
162,844,168,704
526,646,202
1
4.一般会計等の関与
内訳
1 出資金
金額(円)
備考
1,327,000,000 下水道建設改良に係る一般会計からの出資金
国庫(県)補助金
2 国庫補助金
3 工事負担金等
4 繰出金(一般会計からの繰出金)
3,322,479,726 下水道緊急整備事業助成補助金 17,266,726円
公共下水道事業費補助金 3,305,213,000円
329,534,650
一般会計より
他会計負担金
(東静岡北雨水幹線築造工事分) 5,565,000円
その他
工事負担金 11,175,950円
受益者負担金 312,793,700円
10,572,814,761
雨水処理負担金 5,451,413,396円
うち基準内繰出
6,063,814,761 他会計負担金 (水質規制費他) 612,401,365円
うち基準外繰出
4,509,000,000 一般会計から 4,509,000,000円
5.企業債等残高
区分
1 企業債
(うち政府資金)
6.職員定数・職員数の状況
1 職種別職員数
2 職員数の推移
平成15年度
平成16年度
平成17年度
7.職員給与の状況
1 人件費率
2 職員給与費
3 職員平均給料
4 職員手当
調整手当
期末勤勉手当
期末手当
勤勉手当
職務加算措置
退職手当
勤続20年
勤続25年
勤続35年
最高限度額
5 公営企業管理者給料
他会計補助金
金額(円)
174,636,720,820
(118,610,415,917)
別紙のとおり
243人
233人
207人
7.42%
1,472,976千円
426,613円(平均年齢49.8才)
支給率 6%
年間3.0ヶ月
年間1.45ヶ月
役職により5%~20%加算
勧奨・定年 自己都合 27.30 月分
21.00 月分
42.12 月分
33.75 月分
59.28 月分
47.50 月分
59.28 月分
59.28 月分
月額795,000円(条例額を2%減額)
2
8.公共料金等の状況
区分
金額(円)
9,008,725,267
1 下水道使用料
2 下水道使用料算定方法(18年3月31日現在)
備考
調定戸数188,020戸
葵区・駿河区:旧静岡市の使用料体系により算定
清水区:旧清水市の使用料体系により算定
なお、18年6月1日より旧両市の使用料体系を一元化し適用する。
詳細は別紙参照
3 下水道使用料の推移
(改定の状況)
(前回)旧静岡市:平成8年4月1日、平均改定率29.5%
旧清水市:平成8年6月1日、平均改定率31.2%
(今回)旧静岡市:平成12年4月1日、平均改定率20.0%
旧清水市:平成12年6月1日、平均改定率27.0%
(次回)旧両市の体系を一元化、平成18年6月1日改定、平均改定率3.3%
9.事業評価等の実施状況
中期経営計画に掲げた中期指標について、17年度末における評価は次のとおり
指標名
増減理由
18年度以降の方針
17予算数値 17末数値
1 経費回収率
使用料単価は予定値を下回った 算定数値となる使用料単価およ
が、分母となる汚水処理原価がさら び汚水処理原価の改善に努め
65.9% に予定値を下回ったため、予定値 る(各項目参照)。
を上回った。
65.5%
下水道使用料収入が大口使用者
の排出量減等により当初の見込み
147.69円/m3 146.53円/m3 より少なかったことが理由と思われ
る。
下水道使用料を改定し、18年6
月より適用済。大口事業者を含
め広報活動を行い、新使用料制
度に対する理解を深め、普及、
定着化を図る。
資本費のうち、企業債支払利息が
低利の借換債借入により減少した
3 汚水処理原価 225.56円/m3 222.08円/m3 こと等により減少したため、予定値
を3.48円下回った。
蒲原地区の合併に伴い行政人口
が増加したことが予定値を下回っ
下水道処理人
70.2% た主な理由。蒲原地区を除くと
72%
4 口普及率
71.5%
引き続き高利率債の借換を積極
的に勧めるなどして、単価の減
少に努めていく。
2 使用料単価
都市浸水対策
5 達成率
6 水洗化率
増減なし。予定通りの執行となっ
48.0% た。
48%
普及活動の結果、水洗便所設置戸
数は前年度191,017戸から195,688
戸に増加したが、処理区域の拡大
により処理区域内戸数も220,658戸
86.7%
から225,687戸に増加したため、目
標値を下回った。
87.7%
10.民間的経営手法の導入状況
区 分
民間委託の導入
引き続き下水道処理人口普及
率の向上に努めていく。
21年度末の目標値49.7%を目指
し、事業を推進する
水洗化率向上のため、改造資金
等の無利子融資あっ旋制度の
PRやイベントを利用した公共下
水道への認識の強化、未水洗世
帯や事業所への水洗化普及相
談員による普及活動などを引き
