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弁護士法人 淀屋橋・山上合同

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弁護士法人 淀屋橋・山上合同
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12歳の子どもの親権者を父親に定めて離婚しましたが、当事者間の合意で母親に親権者を変更でき
ますか。離婚の際に親権者とされた父親が死亡した場合、母親が当然に親権者になるのでしょうか
。
離婚の際には、父母の協議で親権者を決めることができますが、いったん親権者が決まるとそれを変更するには家庭裁
判所の手続によらないと変更できません(民法819条1項、6項)。
家庭裁判所への申立ては、調停申立て、審判申立てのいずれでもかまいません。
申立ては子の親族であれば誰でもできます。
親権者変更の基準は、「子の利益のため必要があると認めるとき」と規定されており、子どもの養育にとってどちらが
適しているかの基準によって判断され、子が満15歳以上の場合は子の意見をきかなければなりません(家事審判規則72
条、54条)。
また、離婚のときに親権者となった方の親が死亡したら、生存している方の親が当然親権者になるかというと必ずしも
そうではなく、この場合にも家庭裁判所に対する親権者の変更の申立てをすることにより家庭裁判所が決めることにな
ります。
☆この印刷物は以下のURLから出力されました。
http://www.yglpc.com/contents/qa/topics/sin/sin_a017/index.html
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