続き実施して、普及促進に努め
る。
実 績
城北浄化センター水処理運転管理業務委託
平成17年度より実施、17年度財政効果19,190千円
3
11.経営基盤強化への取組状況
区 分
実 績
中期経営計画の策定
平成17年度策定
事業期間:平成17~21年度の5年間
目標値:公共下水道普及率77%、都市浸水対策達成率49.7%、
経費回収率70.5%、正規職員△9.18%(19人減) 等
(いずれも21年度末の目標値)
下水道使用料改定
平成17年度策定、条例改正。
平成18年6月1日から実施、平均改定率3.3%。
旧静岡市・旧清水市で異なっていた使用料体系の一元化も併せて実施した。
詳細は別紙参照
12.経費節減等の取組による効果額
区分
内容
未収金徴収対策(コンビニエンス 平成18年1月検針分下水道使用料から実施。納期
内納付が増加し、滞納整理費用を縮減できた。
ストア収納)
過去高金利で借り入れた下水道事業債を低金利
債に借り換えた。17年度は29億300万円の借換許
公営企業借換債の活用
可を国から得て、全額借換を行った結果、支払利
息を減額することができた。
金額(千円)
77
91,567
建設コストの縮減
静岡市全体で取り組んでいる公共事業コスト縮減
の一環として、下水道の設置や維持に関する工事
のコスト縮減に取り組んだ。
53,877
補助金の見直し
静岡地区と清水地区で取扱いが異なっていた私
道排水設備費補助金を平成17年度より統一し、
事業費用を減少することができた。
14,500
高松浄化センター汚泥集約化
高松浄化センターで生じた汚泥は中島浄化セン
ターへ移送して処理していたが、平成17年度より、
管を設置して汚泥を圧力で中島浄化センターへ送
る方法に変更し、経費を節減した。
30,935
(用語解説)
●出資金:地方公営企業法第18条に基づき、地方公共団体の一般会計または他の特別会計から公営企業の特別会
計(この場合は下水道事業会計)に出資されたもので、公営企業の自己資本金となります。
●補助金:一般会計等から公営企業の特別会計へ各種行政上の目的をもって交付される金銭的給付をいいます。
●負担金:一定の事業等について公営企業を含む特別の利益関係を有する者が、その受益に応じて負担する金銭的
給付、または財政政策上その経費の負担割合が定められている際に負担する金銭的給付をいいます。
●繰出金:地方公営企業法第17条の2、第17条の3に基づき一般会計または他の特別会計から公営企業の特別会
計へ繰出した金銭的給付をいいます。なお、「基準内繰出」とは総務省が発出する「地方公営企業繰出金について」に
基づく繰出金です。
●経費回収率:使用料単価の汚水処理原価に対する比率で、数値が高ければ高いほど、かかる経費を使用料で回収
できていることとなり、100%で独立採算となります。政令指定都市の平成16年度末平均値は98.81%です。
●使用料単価:年間の下水道使用料収入を有収水量(下水道に流入する水量のうち使用料として算定される水量)で
割って算出します。数値が高いほど経費回収に繋がりますが、使用者の皆様のご負担も増加するため、適正な負担割
合を検討しなければなりません。政令指定都市の平成16年度末平均値は131.72円です。
●汚水処理原価:汚水分の維持管理費(下水処理施設や下水管の維持管理に必要な経費や人件費)と資本費(企業
債利息や減価償却費などに要する費用)の合計額を有収水量で割って算出します。数値が小さいほど効率的な運営
がなされていると考えられます。政令指定都市の平成16年度末平均値は133.30円です。
●下水道処理人口普及率:下水道処理区域内の人口を行政区域の人口で割って算出します。100%に近いほど下水道
整備が進んでいることを示します。政令指定都市の平成16年度末平均値は98.3%です。
●都市浸水対策達成率:5年に1度の確率で発生が見込まれる大雨に対する整備完了した面積の整備計画対象面積
に対する比率です。100%に近いほど整備が進んでいます。政令指定都市の平成16年度末平均値は73.2%です。
●水洗化率:水洗便所設置戸数を処理区域内の全体戸数で割って算出します。この数値が高いほど、整備管きょが有
効に活用されていることになります。政令指定都市の平成16年度末平均値は99.04%です。
4
平成17年度
(平成18年3月31日)
下 水 道 部 行 政 機 構 図
総務担当
下水道総務課
16人
経理担当
(内県派遣1人)
(内 非常勤1人)
汚水計画担当
下水道計画課
11人
雨水計画担当
設計調整担当
工事第1担当
下水道建設課
44人
工事第2担当
(内 事業団派遣1人)
工事第3担当
工事第4担当
工事第5担当
管理担当
下水道部
197人
部長 1人
理事 1人
下水道維持課
42人
水洗普及担当
(内 非常勤10人)
改良担当
保全担当
支弁職員
230人
(内訳)
正規職員 207人
嘱 託 23人
管理担当
整備担当
下水道施設課
82人
(内 非常勤5人)
企業局
公営企業管理者
静岡庁舎
19人
高松浄化センター
城北浄化センター
中島浄化センター
長田浄化センター
清水浄化センター
水質管理室
静岡上下水道サービス課
47人
(内 駿河上下水道サービス担当3人)
水道部
33人
(内 下水道支弁職員19人、この内非常勤6人)
清水庁舎
14人
営業課
15人
(内 下水道支弁職員4人)
清水上下水道サービス課
23人
(内 下水道支弁職員10人、この内非常勤1人)
5
職種別職員数
平成18年3月末現在人員は230人で内訳は次のとおりである。
下水道部長(技術吏員) 1人
下水道部理事(技術吏員) 1人
下水道部参与(事務吏員) 1人
(単位 人)
吏 員
区 分
職
事
事
名
課
業
課参
別
別
別
副
参
事
長事
営業課
下
水
静岡上下水道
サービス課
清水上下水道
サービス課
下水道総務課
1
下水道建設課
下水道維持課
事
統主
括幹
主・
幹室
長
副
主
幹
1
2
2
吏
員
主
査
2
技
主主 主 主 課参
任事 事 任
主 補 事
事 務 長事
員
1
1
1
副
参
事
統主
括幹
主・
幹室
長
1
主
査
託
用
計
計
13
6
19
9
(1)
15
1
1
10
(1)
16
11
11
44
32
10
44
42
77
5
82
(1)
205
23
1
2
2
1
1
3
1
2
4
1
3
1
2
1
9
4
11
12
1
1
1
4
3
2
5
2
3
5
6
1
15
20
13
8
(0)
15
1
37
28
33
28
2
任
2
2
小
4
5
1
主副 技
任主
技任
手技 手
手
合
2
下水道施設課
主
任
技
能
士
再
4
1
嘱
員
1
3
吏
主技 技 主水 主ポ 主運
任師 師 任道 任ン 任転
技 補
指
プ 自手
師 導
技 動
員 師 車
2
副
主
幹
術
1
(1)
3
下水道計画課
道
務
1
5
7
4
業 小 計
(1)
5
7
8
12
12
1
1
1
7
(注)1( )内数字は再掲 理事(課長事務取扱)あるいは参与をいう。
2 平成18年3月末現在人員230人には、他団体への派遣職員2人(日本下水道事業団1人、静岡県1人)を含む。
6
9
0
(1)
228
下水道使用料算出方法
1 平成18年4月1日現在 【旧静岡市地区】(葵区・駿河区)
水道水の使用水量に基づき算出します。使用水量は2か月毎に検針し、2か月分を計算して請求します。
基本使用料
従量使用料
0~10m3含む
11~20m3
21~50m3
51~200m3
201~500m3
501~1,000m3
1,001~2,000m3
2,001m3以上
1,995.00円
1㎥につき 55.65円
〃 130.20円
〃 152.25円
〃 177.45円
〃 208.95円
〃 240.45円
〃 246.75円
(例)検針水量が40m3の場合:1月の使用水量は40÷2=20m3
1か月の使用料:(基本使用料)1,995+(従量使用料)55.65×10=2,551円(1円未満切捨)
請求額:2,551+2,551=5,102=5,100円(10円未満切捨)
※水道水以外(井戸水等)の場合
計測器有:計測器の使用水量に基づき算出します。
計測器無:認定水量(一律20m3/月)で算出します。
水道・井戸水を併用する場合は、それぞれの水量で使用料を算出し、合算して請求します。
【旧清水市地区】(清水区)
水道水の使用水量に基づき算出します。使用水量は2か月毎に検針し、2か月分を計算して請求します。
基本使用料
従量使用料
0~10m3含む
11~20m3
21~50m3
51~100m3
101~200m3
201~500m3
501~1,000m3
1,001m3以上
945.00円
1m3につき 120.75円
〃 126.00円
〃 136.50円
〃 157.50円
〃 168.00円
〃 178.50円
〃 189.00円
(例)検針水量が40m3の場合:1月の使用水量は40÷2=20m3
1か月の使用料:(基本使用料)945+(従量使用料)120.75×10=2,152円(1円未満切捨)
請求額:2,152+2,152=4,304=4,300円(10円未満切捨)
※水道水以外(井戸水等)の場合
計測器有:計測器の使用水量に基づき算出します。
計測器無:認定水量(世帯人数に応じ設定)で算出します。
1人:7m3/月、2人:14m3/月、3人:21m3/月、4人以上:28m3/月
水道・井戸水を併用する場合は、それぞれの水量を合算した水量で使用料を算出します。
(ただし井戸水の認定水量は半分とします)
7
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